JPH07328817A - タレット刃物台 - Google Patents

タレット刃物台

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Publication number
JPH07328817A
JPH07328817A JP15425294A JP15425294A JPH07328817A JP H07328817 A JPH07328817 A JP H07328817A JP 15425294 A JP15425294 A JP 15425294A JP 15425294 A JP15425294 A JP 15425294A JP H07328817 A JPH07328817 A JP H07328817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turret
indexing
cutter base
clutch
tool post
Prior art date
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Pending
Application number
JP15425294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kawai
洋一 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP15425294A priority Critical patent/JPH07328817A/ja
Publication of JPH07328817A publication Critical patent/JPH07328817A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刃物台本体内に割出し専用モータを持たない
簡素にして小型かつ高能率なタレット刃物台を提供す
る。 【構成】 旋盤のサドル20上にX軸案内と平行にラッ
ク21を固着し、刃物台本体10のタレット中心軸1a
と同心の油圧シリンダ7のピストンロッド5の後端に固
着の歯車取付板16に、ピニオン11と平歯車12を枢
支して、ピストンロッド5の左行でカービックカップリ
ング6が2,3から離れ、クラッチ13が係合した状態
で、タレット刃物台のX軸移動でタレット1の旋回割出
しをする。割出し終了後ピストンロッド5の右行でカー
ビックカップリングが係合して割出しの位置決めとクラ
ンプを行い、同時にクラッチ13の係合が解除されて、
タレット刃物台のX軸移動と割出しの縁が切れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋盤等工作機械のタレッ
ト刃物台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旋盤等工作機械に用いられるタレ
ット刃物台は、図3に示すように刃物台本体101に固
着のサーボモータ102により、歯車103,104を
介してタレット105を旋回する構造が一般的である
が、特開昭59−53105号で公知の技術に刃物台本
体にサーボモータを持たないタレット刃物台がある。
【0003】このものは図4,図5に示すように、旋盤
のサドル106上にX軸方向に移動位置決め可能に設け
られた刃物台本体107に、タレット108が固着され
た中心軸109が回転及び軸方向移動可能に支持されて
いて、ばね110により常時引込勝手に付勢されてお
り、ばね力でカップリング111の係合が行われてい
る。中心軸109にはピニオン112が一方向にのみ回
転可能に嵌挿されていて、ピニオン112に噛合するラ
ック113を有するレバー114が刃物台本体107に
X軸方向に出し入れ可能に設けられている。
【0004】一方、サドル106の袖部106aにはL
字形のストッパ115が固着されていて、タレット刃物
台がX軸方向プラス側に移動して移動端に近づくと、先
ず中心軸109の後端がストッパに当接してばね110
の力に抗して押し込まれ、カップリング111の係合が
解除される。続いてタレット刃物台のX軸プラス側への
移動でレバー114が押し込まれ、ラック113,ピニ
オン112,中心軸109を介してタレット108が旋
回され、タレット刃物台が移動端に達するとタレット1
08が1ピッチ割出されている。次いでタレット刃物台
がX軸方向マイナス側に移動すると中心軸109がスト
ッパ115から外れ、カップリング111が係合するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた刃
物台本体内にサーボモータを有する一般的なタレット刃
物台は、サーボモータを内蔵することで刃物台が大型と
なりかつ高価となるという問題を有している。特開昭5
9−53105号のタレット刃物台は、タレット旋回が
必要なたびにX軸移動端までタレット刃物台を移動させ
ねばならない。その上X軸方向一往復移動で1ピッチず
つタレットを旋回するようになっているので、例えばタ
レット外周上に工具取付ステーションが6つあって、5
つ目のステーションの工具が次工具に指定されている場
合には、タレット刃物台を5往復させないと次工具を切
削位置に割出すことができない。このため割出しに大変
時間がかかるという問題を有している。
【0006】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、割出し専用モータを用いずに割出し可能で、割出し
に時間を要しない高能率かつ安価で小型のタレット刃物
台を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるタレット刃物台は、ベッド上にサドル
を介してX軸方向に移動位置決め可能に設けられZ軸方
向の中心軸のまわりで旋回割出可能なタレットを有する
タレット刃物台において、前記サドル上にX軸方向のラ
ックを設け、前記タレット刃物台に該ラックと噛合する
ピニオンを含む前記中心軸を回転する歯車部材と前記中
心軸の回転を前記タレットに伝えるかけ外し自在なクラ
ッチと該クラッチを必要に応じてかけ外しする手段とを
設けてなり、X軸移動位置決めによりタレットの旋回割
出しを行うものである。
【0008】
【作用】切削位置に割出しされている現工具による切削
加工の一区割が終わると、干渉のない位置にタレット刃
物台を移動したのち、タレットのクランプを解除しクラ
ッチを係合してタレット刃物台をX軸方向プラス側又は
マイナス側に移動すると、ラックに噛合するピニオンを
含む歯車部材が回転し、中心軸を介してタレットが旋回
する。そしてタレット刃物台が割出しピッチ数対応の所
定X軸位置に位置決めされると、次工具が切削位置に割
出されている。次いでタレットのクランプを行いクラッ
チの係合を解除するとタレット刃物台のX軸移動と割出
しの縁が切れ、次工具による切削加工が可能となる。
【0009】
【実施例】以下実施例について図面にもとづき説明す
る。図1は本実施例のタレット刃物台正面の縦断面図
で、図2は図1のA−A線視側面図である。刃物台本体
10は図示しないベッド上にZ軸方向に移動位置決め可
能に載置されているサドル20上にX軸方向に移動可能
に載置されていて、図示しないX軸サーボモータにより
ボールねじ8を介して移動位置決めされる。
【0010】刃物台本体10にはタレット1が中心軸1
aをZ軸方向にして回転可能に支持されていて、刃物台
本体10に中心軸1aと同心に穿設されている油圧シリ
ンダ7のピストン5aと一体の中空のピストンロッド5
が中心軸1aの外周上に軸方向移動可能に設けられてい
る。
【0011】ピストンロッド5先端の鍔部5b端面には
カービックカップリング6が固着され、タレット1と刃
物台本体10の対向端面にカービックカップリング2及
び3が取付けられていて、カップリング2,3にカップ
リング6を係合押圧することでカップリング2と3の歯
並みを揃えて割出しの位置決めとクランプを行うように
なっている。
【0012】一方、サドル20にはラック21がX軸方
向を向いて固着されていて、中心軸1aの後端にはクラ
ッチ13が刻設されている。ピストンロッド5の後端に
は歯車取付板16が固着されていて、歯車取付板16に
中心軸1aと同心に平歯車12が枢支され、平歯車12
の先端面と中心軸後端との間に互いに係脱自在に係合す
るクラッチ13が刻設されている。
【0013】更に歯車取付板16には平歯車12及びラ
ック21と噛合ピニオン11が枢支されていて、油圧シ
リンダ7の右室に圧油が供給されてピストンロッド5が
走行し、カービックカップリング6が2,3から離れる
と同時にクラッチ13,13が係合し、刃物台本体10
のX軸移動でタレット1が旋回するようになっている。
【0014】続いて本実施例の作用を説明する。タレッ
ト1の切削位置に割出されている現工具による切削加工
の一区割が終わると、タレット刃物台が干渉のない位置
に移動され、油圧シリンダ7の右室に圧油が供給されて
ピストンロッド5が左行し、カービックカップリング6
が2,3から離れ、クラッチ13が係合する。
【0015】次いでタレット刃物台がX軸方向プラス側
又はマイナス側に移動するとラック21に噛合うピニオ
ン11及び平歯車12を介してタレット1が旋回し、タ
レット刃物台が割出ピッチ数対応の所定X軸位置に位置
決めされると次工具が切削位置に割出されている。
【0016】次いで油圧シリンダ7の左室に圧油が供給
されてピストンロッド5が右行し、カービックカップリ
ング6が2,3に圧接されて割出しの位置決めとクラン
プが行われ、同時にクラッチ13,13の係合が解除さ
れる。このクラッチ13,13の係合解除で、タレット
刃物台のX軸移動と割出しの縁が切れ、次工具による切
削加工が行われる。
【0017】尚、カービックカップリング6と2,3の
係脱を行う油圧シリンダピストン部材と、クラッチ1
3,13の係脱を行う油圧シリンダピストン部材とを別
個に設けても同様の割出しが可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。タレット刃物台のX軸
移動でタレットの旋回割出しを行うようにしたので、割
出し専用モータが不要となり、タレット旋回方向の選択
が自由で、数ステーション離れた次工具の割出しが一度
でできる簡素にして小型のタレット刃物台となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のタレット刃物台正面の縦断面
図である。
【図2】図1のA−A線視側面図である。
【図3】従来の技術の一般に用いられているタレット刃
物台正面の縦断面図である。
【図4】従来の技術の割出し専用モータを持たないタレ
ット刃物台を有する旋盤の上視図である。
【図5】図4のタレット刃物台の断面図である。
【符号の説明】
1 タレット 1a 中心軸 2,3,6 カービックカップリング 5 ピストン
ロッド 7 油圧シリンダ 10 刃物台
本体 11 ピニオン 12 平歯車 13 クラッチ 16 歯車取
付板 20 サドル 21 ラック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上にサドルを介してX軸方向に移
    動位置決め可能に設けられZ軸方向の中心軸のまわりで
    旋回割出可能なタレットを有するタレット刃物台におい
    て、前記サドル上にX軸方向のラックを設け、前記タレ
    ット刃物台に該ラックと噛合するピニオンを含む前記中
    心軸を回転する歯車部材と前記中心軸の回転を前記タレ
    ットに伝えるかけ外し自在なクラッチと該クラッチを必
    要に応じてかけ外しする手段とを設けてなり、X軸移動
    位置決めによりタレットの旋回割出しを行うことを特徴
    とするタレット刃物台。
JP15425294A 1994-06-13 1994-06-13 タレット刃物台 Pending JPH07328817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15425294A JPH07328817A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 タレット刃物台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15425294A JPH07328817A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 タレット刃物台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07328817A true JPH07328817A (ja) 1995-12-19

Family

ID=15580160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15425294A Pending JPH07328817A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 タレット刃物台

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JP (1) JPH07328817A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938312B2 (en) * 2001-05-08 2005-09-06 Pascal Engineering Corporation Work pallet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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