JPH07331706A - 加振機能を備えた油圧ショベル - Google Patents
加振機能を備えた油圧ショベルInfo
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- JPH07331706A JPH07331706A JP15259394A JP15259394A JPH07331706A JP H07331706 A JPH07331706 A JP H07331706A JP 15259394 A JP15259394 A JP 15259394A JP 15259394 A JP15259394 A JP 15259394A JP H07331706 A JPH07331706 A JP H07331706A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 打撃専用のアタッチメントを用いることな
く、油圧ショベルで打撃作業を行うことができるように
する。 【構成】 油圧ポンプ10からブームシリンダ7、アー
ムシリンダ9に至る油圧回路に、加振手段が設けられた
副油圧回路Bを主油圧回路Aと並列して設けると共に、
主−副油圧回路の切換えを行う回路切換え弁11を設け
てなる加振機能を備えた油圧ショベル。
く、油圧ショベルで打撃作業を行うことができるように
する。 【構成】 油圧ポンプ10からブームシリンダ7、アー
ムシリンダ9に至る油圧回路に、加振手段が設けられた
副油圧回路Bを主油圧回路Aと並列して設けると共に、
主−副油圧回路の切換えを行う回路切換え弁11を設け
てなる加振機能を備えた油圧ショベル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設作業用の加振機能
を備えた油圧ショベルに関するものである。
を備えた油圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
建設作業のなかには、締め固め(地固め)や杭打ち等の
打撃作業を行うことがあるが、この様な作業は振動を与
えて(加振して)の作業が要求され、そこで通常は、振
動パイルドライバ等の特殊な専用アタッチメントを用い
て行われる。しかるにこの様な専用アタッチメントがな
く、バケットを用いて行おうとした場合に、油圧ショベ
ルには、バケットを振動させるための機能(加振機能、
起振機能)が設けられていないないため、ブーム、アー
ムを含めたバケットの自重落下力と油圧力との両エネル
ギーを用いて行うことになるが、その際の打撃力のコン
トロールが難しいためバケット等が破損する惧れがあ
り、また、打撃速度に限界があるうえ、一度のバケット
下降操作で一回の打撃しかできないため作業性が著しく
劣るという問題がある。
建設作業のなかには、締め固め(地固め)や杭打ち等の
打撃作業を行うことがあるが、この様な作業は振動を与
えて(加振して)の作業が要求され、そこで通常は、振
動パイルドライバ等の特殊な専用アタッチメントを用い
て行われる。しかるにこの様な専用アタッチメントがな
く、バケットを用いて行おうとした場合に、油圧ショベ
ルには、バケットを振動させるための機能(加振機能、
起振機能)が設けられていないないため、ブーム、アー
ムを含めたバケットの自重落下力と油圧力との両エネル
ギーを用いて行うことになるが、その際の打撃力のコン
トロールが難しいためバケット等が破損する惧れがあ
り、また、打撃速度に限界があるうえ、一度のバケット
下降操作で一回の打撃しかできないため作業性が著しく
劣るという問題がある。
【0003】一方、前記打撃専用のアタッチメントは、
水平面の打撃を行うように設定されているため、法面を
打撃しながら締め固めすることが難しく、この様な場合
に、ブルドーザの自走による締め固め等、各種の方法が
知られているが、法面の勾配が大きくなると自走が難し
くなるという問題もありる。
水平面の打撃を行うように設定されているため、法面を
打撃しながら締め固めすることが難しく、この様な場合
に、ブルドーザの自走による締め固め等、各種の方法が
知られているが、法面の勾配が大きくなると自走が難し
くなるという問題もありる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる加振機能
を備えた油圧ショベルを提供することを目的として創案
されたものであって、油圧ポンプからの圧油供給で作動
するブーム用、アーム用の油圧シリンダを装備してなる
油圧ショベルにおいて、前記油圧ポンプから油圧シリン
ダに至る主油圧回路に、該主油圧回路に並列する副油圧
回路と、作業切換え手段の切換え操作に伴い主−副圧油
回路の切換えをする回路切換え弁とを設けると共に、前
記副油圧回路には、該回路に供給される圧油が予め設定
される圧力に蓄えられたことの検知に基づき圧油放出を
して油圧シリンダを加振作動させる加振手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる加振機能
を備えた油圧ショベルを提供することを目的として創案
されたものであって、油圧ポンプからの圧油供給で作動
するブーム用、アーム用の油圧シリンダを装備してなる
油圧ショベルにおいて、前記油圧ポンプから油圧シリン
ダに至る主油圧回路に、該主油圧回路に並列する副油圧
回路と、作業切換え手段の切換え操作に伴い主−副圧油
回路の切換えをする回路切換え弁とを設けると共に、前
記副油圧回路には、該回路に供給される圧油が予め設定
される圧力に蓄えられたことの検知に基づき圧油放出を
して油圧シリンダを加振作動させる加振手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0005】そして本発明は、この構成によって、打撃
専用のアタッチメントを用いることなく打撃作業を行う
ことができるようにしたものである。
専用のアタッチメントを用いることなく打撃作業を行う
ことができるようにしたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は油圧式ショベルであって、該
油圧式ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、下部
走行体2の上方に旋回自在に設けられる上部旋回体3、
上部旋回体3に取付けられるブーム4、ブーム4の先端
部に取り付けられアーム5、アーム5の先端部に取付け
られるバケット6の部材装置を用いて構成されており、
さらにブーム4を作動させるブームシリンダ7、アーム
5を作動させるアームシリンダ8、バケット6を作動さ
せるバケットシリンダ9等の複数の油圧アクチュエータ
が設けられるが、これらの基本構成は何れも従来通りで
ある。
する。図面において、1は油圧式ショベルであって、該
油圧式ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、下部
走行体2の上方に旋回自在に設けられる上部旋回体3、
上部旋回体3に取付けられるブーム4、ブーム4の先端
部に取り付けられアーム5、アーム5の先端部に取付け
られるバケット6の部材装置を用いて構成されており、
さらにブーム4を作動させるブームシリンダ7、アーム
5を作動させるアームシリンダ8、バケット6を作動さ
せるバケットシリンダ9等の複数の油圧アクチュエータ
が設けられるが、これらの基本構成は何れも従来通りで
ある。
【0007】前記ブーム4およびアーム5には加振機能
が備えられているが、該加振機能について、図2に示す
油圧回路図に基づいて説明すると、10はアームシリン
ダ9およびブームシリンダ7に圧油を供給する油圧ポン
プであって、該油圧ポンプ10からアームシリンダ9お
よびブームシリンダ7に至る油圧回路には、回路切換え
弁11、アーム用方向切換え弁12、ブーム用方向切換
え弁13の各切換え弁が順次直列状に設けられている。
さらに、回路切換え弁11からアーム用方向切換え弁1
2に至る油圧回路には、主油圧回路Aに対して後述する
副油圧回路Bが並列状に設けられており、そして回路切
換え弁11は、油圧ポンプ10から供給される圧油を、
主油圧回路Aまたは副圧油回路Bの何れかに流すべく切
換えるように構成されている。
が備えられているが、該加振機能について、図2に示す
油圧回路図に基づいて説明すると、10はアームシリン
ダ9およびブームシリンダ7に圧油を供給する油圧ポン
プであって、該油圧ポンプ10からアームシリンダ9お
よびブームシリンダ7に至る油圧回路には、回路切換え
弁11、アーム用方向切換え弁12、ブーム用方向切換
え弁13の各切換え弁が順次直列状に設けられている。
さらに、回路切換え弁11からアーム用方向切換え弁1
2に至る油圧回路には、主油圧回路Aに対して後述する
副油圧回路Bが並列状に設けられており、そして回路切
換え弁11は、油圧ポンプ10から供給される圧油を、
主油圧回路Aまたは副圧油回路Bの何れかに流すべく切
換えるように構成されている。
【0008】つまり、前記回路切換え弁11は、三ポー
ト二位置切換え弁であって、その第一ポート11aは油
圧ポンプ10に、第二ポート11bは主油圧回路Aに、
また第三ポート11cは副油圧回路Bにそれぞれ連結さ
れている。そして回路切換え弁11は、パイロットポー
ト11dにパイロット圧油が供給されていない状態で
は、第一ポート11aから第二ポート11bに通じる弁
路が開いて油圧ポンプ10から主油圧回路Aに圧油が流
れ、一方、後述する作業切換えスイッチ14の切換え操
作に基づいてパイロットポート11dにパイロット圧油
が供給された状態では、第一ポート11cから第三ポー
ト11cに通じる弁路が開いて油圧ポンプ10から副油
圧回路Bに圧油が流れるように設定されている。尚、1
5は油圧ポンプ10から回路切換え弁11に至る油路か
ら分岐するリリーフ油路Cに設けられるリリーフ弁であ
る。
ト二位置切換え弁であって、その第一ポート11aは油
圧ポンプ10に、第二ポート11bは主油圧回路Aに、
また第三ポート11cは副油圧回路Bにそれぞれ連結さ
れている。そして回路切換え弁11は、パイロットポー
ト11dにパイロット圧油が供給されていない状態で
は、第一ポート11aから第二ポート11bに通じる弁
路が開いて油圧ポンプ10から主油圧回路Aに圧油が流
れ、一方、後述する作業切換えスイッチ14の切換え操
作に基づいてパイロットポート11dにパイロット圧油
が供給された状態では、第一ポート11cから第三ポー
ト11cに通じる弁路が開いて油圧ポンプ10から副油
圧回路Bに圧油が流れるように設定されている。尚、1
5は油圧ポンプ10から回路切換え弁11に至る油路か
ら分岐するリリーフ油路Cに設けられるリリーフ弁であ
る。
【0009】前記副油圧回路Bには、回路切換え弁11
側から、油圧ポンプ10側への圧油の逆流を阻止する逆
止弁16、副油圧回路Bに供給された圧油を蓄えるアキ
ュムレータ17、副油圧回路Bの圧力が予め設定される
圧力に達したことを検知して閉成する圧力スイッチ1
8、副油圧回路Bを開閉する開閉弁19が順次配設され
ており、そして合流点Dで主油圧回路Aと合流してい
る。さらに開閉弁19のソレノイド19aは、前記圧力
スイッチ18を介してバッテリ20に電気的に接続され
ており、そして開閉弁19は、圧力スイッチ18の閉成
に基づいてソレノイド19aに通電されることで副油圧
回路Bを閉じる閉路位置から副油圧回路Bを開く開路位
置に切換わるように設定されている。
側から、油圧ポンプ10側への圧油の逆流を阻止する逆
止弁16、副油圧回路Bに供給された圧油を蓄えるアキ
ュムレータ17、副油圧回路Bの圧力が予め設定される
圧力に達したことを検知して閉成する圧力スイッチ1
8、副油圧回路Bを開閉する開閉弁19が順次配設され
ており、そして合流点Dで主油圧回路Aと合流してい
る。さらに開閉弁19のソレノイド19aは、前記圧力
スイッチ18を介してバッテリ20に電気的に接続され
ており、そして開閉弁19は、圧力スイッチ18の閉成
に基づいてソレノイド19aに通電されることで副油圧
回路Bを閉じる閉路位置から副油圧回路Bを開く開路位
置に切換わるように設定されている。
【0010】一方、前記アーム用方向切換え弁12およ
びブーム用方向切換え弁13は、六ポート三位置切換え
弁であって、アーム用方向切換え弁12の第二ポート1
2bは、前記主油圧回路Aと副油圧回路Bとの合流点D
に連結されている。この合流点Dから第二ポート12b
に至る油路は、分岐点Eで分岐してアーム用方向切換え
弁12の第一ポート12aに連結されているが、該分岐
油路には、分岐点E側への逆流を阻止する逆止弁21が
設けられている。さらに、アーム用切換え弁12の第三
ポート12cは油タンク22に、第四ポート12dはア
ームシリンダ9の伸長側ポート9aに、第五ポート12
eはブーム用切換え弁13の第二ポート13bに、第六
ポート12fはアームシリンダ9の縮小側ポート9bに
それぞれ連結されている。そしてアーム用切換え弁12
は、伸長側パイロットポート12gにパイロット圧油が
供給されている状態では、第一ポート12aから伸長側
ポート9aに通じる弁路が開いてアームシリンダ9の伸
長側(アーム5が運転席に近づく側)に圧油が供給され
る伸長側位置に位置し、また縮小側パイロットポート1
2hにパイロット圧油が供給されている状態では、第一
ポート12aから縮小側ポート9bに通じる弁路が開い
てアームシリンダ9の縮小側(アーム5が運転席から離
間する側)に圧油が供給される縮小側位置に位置し、さ
らに両パイロットポート12g、12hにパイロット圧
油が供給されていない状態では、第二ポート12bから
第五ポート12eに至る弁路が開き、かつ他のポート1
2a、12c、12d、12fが全て閉じてアームシリ
ンダ9に圧油が供給されない停止位置に位置するように
設定されている。
びブーム用方向切換え弁13は、六ポート三位置切換え
弁であって、アーム用方向切換え弁12の第二ポート1
2bは、前記主油圧回路Aと副油圧回路Bとの合流点D
に連結されている。この合流点Dから第二ポート12b
に至る油路は、分岐点Eで分岐してアーム用方向切換え
弁12の第一ポート12aに連結されているが、該分岐
油路には、分岐点E側への逆流を阻止する逆止弁21が
設けられている。さらに、アーム用切換え弁12の第三
ポート12cは油タンク22に、第四ポート12dはア
ームシリンダ9の伸長側ポート9aに、第五ポート12
eはブーム用切換え弁13の第二ポート13bに、第六
ポート12fはアームシリンダ9の縮小側ポート9bに
それぞれ連結されている。そしてアーム用切換え弁12
は、伸長側パイロットポート12gにパイロット圧油が
供給されている状態では、第一ポート12aから伸長側
ポート9aに通じる弁路が開いてアームシリンダ9の伸
長側(アーム5が運転席に近づく側)に圧油が供給され
る伸長側位置に位置し、また縮小側パイロットポート1
2hにパイロット圧油が供給されている状態では、第一
ポート12aから縮小側ポート9bに通じる弁路が開い
てアームシリンダ9の縮小側(アーム5が運転席から離
間する側)に圧油が供給される縮小側位置に位置し、さ
らに両パイロットポート12g、12hにパイロット圧
油が供給されていない状態では、第二ポート12bから
第五ポート12eに至る弁路が開き、かつ他のポート1
2a、12c、12d、12fが全て閉じてアームシリ
ンダ9に圧油が供給されない停止位置に位置するように
設定されている。
【0011】また、ブーム用方向切換え弁13の第二ポ
ート13bは、前述したようにアーム用方向切換え弁1
2の第五ポート12eに連結されているが、該第五ポー
ト12eから第二ポート13bに至る油路は、分岐点F
で分岐し、該分岐点F側への逆流を阻止する逆止弁23
を経由してブーム用方向切換え弁13の第一ポート13
aに連結されている。さらに、ブーム用切換え弁13の
第三ポート13cは油タンク22に、第四ポート13d
はブームシリンダ7の縮小側ポート7aに、第五ポート
13eは油タンク24に、第六ポート13fはブームシ
リンダ7の伸長側ポート7bにそれぞれ連結されてい
る。そしてブーム用切換え弁13は、縮小側パイロット
ポート13gにパイロット圧油が供給されている状態で
は、第一ポート13aから縮小側ポート7aに通じる弁
路が開いてブームシリンダ7の縮小側(ブーム4が下降
する側)に圧油が供給される縮小側位置に位置し、また
伸長側パイロットポート13hにパイロット圧油が供給
されている状態では、第一ポート13aから伸長側ポー
ト7bに通じる弁路が開いてブームシリンダ7の伸長側
(ブーム4が上昇する側)に圧油が供給される伸長側位
置に位置し、さらに両パイロットポート13g、13h
にパイロット圧油が供給されていない状態では、第二ポ
ート13bから第五ポート13eに至る弁路が開き、か
つ他のポート13a、13c、13d、13fが全て閉
じてブームシリンダ7に圧油が供給されない停止位置に
位置するように設定されている。
ート13bは、前述したようにアーム用方向切換え弁1
2の第五ポート12eに連結されているが、該第五ポー
ト12eから第二ポート13bに至る油路は、分岐点F
で分岐し、該分岐点F側への逆流を阻止する逆止弁23
を経由してブーム用方向切換え弁13の第一ポート13
aに連結されている。さらに、ブーム用切換え弁13の
第三ポート13cは油タンク22に、第四ポート13d
はブームシリンダ7の縮小側ポート7aに、第五ポート
13eは油タンク24に、第六ポート13fはブームシ
リンダ7の伸長側ポート7bにそれぞれ連結されてい
る。そしてブーム用切換え弁13は、縮小側パイロット
ポート13gにパイロット圧油が供給されている状態で
は、第一ポート13aから縮小側ポート7aに通じる弁
路が開いてブームシリンダ7の縮小側(ブーム4が下降
する側)に圧油が供給される縮小側位置に位置し、また
伸長側パイロットポート13hにパイロット圧油が供給
されている状態では、第一ポート13aから伸長側ポー
ト7bに通じる弁路が開いてブームシリンダ7の伸長側
(ブーム4が上昇する側)に圧油が供給される伸長側位
置に位置し、さらに両パイロットポート13g、13h
にパイロット圧油が供給されていない状態では、第二ポ
ート13bから第五ポート13eに至る弁路が開き、か
つ他のポート13a、13c、13d、13fが全て閉
じてブームシリンダ7に圧油が供給されない停止位置に
位置するように設定されている。
【0012】一方、24は前記回路切換え弁11のパイ
ロットポート11dにパイロット圧油を供給するための
パイロット油路に設けられるパイロット油路切換え弁で
あって、該パイロット油路切換え弁25は電磁式の四ポ
ート三位置切換え弁であるが、その第一ポート25aは
油タンク26に、第二ポート25bはパイロットポート
11dにそれぞれ連結されている。また第三ポート25
cは、前記ブーム用方向切換え弁13の縮小側パイロッ
トポート13gにパイロット圧油を供給するブーム縮小
側パイロット油路Hから分岐されるパイロット油路Iに
連結されている。さらに第四ポート25dは、アーム用
方向切換え弁12の伸長側パイロットポート12gにパ
イロット圧油を供給するアーム伸長側パイロット油路J
から分岐されるパイロット油路Kに連結されている。
ロットポート11dにパイロット圧油を供給するための
パイロット油路に設けられるパイロット油路切換え弁で
あって、該パイロット油路切換え弁25は電磁式の四ポ
ート三位置切換え弁であるが、その第一ポート25aは
油タンク26に、第二ポート25bはパイロットポート
11dにそれぞれ連結されている。また第三ポート25
cは、前記ブーム用方向切換え弁13の縮小側パイロッ
トポート13gにパイロット圧油を供給するブーム縮小
側パイロット油路Hから分岐されるパイロット油路Iに
連結されている。さらに第四ポート25dは、アーム用
方向切換え弁12の伸長側パイロットポート12gにパ
イロット圧油を供給するアーム伸長側パイロット油路J
から分岐されるパイロット油路Kに連結されている。
【0013】さらに、パイロット油路切換え弁25のブ
ーム側ソレノイド25eおよびアーム側ソレノイド25
fは、作業切換えスイッチ14を介してバッテリ27に
電気的に接続されている。この作業切換えスイッチ14
は、運転席近傍に設けられるものであるが、通常作業位
置と、ブーム加振作業位置と、アーム加振作業位置との
三位置に切換えできるようになっている。そして、ブー
ム加振位置に切換えた場合には、ブーム側ソレノイド2
5eに通電され、これによってパイロット油路切換え弁
25は、第三ポート25cから第二ポート25bに通じ
る弁路が開いて、ブーム縮小側パイロット油路Hからパ
イロット油路Iを経由して回路切換え弁11のパイロッ
トポート11dにパイロット圧油が供給されるようにな
っている。また、アーム加振位置に切換えた場合には、
アーム側ソレノイド25fに通電され、これによってパ
イロット油路切換え弁25は、第四ポート25dから第
二ポート25bに通じる弁路が開いて、アーム伸長側パ
イロット油路Jからパイロット油路Kを経由して回路切
換え弁11のパイロットポート11dにパイロット圧油
が供給されるようになっている。さらに、通常位置に切
換えた場合には、両ソレノイド25e、25fに通電さ
れず、パイロット油路切換え弁25は、第一ポート25
aと第二ポート25bとを連通する弁路が開いて、パイ
ロットポート11dにパイロット圧油が供給されないよ
うになっている。
ーム側ソレノイド25eおよびアーム側ソレノイド25
fは、作業切換えスイッチ14を介してバッテリ27に
電気的に接続されている。この作業切換えスイッチ14
は、運転席近傍に設けられるものであるが、通常作業位
置と、ブーム加振作業位置と、アーム加振作業位置との
三位置に切換えできるようになっている。そして、ブー
ム加振位置に切換えた場合には、ブーム側ソレノイド2
5eに通電され、これによってパイロット油路切換え弁
25は、第三ポート25cから第二ポート25bに通じ
る弁路が開いて、ブーム縮小側パイロット油路Hからパ
イロット油路Iを経由して回路切換え弁11のパイロッ
トポート11dにパイロット圧油が供給されるようにな
っている。また、アーム加振位置に切換えた場合には、
アーム側ソレノイド25fに通電され、これによってパ
イロット油路切換え弁25は、第四ポート25dから第
二ポート25bに通じる弁路が開いて、アーム伸長側パ
イロット油路Jからパイロット油路Kを経由して回路切
換え弁11のパイロットポート11dにパイロット圧油
が供給されるようになっている。さらに、通常位置に切
換えた場合には、両ソレノイド25e、25fに通電さ
れず、パイロット油路切換え弁25は、第一ポート25
aと第二ポート25bとを連通する弁路が開いて、パイ
ロットポート11dにパイロット圧油が供給されないよ
うになっている。
【0014】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、ブーム4およびアーム5の加振を必要としない
通常の作業を行う場合は、作業切換えスイッチ14を通
常作業位置に切換えておく。この状態では、前述したよ
うにパイロット油路切換え弁25のソレノイド25e、
25fに通電されないため、回路切換え弁11のパイロ
ットポート11dにパイロット圧油が供給されず、回路
切換え弁11は油圧ポンプ10からの圧油が主油圧回路
Aに流れる主油圧回路側位置に位置している。この状態
で、図示しないアーム用操作具またはブーム用操作具を
操作すると、アーム用方向切換え弁12またはブーム用
方向切換え弁13のパイロットポート12g、12h、
13g、13hにパイロット圧油が供給されて方向切換
え弁12または13が伸縮側位置または伸長側位置に切
換わり、これによってアームシリンダ9またはブームシ
リンダ7の前記操作具の操作に対応する伸縮作動が行わ
れることになるが、この場合、油圧ポンプ10からアー
ムシリンダ9またはブームシリンダ7に供給される圧油
は主油圧回路Aを経由することになり、アーム5または
ブーム4は通常の伸縮作動を行うことになる。
おいて、ブーム4およびアーム5の加振を必要としない
通常の作業を行う場合は、作業切換えスイッチ14を通
常作業位置に切換えておく。この状態では、前述したよ
うにパイロット油路切換え弁25のソレノイド25e、
25fに通電されないため、回路切換え弁11のパイロ
ットポート11dにパイロット圧油が供給されず、回路
切換え弁11は油圧ポンプ10からの圧油が主油圧回路
Aに流れる主油圧回路側位置に位置している。この状態
で、図示しないアーム用操作具またはブーム用操作具を
操作すると、アーム用方向切換え弁12またはブーム用
方向切換え弁13のパイロットポート12g、12h、
13g、13hにパイロット圧油が供給されて方向切換
え弁12または13が伸縮側位置または伸長側位置に切
換わり、これによってアームシリンダ9またはブームシ
リンダ7の前記操作具の操作に対応する伸縮作動が行わ
れることになるが、この場合、油圧ポンプ10からアー
ムシリンダ9またはブームシリンダ7に供給される圧油
は主油圧回路Aを経由することになり、アーム5または
ブーム4は通常の伸縮作動を行うことになる。
【0015】一方、アーム加振作業を行う場合、該アー
ム加振作業はアームシリンダ9を伸長させながら(アー
ム5を運転席に近づく側に移動させながら)行うことに
なるが、この場合には、アーム用操作具をアーム伸長側
に操作してアーム用方向切換え弁12を伸長側位置に切
換えると共に、作業切換えスイッチ14をアーム加振位
置に切換える。該アーム加振位置への切換えによって、
パイロット油路切換え弁25のアーム側ソレノイド25
fに通電されてパイロット油路切換え弁25が切換わ
り、これによって回路切換え弁11のパイロットポート
11dにアーム伸長側パイロット油路Jからパイロット
圧油が供給されて、回路切換え弁11は副油圧回路側位
置に切換わる。この結果、油圧ポンプ10から供給され
る圧油は副油圧回路Bを経由してアームシリンダ9の伸
長側に供給されることになるが、この場合、副油圧回路
Bに流入した圧油は、逆止弁16を経由して一旦アキュ
ムレータ17に蓄圧される。このとき、開閉弁19は閉
路位置に位置しているため副油圧回路Bの圧力は上昇し
ていくが、該回路圧力が設定圧以上になると、これを圧
力スイッチ18が検知して閉成し、これによってソレノ
イド19aに通電されて開閉弁19が開路位置に切換わ
る。而して副油圧回路Bは開路状態となり、これに伴っ
てアキュムレータ17から蓄えた圧油が放出され、該放
出された圧油は油圧ポンプ10からの圧油と合流して、
アーム方向切換え弁12を経由してアームシリンダ9に
高圧状態で供給されることになる。この様にしてアーム
シリンダ9側に圧油が流れると、副油圧回路Bの圧力は
低下することになるが、該回路圧力が低下することに伴
って圧力スイッチ18が開成し開閉弁19は閉路位置に
切換わる。これによって副油圧回路Bは閉路状態となっ
て、アームシリンダ9への圧油供給を停止すると共に、
アキュムレータ17に再び蓄圧され、そして副油圧回路
Bの圧力が設定圧以上になると再び開閉弁19が開路位
置に切換わってアームシリンダ9に高圧的な圧油供給が
なされることになり、この様にしてアームシリンダ9へ
の高圧的な圧油供給と供給停止とが繰り返されることで
アーム5が加振作動を行うことになる。因みに、この様
なアーム加振作業は、法面の締め固め、掘削等の打撃作
業を行う場合に用いることが好適である。
ム加振作業はアームシリンダ9を伸長させながら(アー
ム5を運転席に近づく側に移動させながら)行うことに
なるが、この場合には、アーム用操作具をアーム伸長側
に操作してアーム用方向切換え弁12を伸長側位置に切
換えると共に、作業切換えスイッチ14をアーム加振位
置に切換える。該アーム加振位置への切換えによって、
パイロット油路切換え弁25のアーム側ソレノイド25
fに通電されてパイロット油路切換え弁25が切換わ
り、これによって回路切換え弁11のパイロットポート
11dにアーム伸長側パイロット油路Jからパイロット
圧油が供給されて、回路切換え弁11は副油圧回路側位
置に切換わる。この結果、油圧ポンプ10から供給され
る圧油は副油圧回路Bを経由してアームシリンダ9の伸
長側に供給されることになるが、この場合、副油圧回路
Bに流入した圧油は、逆止弁16を経由して一旦アキュ
ムレータ17に蓄圧される。このとき、開閉弁19は閉
路位置に位置しているため副油圧回路Bの圧力は上昇し
ていくが、該回路圧力が設定圧以上になると、これを圧
力スイッチ18が検知して閉成し、これによってソレノ
イド19aに通電されて開閉弁19が開路位置に切換わ
る。而して副油圧回路Bは開路状態となり、これに伴っ
てアキュムレータ17から蓄えた圧油が放出され、該放
出された圧油は油圧ポンプ10からの圧油と合流して、
アーム方向切換え弁12を経由してアームシリンダ9に
高圧状態で供給されることになる。この様にしてアーム
シリンダ9側に圧油が流れると、副油圧回路Bの圧力は
低下することになるが、該回路圧力が低下することに伴
って圧力スイッチ18が開成し開閉弁19は閉路位置に
切換わる。これによって副油圧回路Bは閉路状態となっ
て、アームシリンダ9への圧油供給を停止すると共に、
アキュムレータ17に再び蓄圧され、そして副油圧回路
Bの圧力が設定圧以上になると再び開閉弁19が開路位
置に切換わってアームシリンダ9に高圧的な圧油供給が
なされることになり、この様にしてアームシリンダ9へ
の高圧的な圧油供給と供給停止とが繰り返されることで
アーム5が加振作動を行うことになる。因みに、この様
なアーム加振作業は、法面の締め固め、掘削等の打撃作
業を行う場合に用いることが好適である。
【0016】また、ブーム加振作業を行う場合は、該ブ
ーム加振作業はブームシリンダ7を縮小させながら(ブ
ーム4を下降させながら)行うことになるが、この場合
には、ブーム用操作具をブーム縮小側に操作してブーム
用方向切換え弁13を縮小側位置に切換えると共に、作
業切換えスイッチ14をブーム加振位置に切換えること
により、前記アーム加振作業の場合と同様にしてブーム
4が加振作動を行うことになるが、詳細については省略
する。そして、この様なブーム加振作業は、杭打ち等の
一点的な打撃作業に用いることが好適である。
ーム加振作業はブームシリンダ7を縮小させながら(ブ
ーム4を下降させながら)行うことになるが、この場合
には、ブーム用操作具をブーム縮小側に操作してブーム
用方向切換え弁13を縮小側位置に切換えると共に、作
業切換えスイッチ14をブーム加振位置に切換えること
により、前記アーム加振作業の場合と同様にしてブーム
4が加振作動を行うことになるが、詳細については省略
する。そして、この様なブーム加振作業は、杭打ち等の
一点的な打撃作業に用いることが好適である。
【0017】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、ブーム4、アーム5に加振機能が備えられている
ため、掘削、締め固め、杭打ち等の各種打撃作業を行う
場合に、特殊な打撃専用のアタッチメントを用いること
なく、汎用アタッチメントであるバケット6をそのまま
用いて行えることになる。しかも、このブーム加振、ア
ーム加振による打撃作業は、急勾配の法面の締め固め作
業等、従来の打撃専用アタッチメントで行うことが難し
かった部所での打撃作業を行うこともできる。そのう
え、この汎用アタッチメントであるバケット6を用いた
打撃作業は、打撃専用アタッチメントと同様、連続打撃
となるので、作業性が何ら劣ることもない。そして、一
台の油圧ショベル1で、アタッチメントを交換しないで
打撃作業とバケット作業とができるうえ、バケット作業
に打撃を加えることもできることになって油圧ショベル
1の作業機能が飛躍的に向上する。
ては、ブーム4、アーム5に加振機能が備えられている
ため、掘削、締め固め、杭打ち等の各種打撃作業を行う
場合に、特殊な打撃専用のアタッチメントを用いること
なく、汎用アタッチメントであるバケット6をそのまま
用いて行えることになる。しかも、このブーム加振、ア
ーム加振による打撃作業は、急勾配の法面の締め固め作
業等、従来の打撃専用アタッチメントで行うことが難し
かった部所での打撃作業を行うこともできる。そのう
え、この汎用アタッチメントであるバケット6を用いた
打撃作業は、打撃専用アタッチメントと同様、連続打撃
となるので、作業性が何ら劣ることもない。そして、一
台の油圧ショベル1で、アタッチメントを交換しないで
打撃作業とバケット作業とができるうえ、バケット作業
に打撃を加えることもできることになって油圧ショベル
1の作業機能が飛躍的に向上する。
【0018】しかもこの場合に、ブーム4、アーム5を
加振する加振手段は、油圧ポンプ10から吐出される油
圧エネルギーを、一旦アキュムレータ17に蓄圧し、こ
れを放出するときのエネルギーで加振するものであるた
め、常に略一定の打撃力が得られると共に、ブーム4、
アーム5、バケット6等に加わる負荷も略一定となるた
め、これら部材を、打撃作業を想定して補強する場合
に、その補強強度を予め推定できるのでこれに対応した
補強が容易となる。さらに、アキュムレータ17の充填
ガス圧力、内容積の調整で、打撃速度、打撃ストローク
の調整もできるため、作業に最適な打撃力を容易に設定
することができる利便がある。
加振する加振手段は、油圧ポンプ10から吐出される油
圧エネルギーを、一旦アキュムレータ17に蓄圧し、こ
れを放出するときのエネルギーで加振するものであるた
め、常に略一定の打撃力が得られると共に、ブーム4、
アーム5、バケット6等に加わる負荷も略一定となるた
め、これら部材を、打撃作業を想定して補強する場合
に、その補強強度を予め推定できるのでこれに対応した
補強が容易となる。さらに、アキュムレータ17の充填
ガス圧力、内容積の調整で、打撃速度、打撃ストローク
の調整もできるため、作業に最適な打撃力を容易に設定
することができる利便がある。
【0019】また、油圧ポンプ10からブームシリンダ
7、アームシリンダ9への油圧供給回路を、通常作業時
の主油圧回路Aから加振作業時の副油圧回路Bに切換え
るべく回路切換え弁11に供給されるパイロット圧油
は、ブーム用方向切換え弁13を縮小側に切換えるブー
ム縮小側パイロット油路H、またはアーム用方向切換え
弁12を伸長側に切換えるアーム伸長用パイロット油路
Jから分岐されたものであるから、元々必要なパイロッ
ト油路を利用して回路切換え弁11へのパイロット圧油
の供給ができることになって、油圧回路の複雑化を回避
できると共に、加振作業をしないブームシリンダ7の伸
長時、アームシリンダ9の伸縮時に誤って作業切換えス
イッチ14を操作しても回路切換え弁11にパイロット
圧油が供給される惧れはなく、誤作動を未然に回避でき
るという利点がある。
7、アームシリンダ9への油圧供給回路を、通常作業時
の主油圧回路Aから加振作業時の副油圧回路Bに切換え
るべく回路切換え弁11に供給されるパイロット圧油
は、ブーム用方向切換え弁13を縮小側に切換えるブー
ム縮小側パイロット油路H、またはアーム用方向切換え
弁12を伸長側に切換えるアーム伸長用パイロット油路
Jから分岐されたものであるから、元々必要なパイロッ
ト油路を利用して回路切換え弁11へのパイロット圧油
の供給ができることになって、油圧回路の複雑化を回避
できると共に、加振作業をしないブームシリンダ7の伸
長時、アームシリンダ9の伸縮時に誤って作業切換えス
イッチ14を操作しても回路切換え弁11にパイロット
圧油が供給される惧れはなく、誤作動を未然に回避でき
るという利点がある。
【0020】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ブーム用、アーム用の油圧シリン
ダに加振手段が設けられているため、掘削、締め固め、
杭打ち等の各種打撃作業を行う場合に、特殊な打撃専用
のアタッチメントを用いることなく、汎用アタッチメン
トであるバケットをそのまま用いて行えることになる。
この結果、一台の油圧ショベルで、アタッチメントを交
換しないで打撃作業とバケット作業とを行うことができ
るうえ、バケット作業に打撃を加えることもできること
になって、油圧ショベルの作業機能が飛躍的に向上す
る。
れたものであるから、ブーム用、アーム用の油圧シリン
ダに加振手段が設けられているため、掘削、締め固め、
杭打ち等の各種打撃作業を行う場合に、特殊な打撃専用
のアタッチメントを用いることなく、汎用アタッチメン
トであるバケットをそのまま用いて行えることになる。
この結果、一台の油圧ショベルで、アタッチメントを交
換しないで打撃作業とバケット作業とを行うことができ
るうえ、バケット作業に打撃を加えることもできること
になって、油圧ショベルの作業機能が飛躍的に向上す
る。
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】加振機能を示す油圧回路図である。
1 油圧ショベル 4 ブーム 5 アーム 7 ブームシリンダ 9 アームシリンダ 10 油圧ポンプ 11 回路切換え弁 12 アーム用方向切換え弁 13 ブーム用方向切換え弁 14 作業切換えスイッチ 16 逆止弁 17 アキュムレータ 18 圧力スイッチ 19 開閉弁 25 パイロット油路切換え弁 A 主油圧回路 B 副油圧回路 H ブーム縮小側パイロット油路 J アーム伸長側パイロット油路
フロントページの続き (72)発明者 平林 繁 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 程 暁明 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 油圧ポンプからの圧油供給で作動するブ
ーム用、アーム用の油圧シリンダを装備してなる油圧シ
ョベルにおいて、前記油圧ポンプから油圧シリンダに至
る主油圧回路に、該主油圧回路に並列する副油圧回路
と、作業切換え手段の切換え操作に伴い主−副圧油回路
の切換えをする回路切換え弁とを設けると共に、前記副
油圧回路には、該回路に供給される圧油が予め設定され
る圧力に蓄えられたことの検知に基づき圧油放出をして
油圧シリンダを加振作動させる加振手段を設けたことを
特徴とする加振機能を備えた油圧ショベル。 - 【請求項2】 請求項1において、加振手段は、油圧ポ
ンプ側への圧油の逆流を阻止する逆止弁と、副油圧回路
に供給された圧油を蓄えるためのアキュムレータと、該
副油圧回路が予め設定される圧力になったことを検知す
る圧力スイッチと、該圧力スイッチの前記設定圧力の検
知に基づき開路側に切換えられてアキュムレータに蓄え
た圧油を放出して油圧シリンダを加振作動させる開閉弁
とを用いて構成されることを特徴とする加振機能を備え
た油圧ショベル。 - 【請求項3】 請求項1において、作業切換え手段は、
通常作業かブーム加振作業かの切換えをするための作業
切換えスイッチと、該作業切換えスイッチをブーム加振
作業に切換えたことに基づき回路切換え弁に対するパイ
ロット油路の開閉切換えをするパイロット油路切換え弁
とを備えて構成され、回路切換え弁のパイロット油路切
換え弁を経由するパイロット油路は、ブーム用アクチュ
エータの方向切換え弁をブーム下降側に切換えるための
パイロット油路から分岐されるものであることを特徴と
する加振機能を備えた油圧ショベル。 - 【請求項4】 請求項1において、作業切換え手段は、
通常作業かアーム加振作業かの切換えをするための作業
切換えスイッチと、該作業切換えスイッチをアーム加振
作業に切換えたことに基づき回路切換え弁に対するパイ
ロット油路の開閉切換えをするパイロット油路切換え弁
とを備えて構成され、回路切換え弁のパイロット油路切
換え弁を経由するパイロット油路は、アーム用アクチュ
エータの方向切換え弁をアーム手前側に切換えるための
パイロット油路から分岐されるものであることを特徴と
する加振機能を備えた油圧ショベル。 - 【請求項5】 請求項1において、作業切換え手段は、
通常作業、アーム加振作業、ブーム加振作業の何れか一
つの切換えをするための作業切換えスイッチと、該作業
切換えスイッチをアーム加振またはブーム加振の何れか
の加振作業に切換えたことに基づき回路切換え弁に対す
るパイロット油路の開閉切換えをするパイロット油路切
換え弁とを備えて構成され、回路切換え弁のパイロット
油路切換え弁を経由するパイロット油路は、作業切換え
スイッチのアーム加振、ブーム加振の選択切換えに伴う
パイロット油路切換え弁の切換えに基づき、アーム用ア
クチュエータの方向切換え弁をアーム手前側に切換える
ためのパイロット油路から分岐されたものか、ブーム用
アクチュエータの方向切換え弁をブーム下降側に切換え
るためのパイロット油路から分岐されたものかの切換え
がなされることを特徴とする加振機能を備えた油圧ショ
ベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152593A JP3050490B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 加振機能を備えた油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152593A JP3050490B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 加振機能を備えた油圧ショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331706A true JPH07331706A (ja) | 1995-12-19 |
JP3050490B2 JP3050490B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=15543834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6152593A Expired - Fee Related JP3050490B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 加振機能を備えた油圧ショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050490B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP6152593A patent/JP3050490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3050490B2 (ja) | 2000-06-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000301 |
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