JPH07326916A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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Publication number
JPH07326916A
JPH07326916A JP11857294A JP11857294A JPH07326916A JP H07326916 A JPH07326916 A JP H07326916A JP 11857294 A JP11857294 A JP 11857294A JP 11857294 A JP11857294 A JP 11857294A JP H07326916 A JPH07326916 A JP H07326916A
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JP
Japan
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antenna
antenna device
horizontal
cover case
antenna unit
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Withdrawn
Application number
JP11857294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Oka
英樹 岡
Munehiko Ito
宗彦 伊藤
Yoshiyuki Kuboi
良行 窪井
Yoshihiro Maeda
芳博 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 GPS受信用の平板アンテナのアンテナ装置
であって、受信面を常に水平状態に保って、良好且つ安
定した受信状態を維持できるアンテナ装置を提供する。 【構成】 平面アンテナのアンテナデバイス8を受信面
を水平にしてアンテナケース30内に収容してなるアン
テナユニット3と、上面にこのアンテナユニット3を受
信面を水平にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保
持台2と、上記アンテナユニット3及び水平保持台2を
内部空間10内に収容するカバーケース1とを備えてな
るアンテナ装置であって、上記カバーケース1の内部空
間10に液体14を溜め、この液体14に上記水平保持
台2を浮かべてなることを特徴とするアンテナ装置。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板アンテナのアンテ
ナ装置に関し、例えば移動体に搭載する、GPS(Gl
obal Posistioning System)
アンテナ等として有用なアンテナ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車或いは船舶等の移動体のナビゲーショ
ンシステムとして、静止衛星からの送信電波を受信し
て、移動体の移動位置を計測するGPSを利用した装置
が普及しつつある。このGPS受信用アンテナとして、
平面アンテナを用いたアンテナ装置が使用されている。
このGPS受信用のアンテナ装置は、静止衛星からの送
信電波の受信状態を良好に保つためには、アンテナの受
信面を水平にして良好なアンテナの指向性を得られるよ
うにするのが望ましいものである。したがって、このG
PS受信用のアンテナ装置は移動体のボディーにアンテ
ナの受信面を水平に固定して用いらているものである
が、従来にあっては、移動体が傾くとこの移動体ととも
にアンテナの受信面が傾斜するために、水平面から上方
に受信不能となる死角が生じて指向性が低下し、受信面
の傾斜方向によっては受信状態が悪くなったり、受信で
きなくなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、例えば移動体に搭載する、GPS受信用の平板ア
ンテナ等のアンテナ装置であって、受信面を常に水平状
態に保って、良好且つ安定した受信状態を維持できるア
ンテナ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
アンテナ装置は、平面アンテナのアンテナデバイス
(8)を受信面を水平にしてアンテナケース(30)内
に収容してなるアンテナユニット(3)と、上面にこの
アンテナユニット(3)を受信面を水平にして搭載し、
重心を下方部に備えた水平保持台(2)と、上記アンテ
ナユニット(3)及び水平保持台(2)を内部空間(1
0)内に収容するカバーケース(1)とを備えてなるア
ンテナ装置であって、上記カバーケース(1)の内部空
間(10)に液体(14)を溜め、この液体(14)に
上記水平保持台(2)を浮かべてなることを特徴とす
る。
【0005】請求項2に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)を受信面を水平にしてア
ンテナケース(30)内に収容してなるアンテナユニッ
ト(3)と、上面にこのアンテナユニット(3)を受信
面を水平にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保持
台(2)と、上記アンテナユニット(3)及び水平保持
台(2)を内部空間(10)内に収容するカバーケース
(1)とを備えてなるアンテナ装置であって、上記カバ
ーケース(1)の下方部内面が凹型球面に形成され、且
つ上記水平保持台(2)の下面が上記カバーケース
(1)の下方部内面に沿う凸型球面に形成され、上記カ
バーケース(1)の下方部内面上に上記水平保持台
(2)を滑動自在に載置してなることを特徴とする。
【0006】請求項3に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に潤滑剤(15)が塗布されていることを
特徴とする。
【0007】請求項4に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に回動自在なコロ(16)が敷きつめられ
ていることを特徴とする。
【0008】請求項5に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)、及びこのアンテナデバ
イス(8)を受信面を水平にして収容するアンテナケー
ス(70)からなり、下方部に重心を有するアンテナユ
ニット(7)と、このアンテナユニット(7)の上端部
を回動自在に支持する水平な内側軸(64)を備え、上
記アンテナユニット(7)外側面に沿う内側可動枠(6
1)と、この内側可動枠(61)を回動自在に支持し、
上記内側軸(64)と直行する水平な外側軸(63)を
備え、上記アンテナユニット(7)から見て上記内側可
動枠(61)よりも外側に位置する外側固定枠(62)
とからなることを特徴とするアンテナ装置。
【0009】請求項6に係るアンテナ装置は、請求項5
記載のアンテナ装置において、上記アンテナユニット
(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠(6
2)を内部空間(50)内に収容するカバーケース
(5)を備えてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に係るアンテナ装置は、平面
アンテナのアンテナデバイス(8)を受信面を水平にし
てアンテナケース(30)内に収容してなるアンテナユ
ニット(3)と、上面にこのアンテナユニット(3)を
受信面を水平にして搭載し、重心を下方部に備えた水平
保持台(2)と、上記アンテナユニット(3)及び水平
保持台(2)を内部空間(10)内に収容するカバーケ
ース(1)とを備えてなるアンテナ装置であって、上記
カバーケース(1)の内部空間(10)に液体(14)
を溜め、この液体(14)に上記水平保持台(2)を浮
かべてなるので、該アンテナ装置が傾いても、上記水平
保持台(2)が上記アンテナユニット(3)の受信面を
水平にして上記液体(14)に浮く。したがって、アン
テナの指向性が低下することなく一定に保たれる。
【0011】請求項2に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)を受信面を水平にしてア
ンテナケース(30)内に収容してなるアンテナユニッ
ト(3)と、上面にこのアンテナユニット(3)を受信
面を水平にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保持
台(2)と、上記アンテナユニット(3)及び水平保持
台(2)を内部空間(10)内に収容するカバーケース
(1)とを備えてなるアンテナ装置であって、上記カバ
ーケース(1)の下方部内面が凹型球面に形成され、且
つ上記水平保持台(2)の下面が上記カバーケース
(1)の下方部内面に沿う凸型球面に形成され、上記カ
バーケース(1)の下方部内面上に上記水平保持台
(2)を滑動自在に載置してなるので、該アンテナ装置
が傾いても、重量バランスを保つために上記カバーケー
ス(1)の下方部内面上を上記水平保持台(2)が滑動
して上記アンテナユニット(3)の受信面が水平とな
る。したがって、アンテナの指向性が低下することなく
一定に保たれる。
【0012】請求項3に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に潤滑剤(15)が塗布されているので、
上記水平保持台(2)が上記カバーケース(1)の下方
部内面に対して滑動可能となる。
【0013】請求項4に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に回動自在なコロ(16)が敷きつめられ
ているので、上記水平保持台(2)が上記カバーケース
(1)の下方部内面に対して滑動可能となる。
【0014】請求項5に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)、及びこのアンテナデバ
イス(8)を受信面を水平にして収容するアンテナケー
ス(70)からなり、下方部に重心を有するアンテナユ
ニット(7)と、このアンテナユニット(7)の上端部
を回動自在に支持する水平な内側軸(64)を備え、上
記アンテナユニット(7)外側面に沿う内側可動枠(6
1)と、この内側可動枠(61)を回動自在に支持し、
上記内側軸(64)と直行する水平な外側軸(63)を
備え、上記アンテナユニット(7)から見て上記内側可
動枠(61)よりも外側に位置する外側固定枠(62)
とからなるので、該アンテナ装置が傾いても、上記アン
テナユニット(7)が重量バランスを保つために互いに
直行する上記内側軸(64)と外側軸(63)をそれぞ
れ中心にして回転し、上記アンテナユニット(3)の受
信面が水平となる。したがって、アンテナの指向性が低
下することなく一定に保たれる。
【0015】請求項6に係るアンテナ装置は、請求項5
記載のアンテナ装置において、上記アンテナユニット
(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠(6
2)を内部空間(50)内に収容するカバーケース
(5)を備えてなるので、上記アンテナユニット
(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠(6
2)が雨風に曝されることがなく、したがって、上記内
側軸(64)と外側軸(63)の回動運動を劣化させず
に円滑な状態を保つことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の請求項1に係るアンテナ
装置の一例を実施例1として示した断面図である。実施
例1に係るアンテナ装置は、アンテナユニット(3)
と、上面にこのアンテナユニット(3)を受信面を水平
にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保持台(2)
と、上記アンテナユニット(3)及び水平保持台(2)
を収容した内部空間(10)を備えたカバーケース
(1)とを備えてなるものである。
【0018】上記アンテナユニット(3)は、図4に示
す如く、平面アンテナのアンテナデバイス(8)とこの
アンテナデバイス(8)を受信面を水平にして収容する
アンテナケース(30)とから構成されている。
【0019】上記アンテナデバイス(8)は、絶縁基板
(85)の上面にアース回路(86)を備え、上記絶縁
基板(85)の下面にアンプ回路(88)を備えてなる
プリント配線板(89)のアース回路(21)上面に、
絶縁基板(83)の下面に上記アース導電路(84)を
備え、上記絶縁基板(83)の上面に、電波の受信面で
あるアンテナ導電路(82)を備えてなる平面アンテナ
のアンテナエレメント(80)を搭載してなるものであ
る。上記アンテナエレメント(80)には、上記アンテ
ナ導電路(82)上に決定された給電点において給電ピ
ン(81)が上下に貫通して設けられており、この給電
ピン(81)はさらにプリント配線板(89)をも貫通
している。上記給電ピン(81)の上端は上記アンテナ
エレメント(80)のアンテナ導電路(82)に導通し
て止まり、下端は上記プリント配線板のアンプ回路(8
8)に半田(87)で固定されて導通している。この給
電ピン(81)は、上記アース導電路(84)及び上記
アース回路(85)とは絶縁されている。さらに、上記
アンテナデバイス(8)には、上記アンプ回路(88)
に上記アンテナエレメント(80)で受信した信号を該
アンテナユニット外部に伝送する給電線(4)が接続さ
れている。この給電線(4)には、例えば同軸ケーブル
が一般に用いられている。。上記アンテナエレメント
(80)は、例えば、両面金属箔張り絶縁基板の各金属
箔をエッチング加工することによって製造することがで
きる。この両面金属箔張り絶縁基板の金属箔には、銅
箔、アルミニウム箔等を用いることができ、絶縁基板に
は、セラミック基板、或いは樹脂積層板を用いることが
できる。
【0020】上記アンテナデバイス(8)を収容するア
ンテナケース(30)は、上記アンテナデバイス(8)
を搭載する下ケース(32)と、上記アンテナデバイス
(8)の上方から蓋をして密閉する上ケース(31)と
から構成されている。上記下ケース(32)内面には、
上記アンテナデバイス(8)の下方を覆って、ノイズ電
波をシールドするシールド層(4)が設けられている。
上記アンテナユニット(3)は、上記アンテナデバイス
(8)を上記アンテナケース(30)内に、上記給電線
(4)が突き出た状態で収容して形成されている。
【0021】上記アンテナユニット(3)は、上記水平
保持台(2)の上面に受信面を水平にして搭載されてい
る。この水平保持台(2)は、水等の液体に浮き、且つ
重心を下方部に備えるものであればよく、上面を水平面
として上記アンテナユニット(3)を搭載し、内部を中
空として、下方に凸の形状に形成されており、内部下方
部に重り(22)を備えている。上記水平保持台(2)
は上記重り(22)によって、上記アンテナユニット
(3)を搭載した状態でも、重心が下方部に存在するも
のである。
【0022】上記アンテナユニット(3)及び水平保持
台(2)は、密閉された内部空間(10)を備えたカバ
ーケース(1)の、上記内部空間(10)内に収容され
ている。上記カバーケース(1)は、上記アンテナユニ
ット(3)及び水平保持台(2)が収容される上方に開
口した下カバーケース(11)と、この下カバーケース
(11)を蓋して密閉する上カバーケース(12)とか
ら構成されている。上記下カバーケース(11)の下面
部には、磁石(13)が埋め込まれており、この磁石
(13)の吸引力によって、該アンテナ装置が移動体に
取り付けられる。上記下カバーケース(11)には、液
体(14)が溜められており、上記水平保持台(2)が
浮かんで、上記アンテナユニット(3)及び水平保持台
(2)が上記カバーケース(1)内に収容される。上記
液体(14)としては、例えば水、油、アルコール、そ
の他有機溶剤、水溶液、混合溶液等の所望のものを用い
ることができる。上記アンテナユニット(3)から突き
出た上記給電線(4)は、上記カバーケース(1)内で
遊びを持った状態で、上記カバーケース(1)の壁面を
貫通して外部と導通している。上記水平保持台(2)
は、下方部を上記液体(14)中に没して、常に上記ア
ンテナユニット(3)を上方に向けた状態を保って浮く
ものである。したがって、例えば該アンテナ装置を取り
付けた移動体が傾いても、上記アンテナユニット(3)
の受信面が水平に保たれて、アンテナの指向性が低下し
ない。
【0023】図2は、本発明の請求項2に係るアンテナ
装置の一例を実施例2として示した断面図である。この
実施例2について説明すると、実施例2に係るアンテナ
装置は、実施例1と同様に、アンテナユニット(3)
と、上面にこのアンテナユニット(3)を受信面を水平
にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保持台(2)
と、上記アンテナユニット(3)及び水平保持台(2)
を内部空間(10)内に収容するカバーケース(1)と
を備えてなるものである。
【0024】上記アンテナユニット(3)は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)を受信面を水平にしてア
ンテナケース(30)内に収容してなるものであればよ
く、実施例1と共通のものが用いられている。
【0025】請求項2に係るアンテナ装置において用い
られる上記水平保持台(2)は、上記アンテナユニット
(3)を受信面を水平にして搭載することができ、且つ
重心を下方部に備えるものであれば、実施例1の如く、
水等の液体に浮く必要はないものである。実施例2に用
いられる上記水平保持台(2)は、上面を水平面として
上記アンテナユニット(3)を搭載し、内部を中空とし
て、内部下方部に重り(22)を備えており、下方面が
滑らかな凸型球面に形成されている。上記水平保持台
(2)は上記重り(22)によって、上記アンテナユニ
ット(3)を搭載した状態でも、重心が下方部に存在す
るものである。
【0026】上記カバーケース(1)は、実施例1と同
様に、上記アンテナユニット(3)及び水平保持台
(2)が収容される上方に開口した下カバーケース(1
1)と、この下カバーケース(11)を蓋して密閉する
上カバーケース(12)とから構成されている。上記下
カバーケース(11)の下面部には、磁石(13)が埋
め込まれている。実施例2では、上記下カバーケース
(11)の下方部の内面形状が凹型球面に形成されてい
る。上記下カバーケース(11)の凹型球面と上記水平
保持台(2)の凸型球面とは、互いに対向して沿う形状
に形成されている。さらに上記下カバーケース(11)
の下方部の内面には潤滑剤(15)が塗布されている。
【0027】上記水平保持台(2)は、上面に搭載した
上記アンテナユニット(3)を水平上向きにして、下面
が上記下カバーケース(11)の下方部の内面上に載置
されており、上記潤滑剤(15)によって上記下カバー
ケース(11)に対して滑動自在となっている。また、
上記アンテナユニット(3)から突き出た上記給電線
(4)は、実施例1と同様に、上記カバーケース(1)
内で遊びを持った状態で、上記カバーケース(1)の壁
面を貫通して外部と導通している。したがって、例えば
該アンテナ装置を取り付けた移動体が傾いても、上記水
平保持台(2)が、重量バランスを保つために、上記重
り(22)が最下部に位置するように上記カバーケース
(1)の下方部内面上を滑動して上記アンテナユニット
(3)の受信面が水平となる。したがって、アンテナの
指向性が低下することなく一定に保たれる。
【0028】図3は、本発明の請求項2に係るアンテナ
装置の他の例を実施例3として示した断面図である。こ
の実施例3について説明すると、実施例3に係るアンテ
ナ装置は、上記実施例2に係るアンテナ装置において、
上記水平保持台(2)を上記下カバーケース(11)に
対して滑動自在とする手段として、潤滑剤(15)を用
いた代わりに、上記下カバーケース(11)の下方部内
面に敷きつめられた回動自在なコロ(16)を用いたも
のである。すなわち、上記コロ(16)上に上記水平保
持台(2)が載置されて、上記コロ(16)の回転によ
って、上記水平保持台(2)が上記下カバーケース(1
1)に対して滑動自在となる。
【0029】図5は、本発明の請求項5に係るアンテナ
装置の一例を実施例4として示した斜視図であり、図6
は、本発明の請求項5に係るアンテナ装置の他の例を実
施例5として示した斜視図である。実施例4を実施例5
と合わせて説明すると、実施例4に係るアンテナ装置
は、下面を球面とするアンテナユニット(7)と、この
アンテナユニット(7)の上端部を回動自在に支持する
水平な内側軸(64)を備え、上記アンテナユニット
(7)外側面に沿う内側可動枠(61)と、この内側可
動枠(61)を回動自在に支持し、上記内側軸(64)
と直行する水平な外側軸(63)を備え、上記アンテナ
ユニット(7)から見て上記内側可動枠(61)よりも
外側に位置する外側固定枠(62)とを備えている。ま
た、実施例5に係るアンテナ装置は、上記実施例4に係
るアンテナ装置を内部空間(50)内に収容するカバー
ケース(5)が備えられているものである。
【0030】図7は実施例5に係るアンテナ装置を水平
面で切断した断面図であり、図8は、図6に示した実施
例5に係るアンテナ装置のX−X断面図であり、図9
は、図6に示した実施例5に係るアンテナ装置のY−Y
断面図である。上記アンテナユニット(7)は、平面ア
ンテナのアンテナデバイス(8)とこのアンテナデバイ
ス(8)を電波の受信面を水平にして収容するアンテナ
ケース(70)とから形成されている。上記アンテナデ
バイス(8)は、実施例1に用いたものと同様のものを
用いることができ、図示の如く、絶縁基板(85)の上
面にアース回路(86)を備え、上記絶縁基板(85)
の下面にアンプ回路(88)を備えてなるプリント配線
板(89)のアース回路(21)上面に、絶縁基板(8
3)の下面に上記アース導電路(84)を備え、上記絶
縁基板(83)の上面に、電波の受信面であるアンテナ
導電路(82)を備えてなる平面アンテナのアンテナエ
レメント(80)を搭載してなるものである。上記アン
テナエレメント(80)には、上記アンテナ導電路(8
2)上に決定された給電点において給電ピン(81)が
上下に貫通して設けられており、この給電ピン(81)
はさらにプリント配線板(89)をも貫通している。上
記給電ピン(81)の上端は上記アンテナエレメント
(80)のアンテナ導電路(82)に導通して止まり、
下端は上記プリント配線板のアンプ回路(88)に半田
(87)で固定されて導通している。この給電ピン(8
1)は、上記アース導電路(84)及び上記アース回路
(85)とは絶縁されている。さらに、上記アンテナデ
バイス(8)には、上記アンプ回路(88)に上記アン
テナエレメント(80)で受信した信号を該アンテナユ
ニット外部に伝送する給電線(4)が接続されている。
【0031】上記アンテナデバイス(8)を収容するア
ンテナケース(70)は、上記アンテナデバイス(8)
を、電波の受信面であるアンテナ導電路(82)を水平
にして搭載する、半球形の下ケース(72)と、上記ア
ンテナデバイス(8)の上方から上記下ケース(72)
に蓋をして密閉する上ケース(71)とから形成されて
いる。上記下ケース(72)の内側下部には重り(9)
が設けられており、上記アンテナユニット(7)の重心
が下方部に設定されている。さらに、上記給電線(4)
は、上記下ケース(72)の壁面を貫通して上記アンテ
ナユニット(7)から突き出ている。
【0032】上記アンテナユニット(7)の外側には球
面に沿ってこのアンテナユニット(7)を取り囲む内側
可動枠(61)が設けられており、この内側可動枠(6
1)と上記アンテナユニット(7)の上端部が、水平な
内側軸(64)によって回動自在に支持されている。さ
らに上記アンテナユニット(7)から見て上記内側可動
枠(61)よりも外側に外側固定枠(62)が設けられ
ており、この外側固定枠(62)と上記内側可動枠(6
1)とが、上記内側軸(64)と直行する水平な外側軸
(63)によって回動自在に支持されている。上記外側
固定枠(62)はその下端が固定されて動かないもので
ある。実施例4にあっては、上記アンテナユニット
(7)、内側可動枠(61)、及び外側固定枠(62)
を構成要素としてアンテナ装置とされるもので、上記外
側固定枠(62)の下面を、例えば磁石、ビス等で固定
して使用されるものである。
【0033】実施例5にあっては、実施例4のアンテナ
装置を内部空間(50)内に収容するカバーケース
(5)が備えられているものである。上記カバーケース
(5)は、実施例4に係るアンテナ装置を収容し、上記
外側固定枠(62)が固定される下カバーケース(5
2)と、この下カバーケース(52)に蓋をして実施例
4に係るアンテナ装置を密閉する上カバーケース(5
1)とから形成される。実施例4及び実施例5いずれの
アンテナ装置にしても、例えば該アンテナ装置が設置さ
れた移動体が傾いて該アンテナ装置が傾いても、上記ア
ンテナユニット(7)が重量バランスを保つために互い
に直行する上記内側軸(64)と外側軸(63)をそれ
ぞれ中心にして回転し、上記アンテナユニット(3)の
受信面が水平となる。したがって、アンテナの指向性が
低下することなく一定に保たれる。
【0034】実施例5に係るアンテナ装置では、実施例
4に係るアンテナ装置を収容するカバーケース(5)を
備えてアンテナ装置とされるので、上記アンテナユニッ
ト(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠
(62)が雨風に曝されることがなく、したがって、上
記内側軸(64)と外側軸(63)の回動運動を劣化さ
せずに円滑な状態を保つことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るアンテナ装置
は、平面アンテナのアンテナデバイス(8)を受信面を
水平にしてアンテナケース(30)内に収容してなるア
ンテナユニット(3)と、上面にこのアンテナユニット
(3)を受信面を水平にして搭載し、重心を下方部に備
えた水平保持台(2)と、上記アンテナユニット(3)
及び水平保持台(2)を内部空間(10)内に収容する
カバーケース(1)とを備えてなるアンテナ装置であっ
て、上記カバーケース(1)の内部空間(10)に液体
(14)を溜め、この液体(14)に上記水平保持台
(2)を浮かべてなるので、該アンテナ装置が傾いて
も、上記水平保持台(2)が上記アンテナユニット
(3)の受信面を水平にして上記液体(14)に浮く。
したがって、アンテナの指向性が低下することなく一定
に保たれる。
【0036】請求項2に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)を受信面を水平にしてア
ンテナケース(30)内に収容してなるアンテナユニッ
ト(3)と、上面にこのアンテナユニット(3)を受信
面を水平にして搭載し、重心を下方部に備えた水平保持
台(2)と、上記アンテナユニット(3)及び水平保持
台(2)を内部空間(10)内に収容するカバーケース
(1)とを備えてなるアンテナ装置であって、上記カバ
ーケース(1)の下方部内面が凹型球面に形成され、且
つ上記水平保持台(2)の下面が上記カバーケース
(1)の下方部内面に沿う凸型球面に形成され、上記カ
バーケース(1)の下方部内面上に上記水平保持台
(2)を滑動自在に載置してなるので、該アンテナ装置
が傾いても、重量バランスを保つために上記カバーケー
ス(1)の下方部内面上を上記水平保持台(2)が滑動
して上記アンテナユニット(3)の受信面が水平とな
る。したがって、アンテナの指向性が低下することなく
一定に保たれる。
【0037】請求項3に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に潤滑剤(15)が塗布されているので、
上記水平保持台(2)が上記カバーケース(1)の下方
部内面に対して滑動可能となる。
【0038】請求項4に係るアンテナ装置は、請求項2
記載のアンテナ装置において、上記カバーケース(1)
の下方部内面に回動自在なコロ(16)が敷きつめられ
ているので、上記水平保持台(2)が上記カバーケース
(1)の下方部内面に対して滑動可能となる。
【0039】請求項5に係るアンテナ装置は、平面アン
テナのアンテナデバイス(8)、及びこのアンテナデバ
イス(8)を受信面を水平にして収容するアンテナケー
ス(70)からなり、下方部に重心を有するアンテナユ
ニット(7)と、このアンテナユニット(7)の上端部
を回動自在に支持する水平な内側軸(64)を備え、上
記アンテナユニット(7)外側面に沿う内側可動枠(6
1)と、この内側可動枠(61)を回動自在に支持し、
上記内側軸(64)と直行する水平な外側軸(63)を
備え、上記アンテナユニット(7)から見て上記内側可
動枠(61)よりも外側に位置する外側固定枠(62)
とからなるので、該アンテナ装置が傾いても、上記アン
テナユニット(7)が重量バランスを保つために互いに
直行する上記内側軸(64)と外側軸(63)をそれぞ
れ中心にして回転し、上記アンテナユニット(3)の受
信面が水平となる。したがって、アンテナの指向性が低
下することなく一定に保たれる。
【0040】請求項6に係るアンテナ装置は、請求項5
記載のアンテナ装置において、上記アンテナユニット
(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠(6
2)を内部空間(50)内に収容するカバーケース
(5)を備えてなるので、上記アンテナユニット
(7)、上記内側可動枠(61)、及び外側固定枠(6
2)が雨風に曝されることがなく、したがって、上記内
側軸(64)と外側軸(63)の回動運動を劣化させず
に円滑な状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係るアンテナ装置の一例を
実施例1として示した断面図である。
【図2】本発明の請求項2に係るアンテナ装置の一例を
実施例2として示した断面図である。
【図3】本発明の請求項2に係るアンテナ装置の他の例
を実施例3として示した断面図である。
【図4】本発明の実施例1に用いられるアンテナユニッ
トを示す断面図である。
【図5】本発明の請求項5に係るアンテナ装置の一例を
実施例4として示した斜視図でありる。
【図6】本発明の請求項5に係るアンテナ装置の他の例
を実施例5として示した斜視図である。
【図7】実施例5に係るアンテナ装置を水平面で切断し
た断面図である。
【図8】図6に示したアンテナ装置のX−X断面図であ
る。
【図9】図6に示したアンテナ装置のY−Y断面図であ
る。
【符号の説明】
1 カバーケース 2 水平保持台 3 アンテナユニット 5 カバーケース 7 アンテナユニット 8 アンテナデバイス 10 内部空間 14 水 15 潤滑剤 16 コロ 30 アンテナケース 50 内部空間 61 内側可動枠 62 外側固定枠 63 外側軸 64 内側軸
フロントページの続き (72)発明者 前田 芳博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面アンテナのアンテナデバイス(8)
    を受信面を水平にしてアンテナケース(30)内に収容
    してなるアンテナユニット(3)と、上面にこのアンテ
    ナユニット(3)を受信面を水平にして搭載し、重心を
    下方部に備えた水平保持台(2)と、上記アンテナユニ
    ット(3)及び水平保持台(2)を内部空間(10)内
    に収容するカバーケース(1)とを備えてなるアンテナ
    装置であって、上記カバーケース(1)の内部空間(1
    0)に液体(14)を溜め、この液体(14)に上記水
    平保持台(2)を浮かべてなることを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 平面アンテナのアンテナデバイス(8)
    を受信面を水平にしてアンテナケース(30)内に収容
    してなるアンテナユニット(3)と、上面にこのアンテ
    ナユニット(3)を受信面を水平にして搭載し、重心を
    下方部に備えた水平保持台(2)と、上記アンテナユニ
    ット(3)及び水平保持台(2)を内部空間(10)内
    に収容するカバーケース(1)とを備えてなるアンテナ
    装置であって、上記カバーケース(1)の下方部内面が
    凹型球面に形成され、且つ上記水平保持台(2)の下面
    が上記カバーケース(1)の下方部内面に沿う凸型球面
    に形成され、上記カバーケース(1)の下方部内面上に
    上記水平保持台(2)を滑動自在に載置してなることを
    特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記カバーケース(1)の下方部内面に
    潤滑剤(15)が塗布されていることを特徴とする請求
    項2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 上記カバーケース(1)の下方部内面に
    回動自在なコロ(16)が敷きつめられていることを特
    徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 平面アンテナのアンテナデバイス
    (8)、及びこのアンテナデバイス(8)を受信面を水
    平にして収容するアンテナケース(70)からなり、下
    方部に重心を有するアンテナユニット(7)と、このア
    ンテナユニット(7)の上端部を回動自在に支持する水
    平な内側軸(64)を備え、上記アンテナユニット
    (7)外側面に沿う内側可動枠(61)と、この内側可
    動枠(61)を回動自在に支持し、上記内側軸(64)
    と直行する水平な外側軸(63)を備え、上記アンテナ
    ユニット(7)から見て上記内側可動枠(61)よりも
    外側に位置する外側固定枠(62)とからなることを特
    徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 上記アンテナユニット(7)、上記内側
    可動枠(61)、及び外側固定枠(62)を内部空間
    (50)内に収容するカバーケース(5)を備えてなる
    ことを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
JP11857294A 1994-05-31 1994-05-31 アンテナ装置 Withdrawn JPH07326916A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073102A3 (ja) * 2003-02-13 2004-10-07 Sumitomo Electric Industries 移動体通信用レンズアンテナ装置
JP2009060365A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Seiko Epson Corp 無線通信モジュール支持装置、電子機器
JP5601565B2 (ja) * 2007-09-13 2014-10-08 日本電気株式会社 電波受信装置
KR20220077204A (ko) * 2020-11-30 2022-06-09 선문대학교 산학협력단 기계식 수평 유지 장치 및 이러한 수평 유지 장치를 구비한 무인 반송 차량

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