JPH07330728A - 複素環化合物 - Google Patents

複素環化合物

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JPH07330728A
JPH07330728A JP8516195A JP8516195A JPH07330728A JP H07330728 A JPH07330728 A JP H07330728A JP 8516195 A JP8516195 A JP 8516195A JP 8516195 A JP8516195 A JP 8516195A JP H07330728 A JPH07330728 A JP H07330728A
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JP
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carbon atoms
branched
linear
substituent
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Withdrawn
Application number
JP8516195A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujita
岳 藤田
Minoru Oguchi
実 小口
Kunio Wada
邦雄 和田
Koichi Fujimoto
光一 藤本
Takao Yoshioka
孝雄 吉岡
Hiroaki Yanagisawa
宏明 柳沢
Toshihiko Fujiwara
俊彦 藤原
Hiroyoshi Horikoshi
大能 掘越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1) 【化1】 を有する複素環化合物またはその塩。Xはインドール環
基などを示し、該環基は1ないし3個の後述する置換分
(a)を有していてもよい。Yは酸素原子などを示す。
Zはチアゾリジン−2、4−ジオン−5−イルメチルな
どを示す。Rは水素原子などを示す。mは1ないし5の
整数を示す。置換分(a)はアルキル基などを示す。 【効果】高脂血症、高血糖症などに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高脂血症、高血糖症、肥
満症、耐糖能不全状態、インスリン抵抗性および糖尿病
合併症等を改善し、更にアルドース還元酵素阻害作用を
有する複素環化合物またはその塩に関し、高脂血症、高
血糖症、肥満症および耐糖能不全等に起因する疾病、高
血圧症、骨粗鬆症、悪液質、糖尿病合併症たとえば網膜
症、腎症、神経症、白内障、冠動脈疾患、動脈硬化症、
等の予防薬および/または治療薬として有用な化合物を
提供する。
【0002】
【従来の技術】
(1)従来、血糖低下作用を有するチアゾリジン化合物
としては、数多くのものが知られている。例えば特開昭
55−22636号(特公昭62−42903号)、特
開昭60−51189号(特公平2−31079号)、
Y.KAWAMATSU ら、Chem.Pharm. Bull., 30巻、35
80−3600頁(1982年)、ヨーロッパ特許公開
第0441605号などである。
【0003】(2)更に、複素環基を含む化合物として
以下のものが開示されている。
【0004】2−1)特開昭61−286376号には 一般式
【0005】
【化3】
【0006】〔式中、R1 、R2 は水素または置換され
ていてもよい炭化水素残基を示し、R1 とR2 が結合し
て縮合環を形成していてもよい。Xは酸素原子または硫
黄原子を、Aは低級アルキレン基を示す〕で表わされる
チアゾリジンジオン誘導体またはその塩が開示されてい
る。
【0007】2−2)特開平5−213913号には 下記式(I)で示される化合物、これらのエナンチオマ
ー、ジアステレオマーおよびエピマー、ならびにそれら
の医薬的に許容される酸による付加塩が開示されてい
る。
【0008】
【化4】
【0009】上記式中、点線は二重結合の存在または不
存在を表わし、Rは下記の基の中のいずれか一つを表わ
す:
【0010】
【化5】
【0011】上記式A1 〜A4 において、Xは硫黄原
子、酸素原子あるいは非置換の、または直鎖状または分
枝鎖状の(C1 〜C6 )アルキル基により置換されてい
るNH基を表わし;R1 は水素原子、ハロゲン原子ある
いは直鎖状または分枝鎖状(C1 〜C6 )アルキル基、
直鎖状または分枝鎖状(C1 〜C6 )アルコキシ基、ト
リフルオロメチル基またはシアノ基を表わし、そしてn
は1、2または3に等しい;
【0012】
【化6】
【0013】上記式Bにおいて、Aは5員または6員の
不飽和、部分的飽和または完全飽和の環を表わす;
【0014】
【化7】
【0015】上記式Dにおいて、Yは窒素原子またはC
H基を表わし、そしてR2 およびR3 は同一または異な
り、水素原子、ハロゲン原子、直鎖状または分枝鎖状
(C1 〜C6 )アルキル基あるいは直鎖状または分枝鎖
状(C1 〜C6 )アルコキシ基を表わし、あるいはR2
およびR3 はこれらが結合している炭素原子と一緒にな
って、1個または2個の酸素原子を含有していてもよ
い、5員または6員の飽和環を形成している;
【0016】
【化8】
【0017】上記式Eにおいて、R2 およびR3 は前記
定義のとおりである;
【0018】
【化9】
【0019】上記式Fにおいて、R4 は水素原子あるい
は非置換の、またはフェニル基により置換されている、
直鎖状または分枝鎖状の(C1 〜C6 )アルキル基を表
わす;
【0020】
【化10】
【0021】上記式Hにおいて、R5 は水素原子あるい
は直鎖状または分枝鎖状の(C1 〜C6 )アルキル基を
表わす;
【0022】
【化11】
【0023】2−3)WO92/07850A号(=特
表平6−502144号)には 一般式
【0024】
【化12】
【0025】(式中、A1 はアルキル基、置換もしくは
非置換アリール基、置換もしくは非置換アラルキル基、
置換もしくは非置換複素環基を示し、A2 は3個まで置
換基を有していてもよいベンゼン環を示し、R1 は水素
原子、アルキル基、置換もしくは非置換アラルキル基、
置換もしくは非置換アリール基を示し、A1 とR1 は一
緒になって、C3-4 ポリメチレン基、またポリメチレン
が一緒になってフェニレン基を示してもよい。R2 、R
3 は水素原子、一緒になって結合を示す。Xは酸素原
子、硫黄原子を示し、nは2から6の整数を示す。)を
有する化合物が開示されている。
【0026】2−4)WO92/07839A号(=特
表平6−502146号)には 一般式
【0027】
【化13】
【0028】(式中、R1 およびR2 は独立して、アル
キル基、置換もしくは非置換アリール基、置換もしくは
非置換アラルキル基を示し、R1 とR2 は一緒になって
橋かけ基(置換基を有していてもよいメチレン、O、S
原子、フェニレン基)を示す。R3 およびR4 は水素原
子、あるいは一緒になって結合手を示し、A1 は3個ま
で置換していてもよいベンゼン環を示す。XはOまたは
Sを示し、nは2から6までの整数を示す。)を有する
化合物が開示されている。
【0029】2−5)その他、特開昭61−85372
号、特開平1−131169号、特開平2−83384
号などにもチアゾリジン環を有する化合物が開示されて
いる。
【0030】(3)また、血糖低下作用を有するオキサ
ゾリジン−2、4−ジオン化合物が、特開平3−170
478号、WO92/02520A号などに開示されて
いる。
【0031】(4)更に、N−ヒドロキシウレイド基ま
たは3、5−ジオキソオキサジアゾリジン−2−イルメ
チルフェニル基を含む化合物で同様の活性を有する化合
物が、WO92/03425A号(=特表平5−508
654号)に開示されている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは安全性の
極めて高い抗高脂血症薬、抗糖尿病薬、抗肥満薬、耐糖
能不全改善薬、インスリン抵抗性改善薬、糖尿病合併症
治療薬等の開発を目的として、複素環化合物について鋭
意研究を行ない、本発明を完成した。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一般式(1)
【0034】
【化14】
【0035】を有する複素環化合物またはその塩に関す
る。
【0036】但し、式中、Xはインドール環基、インド
リン環基、アザインドール環基、アザインドリン環基、
イミダゾピリジン環基、イミダゾピリミジン環基を示
し、これらの環は1ないし3個の後述する置換分(a)
を有していてもよい。
【0037】Yは酸素原子または硫黄原子を示す。
【0038】Zは
【0039】
【化15】
【0040】(以下、これらを 2、4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イリデニルメチル基、2、4−ジオキソ
チアゾリジン−5−イルメチル基、 2、4−ジオキソ
オキサゾリジン−5−イルメチル基、 3、5−ジオキ
ソオキサジアゾリジン−2−イルメチル基およびN−ヒ
ドロキシウレイドメチル基という)を示す。
【0041】Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ない
し4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、置換分
(b)を有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は
炭素数1ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を
有するアリール基、炭素数1ないし11個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし
12個を有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ない
し11個を有する芳香族アシル基を示す。)または炭素
数7ないし11個を有するアラルキル基を示す。
【0042】mは1ないし5の整数を示す。
【0043】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基、炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、置換分(c)を有
していてもよい炭素数6ないし10個を有するアリール
基(該置換分(c)は炭素数1ないし4個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個
を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フェニル基、トリ
フルオロメチル基、置換分(b)を有していてもよいア
ミノ基)、または置換分(c)を有していてもよい炭素
数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ラルキル基を示す。
【0044】ここに、Xがインドール環基を示す場合、
該インドール環基としては、例えばインドール−1−イ
ル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、イ
ンドール−4−イル、インドール−5−イル、インドー
ル−6−イル、インドール−7−イル、などをあげるこ
とができる。
【0045】Xがインドリン環基を示す場合、該インド
リン環基としては、例えばインドリン−1−イル、イン
ドリン−2−イル、インドリン−3−イル、インドリン
−4−イル、インドリン−5−イル、インドリン−6−
イル、インドリン−7−イル、などをあげることができ
る。
【0046】Xがアザインドール環基を示す場合、該ア
ザインドール環基としては、例えば4−アザインドール
−1−イル、4−アザインドール−2−イル、4−アザ
インドール−3−イル、4−アザインドール−5−イ
ル、4−アザインドール−6−イル、4−アザインドー
ル−7−イル、5−アザインドール−1−イル、5−ア
ザインドール−2−イル、5−アザインドール−3−イ
ル、5−アザインドール−4−イル、5−アザインドー
ル−6−イル、5−アザインドール−7−イル、6−ア
ザインドール−1−イル、6−アザインドール−2−イ
ル、6−アザインドール−3−イル、6−アザインドー
ル−4−イル、6−アザインドール−5−イル、6−ア
ザインドール−7−イル、7−アザインドール−1−イ
ル、7−アザインドール−2−イル、7−アザインドー
ル−3−イル、7−アザインドール−4−イル、7−ア
ザインドール−5−イル、7−アザインドール−6−イ
ル、などをあげることができる。
【0047】Xがアザインドリン環基を示す場合、該ア
ザインドリン環基としては、例えば4−アザインドリン
−1−イル、4−アザインドリン−2−イル、4−アザ
インドリン−3−イル、4−アザインドリン−5−イ
ル、4−アザインドリン−6−イル、4−アザインドリ
ン−7−イル、5−アザインドリン−1−イル、5−ア
ザインドリン−2−イル、5−アザインドリン−3−イ
ル、5−アザインドリン−4−イル、5−アザインドリ
ン−6−イル、5−アザインドリン−7−イル、6−ア
ザインドリン−1−イル、6−アザインドリン−2−イ
ル、6−アザインドリン−3−イル、6−アザインドリ
ン−4−イル、6−アザインドリン−5−イル、6−ア
ザインドリン−7−イル、7−アザインドリン−1−イ
ル、7−アザインドリン−2−イル、7−アザインドリ
ン−3−イル、7−アザインドリン−4−イル、7−ア
ザインドリン−5−イル、7−アザインドリン−6−イ
ル、などをあげることができる。
【0048】Xがイミダゾピリジン環基を示す場合、該
イミダゾピリジン環基としては、例えばイミダゾ[4、
5−b]ピリジン−1−イル、イミダゾ[4、5−b]
ピリジン−2−イル、イミダゾ[4、5−b]ピリジン
−7−イル、イミダゾ[4、5−b]ピリジン−5−イ
ル、イミダゾ[4、5−b]ピリジン−6−イル、イミ
ダゾ[4、5−c]ピリジン−1−イル、イミダゾ
[4、5−c]ピリジン−2−イル、イミダゾ[4、5
−c]ピリジン−4−イル、イミダゾ[4、5−c]ピ
リジン−6−イル、イミダゾ[4、5−c]ピリジン−
7−イル、イミダゾ[5、4−b]ピリジン−3−イ
ル、イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、イミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−7−イル、イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−5−イル、イミダゾ[5、4
−b]ピリジン−6−イル、イミダゾ[5、4−c]ピ
リジン−3−イル、イミダゾ[5、4−c]ピリジン−
2−イル、イミダゾ[5、4−c]ピリジン−4−イ
ル、イミダゾ[5、4−c]ピリジン−6−イル、イミ
ダゾ[5、4−c]ピリジン−7−イル、イミダゾ
[1、2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ[1、2
−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[1、2−a]ピ
リジン−8−イル、イミダゾ[1、2−a]ピリジン−
5−イル、イミダゾ[1、2−a]ピリジン−6−イ
ル、イミダゾ[1、2−a]ピリジン−7−イル、など
をあげることができる。
【0049】Xがイミダゾピリミジン環基を示す場合、
該イミダゾピリミジン環基としては、例えばイミダゾ
[4、5−d]ピリミジン−7−イル、イミダゾ[4、
5−d]ピリミジン−8−イル、イミダゾ[4、5−
d]ピリミジン−9−イル、などをあげることができ
る。
【0050】R、置換分(a)および/または置換分
(c)が同一もしくは異なって、炭素数1ないし4個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す場
合、該アルキル基としては例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチルなどをあげることができる。
【0051】R、置換分(a)および/または置換分
(c)が同一もしくは異なって、炭素数1ないし4個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基を示す場
合、該アルコキシ基としては例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、s−ブトキシ、t−ブトキシなどをあげることが
できる。
【0052】R、置換分(a)および/または置換分
(c)が同一もしくは異なって、ハロゲン原子を示す場
合、該ハロゲン原子としては臭素原子、塩素原子、フッ
素原子などをあげることができる。
【0053】R、置換分(a)および/または置換分
(b)が同一もしくは異なって、炭素数7ないし11個
を有するアラルキル基を示す場合、該アラルキル基とし
ては、アルキレン部分が炭素数1ないし5個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレンであり、例えば、ベ
ンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、3
−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、1−フェ
ニルプロピル、4−フェニルブチル、1−フェニルブチ
ル、5−フェニルペンチル、1−ナフチルメチル、2−
ナフチルメチルなどをあげることができる。
【0054】R、置換分(a)および/または置換分
(c)が同一もしくは異なって、置換分(b)を有して
いてもよいアミノ基を示す場合において、置換分(b)
が 1)炭素数1ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキル基を示す場合、該アルキル基としては例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、3−
メチルブチル、1、1−ジメチルプロピル、1、2−ジ
メチルプロピル、2、2−ジメチルプロピル、ヘキシ
ル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1、1
−ジメチルブチル、1、2−ジメチルブチル、1、3−
ジメチルブチル、2、2−ジメチルブチル、2、3−ジ
メチルブチル、3、3−ジメチルブチル、1、1、2−
トリメチルプロピル、1、2、2−トリメチルプロピ
ル、ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチル、4−ヘプ
チル、3、3−ジメチルペンチル、オクチル、1−メチ
ルヘプチル、2−エチルヘキシル、1、1、3、3−テ
トラメチルブチルなどをあげることができる。好適には
炭素数1ないし6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル基である。最適には炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基である。特に、
最適にはメチル基、エチル基である。
【0055】2)炭素数7ないし11個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す場合、該アラル
キル基としては上記置換分(a)で述べたアラルキル基
と同じである。
【0056】3)炭素数6ないし10個を有するアリー
ル基を示す場合、該アリール基としては、例えばフェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチルなどをあげることがで
きる。
【0057】4)炭素数1ないし11個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル基を示す場合、該脂肪
族アシル基としては、例えばホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイル、ペン
タノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイ
ル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイルなどをあ
げることができる。
【0058】5)炭素数8ないし12個を有する芳香脂
肪族アシル基を示す場合、該芳香脂肪族アシル基として
は、例えばフェニルアセチル、3−フェニルプロピオニ
ル、4−フェニルブチリル、5−フェニルペンタノイ
ル、6−フェニルヘキサノイル、α−メチルフェニルア
セチル、α、α−ジメチルフェニルアセチルなどをあげ
ることができる。
【0059】6)炭素数7ないし11個を有する芳香族
アシル基を示す場合、該芳香族アシル基としては、例え
ばベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなどを
あげることができる。
【0060】従って、ここにR、置換分(a)および/
または置換分(c)が同一もしくは異なって、置換分
(b)を有していてもよいアミノ基を示す場合、該アミ
ノ基としては例えば以下のような基をあげることができ
る。
【0061】1)メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、イソブ
チルアミノ、s−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペ
ンチルアミノ、2−ペンチルアミノ、3−ペンチルアミ
ノ、2−メチルブチルアミノ、3−メチルブチルアミ
ノ、1、1−ジメチルプロピルアミノ、1、2−ジメチ
ルプロピルアミノ、2、2−ジメチルプロピルアミノ、
ヘキシルアミノ、2−ヘキシルアミノ、3−ヘキシルア
ミノ、2−メチルペンチルアミノ、3−メチルペンチル
アミノ、4−メチルペンチルアミノ、1、1−ジメチル
ブチルアミノ、1、2−ジメチルブチルアミノ、1、3
−ジメチルブチルアミノ、2、2−ジメチルブチルアミ
ノ、2、3−ジメチルブチルアミノ、3、3−ジメチル
ブチルアミノ、1、1、2−トリメチルプロピルアミ
ノ、1、2、2−トリメチルプロピルアミノ、ヘプチル
アミノ、2−ヘプチルアミノ、3−ヘプチルアミノ、4
−ヘプチルアミノ、3、3−ジメチルペンチルアミノ、
オクチルアミノ、1−メチルヘプチルアミノ、2−エチ
ルヘキシルアミノ、1、1、3、3−テトラメチルブチ
ルアミノのような水素原子とアルキルとの組み合わせか
らなる置換アミノ基をあげることができる。
【0062】2)ベンジルアミノ、2−フェニルエチル
アミノ、1−フェニルエチルアミノ、3−フェニルプロ
ピルアミノ、2−フェニルプロピルアミノ、1−フェニ
ルプロピルアミノ、4−フェニルブチルアミノ、1−フ
ェニルブチルアミノ、5−フェニルペンチルアミノ、1
−ナフチルメチルアミノ、2−ナフチルメチルアミノの
ような水素原子とアラルキルとの組み合わせからなる置
換アミノ基をあげることができる。
【0063】3)フェニルアミノ、1−ナフチルアミ
ノ、2−ナフチルアミノのような水素原子とアリールと
の組み合わせからなる置換アミノ基をあげることができ
る。
【0064】4)ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミ
ノ、ピバロイルアミノ、ペンタノイルアミノ、ヘキサノ
イルアミノ、ヘプタノイルアミノ、オクタノイルアミ
ノ、ノナノイルアミノ、デカノイルアミノ、ウンデカノ
イルアミノのような水素原子と脂肪族アシルとの組み合
わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0065】5)フェニルアセチルアミノ、3−フェニ
ルプロピオニルアミノ、4−フェニルブチリルアミノ、
5−フェニルペンタノイルアミノ、6−フェニルヘキサ
ノイルアミノ、α−メチルフェニルアセチルアミノ、
α、α−ジメチルフェニルアセチルアミノのような水素
原子と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換ア
ミノ基をあげることができる。
【0066】6)ベンゾイルアミノ、1−ナフトイルア
ミノ、2−ナフトイルアミノのような水素原子と芳香族
アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあげるこ
とができる。
【0067】7)ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N
−メチル−N−エチルアミノ、N−メチル−N−ペンチ
ルアミノのようなアルキルとアルキルとの組み合わせか
らなる置換アミノ基をあげることができる。
【0068】8)N−エチル−N−ベンジルアミノ、N
−t−ブチル−N−ベンジルアミノ、N−ヘキシル−N
−ベンジルアミノのようなアルキルとアラルキルとの組
み合わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0069】9)N−メチル−N−フェニルアミノ、N
−エチル−N−フェニルアミノ、N−オクチル−N−フ
ェニルアミノのようなアルキルとアリールとの組み合わ
せからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0070】10)N−プロピル−N−アセチルアミ
ノ、N−ペンチル−N−プロピオニルアミノ、N−エチ
ル−N−ヘキサノイルアミノのようなアルキルと脂肪族
アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあげるこ
とができる。
【0071】11)N−エチル−N−フェニルアセチル
アミノ、N−イソプロピル−N−(2−フェニルプロピ
オニル)アミノ、N−メチル−N−(6−フェニルヘキ
サノイル)アミノのようなアルキルと芳香脂肪族アシル
との組み合わせからなる置換アミノ基をあげることがで
きる。
【0072】12)N−メチル−N−ベンゾイルアミ
ノ、N−s−ブチル−N−ベンゾイルアミノ、N−ヘプ
チル−N−ベンゾイルアミノのようなアルキルと芳香族
アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあげるこ
とができる。
【0073】13)ジベンジルアミノ、N−ベンジル−
N−(3−フェニルプロピル)アミノ、N−ベンジル−
N−(2−ナフチルメチル)アミノのようなアラルキル
とアラルキルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあ
げることができる。
【0074】14)N−ベンジル−N−フェニルアミ
ノ、N−(3−フェニルプロピル)−N−フェニルアミ
ノのようなアラルキルとアリールとの組み合わせからな
る置換アミノ基をあげることができる。
【0075】15)N−ベンジル−N−アセチルアミ
ノ、N−ベンジル−N−プロピオニルアミノ、N−ベン
ジル−N−ペンタノイルアミノのようなアラルキルと脂
肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあげ
ることができる。
【0076】16)N−ベンジル−N−フェニルアセチ
ルアミノ、N−ベンジル−N−(4−フェニルブチリ
ル)アミノのようなアラルキルと芳香脂肪族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノ基をあげることができ
る。
【0077】17)N−ベンジル−N−ベンゾイルアミ
ノ、N−(2−フェニルエチル)−N−ベンゾイルアミ
ノのようなアラルキルと芳香族アシルとの組み合わせか
らなる置換アミノ基をあげることができる。
【0078】18)ジフェニルアミノ、N−(1−ナフ
チル)−N−フェニルアミノ、N−(2−ナフチル)−
N−フェニルアミノのようなアリールとアリールとの組
み合わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0079】19)N−フェニル−N−アセチルアミ
ノ、N−フェニル−N−プロピオニルアミノ、N−フェ
ニル−N−ヘキサノイルアミノのようなアリールと脂肪
族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基をあげる
ことができる。
【0080】20)N−フェニル−N−フェニルアセチ
ルアミノ、N−フェニル−N−(4−フェニルブチリ
ル)アミノのようなアリールと芳香脂肪族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0081】21)N−フェニル−N−ベンゾイルアミ
ノ、N−フェニル−N−(2−ナフトイル)アミノのよ
うなアリールと芳香族アシルとの組み合わせからなる置
換アミノ基をあげることができる。
【0082】22)ジアセチルアミノ、N−アセチル−
N−プロピオニルアミノ、N−ブチリル−N−ヘキサノ
イルアミノのような脂肪族アシルと脂肪族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0083】23)N−アセチル−N−フェニルアセチ
ルアミノ、N−アセチル−N−(4−フェニルブチリ
ル)アミノ、N−ブチリル−N−フェニルアセチルアミ
ノのような脂肪族アシルと芳香脂肪族アシルとの組み合
わせからなる置換アミノ基をあげることができる。
【0084】24)N−アセチル−N−ベンゾイルアミ
ノ、N−ブチリル−N−(2−ナフトイル)アミノのよ
うな脂肪族アシルと芳香族アシルとの組み合わせからな
る置換アミノ基をあげることができる。
【0085】25)N、N−ジフェニルアセチルアミ
ノ、N−フェニルアセチル−N−(2−フェニルプロピ
オニル)アミノ、N−フェニルアセチル−N−(4−フ
ェニルブチリル)アミノのような芳香脂肪族アシルと芳
香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基を
あげることができる。
【0086】26)N−フェニルアセチル−N−ベンゾ
イルアミノ、N−フェニルアセチル−N−(2−ナフト
イル)アミノのような芳香脂肪族アシルと芳香族アシル
との組み合わせからなる置換アミノ基をあげることがで
きる。
【0087】27)ジベンゾイルアミノ、N−ベンゾイ
ル−N−(2−ナフトイル)アミノのような芳香族アシ
ルと芳香族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ基
をあげることができる。
【0088】置換分(a)が、炭素数1ないし4個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ基を示す場
合、該アルキルチオ基としては例えば、メチルチオ、エ
チルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチ
オ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチルチオ
などをあげることができる。
【0089】置換分(a)が、置換分(c)を有してい
てもよい炭素数6ないし10個を有するアリール基を示
す場合、該アリール基としては、例えばフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチルなどをあげることができる。更
に置換分(c)が炭素数1ないし4個を有する直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン
原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フェニル基、トリフル
オロメチル基、置換分(b)を有していてもよいアミノ
基である場合、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原
子、置換分(b)を有していてもよいアミノ基について
は、既に前述した。
【0090】そこで置換分(a)が、置換分(c)を有
していてもよい炭素数6ないし10個を有するアリール
基を示す場合、該アリール基としては例えば以下のよう
な基を挙げることができる。
【0091】1) 例えば、4−メチルフェニル、4−
エチルフェニル、4−プロピルフェニル、4−イソプロ
ピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフ
ェニル、4−s−ブチルフェニル、4−t−ブチルフェ
ニル、4−メチル−1−ナフチル、5−エチル−1−ナ
フチル、8−プロピル−1−ナフチル、4−イソプロピ
ル−1−ナフチル、5−ブチル−1−ナフチル、4−イ
ソブチル−1−ナフチル、4−s−ブチル−1−ナフチ
ル、4−t−ブチル−1−ナフチル、4−メチル−2−
ナフチル、5−エチル−2−ナフチル、8−プロピル−
2−ナフチル、4−イソプロピル−2−ナフチル、5−
ブチル−2−ナフチル、8−イソブチル−2−ナフチ
ル、4−s−ブチル−2−ナフチル、5−t−ブチル−
2−ナフチルのような炭素数1ないし4個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを有するアリール基; 2) 例えば、4−メトキシフェニル、4−エトキシフ
ェニル、4−プロポキシフェニル、4−イソプロポキシ
フェニル、4−ブトキシフェニル、4−イソブトキシフ
ェニル、4−s−ブトキシフェニル、4−t−ブトキシ
フェニル、4−メトキシ−1−ナフチル、5−エトキシ
−1−ナフチル、8−プロポキシ−1−ナフチル、4−
イソプロポキシ−1−ナフチル、5−ブトキシ−1−ナ
フチル、4−イソブトキシ−1−ナフチル、4−s−ブ
トキシ−1−ナフチル、4−t−ブトキシ−1−ナフチ
ル、4−メトキシ−2−ナフチル、5−エトキシ−2−
ナフチル、8−プロポキシ−2−ナフチル、4−イソプ
ロポキシ−2−ナフチル、5−ブトキシ−2−ナフチ
ル、8−イソブトキシ−2−ナフチル、4−s−ブトキ
シ−2−ナフチル、5−t−ブトキシ−2−ナフチルの
ような炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルコキシを有するアリール基; 3) 例えば、4−臭化フェニル、4−塩化フェニル、
4−フッ化フェニル、4−沃化フェニル、3−塩化フェ
ニル、3−フッ化フェニル、3−臭化フェニル、3−沃
化フェニル、4−臭化−1−ナフチル、4−塩化−1−
ナフチル、4−フッ化−1−ナフチル、4−沃化−1−
ナフチル、5−塩化−1−ナフチル、5−フッ化−1−
ナフチル、5−臭化−1−ナフチル、8−塩化−1−ナ
フチル、4−フッ化−2−ナフチル、4−臭化−2−ナ
フチル、4−塩化−2−ナフチル、4−沃化−2−ナフ
チル、5−臭化−2−ナフチル、5−塩化−2−ナフチ
ル、5−フッ化−2−ナフチル、5−沃化−2−ナフチ
ルのようなハロゲン原子を有するアリール基; 4) 例えば、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキ
シフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシ
−1−ナフチル、5−ヒドロキシ−1−ナフチル、8−
ヒドロキシ−1−ナフチル、4−ヒドロキシ−2−ナフ
チル、5−ヒドロキシ−2−ナフチル、8−ヒドロキシ
−2−ナフチルのようなヒドロキシを有するアリール
基; 5) 例えば、2−ニトロフェニル、3−ニトロフェニ
ル、4−ニトロフェニル、4−ニトロ−1−ナフチル、
5−ニトロ−1−ナフチル、8−ニトロ−1−ナフチ
ル、4−ニトロ−2−ナフチル、5−ニトロ−2−ナフ
チル、8−ニトロ−2−ナフチルのようなニトロを有す
るアリール基; 6) 例えば、3−フェニルフェニル、4−フェニルフ
ェニル、4−フェニル−1−ナフチル、5−フェニル−
1−ナフチル、8−フェニル−1−ナフチル、4−フェ
ニル−2−ナフチル、5−フェニル−2−ナフチル、8
−フェニル−2−ナフチルのようなフェニルを有するア
リール基; 7) 例えば、3−トリフルオロメチルフェニル、4−
トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチル
−1−ナフチル、5−トリフルオロメチル−1−ナフチ
ル、8−トリフルオロメチル−1−ナフチル、4−トリ
フルオロメチル−2−ナフチル、5−トリフルオロメチ
ル−2−ナフチル、8−トリフルオロメチル−2−ナフ
チルのようなトリフルオロメチルを有するアリール基; 8) 例えば2−アミノフェニル、3−アミノフェニ
ル、4−アミノフェニル、4−アミノ−1−ナフチル、
8−アミノ−2−ナフチルのような無置換アミノを有す
るアリール基; 置換アミノを有するアリール基としては、 i)例えば3−メチルアミノフェニル、4−エチルアミ
ノフェニル、3−プロピルアミノフェニル、3−イソプ
ロピルアミノフェニル、4−ブチルアミノフェニル、3
−イソブチルアミノフェニルのような水素原子とアルキ
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアリー
ル; ii)例えば4−ベンジルアミノフェニル、4−(2−
フェニルエチルアミノ)フェニル、4−(1−フェニル
エチルアミノ)フェニル、4−(4−フェニルブチルア
ミノ)フェニル、4−(1−ナフチルメチルアミノ)フ
ェニルのような水素原子とアラルキルとの組み合わせか
らなる置換アミノを有するアリール; iii)例えば4−フェニルアミノフェニル、4−(1
−ナフチルアミノ)フェニルのような水素原子とアリー
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアリー
ル; iv)例えば4−ホルミルアミノフェニル、4−アセチ
ルアミノフェニル、4−ブチリルアミノフェニル、4−
ピバロイルアミノフェニル、4−ヘキサノイルアミノフ
ェニル、4−オクタノイルアミノフェニル、4−ウンデ
カノイルアミノフェニルのような水素原子と脂肪族アシ
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアリー
ル; v)例えば4−フェニルアセチルアミノフェニル、4−
(4−フェニルブチリルアミノ)フェニル、4−(6−
フェニルヘキサノイルアミノ)フェニル、4−(α−メ
チルフェニルアセチルアミノ)フェニル、4−(α、α
−ジメチルフェニルアセチルアミノ)フェニルのような
水素原子と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置
換アミノを有するアリール; vi)例えば4−ベンゾイルアミノフェニル、4−(1
−ナフトイルアミノ)フェニル、4−(2−ナフトイル
アミノ)フェニルのような水素原子と芳香族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアリール; vii)例えば4−ジメチルアミノフェニル、4−ジエ
チルアミノフェニル、4−(N−メチル−N−エチルア
ミノ)フェニルのようなアルキルとアルキルとの組み合
わせからなる置換アミノを有するアリール; viii)例えば4−(N−エチル−N−ベンジルアミ
ノ)フェニル、4−(N−t−ブチル−N−ベンジルア
ミノ)フェニル、4−(N−ヘキシル−N−ベンジルア
ミノ)フェニルのようなアルキルとアラルキルとの組み
合わせからなる置換アミノを有するアリール; ix)例えば4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)
フェニル、4−(N−オクチル−N−フェニルアミノ)
フェニルのようなアルキルとアリールとの組み合わせか
らなる置換アミノを有するアリール; x)例えば4−(N−プロピル−N−アセチルアミノ)
フェニル、4−(N−エチル−N−ヘキサノイルアミ
ノ)フェニルのようなアルキルと脂肪族アシルとの組み
合わせからなる置換アミノを有するアリール; xi)例えば4−(N−エチル−N−フェニルアセチル
アミノ)フェニル、4−[N−メチル−N−(6−フェ
ニルヘキサノイル)アミノ]フェニルのようなアルキル
と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ
を有するアリール; xii)例えば4−(N−メチル−N−ベンゾイルアミ
ノ)フェニル、4−(N−ヘプチル−N−ベンゾイルア
ミノ)フェニルのようなアルキルと芳香族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノを有するアリール; xiii)例えば4−ジベンジルアミノフェニル、4−
[N−ベンジル−N−(2−ナフチルメチル)アミノ]
フェニルのようなアラルキルとアラルキルとの組み合わ
せからなる置換アミノを有するアリール; xiv)例えば4−(N−ベンジル−N−フェニルアミ
ノ)フェニル、4−[N−(3−フェニルプロピル)−
N−フェニルアミノ]フェニルのようなアラルキルとア
リールとの組み合わせからなる置換アミノを有するアリ
ール; xv)例えば4−(N−ベンジル−N−アセチルアミ
ノ)フェニル、4−(N−ベンジル−N−ペンタノイル
アミノ)フェニルのようなアラルキルと脂肪族アシルと
の組み合わせからなる置換アミノを有するアリール; xvi)例えば4−(N−ベンジル−N−フェニルアセ
チルアミノ)フェニル、4−[N−ベンジル−N−(4
−フェニルブチリル)アミノ]フェニルのようなアラル
キルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換ア
ミノを有するアリール; xvii)例えば4−(N−ベンジル−N−ベンゾイル
アミノ)フェニル、4−[N−(2−フェニルエチル)
−N−ベンゾイルアミノ]フェニルのようなアラルキル
と芳香族アシルとの組み合わせからなる置換アミノを有
するアリール; xviii)例えば4−(ジフェニルアミノ)フェニ
ル、4−[N−(2−ナフチル)−N−フェニルアミ
ノ]フェニルのようなアリールとアリールとの組み合わ
せからなる置換アミノを有するアリール; xix)例えば4−(N−フェニル−N−アセチルアミ
ノ)フェニル、4−(N−フェニル−N−ヘキサノイル
アミノ)フェニルのようなアリールと脂肪族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアリール; xx)例えば4−(N−フェニル−N−フェニルアセチ
ルアミノ)フェニル、4−[N−フェニル−N−(4−
フェニルブチリル)アミノ]フェニルのようなアリール
と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ
を有するアリール; xxi)例えば4−(N−フェニル−N−ベンゾイルア
ミノ)フェニルのようなアリールと芳香族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノを有するアリール; xxii)例えば4−ジアセチルアミノフェニル、4−
(N−ブチリル−N−ヘキサノイルアミノ)フェニルの
ような脂肪族アシルと脂肪族アシルとの組み合わせから
なる置換アミノを有するアリール; xxiii)例えば4−(N−アセチル−N−フェニル
アセチルアミノ)フェニル、4−(N−ブチリル−N−
フェニルアセチルアミノ)フェニルのような脂肪族アシ
ルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミ
ノを有するアリール; xxiv)例えば4−(N−アセチル−N−ベンゾイル
アミノ)フェニル、4−[N−ブチリル−N−(2−ナ
フトイル)アミノ]フェニルのような脂肪族アシルと芳
香族アシルとの組み合わせからなる置換アミノを有する
アリール; xxv)例えば4−(N、N−ジフェニルアセチルアミ
ノ)フェニル、4−[N−フェニルアセチル−N−(4
−フェニルブチリル)アミノ]フェニルのような芳香脂
肪族アシルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる
置換アミノを有するアリール; xxvi)例えば4−(N−フェニルアセチル−N−ベ
ンゾイルアミノ)フェニル、4−[N−フェニルアセチ
ル−N−(2−ナフトイル)アミノ]フェニルのような
芳香脂肪族アシルと芳香族アシルとの組み合わせからな
る置換アミノを有するアリール; xxvii)例えば4−ジベンゾイルアミノフェニル、
4−[N−ベンゾイル−N−(2−ナフトイル)アミ
ノ]フェニルのような芳香族アシルと芳香族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアリール;を挙
げることができる。
【0092】置換分(a)が、置換分(c)を有してい
てもよい炭素数7ないし11個を有するアラルキル基を
示す場合、該アラルキル基としては、アルキレン部分が
炭素数1ないし5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキレンであり、例えば、ベンジル、2−フェニルエ
チル、1−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、2
−フェニルプロピル、1−フェニルプロピル、4−フェ
ニルブチル、1−フェニルブチル、5−フェニルペンチ
ル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチルなどをあ
げることができる。更に置換分(c)が炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、
フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有
していてもよいアミノ基である場合、炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ハロゲン原子、置換分(b)を有していても
よいアミノ基については、既に前述した。
【0093】そこで置換分(a)が、置換分(c)を有
していてもよい炭素数7ないし11個を有するアラルキ
ル基を示す場合、該アラルキル基としては例えば以下の
ような基を挙げることができる。
【0094】1) 例えば、4−メチルベンジル、4−
エチルベンジル、4−プロピルベンジル、4−イソプロ
ピルベンジル、4−ブチルベンジル、4−イソブチルベ
ンジル、4−s−ブチルベンジル、4−t−ブチルベン
ジル、4−メチル−1−ナフチルメチル、5−エチル−
1−ナフチルメチル、8−プロピル−1−ナフチルメチ
ル、4−イソプロピル−1−ナフチルメチル、5−ブチ
ル−1−ナフチルメチル、4−イソブチル−1−ナフチ
ルメチル、4−s−ブチル−1−ナフチルメチル、4−
t−ブチル−1−ナフチルメチル、4−メチル−2−ナ
フチルメチル、5−エチル−2−ナフチルメチル、8−
プロピル−2−ナフチルメチル、4−イソプロピル−2
−ナフチルメチル、5−ブチル−2−ナフチルメチル、
8−イソブチル−2−ナフチルメチル、4−s−ブチル
−2−ナフチルメチル、5−t−ブチル−2−ナフチル
メチルのような炭素数1ないし4個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルを有するアラルキル基; 2) 例えば、4−メトキシベンジル、4−エトキシベ
ンジル、4−プロポキシベンジル、4−イソプロポキシ
ベンジル、4−ブトキシベンジル、4−イソブトキシベ
ンジル、4−s−ブトキシベンジル、4−t−ブトキシ
ベンジル、4−メトキシ−1−ナフチルメチル、5−エ
トキシ−1−ナフチルメチル、8−プロポキシ−1−ナ
フチルメチル、4−イソプロポキシ−1−ナフチルメチ
ル、5−ブトキシ−1−ナフチルメチル、4−イソブト
キシ−1−ナフチルメチル、4−s−ブトキシ−1−ナ
フチルメチル、4−t−ブトキシ−1−ナフチルメチ
ル、4−メトキシ−2−ナフチルメチル、5−エトキシ
−2−ナフチルメチル、8−プロポキシ−2−ナフチル
メチル、4−イソプロポキシ−2−ナフチルメチル、5
−ブトキシ−2−ナフチルメチル、8−イソブトキシ−
2−ナフチルメチル、4−s−ブトキシ−2−ナフチル
メチル、5−t−ブトキシ−2−ナフチルメチルのよう
な炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルコキシを有するアラルキル基; 3) 例えば、4−臭化ベンジル、4−塩化ベンジル、
4−フッ化ベンジル、4−沃化ベンジル、3−塩化ベン
ジル、3−フッ化ベンジル、3−臭化ベンジル、3−沃
化ベンジル、4−臭化−1−ナフチルメチル、4−塩化
−1−ナフチルメチル、4−フッ化−1−ナフチルメチ
ル、4−沃化−1−ナフチルメチル、5−塩化−1−ナ
フチルメチル、5−フッ化−1−ナフチルメチル、5−
臭化−1−ナフチルメチル、8−塩化−1−ナフチルメ
チル、4−フッ化−2−ナフチルメチル、4−臭化−2
−ナフチルメチル、4−塩化−2−ナフチルメチル、4
−沃化−2−ナフチルメチル、5−臭化−2−ナフチル
メチル、5−塩化−2−ナフチルメチル、5−フッ化−
2−ナフチルメチル、5−沃化−2−ナフチルメチルの
ようなハロゲン原子を有するアラルキル基; 4) 例えば、2−ヒドロキシベンジル、3−ヒドロキ
シベンジル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ
−1−ナフチルメチル、5−ヒドロキシ−1−ナフチル
メチル、8−ヒドロキシ−1−ナフチルメチル、4−ヒ
ドロキシ−2−ナフチルメチル、5−ヒドロキシ−2−
ナフチルメチル、8−ヒドロキシ−2−ナフチルメチル
のようなヒドロキシを有するアラルキル基; 5) 例えば、2−ニトロベンジル、3−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−ニトロ−1−ナフチルメ
チル、5−ニトロ−1−ナフチルメチル、8−ニトロ−
1−ナフチルメチル、4−ニトロ−2−ナフチルメチ
ル、5−ニトロ−2−ナフチルメチル、8−ニトロ−2
−ナフチルメチルのようなニトロを有するアラルキル
基; 6) 例えば、3−フェニルベンジル、4−フェニルベ
ンジル、4−フェニル−1−ナフチルメチル、5−フェ
ニル−1−ナフチルメチル、8−フェニル−1−ナフチ
ルメチル、4−フェニル−2−ナフチルメチル、5−フ
ェニル−2−ナフチルメチル、8−フェニル−2−ナフ
チルメチルのようなフェニルを有するアラルキル基; 7) 例えば、3−トリフルオロメチルベンジル、4−
トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチル
−1−ナフチルメチル、5−トリフルオロメチル−1−
ナフチルメチル、8−トリフルオロメチル−1−ナフチ
ルメチル、4−トリフルオロメチル−2−ナフチルメチ
ル、5−トリフルオロメチル−2−ナフチルメチル、8
−トリフルオロメチル−2−ナフチルメチルのようなト
リフルオロメチルを有するアラルキル基; 8) 例えば2−アミノベンジル、3−アミノベンジ
ル、4−アミノベンジル、4−アミノ−1−ナフチルメ
チル、8−アミノ−2−ナフチルメチルのような無置換
アミノを有するアラルキル基; 置換アミノを有するアラルキル基としては、 i)例えば3−メチルアミノベンジル、4−エチルアミ
ノベンジル、3−プロピルアミノベンジル、3−イソプ
ロピルアミノベンジル、4−ブチルアミノベンジル、3
−イソブチルアミノベンジルのような水素原子とアルキ
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキ
ル; ii)例えば4−ベンジルアミノベンジル、4−(2−
フェニルエチルアミノ)ベンジル、4−(1−フェニル
エチルアミノ)ベンジル、4−(4−フェニルブチルア
ミノ)ベンジル、4−(1−ナフチルメチルアミノ)ベ
ンジルのような水素原子とアラルキルとの組み合わせか
らなる置換アミノを有するアラルキル; iii)例えば4−フェニルアミノベンジル、4−(1
−ナフチルアミノ)ベンジルのような水素原子とアリー
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキ
ル; iv)例えば4−ホルミルアミノベンジル、4−アセチ
ルアミノベンジル、4−ブチリルアミノベンジル、4−
ピバロイルアミノベンジル、4−ヘキサノイルアミノベ
ンジル、4−オクタノイルアミノベンジル、4−ウンデ
カノイルアミノベンジルのような水素原子と脂肪族アシ
ルとの組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキ
ル; v)例えば4−フェニルアセチルアミノベンジル、4−
(4−フェニルブチリルアミノ)ベンジル、4−(6−
フェニルヘキサノイルアミノ)ベンジル、4−(α−メ
チルフェニルアセチルアミノ)ベンジル、4−(α、α
−ジメチルフェニルアセチルアミノ)ベンジルのような
水素原子と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置
換アミノを有するアラルキル; vi)例えば4−ベンゾイルアミノベンジル、4−(1
−ナフトイルアミノ)ベンジル、4−(2−ナフトイル
アミノ)ベンジルのような水素原子と芳香族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; vii)例えば4−ジメチルアミノベンジル、4−ジエ
チルアミノベンジル、4−(N−メチル−N−エチルア
ミノ)ベンジルのようなアルキルとアルキルとの組み合
わせからなる置換アミノを有するアラルキル; viii)例えば4−(N−エチル−N−ベンジルアミ
ノ)ベンジル、4−(N−t−ブチル−N−ベンジルア
ミノ)ベンジル、4−(N−ヘキシル−N−ベンジルア
ミノ)ベンジルのようなアルキルとアラルキルとの組み
合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; ix)例えば4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)
ベンジル、4−(N−オクチル−N−フェニルアミノ)
ベンジルのようなアルキルとアリールとの組み合わせか
らなる置換アミノを有するアラルキル; x)例えば4−(N−プロピル−N−アセチルアミノ)
ベンジル、4−(N−エチル−N−ヘキサノイルアミ
ノ)ベンジルのようなアルキルと脂肪族アシルとの組み
合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; xi)例えば4−(N−エチル−N−フェニルアセチル
アミノ)ベンジル、4−[N−メチル−N−(6−フェ
ニルヘキサノイル)アミノ]ベンジルのようなアルキル
と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ
を有するアラルキル; xii)例えば4−(N−メチル−N−ベンゾイルアミ
ノ)ベンジル、4−(N−ヘプチル−N−ベンゾイルア
ミノ)ベンジルのようなアルキルと芳香族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; xiii)例えば4−ジベンジルアミノベンジル、4−
[N−ベンジル−N−(2−ナフチルメチル)アミノ]
ベンジルのようなアラルキルとアラルキルとの組み合わ
せからなる置換アミノを有するアラルキル; xiv)例えば4−(N−ベンジル−N−フェニルアミ
ノ)ベンジル、4−[N−(3−フェニルプロピル)−
N−フェニルアミノ]ベンジルのようなアラルキルとア
リールとの組み合わせからなる置換アミノを有するアラ
ルキル; xv)例えば4−(N−ベンジル−N−アセチルアミ
ノ)ベンジル、4−(N−ベンジル−N−ペンタノイル
アミノ)ベンジルのようなアラルキルと脂肪族アシルと
の組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; xvi)例えば4−(N−ベンジル−N−フェニルアセ
チルアミノ)ベンジル、4−[N−ベンジル−N−(4
−フェニルブチリル)アミノ]ベンジルのようなアラル
キルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換ア
ミノを有するアラルキル; xvii)例えば4−(N−ベンジル−N−ベンゾイル
アミノ)ベンジル、4−[N−(2−フェニルエチル)
−N−ベンゾイルアミノ]ベンジルのようなアラルキル
と芳香族アシルとの組み合わせからなる置換アミノを有
するアラルキル; xviii)例えば4−ジフェニルアミノベンジル、4
−[N−(2−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ベン
ジルのようなアリールとアリールとの組み合わせからな
る置換アミノを有するアラルキル; xix)例えば4−(N−フェニル−N−アセチルアミ
ノ)ベンジル、4−(N−フェニル−N−ヘキサノイル
アミノ)ベンジルのようなアリールと脂肪族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; xx)例えば4−(N−フェニル−N−フェニルアセチ
ルアミノ)ベンジル、4−[N−フェニル−N−(4−
フェニルブチリル)アミノ]ベンジルのようなアリール
と芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミノ
を有するアラルキル; xxi)例えば4−(N−フェニル−N−ベンゾイルア
ミノ)ベンジルのようなアリールと芳香族アシルとの組
み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; xxii)例えば4−ジアセチルアミノベンジル、4−
(N−ブチリル−N−ヘキサノイルアミノ)ベンジルの
ような脂肪族アシルと脂肪族アシルとの組み合わせから
なる置換アミノを有するアラルキル; xxiii)例えば4−(N−アセチル−N−フェニル
アセチルアミノ)ベンジル、4−(N−ブチリル−N−
フェニルアセチルアミノ)ベンジルのような脂肪族アシ
ルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる置換アミ
ノを有するアラルキル; xxiv)例えば4−(N−アセチル−N−ベンゾイル
アミノ)ベンジル、4−[N−ブチリル−N−(2−ナ
フトイル)アミノ]ベンジルのような脂肪族アシルと芳
香族アシルとの組み合わせからなる置換アミノを有する
アラルキル; xxv)例えば4−(N、N−ジフェニルアセチルアミ
ノ)ベンジル、4−[N−フェニルアセチル−N−(4
−フェニルブチリル)アミノ]ベンジルのような芳香脂
肪族アシルと芳香脂肪族アシルとの組み合わせからなる
置換アミノを有するアラルキル; xxvi)例えば4−(N−フェニルアセチル−N−ベ
ンゾイルアミノ)ベンジル、4−[N−フェニルアセチ
ル−N−(2−ナフトイル)アミノ]ベンジルのような
芳香脂肪族アシルと芳香族アシルとの組み合わせからな
る置換アミノを有するアラルキル; xxvii)例えば4−ジベンゾイルアミノベンジル、
4−[N−ベンゾイル−N−(2−ナフトイル)アミ
ノ]ベンジルのような芳香族アシルと芳香族アシルとの
組み合わせからなる置換アミノを有するアラルキル; を挙げることができる。
【0095】従って、Xが1ないし3個の置換分(a)
を有するインドール環基、インドリン環基、アザインド
ール環基、アザインドリン環基、イミダゾピリジン環
基、イミダゾピリミジン環基としては、例えば3−トリ
フェニルメチルインドール−1−イル、 1−メチルイ
ンドール−3−イル、 1−メチルインドール−2−イ
ル、 1−エチルインドール−2−イル、 5−メトキ
シ−1、2−ジメチルインドール−3−イル、 5−ヒ
ドロキシ−1−メチルインドール−3−イル、 1−イ
ソプロピルインドール−3−イル、 2−エチル−1−
メチルインドール−3−イル、 5−メトキシ−1−メ
チルインドール−3−イル、 5−ヒドロキシ−1、2
−ジメチルインドール−3−イル、 5−ブトキシ−1
−メチルインドール−3−イル、 1、4、7−トリメ
チルインドール−3−イル、 1、6−ジメチルインド
ール−3−イル、5−ブロモ−6−クロロ−1−メチル
インドール−3−イル、 5−ブロモインドール−3−
イル、 5−ヒドロキシ−1−イソブチルインドール−
3−イル、 5−フルオロ−1−メチルインドール−2
−イル、 5−クロロ−1−メチルインドール−2−イ
ル、 5−ヒドロキシ−1−メチルインドール−2−イ
ル、 5−メトキシ−1−メチルインドール−2−イ
ル、 5−ブロモ−1−メチルインドール−2−イル、
1−エチル−5−ニトロインドール−2−イル、1、
5−ジメチルインドール−2−イル、 5−アミノ−1
−メチルインドール−2−イル、 5−アセトアミド−
1−メチルインドール−2−イル、 5−ベンゾイルア
ミノ−1−エチルインドール−2−イル、 1−メチル
−5−メチルアミノインドール−2−イル、 5−ブチ
ルアミノ−1−メチルインドール−2−イル、 5−
(N−ベンゾイル−N−メチルアミノ)−1−メチルイ
ンドール−2−イル、 1−メチル−5−フェニルアミ
ノインドール−2−イル、5−アセトアミドインドール
−2−イル、 5−ベンゾイルアミノ−1−ブチルイン
ドール−2−イル、 4−クロロ−1−メチルインドー
ル−2−イル、 3−メトキシ−1−メチルインドール
−2−イル、 6−フルオロ−1−メチルインドール−
2−イル、 6−クロロ−1−エチルインドール−2−
イル、 6−メトキシ−1−メチルインドール−2−イ
ル、 5、6−ジメトキシ−1−メチルインドール−2
−イル、 7−メトキシインドール−2−イル、 1−
メチルインドール−5−イル、 1−ブチルインドール
−5−イル、 1−エチルインドール−5−イル、1−
メチルインドール−4−イル、 1−イソプロピルイン
ドール−4−イル、1−ブチルインドール−4−イルの
ようなインドール環基、5−メトキシインドリン−1−
イル、 1−メチルインドリン−2−イル、1−エチル
インドリン−2−イル、 1−プロピルインドリン−2
−イル、 1−ブチルインドリン−2−イル、 1−イ
ソプロピルインドリン−2−イルのようなインドリン環
基、1−メチル−7−アザインドール−3−イル、 1
−イソプロピル−7−アザインドール−3−イル、 1
−メチル−7−アザインドール−2−イル、 1−メチ
ル−6−アザインドール−2−イルのようなアザインド
ール環基、1−メチル−7−アザインドリン−2−イ
ル、 1−エチル−7−アザインドリン−2−イル、
1−イソプロピル−7−アザインドリン−2−イル、
1−ブチル−7−アザインドリン−2−イルのようなア
ザインドリン環基、7−メチルイミダゾ[4、5−b]
ピリジン−2−イル、 1−ブチルイミダゾ[4、5−
b]ピリジン−2−イル、 1−メチルイミダゾ[4、
5−b]ピリジン−2−イル、 1−プロピルイミダゾ
[4、5−b]ピリジン−2−イル、 5−クロロ−1
−メチルイミダゾ[4、5−b]ピリジン−2−イル、
5−メトキシ−1−メチルイミダゾ[4、5−b]ピリ
ジン−2−イル、6、8−ジブロモイミダゾ[1、2−
a]ピリジン−2−イル、 8−ヒドロキシイミダゾ
[1、2−a]ピリジン−2−イル、 6−クロロイミ
ダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イル、 2−メチル
イミダゾ[1、2−a]ピリジン−7−イル、 2−エ
チルイミダゾ[1、2−a]ピリジン−8−イル、3−
メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
3−エチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 3、7−ジメチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イル、 5−クロロ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−クロロ−3
−フェニルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 5−ブロモ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル、 3−メチル−6−トリフルオロ
メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
3−イソプロピル−6−トリフルオロメチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−(3−クロ
ロベンジル)イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 3−ベンジルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イル、 3−(4−クロロベンジル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−(4−フェ
ニルベンジル)イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−
イル、 6−ブロモ−3−メチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、6−ブロモ−3−エチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 6−ブロモ
−3−フェニルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−
イル、 6−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、 3−ブチル−6−クロロイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−メト
キシ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2
−イル、 3−エチル−5−メトキシイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イル、 5−メトキシ−3−プロ
ピルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5
−メトキシ−3−フェニルイミダゾ[5、4−b]ピリ
ジン−2−イル、 3−ベンジル−5−メトキシイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−(3−ク
ロロフェニル)−5−メトキシイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル、 5−ヒドロキシ−3−メチルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−エチ
ル−5−ヒドロキシイミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イル、 3−ベンジル−5−ヒドロキシイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−フェニルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−(4
−クロロフェニル)イミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イル、 3−(3−クロロフェニル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−(2−メチ
ルフェニル)イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 5−クロロ−3−(3−クロロフェニル)イミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−メトキシ
−3−(3−メトキシフェニル)イミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、 5−ヒドロキシ−3、6−
ジメチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
5−メトキシ−3、6−ジメチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、 3−メチルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−5−イル、 2、3−ジメチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イル、 3−エチル
−2−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イ
ル、 3−メチル−2−フェニルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−5−イル、 2−[2−(3、5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エチル]−3−
メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イル、
2−(3−クロロフェニル)−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−5−イル、3−メチル−5−
フェニルチオイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、5−ブチルチオ−3−メチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、3−メチル−5−フェニルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−
(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルチ
オ)−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2
−イル、 5−エトキシ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イル、 5−イソプロポキシ−3
−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
5−アセトキシ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル、 3−エチル−5−フェノキシ−
6−トリフルオロメチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イル、 7−クロロ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 7−クロロ−3
−プロピルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 6−ヒドロキシ−3、5、7−トリメチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3、5、7−
トリメチル−6−ニトロイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イル、 6−アミノ−3、5、7−トリメチル
イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、3−メチ
ル−5−メチルアミノイミダゾ[5、4−b]ピリジン
−2−イル、5−ジメチルアミノ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、5−(N−ブチル
−N−エチルアミノ)−3−メチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、 3−メチル−5−フェニル
アミノイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
5−ベンジルアミノ−3−メチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イル、 5−(N−エチル−N−フ
ェニルアミノ)−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピ
リジン−2−イル、 5−アセトアミド−3−メチルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−ベン
ゾイルアミノ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリ
ジン−2−イル、 3−メチル−6−ニトロイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 6−アミノ−3
−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、
6−ベンゾイルアミノ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イル、 6−バレリル−3−ブチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−
ベンジルオキシ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピ
リジン−2−イル、 2−ヒドロキシ−3−メチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イル、 2−ヒドロ
キシ−3H−イミダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イ
ル、 2−ヒドロキシ−3−フェニルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−5−イル、 2−メチルチオ−3H−
イミダゾ[5、4−b]ピリジン−5−イル、 3−メ
チル−2−メチルチオイミダゾ[5、4−b]ピリジン
−5−イル、 3−ベンジル−2−ブチルチオイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−5−イル、 5−t−ブチル
アミノ−3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イル、 5−t−ブチルアミノ−3−プロピルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3、5、7
−トリメチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 3−(3−クロロフェニル)−5、7−ジメチル
イミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル、 3−
(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−5、7−ジメチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イル、 5−アセトキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル、 5−アセトキシ
−3−エチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イ
ル、 6−メトキシ−3−メチルイミダゾ[5、4−
c]ピリジン−2−イル、 1−メチルイミダゾ[4、
5−c]ピリジン−2−イル、 1−ブチルイミダゾ
[4、5−c]ピリジン−2−イルのようなイミダゾピ
リジン環基、3−メチルイミダゾ[5、4−d]ピリミ
ジン−2−イル、 3−エチルイミダゾ[5、4−d]
ピリミジン−2−イル、 3−(3−メチルベンジル)
イミダゾ[5、4−d]ピリミジン−2−イルのような
イミダゾピリミジン環基、を挙げることができる。
【0096】本発明の前記一般式(1)を有する化合物
は、常法に従って塩にすることができる。そのような塩
として例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化
水素酸のようなハロゲン化水素酸の塩;硝酸塩、過塩素
酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩またはメタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン
酸のような低級アルカンスルホン酸の塩;ベンゼンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスル
ホン酸の塩;グルタミン酸、アスパラギン酸のようなア
ミノ酸の塩;酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイ
ン酸、りんご酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、ア
スコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸のようなカ
ルボン酸の塩;等の有機酸塩を挙げることができる。好
適には薬理上許容しうる塩である。
【0097】更に、前記一般式(1)を有する化合物
は、常法に従って金属塩にすることができる。そのよう
な塩としては例えばリチウム、ナトリウム、カリウムの
ようなアルカリ金属の塩;カルシウム、バリウム、マグ
ネシウムのようなアルカリ土類金属の塩;アルミニウム
塩;等の無機塩を挙げることができる。好適には薬理上
許容しうる塩である。
【0098】なお、前記一般式(1)を有する化合物
は、種々の異性体を有する。
【0099】即ち、インドリン環またはアザインドリン
環においては、環上の2位または3位に置換基を有する
場合、該置換位置は不斉炭素となり、Zが2、4−ジオ
キソチアゾリジン−5−イルメチルまたは2、4−ジオ
キソオキサゾリジン−5−イルメチル基を示す場合、該
チアゾリジン環の5位およびオキサゾリジン環の5位は
不斉炭素原子である。前記一般式(1)においては、こ
れら不斉炭素原子に基づく立体異性体およびこれら異性
体の等量および非等量混合物がすべて単一の式で示され
ている。従って、本発明においてはこれらの異性体およ
びこれらの異性体の混合物をもすべて含むものである。
【0100】更に、前記一般式(1)を有する化合物に
おいて、Zが2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イル
メチル、2、4−ジオキソオキサゾリジン−5−イルメ
チル、2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデニル
メチル、3、5−ジオキソオキサジアゾリジン−2−イ
ルメチルを示す場合、種々の互変異性体の存在が考えら
れる。例えば次に示す通りである。
【0101】
【化16】
【0102】
【化17】
【0103】
【化18】
【0104】
【化19】
【0105】前記一般式(1)においては、これらに基
づく互変異性体およびこれらの異性体の等量および非等
量混合物がすべて単一の式で示されている。従って、本
発明においてはこれらの異性体およびこれらの異性体の
混合物をもすべて含むものである。
【0106】更に本発明において、前記一般式(1)を
有する化合物またはその塩が溶剤和物(例えば水和物)
を形成する場合には、これらもすべて含むものである。
【0107】更に本発明において、生体内において代謝
されて前記一般式(1)を有する化合物またはその塩に
変換される化合物、いわゆるプロドラッグもすべて含む
ものである。
【0108】前記一般式(1)を有する化合物におい
て、 (1)好適には以下の化合物である。
【0109】Xはインドール環基、インドリン環基、ア
ザインドール環基、イミダゾピリジン環基、イミダゾピ
リミジン環基を示し、これらの環は1ないし3個の後述
する置換分(a)を有していてもよい。
【0110】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の
置換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個
を有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、
フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有
していてもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;
を有する複素環化合物またはその塩。
【0111】(2)好適には以下の化合物である。
【0112】Xはインドール環基、インドリン環基、イ
ミダゾピリジン環基、イミダゾピリミジン環基を示し、
これらの環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有
していてもよい。
【0113】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の
置換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個
を有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、
フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有
していてもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;
を有する複素環化合物またはその塩。
【0114】(3)好適には以下の化合物である。
【0115】Xはインドール環基、インドリン環基、イ
ミダゾピリジン環基を示し、これらの環は1ないし3個
の後述する置換分(a)を有していてもよい。
【0116】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、1ないし3個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個を
有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フ
ェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有し
ていてもよいアミノ基)、または1ないし3個の置換分
(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;を有
する複素環化合物またはその塩。
【0117】(4)好適には以下の化合物である。
【0118】Xはインドリン環基、イミダゾピリジン環
基を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置換分
(a)を有していてもよい。
【0119】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、フェニル
チオ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基、フェ
ニル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
【0120】(5)好適には以下の化合物である。
【0121】Xはイミダゾピリジン環基を示し、これら
の環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有してい
てもよい。
【0122】ここに、置換分(a)はメチル基、エチル
基、イソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、ベンジルオキシ基、フッ素
原子、塩素原子、フェニルチオ基、メチルチオ基、エチ
ルチオ基またはフェニル基を示す;を有する複素環化合
物またはその塩。
【0123】(6)好適には以下の化合物である。
【0124】Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ない
し4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基
またはハロゲン原子を示す;を有する複素環化合物また
はその塩。
【0125】(7)好適には以下の化合物である。
【0126】Rは水素原子、メトキシ基、エトキシ基、
フッ素原子または塩素原子を示す;を有する複素環化合
物またはその塩。
【0127】(8)好適には以下の化合物である。
【0128】Rは水素原子またはメトキシ基を示す;を
有する複素環化合物またはその塩。
【0129】(9)好適には以下の化合物である。
【0130】Rは水素原子を示す;を有する複素環化合
物またはその塩。
【0131】(10)好適には以下の化合物である。
【0132】Yは酸素原子を示す;を有する複素環化合
物またはその塩。
【0133】(11)好適には以下の化合物である。
【0134】Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−
イリデニルメチル基、2、4−ジオキソチアゾリジン−
5−イルメチル基または2、4−ジオキソオキサゾリジ
ン−5−イルメチル基を示す;を有する複素環化合物ま
たはその塩。
【0135】(12)好適には以下の化合物である。
【0136】Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−
イリデニルメチル基または2、4−ジオキソチアゾリジ
ン−5−イルメチル基を示す;を有する複素環化合物ま
たはその塩。
【0137】(13)好適には以下の化合物である。
【0138】Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−
イルメチル基を示す;を有する複素環化合物またはその
塩。
【0139】(14)好適には以下の化合物である。
【0140】Xはインドール環基、インドリン環基、ア
ザインドール環基、イミダゾピリジン環基、イミダゾピ
リミジン環基を示し、これらの環は1ないし3個の後述
する置換分(a)を有していてもよい。
【0141】Yは酸素原子または硫黄原子を示す。
【0142】Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
−イリデニルメチル基、2、4−ジオキソチアゾリジン
−5−イルメチル基、 2、4−ジオキソオキサゾリジ
ン−5−イルメチル基、 3、5−ジオキソオキサジア
ゾリジン−2−イルメチル基またはN−ヒドロキシウレ
イドメチル基を示す。
【0143】Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ない
し4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基
またはハロゲン原子を示す。
【0144】mは1ないし5の整数を示す。
【0145】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の
置換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個
を有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、
フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有
していてもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;
を有する複素環化合物またはその塩。
【0146】(15)好適には以下の化合物である。
【0147】Xはインドール環基、インドリン環基、イ
ミダゾピリジン環基、イミダゾピリミジン環基を示し、
これらの環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有
していてもよい。
【0148】Yは酸素原子を示す。
【0149】Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
−イリデニルメチル基、2、4−ジオキソチアゾリジン
−5−イルメチル基、 2、4−ジオキソオキサゾリジ
ン−5−イルメチル基を示す。
【0150】Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ない
し4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基
またはハロゲン原子を示す。
【0151】mは1ないし5の整数を示す。
【0152】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の
置換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個
を有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、
フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有
していてもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;
を有する複素環化合物またはその塩。
【0153】(16)好適には以下の化合物である。
【0154】Xはインドール環基、インドリン環基、イ
ミダゾピリジン環基を示し、これらの環は1ないし3個
の後述する置換分(a)を有していてもよい。
【0155】Yは酸素原子を示す。
【0156】Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
−イリデニルメチル基 または 2、4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イルメチル基 を示す。
【0157】Rは水素原子、メトキシ基、エトキシ基、
フッ素原子または塩素原子を示す。mは1ないし5の整
数を示す。
【0158】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし
4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ
基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を
有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
を有する芳香族アシル基を示す。)、1ないし3個の置
換分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個を
有するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フ
ェニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有し
ていてもよいアミノ基)、または1ないし3個の置換分
(c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;を有
する複素環化合物またはその塩。
【0159】(17)好適には以下の化合物である。
【0160】Xはインドリン環基、イミダゾピリジン環
基を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置換分
(a)を有していてもよい。
【0161】Yは酸素原子を示す。
【0162】Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
−イルメチル基 を示す。
【0163】Rは水素原子またはメトキシ基を示す。
【0164】mは1ないし5の整数を示す。
【0165】ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、フェニル
チオ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基または
フェニル基を示す;を有する複素環化合物またはその
塩。
【0166】(18)好適には以下の化合物である。
【0167】Xはイミダゾピリジン環基を示し、これら
の環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有してい
てもよい。
【0168】Yは酸素原子を示す。
【0169】Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
−イルメチル基 を示す。
【0170】Rは水素原子を示す。
【0171】mは1ないし5の整数を示す。
【0172】ここに、置換分(a)はメチル基、エチル
基、イソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、ベンジルオキシ基、フッ素
原子、塩素原子、フェニルチオ基、メチルチオ基、エチ
ルチオ基またはフェニル基を示す;を有する複素環化合
物またはその塩。
【0173】(19)好適には以下の化合物である。
【0174】1) 5−{4−(3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル}チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。 2) 5−[4−(5−クロロ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。 3) 5−[4−(5−メトキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。 4) 5−[4−(5−ヒドロキシ−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。 5) 5−[4−(5−エトキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。 6) 5−[4−(5−イソプロポキシ−3−メチルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベ
ンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその
塩。
【0175】本発明の前記一般式(1)を有する化合物
の具体例としては、例えば下記の表に記載する化合物を
あげることができる。
【0176】
【表1】
【0177】
【表2】
【0178】
【表3】
【0179】
【表4】
【0180】
【表5】
【0181】
【表6】
【0182】
【表7】
【0183】
【表8】
【0184】
【表9】
【0185】
【表10】
【0186】
【表11】
【0187】
【表12】
【0188】
【表13】
【0189】
【表14】
【0190】
【表15】
【0191】
【表16】
【0192】
【表17】
【0193】
【表18】
【0194】
【表19】
【0195】
【表20】
【0196】
【表21】
【0197】
【表22】
【0198】
【表23】
【0199】
【表24】
【0200】
【表25】
【0201】
【表26】
【0202】
【表27】
【0203】
【表28】
【0204】
【表29】
【0205】
【表30】
【0206】
【表31】
【0207】
【表32】
【0208】
【表33】
【0209】
【表34】
【0210】
【表35】
【0211】
【表36】
【0212】
【表37】
【0213】
【表38】
【0214】
【表39】
【0215】
【表40】
【0216】
【表41】
【0217】
【表42】
【0218】
【表43】
【0219】
【表44】
【0220】
【表45】
【0221】
【表46】
【0222】
【表47】
【0223】
【表48】
【0224】
【表49】
【0225】
【表50】
【0226】
【表51】
【0227】
【表52】
【0228】
【表53】
【0229】
【表54】
【0230】
【表55】
【0231】
【表56】
【0232】
【表57】
【0233】
【表58】
【0234】
【表59】
【0235】
【表60】
【0236】
【表61】
【0237】
【表62】
【0238】
【表63】
【0239】
【表64】
【0240】
【表65】
【0241】
【表66】
【0242】
【表67】
【0243】
【表68】
【0244】
【表69】
【0245】
【表70】
【0246】
【表71】
【0247】
【表72】
【0248】
【表73】
【0249】
【表74】
【0250】
【表75】
【0251】
【表76】
【0252】
【表77】
【0253】
【表78】
【0254】
【表79】
【0255】
【表80】
【0256】
【表81】
【0257】
【表82】
【0258】
【表83】
【0259】
【表84】
【0260】
【表85】
【0261】
【表86】
【0262】
【表87】
【0263】
【表88】
【0264】
【表89】
【0265】
【表90】
【0266】
【表91】
【0267】
【表92】
【0268】
【表93】
【0269】
【表94】
【0270】
【表95】
【0271】
【表96】
【0272】
【表97】
【0273】
【表98】
【0274】
【表99】
【0275】
【表100】
【0276】
【表101】
【0277】
【表102】
【0278】
【表103】
【0279】
【表104】
【0280】
【表105】
【0281】
【表106】
【0282】
【表107】
【0283】
【表108】
【0284】
【表109】
【0285】
【表110】
【0286】
【表111】
【0287】
【表112】
【0288】
【表113】
【0289】
【表114】
【0290】
【表115】
【0291】
【表116】
【0292】
【表117】
【0293】
【表118】
【0294】
【表119】
【0295】表1ないし表5において、Me=メチル、
Et=エチル、 Pr=プロピル、iPr
=イソプロピル、 Bu=ブチル、 iBu=イソブ
チル、tBu=ターシャリブチル、 Bz=ベンジ
ル、 Ac=アセチル、Tr=トリフェニルメチル、
を示す。
【0296】上記表において、 (1)好適には例示化合物番号 1−1、1−2、1−3、1−6、1−57、1−5
9、1−62、1−72、1−81、1−91、1−9
3、1−106、1−121、1−122、1−12
5、1−130、1−134、1−135、1−13
7、1−140、1−142、1−153、1−15
6、1−158、1−161、1−177、1−17
9、1−180、1−182、1−183、1−20
7、1−218、2−100、である。
【0297】(2)更に好適には例示化合物番号 1−1、1−57、1−62、1−91、1−93、1
−106、1−122、1−125、1−130、1−
134、1−137、1−140、1−142、1−1
53、1−156、1−177、1−179、1−18
0、1−182、1−183、1−207、1−21
8、2−100、である。
【0298】(3)更に好適には例示化合物番号 1−62、1−93、1−125、1−134、1−1
40、1−142、1−153、1−177、1−17
9、1−182、1−183、1−207、である。
【0299】(4)更に好適には例示化合物番号 1−93、1−125、1−142、1−153、1−
182、1−183、である。
【0300】次に、前記一般式(1)を有する化合物の
製造法を述べる。
【0301】製造法(I)
【0302】
【化20】
【0303】第1工程は前記一般式(3)(式中、Xお
よびmは前述したものと同意義を示す。)を有する化合
物を製造する工程であり、前記一般式(2)(式中、X
およびmは前述したものと同意義を示し、R′は炭素数
1ないし5個を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル
基を示す。)を有する化合物を還元することにより行な
われる。
【0304】反応は通常、還元剤の存在下で水素添加す
ることにより行なわれる。
【0305】使用される還元剤としては、例えば水素化
ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シア
ノホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、水
素化ジイソプロピルアルミニウムのような金属水素化物
があげられる。
【0306】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;メタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコール類;またはこれらの混合溶剤が好適に用い
られる。
【0307】反応は冷却下ないし加温下で行なわれる。
【0308】反応時間は反応試薬、反応温度などによっ
て異なるが、通常0.5時間ないし数日間である。
【0309】反応は好適にはアルコール類またはアルコ
ール類との混合溶剤中で水素化ホウ素リチウムの存在
下、1時間ないし1日間、室温ないし還流下で行なわれ
るか、あるいは炭化水素類またはエーテル類の溶剤中、
水素化アルミニウムリチウムまたは水素化ジイソブチル
アルミニウムの存在下、1時間ないし10時間、冷却下
ないし加温下で行なわれる。
【0310】第2工程は前記一般式(5)[式中、X、
Y、Rおよびmは前述したものと同意義を示し、Z′は
【0311】
【化21】
【0312】(式中、Trはトリフェニルメチル基を示
す。)を示す。]を有する化合物を製造する工程であ
り、前記一般式(3)(式中、Xおよびmは前述したも
のと同意義を示す。)を有する化合物と前記一般式
(4)(式中、Y、RおよびZ′は前述したものと同意
義を示す。)を有する化合物とを通常の光延反応〔 O.
Mitsunobu 、シンセシス(Synthesis) 、1頁(1981
年)〕に準じた反応に付すことによって行なわれる。
【0313】反応は通常溶剤の存在下でアゾ化合物類と
ホスフィン類の存在下で行われる。反応試薬のアゾ化合
物類としてはアゾジカルボン酸ジエチル、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジンなどが用いられる。
ホスフィン類としてはトリフェニルホスフィン、トリブ
チルホスフィンなどが用いられる。
【0314】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行われ
る。使用される溶剤としては反応に影響を与えなければ
特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;クロロホ
ルム、ジクロロメタン、1、2−ジクロロエタンのよう
なハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドのようなアミド類;またはこれらの混合
溶剤が好適に用いられる。
【0315】反応温度は室温下ないし加温下で行なわ
れ、好適には室温下ないし60℃で行われる。
【0316】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常数時間ないし数日間であり、好
適には5時間ないし3日間である。
【0317】第3工程は前記一般式(1)(式中、X、
Y、Z、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。但
し、Zが
【0318】
【化22】
【0319】であるものは除く。)を有する化合物を製
造する工程であり、前記一般式(5)(式中、X、Y、
R、mおよびZ′は前述したものと同意義を示す。)を
有する化合物に溶剤の存在下または非存在下でトリフル
オロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、酢酸、塩
酸、硫酸などのような酸と反応させることによって行な
われる。 溶剤を使用する場合、使用される溶剤として
は反応に影響を与えなければ特に限定はなく、例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンのよ
うな炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタン、四塩
化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;酢酸エ
チル、酢酸メチルのようなエステル類;水;またはこれ
らの混合溶剤が好適に用いられる。反応温度は氷冷下な
いし室温下である。反応時間は反応試薬、反応温度、溶
剤などによって異なるが、通常数十分ないし数十時間で
あり、好適には0.5時間ないし10時間である。
【0320】また、本工程は前記一般式(5)を有する
化合物に接触水素添加反応を行うことによっても達成さ
れる。使用される触媒としては例えばパラジウム−炭
素、パラジウム黒、酸化白金、白金黒などがあげられ、
好適にはパラジウム−炭素である。
【0321】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては反応に影響を与えなけれ
ば特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;クロロホ
ルム、ジクロロメタン、四塩化炭素のようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類;メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールのようなアルコール類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドのようなアミド類;またはこれらの混合
溶剤が好適に用いられる。
【0322】反応温度は室温下ないし加温下である。
【0323】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常数時間ないし数日間であり、好
適には1時間ないし1日間である。 製造法(II)
【0324】
【化23】
【0325】第4工程は前記一般式(6)(式中、X、
Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(3)(式
中、Xおよびmは前述したものと同意義を示す。)に水
素化ナトリウムのような塩基を作用させた(第1段階)
後、2−メトキシ−4−フルオロベンズアルデヒド、3
−メチル−4−フルオロベンズアルデヒドのようなp−
フロロベンズアルデヒド誘導体と反応させる(第2段
階)ことにより達成される。
【0326】第1段階は通常、溶剤の存在下で好適に行
われる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えな
ければ特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよう
なエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;またはこれらの混合溶剤が好適に用いられる。
【0327】反応は氷冷下ないし加温下で行なわれる。
【0328】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常数十分ないし1日間であり、好
適には1時間ないし10時間である。
【0329】第2段階は第1段階反応が終了後、反応混
合物中にp−フロロベンズアルデヒド誘導体を加え、室
温下ないし加温下に反応させることによって行なわれ
る。
【0330】反応時間は反応試薬、反応温度などによっ
て異なるが、通常数十分ないし数日間である。
【0331】第5工程は前記一般式(7)(式中、X、
Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(6)(式
中、X、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)
を有する化合物とチアゾリジン−2、4−ジオンとを反
応させることによって得られる。
【0332】反応は触媒の存在下または非存在下で行な
われる。反応を触媒の存在下で行う場合、使用される触
媒としては、例えば酢酸ナトリウム、ピペリジニウムア
セテートまたはピペリジニウムベンゾエートなどがあげ
られる。
【0333】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては反応に影響を与えなけれ
ば特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類;メタノール、エタノール、イソプロパノール
のようなアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのよう
なアミド類;ジクロロメタン、クロロホルム、1、2−
ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;アセト
ニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類;ギ酸
エチル、酢酸エチルのようなエステル類;またはこれら
の混合溶剤が好適に用いられる。
【0334】反応は通常加温下に行なわれる。
【0335】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常1時間ないし50時間である。
【0336】第6工程は前記一般式(8)(式中、X、
Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(7)(式
中、X、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)
を有する化合物を接触水素添加反応による還元に付すこ
とよって行なわれる。使用される触媒としては、例えば
パラジウム−炭素、パラジウム黒であり、好適にはパラ
ジウム−炭素である。
【0337】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行われ
る。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけれ
ば特に限定はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランのような
エーテル類;メタノール、エタノール、イソプロパノー
ルのようなアルコール類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸の
ような有機酸類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミ
ド類またはこれらの混合溶剤が好適に用いられる。
【0338】反応は室温下ないし加温下に行われる。
【0339】反応は通常大気圧下ないし加圧下で行なわ
れ、好適には加圧下で行なわれる。反応時間は圧力、温
度、触媒などによって異なるが通常数時間ないし数日間
であり、好適には1時間ないし1日間である。
【0340】また該工程は金属水素化物を反応させるこ
とによっても達成される。反応は通常、WO93/13
09A号に開示された方法に準じて行なうことができ
る。
【0341】製造法(III)
【0342】
【化24】
【0343】第7工程は前記一般式(9)(式中、X、
Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(6)(式
中、X、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)
を有する化合物とヒドロキシルアミン(塩酸塩)とを反
応させた後、還元することにより得られる。
【0344】前記一般式(6)を有する化合物とヒドロ
キシルアミン(塩酸塩)との反応は通常溶剤の存在下で
好適に行なわれる。使用される溶剤としては、反応に影
響を与えなければ特に限定はなく、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水
素類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ランのようなエーテル類;メタノール、エタノール、イ
ソプロパノールのようなアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミドのようなアミド類;ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1、2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化
水素類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニ
トリル類;ギ酸エチル、酢酸エチルのようなエステル
類;ピリジン、トリエチルアミン、N、N−ジイソプロ
ピル−N−エチルアミンのようなアミン類;またはこれ
らの混合溶剤が好適に用いられる。
【0345】反応は室温ないし加温下に行なわれる。
【0346】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常数時間ないし数十時間である。
【0347】次いで、還元反応は還元剤の存在下で水素
添加することにより行われる。使用される還元剤として
は、例えば水素化アルミニウムリチウム、水素化ジイソ
ブチルアルミニウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウムのよう
な金属水素化物があげられる。
【0348】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;メタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコール類;またはこれらの混合溶剤が好適に用い
られる。
【0349】反応は冷却下ないし加温下で行なわれる。
【0350】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが、通常数十分ないし1日間である。
【0351】第8工程は前記一般式(10)(式中、
X、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を有
する化合物を製造する工程であり、前記一般式(9)
(式中、X、Rおよびmは前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物とトリメチルシリルイソシアネー
ト(イソシアン酸トリメチルシリル)とを反応させるこ
とによって得られる。
【0352】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;ジクロロメタン、クロロホルム、1、2−ジクロロ
エタンのようなハロゲン化炭化水素類;またはこれらの
混合溶剤が好適に用いられる。
【0353】反応は冷却下ないし加温下に行なわれる。
【0354】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが通常数十分ないし数日間である。
【0355】第9工程は前記一般式(11)(式中、
X、Rおよびmは前述したものと同意義を示す。)を製
造する工程であり、前記一般式(9)(式中、X、Rお
よびmは前述したものと同意義を示す。)を有する化合
物とN−(クロロカルボニル)イソシアナートとを反応
させることによって得られる。
【0356】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;ジクロロメタン、クロロホルム、1、2−ジクロロ
エタンのようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリ
ル、プロピオニトリルのようなニトリル類;ギ酸エチ
ル、酢酸エチルのようなエステル類:またはこれらの混
合溶剤が好適に用いられる。
【0357】反応は冷却下ないし加温下に行なわれる。
【0358】反応時間は反応試薬、反応温度、溶剤など
によって異なるが通常数十分ないし数十時間である。
【0359】製造法(IV)
【0360】
【化25】
【0361】第10工程は前記一般式(14)(式中、
Y、Rおよびmは前述したものと同意義を示し、Y′は
酸素原子又は硫黄原子を示し、Qは低級アルコキシカル
ボニル基、ホルミル基、保護されたホルミル基、カルボ
キシル基またはヒドロキシ基を示す。)を有する化合物
を製造する工程であり、前記一般式(12)(式中、Q
は前述したものと同意義を示し、Haloはハロゲン原
子を示す。)を有する化合物と前記一般式(13)(式
中、Y、Y′およびRは前述と同意義を示す。)を有す
る化合物を塩基の存在下に反応させることにより行なわ
れる。
【0362】使用される塩基としては、例えば水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウ
ムのような無機塩基類およびトリエチルアミンなどのよ
うな有機塩基類があげられる。
【0363】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;またはこれらの混合溶剤が好適に用いられる。
【0364】反応は冷却下ないし加温下で行なわれる。
【0365】反応時間は反応試薬、反応温度などによっ
て異なるが、通常0.5時間ないし数日間である。
【0366】反応は好適にはアミド類またはアミド類と
の混合溶剤中で水素化ナトリウムの存在下、1時間ない
し10時間、冷却下ないし加温下で行なわれる。
【0367】なお、本工程によって製造される前記一般
式(14)を有する化合物は、それらを経由して他の目
的化合物を製造することができるので重要な中間体であ
る。なお、Qがカルボキシル基、ヒドロキシ基である化
合物は、Qが低級アルコキシカルボニル基、ホルミル基
又は保護されたホルミル基から常法によって容易に製造
される。
【0368】第11工程は前記一般式(15)(式中、
Y、Y′、Rおよびmは前述と同意義を示し、Xはイミ
ダゾピリジン環基またはイミダゾピリミジン環基を示
す。)を有する化合物を製造する工程であり、 (a)前記一般式(14)(式中、Y、Y′、Rおよび
mは前述と同意義を示し、Qは低級アルコキシカルボニ
ル基を示す。)を有する化合物と2、3−ジアミノピリ
ジン誘導体または4、5−ジアミノピリミジン誘導体を
反応させることによって行なわれる。
【0369】ここに、Qが低級アルコキシカルボニル基
を示す場合、該基としは炭素数2ないし7個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルコキシカルボニル基が
好ましく、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s
−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペン
チルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニ
ル、ネオペンチルオキシカルボニル、2−メチルブトキ
シカルボニル、1−エチルプロポキシカルボニル、4−
メチルペンチルオキシカルボニル、3−メチルペンチル
オキシカルボニル、2−メチルペンチルオキシカルボニ
ル、1−メチルペンチルオキシカルボニル、3、3−ジ
メチルブトキシカルボニル、2、2−ジメチルブトキシ
カルボニル、1、1−ジメチルブトキシカルボニル、
1、2−ジメチルブトキシカルボニル、1、3−ジメチ
ルブトキシカルボニル、2、3−ジメチルブトキシカル
ボニル、2−エチルブトキシカルボニル、ヘキシルオキ
シカルボニル、イソヘキシルカルボニルを挙げることが
できる。これらのうち、好ましくは炭素数2ないし5個
を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルコキシカル
ボニル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルであ
り、更に好ましくはメトキシカルボニル、エトキシカル
ボニルである。
【0370】反応は通常、溶剤の存在下または非存在下
に行なわれる。使用される溶剤としては、反応に影響を
与えなければ特に限定はなく例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような炭化水素類;ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミドのようなアミド類;メタノー
ル、エタノール、ブタノールのようなアルコール類;酢
酸、プロピオン酸のような酸類;またはこれらの混合溶
剤が好適に用いられる。
【0371】反応は加温下で行なわれる。
【0372】反応時間は反応試薬、反応温度などによっ
て異なるが、通常3時間ないし数日間である。
【0373】反応は好適には溶剤の非存在下で50℃な
いし150℃で5時間ないし2日間加温下で行なわれ
る。
【0374】(b)前記一般式(14)(式中、Y、
Y′、Rおよびmは前述と同意義を示し、Qはホルミル
基を示す。)を有する化合物と2、3−ジアミノピリジ
ン誘導体または4、5−ジアミノピリミジン誘導体を反
応させた後、酸化剤と処理することにより行なわれる。
【0375】反応は通常、溶剤の存在下で好適に行なわ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく例えは、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンのような炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1、2
−ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸
トリアミドのようなアミド類;メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールのようなアルコール類;酢酸、プ
ロピオン酸のような酸類;ジメチルスルホキシドのよう
なスルホキシド類;またはこれらの混合溶剤が好適に用
いられる。
【0376】反応は室温下ないし加温下で、1時間ない
し数日間で行なわれ、次いで酸化剤で処理される。
【0377】酸化剤としてはヨウ素、酸化銀、四酢酸鉛
などがあげられ、好適にはヨウ素である。
【0378】酸化剤との処理は通常、溶剤の存在下で好
適に行なわれる。使用される溶剤としては反応に影響を
与えなければ特に限定はなく例えば、上記に示した溶剤
が用いられる。好適にはエーテル類である。処理は好適
には加温下で、1時間ないし数日間である。
【0379】(c)前記一般式(14)(式中、Y、
Y′、Rおよびmは前述と同意義を示し、Qは保護され
たホルミル基を示す。)でQが保護されたホルミル基で
ある場合、例えばジメトキシメチル、ジエトキシメチ
ル、1、3−ジオキサン−2−イル、1、3−ジオキソ
ラン−2−イル、1、3−ジチアン−2−イル、1、3
−ジチオラン−2−イルがあげられ、第11工程の反応
に先だって、脱保護を行った後、反応に付すことができ
る。脱保護反応は通常の脱保護反応、例えば T.W.Gree
n 、プロテクティブ グループス イン オーガニック
シンセシス(Protective Groups in Organic Synthe
sis )、John Wiley & Sons; J.F.W.McOmie 、プロ
テクティブ グループス イン オーガニック ケミス
トリー(Protective Groups in Organic Chemistry)、
Plenum Press に準じて行なうことにより達成される。
【0380】製造法(V)
【0381】
【化26】
【0382】本製造法(V)は前記一般式(14)(式
中、Q、Y、Y′、R′およびmは前述と同意義を示
す。)を有する化合物を製造する方法である。
【0383】第12工程は前記一般式(17)(式中、
Q、m、YおよびRは前述と同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(12)(式
中、Q、mおよびHaloは前述と同意義を示す。)を
有する化合物と前記一般式(16)(式中、YおよびR
は前述と同意義を示す。)を有する化合物を塩基の存在
下に反応させることにより行なわれる。反応は前記製造
法(IV)に示された第10工程に準じて行なわれる。
【0384】第13工程は前記一般式(18)(式中、
Q、m、YおよびRは前述と同意義を示す。)を有する
化合物を製造する工程であり、前記一般式(17)を有
する化合物を還元することによって得られる。
【0385】反応は通常の接触水素添加反応および一般
的なニトロ基の還元法である亜鉛−酢酸法または錫−塩
酸法を用いることによって行なわれる。
【0386】第14工程は前記一般式(19)(式中、
Q、m、Y、RおよびHaloは前述と同意義を示し、
R′は低級アルキル基を示す。)を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式(18)を有する化合物に
Meerwein Arylation反応を行なう
ことによって得られる。
【0387】反応は通常、特開昭55−22657号お
よび S.Oae らの方法(Bull.Chem.Soc.Jpn.、53巻、10
65頁(1980年))に準じて行なわれる。
【0388】第15工程は前記一般式(14)(式中、
Q、m、Y、Y′およびRは前述と同意義を示す。)を
有する化合物を製造する工程であり、前記一般式(1
9)を有する化合物と尿素またはチオ尿素を反応させ、
次いで加水分解反応に付すことによって行なわれる。
【0389】反応は通常、特開昭55−22657号に
記載の方法に準じて行なわれる。
【0390】このようにして得られた前記一般式(1
4)(式中、Q、m、Y、Y′およびRは前述と同意義
を示す。)を有する化合物は、前述の第11工程の
(a)または(b)で述べたと同様な反応に付すことに
よって、前記一般式(15)(式中、Y、Y′、Rおよ
びmは前述と同意義を示し、Xはイミダゾピリジン環基
またはイミダゾピリミジン環基を示す。)を有する化合
物が得られる。
【0391】前記の各工程によって得られた目的化合物
は、反応終了後、必要に応じて常法、例えばカラムクロ
マトグラフィ−、再結晶法、再沈殿法などによって精製
することができる。例えば、反応混合物に溶剤を加えて
抽出し、抽出液より溶剤を留去する。得られた残渣をシ
リカゲル等を用いたカラムクロマトグラフィ−に付すこ
とによって精製し、目的化合物の純品を得ることができ
る。
【0392】
【作用】本発明の前記一般式(1)を有する化合物また
はその塩は、血糖低下作用、肥満改善作用、耐糖能不全
改善作用、肝臓での糖新生抑制作用、脂質低下作用、ア
ルドース還元酵素阻害作用を有し、高血糖症、肥満症、
高脂血症、糖尿病合併症たとえば網膜症、腎症、神経
症、白内障、冠動脈疾患、動脈硬化症、更に肥満性高血
圧症、骨粗鬆症などの予防薬および/または治療薬とし
て有用である。
【0393】本発明の前記一般式(1)を有する化合物
は種々の形態で投与される。その投与形態としては例え
ば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等によ
る経口投与または注射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、点
滴剤、座剤等による非経口投与をあげることができる。
これらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁
剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において
通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することが
できる。その投与量は症状、年令、体重、投与方法およ
び剤型等によって異なるが、通常は成人に対して 1 日
0.01mgないし 2000mgを投与することが
できる。
【0394】
【実施例】次に実施例および参考例をあげて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0395】実施例15−〔4−(インドリン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル〕チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−59) 5−〔4−(1−t−ブトキシカルボニルインドリン−
2−イルメトキシ)ベンジル〕−3−トリフェニルメチ
ルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例4参
照) 3.55gにトリフルオロ酢酸 30mlを加え
室温で1時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を水に
注ぎ、炭酸水素ナトリウムで中和した後、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)に付して精製すると、目的化合物
0.41gが得られた。得られた目的化合物をエタノー
ルに溶解し、水を加えて粉末にすると、その融点は5
5.8℃ないし58.2℃であった。
【0396】実施例25−〔4−(1−メチルインドリン−2−イルメトキ
シ)ベンジル〕チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化
合物番号 1−62) 5−[4−(1−メチルインドリン−2−イルメトキ
シ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン
−2、4−ジオン(後述の参考例7参照)2.50gを
ジクロロメタン 25mlに溶解した後、トリフルオロ
酢酸3.1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応終
了後、反応混合物を実施例1に準じて後処理を行うと、
融点46.1℃ないし48.9℃を有する目的化合物
1.20gが得られた。
【0397】実施例35−{4−〔2−(インドリン−1−イル)エトキシ〕
ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物
番号 1−57) 5−{4−[2−(インドリン−1−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン(後述の参考例10参照)470mgお
よびトリフルオロ酢酸 3mlを用い、実施例1に準じ
て反応および後処理を行うと、融点132.8℃ないし
135.6℃を有する目的化合物170mgが得られ
た。
【0398】実施例45−{4−[2−(インドール−3−イル)エトキシ]
ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物
番号 1−2) 5−{4−[2−(インドール−3−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン(後述の参考例11参照)1.77g、
ジクロロメタン 53mlおよびトリフルオロ酢酸
0.3mlを用い、実施例2に準じて反応および後処理
を行うと、融点42.6℃ないし44.5℃を有する目
的化合物 0.67gが得られた。
【0399】実施例55−{4−[2−(3−トリフェニルメチルインドール
−1−イル)エトキシ]ベンジル}チアゾリジン−2、
4−ジオン(例示化合物番号 1−3) 5−{4−[2−(インドール−1−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 2.33g、ジクロロメタン25ml
およびトリフルオロ酢酸 3.1mlを用い、実施例2
に準じて反応および後処理を行うと、融点66.6℃な
いし70.0℃を有する目的化合物2.20gが得られ
た。
【0400】実施例65−{4−[2−(インドール−1−イル)エトキシ]
ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物
番号 1−1) 5−{4−[2−(インドール−1−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン(後述の参考例14参照)2.05g、
10%パラジウム−炭素 3.1gおよびジオキサン
100mlの混合物を水素雰囲気下、室温で30分間、
60℃で2時間、更に80℃で3時間攪拌した。反応終
了後、反応混合物より触媒をろ別し、ろ液を濃縮した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付して精製する
と、融点42.3℃ないし44.6℃を有する目的化合
物1.06gが得られた。
【0401】実施例75−{4−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル}チアゾリジン−2、
4−ジオン(例示化合物番号 1−93) 5−{4−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル}−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例1
6参照) 500mg、10%パラジウム−炭素 1g
およびメタノール 100mlを用い,実施例6に準じ
て反応および後処理を行うと、融点223℃ないし22
5℃を有する目的化合物 77mgが得られた。
【0402】実施例85−{4−[2−(7−アザインドール−1−イル)エ
トキシ]ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例
示化合物番号 1−72) 5−{4−[2−(7−アザインドール−1−イル)エ
トキシ]ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリ
ジン−2、4−ジオン(後述の参考例19参照) 2.
50g、ジクロロメタン 50mlおよびトリフルオロ
酢酸 3.1mlを用い、実施例2に準じて反応および
後処理を行うと、融点 200.0℃ないし202.4
℃を有する目的化合物 0.84gが得られた。
【0403】実施例95−[4−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イ
ルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン
(例示化合物番号 1−106) 5−{4−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イ
ルメトキシ)ベンジル}−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例21参照)
3.0gおよびトリフルオロ酢酸 30mlを用い、実
施例1に準じて1時間反応させた。反応終了後、反応混
合物よりトリフルオロ酢酸を減圧下で留去し、得られた
残渣に炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルを加えた。析出
した不溶物をろ取し、乾燥した後、エタノールより再結
晶すると、融点197℃ないし202℃を有する目的化
合物 0.8gが得られた。
【0404】実施例105−[4−(1−メチルインドール−2−イルメトキ
シ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化
合物番号 1−6) 5−[4−(1−メチルインドール−2−イルメトキ
シ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン
−2、4−ジオン(後述の参考例24参照)3.24
g、10%パラジウム−炭素 4.86gおよびジオキ
サン 100mlを用い、実施例6に準じて反応および
後処理を行うと、融点174.3℃ないし175.5℃
を有する目的化合物 1.49gが得られた。
【0405】実施例115−{4−[2−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−
2−イル)エトキシ]ベンジル}チアゾリジン−2、4
−ジオン(例示化合物番号 1−107) 5−{4−[2−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−
2−イル)エトキシ]ベンジル}−3−トリフェニルメ
チルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例27
参照) 0.94g、ジクロロメタン 4mlおよびト
リフルオロ酢酸1mlを用い、実施例2に準じて反応お
よび後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1→酢酸エチル:テトラヒドロフラン1:2)に付して
精製すると、融点205.9℃ないし207.0℃(分
解点)を有する目的化合物 287mgが得られた。
【0406】実施例125−[4−(3−エチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、
4−ジオン(例示化合物番号 1−121) 5−[4−(3−エチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例2
9参照) 300mgに酢酸−水(3:1) 12ml
を加え、60℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応混
合物を炭酸水素ナトリウムで中和し、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に
付して精製すると、融点210℃ないし212℃を有す
る目的化合物 85mgが得られた。
【0407】実施例135−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、
4−ジオン(例示化合物番号 1−122) 5−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例3
1参照) 4.1g、酢酸−水(3:1) 160ml
を用い、実施例12に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物を酢酸エチルを用いて結晶化する
と、融点231℃ないし232℃を有する目的化合物
1.45gが得られた。
【0408】実施例145−{4−[3−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル)プロポキシ]ベンジル}チアゾリ
ジン−2、4−ジオン(例示化合物番号 1−123) 5−{4−[3−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル)プロポキシ]ベンジル}−3−ト
リフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述
の参考例35参照) 240mg、酢酸−水(3:1)
10mlを用い、実施例12に準じて反応および後処
理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3→0:
1)に付して精製すると、融点185℃ないし186℃
を有する目的化合物 93mgが得られた。
【0409】実施例155−[4−(3H−イミダゾ[5、4−b]ピリジン−
2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−
ジオン(例示化合物番号 1−91) 2、3−ジアミノピリジン 200mgに4−(エトキ
シカルボニルメトキシ)ベンジルチアゾリジン−2、4
−ジオン(後述の参考例39参照) 1.13gを加
え、110℃で2日間撹拌した。反応終了後、反応混合
物に3N塩酸を加え、次いでアンモニア水を加えた後、
溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:メタノール=1:0→1
0:1)に付した。次いで、得られた粗生成物を酢酸エ
チルを用いて結晶化すると、融点247℃ないし248
℃を有する目的化合物 400mgが得られた。
【0410】実施例165−[4−(3、7−ジメチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン
−2、4−ジオン(例示化合物番号 1−124) 5−[4−(3、7−ジメチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフ
ェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参
考例41参照) 1.07g、酢酸−水(3:1) 1
6mlを用い、実施例12に準じて反応および後処理を
行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:2)
に付した。次いで、得られた粗生成物を酢酸エチルを用
いて結晶化すると融点205℃ないし207℃を有する
目的化合物 0.28gが得られた。
【0411】実施例175−[4−(5−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾ
リジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−125) 5−[4−(5−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後
述の参考例45参照) 1.16g、酢酸−水(3:
1) 16mlを用い、実施例12に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物を酢酸エチルを用い
て結晶化すると、融点222℃ないし223℃を有する
目的化合物0.38gが得られた。
【0412】実施例185−[4−(3−メチル−6−トリフルオロメチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベン
ジル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−130) 3−アミノ−2−メチルアミノ−5−トリフルオロメチ
ルピリジン 3.00g、エタノール 6mlおよび酢
酸 6mlの混合物中に5−[4−(2−オキソエトキ
シ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン(後述の
参考例47参照) 4.16gを加え、室温で4時間撹
拌した。反応終了後、反応混合物より溶剤を留去し、得
られた残渣に1、2−ジメトキシエタン 50ml、ヨ
ウ素5.2gを加え、60℃で1日間撹拌した。反応終
了後、反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=1:1)に付した。得られた粗生成物を酢酸エチ
ルを用いて結晶化すると融点212℃ないし214℃を
有する目的化合物520mgが得られた。
【0413】実施例195−[4−(3−メチルイミダゾ[5、4−d]ピリミ
ジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−
2、4−ジオン(例示化合物番号 1−158) 5−[4−(3−メチルイミダゾ[5、4−d]ピリミ
ジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニ
ルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例
51参照) 0.24g、酢酸−水(3:1) 8ml
を用い、実施例12に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:エタノール=1:0→10:1)
に付して精製すると、融点244℃ないし246℃を有
する目的化合物 30mgが得られた。
【0414】実施例205−{4−[3−(4−クロロベンジル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ]ベンジ
ル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1
−134) 3−アミノ−2−(4−クロロベンジル)アミノピリジ
ン(後述の参考例53参照) 1.20g、5−[4−
(2−オキソエトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、
4−ジオン(後述の参考例47参照) 1.36g、エ
タノール3ml、酢酸 3ml、ヨウ素 1.69gお
よび1、2−ジメトキシエタン25mlを用い、実施例
18に準じて反応および後処理を行った。得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1→1:2)に付した。次いで、
得られた粗生成物を酢酸エチルを用いて結晶化すると、
融点211℃ないし213℃を有する目的化合物 0.
40gが得られた。
【0415】実施例215−{4−[3−(4−フェニルベンジル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ]ベンジ
ル}チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1
−135) 5−{4−[3−(4−フェニルベンジル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ]ベンジ
ル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン(後述の参考例55参照) 0.9g、酢酸−水
(3:1)36mlを用い、実施例12に準じて反応お
よび後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
3)に付して精製すると、融点189℃ないし191℃
を有する目的化合物 450mgが得られた。
【0416】実施例225−[4−(6−ブロモ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾ
リジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−137) 5−[4−(6−ブロモ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後
述の参考例60参照) 3.00g、酢酸−水(3:
1) 40mlを用い、実施例12に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物を酢酸エチルを用い
て結晶化すると、融点204℃ないし205℃を有する
目的化合物1.75gが得られた。
【0417】実施例235−[4−(6−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾ
リジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−140) 5−[4−(6−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後
述の参考例65参照) 1.40g、酢酸−水(3:
1) 20mlを用い、実施例12に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物を酢酸エチルを用い
て結晶化すると、融点203℃ないし205℃を有する
目的化合物0.75gが得られた。
【0418】実施例24 (1) 5−[4−(5−メトキシ−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−142) 5−[4−(5−メトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
(後述の参考例70参照) 680mg、酢酸−水
(3:1) 10mlを用い、実施例12に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物を酢酸エチル
を用いて結晶化すると、融点258℃ないし260℃を
有する目的化合物 325mgが得られた。
【0419】(2) (1)の塩酸塩 (1)で得られた5−[4−(5−メトキシ−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキ
シ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン100m
gを4規定塩酸−酢酸エチル 6mlに加え、超音波に
30分間かけた後、得られた結晶をろ取すると、融点2
55℃ないし262℃を有する目的化合物 87mgが
得られた。
【0420】(3) (1)のフマル酸塩・1/2エタ
ノール (1)で得られた5−[4−(5−メトキシ−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキ
シ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン100m
gをメタノール 30mlに溶解し、フマル酸 29m
gを加えて超音波に30分間かけた後、混合物より溶剤
を留去した。得られた残渣にエタノールを加え、結晶を
ろ取すると、融点245℃ないし253℃を有する目的
化合物85mgが得られた。
【0421】実施例255−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−c]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、
4−ジオン(例示化合物番号 1−156) 5−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−c]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例7
4参照) 3.40g、酢酸−水(3:1) 24ml
を用い、実施例12に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物を酢酸エチルを用いて結晶化する
と、融点264℃ないし265℃を有する目的化合物
1.01gが得られた。
【0422】実施例265−[4−(1−メチル−7−アザインドール−2−イ
ルメトキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン
(例示化合物番号 1−81) 5−[4−(1−メチル−7−アザインドール−2−イ
ルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン(後述の参考例82参照)
270mg、酢酸−水−1、4−ジオキサン(2:1:
3) 3mlを用い、実施例12に準じて反応を行っ
た。反応終了後、反応混合物より溶剤を留去し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)に付して精製すると、融点1
83℃ないし185℃を有する目的化合物 157mg
が得られた。
【0423】実施例275−{4−[3−(4−フェニル)イミダゾ[5、4−
b]ピリジン−2−イルメトキシ]ベンジル}チアゾリ
ジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−161) 3−アミノ−2−フェニルアミノピリジン(後述の参考
例84参照)2.78g、5−[4−(2−オキソエト
キシ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン(後述
の参考例47参照) 3.98g、ヨウ素 4.9g、
エタノール 6mlと酢酸 6mlの混合物、および
1、2−ジメトキシエタン 50mlを用い実施例18
に準じて反応および後処理を行った。得られた粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン=2:1ないし酢酸エチル)に付して精製する
と、融点88℃ないし91℃を有する目的化合物400
mgが得られた。
【0424】実施例285−[4−(3、5、7−トリメチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾ
リジン−2、4−ジオン及びそのトリフルオロ酢酸塩
(例示化合物番号 1−218) 5−[4−(3、5、7−トリメチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(後
述の参考例87参照) 3.5g、ジクロロメタン 1
00mlおよびトリフルオロ酢酸 20mlを用い、実
施例2に準じて反応を行った。反応終了後、反応混合物
より減圧下にジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸を留
去し、得られた粗生成物を酢酸エチル−ヘキサンより再
結晶化すると、融点226℃ないし228℃を有する目
的化合物のトリフルオロ酢酸塩 2.4gが得られた。
【0425】上記塩 2.3gを酢酸エチル 50ml
及び炭酸水素ナトリウム水溶液50mlの混合物中に懸
濁し、室温下で30分間撹拌した。得られた結晶をろ取
し、水洗後、減圧下で乾燥すると、融点229℃ないし
230℃を有する目的化合物 1.47gが得られた。
【0426】実施例295−[4−(3−メチル−5−フェニルチオイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−177) 5−[4−(3−メチル−5−フェニルチオイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン(後述の参考例91参照) 1.58g、酢酸−
水(3:1) 20mlを用い、実施例12に準じて反
応および後処理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチ
ルを加えて結晶化すると、融点166℃ないし168℃
を有する目的化合物 1.02gが得られた。
【0427】実施例305−[4−(5−ベンジルオキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−207) 5−[4−(5−ベンジルオキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン(後述の参考例95参照) 1.00g、酢酸−
水(3:1)12mlを用い、実施例12に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチル
を加えて結晶化すると、融点210℃ないし211℃を
有する目的化合物 0.63gが得られた。
【0428】実施例315−[4−(5−ヒドロキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1
−153) 5−[4−(5−ベンジルオキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン(後述の参考例95参照) 1.20g、10%
パラジウム−炭素1.80gおよびメタノール 50m
lを用い、実施例6に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:メタノール=1:0→10:1)
に付して精製すると、融点240℃ないし242℃を有
する目的化合物 0.10gが得られた。
【0429】実施例325−[4−(5−エトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チア
ゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−18
2) 5−[4−(5−エトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
(後述の参考例99参照) 2.75g、酢酸−水
(3:1) 24mlを用い、実施例12に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチル
を加えて結晶化すると、融点245℃ないし246℃を
有する目的化合物 1.57gが得られた。
【0430】実施例335−[4−(5−イソプロポキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]チアゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号
1−183) 5−[4−(5−イソプロポキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン(後述の参考例103参照) 0.78g、酢酸
−水(3:1)12mlを用い、実施例12に準じて反
応および後処理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチ
ルを加えて結晶化すると、融点210℃ないし212℃
を有する目的化合物 0.40gが得られた。
【0431】実施例345−{4−[2−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル)エトキシ]ベンジル}チアゾリジ
ン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−190) 3−アミノ−2−メチルアミノピリジン(後述の参考例
105参照)0.94g、5−[4−(3−オキソプロ
ポキシ)ベンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン(後
述の参考例107参照) 2.10g、エタノール 6
ml、酢酸 3ml、ヨウ素 2.32gおよび1、2
−ジメトキシエタン 30mlを用い、実施例18に準
じて反応および後処理を行った。得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付
して精製すると、融点96℃ないし100℃を有する目
的化合物 85mgが得られた。
【0432】実施例355−[4−(3−メチル−5−フェニルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チア
ゾリジン−2、4−ジオン(例示化合物番号1−17
9) 5−[4−(3−メチル−5−フェニルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
(後述の参考例111参照) 0.9g、酢酸−水
(3:1) 36mlを用い、実施例12に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチル
を加え結晶化すると、融点211℃ないし213℃を有
する目的化合物420mgが得られた。
【0433】実施例365−[4−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジリデン]チアゾリジン−
2、4−ジオン(例示化合物番号2−100) 2−(4−ホルミルフェノキシメチル)−3−メチルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン(後述の参考例112参
照) 0.35g、2、4−チアゾリジンジオン 0.
31g、ピペリジン 0.26mlおよびエタノール
10mlの混合物を4時間加熱還流した。反応終了後、
反応混合物より溶剤を留去し、得られた残渣に水を加え
て結晶化し、水および酢酸エチルで洗浄すると、融点2
79℃ないし281℃を有する目的化合物 0.38g
が得られた。
【0434】参考例1インドリン−2−カルボン酸エチル インドリン−2−カルボン酸 25.2g、エタノール
50mlおよび4N塩酸/ジオキサン 200mlの
混合物を室温で3日間攪拌した。反応終了後、反応混合
物を炭酸カリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=2:1)に付して精製すると、Rf値=0.81
(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸
エチル=2:1)を有する目的化合物 28.1gが得
られた。
【0435】参考例2インドリン−2−イルメタノール インドリン−2−カルボン酸エチル(参考例1参照)
5.12gを含む無水テトラヒドロフラン溶液 20m
lを水素化アルミニウムリチウム 1.20gを含む無
水テトラヒドロフラン 80mlの混合物中へ氷冷下で
滴下した。反応混合物を室温下で2時間撹拌後、氷冷下
で硫酸ナトリウム・10水和物を過剰に加え、20分間
撹拌した。反応終了後、反応混合物より不溶物をろ別
し、ろ液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
に付して精製すると、Rf値=0.16(シリカゲル薄
層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=2:
1)を有する目的化合物3.81gが得られた。
【0436】参考例31−t−ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルイ
ンドリン インドリン−2−イルメタノール(参考例2参照)
4.0gを含む無水テトラヒドロフラン 40mlおよ
びトリエチルアミン 3.8mlの溶液中に、ジ−t−
ブチル−ジ−カーボネート 6.2mlを滴下し、室温
で10時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を水中へ
注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤
を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付して精
製すると、Rf値=0.46(シリカゲル薄層クロマト
グラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)を有する
目的化合物 5.57gが得られた。
【0437】参考例45−[4−(1−t−ブトキシカルボニルインドリン−
2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニルメチ
ルチアゾリジン−2、4−ジオン 1−t−ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルイ
ンドリン(参考例3参照) 6.5g、トリブチルホス
フィン 6.5ml、無水テトラヒドロフラン100m
lおよび5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフ
ェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン(EP公開
549365号参照) 12.2gの混合物中に1、
1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 6.6gを
含む無水テトラヒドロフラン溶液 10mlおよび無水
ジメチルホルムアミド 20ml溶液を滴下し、室温
で約20時間攪拌した。反応終了後、反応混合物より不
溶物をろ別し、得られたろ液を濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=10:1)に付して精製すると、融点85.
4℃ないし87.2℃を有する目的化合物 3.70g
が得られた。
【0438】参考例51−メチルインドリン−2−カルボン酸メチル (±)インドリン−2−カルボン酸 10.3g、ジメ
チルホルムアミド200mlおよび無水炭酸カリウム
25.4gの混合物中に、ヨウ化メチル11.7mlを
滴下し、室温で3時間撹拌した。反応終了後、反応混合
物を水中に注ぎ酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液よ
り溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1)に付
して精製すると、Rf値=0.77(シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)を
有する目的化合物 9.12gが得られた。
【0439】参考例61−メチルインドリン−2−イルメタノール 1−メチルインドリン−2−カルボン酸メチル(参考例
5参照) 8.0g、水素化アルミニウムリチウム
1.91gおよびテトラヒドロフラン 250mlを用
い、参考例2に準じて反応および後処理を行うと、Rf
値=0.35(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘ
キサン:酢酸エチル=2:1)を有する目的化合物
6.85gが得られた。
【0440】参考例75−[4−(1−メチルインドリン−2−イルメトキ
シ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン
−2、4−ジオン 1−メチルインドリン−2−イルメタノール(参考例6
参照) 2.0g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−
3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
4.73g、トリブチルホスフィン 2.53ml、
1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 2.5
7gおよびベンゼン 55mlを用い、参考例4に準じ
て反応および後処理を行うと、融点62.5℃ないし6
5.5℃を有する目的化合物 4.39gが得られた。
【0441】参考例8インドリン−1−イル酢酸メチル インドリン 0.25g、ジメチルホルムアミド 2m
lおよび無水炭酸カリウム 0.87gの混合物中にブ
ロモ酢酸メチル 0.40mlを滴下し、1時間室温で
撹拌した。反応終了後、反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)に付して精製すると、R
f値=0.63(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;
ヘキサン:酢酸エチル=2:1)を有する目的化合物
0.30gが得られた。
【0442】参考例92−(インドリン−1−イル)エタノール インドリン−1−イル酢酸メチル(参考例8参照) 7
80mg、水素化アルミニウムリチウム200mgおよ
び無水テトラヒドロフラン 12mlを用い、参考例2
に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=0.31
(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸
エチル=2:1)を有する目的化合物580mgが得ら
れた。
【0443】参考例105−{4−[2−(インドリン−1−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 2−(インドリン−1−イル)エタノール(参考例9参
照) 240mg、5−(4−ヒドロキシベンジル)−
3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
690mg、トリブチルホスフィン 0.37ml、
1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 370
mgおよび無水テトラヒドロフラン5mlを用い、参考
例4に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=0.
88(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)を有する目的化合物 530mg
が得られた。
【0444】参考例115−{4−[2−(インドール−3−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 2−(インドール−3−イル)エタノール(市販品)
5.0g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリ
フェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン14.4
g、トリブチルホスフィン 7.73ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン 7.83gおよび
無水ベンゼン 150mlを用い、参考例4に準じて反
応および後処理を行うと、融点81.0℃ないし82.
5℃を有する目的化合物 3.03gが得られた。
【0445】参考例12インドール−1−イル酢酸メチル 水素化ナトリウム(55重量%) 2.0gをヘキサン
で洗浄した後、ジメチルホルムアミド 80mlを加
え、この混合物中へ氷冷下でインドール 5.0gを含
むジメチルホルムアミド溶液 20mlを滴下し、室温
で1時間撹拌した。次いで、氷冷下でブロモ酢酸メチル
4.5mlを滴下し、室温で2時間撹拌した。反応終
了後、反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=10:1)に付して精製すると、Rf値=0.6
6(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢
酸エチル=2:1)を有する目的化合物 6.52gが
得られた。
【0446】参考例132−(インドール−1−イル)エタノール インドール−1−イル酢酸メチル(参考例12参照)
6.20g、水素化アルミニウムリチウム1.50gお
よび無水テトラヒドロフラン 220mlを用い、参考
例2に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=0.
33(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)を有する目的化合物 5.25g
が得られた。
【0447】参考例145−{4−[2−(インドール−1−イル)エトキシ]
ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 2−(インドール−1−イル)エタノール(参考例13
参照) 2.0g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−
3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
4.81g、トリブチルホスフィン 3.1ml、
1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 3.2
0gおよび無水ベンゼン 60mlを用い、参考例4に
準じて反応および後処理を行うと、融点63.5℃ない
し65.9℃を有する目的化合物 5.69gが得られ
た。
【0448】参考例153−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル
メタノール 水素化ナトリウム(55重量%) 0.98gをヘキサ
ンで洗浄し、ジメチルホルムアミド 100mlを加
え、更にイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イルメ
タノール(市販品) 3.35gを加え室温で6時間撹
拌した。次いで、反応混合物に氷冷下でヨウ化メチル
3.51gを加え、室温で15時間攪拌した。反応終了
後、反応混合物より減圧下でジメチルホルムアミドを留
去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:エタノール=1:0→10:1)
に付して精製すると、融点229℃ないし231℃を有
する目的化合物 1.7gが得られた。
【0449】参考例165−{4−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル}−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン 3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル
メタノール(参考例15参照) 0.5g、5−(4−
ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチルチアゾ
リジン−2、4−ジオン 1.43g、トリブチルホス
フィン0.83ml、1、1’−(アゾジカルボニル)
ジピペリジン 0.773gおよびベンゼン 80ml
を用い、参考例4に準じて反応および後処理を行うと、
融点97℃ないし102℃を有する目的化合物 0.3
gが得られた。
【0450】参考例177−アザインドール−1−酢酸メチル 水素化ナトリウム(55重量%) 1.90g、7−ア
ザインドール4.95g、ジメチルホルムアミド 10
0mlおよびブロモ酢酸メチル4.2mlを用い、参考
例12に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=
0.33(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)を有する目的化合物 7.7
0gが得られた。
【0451】参考例182−(7−アザインドール−1−イル)エタノール 7−アザインドール−1−酢酸メチル(参考例17参
照) 7.50g、水素化アルミニウムリチウム 1.
80gおよび無水テトラヒドロフラン 260mlを用
い、参考例2に準じて反応および後処理を行うと、融点
52.7℃ないし53.3℃を有する目的化合物 5.
57gが得られた。
【0452】参考例195−{4−[2−(7−アザインドール−1−イル)エ
トキシ]ベンジル}−3−トリフェニルメチルチアゾリ
ジン−2、4−ジオン 2−(7−アザインドール−1−イル)エタノール(参
考例18参照)1.77g、5−(4−ヒドロキシベン
ジル)−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4
−ジオン 4.40g、トリブチルホスフィン 2.3
5ml、1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン
2.39gおよび無水ベンゼン45mlを用い、参考
例4に準じて反応および後処理を行うと、融点167.
5℃ないし168.9℃を有する目的化合物 4.58
gが得られた。
【0453】参考例20イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イルメタノール イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−カルボン酸エチ
ル 9.17gを含むテトラヒドロフラン溶液 200
mlに室温で水素化ホウ素リチウム 3.68gを加
え、更にメタノール 20mlを滴下した後、室温で一
夜放置した。反応終了後、反応混合物に水 10mlを
加え、次いで濃縮し、次いで食塩水を加え、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:エタノール
=5:1)に付した後、酢酸エチル−ヘキサンの混合溶
剤を用いて再結晶すると、融点126℃ないし128℃
を有する目的化合物 0.56gが得られた。
【0454】参考例215−[4−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イ
ルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イルメタノール
(参考例20参照)920mg、5−(4−ヒドロキシ
ベンジル)−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 2.9g、トリブチルホスフィン
1.4g、1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジ
ン 1.65gおよびベンゼン60mlを用い、参考例
4に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=0.7
1(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;酢酸エチル:
エタノール=10:1)を有する目的化合物 3.1g
が得られた。
【0455】参考例221−メチルインドール−2−カルボン酸メチル インドール−2−カルボン酸 5.00g、ジメチルホ
ルムアミド100mlおよび無水炭酸カリウム 13.
0gの混合物へヨウ化メチル6.0mlを滴下し、10
0℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を参考
例5に準じて後処理を行うと、融点91.3℃ないし9
2.8℃を有する目的化合物 5.12gが得られた。
【0456】参考例231−メチルインドール−2−イルメタノール 1−メチルインドール−2−カルボン酸メチル(参考例
22参照) 5.05gを含む無水テトラヒドロフラン
溶液 20mlを、水素化ホウ素リチウム1.85gお
よび無水テトラヒドロフラン 80mlの混合物中へ滴
下し、4時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物を
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶
剤を留去すると、融点92.8℃ないし95.2℃を有
する目的化合物 4.30gが得られた。
【0457】参考例245−[4−(1−メチルインドール−2−イルメトキ
シ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン
−2、4−ジオン 1−メチルインドール−2−イルメタノール(参考例2
3参照) 4.30g、5−(4−ヒドロキシベンジ
ル)−3−トリフェニルメチルアゾリジン−2、4−ジ
オン 10.3g、トリブチルホスフィン 6.65m
l、1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン
6.73gおよびベンゼン 120mlを用い、参考例
4に準じて反応および後処理を行うと、融点134.3
℃ないし136.0℃を有する目的化合物 6.28g
が得られた。
【0458】参考例25イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イル酢酸エチル 2−アミノピリジン 14.6g、4−クロロアセト酢
酸エチル 25.5gおよびアセトニトリル 200m
lの混合物を14.5時間加熱還流した。反応終了後、
反応混合物より溶剤を留去し、得られた残渣に食塩水お
よび炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付
して精製すると、Rf値=0.33(シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー;酢酸エチル)を有する目的化合物
2.65gが得られた。
【0459】参考例262−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1、2−a]
ピリジン イミダゾ[1、2−a]ピリジン−2−イル酢酸エチル
(参考例25参照)2.65g、水素化アルミニウムリ
チウム 0.5g、およびテトラヒドロフラン 100
mlを用い、参考例2に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:エタノール=20:1→4:1)
に付して精製すると、融点120.3℃ないし126.
9℃を有する目的化合物 1.32gが得られた。
【0460】参考例275−{4−[2−(イミダゾ[1、2−a]ピリジン−
2−イル)エトキシ]ベンジル}−3−トリフェニルメ
チルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾ[1、2−a]
ピリジン(参考例26参照) 0.80g、5−(4−
ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチルチアゾ
リジン−2、4−ジオン 2.79g、トリブチルホス
フィン 1.7ml、1、1’−(アゾジカルボニル)
ジピペリジン 1.51gおよびベンゼン 30mlを
用い、参考例4に準じて反応および後処理を行った。得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:4→0:1)に付して精
製すると、融点135.5℃ないし142.4℃(分解
点)を有する目的化合物 0.97gが得られた。
【0461】参考例283−エチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン 水素化ナトリウム(55重量%) 0.878gをヘキ
サンで洗浄し、ジメチルホルムアミド 80mlを加え
さらに2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ[5、4
−b]ピリジン(市販品) 3gを加え、室温で2時間
撹拌した。次いで、反応混合物に氷冷下でヨウ化エチル
1.78mlを滴下し、室温で2時間撹拌し、一夜放
置した。反応終了後、反応混合物より減圧下でジメチル
ホルムアミドを留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:エタノール=
1:0→5:1)に付して精製すると、融点117℃な
いし121℃を有する目的化合物 570mgが得られ
た。
【0462】参考例295−[4−(3−エチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン 3−エチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾ[5、4−
b]ピリジン(参考例28参照) 0.5g、5−(4
−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン 1.313g、トリブチル
ホスフィン0.77ml、1、1’−(アゾジカルボニ
ル)ジピペリジン 0.712gおよびベンゼン 80
mlを用い、参考例4に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3)に付して精製
すると、Rf値=0.55(シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=1:3)を有する目
的化合物 300mgが得られた。
【0463】参考例302−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾ[4、5−
b]ピリジン 2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ[5、4−b]
ピリジン(市販品)45g、水素化ナトリウム(55重
量%) 13.17g、ヨウ化メチル20.7ml、ジ
メチルホルムアミド 1.43リットルを用い、参考例
15に準じて反応および後処理を行った。得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:メタノール=1:0→1:1)に付して精製する
と、融点130℃ないし132℃を有する目的化合物
3.24gが得られた。
【0464】参考例315−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−b]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾ[4、5−
b]ピリジン(参考例30参照) 2.5g、5−(4
−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン 6.5g、トリブチルホス
フィン3.47ml、1、1’−(アゾジカルボニル)
ジピペリジン 3.52gおよび1、4−ジオキサン
250mlを用い、参考例4に準じて反応および後処理
を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1
→酢酸エチル:メタノール=20:1→10:1)に付
して精製すると、目的化合物 4.1gが得られた。
【0465】参考例324−ヒドロキシブタン酸 γ−ブチロラクトン 10.0gを含むメタノール溶液
100mlに2N水酸化ナトリウム水溶液を加え、一
夜放置した。反応終了後、反応混合物に2N塩酸を加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤
を留去すると、油状の目的化合物3.70gが得られ
た。
【0466】参考例332−(3−ヒドロキシプロピル)−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン 2、3−ジアミノピリジン 0.77gに4−ヒドロキ
シブタン酸(参考例32参照) 0.83gを加え、1
50℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物に3
N塩酸を加え、次いでアンモニア水を加え、溶剤を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル:メタノール=5:1)に付し、次い
で酢酸エチルを用いて結晶化すると、融点151℃ない
し153℃を有する目的化合物 0.83gが得られ
た。
【0467】参考例342−(3−ヒドロキシプロピル)−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン 2−(3−ヒドロキシプロピル)−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例33参照) 3.40
g、水素化ナトリウム(55重量%) 0.81g、ヨ
ウ化メチル 1.2ml、ジメチルホルムアミド 10
0mlを用い、参考例15に準じて反応および後処理を
行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)に付
した後、酢酸エチルを用いて結晶化すると、融点300
℃以上を有する目的化合物 3.10gが得られた。
【0468】参考例355−{4−[3−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イル)プロポキシ]ベンジル}−3−ト
リフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−(3−ヒドロキシプロピル)−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例34参照) 750m
g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニ
ルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 1.83g、
トリブチルホスフィン 0.98ml、1、1’−(ア
ゾジカルボニル)ジピペリジン 990mg、トルエン
20mlを用い、参考例4に準じて反応および後処理
を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:
1)に付して精製すると、融点76℃ないし81℃を有
する目的化合物 550mgが得られた。
【0469】参考例364−ニトロフェノキシ酢酸メチル 4−ニトロフェノール 56g、ブロモ酢酸メチル 9
0g、炭酸カリウム100gおよびジメチルホルムアミ
ド 500mlの混合物を室温で2日間撹拌した。反応
終了後、反応混合物よりジメチルホルムアミドを減圧下
で留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。抽出液より溶剤を留去した後、ヘキサンを
用いて結晶化すると、融点98℃ないし99℃を有する
目的化合物 63.3gが得られた。
【0470】参考例374−アミノフェノキシ酢酸メチル 4−ニトロフェノキシ酢酸メチル(参考例36参照)
30.8g、10%パラジウム−炭素 5.0gおよび
メタノール 500mlを用い、実施例6に準じて反応
および後処理を行うと、Rf値=0.79(シリカゲル
薄層クロマトグラフィー;酢酸エチル)を有する目的化
合物 25.8gが得られた。
【0471】参考例384−(2−ブロモ−2−ブトキシカルボニルエチル−1
−イル)フェノキシ酢酸メチル 4−アミノフェノキシ酢酸メチル 25.8g(参考例
37参照)を含むメタノール−アセトン(2:5) 2
63mlの溶液に氷冷下で47%臭化水素酸98gを滴
下し、続いて亜硝酸ナトリウム 12.8gを含む水溶
液 33mlを滴下した。氷冷下、30分間撹拌した
後、反応混合物にアクリル酸ブチル18.2gを加え、
氷冷下で30分間撹拌し、臭化銅(I) 3.2gを加
え、室温で一夜撹拌した。反応終了後、反応混合物より
溶剤を留去し、得られた残渣に食塩水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去する
と、Rf値=0.46(シリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー;ヘキサン:酢酸エチル=5:1)を有する目的化
合物を含む粗生成物 51.7gが得られた。
【0472】参考例395−[4−(エトキシカルボニルメトキシ)ベンジル]
チアゾリジン−2、4−ジオン 4−(2−ブロモ−2−ブトキシカルボニルエチル−1
−イル)フェノキシ酢酸メチル(参考例38参照) 1
00g、チオ尿素 22gおよびエタノール200ml
の混合物を2.5時間加熱還流した。次いで、反応混合
物に2N塩酸を加え、5時間加熱還流した。反応終了
後、反応混合物より溶剤を留去し、得られた残渣に水を
加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
2:5)に付して精製すると、融点105℃ないし10
6℃を有する目的化合物 19.4gが得られた。
【0473】参考例403、7−ジメチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン 2−ヒドロキシメチル−7−メチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン(市販品) 5.00g、水素
化ナトリウム(55重量%) 1.34g、ヨウ化メチ
ル 2.0ml、ジメチルホルムアミド 120mlを
用い、参考例15に準じて反応および後処理を行った。
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:メタノール=1:0→10:1)に付
して精製すると、融点300℃以上を有する目的化合物
4.4gが得られた。
【0474】参考例415−[4−(3、7−ジメチルイミダゾ[5、4−b]
ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフ
ェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 3、7−ジメチル−2−ヒドロキシメチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例40参照) 1.50
g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニ
ルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 3.94g、
トリブチルホスフィン 2.11ml、1、1’−(ア
ゾジカルボニル)ジピペリジン 2.14gおよびトル
エン 30mlを用い、参考例4に準じて反応および後
処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→
1:2)に付して精製すると、融点92℃ないし105
℃(軟化)を有する目的化合物 1.11gが得られ
た。
【0475】参考例426−クロロ−2、3−ジアミノピリジン 2−アミノ−6−クロロ−3−ニトロピリジン(市販
品) 12.0g、塩化錫(II)・2水和物 78.
0gおよび酢酸エチル−2−メチル−2−プロパノール
(9:1) 360mlの混合物を60℃で1時間撹拌
した後、同温度で水素化ホウ素ナトリウム 1.32g
を加え、さらに同温度で3時間撹拌した。反応終了後、
反応混合物より溶剤を留去し、得られた残渣に水を加
え、炭酸カリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣を酢
酸エチルおよびヘキサンを用いて結晶化すると、融点1
20℃ないし122℃を有する目的化合物 6.50g
が得られた。
【0476】参考例435−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5,4−b]ピリジン 6−クロロ−2、3−ジアミノピリジン(参考例42参
照) 5.00gにグリコール酸 6.60gを加え、
150℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物に
3N塩酸を加え、次いでアンモニア水を加えた。反応混
合物より溶剤を留去した後、得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=
1:0→10:1)に付し、次いで酢酸エチルを用いて
結晶化すると、融点224℃ないし226℃を有する目
的化合物 5.33gが得られた。
【0477】参考例445−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン 5−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例43参照) 3.00
g、水素化ナトリウム(55重量%) 0.71g、ヨ
ウ化メチル 1.1ml、ジメチルホルムアミド 70
mlを用い、参考例15に準じて反応および後処理を行
った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:メタノール=1:0→10:
1)に付して精製すると、融点204℃ないし210℃
を有する目的化合物 1.60gが得られた。
【0478】参考例455−[4−(5−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 5−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン(参考例44参照) 1.2
0g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェ
ニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2.83
g、トリブチルホスフィン 1.51ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン1.53gおよびト
ルエン 25mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→
1:1)に付して精製すると、融点97℃ないし99℃
(軟化)を有する目的化合物 1.29gが得られた。
【0479】参考例465−[4−(2、2−ジエトキシエトキシ)ベンジル]
チアゾリジン−2、4−ジオン 水素化ナトリウム(55重量%) 260mgをトルエ
ンで洗浄し、ジメチルホルムアミド 5mlを加え、氷
冷下で5−(4−ヒドロキシベンジル)チアゾリジン−
2、4−ジオン 530mgを加え、室温で30分間撹
拌した。反応混合物に氷冷下でブロモアセトアルデヒド
ジエチルアセタール 0.73mlを加え50℃で3時
間撹拌した後、減圧下でジメチルホルムアミドを留去し
た。得られた残渣に水を加え、さらに1N塩酸でpH2
〜3に調製した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。
抽出液より酢酸エチルを留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=2:1)に付して精製すると、Rf値=0.46(シ
リカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)を有する目的化合物 600mgが得られ
た。
【0480】参考例475−[4−(2−オキソエトキシ)ベンジル]チアゾリ
ジン−2、4−ジオン 5−[4−(2、2−ジエトキシエトキシ)ベンジル]
チアゾリジン−2、4−ジオン(参考例46参照) 1
0.07gをテトラヒドロフラン 80mlに溶解し、
次いで6N塩酸 20mlを加え室温で一夜放置した。
反応終了後、反応混合物より溶剤を留去し、得られた残
渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫
酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より酢酸エチルを留
去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:3)に付して精製す
ると、Rf値=0.37(シリカゲル薄層クロマトグラ
フィー;ヘキサン:酢酸エチル=1:2)を有する目的
化合物 5.92gが得られた。
【0481】参考例482−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ[5、4−d]
ピリミジン 4、5−ジアミノピリミジン 2.27gにグリコール
酸エチル 8.58gを加え、140℃で2時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物より減圧下でグリコール酸
エチルを留去し、得られた残渣を活性炭を用いて脱色
し、次いでエタノールを用いて結晶化すると、Rf値=
0.27(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;酢酸エ
チル:メタノール=10:1)を有する目的化合物
1.81gが得られた。
【0482】参考例492−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−3H−イ
ミダゾ[5、4−d]ピリミジン 2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ[5、4−d]
ピリミジン(参考例48参照) 1.81g、t−ブチ
ルジメチルシリルクロライド 2.71g、イミダゾー
ル 2.45gおよびジメチルホルムアミド 100m
lの混合物を室温で1時間撹拌した。反応終了後、反応
混合物よりジメチルホルムアミドを減圧下で留去し、得
られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。
抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付して精製す
ると融点104℃ないし107℃を有する目的化合物
1.89gが得られた。
【0483】参考例502−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダゾ[5、4−
d]ピリミジン 2−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−3H−イ
ミダゾ[5、4−d]ピリミジン(参考例49参照)
1.89g、水素化ナトリウム(55重量%)0.37
g、ヨウ化メチル 490μlおよびジメチルホルムア
ミド 30mlを用い、参考例15に準じて反応を行っ
た。反応終了後、反応混合物より減圧下でジメチルホル
ムアミドを留去し、得られた残渣に3N塩酸を加え、次
いでアンモニア水を加えてアルカリ性にした。この混合
物より溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:エタノール=6:
1)に付して精製すると、融点122℃ないし125℃
を有する目的化合物0.37gが得られた。
【0484】参考例515−[4−(3−メチルイミダゾ[5、4−d]ピリミ
ジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニ
ルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダゾ[5、4−
d]ピリミジン(参考例50参照) 0.37g、5−
(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチル
チアゾリジン−2、4−ジオン 2.51g、トリブチ
ルホスフィン1.34ml、1、1’−(アゾジカルボ
ニル)ジピぺリジン 1.36gおよびベンゼン 50
mlを用い、参考例4に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1→1:
2→酢酸エチル:エタノール=6:1)に付し、次いで
逆相系分取高速液体クロマトグラフィー(YMC−Pa
ck ODS−A(商品名;YMC社製);アセトニト
リル:水:酢酸:トリエチルアミン=100:100:
1:1)に付して精製すると、融点55℃ないし65℃
(軟化)を有する目的化合物 0.24gが得られた。
【0485】参考例522−(4−クロロベンジル)アミノ−3−ニトロピリジ
2−ヒドロキシ−3−ニトロピリジン 10.3gに塩
化チオニル 25.5mlを加え、2.5時間加熱還流
した後、ジメチルホルムアミド 1.1mlを速やかに
加え、2.5時間加熱還流した。反応終了後、反応混合
物より溶剤を留去した。得られた残渣にトルエン 80
ml、炭酸ナトリウム 19.1gを加え、さらに室温
で4−クロロベンジルアミン 12.3mlのトルエン
溶液20mlを滴下し、85℃で4時間撹拌した。反応
終了後、反応混合物より不溶物をろ別し、得られたろ液
を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ液
より溶剤を留去し、得られた残渣を2−プロパノールを
用いて結晶化すると、融点95℃ないし96℃を有する
目的化合物 12.0gが得られた。
【0486】参考例533−アミノ−2−(4−クロロベンジル)アミノピリジ
2−(4−クロロベンジル)アミノ−3−ニトロピリジ
ン(参考例52参照)5.00g、塩化錫(II)・2
水和物 21.4g、水素化ホウ素ナトリウム 0.3
6gおよび酢酸エチル−2−メチル−2−プロパノール
(9:1)150mlを用い、参考例42に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物を酢酸エチル
およびヘキサンを用いて結晶化すると、融点123℃な
いし125℃を有する目的化合物 3.55gが得られ
た。
【0487】参考例542−ヒドロキシメチル−3−(4−フェニルベンジル)
イミダゾ[5、4−b]ピリジン 水素化ナトリウム(55重量%) 1.1gをヘキサン
で洗浄し、ジメチルホルムアミド 100mlを加え、
さらに2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ[5、4
−b]ピリジン(市販品) 3.74gを加え、室温で
2時間撹拌した。次いで、反応混合物に氷冷下で4−
(クロロメチル)ビフェニル 5.07gのジメチルホ
ルムアミド溶液 20mlを滴下し、室温で2時間撹拌
し、一夜放置した。反応終了後、反応混合物より減圧下
でジメチルホルムアミドを留去した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=1:3)に付して精製すると、融点163℃ない
し165℃を有する目的化合物 0.8gが得られた。
【0488】参考例555−{4−[3−(4−フェニルベンジル)イミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イル−メトキシ]ベンジ
ル}−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン 2−ヒドロキシメチル−3−(4−フェニルベンジル)
イミダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例54参照)
0.5g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリ
フェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 0.7
38g、トリブチルホスフィン 0.43ml、1、
1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン0.4gおよ
びベンゼン 20mlを用い、参考例4に準じて反応お
よび後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2→1:3)に付して精製すると、Rf値=0.44
(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸
エチル=1:3)を有する目的化合物 0.95gが得
られた。
【0489】参考例562−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロピリジン 2−アミノ−5−ブロモピリジン 25.0gに濃硫酸
100mlを加え、次いで50〜60℃で濃硝酸
8.9mlを1時間かけて滴下した後、60℃で30分
間撹拌した。反応終了後、反応混合物を氷に注ぎ、水酸
化ナトリウム水溶液で中和し、粗結晶をろ過した。この
粗結晶をさらにエタノールで洗浄すると、融点180℃
ないし182℃を有する目的化合物 19.1gが得ら
れた。
【0490】参考例575−ブロモ−2、3−ジアミノピリジン 2−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロピリジン(参考例
56参照) 12.0g、塩化錫(II)・2水和物
62.1g、水素化ホウ素ナトリウム1.04gおよび
酢酸エチル−2−メチル−2−プロパノール(9:1)
300mlを用い、参考例42に準じて反応および後処
理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチルおよびヘキ
サンを加えて結晶化すると、融点135℃ないし137
℃を有する目的化合物 7.46gが得られた。
【0491】参考例586−ブロモ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン 5−ブロモ−2、3−ジアミノピリジン(参考例57参
照) 7.00g、グリコール酸 8.50gを用い、
参考例43に準じて反応および後処理を行った。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:メタノール=10:1)に付して精製する
と、融点230℃ないし233℃を有する目的化合物
7.05gが得られた。
【0492】参考例596−ブロモ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン 6−ブロモ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例58参照) 3.00
g、水素化ナトリウム(55重量%) 0.58g、ヨ
ウ化メチル 0.92ml、ジメチルホルムアミド 6
0mlを用い、参考例15に準じて反応を行った。反応
終了後、反応混合物より減圧下でジメチルホルムアミド
を留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メ
タノール=50:1)に付し、ジエチルエーテルより結
晶化すると、融点142℃ないし144℃を有する目的
化合物 1.40gが得られた。
【0493】参考例605−[4−(6−ブロモ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 6−ブロモ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン(参考例59参照) 1.3
5g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェ
ニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2.60
g、トリブチルホスフィン 1.39ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン1.41gおよびト
ルエン 35mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付して精製すると、融点97℃ないし100℃(軟
化)を有する目的化合物 3.43gが得られた。
【0494】参考例612−アミノ−5−クロロ−3−ニトロピリジン 2−アミノ−5−クロロピリジン(市販品) 25.0
g、濃硫酸 100ml、濃硝酸12.5mlを用い、
参考例56に準じて反応および後処理を行うと、融点1
38℃ないし139℃を有する目的化合物 18.5g
が得られた。
【0495】参考例625−クロロ−2,3−ジアミノピリジン 2−アミノ−5−クロロ−3−ニトロピリジン(参考例
61参照) 12.5g、塩化錫(II)・2水和物
82.0g、水素化ホウ素ナトリウム1.35gおよび
酢酸エチル−2−メチル−2−プロパノール(9:1)
300mlを用い、参考例42に準じて反応および後処
理を行った。得られた粗生成物に酢酸エチルおよびヘキ
サンを加えて結晶化すると、融点164℃ないし165
℃を有する目的化合物 8.14gが得られた。
【0496】参考例636−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン 5−クロロ−2、3−ジアミノピリジン(参考例62参
照) 7.67g、グリコール酸 18.6gを用い、
参考例43に準じて反応および後処理を行った。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:メタノール=10:1)に付して精製する
と、融点209℃ないし211℃を有する目的化合物
8.83gが得られた。
【0497】参考例646−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン 6−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3H−イミダゾ
[5、4−b]ピリジン(参考例63参照) 3.00
g、水素化ナトリウム(55重量%) 0.71g、ヨ
ウ化メチル 1.03ml、ジメチルホルムアミド 5
0mlを用い、参考例59に準じて反応および後処理を
行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:メタノール=1:0→50:
1)に付して精製すると、融点141℃ないし142℃
を有する目的化合物 0.87gが得られた。
【0498】参考例655−[4−(6−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 6−クロロ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン(参考例64参照) 0.5
2g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェ
ニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 1.23
g、トリブチルホスフィン 0.66ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン0.67gおよびト
ルエン 20mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付して精製すると、融点82℃ないし84℃(軟化)
を有する目的化合物 1.51gが得られた。
【0499】参考例666−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン 2、6−ジクロロ−3−ニトロピリジン(市販品) 2
9.0g、エタノール300mlおよび炭酸ナトリウム
36.6gの混合物中に、氷冷下、メチルアミンの3
0%エタノール溶液 20.0mlを滴下し、室温で8
時間撹拌した。反応終了後、反応混合物よりエタノール
を留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣に
エタノールを加え、結晶化すると、融点114℃を有す
る目的化合物 22.3gが得られた。
【0500】参考例676−メトキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン 6−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例66参照)6.00gのメタノール溶液 12
0mlに、室温でナトリウムメトキシドの28%メタノ
ール溶液 19mlを滴下し、室温で3時間撹拌した。
反応終了後、反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣
にエタノールを加え、結晶化すると、融点152℃ない
し153℃を有する目的化合物 5.34gが得られ
た。
【0501】参考例683−アミノ−6−メトキシ−2−メチルアミノピリジン 6−メトキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例67参照)3.45g、10%パラジウム−炭
素 0.70gおよびジオキサン 50mlを用い、実
施例6に準じて反応および後処理を行うと、Rf値=
0.12(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)を有する目的化合物 2.6
6gが得られた。
【0502】参考例692−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−3−メチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−6−メトキシ−2−メチルアミノピリジン
(参考例68参照)2.20g、グリコール酸 3.3
0gおよびトルエン 40mlの混合物を4時間加熱還
流した。反応終了後、反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:メタノール=30:1)に付して精製すると、
融点138℃ないし140℃を有する目的化合物 62
0mgが得られた。
【0503】参考例705−[4−(5−メトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
4−b〕ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−5−メトキシ−3−メチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例69参照) 0.
25g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフ
ェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 0.66
g、トリブチルホスフィン 0.35ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン0.36gおよびト
ルエン 15mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付して精製すると、融点80℃ないし85℃(軟化)
を有する目的化合物 0.70gが得られた。
【0504】参考例712−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1H−イ
ミダゾ[4、5−c]ピリジン 2−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾ[4、5−c]
ピリジン(市販品)5.00g、イミダゾール 6.8
5g、t−ブチルジメチルシリルクロライド7.58g
およびジメチルホルムアミド 100mlを用い、参考
例49に準じて反応および後処理を行った。得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エ
チル:メタノール=10:1)に付して精製すると、融
点53℃ないし55℃を有する目的化合物 7.40g
が得られた。
【0505】参考例722−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−メチ
ルイミダゾ[4、5−c]ピリジン 2−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1H−イ
ミダゾ[4、5−c]ピリジン(参考例71参照)
7.4g、水素化ナトリウム(55重量%)1.23
g、ヨウ化メチル 2.0ml、ジメチルホルムアミド
200mlを用い、参考例59に準じて反応および後
処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:
1)に付して精製すると、融点93℃ないし95℃を有
する目的化合物 3.30gが得られた。
【0506】参考例732−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾ[4、5−
c]ピリジン 2−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−メチ
ルイミダゾ[4、5−c]ピリジン(参考例72参照)
3.00g、テトラヒドロフラン−酢酸−水(1:
1:1) 60mlの混合物を室温で1時間、60℃で
5時間撹拌した。反応終了後、反応混合物より溶剤を留
去し、得られた残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
た後、混合物の溶剤を留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノー
ル=10:1)に付して精製すると、融点285℃ない
し290℃を有する目的化合物 1.97gが得られ
た。
【0507】参考例745−[4−(1−メチルイミダゾ[4、5−c]ピリジ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニル
メチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾ[4、5−
c]ピリジン(参考例73参照) 1.94g、5−
(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェニルメチル
チアゾリジン−2、4−ジオン 5.71g、トリブチ
ルホスフィン3.1ml、1、1’−(アゾジカルボニ
ル)ジピペリジン 3.09gおよびトルエン 50m
lを用い、参考例4に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:メタノール=1:0→10:1)
に付して精製すると、Rf値=0.08(シリカゲル薄
層クロマトグラフィー;酢酸エチル)を有する目的化合
物 3.55gが得られた。
【0508】参考例752−クロロ−3−ホルミルピリジン 2−クロロ−3−シアノピリジン 16.7gのテトラ
ヒドロフラン 200ml溶液に、−30℃ないし−2
0℃で水素化ジイソブチルアルミニウムのヘキサン1.
02M溶液 200mlを30分かけて滴下し、室温で
1時間撹拌した。反応終了後、0℃で反応混合物に塩酸
を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸ナト
リウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=6:1→5:1)に付して精製す
ると、Rf値=0.50(シリカゲル薄層クロマトグラ
フィー;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)を有する目的
化合物 7.0gが得られた。
【0509】参考例762−アジ化−3−(2−クロロピリジン−3−イル)−
3−ヒドロキシプロピオン酸エチル 2−クロロ−3−ホルミルピリジン(参考例75参照)
2.0g、アジ化酢酸エチル 7.5g、ナトリウム
エトキシドのエタノール65mM溶液 87mlの混合
物を0℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応混合物に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化ア
ンモニウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤を留去
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)に付して精製する
と、Rf値=0.61(シリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)を有する目的化
合物 2.83gが得られた。
【0510】参考例772−アジ化−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3
−(2−クロロピリジン−3−イル)プロピオン酸エチ
2−アジ化−3−(2−クロロピリジン−3−イル)−
3−ヒドロキシプロピオン酸エチル(参考例76参照)
3.90g、t−ブチルジメチルシリルクロライド
8.6g、イミダゾール 10gおよびジメチルホルム
アミド 80mlを用い、参考例49に準じて反応およ
び後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:
1)に付して精製すると、Rf値=0.31(シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)を有する目的化合物 5.6gが得られた。
【0511】参考例782−アミノ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3
−(2−クロロピリジン−3−イル)プロピオン酸エチ
2−アジ化−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3
−(2−クロロピリジン−3−イル)プロピオン酸エチ
ル(参考例77参照) 5.6g、トリフェニルホスフ
ィン 7.5gおよびテトラヒドロフラン−水(8:
1) 18mlの混合物を室温で3時間撹拌した。反応
終了後、反応混合物より溶剤を留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1→塩化メチレン:メタノール=50:
1)に付して精製すると、Rf値=0.59(シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィー;塩化メチレン:メタノール
=15:1)を有する目的化合物 5.9gが得られ
た。
【0512】参考例793−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−(2−クロ
ロピリジン−3−イル)−2−メチルアミノプロピオン
酸エチル 2−アミノ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3
−(2−クロロピリジン−3−イル)プロピオン酸エチ
ル(参考例78参照) 0.7g、塩化メチレン−水
(3:2) 4mlの混合物に0℃で35%ホルマリン
182mg、酢酸 0.1mlおよびシアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム 121mgを加え、0℃で15分間撹
拌した。反応終了後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食
塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。
抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:
1→1:1)に付して精製すると、Rf値=0.38
(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸
エチル=3:1)を有する目的化合物 200mgが得
られた。
【0513】参考例801−メチル−7−アザインドール−2−カルボン酸エチ
3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−(2−クロ
ロピリジン−3−イル)−2−メチルアミノプロピオン
酸エチル(参考例79参照) 994mg、1、5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン 393m
g、ジメチルホルムアミド 5mlの混合物を150℃
で5時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を飽和塩化
アンモニウム水溶液中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。抽出液より溶剤を留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=9:1→5:1)に付して精製すると、Rf値=
0.40(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1)を有する目的化合物150m
gが得られた。
【0514】参考例812−ヒドロキシメチル−1−メチル−7−アザインドー
1−メチル−7−アザインドール−2−カルボン酸エチ
ル(参考例80参照)130mg、水素化リチウムアル
ミニウム 23mg、テトラヒドロフラン2mlを用
い、参考例2に準じて反応および後処理を行うと、Rf
値=0.47(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;ヘ
キサン:酢酸エチル=3:1)を有する目的化合物 1
10mgが得られた。
【0515】参考例825−[4−(1−メチル−7−アザインドール−2−イ
ルメトキシ)ベンジル]−3−トリフェニルメチルチア
ゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−1−メチル−7−アザインドー
ル(参考例81参照)103mg、5−(4−ヒドロキ
シベンジル)−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−
2、4−ジオン 346mg、ジエチルアゾジカルボキ
シレート166mg、トリフェニルホスフィン 250
mgおよびテトラヒドロフラン3mlの混合物を室温で
15時間撹拌した。反応終了後、反応混合物より溶剤を
留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→4:1)に付
して精製すると、Rf値=0.41(シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)を
有する目的化合物277mgが得られた。
【0516】参考例833−ニトロ−2−フェニルアミノピリジン 2−クロロ−3−ニトロピリジン 15g、アニリン
13.22g、炭酸ナトリウム 25.07gおよびト
ルエン 180mlを用い、参考例66に準じて反応お
よび後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
5)に付して精製すると、融点66℃ないし68℃を有
する目的化合物 6.9gが得られた。
【0517】参考例843−アミノ−2−フェニルアミノピリジン 3−ニトロ−2−フェニルアミノピリジン(参考例83
参照) 6.9g、10%パラジウム−炭素 1.38
gおよびエタノール 150mlとジオキサン 50m
lの混合溶液を用い、実施例6に準じて反応および後処
理を行うと、融点137℃ないし140℃を有する目的
化合物 4.2gが得られた。
【0518】参考例852−ヒドロキシメチル−5、7−ジメチル−3H−イミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン 2、3−ジアミノ−4、6−ジメチルピリジン(市販
品) 13.72g、グリコール酸 25gおよびトル
エン 200mlを3.5時間加熱還流し、生成する水
を分離除去した。反応終了後、トルエンをデカンテーシ
ョンにより除き、残渣の油状物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(エタノール:酢酸エチル=2:3→
1:1)に付して精製すると、融点244℃ないし24
6℃を有する目的化合物 2.7gが得られた。
【0519】参考例862−ヒドロキシメチル−3、5、7−トリメチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン 2−ヒドロキシメチル−5、7−ジメチル−3H−イミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例85参照) 2.
6g、水素化ナトリウム(55重量%)0.64g、ヨ
ウ化メチル 2.2gおよびジメチルホルムアミド 8
0mlを用い、参考例15に準じて反応および後処理を
行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(エタノール:酢酸エチル=1:6)に付し
た後、酢酸エチルより再結晶化すると、融点178℃な
いし179℃を有する目的化合物 1.5gが得られ
た。
【0520】参考例875−[4−(3、5、7−トリメチルイミダゾ[5、4
−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−3、5、7−トリメチルイミダ
ゾ[5、4−b]ピリジン(参考例86参照) 1.4
7g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフェ
ニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 3.58
g、トリブチルホスフィン 1.87g、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン2.33gおよびト
ルエン 50mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付して精製すると、融点96℃ないし99℃(軟化)
を有する目的化合物 3.5gが得られた。
【0521】参考例882−メチルアミノ−3−ニトロ−6−フェニルチオピリ
ジン 水素化ナトリウム(55重量%) 1.54gをヘキサ
ンで洗浄し、ジメチルホルムアミド 30mlを加え、
チオフェノール 3.6mlを滴下した。室温で1時間
攪拌した後、反応混合物を氷冷下で6−クロロ−2−メ
チルアミノ−3−ニトロピリジン(参考例66参照)
6.00gのジメチルホルムアミド溶液に滴下し、5℃
で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合物より減圧下
でジメチルホルムアミドを留去し、得られた残渣に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液より溶剤
を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)に付して精
製すると、Rf値=0.67(シリカゲル薄層クロマト
グラフィー;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)を有する
目的化合物 8.40gが得られた。
【0522】参考例893−アミノ−2−メチルアミノ−6−フェニルチオピリ
ジン 2−メチルアミノ−3−ニトロ−6−フェニルチオピリ
ジン(参考例88参照) 5.40g、10%バラジウ
ム−炭素 1.10gおよびメタノール 80mlを用
い、実施例6に準じて反応および後処理を行うと、Rf
値=0.69(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;酢
酸エチル)を有する目的化合物4.00gが得られた。
【0523】参考例902−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−フェニルチオ
イミダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−2−メチルアミノ−6−フェニルチオピリ
ジン(参考例89参照) 2.62g、グリコール酸
2.58gを用い、参考例43に準じて反応および後処
理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=50:1→
10:1)に付して精製すると、融点119℃ないし1
20℃を有する目的化合物 1.80gが得られた。
【0524】参考例915−[4−(3−メチル−5−フェニルチオイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン 2−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−フェニルチオ
イミダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例90参照)
0.70g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−ト
リフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 1.
20g、トリブチルホスフィン 0.64ml、1、
1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン0.65gお
よびトルエン 25mlを用い、参考例4に準じて反応
および後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
1:1)に付して精製すると、融点90℃ないし95℃
(軟化)を有する目的化合物 1.61gが得られた。
【0525】参考例926−ベンジルオキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピ
リジン 6−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例66参照)7.00g、水素化ナトリウム(5
5重量%) 1.79g、ベンジルアルコール 4.3
mlおよびジメチルホルムアミド 150mlを用い、
参考例88に準じて反応および後処理を行った。得られ
た粗生成物にイソプロパノールを加えて結晶化すると、
融点149℃を有する目的化合物 9.02gが得られ
た。
【0526】参考例933−アミノ−6−ベンジルオキシ−2−メチルアミノピ
リジン 6−ベンジルオキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピ
リジン(参考例92参照) 8.50gのメタノール溶
液 360mlに亜鉛 21.4gを加え、次いで酢酸
8.5mlを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応終
了後、反応混合物より不溶物をろ別し、ろ液を濃縮し
た。得られた残渣に酢酸エチルを加え、炭酸水素ナトリ
ウム、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾
燥した。反応混合物より溶剤を留去すると、Rf値=
0.63(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;酢酸エ
チル)を有する目的化合物 7.50gが得られた。
【0527】参考例945−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−6−ベンジルオキシ−2−メチルアミノピ
リジン(参考例93参照) 7.50g、グリコール酸
7.46gを用い、参考例43に準じて反応および後
処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:
1)に付し、酢酸エチルから結晶化すると、融点133
℃ないし135℃を有する目的化合物 4.10gが得
られた。
【0528】参考例955−[4−(5−ベンジルオキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン 5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例94参照)
3.15g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−
トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
5.50g、トリブチルホスフィン 2.91ml、
1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 2.9
5gおよびトルエン 100mlを用い、参考例4に準
じて反応および後処理を行った。得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=1:1→1:2)に付して精製すると、融点88
℃ないし92℃(軟化)を有する目的化合物 7.10
gが得られた。
【0529】参考例966−エトキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン 6−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例66参照)6.00g、水素化ナトリウム(5
5重量%) 1.54g、エタノール2.1mlおよび
ジメチルホルムアミド 150mlを用い、参考例88
に準じて反応および後処理を行った。得られた粗生成物
にエタノールを加えて結晶化すると、融点101℃を有
する目的化合物 5.10gが得られた。
【0530】参考例973−アミノ−6−エトキシ−2−メチルアミノピリジン 6−エトキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例96参照)4.95g、10%パラジム−炭素
1.00g、1、4−ジオキサン 100mlを用
い、実施例6に準じて反応および後処理を行うと、Rf
値=0.57(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;酢
酸エチル)を有する目的化合物4.20gが得られた。
【0531】参考例985−エトキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−6−エトキシ−2−メチルアミノピリジン
(参考例97参照)4.15g、グリコール酸 5.6
6gを用い、参考例43に準じて反応および後処理を行
った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)に付し
て精製すると、融点161℃を有する目的化合物 3.
20gが得られた。
【0532】参考例995−[4−(5−エトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 5−エトキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例98参照) 1.
00g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリフ
ェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2.25
g、トリブチルホスフィン 1.2ml、1、1’−
(アゾジカルボニル)ジピペリジン1.22gおよびト
ルエン 60mlを用い、参考例4に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付して精製すると、融点88℃ないし100℃(軟
化)を有する目的化合物 2.81gが得られた。
【0533】参考例1006−イソプロポキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピ
リジン 6−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例66参照)6.00g、水素化ナトリウム(5
5重量%) 1.54g、イソプロパノール2.7ml
およびジメチルホルムアミド 150mlを用い、参考
例88に準じて反応および後処理を行った。得られた粗
生成物にイソプロパノールを加えて結晶化すると、融点
75℃ないし76℃を有する目的化合物 6.10gが
得られた。
【0534】参考例1013−アミノ−6−イソプロポキシ−2−メチルアミノピ
リジン 6−イソプロポキシ−2−メチルアミノ−3−ニトロピ
リジン(参考例100参照) 2.38g、10%パラ
ジウム−炭素 0.50gおよびメタノール50mlを
用い、実施例6に準じて反応および後処理を行うと、R
f値=0.62(シリカゲル薄層クロマトグラフィー;
酢酸エチル)を有する目的化合物 2.00gが得られ
た。
【0535】参考例1025−イソプロポキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−6−イソプロポキシ−2−メチルアミノピ
リジン(参考例101参照) 1.90g、グリコール
酸 2.39gを用い、参考例43に準じて反応および
後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:
1)に付して精製すると、融点125℃ないし127℃
を有する目的化合物 0.58gが得られた。
【0536】参考例1035−[4−(5−イソプロポキシ−3−メチルイミダゾ
[5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
ル]−3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−
ジオン 5−イソプロポキシ−2−ヒドロキシメチル−3−メチ
ルイミダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例102参
照) 0.33g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−
3−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン
0.69g、トリブチルホスフィン 0.37ml、
1、1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン 0.3
8gおよびトルエン 20mlを用い、参考例4に準じ
て反応および後処理を行った。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1)に付して精製すると、融点90℃ないし1
00℃(軟化)を有する目的化合物 0.85gが得ら
れた。
【0537】参考例1042−メチルアミノ−3−ニトロピリジン 2−クロロ−3−ニトロピリジン 24.9g、炭酸ナ
トリウム 41.7g、メチルアミンの30%エタノー
ル溶液 22.7mlおよびトルエン 250mlを用
い、参考例66に準じて反応および後処理を行った。得
られた粗生成物にイソプロパノールを加えて結晶化する
と、融点52℃ないし53℃を有する目的化合物 2
4.0gが得られた。
【0538】参考例1053−アミノ−2−メチルアミノピリジン 2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン(参考例104
参照) 5.00g、10%パラジウム−炭素 1.0
0gおよび1、4−ジオキサン 80mlを用い、実施
例6に準じて反応および後処理を行うと、融点90℃な
いし92℃を有する目的化合物 3.87gが得られ
た。
【0539】参考例1065−{4−[2−(1、3−ジオキソラン−2−イル)
エトキシ]ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン 5−(4−ヒドロキシベンジル)チアゾリジン−2、4
−ジオン 15.0g、水素化ナトリウム(55重量
%) 8.80g、2−(2−ブロモエチル)−1、3
−ジオキソラン 17mlおよびジメチルホルムアミド
80mlを用い、参考例46に準じて反応および後処
理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付
して精製すると、融点102℃ないし104℃を有する
目的化合物 6.67gが得られた。
【0540】参考例1075−[4−(3−オキソプロポキシ)ベンジル]チアゾ
リジン−2、4−ジオン 5−{4−[2−(1、3−ジオキソラン−2−イル)
エトキシ]ベンジル}チアゾリジン−2、4−ジオン
(参考例106参照) 6.30g、酢酸−水(4:
1) 50mlの混合物を60℃で6時間攪拌した。反
応終了後、反応混合物より溶剤を減圧下で留去し、得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付して精製する
と、融点48℃ないし51℃(軟化)を有する目的化合
物 2.20gが得られた。
【0541】参考例1082−メチルアミノ−3−ニトロ−6−フェニルピリジン 6−クロロ−2−メチルアミノ−3−ニトロピリジン
(参考例66参照)5.0gとフェニルホウ酸 3.9
gをエタノール−トルエン(1:1) 80mlに溶解
し、2N炭酸ナトリウム水溶液 50mlと20%水酸
化パラジウム−炭素 0.34gを加え105℃で4.
5時間攪拌した。反応終了後、反応混合物より水酸化パ
ラジウム−炭素をろ別し、ろ液より溶剤を留去し、得ら
れた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。抽出液
より溶剤を留去し、得られた残渣にエタノールを加え結
晶化すると、融点98℃ないし99℃を有する目的化合
物 4.75gが得られた。
【0542】参考例1093−アミノ−2−メチルアミノ−6−フェニルピリジン 2−メチルアミノ−3−ニトロ−6−フェニルピリジン
(参考例108参照)5.7g、10%パラジウム−炭
素 1.14gおよびエタノール−1、4−ジオキサン
(1:1) 200mlを用い、実施例6に準じて反応
および後処理を行うと、Rf値=0.08(シリカゲル
薄層クロマトグラフィー;酢酸エチル:ヘキサン=1:
5)を有する目的化合物 4.9gが得られた。
【0543】参考例1102−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−フェニルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン 3−アミノ−2−メチルアミノ−6−フェニルピリジン
(参考例109参照)4.9g、グリコール酸 5.6
gを用い、参考例43に準じて反応および後処理を行っ
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:エタノール=1:0→10:1)
に付して精製すると、融点174℃ないし177℃を有
する目的化合物 0.9gが得られた。
【0544】参考例1115−[4−(3−メチル−5−フェニルイミダゾ[5、
4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]−3
−トリフェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 2−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−フェニルイミ
ダゾ[5、4−b]ピリジン(参考例110参照)
0.5g、5−(4−ヒドロキシベンジル)−3−トリ
フェニルメチルチアゾリジン−2、4−ジオン 0.9
7g、トリブチルホスフィン 0.57ml、1、1’
−(アゾジカルボニル)ジピペリジン0.53gおよび
ベンゼン 50mlを用い、参考例4に準じて反応およ
び後処理を行った。得られた粗生成物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
1)に付して精製すると、Rf値=0.26(シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィー;酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)を有する目的化合物0.9gが得られた。
【0545】参考例1122−(4−ホルミルフェノキシメチル)−3−メチルイ
ミダゾ[5、4−b]ピリジン 3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジン−2−イル
メタノール(参考例15参照) 500mg、4−ヒド
ロキシベンズアルデヒド 374mg、トリブチルホス
フィン0.76ml、1、1’−(アゾジカルボニル)
ジピペリジン773mgおよびトルエン 12mlを用
い、参考例4に準じて反応および後処理を行った。得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル:メタノール=1:0→50:1)に付し
て精製すると、融点124℃ないし125℃を有する目
的化合物 0.37gが得られた。
【0546】試験例1 血糖降下作用 体重 40g以上で高血糖状態を示す雄性 KK マウスに
各化合物を ポリエチレングリコール400: 水=
1:1の溶剤に混合して経口投与し、飽食条件下で18
時間放置した。次いで無麻酔下で尾静脈より採血し、グ
ルコースアナライザー GL−101(商標名、三菱化
成(株)製)またはグルコローダー−F(商標名、シノ
テスト(株)製)にて血糖値を測定した。血糖降下率
は以下の式より求めた。 血糖降下率(%)=[(溶剤投与群血糖値−化合物投与
群血糖値)/溶剤投与群血糖値]×100 結果を以下に示す。
【0547】
【表120】 表 6 ───────────────────────────────── 実施例番号 投与量(mg/kg ) 血糖降下率(%) ───────────────────────────────── 1 10 13.2 2 1 27.7 3 10 27.0 5 10 16.2 6 10 20.9 7 1 24.7 9 10 27.6 10 1 11.6 13 1 34.0 15 1 13.8 17 1 37.1 20 1 24.5 22 1 10.2 23 1 21.7 ───────────────────────────────── 表から、本発明の化合物は優れた効果を示した。
【0548】試験例2 アルドース還元酵素阻害作用 牛の水晶体のアルドース還元酵素はS.Hyman およびJ.H.
Kinoshita [J.Biol.Chem.、 240巻、 877 頁 (1965年)]お
よびK.Inagaki, I.Miwa およびJ.Okuda [Arch.Biochem.
Biophys.、 316 巻、 337 頁 (1982年)]に記載の方法に
よって分離および部分精製した。そして、その活性はVa
rma et al. [Biochem. Pharmac.、 25 巻、 2505頁 (1976
年)]に記載の方法により光度的に測定した。酵素活性の
阻害は本発明の化合物の5μg/ml濃度で測定した。
【0549】結果を以下の表に示す。
【0550】
【表121】 表7 ───────────────────────────────── 実施例番号 5μg/ml濃度における IC50 阻害率(%) (μg/ml) ───────────────────────────────── 1 54.5 −−− 2 58.1 3.2 3 −−− 3.7 4 −−− 2.3 6 47.0 −−− 7 −−− 1.0 9 53.3 −−− 12 −−− 1.7 13 −−− 2.6 14 53.9 −−− 15 −−− 2.4 16 59.1 3.7 17 −−− 1.8 18 76.3 0.88 20 61.6 1.8 22 77.2 1.8 23 94.9 1.3 25 81.6 0.89 27 91.8 0.85 ─────────────────────────────────。
【0551】試験例3 毒性 実験動物としてF344系雄性ラットを用いた。実験に
は一群5匹を用いた。被験化合物は各動物に経口で50
mg/ml体重量が2週間投与された。被験化合物は実
施例7および実施例17で得られた化合物である。動物
は投与後2週間観察された。そして、その期間中、被験
化合物に起因した異常はなんら見られなかった。各動物
に対する実質投与量の観点から、死亡率0は本発明の化
合物の毒性が非常に低いことを示している。
【0552】
【発明の効果】本発明の化合物は高脂血症、高血糖症、
肥満症、耐糖能不全状態、インスリン抵抗性および糖尿
病合併症等を改善し、更にアルドース還元酵素阻害作用
を有する。従って、例えば高脂血症、高血糖症、肥満症
および耐糖能不全等に起因する疾病、高血圧症、骨粗鬆
症、悪液質、糖尿病合併症たとえば網膜症、腎症、神経
症、白内障、冠動脈疾患、動脈硬化症、等の予防薬およ
び/または治療薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/425 ABU ACN 31/435 ABS ABX C07D 209/10 8217−4C T5 209/12 8217−4C T5 209/36 8217−4C T5 413/12 209 417/12 209 471/04 104 Z 107 Z 108 Z 473/00 //(C07D 417/12 209:04 277:34) (C07D 417/12 209:04 263:44) (C07D 417/12 209:04 271:06) (72)発明者 藤本 光一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 吉岡 孝雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 柳沢 宏明 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 藤原 俊彦 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 掘越 大能 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 を有する複素環化合物またはその塩。但し、式中、 Xはインドール環基、インドリン環基、アザインドール
    環基、アザインドリン環基、イミダゾピリジン環基、イ
    ミダゾピリミジン環基を示し、これらの環は1ないし3
    個の後述する置換分(a)を有していてもよい。Yは酸
    素原子または硫黄原子を示す。Zは 【化2】 を示す。Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有する直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4
    個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、置換分(b)を
    有していてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1
    ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
    基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するア
    リール基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしく
    は分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を
    有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個
    を有する芳香族アシル基を示す。)または炭素数7ない
    し11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル
    基を示す。mは1ないし5の整数を示す。ここに、置換
    分(a)は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ベンジルオキシ
    基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アセトキシ基、フェ
    ニルチオ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基、
    ニトロ基、置換分(b)を有していてもよいアミノ基
    (該置換分(b)は炭素数1ないし8個を有する直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数7ないし11個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基、炭素
    数6ないし10個を有するアリール基,炭素数1ないし
    11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル
    基、炭素数8ないし12個を有する芳香脂肪族アシル基
    または炭素数7ないし11個を有する芳香族アシル基を
    示す。)、置換分(c)を有していてもよい炭素数6な
    いし10個を有するアリール基(該置換分(c)は炭素
    数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
    キル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
    ニトロ基、フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分
    (b)を有していてもよいアミノ基)、または置換分
    (c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を有す
    る直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す。
  2. 【請求項2】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、アザインドール
    環基、イミダゾピリジン環基、イミダゾピリミジン環基
    を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置換分
    (a)を有していてもよい。ここに、置換分(a)は炭
    素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
    ルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルコキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン
    原子、ヒドロキシ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、
    炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
    アルキルチオ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置
    換分(b)を有していてもよいアミノ基(該置換分
    (b)は炭素数1ないし8個を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキル基、炭素数7ないし11個を有する直
    鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし
    10個を有するアリール基,炭素数1ないし11個を有
    する直鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数
    8ないし12個を有する芳香脂肪族アシル基または炭素
    数7ないし11個を有する芳香族アシル基を示す。)、
    少なくとも1個の置換分(c)を有していてもよい炭素
    数6ないし10個を有するアリール基(該置換分(c)
    は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
    シ基、ニトロ基、フェニル基、トリフルオロメチル基、
    置換分(b)を有していてもよいアミノ基)、または少
    なくとも1個の置換分(c)を有していてもよい炭素数
    7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラ
    ルキル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、イミダゾピリジ
    ン環基、イミダゾピリミジン環基を示し、これらの環は
    1ないし3個の後述する置換分(a)を有していてもよ
    い。ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4個を有す
    る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ない
    し4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
    基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
    アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし4個を
    有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ基、トリ
    フルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を有してい
    てもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1ないし8
    個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素
    数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
    ラルキル基、炭素数6ないし10個を有するアリール
    基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝
    鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を有する
    芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個を有す
    る芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の置換分
    (c)を有していてもよい炭素数6ないし10個を有す
    るアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし4個を
    有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1
    ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
    シ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フェニ
    ル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有してい
    てもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置換分
    (c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を有す
    る直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;を有
    する複素環化合物またはその塩。
  4. 【請求項4】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、イミダゾピリジ
    ン環基を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置
    換分(a)を有していてもよい。ここに、置換分(a)
    は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルコキシ基、ベンジルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシ基、アセトキシ基、フェニルチオ
    基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
    状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基、ニトロ
    基、置換分(b)を有していてもよいアミノ基(該置換
    分(b)は炭素数1ないし8個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキル基、炭素数7ないし11個を有する
    直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基、炭素数6ない
    し10個を有するアリール基,炭素数1ないし11個を
    有する直鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素
    数8ないし12個を有する芳香脂肪族アシル基または炭
    素数7ないし11個を有する芳香族アシル基を示
    す。)、1ないし3個の置換分(c)を有していてもよ
    い炭素数6ないし10個を有するアリール基(該置換分
    (c)は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖
    状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシ基、ニトロ基、フェニル基、トリフルオロメチ
    ル基、置換分(b)を有していてもよいアミノ基)、ま
    たは1ないし3個の置換分(c)を有していてもよい炭
    素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
    アラルキル基を示す;を有する複素環化合物またはその
    塩。
  5. 【請求項5】[請求項1]において、 Xはインドリン環基、イミダゾピリジン環基を示し、こ
    れらの環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有し
    ていてもよい。ここに、置換分(a)は炭素数1ないし
    4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭
    素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
    ルコキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、フェニ
    ルチオ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基、フ
    ェニル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  6. 【請求項6】[請求項1]において、 Xはイミダゾピリジン環基を示し、これらの環は1ない
    し3個の後述する置換分(a)を有していてもよい。こ
    こに、置換分(a)はメチル基、エチル基、イソプロピ
    ル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
    ロポキシ基、ベンジルオキシ基、フッ素原子、塩素原
    子、フェニルチオ基、メチルチオ基、エチルチオ基また
    はフェニル基を示す;を有する複素環化合物またはその
    塩。
  7. 【請求項7】[請求項1]において、 Rは水素原子、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有す
    る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基またはハロゲ
    ン原子を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  8. 【請求項8】[請求項1]において、 Rは水素原子、メトキシ基、エトキシ基、フッ素原子ま
    たは塩素原子を示す;を有する複素環化合物またはその
    塩。
  9. 【請求項9】[請求項1]において、 Rは水素原子またはメトキシ基を示す;を有する複素環
    化合物またはその塩。
  10. 【請求項10】[請求項1]において、 Rは水素原子を示す;を有する複素環化合物またはその
    塩。
  11. 【請求項11】[請求項1]において、 Yは酸素原子を示す;を有する複素環化合物またはその
    塩。
  12. 【請求項12】[請求項1]において、 Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデニルメ
    チル基、2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イルメチ
    ル基または2、4−ジオキソオキサゾリジン−5−イル
    メチル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  13. 【請求項13】[請求項1]において、 Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデニルメ
    チル基または2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イル
    メチル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  14. 【請求項14】[請求項1]において、 Zは2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イルメチル基
    を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  15. 【請求項15】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、アザインドール
    環基、イミダゾピリジン環基、イミダゾピリミジン環基
    を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置換分
    (a)を有していてもよい。Yは酸素原子または硫黄原
    子を示す。Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5−
    イリデニルメチル基、2、4−ジオキソチアゾリジン−
    5−イルメチル基、 2、4−ジオキソオキサゾリジン
    −5−イルメチル基、 3、5−ジオキソオキサジアゾ
    リジン−2−イルメチル基またはN−ヒドロキシウレイ
    ドメチル基を示す。Rは水素原子、炭素数1ないし4個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
    キシ基またはハロゲン原子を示す。mは1ないし5の整
    数を示す。ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
    キシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭素数1ないし4
    個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ基、
    トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換分(b)を有し
    ていてもよいアミノ基(該置換分(b)は炭素数1ない
    し8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、
    炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアラルキル基、炭素数6ないし10個を有するアリー
    ル基,炭素数1ないし11個を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ないし12個を有す
    る芳香脂肪族アシル基または炭素数7ないし11個を有
    する芳香族アシル基を示す。)、少なくとも1個の置換
    分(c)を有していてもよい炭素数6ないし10個を有
    するアリール基(該置換分(c)は炭素数1ないし4個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
    キシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フェ
    ニル基、トリフルオロメチル基、置換分(b)を有して
    いてもよいアミノ基)、または少なくとも1個の置換分
    (c)を有していてもよい炭素数7ないし11個を有す
    る直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基を示す;を有
    する複素環化合物またはその塩。
  16. 【請求項16】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、イミダゾピリジ
    ン環基、イミダゾピリミジン環基を示し、これらの環は
    1ないし3個の後述する置換分(a)を有していてもよ
    い。Yは酸素原子を示す。Zは 2、4−ジオキソチア
    ゾリジン−5−イリデニルメチル基、2、4−ジオキソ
    チアゾリジン−5−イルメチル基、 2、4−ジオキソ
    オキサゾリジン−5−イルメチル基を示す。Rは水素原
    子、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
    状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状も
    しくは分枝鎖状のアルコキシ基またはハロゲン原子を示
    す。mは1ないし5の整数を示す。ここに、置換分
    (a)は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分
    枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖
    状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ベンジルオキシ
    基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アセトキシ基、フェ
    ニルチオ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基、
    ニトロ基、置換分(b)を有していてもよいアミノ基
    (該置換分(b)は炭素数1ないし8個を有する直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数7ないし11個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基、炭素
    数6ないし10個を有するアリール基,炭素数1ないし
    11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル
    基、炭素数8ないし12個を有する芳香脂肪族アシル基
    または炭素数7ないし11個を有する芳香族アシル基を
    示す。)、少なくとも1個の置換分(c)を有していて
    もよい炭素数6ないし10個を有するアリール基(該置
    換分(c)は炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキル基、炭素数1ないし4個を有する
    直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フェニル基、トリフルオ
    ロメチル基、置換分(b)を有していてもよいアミノ
    基)、または少なくとも1個の置換分(c)を有してい
    てもよい炭素数7ないし11個を有する直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアラルキル基を示す;を有する複素環化合物
    またはその塩。
  17. 【請求項17】[請求項1]において、 Xはインドール環基、インドリン環基、イミダゾピリジ
    ン環基を示し、これらの環は1ないし3個の後述する置
    換分(a)を有していてもよい。Yは酸素原子を示す。
    Zは 2、4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデニル
    メチル基 または 2、4−ジオキソチアゾリジン−5
    −イルメチル基 を示す。Rは水素原子、メトキシ基、
    エトキシ基、フッ素原子または塩素原子を示す。mは1
    ないし5の整数を示す。ここに、置換分(a)は炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
    ル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアルコキシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基、アセトキシ基、フェニルチオ基、炭
    素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
    ルキルチオ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、置換
    分(b)を有していてもよいアミノ基(該置換分(b)
    は炭素数1ないし8個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルキル基、炭素数7ないし11個を有する直鎖状も
    しくは分枝鎖状のアラルキル基、炭素数6ないし10個
    を有するアリール基,炭素数1ないし11個を有する直
    鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族アシル基、炭素数8ない
    し12個を有する芳香脂肪族アシル基または炭素数7な
    いし11個を有する芳香族アシル基を示す。)、1ない
    し3個の置換分(c)を有していてもよい炭素数6ない
    し10個を有するアリール基(該置換分(c)は炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
    ル基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニ
    トロ基、フェニル基、トリフルオロメチル基、置換分
    (b)を有していてもよいアミノ基)、または1ないし
    3個の置換分(c)を有していてもよい炭素数7ないし
    11個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアラルキル基
    を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  18. 【請求項18】[請求項1]において、 Xはインドリン環基、イミダゾピリジン環基を示し、こ
    れらの環は1ないし3個の後述する置換分(a)を有し
    ていてもよい。Yは酸素原子を示す。Zは 2、4−ジ
    オキソチアゾリジン−5−イルメチル基 を示す。Rは
    水素原子またはメトキシ基を示す。mは1ないし5の整
    数を示す。ここに、置換分(a)は炭素数1ないし4個
    を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数
    1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
    キシ基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子、フェニルチ
    オ基、炭素数1ないし4個を有する直鎖状もしくは分枝
    鎖状のアルキルチオ基、トリフルオロメチル基またはフ
    ェニル基を示す;を有する複素環化合物またはその塩。
  19. 【請求項19】[請求項1]において、 Xはイミダゾピリジン環基を示し、これらの環は1ない
    し3個の後述する置換分(a)を有していてもよい。Y
    は酸素原子を示す。Zは 2、4−ジオキソチアゾリジ
    ン−5−イルメチル基 を示す。Rは水素原子を示す。
    mは1ないし5の整数を示す。ここに、置換分(a)は
    メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、エ
    トキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ベンジル
    オキシ基、フッ素原子、塩素原子、フェニルチオ基、メ
    チルチオ基、エチルチオ基またはフェニル基を示す;を
    有する複素環化合物またはその塩。
  20. 【請求項20】[請求項1]において、 5−{4−(3−メチルイミダゾ[5、4−b]ピリジ
    ン−2−イルメトキシ)ベンジル}チアゾリジン−2、
    4−ジオン、またはその塩。
  21. 【請求項21】[請求項1]において、 5−[4−(5−クロロ−3−メチルイミダゾ[5、4
    −b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チアゾ
    リジン−2、4−ジオン、またはその塩。
  22. 【請求項22】[請求項1]において、 5−[4−(5−メトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
    4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チア
    ゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。
  23. 【請求項23】[請求項1]において、 5−[4−(5−ヒドロキシ−3−メチルイミダゾ
    [5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
    ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。
  24. 【請求項24】[請求項1]において、 5−[4−(5−エトキシ−3−メチルイミダゾ[5、
    4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジル]チア
    ゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。
  25. 【請求項25】[請求項1]において、 5−[4−(5−イソプロポキシ−3−メチルイミダゾ
    [5、4−b]ピリジン−2−イルメトキシ)ベンジ
    ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその塩。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし25より選択される1
    項に記載された複素環化合物またはその塩を有効成分と
    するアルドース還元酵素阻害剤。
  27. 【請求項27】 請求項1ないし25より選択される1
    項に記載された複素環化合物またはその塩を有効成分と
    する抗高血糖剤。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし25より選択される1
    項に記載された複素環化合物またはその塩を有効成分と
    するインスリン抵抗性改善剤。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし25より選択される1
    項に記載された複素環化合物またはその塩を有効成分と
    する抗糖尿病合併症剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024429A1 (fr) * 1997-11-12 1999-05-20 Kyoto Pharmaceutical Industries, Ltd. Nouveaux composes thiazolidine et utilisation de ceux-ci en medecine
WO1999030739A1 (fr) * 1997-12-16 1999-06-24 Sankyo Company, Limited Remede contre la leucemie
JP2005514452A (ja) * 2002-01-15 2005-05-19 シグマ−タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ フェニル(アルキル)カルボン酸誘導体およびジオニックフェニルアルキル複素環誘導体およびそれらの血清グルコースおよび/または血清脂質低下活性を有する医薬としての使用

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