JPH0733381U - 左右非対称スキー - Google Patents

左右非対称スキー

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Publication number
JPH0733381U
JPH0733381U JP6354893U JP6354893U JPH0733381U JP H0733381 U JPH0733381 U JP H0733381U JP 6354893 U JP6354893 U JP 6354893U JP 6354893 U JP6354893 U JP 6354893U JP H0733381 U JPH0733381 U JP H0733381U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ski
edge
snow
tail
snow contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP6354893U
Other languages
English (en)
Inventor
幹 玉井
喜芳 倉田
Original Assignee
株式会社カザマスキー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カザマスキー filed Critical 株式会社カザマスキー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ターン性能に秀れたスキーを提供
することを目的とする。 【構成】 左側のスキーaのトップ部及びテール部の各
接雪線1a・2aをスキー長手方向の中心線Lに対して
適宜角度をもたせることでアウトエッジ3aをインエッ
ジ4aより短くなるように設定し、同様に、右側スキー
bのトップ部及びテール部の各接雪線1b・2bを、ス
キー長手方向の中心線Lに対して適宜角度をもたせるこ
とでアウトエッジ3bをインエッジ4bより短くなるよ
うに設定したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、操作性が秀れた左右非対称スキーに関するものである。
【0002】
【従来の技術考案が解決しようとする課題】
従来の左右一対のアルペンスキーは、夫々スキー長手方向の中心線Lに対して 左右対称の形状をしており、従って、一本のスキーにおける左右のエッジの接雪 長,トップ部及びテール部の接雪面積は等しい(図1,2,3,4中において点 線が従来のスキーの接雪線S及びサイドカーブである。)。
【0003】 ところで、一般的にターン時には、ターン時外側のスキー特にインエッジに荷 重するが、内側のスキーには荷重しないということは周知である。また、ターン 時において、内側のスキーのアウトエッジは雪面に引っ掛かりやすく、ターンの 妨げとなることも周知である(例えば、本出願人の公昭62−23507号参照 。)。
【0004】 本考案は、上記雪面への引っ掛かりを少なくし、スキー操作性、特にターン性 能を向上させた左右非対称スキーを提供することを技術的課題とするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0006】 左側のスキーaのトップ部及びテール部の各接雪線1a・2aをスキー長手方 向の中心線Lに対して適宜角度をもたせることでアウトエッジ3aをインエッジ 4aより短くなるように設定し、同様に、右側スキーbのトップ部及びテール部 の各接雪線1b・2bを、スキー長手方向の中心線Lに対して適宜角度をもたせ ることでアウトエッジ3bをインエッジ4bより短くなるように設定したことを 特徴とする左右非対称スキーに係るものである。
【0007】 左側のスキーcのトップ部若しくはテール部のサイドカーブをほぼ直線状に設 定することで該トップ部若しくはテール部におけるアウトエッジ3c側の接雪面 積をインエッジ4c側の該面積より小さく設定し、同様に、右側のスキーdのト ップ部若しくはテール部のサイドカーブをほぼ直線状に設定することで該トップ 部若しくはテール部におけるアウトエッジ3d側の接雪面積をインエッジ4d側 の該面積より小さく設定したことを特徴とする左右非対称スキーに係るものであ る。
【0008】 左側のスキーeのトップ部及びテール部の各接雪線1e・2eをスキー長手方 向の中心線Lに対して適宜角度をもたせることでアウトエッジ3eをインエッジ 4eより短くなるように設定し、同様に、右側スキーfのトップ部及びテール部 の各接雪線1f・2fを、スキー長手方向の中心線Lに対して適宜角度をもたせ ることでアウトエッジ3fをインエッジ4fより短くなるように設定し、且つ、 左側のスキーeのトップ部若しくはテール部のサイドカーブをほぼ直線状に設定 することで該トップ部若しくはテール部におけるアウトエッジ3e側の接雪面積 をインエッジ4e側の該面積より小さく設定し、同様に、右側のスキーfのトッ プ部若しくはテール部のサイドカーブをほぼ直線状に設定することで該トップ部 若しくはテール部におけるアウトエッジ3f側の接雪面積をインエッジ4f側の 該面積より小さく設定したことを特徴とする左右非対称スキーに係るものである 。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案の作用について説明する。
【0010】 例えば、内側のスキーが左側のスキーaの場合、ターン時において、内側のス キーのアウトエッジ3aの長さを短くした為、該エッジのホールド力が弱くなり 、それだけターン時の引っ掛かりが少なくなる。
【0011】 請求項2記載の考案の作用について説明する。
【0012】 例えば、内側のスキーが左側のスキーcの場合、ターン時において、内側のス キーのアウトエッジ3c側の接雪面積を小さく設定した為、該アウトエッジ3c 側のホールド力が弱くなり、それだけターン時の引っ掛かりが少なくなる。
【0013】 請求項3記載の考案の作用は前記請求項1記載の考案の作用と請求項2記載の 考案の作用の組み合わせである。
【0014】
【実施例】
図1,2,3,4は、本考案をアルペンスキーに実施した実施例を図示したも ので、図1は請求項1記載の考案の第一実施例、図2は請求項1記載の考案の第 二実施例、図3は請求項2記載の考案の第一実施例、図4は請求項3記載の考案 の第一実施例である。尚、図1,2,3,4中の点線は従来のスキーの場合の接 雪線S及びサイドカーブを図示している。
【0015】 図1は、左側のスキーaは、接雪線1aをインエッジ4aの所定位置から図1 において下方へ約30度傾斜させ且つ接雪線2aもインエッジ4aの所定位置か ら図1において上方へ約30度傾斜させてアウトエッジ3aの長さをインエッジ 4aの長さより短く設定した場合である。右側のスキーbも同様に構成している 。
【0016】 この接雪線1a・2a,1b・2bの傾斜角はスキーヤーの技量,嗜好,競技 種目により適宜設定する。
【0017】 図1のスキーa,bは上記構成であるから、ターン時において引っ掛かりを生 じさせる内側のスキーのアウトエッジ3a,3bが短い為、それだけターンが良 好に行えることになる。そして、両エッジの接雪長の差により、必然的に両エッ ジ間の雪面に与える力の差が生じ、アウトエッジとインエッジの切り替えに自然 な速度差が生じ、雪面からの切り替えしが簡単に行え、アウトエッジとインエッ ジの力のコントロールを軽減でき、スキーの操作性が向上する。
【0018】 図2は接雪線1a・2a及び接雪線1b・2bを図1のスキーa,bと異なり 中心線Lを中心にして約30度傾斜角させた場合である。
【0019】 図2のスキーa,bは上記構成であるから、ターン時において内側のスキーの アウトエッジ3a,3bが短い為、図1のスキーa,b同様の特長を発揮するこ とは勿論、ターン時における外側のスキーのインエッジ4a,4bが従来のスキ ーに比し長い為、それだけ雪面を捉える力が大きくなり、安定的且つ良好なター ンが達成されることになる。
【0020】 尚、接雪線1a・2a,1b・2bの傾斜角は前記同様適宜設定することは勿 論、接雪線Sと接雪線1a・2a,1b・2bとの角度θ,θ'(図2の左側の スキーaにのみ図示)を異ならせても良い。
【0021】 また、図3は左側のスキーcのトップ部及びテール部のアウトエッジ3c,3 d側のサイドカーブをほぼ直線状に設定することでアウトエッジ3c,3d側の 接雪面積を小さく設定し、右側のスキーdも同様に構成した場合である。
【0022】 このアウトエッジ3c,3d側の接雪面積をどの程度小さくするかはスキーヤ ーの技量,嗜好,競技種目により適宜設定する。
【0023】 図3のスキーc,dは上記構成であるから、ターン時において内側のスキーの アウトエッジ3c,3d側の接雪面積が小さくなる為、それだけ雪面の引っ掛か りが少なくなり、よって、良好なターンをなし得るスキーとなる。
【0024】 図4は図2とのスキーa,b図3のスキーc,dとを組み合わせたスキーe, fである為、詳細は省略する。
【0025】 この図1,2,3,4に係るアルペンスキーを実際にテストしてみたところ、 次のような結果を得た。
【0026】 ・図1のスキーa,b 約9割のテスターが次の見解を示した。
【0027】 ターン時の内側のスキーのアウトエッジ3a,3bの雪への引っ掛かりが 少なく、ターン操作が容易に行え、ターンの失敗が少なかった。
【0028】 特にスキーの操作が雑になりがちな疲労時においての操作優位性は顕著で ある。
【0029】 ・図2のスキーa,b 約9割のテスターが図1のスキーa,bと同様の見解を示した他、更にター ン時の安定性の向上を示唆した。
【0030】 ・図3のスキーc,d 約9割のテスターが次の見解を示した。
【0031】 ターン時の内側のスキーのアウトエッジ3c・3d側の雪への引っ掛かりが 少なく、ターン操作が容易に行え、ターンの失敗が少なかった。
【0032】 ・図4のスキーe,f 約9割のテスターがターン操作が容易に行え、ターンの失敗が少なかった旨 を示唆した。
【0033】 以上、本実施例は、良好な操作は、スキーヤー自身その技量に応じて行われな ければならない、また、良好な操作の為にはスキーにチューナップを施さなけれ ばならない、というこれまでの考えを一新し、スキーの設計段階において良好な 操作性をスキーに付与させようとするものである。
【0034】
【考案の効果】
本考案は、上述のように構成したから、極めて操作性に秀れた、特にターン性 能に秀れたスキーを提供し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明正面図である。
【図2】別例の説明正面図である。
【図3】別例の説明正面図である。
【図4】別例の説明正面図である。
【符号の説明】
a スキー 1a 接雪線 2a 接雪線 3a アウトエッジ 4a インエッジ b スキー 1b 接雪線 2b 接雪線 3b アウトエッジ 4b インエッジ c スキー 3c アウトエッジ 4c インエッジ d スキー 3d アウトエッジ 4d インエッジ e スキー 1e 接雪線 2e 接雪線 3e アウトエッジ 4e インエッジ f スキー 1f 接雪線 2f 接雪線 3f アウトエッジ 4f インエッジ L 中心線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側のスキーのトップ部及びテール部の
    各接雪線をスキー長手方向の中心線に対して適宜角度を
    もたせることでアウトエッジをインエッジより短くなる
    ように設定し、同様に、右側スキーのトップ部及びテー
    ル部の各接雪線を、スキー長手方向の中心線に対して適
    宜角度をもたせることでアウトエッジをインエッジより
    短くなるように設定したことを特徴とする左右非対称ス
    キー。
  2. 【請求項2】 左側のスキーのトップ部若しくはテール
    部のサイドカーブをほぼ直線状に設定することで該トッ
    プ部若しくはテール部におけるアウトエッジ側の接雪面
    積をインエッジ側の該面積より小さく設定し、同様に、
    右側のスキーのトップ部若しくはテール部のサイドカー
    ブをほぼ直線状に設定することで該トップ部若しくはテ
    ール部におけるアウトエッジ側の接雪面積をインエッジ
    側の該面積より小さく設定したことを特徴とする左右非
    対称スキー。
  3. 【請求項3】 左側のスキーのトップ部及びテール部の
    各接雪線をスキー長手方向の中心線に対して適宜角度を
    もたせることでアウトエッジをインエッジより短くなる
    ように設定し、同様に、右側スキーのトップ部及びテー
    ル部の各接雪線を、スキー長手方向の中心線に対して適
    宜角度をもたせることでアウトエッジをインエッジより
    短くなるように設定し、且つ、左側のスキーのトップ部
    若しくはテール部のサイドカーブをほぼ直線状に設定す
    ることで該トップ部若しくはテール部におけるアウトエ
    ッジ側の接雪面積をインエッジ側の該面積より小さく設
    定し、同様に、右側のスキーのトップ部若しくはテール
    部のサイドカーブをほぼ直線状に設定することで該トッ
    プ部若しくはテール部におけるアウトエッジ側の接雪面
    積をインエッジ側の該面積より小さく設定したことを特
    徴とする左右非対称スキー。
JP6354893U 1993-11-26 1993-11-26 左右非対称スキー Pending JPH0733381U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013542040A (ja) * 2010-11-15 2013-11-21 エラン ディー.オー.オー. 非対称なスキー

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