JPH07328682A - 下水処理設備における消泡装置 - Google Patents

下水処理設備における消泡装置

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Publication number
JPH07328682A
JPH07328682A JP15301794A JP15301794A JPH07328682A JP H07328682 A JPH07328682 A JP H07328682A JP 15301794 A JP15301794 A JP 15301794A JP 15301794 A JP15301794 A JP 15301794A JP H07328682 A JPH07328682 A JP H07328682A
Authority
JP
Japan
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defoaming
bubbles
water
plate
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15301794A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Hirai
敦夫 平井
Goji Takami
剛司 高見
Yoshio Nakayama
善雄 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kiden Kogyo Ltd filed Critical Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication of JPH07328682A publication Critical patent/JPH07328682A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力を用いることなく、曝気槽内に生ずる水
流を利用して集泡し、かつこれを確実に消泡する。 【構成】 下水処理槽1の水面に、水面近傍の水流によ
り槽内で発生し、かつ水面を浮遊流下する気泡を集める
ようにして消泡板3を配設する。そしてこの消泡板3に
複数の波形をした消泡溝32を並列的に配列して構成す
る。これにより特別の動力を用いることなく水流を利用
して集泡及び消泡が効果的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水処理場等において曝
気等により発生する泡を、無動力で集泡して消泡するよ
うになした下水処理設備における消泡装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】下水処理場では各家庭からの廃水を沈澱
槽、曝気槽へ導き、汚水中に空気を吹き込み、汚水中の
有機物を好気性発酵にて処理している。しかしこの曝気
槽内汚水中には、空気を微細気泡として吹き込むため、
この微細気泡が水面に浮上し、水面上でこれが次第に成
長し、水面を浮遊泡にて覆われ、曝気効率の低下やこれ
が嫌気発酵して悪臭を放ったり、さらには強風で四周へ
飛散されたりして公害の問題が生じる。この水面に浮遊
する泡を消すため、従来は槽水面に特に泡が集まる部分
の水面に、散水ノズルより散水して消泡している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の曝気槽等におけ
る消泡装置は、散水ノズルによる散水方法が一般的であ
る。このため散水のための清浄水をノズルへ供給する設
備及びこのポンプ動力費が多大に要するものとなってい
る。このため設備費及びランニングコストが高くなる欠
点がある。
【0004】本発明は動力を用いることなく、曝気槽内
に生ずる水流を利用して集泡し、かつこれを確実に消泡
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、下水処理槽の水面に、水面近
傍の水流により槽内で発生し、かつ水面を浮遊流下する
気泡を集めるようにして消泡板を配設するとともに、こ
の消泡板に複数の波形をした消泡溝を並列的に配列して
構成したことを要旨とする。
【0006】
【作 用】曝気槽等下水処理池または槽内の水面に先端
部が水中に没するようにして消泡板を配設するととも
に、この消泡板には少なくとも水中部分に水流方向に対
して交わる方向に下面が開口した集泡溝を複数並列的に
して設ける。これにより水面もしくは水面近傍を水流に
乗って流れる微細気泡は、この消泡板によって集めら
れ、並列した集泡溝を順次経る途中の各集泡溝内で次第
に成長させて泡径を大きくし、最先端の集泡溝より水面
へ向かって浮上する大きな気泡を水面より大気へ放出さ
せて消泡する。これにより曝気によって生じる水流を利
用し、無動力・無散水にて確実に消泡することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明を下水処理設備における消泡装置
図面に示す実施例にもとづいて説明する。図において1
は下水処理場における曝気槽(または曝気池)で、この
曝気槽1の内底部で、望ましくはその一側部に曝気用の
散気管2を配設し、この散気管2より空気を槽内汚水中
に微細気泡として吹き込み、槽内汚水を図5に示すよう
に槽内全体にわたり循環流を発生させて循環撹拌しつつ
所望の曝気を行うものである。
【0008】なお曝気槽1内には散気管2に代えてスク
リュー式曝気機(図示せず)を設置し、この曝気機にて
汚水を強制的に撹拌曝気するようになすこともできる。
【0009】曝気槽1の水面位置、例えば槽内に発生す
る循環水流にて水面に浮遊する泡が、槽の一側面に集泡
される散気管2より離れた水面位置に、図5、図6に示
すように消泡板3を配設する。
【0010】この消泡板3は図1乃至図4に詳示する如
く、曝気槽1の水面上に生じる循環水流に対して交わる
方向に、かつ曝気槽1のほぼ全長にわたって配設すると
ともに、この消泡板3は水流に対してその上流側を平板
状に、下流側には水流方向と交わるようにして波形、角
波形断面をした集泡溝を設ける。
【0011】そして消泡板3の平板状のガイド部31と
2乃至3以上を並列する集泡溝部32との長さの比は適
当に定め、ガイド部31は水面に対し水平もしくは水面
上方より所望の角度θにて水面に没するよう傾斜させ、
これにより水面に浮遊する泡を集め、水流に乗せて集泡
溝部32へ導くようになす。このときガイド部両側方よ
り集められた泡が逃げないように、ガイド部31及び集
泡溝部32の両側には下方に垂れ下がるようにして側板
33が設けられる。
【0012】ガイド部31に連設される集泡溝部32は
図1、図2に示すように、同じ大きさの集泡溝32a,
32b・・・を平行に、かつ等間隔で配列する場合と、
図4に示すように大きさ・深さが先端側が大きくなるよ
うに異にして平行に配列する場合とがあり、さらにこの
大きさの異なる集泡溝32a,32bの場合、集泡板3
のガイド部31上面の延長線上に集泡溝上面が位置する
ようになすか、または図4の(2)で示すように集泡溝
の開口した下面側で同一ライン上に配設し、集泡溝上面
は高低差がつくようになす。
【0013】また図2においては集泡溝32a,32b
は平行に配列したが、集泡板の中央部分に集泡をより効
果的に行うため、図3に示すように集泡板3の中央側に
て各集泡溝が偏平なV字形に折れ曲がるようにして隣接
配列することもできる。
【0014】さらに上記集泡板3は図1の実施例では、
水面に対し角度θにて傾斜して先端側が水面に没するよ
うに配設しているが、図4の(1)に示すよう集泡溝3
2a,32bが先端になるほど下方位置となるよう配設
されるものでは、集泡板3を水面に対しガイド部を平行
にしても集泡溝部では所要角度にて傾斜して配設でき
る。
【0015】集泡板3はその一端すなわち水流の上流側
に取付部34を設け、曝気槽1に水流と交わる方向に配
設したワイヤー取付ロッド等の取付具4に揺動自在にま
たは固定式に支持するものである。
【0016】従って図1乃至図4に示す消泡板3を曝気
槽1に設置して曝気すると、曝気槽1内には内底部から
の散気によって図5に示すような循環水流が発生すると
ともに、微細気泡は互いに凝集してある程度の粒径気泡
となって水面に浮遊し、水面近傍の水流により消泡板3
側へ流される。この浮遊泡は消泡板のガイド部にて集め
られ、気泡が互いに接してさらに気泡径が大きくなる。
そしてガイド部31を経て第一の集泡溝32aへ導かれ
ると、さらにこの集泡溝32a内で気泡は成長して大径
となる。
【0017】第一の集泡溝32aが満杯になると大きく
成長した気泡は、水流により第二の集泡溝32bへ移動
される。この第二の集泡溝32b内でも気泡は成長して
さらに大径となり、第二の集泡溝32bより次の集泡溝
へ押し出される。このようにして気泡は第一、第二・・
・の集泡溝を順次経て水流により流下されるとき、順次
成長して大径となり、最終の集泡溝では気泡が大気中で
破壊される大きな径にまで成長し、この状態で最終集泡
溝より水中へ、そして水中を浮上して大気へ放出される
とき、大気泡は破壊されて消泡するものである。
【0018】
【発明の効果】本発明下水処理設備における消泡装置
は、下水処理槽の水面に、水面近傍の水流により槽内で
発生し、かつ水面を浮遊流下する気泡を集めるようにし
て消泡板を配設するとともに、この消泡板に複数の波形
をした消泡溝を並列的に配列して構成したため、特別の
動力を用いることなく水流を利用して集泡及び消泡が効
果的に行える。また集泡溝を中央部分で屈曲すれば、さ
らに集泡拡大が確実に行える。さらに溝のサイズを順次
大きくすることにより、集められた気泡径を順次成長さ
せ、大径とすることがより効果的に行え、消泡効果を促
進できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明下水処理設備における消泡装置の一実施
例を示す縦断正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】異なる実施例の平面図である。
【図4】異なる実施例の断面図である。
【図5】曝気槽に設置した状態の説明図である。
【図6】同平面図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】同平面図である。
【符号の説明】
1 曝気槽 2 散気管 3 消泡板 31 ガイド部 32 集泡溝部 32a 集泡溝 32b 集泡溝 33 側板 34 取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水処理槽の水面に、水面近傍の水流に
    より槽内で発生し、かつ水面を浮遊流下する気泡を集め
    るようにして消泡板を配設するとともに、この消泡板に
    複数の波形をした消泡溝を並列的に配列して構成したこ
    とを特徴とする下水処理設備における消泡装置。
  2. 【請求項2】 消泡板に並列的に形成する消泡溝を、そ
    の中央部で屈曲させた請求項1記載の下水処理設備にお
    ける消泡装置。
  3. 【請求項3】 消泡板に並列的に形成する消泡溝を、集
    泡された泡径を成長拡大するよう溝を順次大きくする請
    求項1記載の下水処理設備における消泡装置。
JP15301794A 1994-06-10 1994-06-10 下水処理設備における消泡装置 Pending JPH07328682A (ja)

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JP15301794A JPH07328682A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 下水処理設備における消泡装置

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JP15301794A JPH07328682A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 下水処理設備における消泡装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107253770A (zh) * 2017-08-22 2017-10-17 彭从文 自消泡型污水曝气池
CN109694140A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 天津滨海瑞诚地热科技开发有限公司 一种孔隙型地热尾水回灌处理设备及应用其的回灌系统
CN111606378A (zh) * 2020-05-30 2020-09-01 陈国潮 一种污水处理装置

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