JPH07329934A - 無菌充填包装方法及び装置 - Google Patents

無菌充填包装方法及び装置

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JPH07329934A
JPH07329934A JP14252194A JP14252194A JPH07329934A JP H07329934 A JPH07329934 A JP H07329934A JP 14252194 A JP14252194 A JP 14252194A JP 14252194 A JP14252194 A JP 14252194A JP H07329934 A JPH07329934 A JP H07329934A
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JP
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container
lid member
aseptic filling
opening
packaging
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JP14252194A
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Takuya Adachi
卓也 足立
Takahisa Hirayama
隆久 平山
Masaaki Takada
雅明 高田
Yukio Ono
行雄 大野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器及び蓋部材の両方に関して減菌処理を行
なうようにした無菌充填包装方法において、減菌処置系
に改良を加えることによって、装置に関する保守管理を
容易にし、さらに装置全体を小型にする。 【構成】 蓋部材4を載せた容器5をガイドレール3及
び搬送チェーン2によって矢印A方向へ間欠的に搬送す
る。その搬送中、滅菌装置10によって容器5及び蓋部
材4の両方を同時に滅菌処理し、乾燥装置11によって
同時に乾燥処理し、さらに充填装置12によって容器内
へ内容物を注入する。各処理装置内において、容器5と
蓋部材4とは分離装置によって互いに分離され、その分
離状態の下で滅菌処理等の各処理が行われる。容器5及
び蓋部材4の両方を処理するための各処理装置10,1
1,12はそれぞれ1個だけで済むので、保守管理が容
易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器を減菌処理しなが
らその容器内に内容物、例えば飲料用液体を充填する無
菌充填包装方法及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無菌充填包装装置として、従来、例えば
図7に示す構造を有するものがある。この無菌充填包装
装置では、搬送装置によってカップ状容器51を矢印の
方向に搬送し、その搬送中に、滅菌装置52によって滅
菌処理を行い、さらに熱風供給装置等といった乾燥装置
53によって乾燥処理を行い、さらに充填ノズル54に
よって内容物を注入する。
【0003】一方、ロール状に巻かれたシール部材55
がそのロール部から繰り出されて、滅菌装置56によっ
て滅菌処理され、さらに乾燥装置57によって乾燥処理
を受け、さらに打ち抜き装置58によって打ち抜かれて
カップ状容器51の開口部に載せられる。そしてその
後、打ち抜かれたシール部材55aがカップ状容器51
のフランジ部分に固着されて内容物入り容器が完成す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の無菌充填包装装置においては、カップ状容器を減
菌処理するための処理系と、シール部材を減菌処理する
ための処理系との2個の処理系が別々に必要となり、そ
のため、管理が非常に面倒であり、しかも装置全体が大
型とならざるを得なかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、容器及び蓋部材の両方に関して
減菌処理を行なうようにした無菌充填包装方法におい
て、減菌処置系に改良を加えることによって、装置に関
する保守管理を容易にし、さらに装置全体を小型にする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る無菌充填包装方法は、容器の開口に蓋
部材を載せた状態でその容器を搬送し、その搬送中に滅
菌工程、乾燥工程及び内容物充填工程を順に実施する。
滅菌工程では、蓋部材を容器から分離した状態で容器及
び蓋部材に滅菌処理を施す。乾燥工程では、蓋部材を容
器から分離した状態で容器及び蓋部材に乾燥処理を施
す。そして、内容物充填工程では、蓋部材を容器から分
離した状態で開口を通して容器の内部に内容物を注入す
る。
【0007】滅菌処理及び乾燥処理を行なう場合には、
容器の開口の上方をカバー部材によって覆った状態でそ
れらの処理を行うことが望ましい。こうすれば、滅菌剤
や乾燥用熱風等を効率良く使用でき、しかもまわりの環
境に悪影響を及ぼすことがない。
【0008】滅菌処理は特定の処理方法に限定されない
が、望ましくは、互いに分離された状態の蓋部材と容器
開口との間に滅菌剤を噴霧することによってその減菌処
理を行なう。また、乾燥処理に関しても、互いに分離さ
れた状態の蓋部材と容器開口との間に熱風を吹き付ける
ことによってその処理を行うことが望ましい。
【0009】本発明に係る無菌充填包装装置は、容器を
搬送する容器搬送手段と、容器搬送手段による容器搬送
路に沿って配設された滅菌装置と、容器搬送路に沿って
滅菌装置の下流側に配設された乾燥装置と、容器搬送路
に沿って乾燥装置の下流側に配設された内容物充填装置
とを有している。滅菌装置は、蓋部材と容器とを互いに
分離する蓋部材分離手段と、搬送される容器の開口近傍
に滅菌剤を吹き付ける滅菌剤吹付け手段とを有する。乾
燥装置は、蓋部材と容器とを互いに分離する蓋部材分離
手段と、搬送される容器の開口近傍に熱風を供給する熱
風供給手段とを有する。そして、内容物充填装置は、蓋
部材と容器とを互いに分離する蓋部材分離手段と、内容
物を吐出する内容物吐出手段とを有する。
【0010】上記構成において、滅菌装置及び乾燥装置
のうちの少なくともいずれか一方に、容器の開口の上方
を覆うカバー部材を設けることが望ましい。また、滅菌
剤吹付け手段は、互いに分離された状態の蓋部材と容器
開口との間に滅菌剤を噴霧するように構成するのが望ま
しい。また、熱風供給手段は、互いに分離された状態の
蓋部材と容器開口との間に熱風を供給するように構成す
るのが望ましい。
【0011】減菌状態の完全を期するために、内部が減
菌状態に保持された無菌チャンバの内部に滅菌装置、乾
燥装置及び内容物充填装置を設置することができる。
【0012】蓋部材分離手段は、蓋部材を吸着してその
蓋部材の全体を開口付き容器から分離する吸着分離手段
によって構成できる。また、蓋部材の分離の仕方とし
て、蓋部材の全体を容器から分離するのではなくて、蓋
部材と容器とをある1点で接触させた状態で蓋部材を容
器に対して斜めに開閉させて分離することもできる。し
かしながら、容器及び蓋部材に対する滅菌処理及び乾燥
処理を確実に行いたい場合には、蓋部材の全体を容器か
ら分離することが望ましい。
【0013】一般に、内容物充填装置においては、充填
ノズル等の内容物注入手段から吐出される内容物が容器
開口を通して容器内部に注入される。よって、この内容
物充填装置内に設けられる蓋部材分離手段は、蓋部材が
容器の開口の真っ直ぐ上方領域の側方へ外れるようにそ
の蓋部材を容器から分離させることが望ましい。これに
より、充填ノズルから容器内へ内容物を注入する際の注
入作業が容易になる。
【0014】
【作用】容器及び蓋部材は一緒に搬送されながら、滅菌
処理、乾燥処理及び内容物充填処理の各処理を同時に受
ける。搬送中、蓋部材は容器の開口部に載せられている
が、上記の各処理を受けるときには、蓋部材と容器とは
互いに分離される。これにより、蓋部材の裏面及び容器
の開口が広く露出するので、蓋部材及び容器の両方に関
する滅菌処理や乾燥処理が確実に行われる。蓋部材及び
容器の両方に関する滅菌処理等が同一のステージにおい
て同時に行われるので、滅菌処理系等の各処理系を蓋部
材と容器とのそれぞれに関して別々に設ける必要が無
く、よって、滅菌処理系等に関する保守管理が容易にな
る。また、装置全体を小型に形成できる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る無菌充填包装装置の一
実施例の要部を示している。この無菌充填包装装置は、
ステンレス板材等によって形成された無菌チャンバ1
と、その無菌チャンバ1内に設置された容器搬送手段と
しての無端搬送チェーン2と、そしてその搬送チェーン
2に対して平行に設置したガイドレール3とを有してい
る。搬送チェーン2は、蓋部材4を載せた状態の複数の
容器5を等間隔で挟んでそれらを矢印A方向へ間欠的に
搬送する。無菌チャンバ1の内部は無菌状態又は減菌状
態に保持されている。
【0016】容器5は、例えば図6に示すように、一端
に開口6を備えた円筒形状に、すなわちカップ状(図7
参照)でないストレート状に形成されている。また、蓋
部材4は、矢印B方向から見て円形状に形成され、その
外周縁に巻き締め用の凸部7を有している。また、蓋部
材4の周縁部に近い1箇所に内容物取り出し用の穴8が
形成され、さらにその穴8を塞ぐためのシール9が貼ら
れている。容器5は、例えば、紙を主体としてその表裏
両面にプラスチック層を積層した積層材を加工すること
によって形成される。また蓋部材4は、例えば アルミニウム/プラスチック層、 プラスチック層/ア
ルミニウム/紙 等 の材質から成っている。蓋部材4を容器5の開口6の上
に載せ、さらに、周縁凸部7を巻き締めたり、あるいは
接着剤を用いて接着することにより、図5に示すような
完成容器が得られる。
【0017】図1において、搬送チェーン2による容器
の搬送方向Aに沿って、滅菌装置10、乾燥装置11、
そして内容物充填装置12が順に設置されている。滅菌
装置10は、図2に示すように、容器5の開口6を覆う
円筒形状のカバー13と、そのカバー13を貫通してい
て下端に吸盤14を備えた昇降部材15と、その昇降部
材15を昇降駆動する蓋昇降装置16とを有している。
蓋昇降装置16は、任意の構造の昇降装置によって構成
でき、例えば、エアシリンダやモータ等を駆動源とする
昇降装置によって構成できる。本実施例では、吸盤1
4、昇降部材15及び蓋昇降装置16によって蓋部材分
離手段を構成してある。
【0018】カバー13にはカバー昇降装置19が機械
的に接続されており、この昇降装置19によって駆動さ
れてカバー13は適宜のストロークで上下へ昇降移動す
る。この昇降装置もエアシリンダやモータ等を駆動源と
する昇降装置によって構成できる。昇降部材15の内部
には通気管17が設けられ、この通気管17に連通する
吸気ポンプ18は吸盤14から空気を吸引する。カバー
13の下部には滅菌剤噴霧ノズル20が設けられ、滅菌
剤供給源21から供給される滅菌剤、例えばH22溶液
がそのノズル20から噴霧される。噴霧ノズル20は、
カバー13と一体になって上下移動する。
【0019】滅菌装置10の下流側に配設された乾燥装
置11(図1参照)は、図3に示すように、容器5の開
口6を覆う円筒形状のカバー23と、そのカバー23を
貫通していて下端に吸盤24を備えた昇降部材25と、
その昇降部材25を昇降駆動する蓋昇降装置26とを有
している。蓋昇降装置26は、滅菌装置10(図2)に
用いたものと同一構造の昇降装置を用いることができ
る。
【0020】カバー23にはカバー昇降装置29が機械
的に接続されており、この昇降装置29によって駆動さ
れてカバー23は適宜のストロークで上下へ昇降移動す
る。この昇降装置29も滅菌装置10(図2)に用いた
ものと同一構造の昇降装置を用いることができる。昇降
部材25の内部にも通気管27が設けられ、この通気管
27に連通する吸気ポンプ28が吸盤24から空気を吸
引する。カバー23の下部には複数個の送風管30が固
定配置され、それらの送風管30が熱風供給源31に接
続されている。また、カバー23の上部には排気管32
が固定配置されている。
【0021】乾燥装置11の下流側に配設された内容物
充填装置12(図1参照)は、図4に示すように、内容
物貯留タンク36に接続された吐出ノズル35と、吐出
ノズル35を昇降移動させるノズル昇降装置37と、吸
盤44と、吸盤44に連通する吸気ポンプ38と、そし
て蓋部材分離手段として作用する蓋部材開閉装置39と
を有している。蓋部材開閉装置39は、吸盤44に吸着
された蓋部材4を容器5の開口6の真っ直ぐ上方の領域
の側方に持ち運ぶ作用を奏するものであり、より具体的
には、吸盤44を支持する支軸40を上下移動、左右移
動及び90゜程度の回転移動させることにより希望の動
作を得ることができる。
【0022】なお、吐出ノズル35を容器5に向けて上
下移動させるのに代えて、予め吐出ノズル35を容器5
の搬送路からかなり離れた上方位置に配設しておき、内
容物注入時には容器5の方を吐出ノズル35へ向けて上
昇させるように構成することもできる。
【0023】以下、上記構成より成る無菌充填包装装置
の動作を説明する。
【0024】図1において、無菌チャンバ1の右方側か
ら、容器5及び蓋部材4を供給する。このとき、蓋部材
4は容器5の開口6(図6参照)に載せただけの状態で
供給される。供給された容器5及び蓋部材4は、ガイド
レール3によって案内されながら搬送チェーン2によっ
て矢印A方向へ間欠的に搬送されて滅菌装置10へ送り
込まれる。図2において、容器5及び蓋部材4が搬送チ
ェーン2によって搬送されるとき、カバー13は上方へ
持ち上げられていて、容器5の動きを邪魔しないように
なっている。
【0025】容器5及び蓋部材4がカバー13の下方の
所定位置に到来すると、容器5が停止し、カバー13が
容器5の頂部を覆うように降下する。その後、昇降部材
15が降下して吸盤14が蓋部材4に面接触し、空気吸
引によってそれを吸着支持し、さらにその後、昇降部材
15が上方へ持ち上げられて蓋部材4の全体が容器5か
ら分離される。その後、互いに分離された容器5と蓋部
材4との間に噴霧ノズル20によって滅菌剤、すなわち
22溶液を霧状にして吹き付ける。この滅菌剤の吹き
付けにより、蓋部材4及び容器5の両方が滅菌処理され
る。このとき、容器5の上方はカバー13によって覆わ
れているので、滅菌剤は容器5の内部及び蓋部材4の裏
面に十分に供給され、しかも搬送チェーン2等が滅菌剤
によって汚染されることもない。
【0026】以上の滅菌処理が完了すると、昇降部材1
5が降下して蓋部材4が再び容器5の上に戻され、さら
にカバー13が容器5の搬送を許容する適宜の高さまで
上昇し、そして搬送チェーン2による容器5及び蓋部材
4の間欠搬送が行われて、それらが乾燥装置11へ送り
込まれる。
【0027】図3において、滅菌処理を終えた容器5及
び蓋部材4がカバー23の下方の所定位置に到達する
と、カバー23が降下して容器5の上方を覆い、昇降部
材25が降下及び上昇して蓋部材4の全体を容器5から
分離する。そして、送風管30を通ってカバー23の内
部へ吹き出し、さらに排気管32を通して外部へ排出さ
れる熱風によって容器5及び蓋部材4が乾燥される。
【0028】乾燥処理が完了すると、昇降部材25が降
下して蓋部材4が再び容器5の上に戻され、カバー23
が容器5の搬送を許容する適宜の高さまで上昇し、そし
て搬送チェーン2による容器5の間欠搬送が行われて、
それが内容物充填装置12へ送り込まれる。
【0029】図4において、乾燥処理を終えた容器5及
び蓋部材4がノズル35の下方の所定位置に到達する
と、蓋部材開閉装置39が作動して吸盤44が蓋部材4
の所まで持ち運ばれてそれに吸着し、さらにその後、図
示の位置まで移動して、蓋部材4を容器5の開口6から
大きく離れた側方位置まで搬送して、両者を分離する。
その後、吐出ノズル35が降下してノズル35の先端が
容器5の開口6に近い位置又はその開口6の内部まで持
ち運ばれ、そしてそのノズル35の先端から内容物、例
えば飲料用液体が吐出されて容器5の内部に注入され
る。
【0030】内容物の注入が完了すると、ノズル35が
元の高位置へ復動し、さらに蓋部材開閉装置39が作動
して吸盤44が再び容器5の開口6の所まで移動して、
蓋部材4が再び容器5へ戻される。その後、搬送チェー
ン2によって容器5及び蓋部材4がさらに下流方向(図
の左方向)へ搬送され、そして図示しない蓋部材封止ス
テージへ運ばれる。この封止ステージでは、蓋部材4の
外周縁凸部7を巻き締めし、さらに必要に応じて接着剤
を用いて容器5へ接着することにより目標とする内容物
入り容器が完成する。
【0031】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限られることなく、請
求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変できる。
【0032】例えば、上記実施例では、図1に示すよう
に滅菌装置10、乾燥装置11及び内容物充填装置12
を無菌チャンバ1の内部に格納する場合を例示したが、
無菌チャンバ1は必ずしも必須のものではない。
【0033】また、容器及び蓋部材の形状は図5及び図
6に示した形状に限られず、他の任意の形状とすること
ができる。本発明では、容器と蓋部材とを互いに分離さ
せた状態で滅菌処理及び乾燥処理等を行うようにしてい
るので、仮に蓋部材の形状が非常に複雑な場合でも、安
定して確実な滅菌処理、乾燥処理等を実行できる。
【0034】また、上記の実施例では蓋部材の方を移動
することによって蓋部材と容器とを互いに分離させた
が、容器の方を移動することによって両者を互いに分離
させることもできる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の無菌充填包装方法及び請
求項5記載の無菌充填包装装置によれば、滅菌処理、乾
燥処理等が蓋部材及び容器の両方に関して同一のステー
ジにおいて同時に行われるので、各処理系を蓋部材と容
器のそれぞれに対応させて別々に設ける必要が無くな
り、よって、滅菌処理系等に関する保守管理が非常に容
易になる。また、装置全体を小型に形成できる。また、
蓋部材の形状や構造が複雑になる場合でも、その蓋部材
に対して安定した滅菌処理や乾燥処理等を実施できる。
【0036】請求項2記載の無菌充填包装方法及び請求
項6記載の無菌充填包装装置によれば、容器及び蓋部材
の両方に滅菌剤等を効率良く供給できる。また、容器搬
送用の搬送チェーンやその他の付帯機器を滅菌剤等によ
って汚すこともない。
【0037】請求項3記載の無菌充填包装方法及び請求
項7記載の無菌充填包装装置によれば、容器の内部及び
蓋部材の裏面へ滅菌剤を効率良く供給できる。
【0038】請求項4記載の無菌充填包装方法及び請求
項8記載の無菌充填包装装置によれば、容器の内部及び
蓋部材の裏面へ熱風を効率良く供給できる。
【0039】請求項9記載の無菌充填包装装置によれ
ば、無菌化処理の完全化が達成できる。
【0040】請求項10記載の無菌充填包装装置によれ
ば、簡単な構成でしかも確実に蓋部材と容器とを互いに
分離できる。
【0041】請求項11記載の無菌充填包装装置によれ
ば、内容物充填装置、例えば内容物吐出ノズルに関して
複雑な動きをさせる必要がなくなる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無菌充填包装装置の一実施例の要
部を示す正面断面図である。
【図2】滅菌装置の一実施例を示す正面図である。
【図3】乾燥装置の一実施例を示す正面図である。
【図4】内容物充填装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図5】内容物入り容器の一例を示す斜視図である。
【図6】容器及び蓋部材の一例を示す側面断面図であ
る。
【図7】従来の無菌充填包装装置の一例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 無菌チャンバ 2 無端搬送チェーン 3 ガイドレール 4 蓋部材 5 容器 6 容器の開口 10 滅菌装置 11 乾燥装置 12 内容物充填装置 13,23 カバー 14,24,44 吸盤 15,25 昇降部材 17 通気管 20 滅菌剤噴霧ノズル 30 送風管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 行雄 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を備えた容器に内容物を充填し、そ
    の後その開口を蓋部材によって封止して内容物入り容器
    を作製する無菌充填包装方法において、 容器の開口に蓋部材を載せた状態でその容器を搬送し、
    その搬送中に滅菌工程、乾燥工程及び内容物充填工程を
    順に実施し、 滅菌工程では、蓋部材を容器から分離した状態で容器及
    び蓋部材に滅菌処理を施し、 乾燥工程では、蓋部材を容器から分離した状態で容器及
    び蓋部材に乾燥処理を施し、そして内容物充填工程で
    は、蓋部材を容器から分離した状態で開口を通して容器
    の内部に内容物を注入することを特徴とする無菌充填包
    装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無菌充填包装方法におい
    て、滅菌処理及び乾燥処理のうちの少なくともいずれか
    1つの処理は、容器の開口の上方をカバー部材によって
    覆った状態で行うことを特徴とする無菌充填包装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の無菌充填包
    装方法において、滅菌処理は、互いに分離された状態の
    蓋部材と容器との間に滅菌剤を噴霧することによって行
    われることを特徴とする無菌充填包装方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1つに記載の無菌充填包装方法において、乾燥処理は、
    互いに分離された状態の蓋部材と容器との間に熱風を吹
    き付けることによって行われることを特徴とする無菌充
    填包装方法。
  5. 【請求項5】 開口を備えた容器に内容物を充填し、そ
    の後その開口を蓋部材によって封止して内容物入り容器
    を作製する無菌充填包装装置において、 容器を搬送する容器搬送手段と、 容器搬送手段による容器搬送路に沿って配設された滅菌
    装置と、 容器搬送路に沿って滅菌装置の下流側に配設された乾燥
    装置と、 容器搬送路に沿って乾燥装置の下流側に配設された内容
    物充填装置とを有しており、 滅菌装置は、蓋部材と容器とを互いに分離する蓋部材分
    離手段と、搬送される容器の開口近傍に滅菌剤を吹き付
    ける滅菌剤吹付け手段とを有し、 乾燥装置は、蓋部材と容器とを互いに分離する蓋部材分
    離手段と、搬送される容器の開口近傍に熱風を供給する
    熱風供給手段とを有し、そして内容物充填装置は、蓋部
    材と容器とを互いに分離する蓋部材分離手段と、内容物
    を吐出する内容物吐出手段とを有することを特徴とする
    無菌充填包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の無菌充填包装装置におい
    て、滅菌装置及び乾燥装置のうちの少なくともいずれか
    一方は、容器の開口の上方を覆うカバー部材を有するこ
    とを特徴とする無菌充填包装装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6記載の無菌充填包
    装装置において、滅菌剤吹付け手段は、互いに分離され
    た状態の蓋部材と容器開口との間に滅菌剤を噴霧するこ
    とを特徴とする無菌充填包装装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7のうちのいずれか
    1つに記載の無菌充填包装装置において、熱風供給手段
    は、互いに分離された状態の蓋部材と容器開口との間に
    熱風を供給することを特徴とする無菌充填包装装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8のうちのいずれか
    1つに記載の無菌充填包装装置において、滅菌装置、乾
    燥装置及び内容物充填装置は、内部が減菌状態に保持さ
    れた無菌チャンバの内部に配設されることを特徴とする
    無菌充填包装装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項9のうちのいずれ
    か1つに記載の無菌充填包装装置において、蓋部材分離
    手段は、蓋部材を吸着してその蓋部材の全体を容器開口
    から分離する吸着分離手段を有することを特徴とする無
    菌充填包装装置。
  11. 【請求項11】 請求項5から請求項10のうちのいず
    れか1つに記載の無菌充填包装装置において、内容物充
    填装置内に設けられる蓋部材分離手段は、蓋部材が容器
    の開口の真っ直ぐ上方領域の側方へ外れるように蓋部材
    を容器から分離することを特徴とする無菌充填包装装
    置。
JP14252194A 1994-06-01 1994-06-01 無菌充填包装方法及び装置 Pending JPH07329934A (ja)

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