JPH0732776A - 情報記録カード - Google Patents

情報記録カード

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JPH0732776A
JPH0732776A JP5201982A JP20198293A JPH0732776A JP H0732776 A JPH0732776 A JP H0732776A JP 5201982 A JP5201982 A JP 5201982A JP 20198293 A JP20198293 A JP 20198293A JP H0732776 A JPH0732776 A JP H0732776A
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JP
Japan
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card
resin layer
paper
recording
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Pending
Application number
JP5201982A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Danjo
耕太郎 壇上
Yasuaki Yoshioka
康明 吉岡
Yasuharu Sugiyama
康晴 杉山
Hirotaka Tsuchiya
博隆 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト化が図れることはもとより、カード
基体の分解性に優れ、しかも記録再生特性に優れた情報
記録カードを提供する。 【構成】 紙基材と該紙基材の少なくとも一方の面の一
部に設けられた樹脂層とを備えるカード基体と、該樹脂
層の上に設けられた情報記録部を備える情報記録カード
であって、前記樹脂層は分解性プラスチックで形成され
ており、その表面粗さRaは0.01〜10μmである
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレホンカード、ショ
ッピングカード、キャッシュカード、施設利用カード等
に代表されるいわゆる使い捨てのプリペイドカード等の
情報記録カードに関し、特にそのカード基体が分解性を
備える情報記録カードに関する。
【0002】
【従来の技術】一億総カード時代といわれる近年、プリ
ペイドカードやキャッシュカード等の情報記録カードが
種々の用途に用いられている。中でも、テレホンカー
ド、ショッピングカード、施設利用カード等のプリペイ
ドカードは、一般にプラスチック製の使い捨てカードで
あって、あらかじめ定められた一定の金額単位が記憶さ
れている。
【0003】ところで、このような使い捨てカードの使
用後の処理に関しては従来、焼却ないし埋め立て等に頼
らざるを得ず、プラスチック廃棄物処理は、現在大きな
社会問題としてクローズアップされている。すなわち、
焼却処理では、プラスチック廃棄物の大きな燃焼エネル
ギーに耐え得る耐高熱炉が必要になり、処理コストが高
いものとなる。また、埋め立て処理では、プラスチック
材料は分解せずそのままの形態で地中に存在するので、
埋め立て地の地盤が安定しないという問題がある。さら
に、地中に散乱したプラスチック材料は、分解性がない
ため半永久的にゴミとして残り、環境を損なうという問
題がある。
【0004】このような問題を解決するために本出願人
は、すでにカードの支持体を分解性のプラスチック材料
にする旨の提案をしている(特願平3−202942号
公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分解性
プラスチックを用いることにより、必然的に材料のコス
トアップは避けられず、そのため、紙を併用して製造コ
ストを下げ、分解性を持たせることも考えられる。しか
しながら、一般に『紙』と呼ばれているものを単に併用
したのでは、分解性が十分でない場合もあるし、また、
単に『紙』を併用する構成を採択すると表面平滑性が十
分とは言えず、この上に形成される情報記録部における
記録、再生の信頼性が十分でないという問題が生じ得
る。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みて創案さ
れたものであり、その目的は、低コスト化が図れること
はもとより、カード基体の分解性に優れ、しかも記録再
生特性に優れた情報記録カードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、紙基材と該紙基材の少なくとも一
方の面の一部に設けられた樹脂層とを備えるカード基体
と、該樹脂層の上に設けられた情報記録部を備える情報
記録カードであって、前記樹脂層は分解性プラスチック
で形成されており、その表面粗さRaは0.01〜10
μmの範囲であるように構成した。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0009】図1には、本発明の情報記録カード1の一
例を示す概略斜視図が、図2には図1のII-II 断面矢示
図が示される。これらの図に示されるように情報記録カ
ード1は、カードの本体をなすカード基体10と、この
上に設けられた情報記録部15を備えている。
【0010】本発明で用いられるカード基体10は、紙
基材12と該紙基材12の一方の面に設けられた樹脂層
11とを備えており、この樹脂層11の上に情報記録部
15が形成されるようになっている。また、本実施例に
おいては、紙基材12の他方の面にも樹脂層13が形成
されており、紙基材12を樹脂層11、13で挟み込ん
だ形状をなしている。
【0011】紙基材12としては、例えば、上質紙、中
質紙、下質紙、クラフト紙、新聞用紙、グラシン紙、含
浸加工用原紙等が用いられる。一般に、紙そのものの素
材としては、パルプ、てん料、サイジング材、紙力増強
剤、染料が用いられているが、分解性の観点からみれ
ば、100%パルプ紙、パルプ+てん料(クレー、タル
ク等)、パルプ+てん料+紙力増強剤(スターチ等)か
らなるものが極めて好適である。特に、パルプの含有率
が高くなると、表面が荒くなり、表面平滑性が乏しくな
るので、表面平滑性を高めるために、カレンダー加工、
もしくはスターチ、カゼインを用いた表面サイジングを
施してもよい。
【0012】このような紙基材12の厚さは、50μm
〜1mm程度とされる。また、一般に紙基材12の表面
粗さRaは10〜50μm程度である。このような紙基
材12の上に形成される前記樹脂層11は、分解性プラ
スチックから形成されている。
【0013】分解性プラスチックとしては、特に分解性
ポリエチレン樹脂や分解性ポリプロピレン等のポリオレ
フィン樹脂、ポリビニルアルコールまたは分解性ポリエ
ステルが用いられる。分解性ポリオレフィン樹脂は、ポ
リオレフィンを主成分とし光や微生物により分解され得
る樹脂である。
【0014】分解性ポリオレフィン樹脂のうち、光分解
性のものとしては、エチレンと一酸化炭素との共重合体
等が挙げられる。このエチレン・一酸化炭素共重合体
は、カルボニル基に結合する2番目と3番目の炭素間が
光で開裂することにより分解すると言われている。そし
て、分解速度は共重合体中の一酸化炭素の含有量により
調節することができる。通常、エチレン・一酸化炭素共
重合体の密度は、0.89〜0.95g/cm3 程度で
あり、一酸化炭素の含有量は、0.1〜10モル%程度
である。
【0015】上述のようなエチレン・一酸化炭素共重合
体は、例えばエチレンと一酸化炭素とを温度230℃、
圧力2000気圧程度の条件下で共存させることにより
製造することができる。
【0016】また、光分解性の分解性ポリオレフィン樹
脂として、ポリエチレン(密度0.870〜0.950
g/cm3 、溶融指数(MFI)0.4〜40)やポリ
プロピレン(密度0.880〜0.910g/cm3
溶融指数(MFI)0.2〜50)と有機酸金属塩との
混合物を用いることもできる。有機酸金属塩としては、
ステアリン酸鉄、ステアリン酸セリウム、ステアリン酸
コバルト等があり、有機酸金属塩の混合量は1〜500
0ppm程度が好ましい。また、ビニルケトンとの共重
合体を添加することもある。
【0017】また、分解性ポリオレフィン樹脂のうち、
微生物分解性のものとしては、ポリオレフィンと、ポリ
カプロラクトン、デンプンおよび微生物により重合され
るポリエステルとの混合物が挙げられる。
【0018】生分解性ポリオレフィン樹脂に用いられる
ポリエチレンとしては、密度0.900〜0.950g
/cm3 、溶融指数(MFI)0.4〜40のエチレン
の単独重合体、もしくはプロピレン、ヘキセン、オクテ
ン、4−メチルペンテン−1等の他のオレフィンとのラ
ンダムあるいはブロック共重合体、さらには酢酸ビニ
ル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸
等のエチレン性不飽和基を有する単量体との共重合体、
ポリプロピレン、プロピレンとエチレン、ブテンとの共
重合体等が挙げられる。
【0019】また、生分解性ポリオレフィン樹脂に用い
られるポリカプロラクトンは、ε−カプロラクトンの開
環重合により得られ、その重量平均分子量(Mw)は、
通常、40000〜100000程度である。また、デ
ンプンは、D−グルコースの重合体であり、ジャガイ
モ、サツマイモ、トウモロコシ、小麦粉の茎や根から工
業的に製造されるものであり、その重量平均分子量(M
w)は、原料、製法により数万から数千万まで変化す
る。このようなデンプンの平均粒径は10μm以下が好
ましい。
【0020】生分解性ポリオレフィン樹脂に用いられる
微生物により重合されるポリエステルとしては、3−ヒ
ドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレートとのラ
ンダム共重合体ポリエステル(例えば、英国I.C.I.社に
より生産されている水素細菌にプロピオン酸を供給して
得られるもの)や、水素細菌に吉草酸を供給して得られ
る3−ヒドロキシブチレート主体のポリエステル等が挙
げられる。
【0021】上述のような生分解性ポリオレフィン樹脂
におけるポリカプロラクトン、デンプンおよび微生物に
より重合されるポリエステルとの混合量は、ポリエチレ
ンと上記各混合成分の合計を100重量%として、それ
ぞれ、5〜80重量%が好ましい。上記各成分の混合量
が5重量%未満では、微生物分解性が不十分であり、ま
た80重量%を越えると、強度的に弱くなってしまう。
【0022】なお、ポリカプロラクトン、デンプンおよ
び微生物により重合されるポリエステルの各成分は2種
以上を用いてもよいが、その場合、混合量は合計で5〜
80重量%の範囲となればよい。
【0023】また、微生物分解性ポリオレフィン樹脂の
原料として前述の光分解性のポリオレフィン樹脂を用い
ることにより、光分解性と微生物分解性を兼ね備えた分
解性ポリオレフィン樹脂を得ることができる。
【0024】分解性ポリエステルとしては、前述のポリ
カプロラクトンや微生物により重合される3−ヒドロキ
シブチレートと3−ヒドロキシバリレートとのランダム
共重合体ポリエステルなどがある。さらには、ジカルボ
ン酸とジオールからなるポリエステルやポリ乳酸からな
るポリエステルも好適である。また、ビニルアルコール
は、分子量5000〜100000程度でケン化度99
モル%以上のものが好ましい。
【0025】なお、このような分解性の樹脂には、強度
を上げるために、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫
酸マグネシウム等の金属塩、ケイ酸あるいはカオリン、
タルク等のケイ酸塩、酸化チタン、酸化亜鉛等の金属酸
化物および水酸化アルムニウム、アルミナ等のアルミニ
ウム化合物等の無機質充填剤を含有させてもよい。さら
に酸化防止剤、分解促進剤、安定剤、帯電防止剤、界面
活性剤等の各種添加剤を含有させてもよい。
【0026】その他、上記分解性のプラスチックの種々
のものを、適宜、組み合わせて種々の積層構成としても
よい。
【0027】また、機械的強度から見れば、分子量が大
きいものが望ましく、また、ポリカプロラクタンやポリ
エステルが好適である。
【0028】このような樹脂層11の好適な形成方法と
しては、コーティング方法等種々あるが、例えば、前記
紙基材12の上に分解性プラスチックを押し出しコート
して形成する方法、前記紙基材12の上に分解性プラス
チックからなるフィルムを接着・ラミネートして形成す
る方法等が挙げられる。これらはいずれも表面平滑性の
悪い紙基材12の表面を改善するには好適な手段であ
る。
【0029】このように紙基材12の上に形成された樹
脂層11の表面粗さRaは0.01〜10μm、より好
ましくは、0.01〜1.0μmとされる。この値が、
10μmを越えると、この樹脂層11の上に形成される
後述する情報記録部15の記録再生特性が悪くなるとい
う不都合が生じ、この値を0.01μm未満にするのは
経済的デメリットのみ生じ、実益がない。なお、表面粗
さRaは、JIS B0601に準拠して測定される。
【0030】樹脂層11の厚さは、10〜200μm、
より好ましくは15〜50μmとされる。この厚さが1
0μm未満となると、表面平滑性の悪い紙基材12の表
面を改善する効果が現れないという不都合が生じる。ま
た、この値が200μmを越えるともはや表面を改善す
る効果は飽和状態にあり、経済的デメリットのみが大き
く、実益がない。また、樹脂層11のカード基体10中
に占める厚さ割合は、5〜50%とされる。
【0031】このような樹脂層11の上には情報記録部
15が形成される。
【0032】情報記録部15は、情報の記録・再生が可
能であるものであれば、特に限定されるものではない。
本実施例では、情報記録部15はストライプ状である
が、これに限定されるものではなく、所望のパターン状
に形成されたり、あるいはカード基体の全面に形成され
たものであってもよい。より具体的には情報記録部15
を磁気記録層とする場合、例えばγ−Fe23 、Co
被着γ−Fe23 、Fe34 、Fe−Cr、Fe−
Co、Co−Cr、Co−Ni、Ba−フェライト、S
r−フェライト、CrO2 等の磁性材料を適当な樹脂あ
るいはインキビヒクル中に分散した分散物を、グラビア
法、ロール法、ナイフエッジ法等の公知の塗布方法にし
たがって塗布することにより、磁気記録層を形成するこ
とができる。また、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、C
o−Cr等の金属あるいは合金、または、その酸化物を
用いて、真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法等により磁
気記録層を形成することができる。また、予め作製され
ている磁気テープ片を樹脂層11の上に貼り付けたりし
て形成してもよい。あるいは、磁気転写箔を準備し、転
写方式で形成してもよい。
【0033】また、情報記録部15として感熱記録層、
感熱リライト層、光記録層、ホログラム層等の公知の記
録手段を形成することができる。これらのうち、感熱記
録層は感熱転写(昇華転写タイプあるいは溶融転写タイ
プ)、感熱発色、感熱破壊等の公知の記録手段から使用
目的に応じて適宜選定することができる。また、感熱リ
ライト層は、加熱による記録・消去が安定して行えるも
のであればよい。具体的には、樹脂によるマトリックス
材中に、脂肪族モノカルボン酸および脂肪族ジカルボン
酸の中から選ばれた少なくとも1種の脂肪族カルボン酸
とポリオキシエチレン鎖を有する有機低分子化合物とが
分散されたもの、成膜性高分子物質中に液晶物質を含有
したもの等を挙げることができる。これら記録層は、記
録層が形成されている面の表面平滑性、すなわち、カー
ド基体の表面平滑性によりその記録特性が大きく左右さ
れる。例えば、感熱破壊印字の場合、破壊される金属薄
膜に凹凸があると大幅に感度が低下し、感熱リライト印
字の場合も、カード基体の表面平滑性が大きいと、感熱
リライト層のうちカード基体に接している部分の挙動が
不十分となり可逆性不良となる。同様に、光記録層(例
えば、TeOx 薄膜)の場合も、表面平滑性が記録感度
に影響を及ぼす。さらに、感熱発色、感熱転写において
も、同様に表面平滑が記録感度、印字品質に影響を及ぼ
す。また、分解性プラスチックは樹脂層となるので、こ
れら記録材料との接着性も良好である。特に、ポリカプ
ロラクトン、ポリエステル系、エチレン・co共重合体
等は、金属薄膜との接着性も良好である。
【0034】ところで、紙基材12の他方の面にも、樹
脂層13を形成することが好ましい。この場合、樹脂層
13の材質およびその厚さは、前記樹脂層11のそれら
と同様にすることが好ましい。分解性を担保しつつ、カ
ールの防止も図れるからである。また、情報記録部上に
は、オーバープリント層を設けてもよいことは勿論であ
る。
【0035】以下、具体的実施例を示し、本発明をさら
に詳細に説明する。 〔実施例1〕紙基材12として、厚さ140μmの上質
紙を準備し、この両面にヒドロキシ酪酸と吉草酸の共重
合体からなる樹脂層11、13をそれぞれ厚さが30μ
mとなるように押し出しコートして形成した。この場合
の樹脂層11の表面粗さRaは0.5μmであった。
【0036】次いで、この樹脂層11の上に、情報記録
部として、γ−Fe23 含有の磁性塗料を塗布・乾燥
させて情報記録部15を形成し、実施例1の情報記録カ
ードを作製した。 〔実施例2〕厚さが30μmのジカルボン酸とジオール
の重縮合物からなる分解性プラスチックフィルムを紙基
材12の両側にラミネート加工した。それ以外は、前記
実施例1の場合と同様にして実施例2の情報記録カード
を作製した。この場合の樹脂層11の表面粗さRaは
0.05μmであった。 〔実施例3〕樹脂層11、13のそれぞれ厚さを15μ
mとした。それ以外は、前記実施例1の場合と同様にし
て実施例3の情報記録カードを作製した。この場合の樹
脂層11の表面粗さRaは3.0μmであった。 〔比較例1〕樹脂層11、13のそれぞれ厚さを1μm
とした。それ以外は、前記実施例1の場合と同様にして
実施例3の情報記録カードを作製した。この場合の樹脂
層11の表面粗さRaは15μmであった。
【0037】上述してきたような実施例1〜3および、
比較例1の情報記録カードについて、記録再生特性を下
記の要領で評価した。 (記録再生特性)γ−Fe23 を含む約15μmから
なる情報記録部(磁性膜)に対し、磁気記録ヘッド、磁
気再生ヘッドを保有する磁気記録再生装置を用いて、2
10FRPIの周波数にて、記録再生特性を評価した。
【0038】結果を下記表1に示す。
【0039】
【表1】 表1に示されるように、実施例1〜3は、出力波形の変
動率とノイズ特性が大幅に改善されたものであった。
【0040】
【発明の作用および効果】上記の結果より本発明の効果
は明らかである。すなわち、本発明の情報記録カード
は、紙基材と該紙基材の少なくとも一方の面の一部に設
けられた樹脂層とを備えるカード基体と、該樹脂層の上
に設けられた情報記録部を備え、前記樹脂層は分解性プ
ラスチックで形成されており、その表面粗さRaは0.
01〜10μmとなるように形成されているので、低コ
スト化が図れることはもとより、カード基体の分解性に
優れ、しかも記録再生特性および機械的特性(引っ張り
強度、耐折度等)に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録カード1の一例を示す概略斜
視図である。
【図2】図1のII-II 断面矢示図である。
【符号の説明】
1…情報記録カード 10…カード基体 11,13…樹脂層 12…紙基材 15…情報記録部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 LTB G06K 19/00 (72)発明者 土屋 博隆 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材と該紙基材の少なくとも一方の面
    の一部に設けられた樹脂層とを備えるカード基体と、該
    樹脂層の上に設けられた情報記録部を備える情報記録カ
    ードであって、 前記樹脂層は分解性プラスチックで形成されており、そ
    の表面粗さRaは0.01〜10μmであることを特徴
    とする情報記録カード。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層は、前記紙基材の上に分解性
    プラスチックを押し出しコートして形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録カード。
  3. 【請求項3】 前記樹脂層は、前記紙基材の上に分解性
    プラスチックからなるフィルムをラミネートして形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録カ
    ード。
JP5201982A 1993-07-23 1993-07-23 情報記録カード Pending JPH0732776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5201982A JPH0732776A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 情報記録カード

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5201982A JPH0732776A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 情報記録カード

Publications (1)

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JPH0732776A true JPH0732776A (ja) 1995-02-03

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ID=16449981

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5201982A Pending JPH0732776A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 情報記録カード

Country Status (1)

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JP (1) JPH0732776A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706240B2 (en) 2003-01-30 2010-04-27 Toppan Printing Co., Ltd. Optical disk and its manufacturing method
US8012560B2 (en) 2004-04-14 2011-09-06 Toppan Printing Co., Ltd. Optical disc and method of manufacturing same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706240B2 (en) 2003-01-30 2010-04-27 Toppan Printing Co., Ltd. Optical disk and its manufacturing method
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