JPH07327546A - 水槽用内壁面板 - Google Patents
水槽用内壁面板Info
- Publication number
- JPH07327546A JPH07327546A JP14717594A JP14717594A JPH07327546A JP H07327546 A JPH07327546 A JP H07327546A JP 14717594 A JP14717594 A JP 14717594A JP 14717594 A JP14717594 A JP 14717594A JP H07327546 A JPH07327546 A JP H07327546A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- water tank
- plate
- wall plate
- frp
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は水槽用内壁面板に関し、内表面が美
麗、かつ、平滑で、水槽の基体であるコンクリートから
剥離の恐れがなく、水槽内の温度変化が少ないことを目
的とする。 【構成】 アクリル樹脂板1の一面にコアマット、サー
フェイスマット等の通気孔を有する不織布、織布、紙等
の通気性シート2を脱泡しながら付着性樹脂によって積
層し、この通気性シートに裏面に独立気泡の樹脂発泡体
3の表面を同樹脂にて積層し、さらに、この樹脂発泡体
の裏面にガラス繊維強化プラスチック(FRP)4を接
着した水槽類内壁面板である。
麗、かつ、平滑で、水槽の基体であるコンクリートから
剥離の恐れがなく、水槽内の温度変化が少ないことを目
的とする。 【構成】 アクリル樹脂板1の一面にコアマット、サー
フェイスマット等の通気孔を有する不織布、織布、紙等
の通気性シート2を脱泡しながら付着性樹脂によって積
層し、この通気性シートに裏面に独立気泡の樹脂発泡体
3の表面を同樹脂にて積層し、さらに、この樹脂発泡体
の裏面にガラス繊維強化プラスチック(FRP)4を接
着した水槽類内壁面板である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、養魚用の水槽、水泳用
のプール、貯水槽等、多量の水が貯留される水槽におい
て、その水槽の内壁面を構築するための水槽用内壁面板
に関する。
のプール、貯水槽等、多量の水が貯留される水槽におい
て、その水槽の内壁面を構築するための水槽用内壁面板
に関する。
【0002】
【従来の技術】前記した魚の養殖を行う水槽、あるい
は、水泳用のプールの内壁面は、従来水槽、プールの基
体を形成するコンクリートが打ち放された状態で露出し
ていたり、あるいは、このコンクリートの表面にタイル
を貼りFRPを積層し、若しくはペイント塗装を行って
いた。
は、水泳用のプールの内壁面は、従来水槽、プールの基
体を形成するコンクリートが打ち放された状態で露出し
ていたり、あるいは、このコンクリートの表面にタイル
を貼りFRPを積層し、若しくはペイント塗装を行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコンクリー
トが打ち放しの状態で露出している養魚用の水槽では、
その内壁面が極めて粗雑な粗面であるために、養殖して
いる魚類が水槽壁面に接触することによって魚体に傷を
付ける恐れが多分にあり、養殖している魚の商品価値が
低下してしまう。
トが打ち放しの状態で露出している養魚用の水槽では、
その内壁面が極めて粗雑な粗面であるために、養殖して
いる魚類が水槽壁面に接触することによって魚体に傷を
付ける恐れが多分にあり、養殖している魚の商品価値が
低下してしまう。
【0004】また、水槽の掃除に際して粗雑な内壁面は
完全に清掃し難く、この粗雑な壁面に付着した病原菌が
除去できないために魚体が病気に罹り、伝染し、死亡の
確率が高くなるばかりでなく、望ましくない貝類が付
着、繁殖する恐れも多く、さらには、コンクリート面に
ひび割れが発生して漏水の恐れもあった。
完全に清掃し難く、この粗雑な壁面に付着した病原菌が
除去できないために魚体が病気に罹り、伝染し、死亡の
確率が高くなるばかりでなく、望ましくない貝類が付
着、繁殖する恐れも多く、さらには、コンクリート面に
ひび割れが発生して漏水の恐れもあった。
【0005】一方、コンクリート打ち放しの粗雑な壁面
にペイント塗装を行っても、壁面の粗雑さが緩和される
程度で、平滑度が不充分であり、前記の問題点を完全に
除去することはできず、しかも再塗装を必要とする頻度
が高いために、維持費が高価となる欠点がある。
にペイント塗装を行っても、壁面の粗雑さが緩和される
程度で、平滑度が不充分であり、前記の問題点を完全に
除去することはできず、しかも再塗装を必要とする頻度
が高いために、維持費が高価となる欠点がある。
【0006】さらに、水泳用のプールに多く見られるタ
イル張りの表面は、タイルの目地が汚れたり、モルタル
が剥がれたりする恐れが多いばかりでなく、目地に藻類
が付着した場合には、その清掃が容易でない等の問題が
あった。
イル張りの表面は、タイルの目地が汚れたり、モルタル
が剥がれたりする恐れが多いばかりでなく、目地に藻類
が付着した場合には、その清掃が容易でない等の問題が
あった。
【0007】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、内壁面が美麗、か
つ、平滑で、魚が接触しても魚体を傷付け、あるいは、
水槽の基体であるコンクリートから剥離の恐れがなく、
水槽内の温度変化が少ない水槽用内壁面板を提供せんと
するにある。
もので、その目的とするところは、内壁面が美麗、か
つ、平滑で、魚が接触しても魚体を傷付け、あるいは、
水槽の基体であるコンクリートから剥離の恐れがなく、
水槽内の温度変化が少ない水槽用内壁面板を提供せんと
するにある。
【0008】また、内壁面板に海底や河底の模様を描出
することによって養殖環境を整え、魚に海中、若しくは
川で泳いでいるかの錯覚を与えて魚のストレスを解消し
て発育を盛んにしたり、水泳用のプールの美化を促進さ
せ、さらに、水槽類の壁面部分の断熱効果と緩衝性を一
層高めることを他の目的とする。
することによって養殖環境を整え、魚に海中、若しくは
川で泳いでいるかの錯覚を与えて魚のストレスを解消し
て発育を盛んにしたり、水泳用のプールの美化を促進さ
せ、さらに、水槽類の壁面部分の断熱効果と緩衝性を一
層高めることを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明の水槽用内壁面板は前記
した目的を達成せんとするもので、その手段は、アクリ
ル樹脂板の一面にコアマット、サーフェイスマット等の
通気孔を有する不織布、織布、紙等の通気性シートを脱
泡しながら付着性樹脂によって積層し、この通気性シー
トに裏面に独立気泡の樹脂発泡体の表面を同樹脂にて積
層し、さらに、この樹脂発泡体の裏面にガラス繊維強化
プラスチック(FRP)を接着したものである。
した目的を達成せんとするもので、その手段は、アクリ
ル樹脂板の一面にコアマット、サーフェイスマット等の
通気孔を有する不織布、織布、紙等の通気性シートを脱
泡しながら付着性樹脂によって積層し、この通気性シー
トに裏面に独立気泡の樹脂発泡体の表面を同樹脂にて積
層し、さらに、この樹脂発泡体の裏面にガラス繊維強化
プラスチック(FRP)を接着したものである。
【0010】また、前記通気性シートの前記アクリル樹
脂板と付着性樹脂を積層して強固に接着される面に海底
あるいは川底の環境を模した模様等を印刷することが望
ましく、さらに、前記樹脂発泡体と前記FRPとの接着
複合体を複数層繰り返し形成してもよく、また、前記樹
脂発泡体の前記FRPとの接着面に接着用樹脂剤注入用
のスリットを形成することが望ましいものである。
脂板と付着性樹脂を積層して強固に接着される面に海底
あるいは川底の環境を模した模様等を印刷することが望
ましく、さらに、前記樹脂発泡体と前記FRPとの接着
複合体を複数層繰り返し形成してもよく、また、前記樹
脂発泡体の前記FRPとの接着面に接着用樹脂剤注入用
のスリットを形成することが望ましいものである。
【0011】
【作用】前記した如く構成した本発明の水槽用内壁面板
は、アクリル樹脂板に付着性樹脂によって不織布、織
布、紙等の通気性シートを脱孔しながら積層し、かつ、
この通気性シートに独立気泡の硬質樹脂発泡体を接着
し、さらに、その裏面にガラス繊維入りのFRPを接着
したことにより、コンクリート面等への接着が確実に行
えると共にアクリル樹脂板が薄くとも十分な強度が得ら
れる。
は、アクリル樹脂板に付着性樹脂によって不織布、織
布、紙等の通気性シートを脱孔しながら積層し、かつ、
この通気性シートに独立気泡の硬質樹脂発泡体を接着
し、さらに、その裏面にガラス繊維入りのFRPを接着
したことにより、コンクリート面等への接着が確実に行
えると共にアクリル樹脂板が薄くとも十分な強度が得ら
れる。
【0012】また、通気性シートに模様を印刷すること
ができることから、この模様を海底や川底の状態するこ
とにより発育の増進を図ることができ、あるいは、水泳
用のプールの場合には、砂浜等の絵画を描出することで
自然の雰囲気を醸しだすことができる。
ができることから、この模様を海底や川底の状態するこ
とにより発育の増進を図ることができ、あるいは、水泳
用のプールの場合には、砂浜等の絵画を描出することで
自然の雰囲気を醸しだすことができる。
【0013】しかも、通気性のシートを合成樹脂板と樹
脂発泡体の中間に介在させることによって、それぞれに
適した接着剤を通気性シートに含浸でき、これらの接着
を強固に行うことができる。
脂発泡体の中間に介在させることによって、それぞれに
適した接着剤を通気性シートに含浸でき、これらの接着
を強固に行うことができる。
【0014】さらに、樹脂発泡体は断熱性に優れている
ので、水槽類内の温度が設置場所の地面温度によって左
右されることがなく、従って、水温の維持が容易になる
と共に適度の緩衝性を有するので、水槽壁面に当たった
時の傷付や痛さが緩和される。
ので、水槽類内の温度が設置場所の地面温度によって左
右されることがなく、従って、水温の維持が容易になる
と共に適度の緩衝性を有するので、水槽壁面に当たった
時の傷付や痛さが緩和される。
【0015】また、樹脂発泡体のスリットに接着用樹脂
が充填されることによって、強固に樹脂発泡体と接着で
き、さらに、樹脂発泡体とFRPを複数層設けること
で、これらの特徴を一層引き出すことができ、しかも、
この内壁面板を有する一体水槽の制作も可能となるもの
である。
が充填されることによって、強固に樹脂発泡体と接着で
き、さらに、樹脂発泡体とFRPを複数層設けること
で、これらの特徴を一層引き出すことができ、しかも、
この内壁面板を有する一体水槽の制作も可能となるもの
である。
【0016】
【実施例】次に、本発明の水槽用内壁面板の第1実施例
を図1と共に説明する。1は透明な厚さ2mm程度で1m
×2mのアクリル樹脂板、2は厚さ2mm程度で1m×2
mの六角形状のコアを多数連続して形成したコアマット
あるいはサーフェイスマット等の不織布、織布、紙等の
通気性シートにして、10mm程度の間隔で小孔2aが多
数穿設されている。なお、この通気性シート2の1に接
する面には海底あるいは川底の石模様等を印刷してお
く。
を図1と共に説明する。1は透明な厚さ2mm程度で1m
×2mのアクリル樹脂板、2は厚さ2mm程度で1m×2
mの六角形状のコアを多数連続して形成したコアマット
あるいはサーフェイスマット等の不織布、織布、紙等の
通気性シートにして、10mm程度の間隔で小孔2aが多
数穿設されている。なお、この通気性シート2の1に接
する面には海底あるいは川底の石模様等を印刷してお
く。
【0017】そして、前記アクリル樹脂板1の表面を養
生紙で養生した状態で、養生紙を下にして平台の上にセ
ットする。次いで、アクリル樹脂板1の表面の脱脂と清
掃を行った後、付着性樹脂をその上に捨て塗りすると共
に、通気性シート2の印刷面にも付着性樹脂を塗布含浸
させた状態で、ローラー、ゴムベラで脱泡を行いながら
通気性シート2をアクリル樹脂板の上面に密着させ、そ
の4端面をアングルで固定し、前記付着性樹脂を硬化さ
せ固着する。
生紙で養生した状態で、養生紙を下にして平台の上にセ
ットする。次いで、アクリル樹脂板1の表面の脱脂と清
掃を行った後、付着性樹脂をその上に捨て塗りすると共
に、通気性シート2の印刷面にも付着性樹脂を塗布含浸
させた状態で、ローラー、ゴムベラで脱泡を行いながら
通気性シート2をアクリル樹脂板の上面に密着させ、そ
の4端面をアングルで固定し、前記付着性樹脂を硬化さ
せ固着する。
【0018】3は塩化ビニール樹脂を発泡させた塩ビフ
ォーム断熱材(鐘淵化学工業株式会社製の商品名クレゲ
セル)である独立気泡の硬質樹脂発泡体にして、その一
面にスリット3aが形成されている。
ォーム断熱材(鐘淵化学工業株式会社製の商品名クレゲ
セル)である独立気泡の硬質樹脂発泡体にして、その一
面にスリット3aが形成されている。
【0019】そして、前記したアクリル樹脂板1の裏面
に固着された前記通気性シート2の上面に付着性樹脂を
捨て塗りすると共に硬質樹脂発泡体3の下面フラット面
にも同じく付着性樹脂を塗布し、それぞれの塗布面を重
ね合わせて密着させる。
に固着された前記通気性シート2の上面に付着性樹脂を
捨て塗りすると共に硬質樹脂発泡体3の下面フラット面
にも同じく付着性樹脂を塗布し、それぞれの塗布面を重
ね合わせて密着させる。
【0020】次いで、前記硬質樹脂発泡体3の前記スリ
ット3aが形成された面に付着性樹脂を塗布し、その上
から#450ガラスマットを1プライ積層してFRP4
の層を形成する。そして、その4端面をアングルで固定
し、中央部にウエイトを載せて反りを防止した状態で前
記付着性樹脂を硬化させて、本発明の水槽用内壁面板を
得るものである。
ット3aが形成された面に付着性樹脂を塗布し、その上
から#450ガラスマットを1プライ積層してFRP4
の層を形成する。そして、その4端面をアングルで固定
し、中央部にウエイトを載せて反りを防止した状態で前
記付着性樹脂を硬化させて、本発明の水槽用内壁面板を
得るものである。
【0021】この水槽用内壁面板を、既設の養魚用の水
槽や水泳用のプールの内壁面板として使用する場合に
は、鋸での切断が可能であるため、パネル図面寸法に合
わせてランニングソーで切断し、その切断された端部の
アクリル樹脂板1の表面に養生テープを貼り、切断端面
を付着性樹脂でオーバーコートする。
槽や水泳用のプールの内壁面板として使用する場合に
は、鋸での切断が可能であるため、パネル図面寸法に合
わせてランニングソーで切断し、その切断された端部の
アクリル樹脂板1の表面に養生テープを貼り、切断端面
を付着性樹脂でオーバーコートする。
【0022】次に、この水槽用内壁面板を使用して既存
の養魚用水槽の内壁面板として使用する方法について説
明する。養魚用水槽のコンクリートの壁面を金属ブラ
シ、デッキブラシで磨いて水垢、砂粒を除いて清掃して
おき、これに樹脂や硬化材を配合したポリマーを捨て塗
りした後、前記した如く構成した内壁面板を圧着し、F
RP4をコンクリート面に接着させる。
の養魚用水槽の内壁面板として使用する方法について説
明する。養魚用水槽のコンクリートの壁面を金属ブラ
シ、デッキブラシで磨いて水垢、砂粒を除いて清掃して
おき、これに樹脂や硬化材を配合したポリマーを捨て塗
りした後、前記した如く構成した内壁面板を圧着し、F
RP4をコンクリート面に接着させる。
【0023】この接着に際して、FRP4はコンクリー
トと接着される面に、強化ガラス繊維が形成されている
ため、接着剤への食い付きが確実に行われ、内壁面板が
剥離する危険性が少ない。
トと接着される面に、強化ガラス繊維が形成されている
ため、接着剤への食い付きが確実に行われ、内壁面板が
剥離する危険性が少ない。
【0024】また、アクリル樹脂板1と硬質樹脂発泡体
3の間に通気性シート2を介在させることによって、ア
クリル樹脂板1と通気性シート2と硬質樹脂発泡体3の
三者を一体的に接着できる。
3の間に通気性シート2を介在させることによって、ア
クリル樹脂板1と通気性シート2と硬質樹脂発泡体3の
三者を一体的に接着できる。
【0025】さらに、アクリル樹脂板1が透明であると
共に通気性シート2には海底等の様子を印刷してあるの
で、その印刷が透視され、水槽内を海底の雰囲気とする
ことができ、ヒラメ等の養魚の種類によっては怯えるこ
とがなく、その雰囲気で良好に発育させることができ
る。
共に通気性シート2には海底等の様子を印刷してあるの
で、その印刷が透視され、水槽内を海底の雰囲気とする
ことができ、ヒラメ等の養魚の種類によっては怯えるこ
とがなく、その雰囲気で良好に発育させることができ
る。
【0026】また、アクリル樹脂板1、通気性シート
2、硬質樹脂発泡体3およびFRP4との合成板である
ことから、厚みが大きく強度が大きくとも軽量に形成で
き、かつ、コンクリート面に固着した状態で、外気温の
変動にも変化し難いといった効果が期待できるものであ
る。
2、硬質樹脂発泡体3およびFRP4との合成板である
ことから、厚みが大きく強度が大きくとも軽量に形成で
き、かつ、コンクリート面に固着した状態で、外気温の
変動にも変化し難いといった効果が期待できるものであ
る。
【0027】次に、図2に示す第2実施例を以下に説明
するが、この実施例においては前第1実施例の裏面のF
RP4の裏面に付着性樹脂を捨て塗りすると共に、前記
硬質樹脂発泡体3と同様なスリット5aを形成した硬質
樹脂発泡体5の下面に付着性樹脂を塗布し、両者を接着
する。
するが、この実施例においては前第1実施例の裏面のF
RP4の裏面に付着性樹脂を捨て塗りすると共に、前記
硬質樹脂発泡体3と同様なスリット5aを形成した硬質
樹脂発泡体5の下面に付着性樹脂を塗布し、両者を接着
する。
【0028】さらに、硬質樹脂発泡体5の裏面に接着用
樹脂を塗布して、その接着樹脂によりFRP6を接着
し、このようにして硬質樹脂発泡体5とFRP6の層を
複数層(実施例では2層)設けたもので、その他は前実
施例と異なるものではない。この実施例にあっては、よ
り前実施例よりも強度が増加するものである。
樹脂を塗布して、その接着樹脂によりFRP6を接着
し、このようにして硬質樹脂発泡体5とFRP6の層を
複数層(実施例では2層)設けたもので、その他は前実
施例と異なるものではない。この実施例にあっては、よ
り前実施例よりも強度が増加するものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は叙上のように、水槽の壁面に接
触した場合の負傷を予防して、魚等の商品価値の低下を
防止できると共に、表面の平滑性によって掃除が楽に行
え、かつ、病原菌の付着による魚の罹病での死亡、貝類
の付着、繁殖がない。
触した場合の負傷を予防して、魚等の商品価値の低下を
防止できると共に、表面の平滑性によって掃除が楽に行
え、かつ、病原菌の付着による魚の罹病での死亡、貝類
の付着、繁殖がない。
【0030】そして、水槽やプールの壁面からの剥離に
よる脱落がなく、補修の手数を無くすと共に、ペイント
塗りのような短期間での再塗装の必要がなくなり、しか
も、この水槽の内表面板は硬質樹脂発泡体の熱遮断率が
高いことによって、水槽やプール内の水温が太陽熱や設
置地面の温度で変化することが少なく、常に適正な水温
に保持でき、保守費や維持費も逓減できる。
よる脱落がなく、補修の手数を無くすと共に、ペイント
塗りのような短期間での再塗装の必要がなくなり、しか
も、この水槽の内表面板は硬質樹脂発泡体の熱遮断率が
高いことによって、水槽やプール内の水温が太陽熱や設
置地面の温度で変化することが少なく、常に適正な水温
に保持でき、保守費や維持費も逓減できる。
【0031】また、積層板であることから、アクリル樹
脂板の厚みが薄くとも強度が大きいと共に軽量であるの
で、耐用年数が大きく、かつ、コンクリート面からの剥
離も防止でき、かつ、運搬や施工時に作業が行い易い等
の効果を有するものである。
脂板の厚みが薄くとも強度が大きいと共に軽量であるの
で、耐用年数が大きく、かつ、コンクリート面からの剥
離も防止でき、かつ、運搬や施工時に作業が行い易い等
の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水槽用内壁面板の第1実施例の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の拡大断面図である。
1 アクリル樹脂板 2 通気性シート 3 樹脂発泡体 3a スリット 4 FRP
Claims (4)
- 【請求項1】 アクリル樹脂板の一面にコアマット、サ
ーフェイスマット等の通気孔を有する不織布、織布、紙
等の通気性シートを脱泡しながら付着性樹脂によって積
層し、この通気性シートに裏面に独立気泡の樹脂発泡体
の表面を同樹脂にて積層し、さらに、この樹脂発泡体の
裏面にガラス繊維強化プラスチック(FRP)を接着し
たことを特徴とする水槽類内壁面板 - 【請求項2】 前記通気性シートの前記アクリル樹脂板
と付着性樹脂を積層して強固に接着される面に海底ある
いは川底の環境を模した模様等を印刷したことを特徴と
する請求項1記載の水槽用内壁面板 - 【請求項3】 前記樹脂発泡体と前記FRPとの接着複
合体を複数層繰り返し形成したことを特徴とする請求項
1記載の水槽用内壁面板。 - 【請求項4】 前記樹脂発泡体の前記FRPとの接着面
に接着用樹脂剤注入用のスリットを形成したことを特徴
とする請求項1および3の水槽用内壁面板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14717594A JPH07327546A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 水槽用内壁面板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14717594A JPH07327546A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 水槽用内壁面板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327546A true JPH07327546A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15424285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14717594A Pending JPH07327546A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 水槽用内壁面板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07327546A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100665619B1 (ko) * | 2005-05-02 | 2007-01-09 | (주)제이엘크린워터 | 부직포-스테인레스시트를 이용한 지하 저수조 라이닝 구조 |
JP2010088417A (ja) * | 2008-10-11 | 2010-04-22 | Daisuke Nishimura | 観賞魚用水槽の保温効果がある水槽背景装飾シート |
GB2500170A (en) * | 2012-02-14 | 2013-09-18 | Reef One Ltd | An aquarium or vivarium with reinforced walls |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14717594A patent/JPH07327546A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100665619B1 (ko) * | 2005-05-02 | 2007-01-09 | (주)제이엘크린워터 | 부직포-스테인레스시트를 이용한 지하 저수조 라이닝 구조 |
JP2010088417A (ja) * | 2008-10-11 | 2010-04-22 | Daisuke Nishimura | 観賞魚用水槽の保温効果がある水槽背景装飾シート |
GB2500170A (en) * | 2012-02-14 | 2013-09-18 | Reef One Ltd | An aquarium or vivarium with reinforced walls |
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