JPH07332338A - プレート一体型ねじ - Google Patents

プレート一体型ねじ

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JPH07332338A
JPH07332338A JP14565594A JP14565594A JPH07332338A JP H07332338 A JPH07332338 A JP H07332338A JP 14565594 A JP14565594 A JP 14565594A JP 14565594 A JP14565594 A JP 14565594A JP H07332338 A JPH07332338 A JP H07332338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
plate
shaft
shaft hole
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP14565594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenju Sawanishi
健樹 澤西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topura Co Ltd
Original Assignee
Topura Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Topura Co Ltd filed Critical Topura Co Ltd
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Publication of JPH07332338A publication Critical patent/JPH07332338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適宜のプレートに対して予めねじを一体に固
着させて使用するプレート一体型ねじを提供する。 【構成】 頭部13の外周面から軸心方向に向けて切欠
状に複数の係止溝14,14を設けたねじ12と、この
ねじ12のねじ軸15を挿通する軸孔16と当該軸孔1
6の外周位置に起立されて上記係止溝14,14に挿通
される複数の係止突片17,17を設けたプレート11
で構成され、上記係止溝14,14から突出した係止突
片17,17の先端側を軸心方向に折り曲げてねじ12
の頭部13をかしめ固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適宜のプレートに対し
て予めねじを一体に固着させて使用するプレート一体型
ねじに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のプレート一体型ねじは、プレー
トを挟んで両側からボルトとナットで被締結部材を固着
する場合に比べて片側からの締め付け操作で固着がで
き、また同じ片側操作の締結手段であっても例えばタッ
ピングねじの場合などに比べて強い締結力が得られるの
で、以前から多用されていた。従来におけるプレート一
体型ねじでは、例えば図1で示すようにプレート1に軸
孔2を穿設し、この軸孔2にねじ3のねじ軸4を挿通さ
せ、当該ねじ3の頭部5座面をプレート1の一方面板に
当接させた状態で、ねじ軸4の基部側をプレート1の他
方面板に溶着し、この溶着部6によって一体に固着させ
ていた。また別の従来例としては、例えば図2で示すよ
うにプレート1に軸孔2を穿設し、この軸孔2にねじ7
のねじ軸8を挿通させ、当該ねじ7の頭部9座面をプレ
ート1の一方面板に当接させた状態で、ねじ軸8の基部
側を冷間圧造によって塑性変形させ、この塑性変形部1
0によってプレート1の他方面板に圧着して一体に固着
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、溶着によ
る前者のプレート一体型ねじの場合には、溶接の溶け込
み状況や溶接する部材相互の材質などによって、寸法精
度にズレを生じたり固着強度にバラツキを生ずるなどの
問題点があった。特にプロジェクション溶接の場合に
は、スパッタの発生や加圧過剰によってプレートの表面
に凹凸が生じ、被締結部材を密着させた状態で一定の座
面圧による固着が得られ難い。また、冷間圧造して圧着
する後者のプレート一体型ねじの場合には、塑性変形部
10を造るためにねじ軸8の基部側外径をねじ部外径よ
り大きくする必要があり、そのためにはねじ軸8の基部
側は段付き形状にせざるを得なくなって使用可能なねじ
形状が制限されるなどの問題点があった。そこで本発明
では、これら従来技術の課題を解決することができるプ
レート一体型ねじの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明によるプレート一体型ねじでは、頭部の外周
面から軸心方向に向けて切欠状に複数の係止溝を設けた
ねじと、このねじのねじ軸を挿通する軸孔と当該軸孔の
外周位置に起立されて上記係止溝に挿通される複数の係
止突片を設けたプレートで構成され、上記係止溝から突
出した係止突片の先端側を軸心方向に折り曲げてねじの
頭部をかしめ固着した。
【0005】
【作用】上記したプレート一体型ねじでは、係止溝に嵌
合された係止突片によつてねじの回転方向に対する係止
が行われてねじとプレートとの共回りが防止され、ねじ
の軸線方向への荷重に対しては係止突片の折り曲げによ
るかしめ固着で抜け止めされると共に、ねじのプレート
に対する傾き精度はねじ軸が挿入される軸孔とのクリア
ランスを十分に小さくすることで確保される。
【0006】
【実施例】以下、本発明によるプレート一体型ねじを図
3および図4で図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。このプレート一体型ねじは、プレート11とねじ1
2とで構成され、このプレート11にねじ12が一体に
かしめ付けられている。ねじ12は、この実施例で円板
状に形成された頭部13と、この頭部13の対向位置の
2カ所をコ字状に切欠き形成された係止溝14,14
と、この頭部13の座面側に設けられたねじ軸15とで
構成されている。プレート11には、上記ねじ12のね
じ軸15が挿通し得る径で軸孔16が穿設され、この軸
孔16の外周囲には上記係止溝14,14にそれぞれ嵌
合し得る幅で対向状に係止突片17,17が起立して形
成される。この係止突片17は、上記軸孔16が穿設さ
れるプレート11の一部を切り起こして形成されるの
で、当該係止突片17の内側には上記軸孔16に連通す
る溝孔18が穿設される。
【0007】上記プレート11にねじ12を固着させる
場合には、上記軸孔16に対して係止突片17が起立さ
れている裏面側からねじ軸15を挿入し、係止溝14,
14に係止突片17,17を挿通させた状態で頭部13
の座面を上記軸孔16および溝孔18の孔縁部に当接さ
せる。この状態で、係止突片17,17が頭部13を抱
え込むようにそれぞれ軸心側へ折り返し、当該頭部13
を軸孔16および溝孔18の孔縁部と係止突片17,1
7が挟持する態様でプレート11にかしめ固着する。
【0008】このようにしてプレート11にかしめ固着
されたねじ12は、係止溝14に嵌合された係止突片1
7によつて回転方向に対する係止が行われ、被締結部材
を締結する際にねじ12とプレート11の共回りを防止
すると共に、ねじ12の軸線方向への荷重に対しては係
止突片17の折り曲げによるかしめ固着で抜け止めされ
ている。また、固着されたねじ12のプレート11に対
する傾き精度は、ねじ軸15が挿入される軸孔16のク
リアランスを十分に小さくすることで確保される。
【0009】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、要旨の範囲内において各種の変形を採り得
るものである。例えば、この実施例では頭部が円板形状
で比較的偏平に形成されたねじに適用して説明したが、
楕円形状や多角形状あるいは鍋頭形状をしたねじにも適
用することができる。また、ねじの頭部に形成される係
止溝とプレートから起立される係止突片の数も、2カ所
以上の複数例えば3カ所または4カ所に同数づつ設け、
これらの係止溝または係止突片が軸心の周りに均等に配
設されていればよい。
【0010】
【発明の効果】以上の実施例でも明らかなとおり、本発
明によるプレート一体型ねじでは、頭部の係止溝に嵌合
されたプレートの係止突片でねじの回転方向に対する係
止を行って共回りが防止され、ねじの軸線方向への荷重
に対しては係止突片の折り曲げによるかしめ固着で抜け
止めすると共に、ねじの傾き精度はねじ軸が挿入される
軸孔とのクリアランスを十分に小さくすることで確保さ
れる。従って、溶着部で固着する従来技術のように、溶
接の溶け込み状況や溶接する部材相互の材質などに起因
する寸法精度のズレや固着強度のバラツキなどの課題は
解決される。また、プロジェクション溶接の場合のよう
にプレート表面の凹凸がないので、被締結部材を密着さ
せた状態で一定の座面圧による強固な固着が得られる。
さらに、冷間圧造して塑性変形部で圧着する従来技術の
場合のように軸部が段付き形状に限定されることがな
く、各種のねじ形状に適合させることができ、安定した
高強度の固着が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例によるプレート一体型ねじの要部を示す
断面図である。
【図2】従来例による他のプレート一体型ねじの要部を
示す断面図である。
【図3】本発明の実施例によるプレート一体型ねじの要
部を示す分解状態における斜視図である。
【図4】本発明の実施例によるプレート一体型ねじの要
部を示す組込状態における斜視図である。
【符号の説明】
1,11 プレート 2,16 軸孔 3,7,12 ねじ 4,8,15 ねじ軸 5,9,13 頭部 6 溶着部 10 塑性変形部 14 係止溝 17 係止突片 18 溝孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部の外周面から軸心方向に向けて切欠
    状に複数の係止溝を設けたねじと、このねじのねじ軸を
    挿通する軸孔と当該軸孔の外周位置に起立されて上記係
    止溝に挿通される複数の係止突片を設けたプレートで構
    成され、上記係止溝から突出した係止突片の先端側を軸
    心方向に折り曲げてねじの頭部をかしめ固着したことを
    特徴とするプレート一体型ねじ。
JP14565594A 1994-06-03 1994-06-03 プレート一体型ねじ Pending JPH07332338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14565594A JPH07332338A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 プレート一体型ねじ

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JP14565594A JPH07332338A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 プレート一体型ねじ

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Publication Number Publication Date
JPH07332338A true JPH07332338A (ja) 1995-12-22

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ID=15390040

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14565594A Pending JPH07332338A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 プレート一体型ねじ

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JP (1) JPH07332338A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017192A (ja) * 2009-09-24 2010-01-28 Kobashi Kogyo Co Ltd 耕耘爪締結装置
JP2013122278A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Toko Tekko Kk 定トルクボルト固定用金具
JP2016109277A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 新電元工業株式会社 固定部材、組合部材及び組立部品

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