JPH07326926A - 無線通信用非接地形極超短波アンテナ - Google Patents

無線通信用非接地形極超短波アンテナ

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JPH07326926A
JPH07326926A JP11825894A JP11825894A JPH07326926A JP H07326926 A JPH07326926 A JP H07326926A JP 11825894 A JP11825894 A JP 11825894A JP 11825894 A JP11825894 A JP 11825894A JP H07326926 A JPH07326926 A JP H07326926A
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茂 内野
Taira O
平 王
Unzan Kin
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水平偏波,垂直偏波のいずれにも応動し、特に
アンテナ素子収納時における送受信感度が極めて優れて
おり、PHSハンディアンテナとして極めて好ましい小
型,軽量,低価格な無線通信用非接地形極超短波アンテ
ナを提供。 【構成】使用周波数帯の電波の波長をλとしたとき、λ
/2未満の電気長を有し0.1〜0.75λの間隔をお
いて平行に配置され、無線通信セット用筐体30に設けた
アンテナ素子収納部31,32 に対し、各々挿脱自在に収納
される誘導性の第1,第2のアンテナ素子11,12 と、こ
れら第1,第2のアンテナ素子11,12 と直交する如く上
記両素子間に配設されたダイポール形の第3のアンテナ
素子13と、この第3のアンテナ素子13の両端を前記第
1,第2のアンテナ素子11,12 にそれぞれ結合させる如
く前記アンテナ素子収納部31,32 の入り口近傍に配設さ
れた一対の結合素子13a,13b とを備えた無線通信用非接
地形極超短波アンテナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば第2世代コード
レス電話システムと称されるパーソナル・ハンディホー
ン・システム(以下PHSと略称する)に適用されるハ
ンディタイプの無線電話機用アンテナとして好ましい無
線通信用非接地形極超短波アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線通信機とりわけ携帯電話
機においては、使用電波の周波数帯域が800MHz 帯
より次第に高い帯域、たとえば1.5GHz 帯あるいは
1.9GHz 帯へと移行しつつある。このような高帯域
を使用する機器の中で、第2世代コードレス電話システ
ムと呼ばれる1.9GHz 帯を使用帯域とする携帯電話
機においては、これまでの800MHz 帯を使用した携
帯電話機とは、下記に示す如く、いくつかの基本的に異
なった面を有している。
【0003】1)前者はセル半径が5〜7kmのセル方
式であるのに対し、後者はセル半径が数100m程度の
極めて小さなセル方式である。 2)前者は主として車内又は屋外での使用を企図として
いるのに対し、後者では、屋外はもとより屋内(デパー
ト、地下街等),自家およびその周辺等での使用を企図
している。
【0004】3)前者はセル半径が大きく電波到達範囲
を専ら地上に限っているため、基地局ないし親局を例え
ばビルディング屋上等、所要の地上高がとれる屋外に設
置するものであるのに対し、後者はセル半径が小さい
上、電波到達範囲を地上に限定していないため、地上は
もとよりビルディング等の屋内の天井や壁、さらには地
下道や地下街の壁面や柱等、あらゆる場所に基地局又は
親局が設置される。
【0005】4)前者は所謂子機のデザインが通信機と
しての画一性を有しているのが一般的であるのに対し、
後者は民生用としてのイメージを出すべくアンテナ形状
を含むデザイン上の趣好が種々こらされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者のシステムでは、
基地局アンテナから放射される垂直偏波の電波がそのま
ま携帯機に到達することになるため、建造物等による反
射や回折があってもその影響は小さい。
【0007】これに対して後者のシステムにおいては、
基地局アンテナが市街地、ビルディング天井、地下道の
壁面や天井等の比較的低いところや、ビルディング屋上
や街灯支柱の頂部等の比較的高いところに設置されるた
め、基地局アンテナから放射された垂直偏波の電波は、
周囲の建築物の壁,天井,床等にて反射回折され、携帯
機に到るまでに偏波面が変化し、垂直偏波のままではな
しに、傾斜或は水平に近い偏波面に変化している場合が
多い。
【0008】しかるに従来のこの種のアンテナは、単一
の偏波面に対して一致する如く構成されたものが殆どで
あった。このためPHSに適用される従来の携帯機用ア
ンテナは、一般に受信効率が悪いという問題があった。
【0009】本発明の目的は、水平偏波,垂直偏波のい
ずれにも応動し、特にアンテナ素子収納時における送受
信感度が極めて優れており、PHSハンディアンテナと
して極めて好ましい小型,軽量,低価格な無線通信用非
接地形極超短波アンテナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の無線通信用非接地形極超短波
アンテナは以下の如く構成されている。 (1)本発明の無線通信用非接地形極超短波アンテナ
は、使用周波数帯の電波の波長をλとしたとき、λ/2
未満の電気長を有し、0.1〜0.75λの間隔をおい
て平行に配置され、無線通信セット用筐体に設けたアン
テナ素子収納部に対し、挿脱自在に収納される誘導性の
第1,第2のアンテナ素子と、これら第1,第2のアン
テナ素子と直交する如く上記両素子間に配設されたダイ
ポール形の第3のアンテナ素子と、この第3のアンテナ
素子の両端を前記第1,第2のアンテナ素子にそれぞれ
結合させる如く前記アンテナ素子収納部の入り口近傍に
配設された一対の結合素子とを備えている。 (2)上記(1)に記載したアンテナであって、一対の
結合素子は、静電結合素子であることを特徴としてい
る。 (3)上記(1)に記載したアンテナであって、第3の
アンテナ素子は、無線通信セット用筐体の頂部近傍に配
設されたプリント配線基板上に形成されている。 (4)上記(1)に記載したアンテナであって、第3の
アンテナ素子は、無線通信セット用筐体内の送受信回路
用シールドケース等の金属部材から設定された一定間隙
をおいて平行に配設されている。 (5)上記(1)に記載したアンテナであって、第1,
第2のアンテナ素子の頂部間が機械的に連結され、携帯
用フックとして使用可能な如く設けられている。
【0011】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。 (1)−a 「第1,第2アンテナ素子の伸長時」 第1,第2アンテナ素子を伸長させた状態で電気長がλ
/2のダイポール形の第3アンテナ素子の中心から給電
する。そうすると第3アンテナ素子の両端に結合してい
る第1アンテナ素子および第2アンテナ素子も放射素子
となり、垂直偏波を放射する。電流分布から見ると、第
1アンテナ素子および第2アンテナ素子の電流位相は互
いに逆相になるので、水平面内の指向性は素子方向に8
の字形となる。また第3アンテナ素子は水平偏波のアン
テナ素子として動作する。従って第1アンテナ素子およ
び第2アンテナ素子の伸長時においては垂直偏波、水平
偏波のいずれにも応動する。特に携帯電話機における実
際の使用状態では筐体が斜めに支持されるケースが多い
が、この様な場合において、第1アンテナ素子と第2ア
ンテナ素子とは、いずれも交差した態様の斜め偏波に応
動することになる。 (1)−b 「第1,第2アンテナ素子の収納時」 第1,第2アンテナ素子を収納した状態にすると、これ
らの素子が筐体内のシールドケース等の金属部材に近づ
くため、その影響で第1アンテナ素子および第2アンテ
ナ素子からの電波放射はかなり弱くなる。しかるにこの
時、ダイポール形の第3アンテナ素子が主に電波を放射
することになるため、素子収納時の放射効率が向上し感
度が改善される。結局、素子収納時においては垂直偏波
成分、水平偏波成分ともに若干低下するが、使用可能な
状態を呈するものとなる。
【0012】なおアンテナ入力側から見たインピーダン
ス特性はダイポール形の第3アンテナで決定されるた
め、特別な整合器を別途設ける必要はない。かくして本
実施例の非接地形極超短波アンテナは、簡易な構成であ
りながら素子の伸長時および収納時のいずれにおいても
垂直偏波、水平偏波に対して効率の良い送受信を可能な
らしめる。 (2)一対の結合素子が静電結合素子で形成されている
ため、第1,第2アンテナ素子と第3アンテナ素子との
結合部の無接点化が計られる。したがって構造が簡単化
し信頼性が向上する。
【0013】なお第1,第2アンテナ素子は、電気長が
λ/2より短い3/8λ近傍の長さに設定されており誘
導性を有している。したがって上記静電結合素子の容量
性は上記誘導性によって打消され、インピーダンス特性
の低下はない。 (3)第3のアンテナ素子が、無線通信セット用筐体の
頂部近傍に配設されたプリント配線基板上に形成されて
いるため、第3のアンテナ素子が筐体に一体的に組み込
まれたものとなり、外部に突出する部分を持たない。こ
のためコンパクトな形態を呈する上、極めて軽量なもの
となる。 (4)第3のアンテナ素子が、無線通信セット用筐体内
の送受信回路用シールドケース等の金属部材から、設定
された一定間隙をおいて平行に配設されているため、ダ
イポール形の第3アンテナ素子が筐体内のシールドケー
ス等の金属部材から受ける影響を少なくすることがで
き、所要の利得および特性を確保されるものとなる。 (5)第1,第2のアンテナ素子の頂部間が機械的に連
結され、携帯用フックとして使用可能な如く設けられて
いるため、携帯用フックの操作により、第1,第2アン
テナ素子の同時挿脱操作が可能となる。
【0014】
【実施例】図1は携帯電話機に適用した本発明の第1実
施例に係る無線通信用非接地形極超短波アンテナの構成
を示す図で、(a)は主要部の斜視図、(b)は(a)
のBーB線切断矢視図である。
【0015】また図2は同実施例に係るアンテナの主要
部の構成を示す断面図で、(a)は第1,第2アンテナ
素子が筐体外に引き出された状態を示す図、(b)は第
1,第2アンテナ素子が筐体内に引き込まれた状態を示
す図である。
【0016】さらに図3は同実施例に係るアンテナの電
気系の構成を示す図で、(a)は第1,第2アンテナ素
子が筐体外に引き出された状態を示す図、(b)は第
1,第2アンテナ素子が筐体内に引き込まれた状態を示
す図である。
【0017】図1〜図3において、10は非接地形極超
短波アンテナ、20は携帯時に筐体上方へ引き出されて
携帯電話機を持ち運べるように設けられたコの字形フッ
ク、30は無線通信セット(携帯電話機)用筐体、40
は上記筐体の上部に設けられたアンテナホルダー、50
は無線通信セット本体(携帯電話機本体)60は同軸給
電ケーブルである。
【0018】非接地形極超短波アンテナ10は、後述す
るフック20内に埋設されている第1,第2のアンテナ
素子11,12と、後述するホルダー40に付設されて
いるプリント配線基板43上に形成されているダイポー
ル形の第3のアンテナ素子13とからなっている。
【0019】第1,第2のアンテナ素子11,12は、
使用周波数帯の電波の波長をλとしたとき、λ/2未満
(本実施例では3λ/8としてある)の電気長を有する
誘導性のアンテナ素子であって、0.1〜0.75λの
間隔をおいて平行に配置されている。これら第1,第2
のアンテナ素子11,12は、後述するフック20の挿
脱操作に伴って筐体30に対して挿脱自在になってお
り、伸長または収納されるものとなっている。
【0020】第3のアンテナ素子13は上記第1,第2
のアンテナ素子11,12と直交する如く、上記両素子
間に配設されたダイポール形のアンテナ素子である。こ
の第3のアンテナ素子13の両端は、後述するように前
記第1,第2のアンテナ素子11,12にそれぞれ静電
結合されている。
【0021】フック20は、例えば樹脂にてコの字形に
成形されたものであり、その両側支柱21,22の下端
部にストッパー23,24が一体成形されている。上記
両側支柱21,22の中に、上記第1,第2のアンテナ
素子11,12がフック成形加工時において一体的に埋
め込まれている。なお本実施例では、図1に示すように
第1,第2のアンテナ素子11,12はコの字形フック
20の形状的制限を受け、先端をL字形に曲げている。
【0022】筐体30の両端内部には、アンテナ素子収
納部31,32が設けられている。アンテナ素子収納部
31,32の入り口には、フック抜け止め防止用ストッ
パー33,34が設けてあり、フック20を筐体外部へ
引き出した時にフック20のストッパー23,24と係
止し、フック20が抜け出ないようになっている。
【0023】筐体30の上方領域には、フック20を安
定に挿脱自在に保持するためのホルダー40が設けられ
ている。このホルダー40はコの字形をしており、その
左右両側部にはフック20の両側支柱21,22のスト
ッパー23,24を案内する樋状のガイド41,42が
設けられている。またホルダー40の上側部にはプリン
ト配線基板43が水平に配設されている。
【0024】プリント配線基板43には電気長がλ/2
のダイポール形のアンテナ素子13がプリント配線によ
り形成されている。なお必要に応じてプリント配線をジ
グザクさせる事により、ローディングするようにしても
よい。
【0025】第3のアンテナ素子13の両端には、この
第3のアンテナ素子13の両端を前記第1,第2のアン
テナ素子11,12に夫々静電結合させるための一対の
静電結合素子13a,13bが配設されている。これら
一対の静電結合素子13a,13bは、アンテナ素子収
納部31,32の入り口近傍において第1,第2のアン
テナ素子11,12を囲繞する如くコの字形にプリント
配線されることにより形成されている。第3のアンテナ
素子13の長手方向中央部には、給電端子P,Qが形成
されている。
【0026】筐体30の内部のホルダー40の下方には
無線通信セット本体50が内臓されている。無線通信セ
ット本体50は、送受信回路を搭載したプリント配線基
板51と、このプリント配線基板51の一部を覆った電
波干渉防止用シールドケース52とからなっている。な
お前記第3のアンテナ素子13を形成しているプリント
配線基板43の下面と上記シールドケース52の上面と
は、設定された一定間隙Gをおいて平行に配設されてい
る。
【0027】同軸給電ケーブル60の一端の中心導体
は、前記給電端子Pに接続され、外部導体は給電端子Q
に接続されている。この様に構成された本実施例のアン
テナは次のように作動する。
【0028】「伸長時」フック20を引出すと、第1,
第2アンテナ素子11,12も同時に伸長状態となる。
このとき上記第1,第2アンテナ素子11,12の基端
部には、プリント配線基板43上に形成されたダイポー
ル形の第3アンテナ素子13の両端が静電結合された状
態となる。
【0029】この状態で給電端子P,Qから給電する
と、ダイポール形の第3アンテナ素子13及び第1,第
2アンテナ素子11,12には図4の如く電流が分布す
る。このときの位相及び偏波面の関係は次のようにな
る。
【0030】垂直部の第1,第2アンテナ素子11,1
2にはほぼ同一レベルの電流i1 ,i2 が存在するが、
その位相θ1 ,θ2 は逆相となる。水平部の第3アンテ
ナ素子13にはi3 が存在し、その位相θ3 は第1,第
2アンテナ素子11,12に対し180°の位相差を有
している。
【0031】第3アンテナ素子13の電流i3 のレベル
は、i1 ,i2 に対し約−3〜−5dBである。従って
素子伸長の場合は、第1,第2アンテナ素子11,12
が主として働きダイポール形の第3アンテナ素子13は
副として働く事になる。
【0032】「収納時」フック20を筐体30へ収納す
ると、第1,第2アンテナ素子11,12も同時に収納
状態となる。このとき上記第1,第2アンテナ素子1
1,12の大部分は筐体内のシールドケース52などの
金属部材に近接しその影響を受ける。
【0033】この状態で給電端子P,Qから給電する
と、ダイポール形の第3アンテナ素子13及び第1,第
2アンテナ素子11,12には図5の如く電流が分布す
る。このときの位相及び偏波面の関係は次のようにな
る。
【0034】第1,第2アンテナ素子11,12は筐体
30の金属部材に近接するため、その影響を受け、第
1,第2アンテナ素子11,12に存在する電流i1
2 は第3アンテナ素子13に存在する電流i3 に対し
減衰する。位相関係は第4図と同じである。
【0035】従って素子収納の場合は、ダイポール形の
第3アンテナ素子13が主として働き、第1,第2アン
テナ素子11,12は副として働く事になる。素子伸長
時において、第1,第2アンテナ素子11,12は0.
1〜0.7λの間隔を有しているため、互いに干渉する
ことなく垂直に立てられた2個のアンテナ素子11,1
2から夫々放射される。したがって図6の(a)(b)
(c)に示すような放射パターンを示すことになる。す
なわち第1,第2アンテナ素子11,12が2個配置さ
れているため、その合成指向性は図示の如く水平面内お
よび垂直面内共に8の字形となり、ボールを2個並べた
ような形となる。
【0036】この事は実使用時において次のような作用
を生じる。単一アンテナ素子を備えている従来品では、
右耳又は左耳で使用したとき、頭の影響を受けて水平面
内指向性が使用状態によって異なるものとなり、同一放
射条件を維持できないことになる。これに対し本実施例
のものでは、右耳又は左耳のいずれで使用した場合であ
っても、同一放射条件を維持できる事になる。
【0037】同時にダイポール形の第3アンテナ素子1
3にも電流i3 が存在するため、この第3アンテナ素子
13からも放射が行なわれる。従って、図7の(a)
(b)(c)に示すような放射パターンを示すことにな
る。なお筐体30に内蔵されているシールドケースなど
の金属部材の影響を受け、筐体下方においては放射パタ
ーンが減衰される。
【0038】素子収納時においては、素子伸長時とは逆
の関係を呈する事になる。綜合すると、伸長時において
は、垂直偏波成分が主となり、水平偏波成分が副として
作用する。収納時においては水平偏波成分が主となり、
垂直偏波成分が副となって作用する。しかし乍らいずれ
の場合においても、夫々副成分が実用上のレベルにある
点に特徴を有している。かくして周囲の障壁物に反射、
回折された偏波面に対し自在に対応できるものとなる。
【0039】他方、アンテナ入力側から見たインピーダ
ンス特性はダイポールアンテナ13で決定されるため、
特別な整合器を別途設ける必要はない。次に、図8〜図
18を用いて本実施例に係るアンテナ特性の実測データ
について説明する。
【0040】図8は上記実施例に係るアンテナにつき、
筐体30の長手方向に対して直交する面での水平面内放
射パターン実測方法を示す図で、(a)は測定アンテナ
ANTを水平偏波送信状態となし、筐体30の中心を軸
として矢印で示すように360°回転させて実測する場
合を示す図、(b)は測定アンテナANTを垂直偏波送
信状態となし、同じく筐体30の中心を軸として矢印で
示すように360°回転させて実測する場合を示す図で
ある。
【0041】図8の(a)の測定方法による測定におい
て、水平偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と直交
しているため作用しないが、第3アンテナ素子13の偏
波面は測定アンテナANTの偏波面と一致しているため
作用する。従って第1,第2アンテナ素子11,12を
伸長させた状態での水平面内放射パターンは図9の
(a)に示すようになり、第1,第2アンテナ素子1
1,12を収納させた状態での水平面内放射パターンは
図9の(b)に示すようになる。
【0042】図8の(b)の測定方法による測定におい
て、垂直偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と一致
しているため作用するが、第3アンテナ素子13の偏波
面は測定アンテナANTの偏波面と直交しているため作
用しない。従って第1,第2アンテナ素子11,12を
伸長させた状態での水平面内放射パターンは、図10の
(a)に示すようになり第1,第2アンテナ素子11,
12を収納させた状態での水平面内放射パターンは図1
0の(b)に示すようになる。図10の(b)は第1,
第2アンテナ素子11,12が収納状態でも少し働いて
いめいる事を示している。
【0043】図11は上記実施例に係るアンテナにつ
き、筐体30の長手方向に沿った面であって且つ筐体幅
方向に沿った面での垂直面内放射パターン実測方法を示
す図であり、(a)は測定アンテナANTを水平偏波送
信状態となし、筐体幅方向を水平にした状態でアンテナ
素子基端部中心を軸として矢印で示すように360°回
転させて実測する場合を示す図、(b)は測定アンテナ
ANTを垂直偏波送信状態となし、同じくアンテナ素子
基端部中心を軸として矢印で示すように360°回転さ
せて実測する場合を示す図である。
【0044】図11の(a)の測定方法による測定にお
いて、水平偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と一致
しているため作用する。また第3アンテナ素子13の偏
波面も測定アンテナANTの偏波面と一致しているため
作用する。従って第1,第2アンテナ素子11,12を
伸長させた状態での垂直面内放射パターンは図12の
(a)に示すようになり第1,第2アンテナ素子11,
12を収納させた状態での垂直面内放射パターンは図1
2の(b)に示すようになる。
【0045】図11の(b)の測定方法による測定にお
いて、垂直偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と直交
しているため作用しない。また第3アンテナ素子13の
偏波面も測定アンテナANTの偏波面と直交しているた
め作用しない。従って第1,第2アンテナ素子11,1
2を伸長させた状態での垂直面内放射パターンは、図1
3の(a)に示すようになり、第1,第2アンテナ素子
11,12を収納させた状態での垂直面内放射パターン
は図13の(b)に示すようになる。
【0046】図14は上記実施例に係るアンテナにつ
き、筐体30の長手方向に沿った面であって且つ筐体厚
み方向に沿った面での垂直面内放射パターン実測方法を
示す図で、(a)は測定アンテナANTを水平偏波送信
状態となし、筐体幅方向を垂直にした状態でアンテナ素
子基端部中心を軸として矢印で示すように360°回転
させて実測する場合を示す図、(b)は測定アンテナA
NTを垂直偏波送信状態となし、同じくアンテナ素子基
端部中心を軸として矢印で示すように360°回転させ
て実測する場合を示す図である。
【0047】図14の(a)の測定方法による測定にお
いて、水平偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と一致
しているが放射パターンの最小方向を見ているため実測
値は小さい。また第3アンテナ素子13の偏波面も測定
アンテナANTの偏波面と一致しているが放射パターン
の最小方向を見ているため実測値は小さい。従って第
1,第2アンテナ素子11,12を伸長させた状態での
垂直面内放射パターンは図15の(a)に示すようにな
り、第1,第2アンテナ素子11,12を収納させた状
態での垂直面内放射パターンは図15の(b)に示すよ
うになる。
【0048】図14の(b)の測定方法による測定にお
いて、垂直偏波に対しては、第1,第2アンテナ素子1
1,12の偏波面は測定アンテナANTの偏波面と一致
しているため作用する。また第3アンテナ素子13の偏
波面も測定アンテナANTの偏波面と一致しているため
作用する。従って第1,第2アンテナ素子11,12を
伸長させた状態での垂直面内放射パターンは、図16の
(a)に示すようになり、第1,第2アンテナ素子1
1,12を収納させた状態での垂直面内放射パターンは
図16の(b)に示すようになる。
【0049】以上の実測結果から、到来電波が水平、垂
直のどのような偏波面になっていても、第1,第2アン
テナ素子11,12および第3アンテナ素子13の何れ
かのアンテナ素子が作用し、両偏波共用アンテナとして
働くことが分かる。
【0050】図17は本実施例に係るアンテナの素子伸
長時の特性を実測した結果を示す図で、(a)はスミス
チャート、(b)はVSWR特性曲線図である。図18
は本実施例に係るアンテナの素子収納時の特性を実測し
た結果を示す図で、(a)はスミスチャート、(b)は
VSWR特性曲線図である。
【0051】図17,図18から明らかなように、アン
テナ素子の伸長時,収納時のいずれにおいても、VSW
Rが1.8以下の良好な特性を示しており、しかも第
1,第2アンテナ素子11.12とダイポール形の第3
アンテナ素子13と静電結合による二重同調効果によ
り、VSWRが1.9以下の帯域が中心周波数の約10
%に及ぶ広帯域特性を示している。
【0052】上述した実施例の構成および作用効果をま
とめると次の通りである。 (1)本実施例の非接地形極超短波アンテナは、使用周
波数帯の電波の波長をλとしたとき、λ/2未満の電気
長を有し、0.1〜0.75λの間隔をおいて平行に配
置され、無線通信セット用筐体30に設けたアンテナ素
子収納部31,32に対し、挿脱自在に収納される誘導
性の第1,第2のアンテナ素子11,12と、これら第
1,第2のアンテナ素子11,12と直交する如く上記
両素子間に配設されたダイポール形の第3のアンテナ素
子13と、この第3のアンテナ素子13の両端を前記第
1,第2のアンテナ素子11,12にそれぞれ結合させ
る如く前記アンテナ素子収納部31,32の入り口近傍
に配設された一対の結合素子13a,13bとを備えて
いる。
【0053】したがって本実施例の非接地形極超短波ア
ンテナにおいては、第1,第2アンテナ素子11,1
2,を伸長させた状態で電気長がλ/2のダイポール形
の第3アンテナ素子13の中心から給電すると、第3ア
ンテナ素子13の両端に結合している第1アンテナ素子
11および第2アンテナ素子12も放射素子となり、垂
直偏波を放射する。電流分布から見ると、第1アンテナ
素子11および第2アンテナ素子12の電流位相は互い
に逆相になるので、水平面内の指向性は素子方向に8の
字形となる。また第3アンテナ素子13は水平偏波のア
ンテナ素子として動作する。従って第1アンテナ素子1
1および第2アンテナ素子12の伸長時においては垂直
偏波、水平偏波のいずれにも応動する。特に携帯電話機
における実際の使用状態では筐体30が斜めに支持され
るケースが多いが、この様な場合において、第1アンテ
ナ素子11と第2アンテナ素子12とは、いずれも交差
した態様の斜め偏波に応動することになる。
【0054】第1,第2アンテナ素子11,12を収納
した状態にすると、これらの素子11,12が筐体30
内のシールドケース52等の金属部材に近づくため、そ
の影響で第1アンテナ素子11および第2アンテナ素子
12からの電波放射はかなり弱くなる。しかるにこの
時、ダイポール形の第3アンテナ素子13が主に電波を
放射することになるため、素子収納時の放射効率が向上
し感度が改善される。結局、素子収納時においては垂直
偏波成分、水平偏波成分ともに若干低下するが、使用可
能な状態を呈するものとなる。
【0055】なおアンテナ入力側から見たインピーダン
ス特性はダイポール形の第3アンテナ13で決定される
ため、特別な整合器を別途設ける必要はない。かくして
本実施例の非接地形極超短波アンテナは、簡易な構成で
ありながら素子の伸長時および収納時のいずれにおいて
も垂直偏波、水平偏波に対して効率の良い送受信を可能
ならしめる。 (2)本実施例の非接地形極超短波アンテナは、上記
(1)に記載したアンテナであって、一対の結合素子が
静電結合素子13a,13bであることを特徴としてい
る。
【0056】したがって本実施例の非接地形極超短波ア
ンテナにおいては、第1,第2アンテナ素子11,12
と第3アンテナ素子13との結合部の無接点化が計られ
るため、構造が簡単化し信頼性が向上する。
【0057】なお第1,第2アンテナ素子11,12
は、電気長がλ/2より短い3/8λ近傍の長さに設定
されており誘導性を有している。したがって上記静電結
合素子13a,13bの容量性は上記誘導性によって打
消され、インピーダンス特性の低下はない。 (3)本実施例の非接地形極超短波アンテナは、上記
(1)に記載したアンテナであって、第3のアンテナ素
子13は、無線通信セット用筐体30の頂部近傍に配設
されたプリント配線基板43上に形成されている。
【0058】したがって本実施例の非接地形極超短波ア
ンテナにおいては、第3のアンテナ素子13が筐体30
に一体的に組み込まれたものとなり、外部に突出する部
分を持たないため、コンパクトな形態を呈する上、極め
て軽量なものとなる。 (4)本実施例の非接地形極超短波アンテナは、上記
(1)に記載したアンテナであって、第3のアンテナ素
子13は、無線通信セット用筐体30内の送受信回路用
シールドケース52等の金属部材から設定された一定間
隙Gをおいて平行に配設されている。
【0059】したがって本実施例の非接地形極超短波ア
ンテナにおいては、ダイポール形の第3アンテナ素子1
3が筐体30内のシールドケース52等の金属部材から
受ける影響を少なくすることができ、所要の利得、特性
を確保されるものとなる。 (5)本実施例の非接地形極超短波アンテナは、上記
(1)に記載したアンテナであって、第1,第2のアン
テナ素子11,12の頂部間が機械的に連結され、携帯
用フックとして使用可能な如く設けられている。
【0060】したがって本実施例の非接地形極超短波ア
ンテナにおいては、携帯用フックの操作により、第1,
第2アンテナ素子11,12の同時挿脱操作が可能とな
る。 (6)本実施例の非接地形極超短波アンテナは下記変形
例を含んでいる。
【0061】・第1,第2アンテナ素子11,12と第
3アンテナ素子とが静電結合素子以外の結合手段にて結
合されているもの。・第1,第2アンテナ素子11,1
2のいずれか1本を省略し、残りの1本と第3のアンテ
ナ素子とを結合させたもの。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、水平偏波,垂直偏波の
いずれにも応動し、特にアンテナ素子収納時における送
受信感度が極めて優れており、PHSハンディアンテナ
として極めて好ましい小型,軽量,低価格な無線通信用
非接地形極超短波アンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る無線通信用非接地形
極超短波アンテナの構成を示す図で、(a)は主要部の
斜視図、(b)は(a)のBーB線切断矢視図。
【図2】上記実施例に係るアンテナの主要部の構成を示
す断面図で、(a)は第1,第2アンテナ素子が筐体外
に引き出された状態を示す図、(b)は第1,第2アン
テナ素子が筐体内に引き込まれた状態を示す図。
【図3】上記実施例に係るアンテナの電気系の構成を示
す図で、(a)は第1,第2アンテナ素子が筐体外に引
き出された状態を示す図、(b)は第1,第2アンテナ
素子が筐体内に引き込まれた状態を示す図。
【図4】上記実施例に係るアンテナの素子伸長時の作用
説明図。
【図5】上記実施例に係るアンテナの素子収納時の作用
説明図。
【図6】上記実施例に係るアンテナの第1,第2アンテ
ナ素子についての放射パターンモデルを示す図で、
(a)は水平面内放射パターン図、(b)および(c)
は垂直面内放射パターン図。
【図7】上記実施例に係るアンテナの第3アンテナ素子
についての放射パターンモデルを示す図で、(a)は水
平面内放射パターン図、(b)および(c)は垂直面内
放射パターン図。
【図8】上記実施例に係るアンテナにつき、筐体の長手
方向に対して直交する面での水平面内放射パターン実測
方法を示す図で、(a)は測定アンテナANTを水平偏
波送信状態となし、筐体中心を軸として矢印で示すよう
に360°回転させて実測する場合を示す図、(b)は
測定アンテナANTを垂直偏波送信状態となし、同じく
筐体中心を軸として矢印で示すように360°回転させ
て実測する場合を示す図。
【図9】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短波
アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)は
図8の(a)の測定方法にて第1,第2アンテナ素子を
伸長した状態で実測した水平面内放射パターン図、
(b)は同じく図8の(a)の測定方法にて第1,第2
アンテナ素子を収納した状態で実測した水平面内放射パ
ターン図。
【図10】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)
は図8の(b)の測定方法にて第1,第2アンテナ素子
を伸長した状態で実測した水平面内放射パターン図、
(b)は同じく図8の(b)の測定方法にて第1,第2
アンテナ素子を収納した状態で実測した水平面内放射パ
ターン図。
【図11】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナにつき、筐体の長手方向に沿った面であって
且つ筐体幅方向に沿った面での垂直面内放射パターン実
測方法を示す図で、(a)は測定アンテナANTを水平
偏波送信状態となし、筐体幅方向を水平にした状態でア
ンテナ素子基端部中心を軸として矢印で示すように36
0°回転させて実測する場合を示す図、(b)は測定ア
ンテナANTを垂直偏波送信状態となし、同じくアンテ
ナ素子基端部中心を軸として矢印で示すように360°
回転させて実測する場合を示す図。
【図12】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)
は図11の(a)の測定方法にて第1,第2アンテナ素
子を伸長した状態で実測した垂直面内放射パターン図、
(b)は同じく図11の(a)の測定方法にて第1,第
2アンテナ素子を収納した状態で実測した垂直面内放射
パターン図。
【図13】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)
は図11の(b)の測定方法にて第1,第2アンテナ素
子を伸長した状態で実測した垂直面内放射パターン図、
(b)は同じく図11の(b)の測定方法にて第1,第
2アンテナ素子を収納した状態で実測した垂直面内放射
パターン図。
【図14】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナにつき、筐体の長手方向に沿った面であって
且つ筐体厚み方向に沿った面での垂直面内放射パターン
実測方法を示す図で、(a)は測定アンテナANTを水
平偏波送信状態となし、筐体幅方向を垂直にした状態で
アンテナ素子基端部中心を軸として矢印で示すように3
60°回転させて実測する場合を示す図、(b)は測定
アンテナANTを垂直偏波送信状態となし、同じくアン
テナ素子基端部中心を軸として矢印で示すように360
°回転させて実測する場合を示す図。
【図15】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)
は図14の(a)の測定方法にて第1,第2アンテナ素
子を伸長した状態で実測した垂直面内放射パターン図、
(b)は同じく図14の(a)の測定方法にて第1,第
2アンテナ素子を収納した状態で実測した垂直面内放射
パターン図。
【図16】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナの放射パターン実測結果を示す図で、(a)
は図14の(b)の測定方法にて第1,第2アンテナ素
子を伸長した状態で実測した垂直面内放射パターン図、
(b)は同じく図14の(b)の測定方法にて第1,第
2アンテナ素子を収納した状態で実測した垂直面内放射
パターン図。
【図17】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナのアンテナ素子伸長時の特性を実測した結果
を示す図で、(a)はスミスチャート、(b)はVSW
R特性曲線図。
【図18】上記実施例に係る無線通信用非接地形極超短
波アンテナのアンテナ素子収納時の特性を実測した結果
を示す図で、(a)はスミスチャート、(b)はVSW
R特性曲線図。
【符号の説明】
10…第1アンテナ素子 11…棒状の導体 12…樹脂 13…第1接触導電体 20…第2アンテナ素子 21…ヘリカルコイル 22…つまみ部 23…第2接触導電体 30…筐体 40…アンテナ取付け
給電機構 41…樹脂製ホルダー 42…給電用接触子 43…アンテナ地線用プリント配線板 44…同軸給電ケーブル AE…アンテナ地線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 19/28 H04B 7/26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用周波数帯の電波の波長をλとしたと
    き、λ/2未満の電気長を有し0.1〜0.75λの間
    隔をおいて平行に配置され、無線通信セット用筐体に設
    けたアンテナ素子収納部に対し、各々挿脱自在に収納さ
    れる誘導性の第1,第2のアンテナ素子と、 これら第1,第2のアンテナ素子と直交する如く上記両
    素子間に配設されたダイポール形の第3のアンテナ素子
    と、 この第3のアンテナ素子の両端を前記第1,第2のアン
    テナ素子にそれぞれ結合させる如く前記アンテナ素子収
    納部の入り口近傍に配設された一対の結合素子と、 を備えたことを特徴とする無線通信用非接地形極超短波
    アンテナ。
  2. 【請求項2】一対の結合素子は静電結合素子であること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信用非接地形極超
    短波アンテナ。
  3. 【請求項3】第3のアンテナ素子は、無線通信セット用
    筐体の頂部近傍に配設されたプリント配線基板上に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信
    用非接地形極超短波アンテナ。
  4. 【請求項4】第3のアンテナ素子は、無線通信セット用
    筐体内の送受信回路用シールドケース等の金属部材から
    設定された一定間隙をおいて平行に配設されていること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信用非接地形極超
    短波アンテナ。
  5. 【請求項5】第1,第2のアンテナ素子の頂部間が機械
    的に連結され、携帯用フックとして使用可能な如く設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信
    用非接地形極超短波アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416885B1 (ko) * 2001-07-27 2004-02-05 (주)신아정보통신 무선데이터 통신용 소형 안테나
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WO2012066845A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 Necアクセステクニカ株式会社 アンテナ、及びそのアンテナを備えた携帯端末

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