JPH0733280A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents
画像形成装置の給紙装置Info
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- JPH0733280A JPH0733280A JP5202724A JP20272493A JPH0733280A JP H0733280 A JPH0733280 A JP H0733280A JP 5202724 A JP5202724 A JP 5202724A JP 20272493 A JP20272493 A JP 20272493A JP H0733280 A JPH0733280 A JP H0733280A
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- Japan
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- paper
- sheet
- sheet feeding
- roller
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下段側から送り出される用紙が定着部を通過
するときも、上段側から送り出される用紙と同様にカー
ルが矯正されるようにする。 【構成】 上下各段の給紙ローラ3,4により送り出さ
れる用紙P1 ,P2 を反転給紙経路A,Bを経て転写部
へ給紙する画像形成装置の給紙装置であって、反転給紙
経路Aで上段の給紙ローラ3により送り出される用紙P
1 に与えられるカールと同程度のカールを下段の給紙ロ
ーラ4により送り出される用紙P2 に与えるカール強調
手段9aを、下段の反転給紙経路Bの途中に設ける。下
段の給紙ローラ4により送り出される用紙P2 には、カ
ール強調手段9aによって上段の給紙ローラ3により送
り出される用紙P1 と同程度のカールが付与されるの
で、下段の給紙ローラ4により送り出された用紙P2 が
定着部を通過するときには、上段の給紙ローラ3からの
用紙P1 と同様にカールの相殺された用紙となる。
するときも、上段側から送り出される用紙と同様にカー
ルが矯正されるようにする。 【構成】 上下各段の給紙ローラ3,4により送り出さ
れる用紙P1 ,P2 を反転給紙経路A,Bを経て転写部
へ給紙する画像形成装置の給紙装置であって、反転給紙
経路Aで上段の給紙ローラ3により送り出される用紙P
1 に与えられるカールと同程度のカールを下段の給紙ロ
ーラ4により送り出される用紙P2 に与えるカール強調
手段9aを、下段の反転給紙経路Bの途中に設ける。下
段の給紙ローラ4により送り出される用紙P2 には、カ
ール強調手段9aによって上段の給紙ローラ3により送
り出される用紙P1 と同程度のカールが付与されるの
で、下段の給紙ローラ4により送り出された用紙P2 が
定着部を通過するときには、上段の給紙ローラ3からの
用紙P1 と同様にカールの相殺された用紙となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下各段の給紙ローラ
によりそれぞれ送り出される用紙を反転給紙経路を経て
転写部へ給紙するようにした画像形成装置の給紙装置に
関する。
によりそれぞれ送り出される用紙を反転給紙経路を経て
転写部へ給紙するようにした画像形成装置の給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の給紙装置の構成の概略を
図4に示す。同図において、40は上下段の給紙機構にわ
たって配置される反転給紙用ガイド板であり、その上半
部と、反転コロ41と、この反転コロ41の下方にほぼ水平
姿勢に配置されるガイド板42とで上段の反転給紙経路が
構成される。また、上記反転給紙用ガイド板40全域と、
このガイド板40の途中に配置された一対の中間送りロー
ラ43a,43bとで下段の反転給紙経路が構成される。
図4に示す。同図において、40は上下段の給紙機構にわ
たって配置される反転給紙用ガイド板であり、その上半
部と、反転コロ41と、この反転コロ41の下方にほぼ水平
姿勢に配置されるガイド板42とで上段の反転給紙経路が
構成される。また、上記反転給紙用ガイド板40全域と、
このガイド板40の途中に配置された一対の中間送りロー
ラ43a,43bとで下段の反転給紙経路が構成される。
【0003】図示しない上段側給紙カセットの用紙P1
は給紙ローラ44によって送り出され、上述した上段側反
転給紙経路を経て上下一対のレジストローラ46a,46b
から転写部へと給紙される。また、図示しない下段側給
紙カセットの用紙P2 は給紙ローラ45によって送り出さ
れ、上述した下段側反転給紙経路を経てレジストローラ
46a,46bから転写部へと給紙される。
は給紙ローラ44によって送り出され、上述した上段側反
転給紙経路を経て上下一対のレジストローラ46a,46b
から転写部へと給紙される。また、図示しない下段側給
紙カセットの用紙P2 は給紙ローラ45によって送り出さ
れ、上述した下段側反転給紙経路を経てレジストローラ
46a,46bから転写部へと給紙される。
【0004】上記各反転給紙経路を用紙P1 ,P2 が通
過するとき、その途中の反転コロ41や中間送りローラ43
aによって用紙P1 ,P2 にはカールが付いてしまう
が、そのカールは転写後、定着部を通過する際に矯正さ
れる。すなわち、定着部を通過する際、用紙P1 ,P2
は図5のように上側スチールローラ47と下側弾性ローラ
48とで挟まれ、反転給紙経路で与えられるカールとは逆
向きの下側凸の状態にカールされるので、反転給紙経路
で与えられるカールがここで矯正される。
過するとき、その途中の反転コロ41や中間送りローラ43
aによって用紙P1 ,P2 にはカールが付いてしまう
が、そのカールは転写後、定着部を通過する際に矯正さ
れる。すなわち、定着部を通過する際、用紙P1 ,P2
は図5のように上側スチールローラ47と下側弾性ローラ
48とで挟まれ、反転給紙経路で与えられるカールとは逆
向きの下側凸の状態にカールされるので、反転給紙経路
で与えられるカールがここで矯正される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の給紙装置では、上段側反転給紙経路の途中の反転コロ
41による用紙P1 の反転角度をθ1 、反転コロ41の半径
をr1 、下段側反転給紙経路の途中の中間送りローラ43
aによる用紙P2 の反転角度をθ2 、中間送りローラ43
aの半径をr2 とするとき、 θ1 <θ2 r1 <r2 とされているため、上段側反転給紙経路を経て給紙され
る用紙P1 に与えられるカールは、定着部において逆向
きに与えられるカールで相殺され、排出される用紙はカ
ールのない状態とされるのに対して、下段側反転給経路
を経て給紙される用紙は、中間送りローラ43aによって
与えられるカールの度合いが反転コロ41によって与えら
れるカールの度合いよりも低いので、定着部でのカール
矯正が過度になってしまい、排出された用紙P2 には下
側凸の状態のカールが残るという問題点がある。
の給紙装置では、上段側反転給紙経路の途中の反転コロ
41による用紙P1 の反転角度をθ1 、反転コロ41の半径
をr1 、下段側反転給紙経路の途中の中間送りローラ43
aによる用紙P2 の反転角度をθ2 、中間送りローラ43
aの半径をr2 とするとき、 θ1 <θ2 r1 <r2 とされているため、上段側反転給紙経路を経て給紙され
る用紙P1 に与えられるカールは、定着部において逆向
きに与えられるカールで相殺され、排出される用紙はカ
ールのない状態とされるのに対して、下段側反転給経路
を経て給紙される用紙は、中間送りローラ43aによって
与えられるカールの度合いが反転コロ41によって与えら
れるカールの度合いよりも低いので、定着部でのカール
矯正が過度になってしまい、排出された用紙P2 には下
側凸の状態のカールが残るという問題点がある。
【0006】このような問題点を解決するために、従来
の画像形成装置においては、定着部の下流側に、下段側
反転給紙経路を経て排出されてきた用紙P2 のためのカ
ール除去機構などが別に設けられるが、構成が複雑にな
り余分なスペースを要するなどの別な問題点が生じる。
の画像形成装置においては、定着部の下流側に、下段側
反転給紙経路を経て排出されてきた用紙P2 のためのカ
ール除去機構などが別に設けられるが、構成が複雑にな
り余分なスペースを要するなどの別な問題点が生じる。
【0007】本発明はこのような実情を考慮してなされ
たもので、簡単な構成により、下段側反転給紙経路を経
て給紙される用紙も上段側反転給紙経路を経て給紙され
る用紙と同様に、定着部から排出されるときカールの矯
正された状態とすることのできる画像形成装置の給紙装
置を提供することを目的とする。
たもので、簡単な構成により、下段側反転給紙経路を経
て給紙される用紙も上段側反転給紙経路を経て給紙され
る用紙と同様に、定着部から排出されるときカールの矯
正された状態とすることのできる画像形成装置の給紙装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上下各段の給紙ローラによりそれぞれ送
り出される用紙を反転給紙経路を経て転写部へ給紙する
画像形成装置の給紙装置において、反転給紙経路で上段
の給紙ローラにより送り出される用紙に与えられるカー
ルと同程度のカールを下段の給紙ローラにより送り出さ
れる用紙に与えるカール強調手段を、下段側の反転給紙
経路の途中に設けた点に特徴がある。
に、本発明は、上下各段の給紙ローラによりそれぞれ送
り出される用紙を反転給紙経路を経て転写部へ給紙する
画像形成装置の給紙装置において、反転給紙経路で上段
の給紙ローラにより送り出される用紙に与えられるカー
ルと同程度のカールを下段の給紙ローラにより送り出さ
れる用紙に与えるカール強調手段を、下段側の反転給紙
経路の途中に設けた点に特徴がある。
【0009】
【作用】下段の給紙ローラにより送り出される用紙に
は、反転給紙経路の途中に設けられたカール強調手段に
よって、上段の給紙ローラにより送り出される用紙と同
程度のカールが付与されるので、下段の給紙ローラによ
り送り出された用紙が定着部を通過するときには、上段
の給紙ローラにより送り出される用紙と同様にカールの
相殺された用紙となる。
は、反転給紙経路の途中に設けられたカール強調手段に
よって、上段の給紙ローラにより送り出される用紙と同
程度のカールが付与されるので、下段の給紙ローラによ
り送り出された用紙が定着部を通過するときには、上段
の給紙ローラにより送り出される用紙と同様にカールの
相殺された用紙となる。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1および図2に基
づいて説明する。図1は本発明の給紙装置の要部を示す
縦断面図、図2はその給紙装置を備えた画像形成装置の
概略の構成を示す縦断面図である。図に示す画像形成装
置は、装置の内部あるいは外部から転送されてくる画像
データに基づき、転写用紙に画像を転写形成するプリン
タであって、転写用紙P1 ,P2 を各々収容する給紙カ
セット1,2が上下2段に分けて着脱可能に装着されて
いる。
づいて説明する。図1は本発明の給紙装置の要部を示す
縦断面図、図2はその給紙装置を備えた画像形成装置の
概略の構成を示す縦断面図である。図に示す画像形成装
置は、装置の内部あるいは外部から転送されてくる画像
データに基づき、転写用紙に画像を転写形成するプリン
タであって、転写用紙P1 ,P2 を各々収容する給紙カ
セット1,2が上下2段に分けて着脱可能に装着されて
いる。
【0011】各給紙カセット1,2の先端側上方には、
それら給紙カセット1,2の転写用紙P1 ,P2 を送り
出す給紙ローラ3,4がそれぞれ配置されている。上段
の給紙カセット1の下流側には、ガイド板5、半径R1
の反転コロ6などからなる上段側反転給紙経路Aが構成
され、給紙ローラ3によって給紙カセット1から送り出
される転写用紙P1 はこの上段側反転給紙経路Aを経て
一対のレジストローラ7a,7bに給紙される。
それら給紙カセット1,2の転写用紙P1 ,P2 を送り
出す給紙ローラ3,4がそれぞれ配置されている。上段
の給紙カセット1の下流側には、ガイド板5、半径R1
の反転コロ6などからなる上段側反転給紙経路Aが構成
され、給紙ローラ3によって給紙カセット1から送り出
される転写用紙P1 はこの上段側反転給紙経路Aを経て
一対のレジストローラ7a,7bに給紙される。
【0012】下段の給紙カセット2の下流側には、ガイ
ド板8、一対の中間送りローラ9a,9bなどからなる
下段側反転給紙経路Bが構成され、給紙ローラ4によっ
て給紙カセット2から送り出される転写用紙P2 はこの
下段側反転給紙経路Bを経て上記レジストローラ7a,
7bに供給される。中間送りローラ9a,9bからレジ
ストローラ7a,7bにわたる区間には、下段側反転給
紙部Bの後半部を構成する別のガイド板10が配置され、
このガイド板10の上半部は上段側反転給紙経路Aの後半
部の構成部材に兼用される。
ド板8、一対の中間送りローラ9a,9bなどからなる
下段側反転給紙経路Bが構成され、給紙ローラ4によっ
て給紙カセット2から送り出される転写用紙P2 はこの
下段側反転給紙経路Bを経て上記レジストローラ7a,
7bに供給される。中間送りローラ9a,9bからレジ
ストローラ7a,7bにわたる区間には、下段側反転給
紙部Bの後半部を構成する別のガイド板10が配置され、
このガイド板10の上半部は上段側反転給紙経路Aの後半
部の構成部材に兼用される。
【0013】中間送りローラ9aは、その半径R2 を上
記反転コロ6の半径R1 よりも小さくして、カール強調
手段を兼ねるようにされている。これにより、上段側反
転給紙経路Aの途中の反転コロ6の半周部を周回すると
きの転写用紙P1 の反転角度θ1 に比べて、下段側反転
給紙経路Bの途中の中間送りローラ10aの半周分を周回
するときの転写用紙P2 の反転角度θ2 が大きいにもか
かわらず、下段側反転給紙経路Bを通過する転写用紙P
2 に与えられるカールの度合いは、上段側反転給紙経路
Aを通過する転写用紙P1 に与えられるカールと同じに
なるように強調される。
記反転コロ6の半径R1 よりも小さくして、カール強調
手段を兼ねるようにされている。これにより、上段側反
転給紙経路Aの途中の反転コロ6の半周部を周回すると
きの転写用紙P1 の反転角度θ1 に比べて、下段側反転
給紙経路Bの途中の中間送りローラ10aの半周分を周回
するときの転写用紙P2 の反転角度θ2 が大きいにもか
かわらず、下段側反転給紙経路Bを通過する転写用紙P
2 に与えられるカールの度合いは、上段側反転給紙経路
Aを通過する転写用紙P1 に与えられるカールと同じに
なるように強調される。
【0014】上記レジストローラ7a,7bの下流側に
は、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、感光体11
などを一体に構成した像形成ユニット12が配置され、そ
の周辺部には発光部13、ポリゴンミラー14などからなる
光学ユニット15や転写装置16などが配置されている。転
写装置16の下流側には上下一対の定着ローラ17a,17b
が配置されている。その上側定着ローラ17aは金属ロー
ラからなり、下側定着ローラ17bは弾性ローラからな
る。これにより、この定着ローラ17a,17bを通過する
転写用紙P1 ,P2 に対して、反転給紙経路A,Bで与
えられた上側に凸となるカールを相殺する下側に凸とな
るカールが与えられる。
は、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、感光体11
などを一体に構成した像形成ユニット12が配置され、そ
の周辺部には発光部13、ポリゴンミラー14などからなる
光学ユニット15や転写装置16などが配置されている。転
写装置16の下流側には上下一対の定着ローラ17a,17b
が配置されている。その上側定着ローラ17aは金属ロー
ラからなり、下側定着ローラ17bは弾性ローラからな
る。これにより、この定着ローラ17a,17bを通過する
転写用紙P1 ,P2 に対して、反転給紙経路A,Bで与
えられた上側に凸となるカールを相殺する下側に凸とな
るカールが与えられる。
【0015】定着ローラ17a,17bの下流側には排出ガ
イド18および一対の排出ローラ19a,19bが配置され、
さらにその下流側には排出転写用紙P1 ,P2 を案内す
る排出ガイド板20が、支軸21を中心にして回動自在とな
るように設けられている。この排出ガイド板20は、実線
で示す起立位置にセットされた状態では、転写用紙
P1 ,P2 をその転写面が下面となるフェイスダウンの
状態で案内して別の一対の排出ローラ22a,22bを経て
排出トレイ23へと排出すると共に、仮想線で示す傾倒位
置にセットされた状態では、転写用紙P1 ,P2 をその
転写面が上面となるフェイスアップの状態で回収する排
出トレイに兼用される。
イド18および一対の排出ローラ19a,19bが配置され、
さらにその下流側には排出転写用紙P1 ,P2 を案内す
る排出ガイド板20が、支軸21を中心にして回動自在とな
るように設けられている。この排出ガイド板20は、実線
で示す起立位置にセットされた状態では、転写用紙
P1 ,P2 をその転写面が下面となるフェイスダウンの
状態で案内して別の一対の排出ローラ22a,22bを経て
排出トレイ23へと排出すると共に、仮想線で示す傾倒位
置にセットされた状態では、転写用紙P1 ,P2 をその
転写面が上面となるフェイスアップの状態で回収する排
出トレイに兼用される。
【0016】次に、前記画像形成装置における給紙装置
の動作について説明する。画像形成装置本体のボタン操
作によって上段の給紙カセット1からの給紙が選択され
給紙指令が入力されると、先ず上段側の給紙ローラ3が
回転駆動され、給紙カセット1の給紙用紙P1 が上段側
反転給紙経路Aを経て、レジストローラ7a,7bに給
紙される。すなわち、給紙ローラ3によって給紙カセッ
ト1から送り出された転写用紙P1 は、ガイド板5、反
転コロ6およびガイド板10の上半部に案内され給紙方向
を反転させることによってレジストローラ7a,7bへ
と供給される。このとき、反転コロ6の半周部分を周回
するのに伴い、その反転コロ6の半径R1 、反転角度θ
1 などをファクタとして転写用紙P1 には上側に凸とな
る所定の度合いのカールが付与される。
の動作について説明する。画像形成装置本体のボタン操
作によって上段の給紙カセット1からの給紙が選択され
給紙指令が入力されると、先ず上段側の給紙ローラ3が
回転駆動され、給紙カセット1の給紙用紙P1 が上段側
反転給紙経路Aを経て、レジストローラ7a,7bに給
紙される。すなわち、給紙ローラ3によって給紙カセッ
ト1から送り出された転写用紙P1 は、ガイド板5、反
転コロ6およびガイド板10の上半部に案内され給紙方向
を反転させることによってレジストローラ7a,7bへ
と供給される。このとき、反転コロ6の半周部分を周回
するのに伴い、その反転コロ6の半径R1 、反転角度θ
1 などをファクタとして転写用紙P1 には上側に凸とな
る所定の度合いのカールが付与される。
【0017】転写用紙P1 はさらにレジストローラ7
a,7bから転写装置16へと給紙される。この転写装置
16を転写用紙P1 が通過するとき、これと並行して、画
像形成装置の内部あるいは外部から転送される画像デー
タが光学ユニット15へ導かれ、発光部13から送出される
変調光に基づき、像形成ユニット12の感光体11に反転画
像が形成される。その画像は転写装置16によって転写用
紙P1 に転写される。
a,7bから転写装置16へと給紙される。この転写装置
16を転写用紙P1 が通過するとき、これと並行して、画
像形成装置の内部あるいは外部から転送される画像デー
タが光学ユニット15へ導かれ、発光部13から送出される
変調光に基づき、像形成ユニット12の感光体11に反転画
像が形成される。その画像は転写装置16によって転写用
紙P1 に転写される。
【0018】転写を終えた転写用紙P1 は定着ローラ17
a,17b、排出ガイド18、排出ローラ19a,19bを経て
排出される。上段側反転給紙経路Aを通過するとき付与
された上側に凸のカールは、定着ローラ17a,17bによ
って同程度に付与される下側に凸のカールで相殺され、
定着ローラ17a,17bから排出される転写用紙P1 はカ
ールのない用紙とされる。
a,17b、排出ガイド18、排出ローラ19a,19bを経て
排出される。上段側反転給紙経路Aを通過するとき付与
された上側に凸のカールは、定着ローラ17a,17bによ
って同程度に付与される下側に凸のカールで相殺され、
定着ローラ17a,17bから排出される転写用紙P1 はカ
ールのない用紙とされる。
【0019】画像形成装置本体のボタン操作によって下
段の給紙カセット2からの給紙が選択され給紙指令が入
力されると、下段側の給紙ローラ4が回転駆動され、給
紙カセット2の給紙用紙P2 が下段側反転給紙経路Bを
経てレジストローラ7a,7bに給紙される。すなわ
ち、給紙ローラ4によって給紙カセット2から送り出さ
れた転写用紙P2 は、ガイド板8、中間送りローラ9
a,9b、ガイド板10に案内されてレジストローラ7
a,7bへと供給される。このとき、上段側反転給紙経
路Aの反転コロ6に比べて半径の小さい中間送りローラ
9aの半周部分を転写用紙P2 が周回するのに伴い、そ
の中間送りローラ9aの半径R2 、反転角度θ1 などを
ファクタとして転写用紙P2 には上側に凸となるカール
が付与される。このカールの度合いは上段側反転給紙経
路Aを通過する転写用紙P1 と同じとなる。
段の給紙カセット2からの給紙が選択され給紙指令が入
力されると、下段側の給紙ローラ4が回転駆動され、給
紙カセット2の給紙用紙P2 が下段側反転給紙経路Bを
経てレジストローラ7a,7bに給紙される。すなわ
ち、給紙ローラ4によって給紙カセット2から送り出さ
れた転写用紙P2 は、ガイド板8、中間送りローラ9
a,9b、ガイド板10に案内されてレジストローラ7
a,7bへと供給される。このとき、上段側反転給紙経
路Aの反転コロ6に比べて半径の小さい中間送りローラ
9aの半周部分を転写用紙P2 が周回するのに伴い、そ
の中間送りローラ9aの半径R2 、反転角度θ1 などを
ファクタとして転写用紙P2 には上側に凸となるカール
が付与される。このカールの度合いは上段側反転給紙経
路Aを通過する転写用紙P1 と同じとなる。
【0020】レージストローラ7a,7bから転写装置
16、定着ローラ17a,17bを経て転写用紙P2 が排出さ
れる手順は先の転写用紙P1 の場合と同様である。すな
わち、この場合にも、定着ローラ17a,17bを通過する
際に、下段側反転給紙経路Bで付与されたカールが相殺
され、カールのない用紙として排出される。
16、定着ローラ17a,17bを経て転写用紙P2 が排出さ
れる手順は先の転写用紙P1 の場合と同様である。すな
わち、この場合にも、定着ローラ17a,17bを通過する
際に、下段側反転給紙経路Bで付与されたカールが相殺
され、カールのない用紙として排出される。
【0021】図3は、この発明の給紙装置の他の実施例
の概略の構成を示す縦断面図である。この実施例では、
下段側反転給紙経路Bの途中に配置される一対の中間送
りローラ9a,9bの下流側に、下段側反転給紙経路B
を通過する転写用紙P2 に付与されるカールの度合いが
上段側反転給紙経路Aを通過する転写用紙P1 に付与さ
れるカールと同じになるように強調するカール強調部材
24が配置される。すなわち、このカール強調部材24の下
側反転給紙経路Bに向く先端側は、上記反転コロ6の半
径R1 に比べて十分小さい半径R3 の半円形に形成され
ている。このカール強調部材24の後端側にはガイド面24
aが凹陥形成され、このガイド面24aは先の実施例のガ
イド板5に兼用される。この実施例では、中間送りロー
ラ9aの半径R2 は、反転コロ6の半径R1 よりも大き
くされているが、上記カール強調部材24の存在により、
上段側反転給紙経路Aを通過する転写用紙P1 と同程度
のカールが転写用紙P2 に付与される。
の概略の構成を示す縦断面図である。この実施例では、
下段側反転給紙経路Bの途中に配置される一対の中間送
りローラ9a,9bの下流側に、下段側反転給紙経路B
を通過する転写用紙P2 に付与されるカールの度合いが
上段側反転給紙経路Aを通過する転写用紙P1 に付与さ
れるカールと同じになるように強調するカール強調部材
24が配置される。すなわち、このカール強調部材24の下
側反転給紙経路Bに向く先端側は、上記反転コロ6の半
径R1 に比べて十分小さい半径R3 の半円形に形成され
ている。このカール強調部材24の後端側にはガイド面24
aが凹陥形成され、このガイド面24aは先の実施例のガ
イド板5に兼用される。この実施例では、中間送りロー
ラ9aの半径R2 は、反転コロ6の半径R1 よりも大き
くされているが、上記カール強調部材24の存在により、
上段側反転給紙経路Aを通過する転写用紙P1 と同程度
のカールが転写用紙P2 に付与される。
【0022】その他の構成は先の実施例と同様である。
したがって、この実施例においても、下段側給紙経路B
を経て給紙される転写用紙P2 も、上段側給紙経路Aを
経て給紙される転写用紙P1 と同様に、定着ローラ17
a,17bから排出されるとき、カールが完全に相殺さ
れ、カールのない状態で排出されることになる。
したがって、この実施例においても、下段側給紙経路B
を経て給紙される転写用紙P2 も、上段側給紙経路Aを
経て給紙される転写用紙P1 と同様に、定着ローラ17
a,17bから排出されるとき、カールが完全に相殺さ
れ、カールのない状態で排出されることになる。
【0023】なお、上記各実施例では、下段側反転給紙
経路Bを経る転写用紙P2 のカールを強調する手段とし
て、中間送りローラ9aの半径R2 を小さくしたり、下
段側反転給紙経路Bの途中に半径R3 の小さい半円部を
先端に形成したカール強調部材24を設けた場合について
説明したが、これに限らず例えば、一対の中間送りロー
ラ9a,9bを定着ローラ17a,17bと同様に金属ロー
ラと弾性ローラとで構成することによってカールの度合
いを強調するようにしてもよい。
経路Bを経る転写用紙P2 のカールを強調する手段とし
て、中間送りローラ9aの半径R2 を小さくしたり、下
段側反転給紙経路Bの途中に半径R3 の小さい半円部を
先端に形成したカール強調部材24を設けた場合について
説明したが、これに限らず例えば、一対の中間送りロー
ラ9a,9bを定着ローラ17a,17bと同様に金属ロー
ラと弾性ローラとで構成することによってカールの度合
いを強調するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなり、上下
各段の給紙ローラによりそれぞれ送り出される用紙を反
転給紙経路を経て転写部へ給紙する画像形成装置の給紙
装置において、反転給紙経路で上段の給紙ローラにより
送り出される用紙に与えられるカールと同程度のカール
を下段の給紙ローラにより送り出される用紙に与えるカ
ール強調手段を、下段側の反転給紙経路の途中に設けた
ので、簡単な構成により、下段側反転給紙経路を経て給
紙される用紙も上段側反転給紙経路を経て給紙される用
紙と同様に、定着部から排出されるときカールの矯正さ
れた状態にすることができる。
各段の給紙ローラによりそれぞれ送り出される用紙を反
転給紙経路を経て転写部へ給紙する画像形成装置の給紙
装置において、反転給紙経路で上段の給紙ローラにより
送り出される用紙に与えられるカールと同程度のカール
を下段の給紙ローラにより送り出される用紙に与えるカ
ール強調手段を、下段側の反転給紙経路の途中に設けた
ので、簡単な構成により、下段側反転給紙経路を経て給
紙される用紙も上段側反転給紙経路を経て給紙される用
紙と同様に、定着部から排出されるときカールの矯正さ
れた状態にすることができる。
【図1】本発明に係る画像形成装置の給紙装置の構成の
概略を示す縦断面図である。
概略を示す縦断面図である。
【図2】その給紙装置を備えた画像形成装置の縦断面図
である。
である。
【図3】その給紙装置の他の実施例の構成の概略を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】従来の給紙装置の構成の概略を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】定着部の構成を示す概略図である。
3,4…給紙ローラ、9a,24…カール強調手段、A,
B…反転給紙経路、P1 ,P2 …用紙。
B…反転給紙経路、P1 ,P2 …用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 浩昭 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 田中 伸一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 伴 啓司 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 上下各段の給紙ローラによりそれぞれ送
り出される用紙を反転給紙経路を経て転写部へ給紙する
画像形成装置の給紙装置において、反転給紙経路で上段
の給紙ローラにより送り出される用紙に与えられるカー
ルと同程度のカールを下段の給紙ローラにより送り出さ
れる用紙に与えるカール強調手段を、下段側の反転給紙
経路の途中に設けたことを特徴とする画像形成装置の給
紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5202724A JPH0733280A (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 画像形成装置の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5202724A JPH0733280A (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 画像形成装置の給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733280A true JPH0733280A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16462115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5202724A Pending JPH0733280A (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 画像形成装置の給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733280A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978645A (en) * | 1997-08-27 | 1999-11-02 | Nec Corporation | Heat roller fixing device having curl correction mechanism |
-
1993
- 1993-07-24 JP JP5202724A patent/JPH0733280A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978645A (en) * | 1997-08-27 | 1999-11-02 | Nec Corporation | Heat roller fixing device having curl correction mechanism |
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