JPH0733241A

JPH0733241A - コンベアシステム

Info

Publication number: JPH0733241A
Application number: JP18231593A
Authority: JP
Inventors: Takao Nakano; 隆雄中野; Kiichirou Yoshii; 希一郎吉井
Original assignee: Nitta Corp
Current assignee: Nitta Corp
Priority date: 1993-07-23
Filing date: 1993-07-23
Publication date: 1995-02-03

Abstract

(57)【要約】【目的】占有床面積が比較的小さく且つ被搬送物の仕
分け又は合流能力が大きいコンベアシステムを提供する
こと。【構成】被搬送物の移送路が螺旋状である主コンベア
１と、前記主コンベア１近傍に設けられた少なくとも一
つの支流コンベア２と、前記主コンベア１の移送路と支
流コンベア２の移送路との間で被搬送物を移動せしめる
移動手段３とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、被搬送物を搬送しな
がら合流又は仕分けするコンベアシステムに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来の仕分け装置や合流装置は、基本的
には、直線状の主コンベアと、この主コンベアの側部に
角度を設けて接続された複数の支流コンベアとを具備す
る構成としてあり、全てのコンベアの搬送路を同一水平
面上に設定している。したがって、装置全体の占有床面
積が大きくなってしまうという問題があった。

【０００３】上記問題を解決する一手段として、エレベ
ータのような垂直搬送機を利用して被搬送物を仕分け・
合流する装置もあるが、この装置の場合、搬送が非連続
的となるため仕分け・合流能力の低下を招くという問題
がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、占有床面積が比較的小さく且つ被搬送物の仕分け又
は合流能力が大きいコンベアシステムを提供することを
課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このコンベアシステム
は、被搬送物Ｈの移送路が螺旋状である主コンベア１
と、前記主コンベア１近傍に設けられた少なくとも一つ
の支流コンベア２と、前記主コンベア１の移送路と支流
コンベア２の移送路との間で被搬送物Ｈを移動せしめる
移動手段３とを有している。

【０００６】また、このコンベアシステムは、別位置に
ある被搬送物Ｈを合流させるコンベアシステムであっ
て、被搬送物Ｈの移送路が螺旋状である主コンベア１
と、前記主コンベア１近傍であって高さが相違する位置
に設けられた複数の支流コンベア２と、前記支流コンベ
ア２の移送路から主コンベア１の移送路に被搬送物Ｈを
移動せしめる移動手段３とを有している。

【０００７】更に、このコンベアシステムは、複数種の
被搬送物Ｈをその種類別に仕分けするコンベアシステム
であって、前記被搬送物Ｈの移送路が螺旋状である主コ
ンベア１と、前記主コンベア１近傍に設けられた被搬送
物Ｈの種類数と同数の支流ンベア２と、前記主コンベア
１の移送路から支流コンベア２の移送路に被搬送物Ｈを
移動せしめる移動手段３とを有し、被搬送物Ｈの種類を
判別センサーにより判別させ、この判別された被搬送物
Ｈの種類と対応する移動手段３を駆動するようにしてい
る。

【０００８】

【作用】この発明は次のように作用する。主コンベア１
は移送路を螺旋状としてあるから長い移送路であっても
占有床面積は小さくなり、また、前記主コンベア１に接
続される支流コンベア２は平面視で重なった状態で配置
させることができるから、システム全体が占有する床面
積は非常に小さくなる。

【０００９】また、エレベータのような垂直搬送機を利
用した装置と異なり、連続的に被搬送物を仕分け・合流
するものであるから仕分け・合流能力が大きい。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。この実施例はこの発明のコンベ
アシステムを利用し、図１に示すように、五種類の被搬
送物Ｈをその種類別に仕分けする仕分け装置Ｓである。
仕分け装置Ｓは、基本的には、図１や図２に示すよう
に、被搬送物Ｈの移送路が螺旋状である主コンベア１
と、前記主コンベア１に平面視１８０°間隔で配置され
た四本の支流コンベア２と、前記主コンベア１の始端部
に配置された始端コンベア５と、前記主コンベア１の移
送路から支流コンベア２の移送路に被搬送物Ｈを移動せ
しめる移動手段３と、前記コンベア等を適正位置で支持
する架台６とを有する構成としてある。

【００１１】主コンベア１は、図１に示すように、全体
としては２．２５巻の螺旋状に形成されており、図２に
示す如く、平面視１巻部分に、１５０°程度の二つのカ
ーブコンベア１０と、３０°程度の二つのテーパローラ
群１５（五本の回転駆動されるテーパローラ１５ａより
成る）とを具備させた構成してある。前記カーブコンベ
ア１０は、図１や図２に示すように、フレーム１１の前
後にそれぞれ回転自在に支持されたテーパローラ１２，
１２と、このテーパローラ１２，１２相互間に張設され
た搬送用ベルト１３と、前記搬送用ベルト１３の外周域
に配設された図４に示す係止手段１４と、上側のテーパ
ローラ１２を回転駆動するモータＭとを主要構成部とす
るものである。

【００１２】フレーム１１は、図２や図４に示すよう
に、左右の支持部材１１ａ，１１ｂと、この支持部材１
１ａ，１１ｂ間に架設したベルト載置板１１ｃとを具備
しており、前記ベルト載置板１１ｃの上面位置をテーパ
ローラ１２，１２の上面位置に対応させて設定してあ
る。そして、前記テーパローラ１２，１２はこのフレー
ム１１の前後にそれぞれ配設したベアリングユニット
（図示せず）によりそれぞれ回転自在に支持するように
してある。

【００１３】係止手段１４は、図４に示すように、搬送
用ベルト１３の外周部に設けられたビード部Ｂと、固定
部Ｆに回転自在に取付けられた多数の上・下回転体１４
ａ，１４ｂとにより構成されており、上・下回転体１４
ａ，１４ｂによりビード部Ｂを挟持するようにして搬送
用ベルト１３の内側への移動を阻止している。尚、この
実施例では、上・下回転体１４ａ，１４ｂをベアリング
により構成してあり、ベアリングのインナーレースを支
持固定部とし、アウターレースを回転部分としている。

【００１４】移動手段３は、図２や図５に示すように、
上記テーパローラ１５ａ，１５ａ相互間に設けられた四
本の幅狭なベルトコンベア３１から成り、前記ベルトコ
ンベア３１は、移送のための駆動時には図６の実線に示
す如く移送面３１ａがテーパローラ１５ａの頂部から少
しだけ突出すべく上昇し、移送しない非駆動時には図６
の二点鎖線に示す如く移送面３１ａがテーパローラ１５
ａの頂部よりも下方に埋没すべく降下するようにしてあ
る。

【００１５】尚、主コンベア１における各移動手段３の
手前域には、五種類の被搬送物Ｈのうちの一種のみを判
別する判別センサー（図示せず）をそれぞれ配置させて
あり、各判別センサーにより種類の相違する五種類の被
搬送物Ｈが、連続して各支流コンベア２や始端コンベア
５に別々に送り込まれるようにしてある。そして、被搬
送物Ｈが支流コンベア２や始端コンベア５側に移動する
とそれをセンサー等が確認してベルトコンベア３１が非
駆動状態に復帰するようにしてある。

【００１６】支流コンベア２は、一対のローラ間にルー
プ状の搬送用ベルトを張設して成る形式のもので、図１
や図２に示すように、主コンベア１における移動手段３
の配置部分に接続してあり、又これの搬送面を、駆動状
態にあるベルトコンベア３１の移送面３１ａと同じ高さ
に設定してある。始端コンベア５は上記支流コンベア２
と基本的構成を同一としており、これの搬送面を、主コ
ンベア１における始端の移送面と同じ高さに設定してあ
る。

【００１７】架台６は、図１や図２に示すように、主コ
ンベア１の中央部に配置した断面円形状の主柱６０と、
前記主コンベア１の外側に立設させた従柱６１と、前記
主柱６０と従柱６１間に水平に架設した支持中梁６２
と、前記従柱６１から外側に向かって張り出させた支持
外梁６３とから構成されており、図１や図３に示すよう
に、前記支持中梁６２によりカーブコンベア１０を支持
させると共に支持外梁６３により支流コンベア２及び始
端コンベア５を支持させている。

【００１８】尚、上記実施例は仕分け装置であるが、支
流コンベア２から主コンベア１に被搬送物Ｈを移送する
態様を採れば、被搬送物Ｈの合流装置として使用でき
る。

【００１９】

【発明の効果】この発明は上記の様な構成であるから次
の効果を有する。作用の欄から記載した内容から、占有
床面積が比較的小さく且つ被搬送物の仕分け又は合流能
力が大きいコンベアシステムを提供できた。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例の仕分け装置の正面図。

【図２】前記仕分け装置の平面図。

【図３】図２のＡ−Ａ断面図。

【図４】前記仕分け装置に使用されているカーブコンベ
アの断面図。

【図５】前記仕分け装置に使用されている移動手段の外
観部分斜視図。

【図６】前記移動手段の側面図。

【符号の説明】

Ｈ被搬送物１主コンベア２支流コンベア３移動手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被搬送物（Ｈ）の移送路が螺旋状である
主コンベア（１）と、前記主コンベア（１）近傍に設け
られた少なくとも一つの支流コンベア（２）と、前記主
コンベア（１）の移送路と支流コンベア（２）の移送路
との間で被搬送物（Ｈ）を移動せしめる移動手段（３）
とを有したことを特徴とするコンベアシステム。
【請求項２】別位置にある被搬送物（Ｈ）を合流させ
るコンベアシステムであって、被搬送物（Ｈ）の移送路
が螺旋状である主コンベア（１）と、前記主コンベア
（１）近傍であって高さが相違する位置に設けられた複
数の支流コンベア（２）と、前記支流コンベア（２）の
移送路から主コンベア（１）の移送路に被搬送物（Ｈ）
を移動せしめる移動手段（３）とを有したことを特徴と
するコンベアシステム。
【請求項３】複数種の被搬送物（Ｈ）をその種類別に
仕分けするコンベアシステムであって、前記被搬送物
（Ｈ）の移送路が螺旋状である主コンベア（１）と、前
記主コンベア（１）近傍に設けられた被搬送物（Ｈ）の
種類数と同数の支流コンベア（２）と、前記主コンベア
（１）の移送路から支流コンベア（２）の移送路に被搬
送物（Ｈ）を移動せしめる移動手段（３）とを有し、被
搬送物（Ｈ）の種類を判別センサーにより判別させ、こ
の判別された被搬送物（Ｈ）の種類と対応する移動手段
（３）を駆動するようにしたことを特徴とするコンベア
システム。