JPH07332259A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH07332259A JPH07332259A JP12918594A JP12918594A JPH07332259A JP H07332259 A JPH07332259 A JP H07332259A JP 12918594 A JP12918594 A JP 12918594A JP 12918594 A JP12918594 A JP 12918594A JP H07332259 A JPH07332259 A JP H07332259A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール圧縮機の運転開始直後、圧力のア
ンバランスによる旋回スクロールのうねり回転によるガ
ス漏れ、摺動部の焼付きや異常摩耗を防止し、圧縮効率
の良い、安定な旋回運動機構を提供することを目的とす
る。 【構成】 圧縮部２の下方の密封容器１に吸入管１３を
設け、フレーム９と固定スクロール４に密封容器１に沿
って吸入路１９と圧縮室１１の外周端部に至る吸入口２
０を形成する。固定鏡板４ａに上面からフレーム９の環
状凹部９ａに貫通する高圧連通孔２１と環状凹部９ａか
らフレーム９の下面に貫通する低圧連通孔２２を穿設す
る。高圧連通孔２１に位置は、固定鏡板４ａの下面と旋
回鏡板５ａの摺動面の外側で、フレーム９の環状凹部９
ａの外壁より内側に穿設している。高圧連通孔２１と低
圧連通孔２２の孔径を変えて給気量と排気量を調節する
ことにより旋回鏡板５ａの背面外周部を押す中間圧室２
３を形成できる。
ンバランスによる旋回スクロールのうねり回転によるガ
ス漏れ、摺動部の焼付きや異常摩耗を防止し、圧縮効率
の良い、安定な旋回運動機構を提供することを目的とす
る。 【構成】 圧縮部２の下方の密封容器１に吸入管１３を
設け、フレーム９と固定スクロール４に密封容器１に沿
って吸入路１９と圧縮室１１の外周端部に至る吸入口２
０を形成する。固定鏡板４ａに上面からフレーム９の環
状凹部９ａに貫通する高圧連通孔２１と環状凹部９ａか
らフレーム９の下面に貫通する低圧連通孔２２を穿設す
る。高圧連通孔２１に位置は、固定鏡板４ａの下面と旋
回鏡板５ａの摺動面の外側で、フレーム９の環状凹部９
ａの外壁より内側に穿設している。高圧連通孔２１と低
圧連通孔２２の孔径を変えて給気量と排気量を調節する
ことにより旋回鏡板５ａの背面外周部を押す中間圧室２
３を形成できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に係
り、より詳しくは圧縮運動初期における旋回スクロール
に安定な旋回駆動を行なわせる機構に関するものであ
る。
り、より詳しくは圧縮運動初期における旋回スクロール
に安定な旋回駆動を行なわせる機構に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について図３〜
図５を用いて説明する。図３に示すように、スクロール
圧縮機には、密封容器１内に圧縮部２と電動機３が内蔵
されている。圧縮部２は固定スクロール４、旋回スクロ
ール５、オルダムリング６、クランク軸７、偏心軸受
８、フレーム９、シャフト１０により主に構成されてい
る。この構成において、固定鏡板４ａに渦捲き状の固定
スクロールラップ４ｂを一体に形成し、フレーム９に固
着した固定スクロール４と、旋回鏡板５ａに渦捲き状の
固定スクロールラップ５ｂと背面に旋回駆動軸５ｃを一
体に形成した旋回スクロール５とをスクロールラップを
内側にして噛み合わせ複数の圧縮室１１を形成してい
る。電動機３が回転すると、フレーム９に装着したシャ
フト１０の上部に形成したクランク軸７に嵌着した偏心
軸受８を介して、旋回駆動軸５ｃによって旋回スクロー
ル５に、オルダムリング６で自転を防止しながら旋回運
動をさせる。旋回スクロール５の旋回運動によって吸入
管１３から圧縮部２に吸入された低圧冷媒は圧縮室１１
の外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷
媒となり、吐出口１２から吐出室１４、連通路１５、及
び圧縮部２と電動機３の間１６を通して吐出管１７から
機外に送出される。図３の矢視断面図である図４に示す
ように、それぞれの鏡板４ａ、５ａ上に略インボリュー
トの渦捲き状に形成された固定、旋回スクロールラップ
４ｂ、５ｂを直立して一体に設け、複数の圧縮室１１を
形成している。ここで、定常運転時には旋回スクロール
ラップ５ｂの外終端５ｄが固定スクロールラップ４ｂの
外周にに接した時、固定スクロール４の外終端５ｄのＰ
点が旋回スクロールラップ５ｂの外周に接し、冷媒の吸
入を完了した一対の略同体積の圧縮室１１ａと１１ａ′
を形成し、同様に、一回前の旋回時に圧縮室１１ｂと１
１ｂ′が形成されており、既に体積の減少に応じて一対
の圧縮室はバランス良く圧力が上昇している。また、圧
縮室１１の中心部で上昇した冷媒圧によって旋回スクロ
ール５を押し下げる開離力が作用し、固定鏡板４ａと旋
回スクロールラップ５ｂ及び旋回鏡板５ａと固定スクロ
ールラップ４ｂの間に隙間ができガス漏れを生じて圧縮
効率が低下するのを防ぐために、旋回鏡板５ａの背面中
央部とクランク軸７の上面の間に高圧冷媒を導いて高圧
部１８を設け、高圧冷媒による押上力によって開離力に
対抗して圧縮室１１の気密性を保持している。しかしな
がら、吸込側と吐出側の冷媒圧力がほぼ等しい状態の運
転開始時には、先ず圧縮室１１の圧力が上がり、次いで
吐出室１４から密封容器１内の圧力が上がっていくので
機体内の圧力バランスがとれていない。このとき、図５
に示すように、旋回駆動軸５ｃに作用するクランク軸７
から伝達される旋回力は、旋回半径方向に旋回スクロー
ルラップ５ｂを押しつける力と直交して回転する力に分
力され、この押しつける力の反作用点が圧縮室１１を構
成する旋回スクロールラップ５ｂとなり、作用点（右向
き矢印）と反作用点（左向き矢印）が旋回駆動軸５ｃの
軸方向に離れるため、旋回鏡板５ｂにねじれモーメント
が作用し傾きを生じることになる。このため、旋回鏡板
５ｂにうねり回転を生じて圧縮室１１にガス漏れを生じ
て圧縮効率が低下すると同時に、それぞれの摺動部に異
常な摺動がおこり、焼付きや異常摩耗を発生する問題が
あった。
図５を用いて説明する。図３に示すように、スクロール
圧縮機には、密封容器１内に圧縮部２と電動機３が内蔵
されている。圧縮部２は固定スクロール４、旋回スクロ
ール５、オルダムリング６、クランク軸７、偏心軸受
８、フレーム９、シャフト１０により主に構成されてい
る。この構成において、固定鏡板４ａに渦捲き状の固定
スクロールラップ４ｂを一体に形成し、フレーム９に固
着した固定スクロール４と、旋回鏡板５ａに渦捲き状の
固定スクロールラップ５ｂと背面に旋回駆動軸５ｃを一
体に形成した旋回スクロール５とをスクロールラップを
内側にして噛み合わせ複数の圧縮室１１を形成してい
る。電動機３が回転すると、フレーム９に装着したシャ
フト１０の上部に形成したクランク軸７に嵌着した偏心
軸受８を介して、旋回駆動軸５ｃによって旋回スクロー
ル５に、オルダムリング６で自転を防止しながら旋回運
動をさせる。旋回スクロール５の旋回運動によって吸入
管１３から圧縮部２に吸入された低圧冷媒は圧縮室１１
の外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷
媒となり、吐出口１２から吐出室１４、連通路１５、及
び圧縮部２と電動機３の間１６を通して吐出管１７から
機外に送出される。図３の矢視断面図である図４に示す
ように、それぞれの鏡板４ａ、５ａ上に略インボリュー
トの渦捲き状に形成された固定、旋回スクロールラップ
４ｂ、５ｂを直立して一体に設け、複数の圧縮室１１を
形成している。ここで、定常運転時には旋回スクロール
ラップ５ｂの外終端５ｄが固定スクロールラップ４ｂの
外周にに接した時、固定スクロール４の外終端５ｄのＰ
点が旋回スクロールラップ５ｂの外周に接し、冷媒の吸
入を完了した一対の略同体積の圧縮室１１ａと１１ａ′
を形成し、同様に、一回前の旋回時に圧縮室１１ｂと１
１ｂ′が形成されており、既に体積の減少に応じて一対
の圧縮室はバランス良く圧力が上昇している。また、圧
縮室１１の中心部で上昇した冷媒圧によって旋回スクロ
ール５を押し下げる開離力が作用し、固定鏡板４ａと旋
回スクロールラップ５ｂ及び旋回鏡板５ａと固定スクロ
ールラップ４ｂの間に隙間ができガス漏れを生じて圧縮
効率が低下するのを防ぐために、旋回鏡板５ａの背面中
央部とクランク軸７の上面の間に高圧冷媒を導いて高圧
部１８を設け、高圧冷媒による押上力によって開離力に
対抗して圧縮室１１の気密性を保持している。しかしな
がら、吸込側と吐出側の冷媒圧力がほぼ等しい状態の運
転開始時には、先ず圧縮室１１の圧力が上がり、次いで
吐出室１４から密封容器１内の圧力が上がっていくので
機体内の圧力バランスがとれていない。このとき、図５
に示すように、旋回駆動軸５ｃに作用するクランク軸７
から伝達される旋回力は、旋回半径方向に旋回スクロー
ルラップ５ｂを押しつける力と直交して回転する力に分
力され、この押しつける力の反作用点が圧縮室１１を構
成する旋回スクロールラップ５ｂとなり、作用点（右向
き矢印）と反作用点（左向き矢印）が旋回駆動軸５ｃの
軸方向に離れるため、旋回鏡板５ｂにねじれモーメント
が作用し傾きを生じることになる。このため、旋回鏡板
５ｂにうねり回転を生じて圧縮室１１にガス漏れを生じ
て圧縮効率が低下すると同時に、それぞれの摺動部に異
常な摺動がおこり、焼付きや異常摩耗を発生する問題が
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、本発明はスクロール圧縮機の運転開始
後、早い時期に圧力の高くなった冷媒を旋回鏡板の背面
外周部に導き、旋回鏡板のうねり防止と圧縮室の開離力
に対抗する押上力として、旋回スクロールの安定な旋回
運動をさせる機構を提供することを目的とする。
解決するために、本発明はスクロール圧縮機の運転開始
後、早い時期に圧力の高くなった冷媒を旋回鏡板の背面
外周部に導き、旋回鏡板のうねり防止と圧縮室の開離力
に対抗する押上力として、旋回スクロールの安定な旋回
運動をさせる機構を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封容器内に
上下に圧縮部と電動機を配置し、前記圧縮部を、渦捲き
状の固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み
合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、同
旋回スクロールの旋回駆動軸を上端にクランク軸を形成
して旋回駆動するシャフトと、前記クランク軸を支承す
るフレームとで構成してなるスクロール圧縮機におい
て、前記フレームと前記電動機の間に低圧冷媒の吸入管
を設け、前記フレームと前記固定スクロールに前記圧縮
室の最外端部に至る低圧冷媒を導く吸入路を形成し、高
圧冷媒を吐出室を経て吐出管から機外に送出するよう構
成するとともに、前記固定スクロールの鏡板に前記吐出
室から前記旋回スクロールの鏡板を収容する前記フレー
ムの凹部に至る高圧連通孔を穿設し、前記凹部から前記
フレーム下端に至る低圧連通孔を穿設してなることを特
徴とする。また、前記固定鏡板の下面と前記旋回鏡板の
背面外周部と側面及び前記環状凹部で構成する中間圧室
を、前記高圧連通孔と前記低圧連通孔の孔径を調節して
所定の圧力になるよう形成することを特徴とする。
上下に圧縮部と電動機を配置し、前記圧縮部を、渦捲き
状の固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み
合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、同
旋回スクロールの旋回駆動軸を上端にクランク軸を形成
して旋回駆動するシャフトと、前記クランク軸を支承す
るフレームとで構成してなるスクロール圧縮機におい
て、前記フレームと前記電動機の間に低圧冷媒の吸入管
を設け、前記フレームと前記固定スクロールに前記圧縮
室の最外端部に至る低圧冷媒を導く吸入路を形成し、高
圧冷媒を吐出室を経て吐出管から機外に送出するよう構
成するとともに、前記固定スクロールの鏡板に前記吐出
室から前記旋回スクロールの鏡板を収容する前記フレー
ムの凹部に至る高圧連通孔を穿設し、前記凹部から前記
フレーム下端に至る低圧連通孔を穿設してなることを特
徴とする。また、前記固定鏡板の下面と前記旋回鏡板の
背面外周部と側面及び前記環状凹部で構成する中間圧室
を、前記高圧連通孔と前記低圧連通孔の孔径を調節して
所定の圧力になるよう形成することを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明によれば、密封容器内の圧縮部の上部を
高圧側に、下部を低圧側に構成し、固定スクロールの鏡
板に吐出室から旋回スクロールの鏡板を収容するフレー
ムの凹部に至る高圧連通孔を穿設し、前記凹部からフレ
ーム下端に至る低圧連通孔を穿設する。この高圧連通孔
と低圧連通孔の孔径を調節することによって、固定スク
ロールの下面、旋回スクロールの背面外周部と側面及び
フレームの凹部で構成する外周が円形をなす隙間に中間
圧部を形成することになり、旋回スクロールの背面の広
い範囲を中間圧で押し上げることができ、運転開始時の
旋回スクロールのうねりを押さえる押上力になり、また
定常運転中の圧縮室の開離力に対抗する押上力となる。
高圧側に、下部を低圧側に構成し、固定スクロールの鏡
板に吐出室から旋回スクロールの鏡板を収容するフレー
ムの凹部に至る高圧連通孔を穿設し、前記凹部からフレ
ーム下端に至る低圧連通孔を穿設する。この高圧連通孔
と低圧連通孔の孔径を調節することによって、固定スク
ロールの下面、旋回スクロールの背面外周部と側面及び
フレームの凹部で構成する外周が円形をなす隙間に中間
圧部を形成することになり、旋回スクロールの背面の広
い範囲を中間圧で押し上げることができ、運転開始時の
旋回スクロールのうねりを押さえる押上力になり、また
定常運転中の圧縮室の開離力に対抗する押上力となる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１と図２
を用いて説明する。本実施例は吸入管１３の位置、固定
スクロール４とフレーム９を連通する連通路１５に代わ
る吸入路１９及び固定スクロール４とフレーム９に穿設
した高圧連通孔２１と低圧連通孔２２以外は図３〜図５
に示した従来例と同じであるので、圧縮部２の全体構成
の説明は省略する。なお、同一構成品の番号は同一番号
を使用する。図１に示すように、密封容器１内に配置し
た圧縮部２と電動機３の間に吸入管１３を設け、フレー
ム９に固着した固定スクロール４に密封容器１に沿って
吸入路１９と圧縮室１１の外周端部に至る吸入孔２０を
形成している。次に、固定鏡板４ａに上面からフレーム
９の環状凹部９ａに貫通する高圧連通孔２１と、フレー
ム９の環状凹部９ａから下面に貫通する低圧連通孔２２
を穿設している。図２に示すように、高圧連通孔２１を
穿設する位置は、固定鏡板４ａの下面と旋回鏡板５ａの
摺動面の外側で、フレーム９の環状凹部９ａの外壁より
内側に開口する部位に穿設している。高圧連通孔２１と
低圧連通孔２２の孔径を変えて給気量と排気量を調節す
ることにより、固定鏡板４ａの下面と旋回鏡板５ａの背
面外周部と側面及びフレーム９の環状凹部９ａで構成す
る外周が円形をなす隙間に中間圧室２３を形成すること
になる。
を用いて説明する。本実施例は吸入管１３の位置、固定
スクロール４とフレーム９を連通する連通路１５に代わ
る吸入路１９及び固定スクロール４とフレーム９に穿設
した高圧連通孔２１と低圧連通孔２２以外は図３〜図５
に示した従来例と同じであるので、圧縮部２の全体構成
の説明は省略する。なお、同一構成品の番号は同一番号
を使用する。図１に示すように、密封容器１内に配置し
た圧縮部２と電動機３の間に吸入管１３を設け、フレー
ム９に固着した固定スクロール４に密封容器１に沿って
吸入路１９と圧縮室１１の外周端部に至る吸入孔２０を
形成している。次に、固定鏡板４ａに上面からフレーム
９の環状凹部９ａに貫通する高圧連通孔２１と、フレー
ム９の環状凹部９ａから下面に貫通する低圧連通孔２２
を穿設している。図２に示すように、高圧連通孔２１を
穿設する位置は、固定鏡板４ａの下面と旋回鏡板５ａの
摺動面の外側で、フレーム９の環状凹部９ａの外壁より
内側に開口する部位に穿設している。高圧連通孔２１と
低圧連通孔２２の孔径を変えて給気量と排気量を調節す
ることにより、固定鏡板４ａの下面と旋回鏡板５ａの背
面外周部と側面及びフレーム９の環状凹部９ａで構成す
る外周が円形をなす隙間に中間圧室２３を形成すること
になる。
【０００７】
【発明の効果】従って、本発明によると、密封容器内の
圧縮部の上方を高圧部、下方を低圧部となるように構成
し、固定スクロールの上面からフレームの環状凹部に貫
通する高圧連通孔と、フレームの環状凹部から下面に貫
通する低圧連通孔を穿設し、中間圧部を形成することに
よって、旋回スクロールの背面の広い範囲を中間圧で押
し上げることができ、運転開始時の旋回スクロールのバ
ランス及び定常運転時の圧縮室の開離力に対抗する押上
力とのバランスを保持し、安定な旋回スクロールの旋回
運動を維持することができる。
圧縮部の上方を高圧部、下方を低圧部となるように構成
し、固定スクロールの上面からフレームの環状凹部に貫
通する高圧連通孔と、フレームの環状凹部から下面に貫
通する低圧連通孔を穿設し、中間圧部を形成することに
よって、旋回スクロールの背面の広い範囲を中間圧で押
し上げることができ、運転開始時の旋回スクロールのバ
ランス及び定常運転時の圧縮室の開離力に対抗する押上
力とのバランスを保持し、安定な旋回スクロールの旋回
運動を維持することができる。
【図１】本発明の一実施例の概要を示すスクロール圧縮
機の縦断面図である。
機の縦断面図である。
【図２】本発明の一実施例の圧縮室の概要と高圧連通孔
の位置を示す、図１の矢視断面図である。
の位置を示す、図１の矢視断面図である。
【図３】従来例の概要を示すスクロール圧縮機の縦断面
図である。
図である。
【図４】従来例の圧縮室の概要を示す、図３の矢視断面
図である。
図である。
【図５】従来例の旋回スクロールにかかる運転開始時の
応力の状態を示す要部断面図である。
応力の状態を示す要部断面図である。
１ 密封容器 ２ 圧縮部 ４ 固定スクロール 4a 固定鏡板 4b 固定スクロールラップ ５ 旋回スクロール 5a 旋回鏡板 5b 旋回スクロールラップ 5c 旋回駆動軸 5d 旋回ラップ外終端 ９ フレーム 9a 環状凹部 11 圧縮室 11ａ 吸入を完了した旋回ラップの内側の圧縮室 11ａ′ 吸入を完了した旋回ラップの外側の圧縮室 11ｂ 一旋回後の内側の圧縮室 11ｂ′ 一旋回後の外側の圧縮室 12 吐出口 13 吸入管 14 吐出室 15 連通路 17 吐出管 19 吸入路 20 吸入孔 21 高圧連通孔 22 低圧連通孔 23 中間圧室
Claims (2)
- 【請求項１】 密封容器内に上下に圧縮部と電動機を配
置し、前記圧縮部を、渦捲き状の固定スクロールと、同
固定スクロールと互いに噛み合わせて複数の圧縮室を形
成する旋回スクロールと、同旋回スクロールの旋回駆動
軸を上端にクランク軸を形成して旋回駆動するシャフト
と、前記クランク軸を支承するフレームとで構成してな
るスクロール圧縮機において、前記フレームと前記電動
機の間に低圧冷媒の吸入管を設け、前記フレームと前記
固定スクロールに前記圧縮室の最外端部に至る低圧冷媒
を導く吸入路を形成し、高圧冷媒を吐出室を経て吐出管
から機外に送出するよう構成するとともに、前記固定ス
クロールの鏡板に前記吐出室から前記旋回スクロールの
鏡板を収容する前記フレームの環状凹部に至る高圧連通
孔を穿設し、前記環状凹部から前記フレーム下端に至る
低圧連通孔を穿設してなることを特徴とするスクロール
圧縮機。 - 【請求項２】 前記固定鏡板の下面と前記旋回鏡板の背
面外周部と側面及び前記環状凹部で構成する中間圧室
を、前記高圧連通孔と前記低圧連通孔の孔径を調節して
所定の圧力になるよう形成することを特徴とする請求項
１記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12918594A JPH07332259A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12918594A JPH07332259A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332259A true JPH07332259A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15003250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12918594A Pending JPH07332259A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332259A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105114304A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 苏州中成汽车空调压缩机有限公司 | 涡旋盘组件及包括它的涡旋式压缩机 |
| CN111456934A (zh) * | 2019-01-21 | 2020-07-28 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 涡旋式压缩机 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12918594A patent/JPH07332259A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105114304A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 苏州中成汽车空调压缩机有限公司 | 涡旋盘组件及包括它的涡旋式压缩机 |
| CN111456934A (zh) * | 2019-01-21 | 2020-07-28 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 涡旋式压缩机 |
| JP2020118161A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | ハンオン システムズ | スクロール圧縮機 |
| US11225968B2 (en) | 2019-01-21 | 2022-01-18 | Hanon Systems | Scroll compressor |
| US20220090600A1 (en) * | 2019-01-21 | 2022-03-24 | Hanon Systems | Scroll compressor |
| CN111456934B (zh) * | 2019-01-21 | 2022-07-12 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 涡旋式压缩机 |
| CN114857001A (zh) * | 2019-01-21 | 2022-08-05 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 涡旋式压缩机 |
| US11608830B2 (en) | 2019-01-21 | 2023-03-21 | Hanon Systems | Scroll compressor |
| CN114857001B (zh) * | 2019-01-21 | 2024-07-02 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 涡旋式压缩机 |
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