JPH07330761A - 置換クロマン類 - Google Patents

置換クロマン類

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JPH07330761A
JPH07330761A JP6147031A JP14703194A JPH07330761A JP H07330761 A JPH07330761 A JP H07330761A JP 6147031 A JP6147031 A JP 6147031A JP 14703194 A JP14703194 A JP 14703194A JP H07330761 A JPH07330761 A JP H07330761A
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JP
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carbon atoms
case
formula
branched
hydroxyl
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Application number
JP6147031A
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English (en)
Inventor
Hanno Wild
ハンノ・ビルト
Wolfgang Bender
ボルフガング・ベンダー
Dieter Haebich
デイーター・ヘビヒ
Hans-Georg Heine
ハンス−ゲオルク・ハイネ
Siegfried Raddatz
ジークフリート・ラダツ
Wolfgang Dr Roeben
ボルフガング・レーベン
Jutta Hansen
ユツタ・ハンゼン
Arnold Dr Paessens
アルノルト・ペセンス
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/06Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/14Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing three or more hetero rings

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記式 〔式中、Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖状もしくは
分枝鎖状の8個までの炭素原子を有するアルコキシを表
し、RおよびRは水素を表すか、あるいはRおよ
びRは一緒になって−C=O基を表し、Dは式−NR
−CO−NRまたは R、R及びRは水素又はアルキル、Rはアリー
ルを示す〕の置換クロマン類およびそれらのラセミ体、
対掌体および塩類のHIVの抑制のための薬物を製造す
るための使用、新規な活性化合物およびそれらの製造方
法。 【効果】上記の化合物は薬物、とくにHIVプロテアー
ゼ阻害剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、置換クロマン類、それらのいく
つかは既知である、の薬物、とくにHIVプロテアーゼ
阻害剤としての使用、新規な活性化合物およびそれらの
製造方法に関する。
【0002】一般式(I)
【0003】
【化11】
【0004】式中、Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖
状もしくは分枝鎖状の8個までの炭素原子を有するアル
コキシを表し、R1およびR2は水素を表すか、あるいは
1およびR2は一緒になって−C=O基を表し、Dは式
−NR3−CO−NR45または
【0005】
【化12】
【0006】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5は6〜10個の炭素原子を有するアリ
ールを表し、前記アリールはハロゲン、ヒドロキシル、
カルボキシル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロ
メトキシから成る系列からの同一であるか、あるいは異
なる置換基によるか、あるいは各場合において8個まで
の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、
アルコキシまたはアルコキシカルボニルによるか、ある
いは各場合において8個までの炭素原子を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより3
回まで置換されていてもよく、前記アルキルまたはアル
ケニルはそれらの部分についてヒドロキシルまたはカル
ボキシルによるか、あるいは各場合において6個までの
炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
またはアルコキシカルボニルにより置換されることがで
きる、の置換クロマン類およびそれらのラセミ体、対掌
体および塩類は、驚くべきことには、のHIVプロテア
ーゼに対して強い阻害作用を有し、こうしてHIVの抑
制における使用に適することが発見された。
【0007】HIVの抑制において好ましく使用される
化合物およびそれらのラセミ体、対掌体および塩類は、
各記号が下記の意味を有する一般式(I)の化合物であ
る:Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖状もしくは分枝
鎖状の6個までの炭素原子を有するアルコキシを表し、
1およびR2は水素を表すか、あるいはR1およびR2
一緒になって−C=O基を表し、Dは式−NR3−CO
−NR45または
【0008】
【化13】
【0009】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の4個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5はフェニルまたはナフチルを表し、そ
れらの各々はフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、カル
ボキシル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメト
キシから成る系列からの同一であるか、あるいは異なる
置換基によるか、あるいは各場合において6個までの炭
素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、アル
コキシまたはアルコキシカルボニルによるか、あるいは
各場合において6個までの炭素原子を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより2回ま
で置換されていてもよく、前記アルキルまたはアルケニ
ルはそれらの部分についてヒドロキシルまたはカルボキ
シルによるか、あるいは各場合において4個までの炭素
原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシまた
はアルコキシカルボニルにより置換されることができ
る。
【0010】HIVの抑制においてとくに好ましく使用
される化合物およびそれらのラセミ体、対掌体および塩
類は、各記号が下記の意味を有する一般式(I)の化合
物である:Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖状もしく
は分枝鎖状の5個までの炭素原子を有するアルコキシを
表し、R1およびR2は水素を表すか、あるいはR1およ
びR2は一緒になって−C=O基を表し、Dは式−NR3
−CO−NR45または
【0011】
【化14】
【0012】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の3個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5はフェニルまたはナフチルを表し、そ
れらの各々はフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル
およびトリフルオロメトキシから成る系列からの同一で
あるか、あるいは異なる置換基によるか、あるいは各場
合において5個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアシル、アルコキシまたはアルコキシカルボ
ニルによるか、あるいは各場合において5個までの炭素
原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたは
アルケニルにより2回まで置換されていてもよく、そし
て前記アルキルまたはアルケニルはそれらの部分につい
てヒドロキシルまたはカルボキシルによるか、あるいは
各場合において3個までの炭素原子を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルコキシまたはアルコキシカルボニル
により置換されることができる。
【0013】本発明は、さらに、一般式(Ia)
【0014】
【化15】
【0015】式中、A’は水素、ヒドロキシルまたは直
鎖状もしくは分枝鎖状の8個までの炭素原子を有するア
ルコキシを表し、R1’およびR2’は水素を表すか、あ
るいはR1’およびR2’は一緒になって−C=O基を表
し、D’は式−NR3’−CO−NR4’R5’または
【0016】
【化16】
【0017】の基を表し、ここでR3’、R4’およびR
6’は同一であるか、あるいは異なり、そして水素また
は直鎖状もしくは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有す
るアルキルを表し、R5’は6〜10個の炭素原子を有
するアリールを表し、前記アリールはハロゲン、ヒドロ
キシル、カルボキシル、トリフルオロメチルおよびトリ
フルオロメトキシから成る系列からの同一であるか、あ
るいは異なる置換基によるか、あるいは各場合において
8個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
アシル、アルコキシまたはアルコキシカルボニルによる
か、あるいは各場合において8個までの炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニル
により3回まで置換されていてもよく、前記アルキルま
たはアルケニルはそれらの部分についてヒドロキシルま
たはカルボキシルによるか、あるいは各場合において6
個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシまたはアルコキシカルボニルにより置換される
ことができるが、ただしラセミ体および対掌体の場合に
おいて、A’、R1’およびR2’が水素を表す場合、あ
るいはラセミ体の場合において、A’がメトキシを表
し、そしてR1’およびR2’が水素を表す場合、D’は
【0018】
【化17】
【0019】の基を表してはならない、の新規な化合物
およびそれらのラセミ体、対掌体および塩類に関する。
【0020】一般式(I)および(Ia)置換クロマン
類の生理学的に許容される塩は、本発明による物質と鉱
酸、カルボン酸またはスルホン酸との塩類であることが
できる。とくに好ましい塩類は、例えば、塩酸、臭化水
素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフ
タレンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石
酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸と
の塩類である。
【0021】述べることのできる塩類は、普通の塩基と
の塩類、例えば、アルカリ金属塩類(例えば、ナトリウ
ムまたはカリウムの塩類)、アルカリ土類金属の塩類
(例えば、カルシウムまたはマグネシウムの塩類)ある
いはアンモニアまたは有機アミン、例えば、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホ
リン、ジヒドロアビエチルアミン、1−エフェナミンま
たはメチルピペリジンから誘導されたアンモニウム塩類
である。
【0022】本発明による一般式(I)および(Ia)
の化合物は立体異性体の形態で存在することができ、そ
して立体異性体の形態は像および鏡像として挙動する
(対掌体)か、あるいは像および鏡像として挙動しない
(ジアステレオマー)。本発明は、対掌体およびラセミ
体の両者およびジアステレオマーの混合物に関する。本
発明は、対掌体混合物ならびにラセミ形およびジアステ
レオマーの混合物にも関する。ジアステレオマーと同様
に、ラセミ体の形態は立体異性体的に均質な構成成分に
既知の方法で分割することができる。
【0023】さらに、本発明による一般式(I)および
(Ia)の化合物を製造する方法が発見された。この方
法は、DおよびD’が各場合において相応して式−NR
3−CO−NR45または−NR3’−CO−NR4
5’の基を表す場合において、[A]一般式(II)
【0024】
【化18】
【0025】式中、R7は前述のR3およびR3’の意味
を含み、そしてEはアミノ保護基、好ましくはベンジル
を表す、を、まず、一般式(III) O=C=N−R8 (III) 式中、R8は前述のR5およびR5’の意味を含む、のイ
ソシアネートと、不活性溶媒中で、適当ならば塩基およ
び/または補助剤の存在下に反応させて、一般式(I
V)
【0026】
【化19】
【0027】式中、R7およびR8は前述の意味を有す
る、の化合物に変換し、次いで一般式(V)
【0028】
【化20】
【0029】式中、Lは前述のAおよびA’意味を有す
るが、ヒドロキシルを表さない、の化合物と、同様に不
活性溶媒中で、適当ならば塩基および補助剤の存在下に
反応させるか、あるいは [B]DおよびD’が各場合において相応して式
【0030】
【化21】
【0031】の基を表す場合、一般式(V)の化合物
を、一般式(VI)
【0032】
【化22】
【0033】式中、R9は前述のR6およびR6’の意味
を含む、の化合物と、不活性溶媒中で、塩基および/ま
たは補助剤の存在下に反応させ、そしてR1/R1’、R
2がHである場合、カルボニル官能基を慣用方法に従い
還元し、そしてLがOHである場合、対応するメトキシ
化合物を酸で切り放し、そしてLがアルコキシである場
合、対応するヒドロキシル化合物をエーテル化し、そし
てR7、R4/R4’および/またはR9がHでない場合、
アルキル化を必要に応じて実施する、ことを特徴とす
る。
【0034】本発明による方法は、例えば、次の反応ス
キームにより例示することができる:
【0035】
【化23】
【0036】
【化24】
【0037】本発明においてアミノ保護基は、ペプチド
化学において使用される普通のアミノ保護基である。こ
れらの好ましくは次のものを包含する:ベンジルオキシ
カルボニル、t−ブトキシカルボニルおよびアリルオキ
シカルボニル。
【0038】適当な溶媒は、反応条件下に変化しない普
通の不活性溶媒である。これらは好ましくは次のものを
包含する:有機溶媒、例えば、エーテル、例えば、ジエ
チルエーテル、グリコールモノメチルエーテルまたはグ
リコールジメチルエーテル、ジオキサンまたはテトラヒ
ドロフラン、または炭化水素、例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン、シクロヘキサンまたは鉱油留分または
ハロゲノ炭化水素、例えば、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、またはジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、酢酸エ
チル、ピリジン、トリエチルアミンまたはピコリン。ま
た、前述の溶媒の混合物を使用することができる。ジク
ロロメタン、クロロホルム、ジメチルホルムアミドまた
はテトラヒドロフランがとくに好ましい。
【0039】本発明による方法に使用する塩基は、一般
に、無機または有機の塩基である。これらは好ましくは
アルカリ金属の水酸化物、例えば、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、アルカリ土類金
属の水酸化物、例えば、水酸化バリウム、アルカリ金属
の炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウ
ム、アルカリ土類金属の炭酸塩、例えば、炭酸カルシウ
ムまたは炭酸セシウム、またはアルカリ金属またはアル
カリ土類金属のアルコキシドまたはアミド、例えば、ナ
トリウムメトキシドまたはカリウムメトキシドまたはカ
リウムエトキシドまたはカリウムt−ブトキシド、また
はリチウムジイソプロピルアミド(LDA)、または有
機アミン(トリアルキル(C1−C6)アミン)、例え
ば、トリエチルアミン、または複素環化合物、例えば、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デカン−7−エン(DBU)、ピリジン、ジアミノピリ
ジン、N−メチルピペリジンまたはモルホリン。また、
塩基、例えば、アルカリ金属、例えば、ナトリウムまた
はそれらの水素化物、例えば、水素化ナトリウムを使用
することができる。トリエチルアミンまたはN−メチル
モルホリンが好ましい。
【0040】一般に、塩基は、各場合において式(II
I)、(V)および(VI)の化合物の1モル当たり、
0.05〜10モル、好ましくは1〜2モルの量で使用
する。
【0041】本発明による方法は、一般に、−100℃
〜+100℃、好ましくは0℃〜80℃の範囲の温度に
おいて実施する。
【0042】本発明による方法は、一般に、常圧で実施
される。しかしながら、また、この方法は高圧下にまた
は減圧下に実施することができる(例えば、0.5〜5
バールの範囲)。
【0043】使用する補助剤は、好ましくは、塩基であ
ることもできる縮合剤であり、このような縮合剤は、と
くにカルボキシル基が存在する場合、無水物として活性
化する。ここで好ましいものは、普通の塩基、例えば、
カーボジイミド、例えば、N,N’−ジエチル−、N,
N’−ジイソプロピル−およびN,N’−ジシクロヘキ
シルカーボジイミド、N−(3−ジメチルアミノイソプ
ロピル)−N’−エチル−カーボジイミド塩酸塩、N−
シクロヘキシル−N’−(2−モルホリノエチル)−カ
ーボジイミドメト−p−トルエンスルホン酸塩、または
カルボニル化合物、例えば、カルボニルジイミダゾー
ル、または1,2−オキサゾリウム化合物、例えば、2
−エチル−5フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−
スルフエート、過塩素酸2−t−ブチル−5−メチル−
イソキサゾリウム、またはアシルアミノ化合物、例え
ば、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−
ジヒドロキノリン、またはプロパンホスホン無水物、ま
たはイソブチルクロロホルメート、またはベンゾトリア
ゾリルオキシ−トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウ
ムヘキサフルオロホスフェートまたは1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾールが挙げられる。
【0044】さらに、例えば、アルカリ金属の炭酸塩、
例えば、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムまた
は炭酸カリウムまたは炭酸水素カリウム、または有機塩
基、例えば、トリアルキルアミン、例えば、トリエチル
アミン、エチルジイソプロピルアミン、N−エチルモル
ホリン、N−メチルピペリジンまたはN−メチルモルホ
リンを使用することができる。N−メチルモルホリンが
好ましい。
【0045】補助剤は、各場合において一般式(II
I)、(IV)および(VI)の化合物の1モル当た
り、1.0〜3.0モル、好ましい1.0〜1.2モル
の量で使用する。
【0046】反応は−30℃〜100℃、好ましくは0
℃〜30℃の範囲の温度において常圧で実施する。
【0047】加水分解のために適当な溶媒は、水または
加水分解に常用される有機溶媒である。これらは好まし
くはアルコール、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノールまたはブタノール、また
はエーテル、例えば、テトラヒドロフランまたはジオキ
サン、またはジメチルホルムアミドまたはジメチルスル
ホキシドを包含する。アルコール、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノールまたはイソプロパノール
がとくに好ましく使用される。また、述べた溶媒の混合
物を使用することもできる。
【0048】加水分解は、一般に、0℃〜+100℃、
好ましくは+20℃〜+80℃の範囲の温度において実
施される。
【0049】一般に、加水分解は常圧で実施する。しか
しながら、また、それは減圧下にまたは高圧下に(例え
ば、0.5〜5バール)実施することができる。
【0050】加水分解を実施するとき、塩基は一般にエ
ステルの1モルに対して1〜3モル、好ましくは1〜
1.5モルの量で使用する。反応物のモル量が特に好ま
しく使用される。
【0051】t−ブチルエステルの加水分解は、一般
に、酸、例えば、塩酸またはトリフルオロ酢酸を使用し
て、前述の溶媒および/または水の1種、またはそれら
の混合物、好ましくはジオキサン、テトラヒドロフラン
またはジクロロメタンとの混合物の存在下に実施する。
【0052】アミノ保護基の除去は、慣用方法により、
例えば、塩酸またはトリフルオロ酢酸のような酸を使用
して実施することができる。
【0053】アミノ保護基の除去は、既知の方法で、酸
性または塩基性の条件下に実施するか、あるいは既知の
方法で接触水素化または転移水素化により、例えば、P
d/Cを使用して有機溶媒、例えば、エーテル、例え
ば、テトラヒドロフランまたはジオキサン、またはアル
コール、例えば、メタノール、エタノールまたはイソプ
ロパノール中で実施する。
【0054】水素化は、一般に、0℃〜80℃、好まし
くは0℃〜40℃の範囲の温度において実施する。
【0055】一般に、水素化は2〜8バール、好ましく
は3〜5バールの高圧下に実施する。
【0056】ベンジル保護基の除去は、好ましくはギ酸
アンモニウム/Pd/Cを使用してエタノール/水中で
20〜80℃、好ましくは50℃において常圧で実施す
る。アミノ基のアルキル化は、スルホン酸エステルまた
は置換もしくは非置換の(C1−C8)−ジアルキルまた
は(C1−C8)−スルホネートを使用するか、好ましく
はヨウ化メチルまたは硫酸ジメチルを使用するか、ある
いはホルムアルデヒド/ホウ酸ナトリウムを使用して前
述のエーテルの1つ、好ましいテトラヒドロフラン中
で、酸の存在下に実施する。
【0057】アルキル化は、一般に、前述の溶媒の1
つ、好ましくはジメチルホルムアミド中で0℃〜+70
℃、好ましくは0〜+30℃の範囲の温度において常圧
で実施する。
【0058】カルボニル官能基の還元は、一般に、還元
剤、例えば、水素化リチウムアルミニウムを使用する
か、テトラヒドロフラン中のボラン溶液を使用するか、
あるいはボラン−ジメチルスルフィド(テトラヒドロフ
ラン中の錯体)を使用して0℃〜+70℃、好ましくは
+20℃〜+65℃の範囲の温度において常圧で実施
し、引き続いて酸中に取る。テトラヒドロフラン中のボ
ラン溶液が好ましい。
【0059】個々の工程のために適当な酸は、一般に、
プロトン酸、例えば、塩酸または硫酸中である。硫酸は
好ましく使用される。
【0060】酸は、一般に、各場合において反応物の1
モルに対して、1〜20モル、好ましくは1〜5モルの
量で使用する。
【0061】本発明による化合物のエステル化(A/
A’(L)≠OH)は、前述のアルキル化剤の1つを使
用して前述の溶媒および塩基の1つの存在下に、好まし
くはカリウムt−ブトキシドおよび水素化ナトリウムを
使用して実施する。
【0062】反応は、一般に、−20℃〜+80℃、好
ましくは0℃〜+60℃の範囲の温度において実施す
る。
【0063】一般に、反応は常圧で実施する。しかしな
がら、また、それは減圧下にまたは高圧下に(例えば、
0.5〜5バール)実施することができる。
【0064】ヒドロキシル官能基の遊離(A/A’
(L)=OH)は、水素酸、好ましくは臭化水素酸を使
用して沸騰加熱下に常圧で実施する。
【0065】一般式(IV)および(VI)の化合物は
ある場合において既知のであるか、あるいは新規であ
り、そして、例えば、前述したように製造することがで
きる。一般式(II)、(III)および(V)の化合
物はそれ自体知られている。ここに記載する一般式
(I)阻害剤および一般式(Ia)の新規な化合物はH
IVのプロテアーゼの阻害剤であり、そしてそれ自体酵
素の阻害剤が適当であるすべての目的に使用することが
できる。すなわち、例えば、酵素活性の測定の精度およ
び選択性を改良するために診断において使用することで
ある。親和クロマトグラフィーにおいて、それらは親和
性標識として使用することができ、そしてそれらは酵素
反応の反応メカニズムおよび酵素反応の特異性の解明に
使用することができる。
【0066】そのうえ、本発明による一般式(I)およ
び(Ia)の化合物はレトロウイルスに対して極めて強
い作用を有することが発見された。それらはレトロウイ
ルスに対する作用を有する。これはHIV特異的プロテ
アーゼ酵素試験により確証される。
【0067】下に記載する実施例についての結果は、次
の文献の報告に記載されているHIV試験系により決定
した[参照、Hansen、J.、Billich、
S.、Schulze、T.Sukrow)、S.およ
びMoelling)、K.(1988)、EMBO
Journal、Vol.7、No.6、pp.178
5−1791]:Gag前駆体のタンパク質中の切断部
位をまねそしてHIVプロテアーゼの生体内切断部位を
表す合成ペプチドとともに、精製したプロテアーゼをイ
ンキュベーションした。合成ペプチドの生ずる切断産生
物を、逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HP
LC)により分析した。与えられたIC50値は、前述の
試験条件下にプロテアーゼ活性を50%阻害する物質の
濃度に関する。
【0068】
【実施例】
細胞培養におけるHIVウイルスの感染 HIV試験はパウウェルス(Pauwels)らの方法
に従いわずかの変更を加えて実施した[参照、Jour
nal of Virological Method
s、20(1988)、309−321]。
【0069】正常のヒト血液リンパ球(PBL)をフィ
コール−ヒパキュ(Ficoll−Hypaque)に
より濃縮し、そしてRPMI1640および20%の胎
児仔ウシ血清中でフィトヘムアグリチニン(90mg/
ml)およびインターリューキン−2(40U/ml)
で刺激した。感染性HIVによる感染のために、PBL
をペレット化させ、次いで細胞ペレットを1mlのHI
Vウイルスの吸着溶液の中に懸濁させ、そして37℃に
おいて1時間インキュベーションした。
【0070】あるいは、HIV感受性H9細胞を、本発
明による化合物の抗ウイルス作用を試験するために、正
常のヒト血液リンパ球の代わりに使用した。
【0071】ウイルスの吸着溶液を遠心し、そして感染
した細胞ペレットを生育培地中に取り、こうして1×1
5細胞/mlの濃度を確立した。このようにして感染
した細胞を96ウェルのマイクロタイタープレートのウ
ェルの中にピペットで入れて1×104細胞/ウェルを
得た。
【0072】マイクロタイタープレートの第1の垂直の
列は、生育培地のみを含め、そして細胞を感染させなか
った以外は前述したように正確に処置した(細胞の対
照)。マイクロタイタープレートの第2の垂直の列は生
育培地の中にHIV感染した細胞(ウイルスの対照)の
みを含めた。他のウェルは、マイクロタイタープレート
の第3の垂直の列のウェルから出発して本発明による化
合物を異なる濃度で含め、それらから試験物質を2の段
階で210倍希釈した。
【0073】未処置ウイルスの対照において、HIVに
典型的なシンシチウム(融合細胞)の形成が起こるまで
(感染後第6および6日の間)、試験バッチを37℃に
おいてインキュベーションし、次いでこれを顕微鏡検査
により評価した。これらの試験条件下に、未処置ウイル
ス対照において、約20〜50のシンシチウムを生ずる
が、未処置細胞対照はシンシチウムを含有しなかった。
【0074】IC50値は、ウイルス誘導シンシチウム
の50%(約10〜20シンシチウム)が本発明による
化合物で処置することによって抑制された、処置細胞お
よび感染細胞の濃度として決定した。
【0075】本発明による化合物はHIV感染細胞をウ
イルス誘導細胞の破壊から保護することが今回発見され
た。
【0076】 本発明による一般式(I)および(Ia)の化合物は、
ヒトおよび獣の医学においてレトロウイルスにより引き
起こされる病気の処置および予防のために有用な活性物
質である。
【0077】述べることのできるヒトの医学における適
用の領域の例は、次の通りである: 1)ヒトのレトロウイルスの感染の処置および予防。
【0078】2)HIV I(ヒト免疫不全ウイルス;
正式にはHTLV III/LAVと呼ばれる)ならび
にHIV IIおよびそれにより引き起こされる症状、
例えば、ARC(エイズに関連するコンプレックス)お
よびLAS(リンパ節症症候群)ならびにまたこのウイ
ルスにより引き起こされる免疫不全および脳障害の処置
および予防。
【0079】3)HTLV−IまたはHTLV−IIの
感染の処置および予防。
【0080】4)エイズのキャリヤー状態(エイズの伝
播者の状態)の処置または予防。
【0081】述べることのできる獣医学における適用の
例は、次の通りである: a)マデ・ビスナ(Maedi−visna)(ヒツジ
およびヤギ) b)進行性肺炎ウイルス(PPV)(ヒツジおよびヤ
ギ) c)ヤギ関節炎脳炎ウイルス(ヒツジおよびヤギ) d)ズウェゲルジエクテ(Zwoegerziekt
e)ウイルス(ヒツジ) e)感染性貧血ウイルス(ウマ)、および f)ネコの白血球ウイルスにより引き起こされる感染、
ならびに g)ネコの免疫不全ウイルスにより(FIV)により引
き起こされる感染 h)サルの免疫不全ウイルス(SIV)により引き起こ
される感染。
【0082】前述の項目2、3および4はヒトの医学に
おける適用領域から好ましい。
【0083】本発明は、無毒の不活性の製剤学的に適当
な賦形剤に加えて、式(I)および(Ia)の1種また
は2種以上の化合物を含有するか、あるいは式(I)お
よび(Ia)の1種または2種以上の化合物から成る製
剤学的調製物、およびこれらの調製物を調製する方法を
包含する。
【0084】式(I)および(Ia)の活性化合物は、
好ましくは、前述の製剤学的配合物中に、総混合物の約
0.1〜99.5重量%、好ましくは約0.5〜95重
量%の濃度で存在すべきである。
【0085】式(I)および(Ia)の化合物の外に、
前述の製剤は、また、他の製剤学的に活性な物質を含有
するすることもできる。
【0086】前述の製剤は、慣用の方法で、既知の方
法、例えば、活性化合物を賦形剤と混合することによっ
て調製される。
【0087】一般に、ヒトおよび獣の薬物において、式
(I)および(Ia)の活性化合物を、約0.5〜50
0、好ましくは1〜200mg/kg体重の合計量で、
24時間毎に、適当ならばいくつかの個々の投与の形態
で投与して、所望の結果を達成することが有利である。
個々の投与量は、好ましくは、活性化合物を約1〜約8
0、とくに1〜30mg/kg体重の量で含有する。し
かしながら、前述の投与量から逸脱することが必要な場
合があり、とくに処置すべき患者の性質および体重、病
気の性質およびひどさ、製剤の型および薬物の投与の性
質および投与を行う期間または間隔に依存してそのよう
にすることが必要なことがある。
【0088】出発化合物 実施例I N−(1−ベンジル−4−ピペリジル)−N’−フェニ
ル尿素
【0089】
【化25】
【0090】1.14ml(10.5ミリモル)のフェ
ニルイソシアネートを、40mlのジクロロメタン中の
1.90g(10.0ミリモル)の4−アミノ−1−ベ
ンジルピペリジンおよび1.46ml(10.5ミリモ
ル)のトリエチルアミンの溶液にゆっくり滴下した。反
応混合物を引き続いて室温において1時間撹拌し、次い
で真空中で蒸発乾固した。残留物を50mlのジエチル
エーテルと混合し、よく撹拌し、濾過により分離し、5
mlのジエチルエーテルで洗浄し、そして高真空中で乾
燥した。2.65g(85%)の標題化合物が無色結晶
として得られた。
【0091】融点:161−162.5℃。
【0092】Rf=0.24(ジクロロメタン/メタノ
ール)(9:1))。
【0093】MS(FAB)m/e:310(M+H)
+
【0094】実施例II N−(4−ピペリジル−N’−フェニル尿素
【0095】
【化26】
【0096】38mlのエタノールおよび3.8mlの
水の混合物中の2.48g(8.00ミリモル)の実施
例Iからの化合物の懸濁液を、1.26g(20.0ミ
リモル)のギ酸アンモニウムで処理し、次いで1.26
gのパラジウム担持炭素で処理し、そして50℃に1時
間加熱した。次いで、反応混合物を冷却した。固体の部
分を濾過により分離し、そして5mlのエタノールで洗
浄した。濾液を真空中で濃縮乾固し、そして残留物をジ
エチルエーテルで粉砕し、吸引濾過し、50mlのジエ
チルエーテルで洗浄し、そして高真空中で乾燥した。
1.53g(87%)の標題化合物が無色の結晶として
得られた。
【0097】融点:160−161℃。
【0098】Rf=0.01(ジクロロメタン/メタノ
ール)(8:2))。
【0099】MS(FAB)m/e:220(M+H)
+
【0100】実施例Iに記載するように、4−アミノ−
1−ベンジル−ピペリジンを種々のイソシアネートと反
応させると、表Iに示す生成物が得られる:
【0101】
【表1】
【0102】実施例IIに記載するように、対応する出
発物質は表IIに示す生成物を与える:
【0103】
【表2】
【0104】製造例 実施例1 8−メトキシ−2−[4−(フェニルアミノカルボニル
−アミノ)ピペリジルカルボニル]クロマン
【0105】
【化27】
【0106】20mlの無水ジクロロメタン中の770
mg(3.51ミリモル)の8−メトキシクロマンカル
ボン酸および586mg(3.83ミリモル)の1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾールの0℃の溶液を723mg
(3.51ミリモル)のジシクロヘキシルカーボジイミ
ドで処理し、そして5分間撹拌した。20mlのジクロ
ロメタン中の700mg(3.19ミリモル)の実施例
IIからの化合物および0.88ml(8.00ミリモ
ル)のN−メチルモルホリンの溶液を、室温において1
時間撹拌した。次いで生ずる尿素を濾去し、濾液を真空
濃縮し、そして粗生成物を150gのシリカゲルのクロ
マトグラフィーにより精製した(ジクロロメタン/メタ
ノール95:5)。生成物を含有する画分を集め、溶媒
を真空蒸発させ、そして残留物をジエチルエーテルで粉
砕し、吸引濾過し、そして高真空中で乾燥した。1.2
4(95%)の標題化合物が無色の結晶として得られ
た。 融点:215−216℃。
【0107】Rf=0.17(ジクロロメタン/メタノ
ール(95:5))。
【0108】MS(FAB)m/e:410(M+H)
+
【0109】実施例2 8−メトキシ−2−[4−(フェニルアミノカルボニル
−アミノ)ピペリジルメチル]クロマン
【0110】
【化28】
【0111】10.0ml(10.00ミリモル)のT
HF中のボランの1M溶液を、25mlの無水テトラヒ
ドロフラン中の819mg(2.00ミリモル)の実施
例1からの化合物を添加した。反応混合物を室温におい
て1時間撹拌し、40mlの5N HClの中に導入
し、そして90℃に15分間加熱した。冷却後、それを
濃水酸化ナトリウム溶液でpH11に調節し、そして2
0mlの酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機抽
出液をMgSOで乾燥し、真空濃縮し、そして25g
のシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した(ジ
クロロメタン/メタノール9:1)。659mg(83
%)の標題化合物が無色の結晶として得られた。
【0112】融点:163℃。
【0113】Rf=0.29(ジクロロメタン/メタノ
ール(9:1))。
【0114】MS(FAB)m/e:396(M+H)
+
【0115】実施例1に記載するように、8−メトキシ
クロマンカルボン酸を対応する出発物質と縮合すると、
表1に示す生成物が得られる:
【0116】
【表3】
【0117】実施例2に記載するように、対応するアミ
ド(出発物質)を還元すると、表2に示す生成物が得ら
れる:
【0118】
【表4】
【0119】実施例1に記載するように、対応するカル
ボン酸を4−(4−オキソ−1−ベンズイミダゾリニ
ル)ピペリジンと縮合すると、表3に示す生成物が得ら
れる:
【0120】
【表5】
【0121】実施例2に記載するように、アミドを還元
すると、表4に示す化合物が得られる。
【0122】
【表6】
【0123】実施例33 8−ヒドロキシ−2−[4−(2−オキソ−1−ベンズ
イミダゾリル)ピペリジルメチル]クロマン
【0124】
【化29】
【0125】1g(2.54ミリモル)の実施例30か
らの化合物をメチルエーテルを、20mlの臭化水素酸
中で還流下に3時間加熱した。この混合物を半濃厚水酸
化ナトリウム溶液を使用してアルカリ性とし、そして酢
酸エチルで3回し、そして一緒にした有機相をMgSO
で乾燥し、そして濃縮した。残留物をシリカゲルのク
ロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール
(40:1)を溶離剤として使用した。
【0126】収率:97%。
【0127】Rf=0.31(ジクロロメタン/メタノ
ール10:1)。
【0128】MS(EI)m/e:379(M+
H)+
【0129】実施例34 8−エトキシ−2−[4−(2−オキソ−1−ベンズイ
ミダゾリル)ピペリジルメチル]クロマン
【0130】
【化30】
【0131】50mg(0.13ミリモル)の実施例3
3からの化合物を1mlのジメチルホルムアミド中に溶
解した。4mg(0.13ミリモル)の水素化ナトリウ
ムおよび11μl(0.13ミリモル)のヨウ化エチル
を0℃において添加し、そしてこの混合物を0℃におい
て3時間撹拌し、水で希釈し、そしてエーテルで3回抽
出した。有機相をMgSOで乾燥し、そして濃縮し
た。次いで残留物をシリカゲルのクロマトグラフィーに
かけ、ジクロロメタン/メタノール(50:1)を溶離
剤として使用する。
【0132】収率:14%。
【0133】Rf=0.18(ジクロロメタン/メタノ
ール20:1)。
【0134】MS(EI)m/e:407(M+
H)+
【0135】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0136】1.一般式(I)
【0137】
【化31】
【0138】式中、Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖
状もしくは分枝鎖状の8個までの炭素原子を有するアル
コキシを表し、R1およびR2は水素を表すか、あるいは
1およびR2は一緒になって−C=O基を表し、Dは式
−NR3−CO−NR45または
【0139】
【化32】
【0140】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5は6〜10個の炭素原子を有するアリ
ールを表し、前記アリールはハロゲン、ヒドロキシル、
カルボキシル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロ
メトキシから成る系列からの同一であるか、あるいは異
なる置換基によるか、あるいは各場合において8個まで
の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、
アルコキシまたはアルコキシカルボニルによるか、ある
いは各場合において8個までの炭素原子を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより3
回まで置換されていてもよく、前記アルキルまたはアル
ケニルはそれらの部分についてヒドロキシルまたはカル
ボキシルによるか、あるいは各場合において6個までの
炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
またはアルコキシカルボニルにより置換されることがで
きる、の置換クロマン類およびそれらのラセミ体、対掌
体および塩類のHIVの抑制のための薬物の製造するた
めの使用。
【0141】2.式中、Aは水素、ヒドロキシルまたは
直鎖状もしくは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有する
アルコキシを表し、R1およびR2は水素を表すか、ある
いはR1およびR2は一緒になって−C=O基を表し、D
は式−NR3−CO−NR45または
【0142】
【化33】
【0143】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の4個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5はフェニルまたはナフチルを表し、そ
れらの各々はフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、カル
ボキシル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメト
キシから成る系列からの同一であるか、あるいは異なる
置換基によるか、あるいは各場合において6個までの炭
素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、アル
コキシまたはアルコキシカルボニルによるか、あるいは
各場合において6個までの炭素原子を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより2回ま
で置換されていてもよい、前記アルキルまたはアルケニ
ルはそれらの部分についてヒドロキシルまたはカルボキ
シルによるか、あるいは各場合において4個までの炭素
原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシまた
はアルコキシカルボニルにより置換されることができ
る、上記第1項記載の一般式(I)化合物およびそれら
のラセミ体、対掌体および塩類のHIVの抑制のための
薬物の製造するための使用。
【0144】3.式中、Aは水素、ヒドロキシルまたは
直鎖状もしくは分枝鎖状の5個までの炭素原子を有する
アルコキシを表し、R1およびR2は水素を表すか、ある
いはR1およびR2は一緒になって−C=O基を表し、D
は式−NR3−CO−NR45または
【0145】
【化34】
【0146】の基を表し、ここでR3、R4およびR6
同一であるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖
状もしくは分枝鎖状の3個までの炭素原子を有するアル
キルを表し、R5はフェニルまたはナフチルを表し、そ
れらの各々はフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、トリ
フルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから成る系
列からの同一であるか、あるいは異なる置換基による
か、あるいは各場合において5個までの炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、アルコキシまたは
アルコキシカルボニルによるか、あるいは各場合におい
て5個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルまたはアルケニルにより2回まで置換されて
いてもよい、前記アルキルまたはアルケニルはそれらの
部分についてヒドロキシルまたはカルボキシルによる
か、あるいは各場合において3個までの炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシまたはアルコキ
シカルボニルにより置換されることができる、上記第1
項記載の一般式(I)化合物およびそれらのラセミ体、
対掌体および塩類のHIVの抑制のための薬物の製造す
るための使用。
【0147】4.一般式(Ia)
【0148】
【化35】
【0149】式中、A’は水素、ヒドロキシルまたは直
鎖状もしくは分枝鎖状の8個までの炭素原子を有するア
ルコキシを表し、R1’およびR2’は水素を表すか、あ
るいはR1’およびR2’は一緒になって−C=O基を表
し、D’は式−NR3’−CO−NR4’R5’または
【0150】
【化36】
【0151】の基を表し、ここでR3’、R4’およびR
6’は同一であるか、あるいは異なり、そして水素また
は直鎖状もしくは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有す
るアルキルを表し、R5’は6〜10個の炭素原子を有
するアリールを表し、前記アリールはハロゲン、ヒドロ
キシル、カルボキシル、トリフルオロメチルおよびトリ
フルオロメトキシから成る系列からの同一であるか、あ
るいは異なる置換基によるか、あるいは各場合において
8個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
アシル、アルコキシまたはアルコキシカルボニルによる
か、あるいは各場合において8個までの炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはアルケニル
により3回まで置換されていてもよく、前記アルキルま
たはアルケニルはそれらの部分についてヒドロキシルま
たはカルボキシルによるか、あるいは各場合において4
個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシまたはアルコキシカルボニルにより置換される
ことができるが、ただしラセミ体および対掌体の場合に
おいて、A’、R1’およびR2’が水素を表す場合、あ
るいはラセミ体の場合において、A’がメトキシを表
し、そしてR1’およびR2’が水素を表す場合、D’は
【0152】
【化37】
【0153】の基を表してはならない、の化合物および
それらのラセミ体、対掌体および塩類。
【0154】5.DおよびD’が各場合において相応し
て式−NR3−CO−NR45または−NR3’−CO−
NR4’R5’の基を表す場合において、[A]一般式
(II)
【0155】
【化38】
【0156】式中、R7は上記第1〜4項に記載のR3
よびR3’の意味を含み、そしてEはアミノ保護基、好
ましくはベンジルを表す、を、まず、一般式(III) O=C=N−R8 (III) 式中、R8は上記第1〜4項に記載のR5およびR5’の
意味を含む、のイソシアネートと、不活性溶媒中で、適
当ならば塩基および/または補助剤の存在下に反応させ
て、一般式(IV)
【0157】
【化39】
【0158】式中、R7およびR8は上記第1〜4項に記
載の意味を有する、の化合物に変換し、次いで一般式
(V)
【0159】
【化40】
【0160】式中、Lは上記第1〜4項に記載のAおよ
びA’意味を有するが、ヒドロキシルを表さない、の化
合物と、同様に不活性溶媒中で、適当ならば塩基および
補助剤の存在下に反応させるか、あるいは[B]Dおよ
びD’が各場合において相応して式
【0161】
【化41】
【0162】の基を表す場合、一般式(V)の化合物
を、一般式(VI)
【0163】
【化42】
【0164】式中、R9は上記第1〜4項に記載のR6
よびR6’の意味を含む、の化合物と、不活性溶媒中
で、塩基および/または補助剤の存在下に反応させ、そ
してR1/R1’、R2がHである場合、カルボニル官能
基を慣用方法に従い還元し、そしてLがOHである場
合、対応するメトキシ化合物を酸で切り放し、そしてL
がアルコキシである場合、対応するヒドロキシル化合物
をエーテル化し、そしてR7、R4/R4’および/また
はR9がHでない場合、アルキル化を必要に応じて実施
する、ことを特徴とする、一般式(I)および(Ia)
の化合物を製造する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイーター・ヘビヒ ドイツ42115ブツペルタール・クルムマツ ハーシユトラーセ82 (72)発明者 ハンス−ゲオルク・ハイネ ドイツ47800クレーフエルト・アムヘカー ホフ14 (72)発明者 ジークフリート・ラダツ ドイツ51065ケルン・ヤコブ−ベーメ−シ ユトラーセ21 (72)発明者 ボルフガング・レーベン ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・シユトレスヘンジーフエン30 (72)発明者 ユツタ・ハンゼン ドイツ42115ブツペルタール・パールケシ ユトラーセ98 (72)発明者 アルノルト・ペセンス ドイツ42781ハーン・シユトレゼマンシユ トラーセ51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、 Aは水素、ヒドロキシルまたは直鎖状もしくは分枝鎖状
    の8個までの炭素原子を有するアルコキシを表し、 R1およびR2は水素を表すか、あるいはR1およびR2
    一緒になって−C=O基を表し、 Dは式−NR3−CO−NR45または 【化2】 の基を表し、ここでR3、R4およびR6は同一である
    か、あるいは異なり、そして水素または直鎖状もしくは
    分枝鎖状の6個までの炭素原子を有するアルキルを表
    し、 R5は6〜10個の炭素原子を有するアリールを表し、
    前記アリールはハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ
    ル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシか
    ら成る系列からの同一であるか、あるいは異なる置換基
    によるか、あるいは各場合において8個までの炭素原子
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、アルコキシ
    またはアルコキシカルボニルによるか、あるいは各場合
    において8個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより3回まで置換
    されていてもよく、前記アルキルまたはアルケニルはそ
    れらの部分についてヒドロキシルまたはカルボキシルに
    よるか、あるいは各場合において6個までの炭素原子を
    有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシまたはアル
    コキシカルボニルにより置換されることができる、の置
    換クロマン類およびそれらのラセミ体、対掌体あるいは
    塩類を有効成分として含んでなるHIVの抑制剤。
  2. 【請求項2】 一般式(Ia) 【化3】 式中、 A’は水素、ヒドロキシルまたは直鎖状もしくは分枝鎖
    状の8個までの炭素原子を有するアルコキシを表し、 R1’およびR2’は水素を表すか、あるいはR1’およ
    びR2’は一緒になって−C=O基を表し、 D’は式−NR3’−CO−NR4’R5’または 【化4】 の基を表し、ここでR3’、R4’およびR6’は同一で
    あるか、あるいは異なり、そして水素または直鎖状もし
    くは分枝鎖状の6個までの炭素原子を有するアルキルを
    表し、 R5’は6〜10個の炭素原子を有するアリールを表
    し、前記アリールはハロゲン、ヒドロキシル、カルボキ
    シル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシ
    から成る系列からの同一であるか、あるいは異なる置換
    基によるか、あるいは各場合において8個までの炭素原
    子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアシル、アルコキ
    シまたはアルコキシカルボニルによるか、あるいは各場
    合において8個までの炭素原子を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルにより3回まで置
    換されていてもよく、前記アルキルまたはアルケニルは
    それらの部分についてヒドロキシルまたはカルボキシル
    によるか、あるいは各場合において6個までの炭素原子
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシまたはア
    ルコキシカルボニルにより置換されることができるが、 ただしラセミ体および対掌体の場合において、A’、R
    1’およびR2’が水素を表す場合、あるいはラセミ体の
    場合において、A’がメトキシを表し、 そしてR1’およびR2’が水素を表す場合、D’は式 【化5】 の基を表してはならない、の化合物およびそれらのラセ
    ミ体、対掌体および塩類。
  3. 【請求項3】 DおよびD’が各場合において相応して
    式−NR3−CO−NR45または−NR3’−CO−N
    4’R5’の基を表す場合において、[A]一般式(I
    I) 【化6】 式中、 R7は請求項1または2のR3およびR3’の意味を含
    み、そしてEはアミノ保護基、好ましくはベンジルを表
    す、を、まず、一般式(III) O=C=N−R8 (III) 式中、 R8は請求項1または2のR5およびR5’の意味を含
    む、のイソシアネートと、不活性溶媒中で、適当ならば
    塩基および/または補助剤の存在下に反応させて、一般
    式(IV) 【化7】 式中、 R7およびR8は請求項1または2の意味を有する、の化
    合物に変換し、次いで一般式(V) 【化8】 式中、 Lは請求項1または2のAおよびA’意味を有するが、
    ヒドロキシルを表さない、の化合物と、同様に不活性溶
    媒中で、適当ならば塩基および補助剤の存在下に反応さ
    せるか、あるいは[B]DおよびD’が各場合において
    相応して式 【化9】 の基を表す場合、一般式(V)の化合物を、一般式(V
    I) 【化10】 式中、 R9は請求項1または2のR6およびR6’の意味を含
    む、の化合物と、不活性溶媒中で、塩基および/または
    補助剤の存在下に反応させ、そしてR1/R1’、R2
    Hである場合、カルボニル官能基を慣用方法に従い還元
    し、そしてLがOHである場合、対応するメトキシ化合
    物を酸で切り放し、そしてLがアルコキシである場合、
    対応するヒドロキシル化合物をエーテル化し、そしてR
    7、R4/R4’および/またはR9がHでない場合、アル
    キル化を必要に応じて実施する、ことを特徴とする、一
    般式(I)および(Ia)の化合物を製造する方法。
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