JPH07332805A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH07332805A
JPH07332805A JP6124867A JP12486794A JPH07332805A JP H07332805 A JPH07332805 A JP H07332805A JP 6124867 A JP6124867 A JP 6124867A JP 12486794 A JP12486794 A JP 12486794A JP H07332805 A JPH07332805 A JP H07332805A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器全体に亘って伝熱特性を向上させ、
良好な空気調和性能が得られる空気調和機を提供する。 【構成】 室外側熱交換器7及び室内側熱交換器9の熱
交換パイプ13が、それぞれ四方弁側に深さの浅い溝を
多数有する浅溝熱交換パイプ13aを、中間部に深さが
中程度の溝を多数有する中溝熱交換パイプ13bを、さ
らに膨脹弁側に深さの深い溝を多数有する深溝熱交換パ
イプ13cを設けている。これにより両熱交換器7,9
の熱交換パイプ13が、その部分を流通する冷媒の状態
や流速に合った適正な深さの溝を有することになる。そ
の結果、熱交換パイプ13の各部での伝熱特性が向上し
たものとなり、各熱交換器7,9は全体に亘って伝熱特
性が向上し、良好な空気調和性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房運転が可能な空
気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、空気調和機の性能(能力、
消費電力、騒音等)は、その約50%が室内側、室外側
熱交換器の性能により左右されるため、熱交換器の性能
向上が種々検討されてきている。特に熱交換パイプの外
面に多数の放熱フィンを設けた放熱フィン付きパイプの
熱交換器においては、パイプ内面の冷媒の蒸発、凝縮伝
熱性能が重要であり、細いパイプでは冷媒の流動圧損と
伝熱面積不足が性能向上を阻害し、太いパイプでは冷媒
流速が落ちることによる伝熱特性の低下が性能向上を阻
害している。
【0003】一方、冷房専用空気調和機の場合、室内側
熱交換器が蒸発器、室外側熱交換器が凝縮器として作用
するが、冷暖房兼用空気調和機の場合は、それぞれの熱
交換器が蒸発器及び凝縮器として機能するよう作用する
ことになる。
【0004】そして、一般に凝縮器では、冷媒は入口
(圧縮機側)が完全ガス状態で、出口(減圧機構側)が
完全液状態であり、出口での冷媒流速は入口に比較しパ
イプ内径が同じ場合には約1/10となり、さらに出口
での伝熱性能は入口に比較し1/4以下に低下してしま
う。
【0005】また蒸発器では、冷媒は入口(減圧機構
側)が約30%重量ガスの液ガス混合状態で、出口(圧
縮機側)が完全ガス状態であり、出口での冷媒流速は入
口に比較し3〜4倍になる。したがって入口は出口に比
較し伝熱性能が1/2程度に低くなっている。
【0006】このため、冷媒の流動損失を抑えると共に
伝熱性能を向上させるために、熱交換パイプとして内面
に螺旋状に形成された条溝を形成したもの(一般にリッ
プルフィンチューブと呼ばれる)を用いるようにしてい
る。
【0007】これは、熱交換パイプの内面に溝を形成す
ることによって、パイプの内面の表面積を増大させると
共に、ガス冷媒と液冷媒の混合状態の冷媒の流れを乱し
て伝熱性能を向上させるものである。
【0008】しかしながら、上記のような従来の熱交換
器では、熱交換パイプの場所(入口〜出口)によって流
通する冷媒の状態が異なり冷媒流速が異なっているのに
対し、画一的な形状の溝しか形成されてなく、伝熱特性
を熱交換器全体に亘って向上させるものではなく、良好
な空気調和性能を得られるものとはなっていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
冷媒の状態に対応して、熱交換器全体に亘って伝熱特性
を向上させ、良好な空気調和性能が得られるようにした
空気調和機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、減圧機構、室外側熱
交換器を冷暖房運転が可能な冷凍サイクルを形成するよ
う順次接続した空気調和機において、室内側熱交換器及
び室外側熱交換器の少なくとも一方が、熱交換パイプの
内面に深さが冷媒の流通方向に順次変化するよう形成さ
れた複数の溝を設けていることを特徴とするものであ
り、さらに、熱交換器に設けられた熱交換パイプが、溝
を設けたパイプと溝を設けていないパイプとによって構
成されていることを特徴とするものである。
【0011】また、圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、
減圧機構、室外側熱交換器を冷暖房運転が可能な冷凍サ
イクルを形成するよう順次接続した空気調和機におい
て、室内側熱交換器及び室外側熱交換器の熱交換パイプ
が、パイプ内面に複数の溝を設けていると共に該溝の深
さが減圧機構側から圧縮機側に向けて順に浅くなってい
ることを特徴とするものであり、さらに、熱交換パイプ
が、パイプ内面に設けられた溝の深さを変化させるのに
替えてパイプ内にスペーサを軸方向に延在させているこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された空気調和機は、熱交換
器の熱交換パイプの内面に深さが冷媒の流通方向に順次
変化するよう形成された複数の溝を設けているので、ま
た溝の深さが減圧機構側から圧縮機側に向けて順に浅く
なるようにしているので、これにより熱交換器の熱交換
パイプが、その部分を流通する冷媒の状態や流速に合っ
た適正な深さの溝を有することになる。その結果、熱交
換パイプの各部での伝熱特性が向上したものとなり、熱
交換器全体に亘っての伝熱特性も向上し、良好な空気調
和性能が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6を参
照して説明する。図1は冷凍サイクル図であり、図2は
熱交換器の概略構成図で、図2(a)は室内側熱交換器
の概略構成図、図2(b)は室外側熱交換器の概略構成
図であり、図3は熱交換パイプの断面図で、図3(a)
は浅溝熱交換パイプの断面図、図3(b)は中溝熱交換
パイプの断面図、図3(c)は深溝熱交換パイプの断面
図であり、図4は熱交換器及びファンの風損−圧損を示
す特性図であり、図5はスペーサ入り熱交換パイプの断
面図であり、図6はスペーサの斜視図である。
【0014】図1乃至図4において、空気調和機1は室
外ユニット2と室内ユニット3を冷媒配管4によって接
続することで構成され、室外ユニット2は圧縮機5と、
四方弁6と、室外側熱交換器7と、減圧機構としての膨
脹弁8とを備え、室内ユニット3は室内側熱交換器9を
備えている。そして室外側熱交換器7にはプロペラファ
ン10が熱交換を促進するように併設されており、室内
側熱交換器9には多翼横流ファン11が同じく熱交換を
促進し、空調室内に調和された空気を送り出すために併
設されている。
【0015】また、圧縮機5の吐出口及びアキュムレー
タが接続された吸込口に、四方弁6を介して室外側熱交
換器7と室内側熱交換器9の夫々の片側接続口が連通す
るように接続され、室外側熱交換器7と室内側熱交換器
9の夫々の他側接続口の間に膨脹弁8が設けられるよう
に接続されることによって冷凍サイクル12が構成され
る。
【0016】室外側熱交換器7は、複数本の熱交換パイ
プ13がプロペラファン10の送風方向Aに交差するよ
う1列に配列され、さらにこれらが接続パイプ14によ
って蛇行するように接続され冷媒流路を形成してなるも
ので、熱交換パイプ13の外面には多数の放熱フィン1
5が設けられている。また1列に配列された熱交換パイ
プ13は、浅溝熱交換パイプ13a、中溝熱交換パイプ
13b、深溝熱交換パイプ13cでなり、圧縮機5側、
すなわち四方弁6に接続する側に浅溝熱交換パイプ13
aが設けられ、中間部分に中溝熱交換パイプ13bが設
けられ、さらに減圧機構の膨脹弁8に接続する側に深溝
熱交換パイプ13cが設けられるようにして冷媒の流通
する方向に順に接続さる。
【0017】室内側熱交換器9は、同じく複数本の熱交
換パイプ13が多翼横流ファン11の送風方向Bに交差
するよう2列に配列され、さらにこれらが接続パイプ1
4によって蛇行するように接続され冷媒流路を形成して
なるもので、熱交換パイプ13の外面には多数の放熱フ
ィン16が設けられている。また2列に配列された熱交
換パイプ13は、浅溝熱交換パイプ13a、中溝熱交換
パイプ13b、深溝熱交換パイプ13cでなり、室外側
熱交換器7でと同様に圧縮機5側、すなわち四方弁6に
接続する側に浅溝熱交換パイプ13aが設けられ、中間
部分に中溝熱交換パイプ13bが設けられ、さらに減圧
機構の電子制御弁8に接続する側に深溝熱交換パイプ1
3cが設けられるようにして冷媒の流通する方向に順に
接続さる。
【0018】また、熱交換パイプ13は次のように内面
が形成されている。すなわち、浅溝熱交換パイプ13a
では、その内面に軸方向に延びる深さの浅い溝17aが
複数条刻設されており、これに対し中溝熱交換パイプ1
3bでは、その内面に浅溝熱交換パイプ13aの溝17
aよりも深さの深い中程度の深さの溝17bが軸方向に
延びるように複数条刻設されており、さらに深溝熱交換
パイプ13cでは、その内面に中溝熱交換パイプ13b
の溝17bよりも深さの深い溝17cが複数条刻設され
ている。
【0019】従って、これら浅溝熱交換パイプ13a、
中溝熱交換パイプ13b、深溝熱交換パイプ13cが順
次接続されることによって、熱交換パイプ13内の溝の
深さが段階的に深くなることになる。
【0020】そして、四方弁6を切り替えて実線のよう
に流路を形成し、冷凍サイクル12に実線矢印方向に冷
媒を流すことで冷房運転が行われ、また四方弁6を切り
替えて点線のように流路を形成し、冷凍サイクル12に
点線矢印方向に冷媒を流すことで暖房運転が行われる。
【0021】このように構成されているので、冷房運転
が行われる時には圧縮機5から吐出された高温/高圧の
冷媒が、四方弁6を介し先ず室外側熱交換器7に送り込
まれる。そして室外側熱交換器7の入口から流入する冷
媒は完全ガス状態で比体積が大きく、流速が速いものと
なっている。このため冷媒は、室外側熱交換器7の入口
側の冷媒流路を形成する内面に溝17aが設けられ圧損
の小さい浅溝熱交換パイプ13a内を、流速が大幅に減
じてしまうようなことなく流れ、流速の速い分だけ優れ
た伝熱特性が得られる。
【0022】また冷媒は、室外側熱交換器7の中間部分
で、この中間部分の冷媒流路を形成する内面に中程度の
深さの溝17bが設けられた中溝熱交換パイプ13b内
を流れる間に凝縮され流速が低下して徐々に液の比率が
高い状態になる。そして、中間部分を流れる間において
も、この部分での低下した流速及び冷媒の相状態に則し
て設定された深さの溝17bにより優れた伝熱特性が維
持される。
【0023】さらに冷媒は、室外側熱交換器7の出口側
の冷媒流路を形成する内面に溝17cが設けられ圧損の
大きい深溝熱交換パイプ13c内を流れ、流れる間に流
速が遅くなり、また深さの深い溝17cによりパイプの
中心部分を流れる冷媒も残らず液化する。そして冷媒は
ほとんど液化し、完全液状態となるようにして膨脹弁8
に流出する。こうして出口側の冷媒流路を流れる間にお
いても、この部分での遅くなった流速及び冷媒の相状態
に則して設定された深さの溝17cにより優れた伝熱特
性が得られ、室外側熱交換器7全体としても伝熱特性が
約10%程度向上して効率的な熱交換が行われる。
【0024】この後、液化された冷媒は膨脹弁8を通過
することによって膨脹し、約30%がガス化して低圧/
低温の液ガス混合状態になる。そして液ガス混合状態の
冷媒が室内側熱交換器9の入口側の冷媒流路を形成する
内面に溝17cが設けられ圧損の大きい深溝熱交換パイ
プ13c内を流れて蒸発し、流れる間に徐々にガスの比
率が多い状態になる。この入口側の冷媒流路部分では液
が多く流速が遅いので、流速の遅い分と冷媒の相状態に
則して設定された深さの深い溝17cにより優れた伝熱
特性が得られる。
【0025】また冷媒は、室内側熱交換器9の中間部分
で、この中間部分の冷媒流路を形成する内面に中程度の
深さの溝17bが設けられた中溝熱交換パイプ13b内
を流れる間に蒸発しガスの比率がより高い状態になり、
流速が増加する。そして、この中間部分を流れる間にお
いても、この部分での増加した流速及び冷媒の相状態に
則して設定された深さの溝17bにより優れた伝熱特性
が維持される。
【0026】さらに冷媒は、室内側熱交換器9の出口側
の冷媒流路を形成する内面に溝17aが設けられ圧損の
小さい浅溝熱交換パイプ13a内をガス化して流速が速
くなった状態で流れることになり、流速の速い分だけ優
れた伝熱特性が得られ、室内側熱交換器9全体としても
伝熱特性が約10%程度向上して効率的な熱交換が行わ
れる。そして、完全ガス状態となった冷媒は吸込口から
圧縮機5に吸い込まれる。
【0027】また、暖房運転が行われる時には圧縮機5
から吐出された高温/高圧の冷媒が、四方弁6を介し先
ず室内側熱交換器9に送り込まれ、冷房運転時とは逆方
向に冷媒が流れることになり、室外側熱交換器7及び室
内側熱交換器9では上記と逆の動作をすることになっ
て、この場合にも略同様の作用がなされ、同様の効果が
得られる。
【0028】このように室外側熱交換器7及び室内側熱
交換器9の熱交換パイプ13を配設部位ごとに適正な深
さの溝17a,17b,17cを有する3種類のパイプ
としているが、さらに溝深さの種類を多数としたり、冷
媒の流通する方向に連続して溝深さが変化するようにし
たり、あるいは軸方向に交差するように溝を形成するよ
うにしてもよい。しかし、熱交換パイプ13の製造性や
パイプの標準化等を加味すると実用的な溝深さの種類は
上記実施例のように3種類か、もしくは2種類でよく、
3種類以上としてもそれによる性能向上は僅かなものと
なってしまう。
【0029】一方、熱交換器及びファンの風量Qに対す
る圧損特性ΔPはそれぞれ図4に示す特性曲線のように
なっている。すなわち、X1 は熱交換パイプを1列配列
してなる熱交換器の特性曲線で、X2 は熱交換パイプを
2列配列してなる熱交換器の特性曲線であり、Y1 はプ
ロペラファンの特性曲線で、Y2 は多翼横流ファンの特
性曲線である。
【0030】この図4から明らかなように、熱交換器と
プロペラファンとの組み合わせでは熱交換パイプの配列
本数に圧損が大きく影響されるものではなく、配列本数
が1本の場合には風量Qが大きくとれる。このため、本
実施例の熱交換パイプ13の配列本数が1本でプロペラ
ファン10で熱交換の促進が行われる室外側熱交換器7
では送風空気量が増大したものになり、また上記の通り
熱交換パイプ13を配設部位ごとに適正な伝熱性能が得
られるように設けているので熱交換器全体としての熱交
換性能が向上したものとなる。
【0031】また、熱交換器と多翼横流ファンとの組み
合わせでは熱交換パイプの配列本数に圧損が影響される
ものの風量が大きく影響されるものではない。このた
め、多翼横流ファン11と熱交換パイプ13の配列本数
が2本の室内側熱交換器9においては、送風空気量が大
きく変動しないことから熱交換パイプ13の配列数が多
いことによって熱交換能力が増加したものとなる。
【0032】なお、上記の実施例においては室外側熱交
換器7及び室内側熱交換器9の熱交換パイプ13の全て
を溝17a,17b,17cを有するもので構成した
が、例えば四方弁6に接続する側に内面に溝が刻設され
ていない溝無し熱交換パイプを一部設けるようにして構
成してもよい。
【0033】また、深溝熱交換パイプ13cに替えて図
5に示すようなスペーサ入り熱交換パイプ13sを用い
てもよい。すなわち、スペーサ入り熱交換パイプ13s
は、中溝熱交換パイプ13b内に図6に示すスペーサ1
8を軸方向に挿入して構成される。このスペーサ18
は、中溝熱交換パイプ13b内の中心部に所定容積を占
める中心軸部19と、その外面から径方向四方に突出す
る支持片20でなり、この支持片20は中溝熱交換パイ
プ13bの溝17bの溝壁頂部に当接する高さを有する
もので、軸方向に所定間隔をもって配列されている。
【0034】このため、スペーサ入り熱交換パイプ13
s内を流れる液ガス混合状態の冷媒のうちのガス冷媒
は、スペーサ18によってパイプの中心部分から溝17
bの設けられている内面に近付くようにして流れ、液化
し易くなり、深溝熱交換パイプ13cと同様の作用をす
ることになる。
【0035】さらには、スペーサ18によって溝深さの
異なる熱交換パイプ13の種類が削減できるので、製造
時のパイプ選択のミスが低減でき、製造性及び信頼性が
向上する。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は熱交換器の熱交換パイプの内面に深さが冷媒の流通方
向に順次変化するよう形成された複数の溝を設ける構成
としたことにより、また溝の深さが減圧機構側から圧縮
機側に向けて順に浅くなる構成としたことにより、熱交
換器全体に亘って伝熱特性を向上させ、良好な空気調和
性能が得られる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷凍サイクル図である。
【図2】本発明の一実施例に係る熱交換器の概略構成図
で、図2(a)は室内側熱交換器の概略構成図、図2
(b)は室外側熱交換器の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係る熱交換パイプの断面図
で、図3(a)は浅溝熱交換パイプの断面図、図3
(b)は中溝熱交換パイプの断面図、図3(c)は深溝
熱交換パイプの断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る熱交換器及びファンの
風損−圧損を示す特性図である。
【図5】本発明の一実施例に係る熱交換パイプの変形例
であるスペーサ入り熱交換パイプの断面図である。
【図6】図5のスペーサ入り熱交換パイプのスペーサの
斜視図である。
【符号の説明】
5…圧縮機 6…四方弁 7…室外側熱交換器 8…膨脹弁 9…室内側熱交換器 12…冷凍サイクル 13…熱交換パイプ 13a…浅溝熱交換パイプ 13b…中溝熱交換パイプ 13c…深溝熱交換パイプ 17a,17b,17c…溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、減圧
    機構、室外側熱交換器を冷暖房運転が可能な冷凍サイク
    ルを形成するよう順次接続した空気調和機において、前
    記室内側熱交換器及び室外側熱交換器の少なくとも一方
    が、熱交換パイプの内面に深さが冷媒の流通方向に順次
    変化するよう形成された複数の溝を設けていることを特
    徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 熱交換器に設けられた熱交換パイプが、
    溝を設けたパイプと溝を設けていないパイプとによって
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載された
    空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、減圧
    機構、室外側熱交換器を冷暖房運転が可能な冷凍サイク
    ルを形成するよう順次接続した空気調和機において、前
    記室内側熱交換器及び室外側熱交換器の熱交換パイプ
    が、パイプ内面に複数の溝を設けていると共に該溝の深
    さが減圧機構側から圧縮機側に向けて順に浅くなってい
    ることを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 熱交換パイプが、パイプ内面に設けられ
    た溝の深さを変化させるのに替えてパイプ内にスペーサ
    を軸方向に延在させていることを特徴とする請求項1及
    び請求項3に記載された空気調和機。
  5. 【請求項5】 熱交換パイプが、多翼横流ファンを備え
    た室内側熱交換器では1列もしくは複数列に配列されて
    いると共に、プロペラファンを備えた室外側熱交換器で
    は1列に配列されていることを特徴とする請求項1及び
    請求項3に記載された空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010261A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Noritz Corp 多管型熱交換器及びその製造方法
WO2013094084A1 (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 三菱電機株式会社 空気調和機

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