JPH07334379A - デッドロック検出法 - Google Patents
デッドロック検出法Info
- Publication number
- JPH07334379A JPH07334379A JP6131588A JP13158894A JPH07334379A JP H07334379 A JPH07334379 A JP H07334379A JP 6131588 A JP6131588 A JP 6131588A JP 13158894 A JP13158894 A JP 13158894A JP H07334379 A JPH07334379 A JP H07334379A
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- JP
- Japan
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- deadlock
- resource
- processes
- information table
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】デッドロック検出処理に資源ａを占有している
複数プロセスを記録するデッドロック検索テーブル１０
０を設け、デッドロック検索テーブル１００に記録され
ているプロセスについて一つずつデッドロック判定を行
う処理を設ける。 【効果】複数プロセスが資源ａを同時にリード処理でき
るようになり、排他制御のおよび８０％を占めるリード
処理の排他制御を高速化に寄与した。
複数プロセスを記録するデッドロック検索テーブル１０
０を設け、デッドロック検索テーブル１００に記録され
ているプロセスについて一つずつデッドロック判定を行
う処理を設ける。 【効果】複数プロセスが資源ａを同時にリード処理でき
るようになり、排他制御のおよび８０％を占めるリード
処理の排他制御を高速化に寄与した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチプロセス環境を
提供する計算機上での資源（共用メモリ上の分割領域
等）の排他制御におけるデッドロック検出法に関する。
提供する計算機上での資源（共用メモリ上の分割領域
等）の排他制御におけるデッドロック検出法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、排他制御が、資源の占有を一プロ
セスにしか許していなかったため、デッドロック検出法
においても、資源を占有している一プロセスについてデ
ッドロック判定を行っていた。
セスにしか許していなかったため、デッドロック検出法
においても、資源を占有している一プロセスについてデ
ッドロック判定を行っていた。
【０００３】（特願平3−28934号明細書）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】システム全体のスルー
プットを向上させるためにはデータの整合性に問題が生
じないリード処理において複数プロセスからの同一資源
アクセスをサポートする必要があるが、従来のデッドロ
ック検出法では、資源を占有する複数のプロセスについ
てデッドロック判定を行う機構を持たないため、複数プ
ロセスからの同一資源アクセスをサポートしたデッドロ
ック検出方法の提供が必要であった。
プットを向上させるためにはデータの整合性に問題が生
じないリード処理において複数プロセスからの同一資源
アクセスをサポートする必要があるが、従来のデッドロ
ック検出法では、資源を占有する複数のプロセスについ
てデッドロック判定を行う機構を持たないため、複数プ
ロセスからの同一資源アクセスをサポートしたデッドロ
ック検出方法の提供が必要であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】資源を占有している全プ
ロセスを記録するテーブルを設け、このテーブルに記録
されている全プロセスについてデッドロック判定を行
う。
ロセスを記録するテーブルを設け、このテーブルに記録
されている全プロセスについてデッドロック判定を行
う。
【０００６】
【作用】上記デッドロック検索テーブルに記録された全
プロセスについてデッドロック判定を行うことにより、
漏れのないデッドロック検出処理を実現し、また、一度
占有待ちしていると判定されたプロセスは、２回目以降
の占有待ち判定後、デッドロック検索テーブルにプロセ
スを書き込む処理を行わないことにより、処理時間を実
用化できる長さにおさえた。
プロセスについてデッドロック判定を行うことにより、
漏れのないデッドロック検出処理を実現し、また、一度
占有待ちしていると判定されたプロセスは、２回目以降
の占有待ち判定後、デッドロック検索テーブルにプロセ
スを書き込む処理を行わないことにより、処理時間を実
用化できる長さにおさえた。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【０００８】図１は、デッドロック検索テーブル１００
の説明図、図２は、本発明の一実施例を示すフローチャ
ート２００、図３は、占有情報テーブル３００と資源情
報テーブル３１０の説明図、図４は、プロセス管理テー
ブル４００の説明図、図５は、本発明が検出するデッド
ロック状態の模式図、図６は、占有情報テーブル300,資
源管理テーブル３１０，プロセス管理テーブル４００の
テーブル相関図、図７は、図２の実施例フローチャート
２００におけるデッドロック検索テーブル100のテーブ
ル操作を示す模式図である。
の説明図、図２は、本発明の一実施例を示すフローチャ
ート２００、図３は、占有情報テーブル３００と資源情
報テーブル３１０の説明図、図４は、プロセス管理テー
ブル４００の説明図、図５は、本発明が検出するデッド
ロック状態の模式図、図６は、占有情報テーブル300,資
源管理テーブル３１０，プロセス管理テーブル４００の
テーブル相関図、図７は、図２の実施例フローチャート
２００におけるデッドロック検索テーブル100のテーブ
ル操作を示す模式図である。
【０００９】図２のフローチャートに従って、以下説明
を行う。
を行う。
【００１０】プロセスＡが、資源ａを占有しようとし、
既に資源ａが占有されていたとき、資源ａを占有してい
るプロセスＢ，Ｃ，Ｄの占有情報テーブル３００のアド
レスを資源ａの資源情報テーブルから読み出し、デッド
ロック検索テーブル１００にデータ部１０４の先頭から
書き込む（２０１，７０２）。このとき、ネクストポイ
ンタ（next pointer）１０２は、データ部の書き込まれ
た部分の直後のアドレスを指している。
既に資源ａが占有されていたとき、資源ａを占有してい
るプロセスＢ，Ｃ，Ｄの占有情報テーブル３００のアド
レスを資源ａの資源情報テーブルから読み出し、デッド
ロック検索テーブル１００にデータ部１０４の先頭から
書き込む（２０１，７０２）。このとき、ネクストポイ
ンタ（next pointer）１０２は、データ部の書き込まれ
た部分の直後のアドレスを指している。
【００１１】上記処理２０１，７０２の後、デッドロッ
ク検索テーブル１００のカレントポインタ１０１(curre
nt pointer）が指している箇所の内容を１ケース取り出
し（２０２），取り出した占有情報テーブル３００のア
ドレスがプロセスＡの占有情報テーブル３００のアドレ
スと等しいか判定し（２０３）、等しいときは、デッド
ロック検出として本発明の処理を終了する。
ク検索テーブル１００のカレントポインタ１０１(curre
nt pointer）が指している箇所の内容を１ケース取り出
し（２０２），取り出した占有情報テーブル３００のア
ドレスがプロセスＡの占有情報テーブル３００のアドレ
スと等しいか判定し（２０３）、等しいときは、デッド
ロック検出として本発明の処理を終了する。
【００１２】カレント ポインタ１０１が指している箇
所から取り出した占有情報テーブル３００のアドレスが
プロセスＡの占有情報テーブル３００のアドレスと等し
くなかったとき、カレント ポインタ１０１が指してい
る箇所から取り出した占有情報テーブル３００の内容を
調べる（２０４，２０５）。調べた結果、待ち資源情報
テーブル３０１に資源情報テーブル３１０のアドレスが
入っており、かつ、また、マーク３０２が０のときは、
資源情報テーブル３１０の所有者の占有情報テーブル３
１１をデッドロック検索テーブル１００にネクスト ポ
インタ１０２が指しているところから書き込み、ネクス
ト ポインタ１０２にデータ部の書き込まれた部分の直
後のアドレスを記録し（２０６，７０３）、マークをカ
レントポインタ１０１が指している箇所から取り出した
占有情報テーブル３００のマーク３０２に書き込み（２
０７）、次の処理（２０８）を行う。待ち資源情報テー
ブル３０１に資源情報テーブル３１０のアドレスが入っ
ていないか、または、マーク３０２が０でないときは、
デッドロック検索テーブル１００と占有情報テーブル３
００のマーク３０２への書き込み処理を行わず、次の処
理（２０８）を行う。
所から取り出した占有情報テーブル３００のアドレスが
プロセスＡの占有情報テーブル３００のアドレスと等し
くなかったとき、カレント ポインタ１０１が指してい
る箇所から取り出した占有情報テーブル３００の内容を
調べる（２０４，２０５）。調べた結果、待ち資源情報
テーブル３０１に資源情報テーブル３１０のアドレスが
入っており、かつ、また、マーク３０２が０のときは、
資源情報テーブル３１０の所有者の占有情報テーブル３
１１をデッドロック検索テーブル１００にネクスト ポ
インタ１０２が指しているところから書き込み、ネクス
ト ポインタ１０２にデータ部の書き込まれた部分の直
後のアドレスを記録し（２０６，７０３）、マークをカ
レントポインタ１０１が指している箇所から取り出した
占有情報テーブル３００のマーク３０２に書き込み（２
０７）、次の処理（２０８）を行う。待ち資源情報テー
ブル３０１に資源情報テーブル３１０のアドレスが入っ
ていないか、または、マーク３０２が０でないときは、
デッドロック検索テーブル１００と占有情報テーブル３
００のマーク３０２への書き込み処理を行わず、次の処
理（２０８）を行う。
【００１３】カレント ポインタ１０１を１ケース分更
新した（２０８）後、デッドロック検索テーブル１００
に占有情報テーブル３００のアドレスが記録されている
全プロセスについて上記のデッドロック検出処理（２０
３）を行ったかカレント ポインタ１０１とネクスト
ポインタ１０２を比較して調べ（２０９）、カレントポ
インタ１０１とネクスト ポインタ１０２が等しくない
場合、カレント ポインタ１０１が指している箇所の内
容を１ケース取り出す処理（２０２）に戻り、再びデッ
ドロック処理を行う。カレント ポインタ１０１とネク
スト ポインタ１０２が等しい場合、デッドロック検出
せずとして本発明の処理を終了し、占有待ちの処理に移
る。
新した（２０８）後、デッドロック検索テーブル１００
に占有情報テーブル３００のアドレスが記録されている
全プロセスについて上記のデッドロック検出処理（２０
３）を行ったかカレント ポインタ１０１とネクスト
ポインタ１０２を比較して調べ（２０９）、カレントポ
インタ１０１とネクスト ポインタ１０２が等しくない
場合、カレント ポインタ１０１が指している箇所の内
容を１ケース取り出す処理（２０２）に戻り、再びデッ
ドロック処理を行う。カレント ポインタ１０１とネク
スト ポインタ１０２が等しい場合、デッドロック検出
せずとして本発明の処理を終了し、占有待ちの処理に移
る。
【００１４】上記の説明からわかるように、資源ａを占
有している全プロセスの占有情報テーブル３００のアド
レスをデッドロック検索テーブル１００に記録し、占有
情報テーブル３００のアドレスが記録されている全プロ
セスについてデッドロック検出処理（２０３）を行うこ
とにより、複数のプロセスが資源ａを占有する排他制御
でもデッドロックの発生を検出することができる。
有している全プロセスの占有情報テーブル３００のアド
レスをデッドロック検索テーブル１００に記録し、占有
情報テーブル３００のアドレスが記録されている全プロ
セスについてデッドロック検出処理（２０３）を行うこ
とにより、複数のプロセスが資源ａを占有する排他制御
でもデッドロックの発生を検出することができる。
【００１５】本発明の適用例には、ユーザプログラムが
共用メモリやファイルにリードアクセスするときに使用
する排他制御システムコールや、分散システムにおける
データベースへのリードアクセス処理で使用される排他
制御が挙げられる。
共用メモリやファイルにリードアクセスするときに使用
する排他制御システムコールや、分散システムにおける
データベースへのリードアクセス処理で使用される排他
制御が挙げられる。
【００１６】
【発明の効果】本発明がデッドロックを検出する排他制
御は、データの整合性に問題が生じないリード処理で複
数プロセスからの同一資源アクセスをサポートする排他
制御である。実機上で、リード処理は、ライト処理の数
倍の頻度で行われており、メモリ等にアクセスする際の
排他制御は、リード処理に伴う排他制御が。全体の約８
０％を占めている。複数のプロセスが、資源ａを同時に
リードアクセスすることを可能にすることにより、シス
テム全体のスループットは、著しく向上する。本発明
は、マルチプログラミング環境において排他制御を実用
化するのに不可欠なものであり、システム全体のスルー
プットの向上に寄与している。また、システムデッドロ
ックを事前に検出し、システム停止を回避するものであ
る。
御は、データの整合性に問題が生じないリード処理で複
数プロセスからの同一資源アクセスをサポートする排他
制御である。実機上で、リード処理は、ライト処理の数
倍の頻度で行われており、メモリ等にアクセスする際の
排他制御は、リード処理に伴う排他制御が。全体の約８
０％を占めている。複数のプロセスが、資源ａを同時に
リードアクセスすることを可能にすることにより、シス
テム全体のスループットは、著しく向上する。本発明
は、マルチプログラミング環境において排他制御を実用
化するのに不可欠なものであり、システム全体のスルー
プットの向上に寄与している。また、システムデッドロ
ックを事前に検出し、システム停止を回避するものであ
る。
【図１】デッドロック検索テーブルの説明図。
【図２】本発明の一実施例を示すフローチャート。
【図３】資源情報テーブル及び占有情報テーブルの説明
図。
図。
【図４】プロセス管理テーブルの説明図。
【図５】図２の実施例フローチャートにおけるデッドロ
ック検索テーブルのテーブル操作を示す説明図。
ック検索テーブルのテーブル操作を示す説明図。
【図６】占有情報テーブル，資源情報テーブル，プロセ
ス管理テーブルの説明図。
ス管理テーブルの説明図。
【図７】本発明が検出するデッドロックが発生した状態
を示す説明図。
を示す説明図。
１００…デッドロック検索テーブル、１０１…カレント
ポインタ、１０２…ネクスト ポインタ、１０３…ラ
スト ポインタ、１０４…データ部。
ポインタ、１０２…ネクスト ポインタ、１０３…ラ
スト ポインタ、１０４…データ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 肇 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 関根 康雄 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 坪谷 敏行 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 小川 茂 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (4)
- 【請求項１】複数のプロセスが一つの資源を占有するこ
とができる排他制御のデッドロック検出法において、プ
ロセス毎に、プロセスが占有待ちしている前記資源を示
すための占有情報テーブルを持たせ、資源毎に、資源を
占有しているプロセスを示すための資源情報テーブルを
持たせ、デッドロック検索テーブルを持たせて、第一の
プロセスが、第一資源に対して占有待ちになるとき、前
記第一資源の資源情報テーブルから前記第一資源を占有
しているプロセスを示す値を読み出し、前記デッドロッ
ク検索テーブルに書き込む手段を設けることにより、前
記デッドロック検索テーブルに記録されているプロセス
が、前記第一プロセスと同じプロセスかどうかを判定
し、同じプロセスである場合、デッドロックとして検出
することを特徴とするデッドロック検出法。 - 【請求項２】請求項１において、前記デッドロック検索
テーブルに記録されているプロセスが、前記第一プロセ
スではなかった場合、前記第一プロセスが、資源の占有
待ちしているか否かを前記占有情報テーブルで調べ、プ
ロセスが占有待ちしているときは、前記占有情報テーブ
ルから占有待ちしている資源を求め、この資源の前記資
源情報テーブルからこの資源を占有しているプロセスを
求め、この資源を占有しているプロセスを前記デッドロ
ック検索テーブルに書き込み、プロセスが占有待ちにな
っていないときは、前記デッドロック検索テーブルへの
書き込みを行わないデッドロック検出法。 - 【請求項３】請求項２において、前記デッドロック検索
テーブルに記録されている全プロセスについて判定が行
われたか否かを判定し、全プロセスについて判定が行わ
れた場合、デッドロック検出せずとしてデッドロック検
出処理を終了し、全プロセスについて行われていない場
合、請求項１の判定処理に戻り、未だ請求項１の判定処
理が行われていないプロセスについて前記デッドロック
検出処理を行うデッドロック検出法。 - 【請求項４】請求項２において、前記デッドロック検索
テーブルにプロセスを書き込む処理の後、請求項１の判
定処理がなされたプロセスにマークをつけ、マークがつ
いているプロセスは、次回以降の占有待ち判定で占有待
ちしていると判定されても請求項２の処理でデッドロッ
ク検索テーブルへの書き込みを行わないデッドロック検
出法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6131588A JPH07334379A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | デッドロック検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6131588A JPH07334379A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | デッドロック検出法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07334379A true JPH07334379A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15061571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6131588A Pending JPH07334379A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | デッドロック検出法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07334379A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111858075A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-30 | 广东浪潮大数据研究有限公司 | 一种死锁检测的方法、系统、设备及可读存储介质 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP6131588A patent/JPH07334379A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111858075A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-30 | 广东浪潮大数据研究有限公司 | 一种死锁检测的方法、系统、设备及可读存储介质 |
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