JPH0733030B2 - 射出成形方法 - Google Patents
射出成形方法Info
- Publication number
- JPH0733030B2 JPH0733030B2 JP62249867A JP24986787A JPH0733030B2 JP H0733030 B2 JPH0733030 B2 JP H0733030B2 JP 62249867 A JP62249867 A JP 62249867A JP 24986787 A JP24986787 A JP 24986787A JP H0733030 B2 JPH0733030 B2 JP H0733030B2
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- JP
- Japan
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- mold
- foaming
- molten resin
- temperature
- resin
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発泡による射出成形方法に関する。
従来の発泡成形用の射出成形機にあっては、例えば熱可
塑性プラスチック原料或いは熱硬化性の樹脂などの射出
成形材料をスクリュを備えた加熱シリンダで溶かして射
出する射出機構と、金型を高圧で締付ける型締め機構、
これらを自動的に動かす制御機構より成り、樹脂をホッ
パから加熱シリンダ内へ落下せしめるとともに、発泡剤
を別ホッパから加熱シリンダ内へ落下させ、可塑化した
樹脂に発泡剤を混練し、スクリュを前進させて金型内に
高圧で注入し、発泡させて成形品を得る方法、即ち、成
形材料に発泡剤、例えばウレタンフォームや発泡ポリエ
チレンなどを加え、スポンジ状のプラスチック成形品を
作る成形方法や、始めに表皮層になる成形材料を圧入
し、後から発泡剤入りの内部成形材料を圧入する所謂サ
ンドイッチ成形法等もあるが、共に下記のような欠点を
有している。
塑性プラスチック原料或いは熱硬化性の樹脂などの射出
成形材料をスクリュを備えた加熱シリンダで溶かして射
出する射出機構と、金型を高圧で締付ける型締め機構、
これらを自動的に動かす制御機構より成り、樹脂をホッ
パから加熱シリンダ内へ落下せしめるとともに、発泡剤
を別ホッパから加熱シリンダ内へ落下させ、可塑化した
樹脂に発泡剤を混練し、スクリュを前進させて金型内に
高圧で注入し、発泡させて成形品を得る方法、即ち、成
形材料に発泡剤、例えばウレタンフォームや発泡ポリエ
チレンなどを加え、スポンジ状のプラスチック成形品を
作る成形方法や、始めに表皮層になる成形材料を圧入
し、後から発泡剤入りの内部成形材料を圧入する所謂サ
ンドイッチ成形法等もあるが、共に下記のような欠点を
有している。
(1)発泡時の空気圧力により、冷却される成形材料に
生じるひけの発生は防止されるが、表面層まで発泡して
いるので、外観が汚くなる。
生じるひけの発生は防止されるが、表面層まで発泡して
いるので、外観が汚くなる。
(2)全体に発泡しているので、空気断熱性があり、サ
イクルタイムが長くなる。
イクルタイムが長くなる。
(3)充填時点(スクリュ内部)からすでに発泡してお
り、射出有効圧が低いので、薄肉部への充填性が悪く、
形状が制限される。
り、射出有効圧が低いので、薄肉部への充填性が悪く、
形状が制限される。
本発明は上述した如き事情に鑑み、成形品の外観を奇麗
に仕上げるとともに、薄肉部や複雑形状品でも成形で
き、かつサイクルタイムを短縮することができる射出成
形方法を提供することにある。
に仕上げるとともに、薄肉部や複雑形状品でも成形で
き、かつサイクルタイムを短縮することができる射出成
形方法を提供することにある。
上記問題点を解決するための本発明の射出成形方法は、
樹脂の可塑化中に加熱シリンダ内では発泡反応を生起す
ることなく溶融樹脂中に混在し、金型内に注入後金型内
の冷却速度の速い部分の溶融樹脂温度では発泡せず、冷
却速度の遅い部分の溶融樹脂温度で発泡するように、発
泡物質をコーティング剤により被覆して二重構造とし、
発泡反応を生起するための所要温度及び所要保持時間を
調製した発泡剤を溶融樹脂に混練分散させた状態で、前
記加熱シリンダを経て前記金型内に注入し、前記金型内
での溶融樹脂の冷却速度の差により発泡反応に差を付与
して成形することを特徴としている。
樹脂の可塑化中に加熱シリンダ内では発泡反応を生起す
ることなく溶融樹脂中に混在し、金型内に注入後金型内
の冷却速度の速い部分の溶融樹脂温度では発泡せず、冷
却速度の遅い部分の溶融樹脂温度で発泡するように、発
泡物質をコーティング剤により被覆して二重構造とし、
発泡反応を生起するための所要温度及び所要保持時間を
調製した発泡剤を溶融樹脂に混練分散させた状態で、前
記加熱シリンダを経て前記金型内に注入し、前記金型内
での溶融樹脂の冷却速度の差により発泡反応に差を付与
して成形することを特徴としている。
加熱シリンダ内のスクリュ内部では樹脂は溶けるが発泡
剤の反応温度には達してないため、発泡剤は溶融樹脂中
に混在する。そして、溶融樹脂の温度は加熱シリンダを
経て金型内に注入される過程でさらに上昇し、発泡剤の
反応温度を越えるが、金型内に注入される迄の時間は短
時間であるため、発泡剤が発泡するまてには至らない。
そして、加熱シリンダを経て金型内に注入された溶融樹
脂は冷却固化する工程において、金型表面に近い溶融樹
脂(成形品の外部の樹脂層)は急冷され、そのため金型
表面に近い溶融樹脂中に混在している発泡剤には発泡樹
脂が固化する。その結果、成形品表面つまり外観の奇麗
なしかも強度も低下しない成形品が得られる。一方、金
型内部にある溶融樹脂(成形品の内部の樹脂層)は徐冷
され温度が下がりにくい状態にあり、溶融樹脂内の発泡
剤には発泡するに足る時間、前記発泡剤の反応温度以上
に保持されることとなり、発泡剤が反応して発泡する。
この発泡時の発泡圧力によって金型内の溶融樹脂は内部
から膨張させられる。この膨張により樹脂の冷却時の収
縮による「ひけ」の発生を防止することが可能となる。
剤の反応温度には達してないため、発泡剤は溶融樹脂中
に混在する。そして、溶融樹脂の温度は加熱シリンダを
経て金型内に注入される過程でさらに上昇し、発泡剤の
反応温度を越えるが、金型内に注入される迄の時間は短
時間であるため、発泡剤が発泡するまてには至らない。
そして、加熱シリンダを経て金型内に注入された溶融樹
脂は冷却固化する工程において、金型表面に近い溶融樹
脂(成形品の外部の樹脂層)は急冷され、そのため金型
表面に近い溶融樹脂中に混在している発泡剤には発泡樹
脂が固化する。その結果、成形品表面つまり外観の奇麗
なしかも強度も低下しない成形品が得られる。一方、金
型内部にある溶融樹脂(成形品の内部の樹脂層)は徐冷
され温度が下がりにくい状態にあり、溶融樹脂内の発泡
剤には発泡するに足る時間、前記発泡剤の反応温度以上
に保持されることとなり、発泡剤が反応して発泡する。
この発泡時の発泡圧力によって金型内の溶融樹脂は内部
から膨張させられる。この膨張により樹脂の冷却時の収
縮による「ひけ」の発生を防止することが可能となる。
以下、図面により本発明の一実施例としての射出成形方
法について説明すると、第1〜3図に示すように、本発
明を実施するのに好適な射出成形機は、スクリュ1を備
えた射出用の加熱シリンダ2、ノズル3、固定盤4、固
定金型5、可動金型6、スプル7、ヒータ8、ランナ
9、ゲート10、キャビティ11等の既知の各要素から成形
機本体が構成されている。
法について説明すると、第1〜3図に示すように、本発
明を実施するのに好適な射出成形機は、スクリュ1を備
えた射出用の加熱シリンダ2、ノズル3、固定盤4、固
定金型5、可動金型6、スプル7、ヒータ8、ランナ
9、ゲート10、キャビティ11等の既知の各要素から成形
機本体が構成されている。
そして、前記成形機本体部分に、加熱シリンダ2に風を
送って同シリンダ2内の剪断発熱量を吸収する冷却用ブ
ロアー風路12と、成形材料としての樹脂13及び発泡剤14
供給用のホッパ15とから成る構成が付設されている。
送って同シリンダ2内の剪断発熱量を吸収する冷却用ブ
ロアー風路12と、成形材料としての樹脂13及び発泡剤14
供給用のホッパ15とから成る構成が付設されている。
また、前記発泡剤14としては、加熱シリンダ2内での可
塑中には樹脂13は溶けるが、発泡剤14は発泡反応しない
ような樹脂13の融点より高い沸点を有する発泡剤14を用
いることにより、また、キャビティ11内の溶融樹脂の冷
却速度の差により、つまり冷却速度の速い部分の樹脂温
度(急冷された溶融樹脂の温度)では発泡することがな
く、冷却速度の遅い部分の樹脂温度(徐冷された溶樹脂
の温度)で発泡するように、発泡反応を生起するための
所要温度及び所要保持時間を調製した発泡剤14を用い
る。
塑中には樹脂13は溶けるが、発泡剤14は発泡反応しない
ような樹脂13の融点より高い沸点を有する発泡剤14を用
いることにより、また、キャビティ11内の溶融樹脂の冷
却速度の差により、つまり冷却速度の速い部分の樹脂温
度(急冷された溶融樹脂の温度)では発泡することがな
く、冷却速度の遅い部分の樹脂温度(徐冷された溶樹脂
の温度)で発泡するように、発泡反応を生起するための
所要温度及び所要保持時間を調製した発泡剤14を用い
る。
そして、具体的には、例えば、第2図に示すように、熱
をある時間、ある温度以上加えると、つまりある特定温
度(冷却速度の遅い部位の樹脂温度)以上で特定時間加
熱されると溶融し、成形材料と同じ材料であるが、分子
量を多くし、成形材料より融点を必要温度上げたプラス
チック材からなるコーティング剤16で発泡物質17を被覆
して顆粒状に固めた発泡剤14(例えばアゾジカルボン酸
アミド或いは重曹)を用いる。
をある時間、ある温度以上加えると、つまりある特定温
度(冷却速度の遅い部位の樹脂温度)以上で特定時間加
熱されると溶融し、成形材料と同じ材料であるが、分子
量を多くし、成形材料より融点を必要温度上げたプラス
チック材からなるコーティング剤16で発泡物質17を被覆
して顆粒状に固めた発泡剤14(例えばアゾジカルボン酸
アミド或いは重曹)を用いる。
次に本実施例における射出成形の操作について説明す
る。まず固定金型5と可動金型6とを型締めした後、ホ
ッパ15から樹脂13とコーティングされた発泡剤14を送
り、加熱シリンダ2内でスクリュ1の回転により混練分
散し、ノズル3より溶融樹脂を射出し、溶融樹脂にコー
ティングされた発泡剤14を混入させるようにしたもので
ある。
る。まず固定金型5と可動金型6とを型締めした後、ホ
ッパ15から樹脂13とコーティングされた発泡剤14を送
り、加熱シリンダ2内でスクリュ1の回転により混練分
散し、ノズル3より溶融樹脂を射出し、溶融樹脂にコー
ティングされた発泡剤14を混入させるようにしたもので
ある。
つまり、本実施例では、溶融樹脂の射出と発泡剤の供給
を同軸上で行ない、この同軸上(スプル7)を流れる溶
融樹脂にコーティングされた発泡剤14を垂直方向から直
接混入している。
を同軸上で行ない、この同軸上(スプル7)を流れる溶
融樹脂にコーティングされた発泡剤14を垂直方向から直
接混入している。
そして、コーティングされた発泡剤14が混入された溶融
樹脂はキャビティ11内に圧入され、以後従来の一般的方
法に従って、キャビティ11内のコーティングされた発泡
剤14の混入された溶融樹脂を冷却固化した後、離型す
る。
樹脂はキャビティ11内に圧入され、以後従来の一般的方
法に従って、キャビティ11内のコーティングされた発泡
剤14の混入された溶融樹脂を冷却固化した後、離型す
る。
次に、第3図に加熱シリンダー内と金型内の温度変化を
示す。
示す。
尚、第3図中の符号Jはコーティング材の融点を示し、
Kは成形材料の融点を示し、Lは発泡剤の沸点を示して
いる。
Kは成形材料の融点を示し、Lは発泡剤の沸点を示して
いる。
また第3図中の符号Iはスクリュ1内部の温度変化領域
を示し、符号IIはノズル3通過時の温度変化領域を示
し、符号IIIはスプル7通過時の温度変化領域を示し、
符号IVはランナ9通過時の温度変化領域を示し、符号V
はゲート10通過時の温度変化領域を示し、符号VIは成形
品充填中及び収縮過程での温度変化領域を示している。
を示し、符号IIはノズル3通過時の温度変化領域を示
し、符号IIIはスプル7通過時の温度変化領域を示し、
符号IVはランナ9通過時の温度変化領域を示し、符号V
はゲート10通過時の温度変化領域を示し、符号VIは成形
品充填中及び収縮過程での温度変化領域を示している。
さらに、実線VIIは金型表皮に近い成形材料の温度変化
を示し、破線VIIIはコーティング材内部の発泡する限界
点での温度変化を示し、一点鎖線IXは成形品内部の成形
材料の温度変化を示している。
を示し、破線VIIIはコーティング材内部の発泡する限界
点での温度変化を示し、一点鎖線IXは成形品内部の成形
材料の温度変化を示している。
前記冷却固化の工程において、加熱シリンダ2内のスク
リュ1内部では、成形材料としての樹脂13の融点がKで
あることから樹脂13は溶けるが、コーティング剤16、発
泡物質17はブロアー風路12に風を送って剪断発熱量を吸
収されているため、領域Iの如く反応温度には達してい
ない。金型内に溶融樹脂と発泡剤との混練されたものを
射出することにより、ノズル3を通過すると領域IIの如
く温度が上がり、スプル7通過時の温度変化は領域III
となり、ランナ9通過時の温度変化は領域IVとなり、ゲ
ート10通過時の温度変化は領域Vとなり、さらに金型内
の製品部への充填及び製品部充填後の温度変化は領域VI
となる。
リュ1内部では、成形材料としての樹脂13の融点がKで
あることから樹脂13は溶けるが、コーティング剤16、発
泡物質17はブロアー風路12に風を送って剪断発熱量を吸
収されているため、領域Iの如く反応温度には達してい
ない。金型内に溶融樹脂と発泡剤との混練されたものを
射出することにより、ノズル3を通過すると領域IIの如
く温度が上がり、スプル7通過時の温度変化は領域III
となり、ランナ9通過時の温度変化は領域IVとなり、ゲ
ート10通過時の温度変化は領域Vとなり、さらに金型内
の製品部への充填及び製品部充填後の温度変化は領域VI
となる。
即ち、金型に近い部分では実線VIIの如き温度変化し、
ひけの原因となる金型内の製品内部の徐冷部では一点鎖
線IXの如き温度変化することになり、また、発泡剤14の
コーティング剤16が溶けて反応する熱仕事量の限界線と
して破線VIIIの如き温度変化をすることになり、従っ
て、破線VIII以上の一点鎖線IXでは発泡反応を生じ、一
方、破線VIII以下の実線VIIでは発泡反応を生じないこ
とになる。つまり、発泡の沸点J以上での熱仕事量は、
金型表皮近くでは面積APBとなり発泡せず、一方内部で
は面積APCとなり発泡することになる。
ひけの原因となる金型内の製品内部の徐冷部では一点鎖
線IXの如き温度変化することになり、また、発泡剤14の
コーティング剤16が溶けて反応する熱仕事量の限界線と
して破線VIIIの如き温度変化をすることになり、従っ
て、破線VIII以上の一点鎖線IXでは発泡反応を生じ、一
方、破線VIII以下の実線VIIでは発泡反応を生じないこ
とになる。つまり、発泡の沸点J以上での熱仕事量は、
金型表皮近くでは面積APBとなり発泡せず、一方内部で
は面積APCとなり発泡することになる。
このように、金型内の製品部への充填中または直後まで
は非発泡状態で成形できるため、薄肉部や凸部の複雑形
状品を成形でき、しかも外観の奇麗な成形品を得ること
ができ。
は非発泡状態で成形できるため、薄肉部や凸部の複雑形
状品を成形でき、しかも外観の奇麗な成形品を得ること
ができ。
また、ゲートシール後に樹脂の徐冷部が急冷部を引張っ
てひけが発生するのを防ぐ手段として、ゲート10を広く
したり、射出圧力を挙げていることから、ひけが少なく
なり、バリ、ソリも少なくなる。
てひけが発生するのを防ぐ手段として、ゲート10を広く
したり、射出圧力を挙げていることから、ひけが少なく
なり、バリ、ソリも少なくなる。
さらに、局部のみの発泡のため、通常発泡よりサイクル
タイムが大幅に短縮することができる。
タイムが大幅に短縮することができる。
尚、本実施例では成形材13とコーティングされた発泡剤
14とがそれぞれ別々にホッパ15内に入れられることにな
るが、発泡剤14が成形材13に混入されるようにしてもよ
い。
14とがそれぞれ別々にホッパ15内に入れられることにな
るが、発泡剤14が成形材13に混入されるようにしてもよ
い。
以上、詳述したように本発明の射出成形方法は、金型内
の製品部への充填中または直後までは非発泡状態で成形
できることから、薄肉部や凸部の複雑形状品を形成でき
かつ外観の奇麗な成形品を得ることができるほか、局部
のみの発泡のため、通常発泡よりサイクルタイムを大幅
に短縮することができるという利点がある。
の製品部への充填中または直後までは非発泡状態で成形
できることから、薄肉部や凸部の複雑形状品を形成でき
かつ外観の奇麗な成形品を得ることができるほか、局部
のみの発泡のため、通常発泡よりサイクルタイムを大幅
に短縮することができるという利点がある。
第1図は本発明の一実施例としての射出成形方法を実施
するに好適な射出成形機を示す概要断面図、第2図は発
泡剤を示す断面図、第3図は加熱シリンダ内と金型内の
温度変化を示す関係図である。 1……スクリュ、2……加熱シリンダ、3……ノズル、
4……固定盤、5……固定金型、6……可動金型、7…
…スプル、8……ヒータ、9……ランナ、10……ゲー
ト、11……キャビティ、12……ブロアー風路、13……樹
脂、14……発泡剤、15……ホッパ、16……コーティング
剤、17……発泡物質、I……スクリュ内部の温度変化領
域、II……ノズル通過時の温度変化領域、III……スプ
ル通過時の温度変化領域、IV……ランナ通過時の温度変
化領域、V……ゲート通過時の温度変化領域、VI……成
形品充填中及び収縮過程での温度変化領域、VII……金
型表皮に近い成形材料の温度変化、VIII……コーティン
グ材内部の発泡する限界点での温度変化、IX……成形品
内部の成形材料の温度変化、J……コーティング材の融
点、K……成形材料の融点、L……発泡剤の沸点。
するに好適な射出成形機を示す概要断面図、第2図は発
泡剤を示す断面図、第3図は加熱シリンダ内と金型内の
温度変化を示す関係図である。 1……スクリュ、2……加熱シリンダ、3……ノズル、
4……固定盤、5……固定金型、6……可動金型、7…
…スプル、8……ヒータ、9……ランナ、10……ゲー
ト、11……キャビティ、12……ブロアー風路、13……樹
脂、14……発泡剤、15……ホッパ、16……コーティング
剤、17……発泡物質、I……スクリュ内部の温度変化領
域、II……ノズル通過時の温度変化領域、III……スプ
ル通過時の温度変化領域、IV……ランナ通過時の温度変
化領域、V……ゲート通過時の温度変化領域、VI……成
形品充填中及び収縮過程での温度変化領域、VII……金
型表皮に近い成形材料の温度変化、VIII……コーティン
グ材内部の発泡する限界点での温度変化、IX……成形品
内部の成形材料の温度変化、J……コーティング材の融
点、K……成形材料の融点、L……発泡剤の沸点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂の可塑化中に加熱シリンダ内では発泡
反応を生起することなく溶融樹脂中に混在し、金型内に
注入後金型内の冷却速度の速い部分の溶融樹脂温度では
発泡せず、冷却速度の遅い部分の溶融樹脂温度で発泡す
るように、発泡物質をコーティング剤により被覆して二
重構造とし、発泡反応を生起するための所要温度及び所
要保持時間を調製した発泡剤を溶融樹脂に混練分散させ
た状態で、前記加熱シリンダを経て前記金型内に注入
し、前記金型内での溶融樹脂の冷却速度の差により発泡
反応に差を付与して成形することを特徴とする射出成形
方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249867A JPH0733030B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 射出成形方法 |
US07/360,933 US5049327A (en) | 1987-07-21 | 1988-07-20 | Injection molding method |
EP19880906104 EP0341310A4 (en) | 1987-07-21 | 1988-07-20 | Injection molding method |
KR1019890700487A KR950012850B1 (ko) | 1987-07-21 | 1988-07-20 | 사출성형법 |
PCT/JP1988/000719 WO1989000489A1 (en) | 1987-07-21 | 1988-07-20 | Injection molding method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249867A JPH0733030B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 射出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193317A JPH0193317A (ja) | 1989-04-12 |
JPH0733030B2 true JPH0733030B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17199369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62249867A Expired - Lifetime JPH0733030B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-10-05 | 射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733030B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016125874A1 (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-11 | 日本化薬株式会社 | 多価アルコール化合物、酸無水物化合物及び熱硬化性樹脂を含有する熱硬化性樹脂組成物並びに多価カルボン酸樹脂及びそれを用いた熱硬化性樹脂組成物並びに前記熱硬化性樹脂組成物のいずれか一つを封止材あるいは反射材として使用した光半導体装置 |
JP6424681B2 (ja) * | 2015-03-05 | 2018-11-21 | 日立金属株式会社 | 発泡樹脂成形用ペレットの製造方法 |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP62249867A patent/JPH0733030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193317A (ja) | 1989-04-12 |
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