JPH07331973A - シャッターの障害物感知装置 - Google Patents

シャッターの障害物感知装置

Info

Publication number
JPH07331973A
JPH07331973A JP13160494A JP13160494A JPH07331973A JP H07331973 A JPH07331973 A JP H07331973A JP 13160494 A JP13160494 A JP 13160494A JP 13160494 A JP13160494 A JP 13160494A JP H07331973 A JPH07331973 A JP H07331973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
decorative cover
bottom plate
movable bottom
interlocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13160494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsukazu Nakayama
哲一 中山
Yoshitomo Fujiwara
義智 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORI DENKI Manufacturing CO Ltd
Original Assignee
MORI DENKI Manufacturing CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MORI DENKI Manufacturing CO Ltd filed Critical MORI DENKI Manufacturing CO Ltd
Priority to JP13160494A priority Critical patent/JPH07331973A/ja
Publication of JPH07331973A publication Critical patent/JPH07331973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害物がシャッターカーテン下端の可動底板
のどの箇所に接しても確実に感知でき、かつ簡単な構成
とする。 【構成】 スラットカーテン下端の略全幅に渡り長手方
向下側に連続開口した断面略コ字形状の化粧カバー3
と、その長手方向に沿って設けられ、幅方向両側で各々
長手方向に渡って立設された一対のツバ部4d,4d をもっ
て化粧カバー3 の開口部に上昇自在に懸垂された可動底
板4 と、化粧カバー3 内空の長手方向に連続形成され、
各ツバ部4d,4d の上昇により揺動する従動アーム6a,6a
を夫々有して幅方向で回動自在に軸支された一対の伝達
軸6,6 と、各伝達軸6,6 両端部の同軸上に回動自在に遊
挿され、従動アーム6aの揺動により同方向に押圧される
連動アーム7cと各連動部材7,7 間を連動させる歯車7b,7
b とを有した一対の連動部材7,7 と、連動アーム7c上面
に作動片11a が接した単一個のマイクロスイッチ11を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動シャッターの安全
機構として用いられるシャッターの障害物感知装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッターのスラットカーテンが降
下する際、スラットカーテン直下に物品あるいは人等の
障害物が存在する場合には、障害物がスラットカーテン
と床面との間に挟まれて障害事故をおこす危険が生じ
る。
【0003】このような事故を防止するため、従来より
電動シャッターの作動機構には、図7の電動シャッター
の概略構成を示す正面図に示すように、スラットカーテ
ン100下端の水切部分に長手方向に沿って配設された
可動底板104と、可動底板104の浮き上がりを検出
するマイクロスイッチ111を備えた送信機110A
と、送信機110Aからの検出信号を受信する受信機1
10Bとによる障害物感知装置が付設されている。
【0004】そして、スラットカーテン100の下端に
障害物が挟まった場合、可動底板104が浮き上がって
マイクロスイッチ111をオンし、これによって送信機
110Aから受信機110Bへ無線(赤外線)による感
知信号を送信させることにより障害物の存在を感知し
て、スラットカーテン100の下降動作を停止させる
か、あるいはスラットカーテン100を反転上昇させて
いる。
【0005】具体的に従来の障害物感知装置は、図8
(a)の図7のI−I線要部拡大断面図に示すように、
スラットカーテン100下端の水切部分に長手方向に全
通した組立式座板101が設けられている。組立式座板
101は、スラットカーテンを構成するシャッタースラ
ットの下方に連続する縦板102の下端に設けられ、上
板103aと側板103bとを有して下方に開口する断
面略コ字形状の化粧カバー103が一体形成されてい
る。
【0006】化粧カバー103の内空には化粧カバー1
03の両側板103b,103bの内側より対向して延
出形成された中板103cにツバ部104aをもって懸
垂された昇降自在な可動底板104が長手方向に沿って
設けられている。化粧カバー103には上板103a上
面の長手方向中央(図中左側)に上述した送信機110
Aが配設され、マイクロスイッチ111の作動片111
aが化粧カバー103の内空のツバ部104aの昇動範
囲に延出されている。
【0007】そして、同図に一点鎖線で示すように、障
害物がスラットカーテンに挟まれた際、可動底板104
が浮き上がることにより、可動底板104のツバ部10
4aがマイクロスイッチ111の作動片111aを押圧
して障害物の感知をするようになっている。
【0008】また、図9に示すものは、他の従来例であ
り、この障害物感知装置は上述した図8(a)に示す従
来例と同様に、スラットカーテン下端の水切部分に長手
方向に全通した組立式座板201が設けられている。組
立式座板201には、化粧カバー203と可動底板20
4とが設けられていて、化粧カバー203は、縦板20
2の下端に設けられ、上板203aと側板203bとを
有して下方に開口する断面略コ字形状に形成されてい
る。
【0009】可動底板204は、化粧カバー203の一
方の側板203b(図中右側)に一端が軸支され、上下
方向に回動可能であり、他端は、他方の側板203bの
内側より延出形成された中板203cにツバ部204a
をもって懸垂されている。また、化粧カバー203の内
空には、上下方向に揺動自在に支持された作動レバー2
05が設けられている。この作動レバー205は、可動
底板204の保持片204b上面に常に当接していて、
可動底板204の上下方向の回動に伴って揺動される。
【0010】そして、化粧カバー203の上板203a
上面には、図8(a)に示す従来例と同様に、送信機1
10Aが配設され、マイクロスイッチ111の作動片1
11aを化粧カバー103の内空の作動レバー205の
揺動範囲内に延出させている。そして、同図に一点鎖線
で示すように、障害物が可動底板204に当接して可動
底板204を上方向に回動させることにより、作動レバ
ー205が押し上げられ、これに伴いマイクロスイッチ
111の作動片111aが押圧されて障害物を感知する
ようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の図8(a)で示す障害物感知装置では、可動底
板104が化粧カバー103の中板103cにツバ部1
04aによって懸垂されいる構成なので、障害物が挟ま
れた位置によって可動底板104が幅方向あるいは長手
方向に傾いて昇動してしまう。
【0012】したがって、幅方向の傾きに関しては、図
8(b)に示すように図中左側に障害物が挟まれて傾い
た場合には、ツバ部104aにてマイクロスイッチ11
1を作動させることができるが、同図に一点鎖線で示す
ように図中右側に障害物が挟まれて傾いた場合には、可
動底板104のツバ部104aがマイクロスイッチ11
1の作動片111aに当接しないので、マイクロスイッ
チ111を作動させることができず、障害物を感知する
ことができないという問題点があった。
【0013】また、長手方向の傾きに関しては、長手方
向端部に障害物が挟まれて傾いた場合、図7に示すよう
な唯一中央部に配設されたマイクロスイッチ111で
は、可動底板104のツバ部104aがマイクロスイッ
チ111の作動片111aに当接しないので障害物を感
知することができないという問題があった。
【0014】さらに、図9で示す障害物感知装置では、
可動底板204を長手方向に全通して軸支したことによ
り、長手方向の端部に挟まれた障害物に対しては可動底
板204全体が昇動して障害物を感知することができる
が、可動底板204が軸支されている側(図9右下)に
障害物が挟まれた際には、可動底板204が昇動されな
いので、マイクロスイッチ111を作動させることがで
きず、障害物を感知できないという問題点があった。
【0015】また、図8(a)に示す従来の障害物感知
装置の構成において、可動底板104全ての傾きに対応
させるためには、送信機110Aと電気的に接続された
マイクロスイッチを可動底板104の傾いた昇動に応じ
た場所に増設しなければならず、これではマイクロスイ
ッチの取り付け個数が増加し、配線も複雑になるという
問題があった。具体的には、縦板102を挟んで両側の
上板103a上の長手方向に複数個のマイクロスイッチ
を設けなければならなくなる。
【0016】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、障害物がシャッターカーテン下端の可動底板のどの
箇所に接しても確実に感知でき、かつ簡単な構成のシャ
ッターの障害物感知装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるシャッターの障害物感知装置は、請求項1
では、シャッターのスラットカーテン下端の略全幅に渡
って配設され、その長手方向の下側に開口部を有する断
面略コ字形状の化粧カバー(3)と、前記可動底板
(4)は、幅方向両端部で各々長手方向に渡り立設され
たツバ部(4d)を有し、該化粧カバーの下側開口部内
に懸垂され、障害物への接触により該化粧カバー方向に
上昇自在な可動底板(4)と、前記化粧カバー内に前記
各ツバ部と対応して一対で設けられ、前記可動底板の上
昇に伴い互いが連動する伝達機構(5)と、該一対の伝
達機構の一方に作動片(11a)が接して設けられ、該
伝達機構の回動により障害物を感知した旨の信号を出力
する単一個のスイッチ手段(11)と、を具備したこと
を特徴としている。
【0018】また、請求項2記載の如く、前記伝達機構
(5)は、前記化粧カバー内の幅方向に平行な一対で夫
々回動自在に軸支された伝達軸(6)と、該伝達軸の側
部から突出し長手方向に一体で連続形成され、前記ツバ
部に夫々接し、ツバ部の上昇により揺動する従動アーム
(6a)と、前記伝達軸に同軸状に遊挿されて伝達軸に
対し回動自在に設けられ、前記従動アームの上面に接し
て従動アームの揺動により同方向に押し上げられる連動
アーム(7c)を有するとともに、前記一対の連動アー
ムのうち一方あるいは両方が押し上げられたとき、他方
を連動させる一対の歯車(7b)を有し、かつ、該連動
アームの上面に前記スイッチ手段(11)の作動片(1
1a)が接する連動部材(7)とからなる構成としても
よい。
【0019】
【作用】シャッタースラットの直下に障害物が挟まれた
場合、可動底板4が障害物に当接して化粧カバー3内を
上昇する。そして、化粧カバー3内に一対で設けられた
伝達機構5は、可動底板4の上昇に伴い、互いが連動
し、スイッチ手段11を作動させることによって障害物
が感知される。このとき、可動底板4に対して障害物が
いかなる角度、方向で接した場合でも、可動底板4の一
部が上昇するのみで伝達機構5が連動し、単一個のスイ
ッチ手段11の作動片11aを押し上げることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図1は本発明によるシャッターの障害
物感知装置の一実施例を示す分解斜視図、図2は同幅方
向裁断図である。
【0021】図1に示すように、この実施例によるシャ
ッターの障害物感知装置は、シャッタースラットが連結
されたスラットカーテン下端の水切部分にシャッタース
ラットの略全幅に渡って組立式座板1が配設されてい
る。組立式座板1は、化粧カバー3と、可動底板4と、
伝達機構5とによりなっている。
【0022】化粧カバー3は、スラットカーテンを構成
するシャッタースラットの下端に連続してなる縦板2と
一体に形成され、シャッタースラットの長手方向に同形
状で連続形成されている。化粧カバー3は、上板3aと
幅方向に配設された両側板3b,3bとにより下方に開
口部を有する断面略コ字形状に形成されていて、両側板
3b,3bの内側面中程には互いに対向して延出すると
ともに長手方向に連続形成された中板3c,3cが一体
形成されている。化粧カバー3の内空には、保持部3d
が化粧カバー3と一体に形成されている。保持部3d
は、一対の断面略C字型のものを開口部分が幅方向外向
きになるように背合わせした形状に形成され、化粧カバ
ー3の長手方向に連続形成されている。
【0023】可動底板4は、化粧カバー3の長手方向に
連続形成されるとともに、底板4aと幅方向に配設され
た両側板4b,4bとにより上方に開口する断面略コ字
形状に形成されている。底板4a上面には、幅方向で対
に設けられ、それぞれ幅方向外側に延出されたツバ部4
dを有した断面略逆L字形状の突出片4cが一体形成さ
れている。ここで、化粧カバー3の長手方向端部(図中
手前側)には、縦板2および上板3aが長手方向に延出
形成され、また、可動底板4の端部にも底板4aが延出
形成されている。
【0024】そして、ツバ部4dが化粧カバー3の中板
3c上に挿通された図示組立状態では、可動底板4は中
板3c,3c間に懸垂されている。すなわち、この状態
で可動底板4の側板4bは化粧カバー3の各側板3b,
3bの内面に沿って配設され上下方向に昇降自在になっ
ている。
【0025】伝達機構5は、伝達軸6と、連動部材7と
により構成されている。伝達軸6は、対称な一対が設け
られ、化粧カバー3の長手方向に沿って形成された管状
体であり、外周面には外方に延出する従動アーム6aが
長手方向に連続して一体形成されている。
【0026】連動部材7は、管状体である各伝達軸6,
6に対応して対称な一対が設けられるとともに、その内
径に対して遊挿し得る一端を有した軸部7aを基部とし
ている。軸部7a他端側には歯車7bが各連動部材7,
7の軸部7aの他端側からそれぞれ圧入または一体に設
けられ、組立状態において各歯車7b,7b同士が図示
の如く噛合する。さらに、歯車7bの外周面には軸部7
a一端側に延出する板状の連動アーム7cが歯車7bと
一体に形成されている。
【0027】ところで、化粧カバー3の長手方向端部よ
り延出形成された上板3aの下側には、側部カバー8が
取り付けられる。この側部カバー8は、化粧カバー3の
長手方向端部を閉塞する端板8aと、化粧カバー3の各
側板3b,3b間と同間隔に配設された側板8b,8b
とを有して長手方向内側に開口する断面略コ字形状に形
成されている。
【0028】上述した伝達機構5を化粧カバー3に組み
込むには、まず、一対の伝達軸6,6を保持部3dの開
口部分から従動アーム6bを突出させた状態で挿入して
保持させる。そして、連動部材7の連動アーム7cが伝
達軸6の従動アーム6aの上側に位置するように、連動
部材7の軸部7aの一端を伝達軸6の端部に遊挿させ
る。そして、化粧カバー3の側板3bに側部カバー8の
側板8b端部を取り付け固定する。なお、伝達機構5
は、一対の伝達軸6,6が化粧カバー3の長手方向に連
続形成されていて、化粧カバー3の長手方向両端部に配
設される。
【0029】すなわち、上述した組立式座板1では、一
対の伝達軸6,6が、化粧カバー3の保持部3dによっ
てそれぞれ幅方向に一対設けられるとともに従動アーム
6bを上下方向に揺動自在に支持されている。また、各
従動アーム6a,6aは、その自重によって直下のツバ
部4d,4d上に常に当接する構成とされており、ま
た、後述する如く、可動底板4の昇降に伴って各従動ア
ーム6a,6aは上下方向に揺動される。
【0030】各連動部材7,7は、軸部7a,7aの他
端に設けられた歯車7b,7bの噛合によって、軸部7
a,7aが互いに逆方向に連動して回動するように構成
されている。歯車7bより延出した連動アーム7cは伝
達軸6の従動アーム6aの上側に位置しており、よっ
て、可動底板4の昇降により揺動した従動アーム6aに
接した連動アーム7cが揺動し、他の連動アーム7cも
揺動される。
【0031】図2に示すように、この実施例による組立
式座板1では、化粧カバー3の長手方向端部に延出した
上板3aの図中左側(一方の連動アーム7c直上部分)
に、単一個のスイッチ手段(マイクロスイッチ)11を
備えた送信機12が配設されている。また、図示しない
が、シャッターケース等上方の不動位置には、送信機1
2からの感知信号を受信する受信機が配設されている。
そして、マイクロスイッチ11の作動片11aは化粧カ
バー3の内空に延出されており、常に下方に付勢されて
オフ状態とされている。この作動片11aの端部は、連
動部材7に形成された連動アーム7cの上側に当接して
いて、一対の連動アーム7c,7cは、歯車7b、7b
を介し作動片11aの下方の付勢力にていずれも常時下
方向に押圧されている。
【0032】このように構成された本実施例によるシャ
ッターの障害物感知装置の動作は、図3に示すように、
スラットカーテンの降下中に組立式座板1の下方に障害
物Sがあった場合、可動底板4が障害物Sに当接して昇
動される。このときの障害物Sは、可動底板4の幅方向
全域に渡り接触し、可動底板4を図示の如く化粧カバー
3に対し直上方向に平行に押し上げるものであったとす
る。この場合、一対のツバ部4d,4dが伝達軸6の従
動アーム6a,6aを夫々押し上げることにより、従動
アーム6a,6aが連動部材7の連動ア−ム7c,7c
を夫々押し上げ、この押し上げられた連動アーム7cの
うち一方がマイクロスイッチ11の作動片11aを押圧
する。
【0033】これによりマイクロスイッチ11は検出信
号を出力し、送信機12から受信機へ無線(赤外線)に
よる感知信号を送信させることにより障害物Sの存在を
感知して、スラットカーテンの下降動作を停止させる
か、あるいはスラットカーテンを反転上昇させる。
【0034】なお、障害物Sに当接して上昇した可動底
板4は、側板4bの上端が化粧カバー3の中板3cに当
接した所でその上昇が衝止され、これによってマイクロ
スイッチ11の作動片11aの押圧幅が規制されてお
り、マイクロスイッチ11も保護されている。
【0035】また、上述したシャッターの障害物感知装
置の動作において、図4に示すように障害物Sがスラッ
トカーテンの幅方向端部(図中右側)寄りにあって、可
動底板4が左側に傾いて上昇した場合には、右側のツバ
部4dによってその上方の従動アーム6aのみが押し上
げられて揺動する。そして、従動アーム6aの揺動に伴
いその上方(右側)の連動アーム7cが同方向に押し上
げられる。このとき、歯車7b,7bによる回動の伝達
により、左側の連動アーム7cも上昇する。そして、こ
の連動アーム7cがマイクロスイッチ11の作動片11
aを押圧して障害物Sの存在が感知される。なお、この
際に、左側の従動アーム6aは揺動されず、左側の連動
アーム7cには当接しない。
【0036】また、図5に示すように障害物Sがシャッ
ターの幅方向端部(図中左側)寄りにあって、可動底板
4が右側に傾いて上昇した場合には、左側のツバ部4d
によってその上方の従動アーム6aのみが押し上げら
れ、この従動アーム6aが同時に連動アーム7cを押し
上げることによって、マイクロスイッチ11の作動片1
1aが直接押圧され障害物Sの存在が感知される。な
お、この際に、右側の従動アーム6aは揺動されず、右
側の連動アーム7cには当接しない。但し、連動アーム
7c,7c同士は、歯車7b,7bを介して連動してい
る。
【0037】図4,図5に示すように、可動底板4の幅
方向の一方にのみ障害物Sが接し、可動底板4が幅方向
に傾いて上昇した場合には、従動アーム6aはこの当接
した側のみ上昇してこの伝達軸6を回動させるが、他方
の伝達軸6は回動しないので、可動底板4の上昇にかか
る負荷を低減することができる。
【0038】さらに、図6に示すように、障害物Sがシ
ャッターの長手方向端部(図中右側)寄りにあって、可
動底板4が長手方向に傾いて上昇した場合には、上昇し
た可動底板4のツバ部4d,4dの最上位置が長手方向
に連続形成された従動アーム6a,6aの一部を押し上
げることによって一対の従動アーム6a,6a全体が押
し上げられ、この従動アーム6a,6aによって連動ア
ーム7c,7cが押し上げられて、逆側(左側)の長手
方向端部に配設された単一個のマイクロスイッチ11の
作動片11aを押圧する。
【0039】また、障害物Sが図4のよう幅方向右側寄
りで、かつ、図6のように長手方向右側端部寄りにあ
り、幅方向と長手方向いずれに対しても偏って接触した
場合でも、一対の従動アーム6a,6aが長手方向に連
続形成されており、また各歯車7b,7bの噛合により
連動部材7,7が連動されていることによって、単一個
のマイクロスイッチ11を確実に作動させることができ
る。
【0040】したがって、このように構成されたシャッ
ターの障害物感知装置では、可動底板4の上昇に伴って
ツバ部4dに押し上げられる従動アーム6aが化粧カバ
ー3内の長手方向に連続形成されるとともに幅方向に併
設され、各従動アーム6a,6aによって押し上げられ
る連動アーム7c,7cの揺動が各歯車7b,7bの噛
合で連動されていることにより、障害物Sの存在する位
置によって可動底板4が幅方向あるいは長手方向に傾斜
して上昇した場合、及びこれらが復合した場合でも、ツ
バ部4dに押し上げられたいずれか一方の従動アーム6
a全体が揺動し、これに伴って両方の連動アーム7c,
7cが上昇するので、単一個のマイクロスイッチ11で
シャッターカーテンの何処に挟まれた障害物Sでも存在
を感知することができる。
【0041】ところで、上述した実施例によるシャッタ
ーの障害物感知装置では、シャッターカーテンが全閉し
た時に、床面に当接した可動底板4が上昇して、マイク
ロスイッチ11の作動片11aが押圧されるが、シャッ
ターの開閉機構において別途シャッターカーテンの上限
および下限位置を感知しているので、全閉時に障害物感
知の誤動作が起こることがない。
【0042】また、図1に示す、化粧カバー3の上板3
aに長手方向に沿って穿設された溝部3eは、マイクロ
スイッチ11を取り付ける際に、該長手方向の任意箇所
に位置決め自在なものであり、組立式座板1の組み立て
を容易にしている。
【0043】なお、上述した実施例では、伝達機構5に
おいて、連動部材7は化粧カバー3の長手方向両端部に
配設されていると説明したが、この限りでなく、連動部
材7は化粧カバー3の長手方向一端部のみに配設され、
一対の伝達軸6,6が化粧カバー3の長手方向に連続形
成されるとともに、従動アーム6aが揺動自在に支持さ
れている構成であっても良い。ただし、作動片11aの
端部を連動部材7の連動アーム7cの上側に当接させる
ために、マイクロスイッチ11は連動部材7が配設され
ている側(この場合、化粧カバー3の長手方向一端部
側)の上板3a上に配設されていなければならない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるシャッ
ターの障害物感知装置は、請求項1によれば、シャッタ
ースラット下端の略全幅に渡って配設された化粧カバー
の下側開口内に昇動自在な可動底板が配設され、さらに
化粧カバー内には、一対で互いが連動する伝達機構が設
けられ、いずれが作動しても他方に伝達し単一個のスイ
ッチ手段を作動させる構成とされているので、シャッタ
ースラット直下の何方の位置に挟まれた障害物でも可動
底板の少なくとも一部が上昇するのみで伝達機構がスイ
ッチ手段を確実に作動させ、障害物を感知することがで
きる。これにより、スイッチの個数が最小の1個のみで
可動底板の傾きにかかわらず、簡単な構成で確実に障害
物感知を行えるようになる。
【0045】また、請求項2記載の如く、伝達機構は、
可動底板の上昇に伴い回転する伝達軸と、該伝達軸の端
部に設けられ、伝達軸と同軸に遊挿された連動アーム同
士が歯車で連動する構成により、障害物が可動底板を傾
斜して上昇させ、一方の伝達軸しか回動しない場合であ
っても、連動アーム同士が連動する構成であるため、単
一個のスイッチ手段のみで確実に障害物を感知すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッターの障害物感知装置の一
実施例を示す分解斜視図。
【図2】図1の幅方向裁断図である。
【図3】動作を示す幅方向裁断図。
【図4】動作を示す幅方向裁断図。
【図5】動作を示す幅方向裁断図。
【図6】動作を示す長手方向裁断図。
【図7】電動シャッターの概略構成を示す正面図
【図8】(a)図7のI−I線要部拡大断面図。 (b)同動作図。
【図9】他の従来例を示す図7のI−I線要部拡大断面
図。
【符号の説明】
1…組立式座板、2…縦板、3…化粧カバー、4…可動
底板、4d…ツバ部、5…伝達機構、6…伝達軸、6a
…従動アーム、7…連動部材、7b…歯車、7c…連動
アーム、11…スイッチ手段(マイクロスイッチ)、1
1a…作動片。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターのスラットカーテン下端の略
    全幅に渡って配設され、その長手方向の下側に開口部を
    有する断面略コ字形状の化粧カバー(3)と、 幅方向両端部で各々長手方向に渡り立設されたツバ部
    (4d)を有し、該化粧カバーの下側開口部内に懸垂さ
    れ、障害物への接触により該化粧カバー方向に上昇自在
    な可動底板(4)と、 前記化粧カバー内に前記各ツバ部と対応して一対で設け
    られ、前記可動底板の上昇に伴い互いが連動する伝達機
    構(5)と、 該一対の伝達機構の一方に作動片(11a)が接して設
    けられ、該伝達機構の回動により障害物を感知した旨の
    信号を出力する単一個のスイッチ手段(11)と、を具
    備したことを特徴とするシャッターの障害物感知装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達機構(5)は、前記化粧カバー
    内の幅方向に平行な一対で夫々回動自在に軸支された伝
    達軸(6)と、 該伝達軸の側部から突出し長手方向に一体で連続形成さ
    れ、前記ツバ部に夫々接し、ツバ部の上昇により揺動す
    る従動アーム(6a)と、 前記伝達軸に同軸状に遊挿されて伝達軸に対し回動自在
    に設けられ、前記従動アームの上面に接して従動アーム
    の揺動により同方向に押し上げられる連動アーム(7
    c)を有するとともに、前記一対の連動アームのうち一
    方あるいは両方が押し上げられたとき、他方を連動させ
    る一対の歯車(7b)を有し、かつ、該連動アームの上
    面に前記スイッチ手段(11)の作動片(11a)が接
    する連動部材(7)とからなる請求項1記載のシャッタ
    ーの障害物感知装置。
JP13160494A 1994-06-14 1994-06-14 シャッターの障害物感知装置 Pending JPH07331973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13160494A JPH07331973A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 シャッターの障害物感知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13160494A JPH07331973A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 シャッターの障害物感知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07331973A true JPH07331973A (ja) 1995-12-19

Family

ID=15061952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13160494A Pending JPH07331973A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 シャッターの障害物感知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07331973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2769340A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-09 Somfy Volet roulant motorise

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2769340A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-09 Somfy Volet roulant motorise
EP0908593A1 (fr) 1997-10-06 1999-04-14 Somfy Volet roulant motorisé

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4568132A (en) Motorized lift mechanism
US6752476B2 (en) Structure of a garbage-box
CN111425064B (zh) 门组件和储物柜
EP0033869B1 (en) An electric quick-break switch with forced opening of the contacts
JPH07331973A (ja) シャッターの障害物感知装置
EP1770046B1 (en) Safety device for lift doors
WO2000025636A1 (en) Control of powered furniture
JP3785694B2 (ja) シャッターの障害物感知装置
JPH0813960A (ja) シャッターの障害物感知装置
JP2996180B2 (ja) 開閉体の障害物感知装置
JP2638509B2 (ja) 開閉体の障害物感知装置
JP3593187B2 (ja) 座板安全装置およびシャッター
JPH11173045A (ja) 開閉式梯子
JPH0141331Y2 (ja)
KR20210006669A (ko) 자동 개폐가 가능한 여닫이형 창호
JPH0242499Y2 (ja)
JP2546993Y2 (ja) ブラインドシャッターにおける安全装置
JP4596317B2 (ja) 障害物検知装置
JP7023796B2 (ja) 障害物検知手段を備えた建築用開閉装置
JP3168332B2 (ja) 建築用電動シャッターにおける障害物検知装置
WO2005032868A1 (en) A method and a device for adjusting the position og a windowpane between two end positions
JP3254890B2 (ja) 介助装置
KR930002721Y1 (ko) 자동문의 구조
JPH0319376Y2 (ja)
JP2019214837A (ja) 障害物検知手段を備えた建築用開閉装置