JPH07329656A - 自動車用ルーフドリップモール - Google Patents

自動車用ルーフドリップモール

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Publication number
JPH07329656A
JPH07329656A JP15670594A JP15670594A JPH07329656A JP H07329656 A JPH07329656 A JP H07329656A JP 15670594 A JP15670594 A JP 15670594A JP 15670594 A JP15670594 A JP 15670594A JP H07329656 A JPH07329656 A JP H07329656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rain gutter
rising
molding
roof drip
drip molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP15670594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tsutsui
英樹 筒井
Hideki Murata
英樹 村田
Kiyohide Baba
清秀 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP15670594A priority Critical patent/JPH07329656A/ja
Publication of JPH07329656A publication Critical patent/JPH07329656A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールと車体側雨樋の間において生ずる長手
方向の位置ずれを吸収してがたつきなどを防止すること
ができ、確実に車体側雨樋に組付けられ、しかもその取
付作業も簡単かつ容易に行うことができ、成形も容易で
ある新規な自動車用ルーフドリップモールを提供する。 【構成】 車体側雨樋20の下顎部21に係着する下側
屈曲部11、および車体側雨樋の立上り片23外側を覆
う立上り部12、ならびに先端が前記立上り部内側方向
に近接して屈曲された上側屈曲部13からなる断面略C
字状の嵌合主体部Eを有するルーフドリップモールにお
いて、前記上側屈曲部先端14と立上り部12との近接
空間31に、前記雨樋立上り片頭部24と当接する軟質
合成樹脂よりなる可撓性当接片18を前記嵌合主体部と
一体に突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用ルーフドリッ
プモールに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフ(屋根部)側部に設けら
れた雨樋(ルーフチャンネル)には、一般にルーフドリ
ップモールと称される長尺の合成樹脂製モールディング
が装着される。ルーフドリップモール40は、例えば図
5に図示したように、車体側雨樋50の下顎部51に係
着する下側屈曲部41、および車体側雨樋の立上り片5
2外側を覆う立上り部42、ならびに先端43aが前記
立上り部42内側方向に近接して屈曲された上側屈曲部
43からなる断面略C字状の嵌合主体部Kを有し、該嵌
合主体部Kを雨樋50に嵌着することによって車体に取
付けられる。
【0003】このルーフドリップモール40は、前記嵌
合主体部Kを車体側雨樋50の下顎部51および頭部5
3に係着することによって装着されるのであるが、雨樋
50およびルーフドリップモール40はともに長尺であ
り、しかも車体に沿って三次元方向に取付位置が変化す
るものであるから、すべての部分において完全に形状が
一致しているとは限らない。
【0004】しかるに、この種ルーフドリップモール4
0においては、モールの上側屈曲部先端43aと立上り
部42との間に1mm程度の近接空間61を設け、この
近接空間61を一種のバネアクションとして利用して、
モールと車体側雨樋の間において生ずる長手方向の位置
ずれを吸収し、がたつきなどを防止している。
【0005】このように、ルーフドリップモール40の
近接空間61の設定はその取付上極めて重要な機能を有
しているのであるが、しかしながら、このルーフドリッ
プモール40は合成樹脂の連続押出成形品によって構成
され、加えて屈曲形状部などの寸法管理は難しいものが
あるので、この近接空間61に寸法の誤差が生ずること
が避けられない。
【0006】そして、例えば図6に示すように、モール
40の上側屈曲部先端43aと立上り部42間の近接空
間61Aが大きくなった場合には、車体側雨樋50の立
上り片52の頭部53が該近接空間61A内に落ち込
み、十分な嵌合力が得られず、モールの取付けを不完全
にするおそれがある。
【0007】一方、図7に示すように、前記近接空間6
1Bが狭くなった場合には、前記近接空間61Bに車体
側雨樋50の立上り片52の頭部53が落ち込むことは
ないが、モール40の組付時におけるばね弾性がなくな
り、モール40の車体側雨樋50の取付けがスムーズに
できなくなり、ひいてはモールの取付けが不完全になる
嫌いがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点に鑑み提案されたものであって、モールと車体
側雨樋の間において生ずる長手方向の位置ずれを吸収し
てがたつきなどを防止することができ、確実に車体側雨
樋に組付けられ、しかもその取付作業も簡単かつ容易に
行うことができ、成形も容易である新規な自動車用ルー
フドリップモールを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
車体側雨樋の下顎部に係着する下側屈曲部、および車体
側雨樋の立上り片外側を覆う立上り部、ならびに先端が
前記立上り部内側方向に近接して屈曲された上側屈曲部
からなる断面略C字状の嵌合主体部を有するルーフドリ
ップモールにおいて、前記上側屈曲部先端と立上り部と
の近接空間に、前記雨樋立上り片頭部と当接する軟質合
成樹脂よりなる可撓性当接片を前記嵌合主体部と一体に
突設したことを特徴とするルーフドリップモールに係
る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の自動車用ルーフドリップモー
ルを示す断面図、図2は可撓性当接片を示す図、図3は
可撓性当接片の他例を示す図、図4は同じく可撓性当接
片の他例を示す図である。
【0011】図1に図示したように、ルーフドリップモ
ール10の本体は、塩化ビニール樹脂のような比較的軟
質の外側樹脂層10AとABS樹脂等の剛性のある内側
樹脂層10Bと前記外側樹脂層10Aと内側樹脂層10
Bの間に一体に埋設されたステンレスまたはアルミニウ
ム等の補強芯材10Rから構成されており、これらは公
知の方法によって一体押出成形によって連続成形され
る。
【0012】このルーフドリップモール10は、図のよ
うに、下側屈曲部11、立上り部12、ならびに上側屈
曲部13からなる断面略C字状の嵌合主体部Eを含む。
この嵌合主体部Eは車体ルーフの側部に設けられた雨樋
20に嵌合係着する部分で、前記した剛性のある内側樹
脂層10Bおよび補強芯材10Rによって一定の腰強さ
が付与されている。
【0013】嵌合主体部Eを構成する下側屈曲部11
は、車体側雨樋20の下顎部21に係着する部分であ
る。また、立上り部12は、車体側雨樋の立上り片23
の外側を被覆する。上側屈曲部13は、その先端14が
前記立上り部12の内側面に近接するよう屈曲された部
分であって、この屈曲弾性に伴うばねアクションによっ
て、雨樋20の立上り片23の頭部24をモール立上り
部12方向に押圧するとともに、雨樋20とルーフドリ
ップモール10の長手方向の位置ずれを吸収する。
【0014】従って、前記モール10の上側屈曲部13
の先端14とモール立上り部12の内側面との間には一
定幅の近接空間31が形成される。この近接空間31の
幅は、従来品では通常1.0mmプラスマイナス0.2
mmであるところ、本発明品では1.4mmプラスマイ
ナス0.5mmに設定されている。
【0015】そして、この近接空間31には、前記車体
側雨樋20の立ち上り片頭部24と当接する軟質合成樹
脂の弾性を有する小片よりなる可撓性当接片18が前記
嵌合主体部Eから突設されている。この可撓性当接片1
8は、例えば塩化ビニール樹脂等の熱可塑性エラストマ
ーの軟質樹脂より構成され、硬度はJIS.A65プラ
スマイナス15程度のものが好ましく用いられる。
【0016】可撓性当接片18は嵌合主体部Eを構成す
るモール立上り部12または上側屈曲部13から近接空
間31内に突設される。すなわち、実施例の図1および
図2はモール立上り部12から可撓性当接片18を突設
したものであり、図3は上側屈曲部13から可撓性当接
片18Aを突設した例である。
【0017】図2または図3に示すように、可撓性当接
片をモール立上り部12または上側屈曲部13から近接
空間31内に突設した場合における隙間sは、車体側雨
樋20の立ち上り片頭部24の厚みtよりも小さいこと
が好ましく、できれば該頭部の厚みの半分かもしくはそ
れ以下であることが望ましい。
【0018】図4は、可撓性当接片18Bが、近接空間
31を形成するモール立上り部12から上側屈曲部13
まで一体に連設された例である。この場合には可撓性当
接片18Bの近接空間31内における隙間sはゼロとな
る。
【0019】上記した可撓性当接片は、いずれの例にあ
っても、公知の複合押出成形によって、ルーフドリップ
モールの本体の押出成形と同時かつ一体に成形すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
自動車用ルーフドリップモールによれば、車体側雨樋へ
の断面略C字状の嵌合主体部を有するルーフドリップモ
ールにおいて、上側屈曲部先端と立上り部との近接空間
に、雨樋立上り片頭部と当接する軟質合成樹脂よりなる
可撓性当接片を前記嵌合主体部と一体に突設したもので
あるから、前記近接空間に雨樋立上り片頭部が落ち込む
こが防止できる。これによって、モールと車体側雨樋の
間において生ずる長手方向の位置ずれを吸収してがたつ
きなどを効果的に防止することができようになった。
【0021】同時に、ルーフドリップモールの車体側雨
樋に対する組付が確実に行うことができ、しかもその取
付作業は従来に比しはるかに簡単かつ容易に行うことが
できる。
【0022】さらに、従来においては、近接空間の寸法
管理が難しく、成形も難しかったが、この発明によれ
ば、従来に比して成形の公差を大きくすることができる
ので成形も容易となり、不良品の発生を小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車用ルーフドリップモールを示
す断面図である。
【図2】可撓性当接片を示す図である。
【図3】可撓性当接片の他例を示す図である。
【図4】同じく可撓性当接片の他例を示す図である。
【図5】従来の自動車用ルーフドリップモールの取付け
状態を示す断面図である。
【図6】その上側屈曲部と立上り部との近接空間が広い
場合の取付け状態を示す断面図である。
【図7】その上側屈曲部と立上り部との近接空間が狭い
場合の取付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 自動車用ルーフドリップモール 11 下側屈曲部 12 立上り部 13 上側屈曲部 14 上側屈曲部先端 20 雨樋 21 下顎部 23 立上り片 24 立上り片頭部 31 上側屈曲部先端と立上り部との近接空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 清秀 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側雨樋の下顎部に係着する下側屈曲
    部、および車体側雨樋の立上り片外側を覆う立上り部、
    ならびに先端が前記立上り部内側方向に近接して屈曲さ
    れた上側屈曲部からなる断面略C字状の嵌合主体部を有
    するルーフドリップモールにおいて、 前記上側屈曲部先端と立上り部との近接空間に、前記雨
    樋立上り片頭部と当接する軟質合成樹脂よりなる可撓性
    当接片を前記嵌合主体部と一体に突設したことを特徴と
    するルーフドリップモール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、可撓性当接片が突設
    された近接空間における隙間が雨樋立上り片頭部の2分
    の1以下である自動車用ルーフドリップモール。
JP15670594A 1994-06-14 1994-06-14 自動車用ルーフドリップモール Pending JPH07329656A (ja)

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