JPH0733064A - 特に自転車のための,歯車比自動無段変更式ベルト駆動装置 - Google Patents

特に自転車のための,歯車比自動無段変更式ベルト駆動装置

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JPH0733064A
JPH0733064A JP6139267A JP13926794A JPH0733064A JP H0733064 A JPH0733064 A JP H0733064A JP 6139267 A JP6139267 A JP 6139267A JP 13926794 A JP13926794 A JP 13926794A JP H0733064 A JPH0733064 A JP H0733064A
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JP
Japan
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belt
segment
belt pulley
lever
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JP6139267A
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Hubert Kraemer
フーベルト・クレーメル
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
    • B62M9/06Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
    • B62M9/08Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving eccentrically- mounted or elliptically-shaped driving or driven wheel; with expansible driving or driven wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H9/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
    • F16H9/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
    • F16H9/04Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes
    • F16H9/10Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley provided with radially-actuatable elements carrying the belt

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 有効直径をそれぞれ無段式に変更可能な駆動
ベルトプーリ1及び被動ベルトプーリ2を備えた,特に
自転車のためのベルト駆動装置が,複数の,好ましくは
5つの,周方向で均一にずらされたセグメント5又は6
を,フレーム内で(Aの周りを)回転可能なブラケツト
3又は4で,同じ半径方向間隔を有して,止め間を回転
可能に支承されている。相隣接したセグメント5,5
間に,それぞれ1つのばね8が設けられ,一端が,セ
グメント5のレバー末端で支えられ,又,他端は,セ
グメント5に作用する。セグメント6は,2腕レバー
として構成されている。Vベルトとかみ合うための有効
面は,インボリユートである。歯車比の変更は,セグメ
ント6の開脚とベルトの緊張を引き起こす。 【効果】 踏力によつて制御されて無段式に変速でき,
逆踏ブレーキ及び/又は多段ハブ変速機構と組合せるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,特に自転車のための,
歯車比自動無段変更式ベルト駆動装置であつて,有効直
径を変更可能な2つのベルトプーリを備えており,それ
ぞれのベルトプーリが複数の,少なくとも3つの,周方
向で均一にずらされてばねで付勢されたセグメントから
なり,該セグメントが,フレームで回転可能に支承され
た付属のブラケツトで,半径方向内側及び外側の止め間
を移動可能に支承されているものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車は,通常,チエーン駆動装
置を有する。変速機構として,通常21以下の固定変速
段を有するチエーン変速機構があり,この場合,チエー
ンは選択的に複数の駆動スプロケツト及び被動スプロケ
ツトの1つに掛けられ,チエーン緊張装置が緩み側のチ
エーンを緊張させる。選択的に,通常3〜7の固定変速
段を有し,チエーン緊張装置を必要としないハブ変速機
構があり,この場合,選択的に変速するために適当な遊
星歯車装置が自転車ハブ内に一体化されている。
【0003】請求項1の前提部分に記載されたベルト駆
動装置は,ドイツ連邦共和国特許第93896号明細書
により公知である。そこでは,駆動ベルトプーリにも,
被動ベルトプーリにも,セグメントが,半径方向に移動
可能に付属のブラケツトで支承されており,それぞれ渦
巻ばねの力の作用を受けている。2つの渦巻ばねは,互
いに逆向きに巻かれており,それぞれ半径方向外側の巻
きが個々のセグメントに作用して半径方向に開脚させ,
半径方向内側の巻きはブラケツトに掛けられている。走
行抵抗が高まると,ばね力に対して駆動ベルトプーリの
有効直径が縮小し,それに応じて被動ベルトプーリの有
効直径が増大する。
【0004】この公知のベルト駆動装置は,動力の点で
ベルトとかみ合つていないセグメントを案内するために
付加的円板と,更になお別の,ブラケツトに固定された
円板とを必要とし,この円板に渦巻ばねが掛けられてい
る。所要の部品は,自転車フレーム内で回転可能な従来
通りの星形ブラケツトに容易には固定することができな
い。円板で案内されたセグメントの滑りガイドで,適当
な摩擦損失が現れる。
【0005】歯車比を自動変更するベルト駆動装置が公
知であり,そこでは,駆動ベルトプーリのセグメントが
フランス共和国特許第1188889号明細書に従つて
弾性構成されており,緩み側は締付ロールで緊張され
る。ドイツ連邦共和国特許第122517号明細書によ
れば,ベルトプーリの有効直径を決定するセグメント
は,それぞれ,トグル継手内で内側又は外側に折れ曲が
つたクランクからなり,クランクの2つのレバー端間で
引張ばねが作用する。
【0006】ドイツ連邦共和国特許第642664号明
細書によつて,揺動可能にブラケツトで支承されたセグ
メントも公知であるが,しかし,この公知のベルト駆動
装置はトルクの上昇によつて歯車比を自動的に変更可能
ではなく,手動で制御されるので,セグメントはばねの
初期応力を受けてはいない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】単純かつ頑丈に構成さ
れ,個別部品数ができるだけ少なく,フレーム内で回転
可能な市販の星形ブラケツトに組立てることができる,
特に自転車のための,歯車比を無段式に自動変更する低
摩擦ベルト駆動装置を提供するという課題が解決されね
ばならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は,本発明によ
れば,セグメントが,回転軸線から半径方向で等間隔を
置いて揺動可能に付属のブラケツトで支承されており,
隣接したセグメント間にそれぞれ1つの圧縮ばねが設け
られているという特徴によつて解決される。
【0009】つまり,本発明によれば,ベルトプーリの
各セグメントが,揺動可能に,付属のブラケツトの回転
継手内で支承されており,それぞれのセグメントに対し
てばねを介して支えられており,これにより,付加的案
内部品が不要となる。本発明によるセグメントは,市販
の星形ブラケツトに問題なく組立てることができ,この
ブラケツトには,通常,従来の自転車チエーン駆動装置
のスプロケツトが固定され,場合によつては追加的に固
定される。セグメントが回転継手内で移動可能に枢着さ
れているので,摩擦個所はほとんど存在せず,このこと
から,効率が高まり又故障発生率が低下する。各ベルト
プーリは,いわば,単に1つの規格化されていない部
材,つまり個々のセグメントからなり,このセグメント
は,使用する星形ブラケツトに応じて適当な個数が製造
され,取違え不可能にブラケツトで支承される。はね,
軸受ブシユ,ねじ及びベルト自体の残りの個別部品は,
市販の規格部品である。
【0010】セグメント当たりそれぞれ1つのばねが使
用されることによつて,本発明によるベルト駆動装置
は,例えば,自転車の場合,運転者のさまざまな力事情
に個々に容易に適応させることができる。脚力の強い人
間が駆動装置を運転する場合,踏力が大きくなつてはじ
めて歯車比の変更を開始するために,ばね定数の高いば
ねも,ベルトプーリを分解することなく問題なく使用す
ることができる。
【0011】本発明の有利な展開では,駆動ベルトプー
リで各セグメントが巣腕レバーとして構成されており,
該レバーは回転方向で前方にある末端がブラケツトの回
転継手内で支承されており,又,回転方向で後方にある
末端は,後続のセグメントのばねを介して,支承部から
間隔を置いてレバー末端間で支えられている。駆動ベル
トプーリの本発明によるこの構成は,セグメント相互の
条件付き依存を可能とし,ベルトの周方向力によつて生
じるような半径方向内向きの法線力がこれらのセグメン
トの1つにのみ作用すれば,その他のすべてのセグメン
ト,特に,その都度ベルトとかみ合つていないセグメン
トを,遠心力又はその他の作用によつても無方向性運動
を生じることのないように案内するのに十分である。無
方向性運動が生じると,本来,振動によつて騒音が発生
することがある。この案内にもかかわらず,各セグメン
トは,変化した法線力によつて有効周面に導入される独
自の揺動運動を実行することができ,こうして,駆動装
置の負荷状態に対応してばね力に対するベルトプーリの
有効直径の変化を調整することができる。
【0012】本発明によれば,被動ベルトプーリで各セ
グメントが2腕レバーとして構成されており,該レバー
は,レバー末端間でブラケツトの回転継手内で支承され
ており,かつ,正常状態のとき,即ち,平らな路面を加
速されることなく走行するとき,支承部を通過する半径
方向線を基準に,回転方向で前方に,回転方向で後方よ
りも,短い弓形片をレバーアームとして有しており,支
承部を基準に有効半径が,半径方向に延びた線から両方
の周方向において拡大している。被動ベルトプーリの各
セグメントでレバー比を本発明により設計することで,
周方向力の上昇に対してほぼ比例させて有効直径の開脚
を増加させることが可能となる。優先的回転方向では,
ベルトとかみ合つた長い方のレバーアームが被動ベルト
プーリのセグメントの開脚を引き起こし,回転方向が反
転すると,短い方のレバーアームが同様に作用する。こ
れにより,駆動プーリで開始される歯車比の変更は,ベ
ルトのかみ合いに基づいて被動ベルトプーリに自動的に
伝達され,ベルトは,その都度必要な出力が滑りスリツ
プなしに伝達可能となるまで,自動的に付勢される。
【0013】それ故に,請求項2,3の特徴を一緒に適
用すると,本発明において元々比較的小さい被動ベルト
プーリは,まつたくばねなしに構成することができる。
【0014】実験で判明したように,駆動ベルトプーリ
又は被動ベルトプーリの各セグメントで,ベルトとかみ
合うように予定された有効面はインボリユートである。
有効面のインボリユート状造形によつて,各負荷範囲に
おいて多角形効果が最小となる。実験で明らかとなつた
ように,全負荷運転のとき,発生する残留効果はベルト
の減衰作用によつて吸収される。
【0015】本発明によるベルト駆動装置は,自転車の
場合,逆踏ブレーキと問題なく組合せることができる。
つまり,回転方向が反転すると,被動直径の開脚は多少
小さくなる。これにより,回転方向反転時に駆動プーリ
によつて引き起こされるベルト張力は制動操作のとき付
加的に強まる。
【0016】特に有利かつ望ましい展開では,本発明に
よるベルト駆動装置は自転車においてハブ変速機構と組
合せられる。ベルト駆動装置の無段歯車比はハブ変速機
構の変速段スキツプに合わせられ,この場合このスキツ
プの内部で,制御された踏力による歯車比の自動変更が
利用可能である。
【0017】自転車駆動装置としてのチエーン駆動装置
は,実用上,その欠点(潤滑剤が必要。高価な材料を使
用した場合にのみ構造重量が小さい。歯車比の無段変更
が不可能。)にもかかわらず,しつかり定着した。とい
うのも,チエーン駆動装置をベルト駆動装置に取替える
試みはすべて,これまで,明らかに,従来公知の無段変
速式ベルト駆動装置の効率の低さ又は構造様式の複雑さ
の故に失敗したからである。
【0018】要約するなら,本発明は以下の利点を有す
る: a)歯車比が無段変更可能であるにもかかわらず,原型
について測定された効率曲線は,部分負荷範囲のとき,
チエーン駆動装置のそれより4%低いだけであり,出力
が高まるとこれに一致した。 b)特定の踏力における加速に関してチエーン駆動装置
を原型と直接比較して測定が行われた。所定の加速時間
後,無段調整可能なベルト駆動装置の終速度は10%高
く,従つて,この時間内に進んだ路程もやはり約10%
長かつた。 c)本発明によるベルト駆動装置は,合計3種類の,規
格化されていない新規な部材から構成されているにすぎ
ない。その使用開始に必要なその他すべての小部品及び
ベルト自体は,市販の部品である。 d)本発明によるベルト駆動装置は,チエーン駆動装置
の代わりに,フレーム,ボトムブラケツト軸受又は後輪
支承部等の,それを取り囲む部材の構造を変更すること
なく,有名製造業者の一般的星形ブラケツトに装着可能
であるので,組付けは問題なく生産経過に組込むことが
できる。また,大きな支出を要することなく,チエーン
駆動式自転車に追加的に組付けることがいつでも可能で
ある。 e)本発明によるベルト駆動装置は,逆踏ブレーキ及び
/又はハブ変速機構の構成要素を変更することなく,こ
れらと組合せることができる。 f)さまざまな負荷事情への適応は,いつでも,走行中
でも,ばねを簡単に交換することによつて行うことがで
きる。 g)5つの受容穴を有する従来の星形ブラケツトに本発
明によるベルト駆動装置を組付けると,駆動ベルトプー
リの相連続したセグメント間に,ばね定数の異なるさま
ざまなばねを使用することによつて,両クランクの死点
位置において,例えば卵形スプロケツトにおいて現れる
ような力のピークが下がるという効果を達成することが
できる。
【0019】
【実施例】以下,図面を参考に,本発明による好ましい
実施例を詳しく説明する。
【0020】図1及び図2によれば,駆動ベルトプーリ
1でも,被動ベルトプーリ2でも,それぞれ1つの5腕
星形ブラケツト3又は4が,フレームに固定された軸線
Aの周りを回転可能に支承されている。駆動ベルトプー
リ1のブラケツト3に,図示しない2つのクランクが相
対向して強固に取付けられている。Vは前進走行用回転
方向である。回転軸線Aを基準に,それぞれのベルトプ
ーリ1又は2に,それぞれ5つの協動するセグメント5
又は6が,それぞれの有効面9でもつて,有効直径を無
段変更可能なベルトプーリ1又は2を形成する。セグメ
ント5又は6は,それぞれのベルトプーリ1又は2で,
回転方向Vにある側面が,回転軸線Aから半径方向に等
間隔を置いて,揺動可能に,付属のブラケツト3又は4
の回転継手7内で支承されている。2つのベルトプーリ
1,2に巻き掛けられているVベルトは,個々のセグメ
ント5又は6に設けられた相対応したキー溝内に係合す
る。すべてのセグメント5又は6のキー溝は,Vベルト
とかみ合うための有効面9としてインボリユートを有す
る。
【0021】駆動ベルトプーリ1のセグメント5はそれ
ぞれ単腕レバー5として構成されており,該レバーは
回転方向Vにおいて前端が回転継手7内で支承されてお
り,後端は圧縮ばね8の力の作用を受けている。圧縮ば
ね8は,後続のセグメント5で,レバー末端間で,支
承部7から間隔aを置いて支えられている。半径方向内
方への各セグメント5の揺動角度は,それぞれ後続のセ
グメントに突接することによつて制限されており,他
方,半径方向外方への揺動角度はベルトの初期応力によ
つて制限される。
【0022】被動ベルトプーリ2のセグメント6は,付
属のブラケツト4で,自由に揺動可能に支承されてお
り,支承部7を基準にそれぞれ2腕レバー6として構
成されている。セグメントは,回転支点7及び回転軸線
Aを通過する,図1に符号Sで示された線を基準に,回
転方向Vで前方に,回転方向Vで後方よりも,短い弓形
片を有効レバーアームとして有する。回転支点7を基準
に有効面9の有効半径は,線Sに沿つて最短であり,2
つの周方向において増大する。
【0023】図1の出発位置は,加速されることなく平
らな路面を正常に走行する場合に相当し,この位置のと
き,法線力Nは,張り側Zの周方向力Uに応じて,駆動
ベルトプーリ1又は被動ベルトプーリ2のセグメント5
,6に作用する。駆動ベルトプーリ1では,ちよう
どベルト出口11とベルト入口10との間にあるセグメ
ント5は,回転支点7から間隔aを置いて作用して法
線力Nに対する相手力を吸収するばね8のばね力Faに
よつて,図1に示された位置において,Faから帰結す
る保持力Fbと均衡状態に保たれる。図1では周方向力
Uが張り側と緩み側とで同じ大きさであり,つまり駆動
装置が加速を受けていないのではあるが,被動ベルトプ
ーリ2では,ブラケツト4のセグメント6は法線力Nの
作用によつて量小可能な有効周面を形成する。
【0024】図2によれば,駆動ベルトプーリ1のブラ
ケツト3で,強まつたトルクMが作用することによつ
て,張り側Zの周方向力Uが,従つて法線力Nが増大
し,又,セグメント5が半径方向内側に回転することに
よつてばね力Faも,及びそれから帰結する保持力Fb
も増大する。軸線Aの周りで回転Vすることによつて,
保持力Fbは逆向きの遠心力Ffが発生する。保持力F
bは,いずれの運転状態でも遠心力Ffよりも大きく,
かみ合つていないセグメント5の半径方向運動を防止
する。
【0025】法線力Nが強まると,セグメント5が回転
継手7の周りを半径方向内向きに回転する。このことか
ら,駆動プーリ1で有効直径が縮小することになる。こ
れによつて緩み側Lでベルトのたわみが発生し,被動プ
ーリ2のセグメント6が回転継手7の周りを回転方向V
に回転可能となる。この回転は,同様に,張り側Zで周
方向力Uが高まることによつて引き起こされる。セグメ
ント6が,前述の如く,それぞれ,両周力向で半径が増
大した2腕レバーとして構成されることによつて,ベル
トと摩擦結合した各セグメント6の有効半径が,従つて
被動プーリ2の全有効直径が,自動的に増大する。いま
や,ベルトの摩擦結合式かみ合いは,図2に示されたよ
うに,回転方向Vにおいて後方で,各セグメント6の長
い方の弓形片で起き,他方,セグメント6の回転方向V
において前方にある短い弓形片はそれぞれかみ合いから
外れる。
【0026】この開脚によつて,緩み側Lの周方向力U
は,被動ベルトプーリ2のセグメント6の開脚力と駆動
プーリ1のばね力Faとの間で力の均衡が再び成立する
まで高められ,これらの力は両方ともそれぞれ張り側Z
の周方向力Uに依存し,かつそれに比例している。
【0027】同様に,駆動ベルトプーリ1のブラケツト
3でトルクMが低減すると,逆の過程が起きる。
【0028】逆踏ブレーキングのとき回転方向の反転
(負の回転方向V)が開始されると,駆動ベルトプーリ
1では,前述の作用に基づいてセグメント5は最大可能
な有効直径を占める。被動プーリ2では,正の回転方向
Vの場合と同様に,回転方向Vで前方にあつていまや動
力の点でかみ合つたセグメント6の短い部分弓形片に基
づいて,有効直径の開脚が行われる。開脚に必要な力
は,回転支点7を基準に有効半径が僅かに増大するだけ
であるので,この場合小さい。プーリ1,2で回転方向
が反転するとき同時に引き起こされる有効直径の開脚
は,ベルトの量大張力を引き起こし,逆踏ブレーキング
時の滑りを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトプーリで最大の歯車比に調整された,本
発明によるベルト駆動装置の図である。
【図2】ベルトプーリで最小の歯車比に調整された,本
発明によるベルト駆動装置の図である。
【符号の説明】
1,2 ベルトプーリ 3,4 ブラケツト 5,6 セグメント 7 回転継手 8 ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自転車のための,歯車比自動無段変
    更式ベルト駆動装置であつて,有効直径を変更可能な2
    つのベルトプーリ(駆動ベルトプーリ1,被動ベルトプ
    ーリ2)を備えており,それぞれのベルトプーリが複数
    の,少なくとも3つの,周方向で均一にずらされてばね
    (ばね8)で付勢されたセグメント(5又は6)からな
    り,該セグメントが,フレーム(軸線A)で回転可能に
    支承された付属のブラケツト(3又は4)で,半径方向
    内側及び外側の止め間を移動可能に支承されているもの
    において,セグメント(5及び6)が,回転軸線(A)
    から半径方向に等間隔を置いて揺動可能(回転継手7)
    に,付属のブラケツト(3又は4)で支承されており,
    隣接したセグメント(5又は6)間にそれぞれ1つの圧
    縮ばね(8)が設けられていることを特徴とするベルト
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動ベルトプーリ(1)で各セグメント
    (5)が単腕レバーとして構成されており,該レバー
    は回転方向(V)で前方にある末端がブラケツト(3)
    の回転継手(7)内で支承されており,又,回転方向
    (V)で後方にある末端は,後続のセグメント(5
    のばね(8)を介して,支承部(回転継手7)から間隔
    (a)を置いてレバー末端間で支えられていることを特
    徴とする,請求項1に記載のベルト駆動装置。
  3. 【請求項3】 被動ベルトプーリ(2)で各セグメント
    (6)が2腕レバーとして構成されており,該レバー
    は,レバー末端間でブラケツト(4)の回転継手(7)
    内で支承されており,かつ,支承部(回転継手7)を通
    過する半径方向線(図1のS)を基準に,回転方向
    (V)で前方に,回転方向(V)で後方よりも,短い弓
    形片をレバーアームとして有しており,支承部(回転継
    手7)を基準に有効半径が,半径方向に延びた線(S)
    から両方の周方向において拡大していることを特徴とす
    る,請求項1又は2に記載のベルト駆動装置。
  4. 【請求項4】 被動ベルトプーリ(2)がばねなしで構
    成されていることを特徴とする,請求項2又は3に記載
    のベルト駆動装置。
  5. 【請求項5】 駆動ベルトプーリ(1)又は被動ベルト
    プーリ(2)の各セグメント(5及び6)で,ベルトと
    かみ合うように予定された有効面(9)がインボリユー
    トであることを特徴とする,請求項1ないし5の1つに
    記載のベルト駆動装置。
  6. 【請求項6】 逆踏ブレーキと組合せたことを特徴とす
    る,請求項1ないし5の1つに記載の,自転車用ベルト
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 ハブ変速機構と組合せたことを特徴とす
    る,請求項1ないし6の1つに記載の,自転車用ベルト
    駆動装置。
JP6139267A 1993-06-04 1994-05-19 特に自転車のための,歯車比自動無段変更式ベルト駆動装置 Pending JPH0733064A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4318648A DE4318648C1 (de) 1993-06-04 1993-06-04 Riementrieb mit selbttätiger stufenloser Übersetzungsänderung, insbesondere für Fahrräder
DE4318648.3 1993-06-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733064A true JPH0733064A (ja) 1995-02-03

Family

ID=6489676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6139267A Pending JPH0733064A (ja) 1993-06-04 1994-05-19 特に自転車のための,歯車比自動無段変更式ベルト駆動装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5407395A (ja)
JP (1) JPH0733064A (ja)
CN (1) CN1100051A (ja)
DE (1) DE4318648C1 (ja)
IT (1) IT1269775B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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