JPH07332540A - 流量調整弁 - Google Patents

流量調整弁

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JPH07332540A
JPH07332540A JP12845894A JP12845894A JPH07332540A JP H07332540 A JPH07332540 A JP H07332540A JP 12845894 A JP12845894 A JP 12845894A JP 12845894 A JP12845894 A JP 12845894A JP H07332540 A JPH07332540 A JP H07332540A
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fluid
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fluid passage
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Daisuke Imabayashi
大輔 今林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体の温度ムラによる歪変形を抑制して漏れ
の発生を確実に防止でき、しかも、シート面へのダスト
などの異物の噛み込みをなくせるようにする。 【構成】 高温流体Bに晒される弁体5の下流側表面5
Bに対向し、かつ、該下流側表面5Bに沿わせてカバー
7を設けることで、そのカバー7と弁体5の下流側表面
5Bとの間の隙間を流体通路9に形成し、この流体通路
9に下流側の高温流体Bよりも低温の流体を供給する細
孔10を弁体5に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的低温で圧力の高
い上流側流体の流路と、高温で圧力が低く、かつダスト
などの微細な異物が含まれている下流側流体の流路との
間に介在して使用される流量調整弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量調整弁として、図4
に示すように、弁箱101側の環状のシート面102に
密着離間可能な環状のシート面103を有し、かつ、下
流側表面104aが上流側の流体Aよりも高温低圧の流
体Bに晒される弁体104を弁軸105を介して流体A
の流れ方向に沿って変位可能に構成したものが使用され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の流量調整弁は、弁体104の下流側表面104a
が直接、高温低圧流体Bにより熱せられて、該弁体10
4の上流側表面104bと下流側表面104aとの間で
大きな温度差が生じ、これによる熱膨張差により弁体1
04が反り変形を起こしやすい。このため、弁体104
のシート面103に歪みが発生し、弁箱101側のシー
ト面102に密着させた際に洩れを生じるおそれがあ
り、さらに、下流側流体Bに含まれているダストなどの
微細な異物が上記両シート面102,103間に噛み込
まれて、シール性能を損なわせるといった問題があっ
た。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、弁体の熱応力による歪変形を有効に抑制することが
できるとともに、シール面の良好な密着性を確保するこ
とができる流量調整弁を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、弁箱側の環状シート面に密着可能な環状
シート面を有し、かつ、下流側表面が上流側よりも高温
の流体に晒される弁体を流体流れ方向に沿って変位可能
に構成してなる流量調整弁において、上記弁体の下流側
表面に対向させ、かつ、該下流側表面に沿わせて取り付
けられたカバーと、このカバーと上記弁体の下流側表面
との隙間により形成されるとともに、上記シート面付近
で開口する流体通路と、上記弁体に形成されて下流側流
体よりも低温の流体を上記流体通路に流入させる細孔と
を備えたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、弁体の下流側表面に対向し、
かつ、下流側表面に沿わせて設けられたカバーと上記弁
体の下流側表面との隙間をもって流体通路が形成されて
いるので、下流側流体よりも低温の流体、例えば上流側
流体を弁体に設けた細孔を通して上記流体通路に流入さ
せると、該低温流体が弁体の下流側表面に沿って流動
し、シート面付近の開口から下流側に流出することにな
る。このため、上記弁体の下流側表面は上記流体通路を
流れる低温流体によって冷却されて、上流側表面との間
の温度差がなくなる、もしくは、非常に小さくなって、
弁体の熱膨張差が緩和される。これによって、弁体のシ
ート面などに歪みが発生することが抑制される。また、
上記流体通路を通った低温流体が上記開口からシート面
付近に流れ出すので、弁箱側シート面と弁体側シート面
との間にダストなどの微細な異物が噛み込まれることが
防止され、両シート面の良好な密着性が保たれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例による流量調整弁を示
す縦断面図である。
【0008】図1において、弁箱1には、比較的低温
で、圧力が高い上流側流体Aの流れ方向に沿って下方に
突出する筒壁状の弁座部2が一体に形成されており、こ
の弁座部2の先端面に、下流側に向かって末広がり状の
環状のシート面3が形成されている。
【0009】4は上流側流体Aの流れ方向に沿って配設
された弁軸、5は該弁軸4の先端に連結固定されて上記
流れ方向に沿って変位可能に構成された略円盤状の弁体
である。この弁体5の上流側表面5Aの周縁には、下方
側に向かって末広がり状で、上記弁箱側シート面3に密
着可能な環状のシート面6が形成されている。また、弁
体5の下流側表面5Bは、周面部5aから環状の傾斜面
部5bを介して中央下面部5cが下方へ突出する形状に
形成されており、この下流側表面5Bは、上流側よりも
温度が高く、かつ圧力の低い流体Bに晒されている。
【0010】7は金属板などを用いて、周壁部7a、環
状傾斜壁部7bおよび中央下壁部7cからなる略腕形に
形成されたカバーであり、上記弁体5の下流側表面5B
に対向し、かつ、該下流側表面5Bに沿わせて配設され
ているとともに、上記弁体5に対して周壁部7aおよび
中央下壁部7cがボルト8などを介して固定されてお
り、このカバー7と上記弁体5の下流側表面5Bとの間
の隙間をもって上記弁体5の下流側表面5Bに沿うとと
もに、上記シート面3,6付近で開口する流体通路9が
形成されている。
【0011】10,10は上記弁体5の上流側表面5A
から下流側表面5Bまで貫通して形成された複数の細孔
であり、上流側の流体Aを少量、上記流体通路9に流入
させるようになっている。
【0012】つぎに、上記構成の流量調整弁の動作につ
いて説明する。上流側の流体Aと下流側の流体Bとの圧
力差により、上流側から少量の流体Aが弁体5の細孔1
0、10を通して弁体5の下流側表面5Bとカバー7と
の間に形成された流体通路9に流れ込む。この流体通路
9に流れ込んだ流体Aは、弁体5の下流側面5B、つま
り中央下面部5cおよび環状傾斜面5bを沿って流れた
のち、流体通路9の開口9aからシート面3,6付近に
流出する。
【0013】上記弁体5の下流側表面5Bは下流側の流
体Bに晒されて加熱されるが、上記流体Aが下流側表面
5Bに沿って流れることにより、この下流側表面5Bが
冷却されるので、弁体5の上流側表面5Aと下流側表面
5Bとの温度はほぼ均一なものになって、熱膨張差が小
さくなる。このため、弁体5側のシート面6の歪変形が
抑制され、シート面3,6間での洩れの発生が確実に防
止される。
【0014】また、上記弁体5の下流側面5Bに対向し
てカバー7を設けたことにより、このカバー7が下流側
の流体Bからの輻射熱の遮断機能も発揮するので、上記
弁体5の下流側表面5Bの温度上昇がより有効に抑制さ
れる。
【0015】さらに、上記下流側流体Bに含まれるダス
トなどの微細な異物が弁箱側シート面3と弁体側シート
面6との間に入り込もうとしても、上記流体通路9を通
って弁体5の全周から上記シート面3,6付近に流出さ
れる流体Bにより、上記ダストなどの異物が強制的に排
除されてシート面3,6間に噛み込まれるおそれがなく
なり、したがって、良好なシール性が確保される。
【0016】上記流体通路9の開口形状は、流体Aを弁
体5の全周から流出させるものに限らず、たとえば図2
に示すように、カバー7の開口端部に弁体5に外嵌固定
される環状部21を一体に形成し、この環状部21に開
口として複数の透孔22を周方向に等間隔で形成したも
のであってもよい。
【0017】なお、上記の実施例では、弁体5の上流側
表面5Aから下流側表面5Bまで貫通する細孔10を通
して上流側の少量の流体Aを流体通路9に流入させるも
ので説明したが、図3に示すように、弁体5を貫通する
細孔10に連通する供給孔31を弁軸4内に形成して、
この供給孔31および細孔10を通して下流側流体Bよ
りも低い温度の流体を外部から供給するようにしてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、弁体
の下流側表面に対向し、かつ、それに沿わせて設けたカ
バーと上記弁体の下流側表面との隙間をもって上記下流
側表面に沿ってシート面側に開口する流体通路を形成し
たので、弁体の細孔を通して上記流体通路に下流側流体
よりも低温の流体を流入させることによって、高温流体
に晒される条件にある弁体の下流側表面を上記流体通路
を流れる流体により冷却すると共にカバーにより輻射熱
を遮断して上流側表面との間の温度差をなくする、若し
くは、非常に小さくすることが可能であり、これによっ
て、弁体の温度ムラによるシート面の歪変形を抑制して
洩れを防止でき、さらに上記流体通路を通った流体をシ
ート付近に流出させることで、シート面にダストなどの
微細な異物が噛み込まれるおそれもなくなり、シール性
能を良好に維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による流量調整弁を示す縦断
面図である。
【図2】流体通路の開口形状の別の例を示す縦断面図で
ある。
【図3】流体通路に外部から流体を供給させるようにし
た流量調整弁を示す縦断面図である。
【図4】従来の流量調整弁を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 弁箱側シート面 5 弁体 5B 弁体の下流側表面 6 弁体のシート面 7 カバー 9 流体通路 9a,22 流体通路の開口 10 細孔 A 上流側流体 B 下流側流体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱側の環状シート面に密着可能な環状
    シート面を有し、かつ、下流側表面が上流側よりも高温
    の流体に晒される弁体を流体流れ方向に沿って変位可能
    に構成してなる流量調整弁において、上記弁体の下流側
    表面に対向させ、かつ、該下流側表面に沿わせて取り付
    けられたカバーと、このカバーと上記弁体の下流側表面
    との隙間により形成されるとともに、上記シート面付近
    で開口する流体通路と、上記弁体に形成されて下流側流
    体よりも低温の流体を上記流体通路に流入させる細孔と
    を備えたことを特徴とする流量調整弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155328A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Alstom Technology Ltd 廃熱ボイラ
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