JPH07332982A - 回転角度検出機能を備えた電子機器 - Google Patents

回転角度検出機能を備えた電子機器

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JPH07332982A
JPH07332982A JP6122714A JP12271494A JPH07332982A JP H07332982 A JPH07332982 A JP H07332982A JP 6122714 A JP6122714 A JP 6122714A JP 12271494 A JP12271494 A JP 12271494A JP H07332982 A JPH07332982 A JP H07332982A
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JP
Japan
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rotation angle
digital
amplifier
analog
detecting means
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Application number
JP6122714A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamada
裕司 山田
Kiyofumi Inanaga
潔文 稲永
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な回転角度検出を可能とする回転角度
検出機能を備えた電子機器を提供しようとするものであ
る。 【構成】 角速度センサー1と、この出力を増幅する増
幅器3と、増幅された信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器5と、A/D変換されたディジタルデータ
を取り込み積分計算により回転角度を計算するマイクロ
プロセッサ6とを具備し、この演算結果により機器制御
を行い、A/D変換器5入力信号、又はA/D変換出力
ディジタル信号からDCオフセット成分を取り出し、こ
の値に応じて増幅器3に負帰還を掛けるようにしたもの
であり、正確な低周波領域での回転角度演算が行え、A
/D変換器5の最大のダイナミックレンジを確保し、従
って高精度な回転角度検出を可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転角センサーを用いた
回転角度検出機能を備えた電子機器に関する。詳しく
は、直流成分のオフセット変動のある回転角センサーに
おいても高精度な回転角度検出を行えるようにした回転
角度検出機能を備えた電子機器を提供しようとするもの
である。
【0002】
【従来の技術】近時、回転角センサーを用いた電子機器
が数多く提案されている。例えば、この発明の出願人が
先に出願しているオーディオ再生装置において示す頭外
音像定位ヘッドホンシステムのように、リスナの頭部の
回転角度を検出して、ディジタル信号処理により検出さ
れた角度データに対応して音声信号を頭外に定位させる
為の信号処理を施すものがある。また、カーナビゲーシ
ョンシステムでは車の進行方向変化を回転角センサーに
より検出することにより正しい進行方向を演算し、これ
とスピードセンサーあるいは衛星を用いて位置を知るG
PS(全地球航法)とを併用して現在位置を算出してい
る。
【0003】ここで回転角センサーの検出する回転角度
検出信号はDCに近い非常に低い周波数成分を含んでい
る。このため、回転角センサーを用いて上で述べたよう
な機器の動きを計算しようとした場合、回転角度検出信
号に含まれるDCオフセット成分は角速度センサーでは
静止状態でも常に一定方向への回転とみなされ、また角
度センサーでは絶対角度のリニアリティーの誤差の元に
なる。従ってDCオフセットを除去すること、あるいは
この値を正確に検出することが正確な演算をする場合に
は不可欠になる。
【0004】図7に、従来の回転角センサーを用いた電
子機器のブロック図を示す。図7において、角速度セン
サー71がとりつけられた機器が回転運動を持ったとき
角速度センサー71はその角速度に比例した電圧を出力
する。この信号は帯域制限フィルタ72を介しLPF7
4へ供給される。LPF74には基準電圧発生器77か
ら基準電圧が供給される。LPF74の出力信号は増幅
器73に供給される。増幅器73はこの信号を増幅した
後に、A/D変換器75へ供給される。増幅器73の出
力信号は抵抗器R71を介して増幅器73のマイナス入力
端子に帰還される。増幅器73のマイナス入力端子には
抵抗器R72を介して基準電圧発生器77から基準電圧が
供給される。A/D変換器75に入力された信号は符号
化され、マイクロプロセッサ76に供給され、ここで回
転角度演算が行われこの結果により以降の機器の制御が
行われる。
【0005】ここでDCオフセット除去の為のLPF7
4は増幅器73の前にカスケードに挿入されている。こ
の構成によればDCに近い周波数成分を取り除くために
は、LPF74において、非常に大きな容量のコンデン
サを必要とし、かつ増幅器73あるいはA/D変換器7
5の変換誤差によるオフセットは取り除くことはできな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように回転角
センサーを用いて非常に低い周波数の回転角度検出を行
おうとした場合、回転角センサーや増幅器、更にA/D
変換器に特有のDCオフセットのばらつきや変動が発生
するため、正確な角度計算を行うことができないという
不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の回転角度検出
機能を備えた電子機器は、図1から図10に示すよう
に、電子機器の回転角度を検出する回転角度検出手段1
と、回転角度検出手段1の出力信号を増幅する増幅器3
と、増幅器3により増幅された出力信号をディジタル信
号に変換するアナログ/ディジタル変換器5と、アナロ
グ/ディジタル変換器5によりアナログ/ディジタル変
換されたディジタルデータを取り込み、積分計算するこ
とにより回転角度を計算する制御手段6とを具備し、制
御手段6による演算結果により電子機器の制御を行う回
転角度検出機能を備えた電子機器であって、増幅器3の
出力信号から低周波成分を検出する低周波成分検出手段
4と、低周波成分検出手段4の出力信号を増幅器3に負
帰還させる負帰還手段7、R 1 ,R2 とを設け、制御手
段6に取り込むディジタルデータの直流成分のオフセッ
トを取り除くようにしたものである。
【0008】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、電子機器
の回転角度を検出する回転角度検出手段1と、回転角度
検出手段1の出力信号を増幅する増幅器3と、増幅器3
により増幅された出力信号をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換器5と、アナログ/ディジタ
ル変換器5によりアナログ/ディジタル変換されたディ
ジタルデータを取り込み、積分計算することにより回転
角度を計算する制御手段6、10とを具備し、記制御手
段6による演算結果により電子機器の制御を行う回転角
度検出機能を備えた電子機器であって、制御手段6、1
0に取り込まれたディジタルデータから直流成分を検出
する低周波成分検出手段4と、低周波成分検出手段4に
よるディジタル直流成分出力信号に応じてパルス幅を変
化させるパルス幅変調手段9と、パルス幅変調手段9に
よる出力パルスを平滑し、その結果を増幅器3に負帰還
する負帰還手段27、R1 ,R2 とを設け、制御手段
6、10に取り込むディジタルデータの直流成分のオフ
セットを取り除くようにしたものである。
【0009】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、電子機器
の回転角度を検出する回転角度検出手段1と、回転角度
検出手段1の出力信号を増幅する増幅器3と、増幅器3
により増幅された出力信号をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換器5と、アナログ/ディジタ
ル変換器5によりアナログ/ディジタル変換されたディ
ジタルデータを取り込み、積分計算することにより回転
角度を計算する制御手段6、10とを具備し、制御手段
6、10による演算結果により電子機器の制御を行う回
転角度検出機能を備えた電子機器であって、制御手段
6、10に取り込まれたディジタルデータから低周波成
分を検出する低周波成分検出手段4と、低周波成分検出
手段4によるディジタル低周波成分出力信号に応じた制
御電圧をディジタル/アナログ変換するディジタル/ア
ナログ変換器39と、ディジタル/アナログ変換器39
の出力信号を平滑し、その結果を増幅器3に負帰還する
負帰還手段37、R1 ,R2とを設け、制御手段6、1
0に取り込むディジタルデータの直流成分のオフセット
を取り除くようにしたものである。
【0010】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、上述にお
いて、直流成分を検出する低周波成分検出手段4の出力
信号レベルをホールドする直流成分保持手段7を設けた
ものである。
【0011】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、上述にお
いて、回転角度検出手段1は、角速度センサーである圧
電振動ジャイロを用いたものである。
【0012】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、上述にお
いて、回転角度検出手段1は、地磁気方位センサーを用
いたものである。
【0013】また、この発明の回転角度検出機能を備え
た電子機器は、図1から図10に示すように、上述にお
いて、少なくとも回転角度検出手段1と、増幅器3、低
周波成分検出手段4と、負帰還手段7、R1 ,R2 とを
一体構成として扱えるようにしたものである。
【0014】
【作用】この発明によれば、回転角度検出手段1の出力
レベル及び増幅器3に直流成分のオフセットあるいは直
流成分の変動があった場合に、アナログ/ディジタル変
換器5の入力部から低周波成分検出手段4によりこの直
流成分を抽出し、増幅器3に負帰還を掛けるので、回転
角度検出手段1だけでなく増幅器3のオフセットも同時
に取り除くことができる。また、回転角度検出手段1の
静止時のアナログ/ディジタル変換器5の入力レベルを
基準電圧に設定できるので、アナログ/ディジタル変換
器5の最もダイナミックレンジの広い部分に静止時レベ
ルを設定できる。
【0015】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1の出力レベル及び増幅器3に直流成分のオフセット
あるいは直流成分の変動があり、更にアナログ/ディジ
タル変換器5に変換誤差や変動があった場合でも、符合
化した後の信号データから低周波成分検出手段4により
この直流成分を抽出し、この結果をパルス幅変調信号に
変換して低周波成分検出手段4を介した後に、増幅器3
に負帰還を掛けるので、回転角度検出手段1だけでなく
増幅器3のオフセット、更にアナログ/ディジタル変換
器5の変換誤差や変動も同時に取り除くことができる。
また、回転角度検出手段1の静止時のアナログ/ディジ
タル変換器5の出力レベルを自由に設定できるので、ア
ナログ/ディジタル変換器5の最もダイナミックレンジ
の広い部分に静止時レベルを設定できる。例えば16ビ
ットのアナログ/ディジタル変換器5の場合、2の補数
表示で静止時入力を「$0000」、最大正側入力レベ
ルを「$7fff」、最大負側入力レベルが「$800
0」に設定することも可能でダイナミックレンジが最大
になる。更に直流成分検出に使用する低周波成分検出手
段4の時定数はソフト上で自由に設定でき、ハードウエ
アで大容量のコンデンサを必要としないため安価になり
かつ小型に機器を構成できる。
【0016】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1の出力レベル及び増幅器3に直流成分のオフセット
あるいは直流成分の変動があり、更にアナログ/ディジ
タル変換器5に変換誤差や変動があった場合でも、符合
化した後の信号データから低周波成分検出手段4により
このDC成分を抽出し、この結果をディジタル/アナロ
グ変換して低周波成分検出手段4を介した後に、増幅器
3に負帰還を掛けるので、回転角度検出手段1だけでな
く増幅器3のオフセット、更にアナログ/ディジタル変
換器5の変換誤差や変動も同時に取り除くことができ
る。また、回転角度検出手段1の静止時のアナログ/デ
ィジタル変換器5の出力レベルを自由に設定できるの
で、アナログ/ディジタル変換器5の最もダイナミック
レンジの広い部分に静止時レベルを設定できる。例えば
16ビットアナログ/ディジタル変換器5の場合、2の
補数表示で静止時入力を「$0000」、最大正側入力
レベルを「$7fff」、最大負側入力レベルが「$8
000」に設定することも可能で、ダイナミックレンジ
が最大になるよう使用できる。更に直流成分検出に使用
する低周波成分検出手段4の時定数はソフト上で自由に
設定できハードウエアで大容量のコンデンサを必要とし
ないため安価になりかつ小型に機器を構成できる。
【0017】また、この発明によれば、検出した安定し
た直流成分のオフセット値をホールドした状態でサーボ
の帰還ループをオープンにすることができるので、この
状態で検出周波数を完全に直流成分にすることができ、
低周波における精度を上げることができる。更に直流成
分検出用の低周波成分検出手段4をミラー積分型で構成
すればカットオフ周波数を低くするために必要なコンデ
ンサの容量を比較的小さくできるため安価になりかつ実
装上の自由度も大きくなる。
【0018】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1は、角速度センサーである圧電振動ジャイロを用い
たので、簡単な構成で確実に回転角度を検出することが
できる。
【0019】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1は、地磁気方位センサーを用いたので、簡単な構成
で確実に回転角度を検出することができる。
【0020】また、この発明によれば、少なくとも回転
角度検出手段1と、増幅器3、低周波成分検出手段4
と、負帰還手段7、R1 ,R2 とを一体構成として扱え
るようにしたので、電子機器を小型化することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、図1から図6に、この発明の回転角度
検出機能を備えた電子機器の実施例について説明する。
【0022】図1に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の一実施例の回転角度検出部のブロック図
を示す。図1において、角速度センサー1がとりつけら
れた機器が回転運動を持ったとき、角速度センサー1は
その角速度に比例した電圧を出力する。この信号は帯域
制限フィルタ2を介し増幅器3に供給される。増幅器3
はこの信号を増幅した後に2系統に分けられ、一方はA
/D変換器5へ供給される。他方はLPF4へ供給され
る。LPF4は基準電圧8と比較され、その差により位
相及びループゲイン調整用増幅器7および抵抗器R2
介して前記増幅器3のマイナス入力端子に帰還される。
増幅器3の出力端子とマイナス入力端子との間には抵抗
器R1 が接続されている。A/D変換器5に入力された
信号は符号化され、マイクロプロセッサ6に供給され、
ここで回転角度演算が行われ、この結果により以降の機
器制御が行われる。
【0023】この例によれば、回転角度検出手段として
の角速度センサー1の出力レベル及び増幅器3に直流成
分のオフセットあるいは直流成分の変動があった場合
に、アナログ/ディジタル変換器5の入力部から低周波
成分検出手段としてのLPF4によりこの直流成分を抽
出し、増幅器3に負帰還を掛けるので、回転角度検出手
段としての角速度センサー1だけでなく増幅器3のオフ
セットも同時に取り除くことができる。また、回転角度
検出手段としての角速度センサー1の静止時のアナログ
/ディジタル変換器5の入力レベルを基準電圧に設定で
きるので、アナログ/ディジタル変換器5の最もダイナ
ミックレンジの広い部分に静止時レベルを設定できる。
【0024】図2に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の他の実施例の回転角度検出部のブロック
図を示す。図2において、角速度センサー1がとりつけ
られた機器が回転運動を持ったとき、角速度センサー1
はその角速度に比例した電圧を出力する。この信号は帯
域制限フィルタ2を介し増幅器3に入力される。増幅器
3はこの信号を増幅した後にマイクロプロセッサ6が内
蔵するA/D変換器5へ出力される。A/D変換器5に
よって符号化されたデータは2系統に分けられ、一方は
回転角度演算部10へ、他方はマイクロプロセッサ6内
のディジタル信号処理演算によるLPF4へ出力され
る。LPF4は基準レベル8と比較されその差がPWM
制御部9に入力され、LPFの出力値に応じてPWM信
号をマイクロプロセッサ6外に出力する。この信号はL
PF27により平滑されて抵抗器R 2 を介して増幅器3
に負帰還される。増幅器3の出力端子とマイナス入力端
子との間には抵抗器R1 が接続されている。この例で
は、マイクロプロセッサ6内にA/D変換器5が設けら
れた例を示したが、マイクロプロセッサ6とは別に設け
ても良い。この例のLPF4はディジタルLPFであ
る。
【0025】また、この例によれば、回転角度検出手段
としての角速度センサー1の出力レベル及び増幅器3に
直流成分のオフセットあるいは直流成分の変動があり、
更にアナログ/ディジタル変換器5に変換誤差や変動が
あった場合でも、符合化した後の信号データから低周波
成分検出手段としてのLPF4によりこの直流成分を抽
出し、この結果をパルス幅変調信号に変換して低周波成
分検出手段としてのLPF4を介した後に、増幅器3に
負帰還を掛けるので、回転角度検出手段としての角速度
センサー1だけでなく増幅器3のオフセット、更にアナ
ログ/ディジタル変換器5の変換誤差や変動も同時に取
り除くことができる。また、回転角度検出手段1の静止
時のアナログ/ディジタル変換器5の出力レベルを自由
に設定できるので、アナログ/ディジタル変換器5の最
もダイナミックレンジの広い部分に静止時レベルを設定
できる。例えば16ビットのアナログ/ディジタル変換
器5の場合、2の補数表示で静止時入力を「$000
0」、最大正側入力レベルを「$7fff」、最大負側
入力レベルが「$8000」に設定することも可能でダ
イナミックレンジが最大になる。更に直流成分検出に使
用する低周波成分検出手段4の時定数はソフト上で自由
に設定でき、ハードウエアで大容量のコンデンサを必要
としないため安価になりかつ小型に機器を構成できる。
【0026】図3に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の他の実施例の回転角度検出部のブロック
図を示す。図3において、角速度センサー1がとりつけ
られた機器が回転運動を持ったとき、角速度センサー1
はその角速度に比例した電圧を出力する。この信号は帯
域制限フィルタ2を介し増幅器3に入力される。増幅器
3はこの信号を増幅した後にマイクロプロセッサ6が内
蔵するA/D変換器5へ出力される。A/D変換器5に
よって符号化されたデータは2系統に分けられ、一方は
回転角度演算部10へ、他方はマイクロプロセッサ6内
のディジタル信号処理演算によるLPF4へ出力され
る。LPF4は基準レベル8と比較されその差がD/A
変換器39に入力されLPF4の出力値に応じてレベル
の変化するアナログ信号をマイクロプロセッサ6外に出
力する。この信号はLPF37により平滑されて抵抗器
2 を介して増幅器3に負帰還される。増幅器3の出力
端子とマイナス入力端子との間には抵抗器R1 が接続さ
れている。この例では、マイクロプロセッサ6内にA/
D変換器5が設けられた例を示したが、マイクロプロセ
ッサ6とは別に設けても良い。この例のLPF4はディ
ジタルLPFである。ここで、少なくとも角速度センサ
ー1と、増幅器3、LPF4、LPF37、抵抗器
1 ,R2 とを一体構成として、ワンチップのICとし
て構成するようにしても良い。
【0027】また、この例によれば、回転角度検出手段
としての角速度センサー1の出力レベル及び増幅器3に
直流成分のオフセットあるいは直流成分の変動があり、
更にアナログ/ディジタル変換器5に変換誤差や変動が
あった場合でも、符合化した後の信号データから低周波
成分検出手段としてのLPF4によりこのDC成分を抽
出し、この結果をディジタル/アナログ変換して低周波
成分検出手段としてのLPF4を介した後に、増幅器3
に負帰還を掛けるので、回転角度検出手段としての角速
度センサー1だけでなく増幅器3のオフセット、更にア
ナログ/ディジタル変換器5の変換誤差や変動も同時に
取り除くことができる。また、回転角度検出手段として
の角速度センサー1の静止時のアナログ/ディジタル変
換器5の出力レベルを自由に設定できるので、アナログ
/ディジタル変換器5の最もダイナミックレンジの広い
部分に静止時レベルを設定できる。例えば16ビットア
ナログ/ディジタル変換器5の場合、2の補数表示で静
止時入力を「$0000」、最大正側入力レベルを「$
7fff」最大負側入力レベルが「$8000」に設定
することも可能で、ダイナミックレンジが最大になるよ
う使用できる。更に直流成分検出に使用する低周波成分
検出手段としてのLPF4の時定数はソフト上で自由に
設定できハードウエアで大容量のコンデンサを必要とし
ないため安価になりかつ小型に機器を構成できる。
【0028】また、この発明によれば、少なくとも回転
角度検出手段としての角速度センサー1と、増幅器3、
低周波成分検出手段としてのLPF4と、負帰還手段と
してのLPF37、抵抗器R1 ,R2 とを一体構成とし
て扱えるようにしたので、電子機器を小型化することが
できる。
【0029】図4に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の一実施例の回転角度検出部のLPFのブ
ロック図を示す。図1に示した実施例1におけるLPF
4または図2および図3に示した実施例2および実施例
3におけるLPF27、37は図4のように構成され
る。図4において、入力端子42には抵抗器R5 が接続
され、抵抗器R5 にはスイッチ45が接続される。スイ
ッチ45は常にオフとなっていて、ホールド端子46に
供給されるホールド信号によりオンとなるように構成さ
れている。スイッチ45には、増幅器44、抵抗器R4
およびコンデンサからなるミラー積分回路が接続されて
いる。ミラー積分回路の後段には増幅器43および抵抗
器R3 を介して出力端子41が設けられている。スイッ
チ45にはホールド端子46より入力されるホールド信
号により、その時点の出力端子41からの出力レベルを
入力端子42からの入力信号によらずホールドする。
【0030】また、この例によれば、検出した安定した
直流成分のオフセット値をホールドした状態でサーボの
帰還ループをオープンにすることができるので、この状
態で検出周波数を完全に直流成分にすることができ、低
周波における精度を上げることができる。更に直流成分
検出用の低周波成分検出手段としてのLPF4をミラー
積分型で構成すればカットオフ周波数を低くするために
必要なコンデンサの容量を比較的小さくできるため安価
になりかつ実装上の自由度も大きくなる。
【0031】図5に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の一実施例の頭外音像定位ヘッドホンシス
テムのブロック図を示す。図5は、図2に示したこの発
明の回転角度検出機能を備えた電子機器の他の実施例の
ブロック図の内容を頭外音像定位ヘッドホンシステムに
応用した例を示す。図5において、音源55から供給さ
れた音声信号はA/D変換器51で符号化された後にデ
ィジタル信号処理装置52に供給される。ディジタル信
号処理装置52では回転角度演算部10で算出された角
度データに対応して必要となる音声信号を頭外に定位さ
せる為の信号処理を施し、その結果をD/A変換器53
に供給する。D/A変換器53により再びアナログ信号
に戻された音声信号はヘッドホン54に供給され、これ
を聴取する聴取者に最適の頭外定位する信号を与える。
回転角度センサー1はこのヘッドホン54に取り付けら
れ頭の回転を検出する。この例では、回転角度センサー
1は圧電振動ジャイロまたは地磁気方位センサーを用い
ても良い。
【0032】図6に、この発明の回転角度検出機能を備
えた電子機器の他の実施例のカーナビゲーション・シス
テムのブロック図を示す。図5は、図2に示したこの発
明の回転角度検出機能を備えた電子機器の他の実施例の
内容をカーナビゲーション・システムに応用した例を示
す。図6において、自動車に取り付けられた回転角セン
サー1は自動車の進行方向の変化に応じて出力を出す。
この出力は、図1から図4に示したこの発明の回転角度
検出機能を備えた電子機器の一実施例に示した系によ
り、DCオフセットを取り除かれ、回転角度演算部10
により進行方向が算出される。一方、同じ自動車に取り
付けられたスピード計62の出力も同様にマイクロプロ
セッサ6に読み込まれ、走行位置計算部61により、こ
のデータと角度データからマップ上の現在位置が算出さ
れ、ディスプレイ63上に表示される。また、この例で
は自動車の回転位置を示す例を示したが、他の回転移動
をする電子機器に応用できることはいうまでもない。
【0033】図1から図6に示した角速度センサー1ま
たは回転角センサー1に以下に示す地磁気方位センサー
を用いても良い。ここで、ディジタル角度検出器280
はリスナの頭部に装着されたヘッドホンのヘッドバンド
27に設けられ、頭部の動きを検出するものである。図
8においてディジタル角度検出器280の詳細な構成が
示されている。図8ではそのディジタル角度検出器28
0として地磁気の水平分力を利用する場合が示されてい
る。図8においては、角度検出信号をディジタル信号と
して取り出す例が示されている。
【0034】先ず規準方向に対するリスナの頭部運動
を、一定単位角度毎あるいは予め定められた角度毎に離
散的情報として取りだす場合の例として、頭部中央位置
にロータリーエンコーダー300が、その入力軸が垂直
となるように設けられているとともに、その入力軸に、
磁針290が設けられている。従って、ロータリーエン
コーダ300からは、磁針290の示す南北方向を規準
として、リスナの方向を含む頭の動きを示す出力が取り
だされる。このロータリーエンコーダー300はヘッド
ホンのヘッドバンド270に取り付けたが、ヘッドバン
ド270から独立した取付装置上に設けてもよい。
【0035】そしてこのディジタル角度検出器280の
エンコーダ300の出力が、パルス発生回路である検出
回路に供給され、一方の検出回路からは、リスナが頭を
時計方向に回したときと、半時計方向に回したときで
“0”または“1”に変化する方向信号P1が取りださ
れ、他方の検出回路からは、リスナが頭の向きを変えた
とき、その変えた角度に比例した数のパルスが、例えば
2゜変化する毎に1つのパルスP2が出力される。
【0036】一方、符号380はアナログ角度検出器を
示すものであり、その詳細な構成は図9に示されてい
る。図9では、角度検出出力をアナログ信号として取り
だす例が示されている。リスナの頭部中央部にCDSや
フォトダイオード等の光の強さにより抵抗値が変化する
受光素子からなる受光器410が取り付けられている。
この受光器410と対向して電球や発光ダイオード等の
発光器390が設けられていて、この発光器390によ
り一定の強さの光を受光器410に向けて照射するよう
になっている。
【0037】その際、この発光器390の投射光の通路
間に回転角度により投射光の透過度が変化するような可
動シャッター400が設けられており、この可動シャッ
ター400は磁針290と共に回転するようになってい
る。従って、受光器410に一定の電流を流すとき、受
光器410の受光素子両端の電圧は磁針290の示す南
北方向を規準として、リスナの方向を含む頭の動きを示
すアナログ出力が取りだされる。このアナログ角度検出
器380は、ヘッドホンのヘッドバンド270に取り付
けたが、ヘッドバンド270から独立した取付装置上に
設けてもよい。
【0038】そしてこのアナログ角度検出器380の受
光器410の出力が、パルス発生回路である検出回路に
供給され、一方の検出回路からは、リスナが頭を時計方
向に回したときと、半時計方向に回したときで“0”ま
たは“1”に変化する方向信号P1が取りだされ、他方
の検出回路からは、リスナが頭の向きを変えたとき、そ
の変えた角度に比例した数のパルスが、例えば2゜変化
する毎に1つのパルスP2が出力される。
【0039】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1は、地磁気方位センサーを用いたので、簡単な構成
で確実に回転角度を検出することができる。
【0040】図1から図6に示した角速度センサー1ま
たは回転角センサー1に以下に示す圧電振動ジャイロを
用いても良い。図10に、圧電振動ジャイロの動作を示
す詳細な回路を示す。図10において、正方形断面の振
動用四角柱からなる振動用圧電素子110は種々の振動
体から構成される。この振動用圧電素子110の対向す
る2面には、検出用圧電素子120および13、駆動用
圧電素子140および150が取り付けられている。
【0041】駆動用圧電素子140および150には駆
動用信号源160が接続され、交番信号を供給するよう
に構成されている。検出用圧電素子120および130
の出力は、差動増幅器170に供給される。この差動増
幅器170の差動出力と駆動用信号源160の出力とが
乗算器または位相検波器180に供給され、乗算または
位相検波される。乗算器または位相検波器180の出力
は、帯域制限フィルタ190に供給されて搬送波成分が
除去された後に、A/D変換器および符号ビット化器2
00に供給され、その符号により、右または左の回転を
検出する。
【0042】このように構成された圧電振動ジャイロ
は、以下のような動作をする。まず、駆動用圧電素子1
40および150に振動用圧電素子110の固有振動周
波数の交番信号を印加すると、振動用圧電素子110は
図示の振動波形に基づいて強制振動される。この振動は
一定のモードで共振を発生させるものである。
【0043】この場合、外力が加わらない状態では、検
出用圧電素子120および130の出力はされないが、
振動用圧電素子110に対して軸方向に角速度ωの回転
力が加わると、コリオリの力により、搬送波としての強
制振動用の交番信号が振幅変調され、検出信号となって
検出される。この場合の振幅の大きさは、軸に及ぼされ
る回転の角速度ωに比例し、回転方向は駆動用信号に対
する検出信号の位相ずれ方向に対応する。
【0044】従って、振幅変調された検出信号と、駆動
用信号との積を取り、その信号を低域フィルタとしての
帯域制限フィルタ190で搬送波成分を除去し、検出信
号とすることが行われている。
【0045】ここで、乗算器または位相検波器180に
おいて積を取るための演算エラーまたは帯域制限フィル
タ190を通過することによる時間遅れが生じるので、
振幅変調された検出信号、駆動用信号のN(N=1,
2,3・・・)倍および1/N倍をサンプリング周波数
とし、振幅変調信号の波高値をサンプル点とするA/D
変換器、および振幅変調信号の波高値をサンプル点と
し、かつ基準搬送波と振幅変調信号との同期検波出力の
符号を符号ビット化したA/D変換器および符号ビット
化回路200を設ける。また、サンプル周波数に対応し
た帯域制限フィルタ190をその前段に設ける。
【0046】これにより、振幅変調された検出信号のピ
ーク値をそのまま量子化データとし、かつ、同期検波出
力の極性を符号ビットとするディジタル信号に変換する
ので、外来ノイズの影響を受け難く、また伝送信号の劣
化が少なくなる。
【0047】また、この発明によれば、回転角度検出手
段1は、角速度センサーである圧電振動ジャイロを用い
たので、簡単な構成で確実に回転角度を検出することが
できる。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、回転角度検出手段の
出力レベル及び増幅器に直流成分のオフセットあるいは
直流成分の変動があった場合に、アナログ/ディジタル
変換器の入力部から低周波成分検出手段によりこの直流
成分を抽出し、増幅器に負帰還を掛けるので、回転角度
検出手段だけでなく増幅器のオフセットも同時に取り除
くことができる。また、回転角度検出手段の静止時のア
ナログ/ディジタル変換器の入力レベルを基準電圧に設
定できるので、アナログ/ディジタル変換器の最もダイ
ナミックレンジの広い部分に静止時レベルを設定でき
る。さらに直流成分検出に使用する低周波成分検出手段
の時定数は比較的容量の低い小型のコンデンサを使用す
ることができるため安価になりかつ実装上の自由度も大
きくすることができる。
【0049】また、この発明によれば、回転角度検出手
段の出力レベル及び増幅器に直流成分のオフセットある
いは直流成分の変動があり、更にアナログ/ディジタル
変換器に変換誤差や変動があった場合でも、符合化した
後の信号データから低周波成分検出手段によりこの直流
成分を抽出し、この結果をパルス幅変調信号に変換して
低周波成分検出手段を介した後に、増幅器に負帰還を掛
けるので、回転角度検出手段だけでなく増幅器のオフセ
ット、さらにアナログ/ディジタル変換器の変換誤差や
変動も同時に取り除くことができる。また、回転角度検
出手段の静止時のアナログ/ディジタル変換器の出力レ
ベルを自由に設定できるので、アナログ/ディジタル変
換器の最もダイナミックレンジの広い部分に静止時レベ
ルを設定できる。例えば16ビットのアナログ/ディジ
タル変換器の場合、2の補数表示で静止時入力を「$0
000」、最大正側入力レベルを「$7fff」最大負
側入力レベルが「$8000」に設定することも可能で
ダイナミックレンジが最大になる。さらに直流成分検出
に使用する低周波成分検出手段の時定数はソフト上で自
由に設定でき、ハードウエアで大容量のコンデンサを必
要としないため安価になりかつ小型に機器を構成でき
る。
【0050】また、この発明によれば、回転角度検出手
段の出力レベル及び増幅器に直流成分のオフセットある
いは直流成分の変動があり、さらにアナログ/ディジタ
ル変換器に変換誤差や変動があった場合でも、符合化し
た後の信号データから低周波成分検出手段によりこのD
C成分を抽出し、この結果をディジタル/アナログ変換
して低周波成分検出手段を介した後に、増幅器に負帰還
を掛けるので、回転角度検出手段だけでなく増幅器3の
オフセット、さらにアナログ/ディジタル変換器の変換
誤差や変動も同時に取り除くことができる。また、回転
角度検出手段の静止時のアナログ/ディジタル変換器の
出力レベルを自由に設定できるので、アナログ/ディジ
タル変換器の最もダイナミックレンジの広い部分に静止
時レベルを設定できる。例えば16ビットアナログ/デ
ィジタル変換器の場合、2の補数表示で静止時入力を
「$0000」、最大正側入力レベルを「$7fff」
最大負側入力レベルが「$8000」に設定することも
可能で、ダイナミックレンジが最大になるよう使用でき
る。更に直流成分検出に使用する低周波成分検出手段の
時定数はソフト上で自由に設定できハードウエアで大容
量のコンデンサを必要としないため安価になりかつ小型
に機器を構成できる。
【0051】また、この発明によれば、検出した安定し
た直流成分のオフセット値をホールドした状態でサーボ
の帰還ループをオープンにすることができるので、この
状態で検出周波数を完全に直流成分にすることができ、
低周波における精度を上げることができる。更に直流成
分検出用の低周波成分検出手段をミラー積分型で構成す
ればカットオフ周波数を低くするために必要なコンデン
サの容量を比較的小さくできるため安価になりかつ実装
上の自由度も大きくなる。
【0052】また、この発明によれば、回転角度検出手
段は、角速度センサーである圧電振動ジャイロを用いた
ので、簡単な構成で確実に回転角度を検出することがで
きる。さらに、機器を小型軽量化できるので、センサー
による消費電力の軽減を図ることができるという効果が
ある。。
【0053】また、この発明によれば、回転角度検出手
段は、地磁気方位センサーを用いたので、簡単な構成で
確実に回転角度を検出することができる。さらに、絶対
角度の累積誤差をなくすことができるという効果があ
る。
【0054】また、この発明によれば、少なくとも回転
角度検出手段と、増幅器、低周波成分検出手段と、負帰
還手段とを一体構成として扱えるようにしたので、電子
機器を小型化することができる。また、回転角を検出
し、それをディジタル化してその後の機器制御に用いる
場合、ディジタルデータ出力の回転角センサー素子とし
て扱えるようになるため、実装上のばらつきを低減し、
耐ノイズ性能のよい安定した角速度検出を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の一実施例の回転角度検出部のブロック図である。
【図2】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の他の実施例の回転角度検出部のブロック図である。
【図3】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の他の実施例の回転角度検出部のブロック図である。
【図4】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の他の実施例の回転角度検出部のLPFのブロック図で
ある。
【図5】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の一実施例の頭外音像定位ヘッドホンシステムのブロッ
ク図である。
【図6】この発明の回転角度検出機能を備えた電子機器
の他の実施例のカーナビゲーション・システムのブロッ
ク図である。
【図7】従来の回転角度センサーを用いた電子機器のブ
ロック図である。
【図8】この発明の出願人が先に出願したオーディオ再
生装置のディジタル角度検出器の構成図である。
【図9】この発明の出願人が先に出願したオーディオ再
生装置のアナログ角度検出器の構成図である。
【図10】この発明の出願人が先に出願した圧電振動ジ
ャイロ装置の圧電振動ジャイロの動作を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 角速度センサー 2 帯域制限フィルタ 3 増幅器 4 LPF 5 A/D変換器 6 マイクロプロセッサ 7 増幅器 8 基準電圧発生器 9 PWM制御器 10 角度演算部 27 LPF 37 LPF 39 D/A変換器 41 出力端子 42 入力端子 43 増幅器 44 増幅器 45 スイッチ 46 ホールド端子 52 ディジタル信号処理装置 53 D/A変換器 54 ヘッドホン 55 音源 57 LPF 51 A/D変換器 59 PWM制御器 67 LPF 69 PWM制御器 61 走行位置計算部 62 スピード計 63 ディスプレイ装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の回転角度を検出する回転角度
    検出手段と、 上記回転角度検出手段の出力信号を増幅する増幅器と、 上記増幅器により増幅された出力信号をディジタル信号
    に変換するアナログ/ディジタル変換器と、 上記アナログ/ディジタル変換器によりアナログ/ディ
    ジタル変換されたディジタルデータを取り込み、積分計
    算することにより回転角度を計算する制御手段とを具備
    し、 上記制御手段による演算結果により上記電子機器の制御
    を行う回転角度検出機能を備えた電子機器であって、 上記増幅器の出力信号から低周波成分を検出する低周波
    成分検出手段と、 上記低周波成分検出手段の出力信号を上記増幅器に負帰
    還させる負帰還手段とを設け、 上記制御手段に取り込むディジタルデータの直流成分の
    オフセットを取り除くようにしたことを特徴とする回転
    角度検出機能を備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 電子機器の回転角度を検出する回転角度
    検出手段と、 上記回転角度検出手段の出力信号を増幅する増幅器と、 上記増幅器により増幅された出力信号をディジタル信号
    に変換するアナログ/ディジタル変換器と、 上記アナログ/ディジタル変換器によりアナログ/ディ
    ジタル変換されたディジタルデータを取り込み、積分計
    算することにより回転角度を計算する制御手段とを具備
    し、 上記制御手段による演算結果により上記電子機器の制御
    を行う回転角度検出機能を備えた電子機器であって、 上記制御手段に取り込まれたディジタルデータから直流
    成分を検出する低周波成分検出手段と、 上記低周波成分検出手段によるディジタル直流成分出力
    信号に応じてパルス幅を変化させるパルス幅変調手段
    と、 上記パルス幅変調手段による出力パルスを平滑し、その
    結果を上記増幅器に負帰還する負帰還手段とを設け、 上記制御手段に取り込むディジタルデータの直流成分の
    オフセットを取り除くようにしたことを特徴とする回転
    角度検出機能を備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 電子機器の回転角度を検出する回転角度
    検出手段と、 上記回転角度検出手段の出力信号を増幅する増幅器と、 上記増幅器により増幅された出力信号をディジタル信号
    に変換するアナログ/ディジタル変換器と、 上記アナログ/ディジタル変換器によりアナログ/ディ
    ジタル変換されたディジタルデータを取り込み、積分計
    算することにより回転角度を計算する制御手段とを具備
    し、 上記制御手段による演算結果により上記電子機器の制御
    を行う回転角度検出機能を備えた電子機器であって、 上記制御手段に取り込まれたディジタルデータから低周
    波成分を検出する低周波成分検出手段と、 上記低周波成分検出手段によるディジタル低周波成分出
    力信号に応じた制御電圧をディジタル/アナログ変換す
    るディジタル/アナログ変換器と、 上記ディジタル/アナログ変換器の出力信号を平滑し、
    その結果を上記増幅器に負帰還する負帰還手段とを設
    け、 上記制御手段に取り込むディジタルデータの直流成分の
    オフセットを取り除くようにしたことを特徴とする回転
    角度検出機能を備えた電子機器。
  4. 【請求項4】 直流成分を検出する上記低周波成分検出
    手段の出力信号レベルをホールドする直流成分保持手段
    を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、または
    請求項3記載の回転角度検出機能を備えた電子機器。
  5. 【請求項5】 上記回転角度検出手段は、角速度センサ
    ーである圧電振動ジャイロを用いたことを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の回転
    角度検出機能を備えた電子機器。
  6. 【請求項6】 上記回転角度検出手段は、地磁気方位セ
    ンサーを用いたことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3または請求項4記載の回転角度検出機能を備え
    た電子機器。
  7. 【請求項7】 少なくとも上記回転角度検出手段と、上
    記増幅器、上記低周波成分検出手段と、上記負帰還手段
    とを一体構成として扱えるようにしたことを特徴とする
    請求項1、請求項2、または請求項3記載の回転角度検
    出機能を備えた電子機器。
JP6122714A 1994-06-03 1994-06-03 回転角度検出機能を備えた電子機器 Pending JPH07332982A (ja)

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