JPH07326333A - 電池の位置合わせ，組み立て方法および位置合わせ，組み立て装置 - Google Patents
電池の位置合わせ，組み立て方法および位置合わせ，組み立て装置Info
- Publication number
- JPH07326333A JPH07326333A JP11917894A JP11917894A JPH07326333A JP H07326333 A JPH07326333 A JP H07326333A JP 11917894 A JP11917894 A JP 11917894A JP 11917894 A JP11917894 A JP 11917894A JP H07326333 A JPH07326333 A JP H07326333A
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- Japan
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- elastic body
- case
- battery
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- Y02E60/12—
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 電極ケースを安定に位置決めし、容易、かつ
確実に係合（嵌合）させることが可能な電池の位置合わ
せ、組み立て方法およびこの方法の実施に適する装置。 【構成】 上方への変位移動が係止され、かつ内周面が
上方に開口するテーパ付き環状弾性体６を装着した支持
台５の凹型部5aに開口端面を上向きにして第一の電極ケ
ース１を載置する工程と、前記支持台５に載置された第
１の電極ケース１内に起電部３を装着・組み込む工程
と、前記起電部３を装着・組み込んだ第１の電極ケース
１開口端面に第２の電極ケース２の開口端面を対向さ
せ、かつテーパ付き環状弾性体６のテーパガイドにより
位置決めし、両電極ケース１，２の開口端同士を絶縁体
層を介して係合封止する工程とを具備して成る、電池の
位置合わせ，組み立て方法。
確実に係合（嵌合）させることが可能な電池の位置合わ
せ、組み立て方法およびこの方法の実施に適する装置。 【構成】 上方への変位移動が係止され、かつ内周面が
上方に開口するテーパ付き環状弾性体６を装着した支持
台５の凹型部5aに開口端面を上向きにして第一の電極ケ
ース１を載置する工程と、前記支持台５に載置された第
１の電極ケース１内に起電部３を装着・組み込む工程
と、前記起電部３を装着・組み込んだ第１の電極ケース
１開口端面に第２の電極ケース２の開口端面を対向さ
せ、かつテーパ付き環状弾性体６のテーパガイドにより
位置決めし、両電極ケース１，２の開口端同士を絶縁体
層を介して係合封止する工程とを具備して成る、電池の
位置合わせ，組み立て方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電池の位置合わせ，組み
立て手段に係り、特に一対の電極ケース開口端面を嵌合
・封止する構成を採る電池における両電極ケースの位置
合わせ，組み立てに適する電池の位置合わせ，組み立て
方法および装置に関する。
立て手段に係り、特に一対の電極ケース開口端面を嵌合
・封止する構成を採る電池における両電極ケースの位置
合わせ，組み立てに適する電池の位置合わせ，組み立て
方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば電卓，メモリーカード類，ある
いは腕時計などの駆動源として、偏平型（もしくはコイ
ン型）の電池が一般的に多く使用されている。すなわ
ち、図２に断面的に主要部の構成を示すごとく、キャッ
プおよびガスケットが一体化された陰極ケース（以下陰
極ケースと称する）１と、この陰極ケース１の開口端面
に対して、開口端面を嵌合・封止する陽極ケース２と、
前記陰極ケース１および陽極ケース２で構成する液密な
封装体内に内蔵配置された起電部３とを具備した構成の
コイン型電池が知られている。なお、この構成において
は、陰極ケース１および陽極ケース２は、陰極ケース１
に一体化されたガスケットによって電気的に絶縁されて
いる。
いは腕時計などの駆動源として、偏平型（もしくはコイ
ン型）の電池が一般的に多く使用されている。すなわ
ち、図２に断面的に主要部の構成を示すごとく、キャッ
プおよびガスケットが一体化された陰極ケース（以下陰
極ケースと称する）１と、この陰極ケース１の開口端面
に対して、開口端面を嵌合・封止する陽極ケース２と、
前記陰極ケース１および陽極ケース２で構成する液密な
封装体内に内蔵配置された起電部３とを具備した構成の
コイン型電池が知られている。なお、この構成において
は、陰極ケース１および陽極ケース２は、陰極ケース１
に一体化されたガスケットによって電気的に絶縁されて
いる。
【０００３】また、このような構成の電池は、次のよう
な手段によって位置合わせ、組み立てられている。すな
わち、図３に主要部の構成を断面的に示すような、位置
合わせ，組み立て装置を用いて行われている。図３にお
いて、４は一方の電極ケース（たとえば陰極ケース）１
を載置する段付き凹型部4aを備えた支持台４を主要部と
して構成されている位置合わせ，組み立て装置である。
そして、この装置によるコイン型電池の位置合わせ，組
み立ては、先ず、前記段付き凹型部4aの下段低壁部に、
予め起電部３を内装，配置した陰極ケース１を搭載，配
置する。このとき、陰極ケース１は起電部３を内装，配
置した側を上向きとし搭載，配置される。その後、前記
支持台４に載置された陰極ケース１の開口端面に、陽極
ケース２の開口端面を対向，位置合わせし、陰極ケース
１の開口端部に、絶縁体層を介して陽極ケース２の開口
端部を係合（嵌合）封止している。なお、前記支持台４
が備えた凹型部4aの上段側は、陽極ケース２開口端部の
係合（嵌合）操作を行い易いような役割をなしている。
つまり、遊び部（隙間）として作用し、陽極ケース２の
係合（嵌合）操作に自由度を持たせている。
な手段によって位置合わせ、組み立てられている。すな
わち、図３に主要部の構成を断面的に示すような、位置
合わせ，組み立て装置を用いて行われている。図３にお
いて、４は一方の電極ケース（たとえば陰極ケース）１
を載置する段付き凹型部4aを備えた支持台４を主要部と
して構成されている位置合わせ，組み立て装置である。
そして、この装置によるコイン型電池の位置合わせ，組
み立ては、先ず、前記段付き凹型部4aの下段低壁部に、
予め起電部３を内装，配置した陰極ケース１を搭載，配
置する。このとき、陰極ケース１は起電部３を内装，配
置した側を上向きとし搭載，配置される。その後、前記
支持台４に載置された陰極ケース１の開口端面に、陽極
ケース２の開口端面を対向，位置合わせし、陰極ケース
１の開口端部に、絶縁体層を介して陽極ケース２の開口
端部を係合（嵌合）封止している。なお、前記支持台４
が備えた凹型部4aの上段側は、陽極ケース２開口端部の
係合（嵌合）操作を行い易いような役割をなしている。
つまり、遊び部（隙間）として作用し、陽極ケース２の
係合（嵌合）操作に自由度を持たせている。
【０００４】ここで、位置合わせ，組み立ての対象とな
る電池は、前記コイン型（もしくはボタン型）に限ら
ず、円筒形や角柱形なども対象となる。
る電池は、前記コイン型（もしくはボタン型）に限ら
ず、円筒形や角柱形なども対象となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
池の位置合わせ，組み立て手段（方法および装置）は、
安定性もしくは信頼性の点に問題があって、量産性の上
で満足し得ない。すなわち、一方の電極ケース（たとえ
ば陰極ケース）１を載置するため、支持台４が具備する
凹型部4aは、段付きで、陰極ケース１を載置したときの
固定部分が小さいため、安定した固定を確保することが
困難である。また、凹型部4aの段付きは、陽極ケース２
開口端部の位置合わせ，係合（嵌合）操作など行い易い
という利点がある反面、陽極ケース２の横振れなどをお
起し易いので、一方では位置合わせなどが煩雑化すると
いう問題がある。
池の位置合わせ，組み立て手段（方法および装置）は、
安定性もしくは信頼性の点に問題があって、量産性の上
で満足し得ない。すなわち、一方の電極ケース（たとえ
ば陰極ケース）１を載置するため、支持台４が具備する
凹型部4aは、段付きで、陰極ケース１を載置したときの
固定部分が小さいため、安定した固定を確保することが
困難である。また、凹型部4aの段付きは、陽極ケース２
開口端部の位置合わせ，係合（嵌合）操作など行い易い
という利点がある反面、陽極ケース２の横振れなどをお
起し易いので、一方では位置合わせなどが煩雑化すると
いう問題がある。
【０００６】そして、これら不都合な問題は、前記支持
台４の段付き凹型部4aの加工精度を上げることによって
ある程度対応し得る。しかし、前記段付き凹型部4aの加
工精度向上は、大幅なコストアップを招来するので、低
コスト化が要求されているこの種の電池産業においては
由々しい問題である。
台４の段付き凹型部4aの加工精度を上げることによって
ある程度対応し得る。しかし、前記段付き凹型部4aの加
工精度向上は、大幅なコストアップを招来するので、低
コスト化が要求されているこの種の電池産業においては
由々しい問題である。
【０００７】本発明はこのような事情に対処してなされ
たもので、電極ケースを安定に位置決めし、容易、かつ
確実に係合（嵌合）させることが可能な電池の位置合わ
せ，組み立て方法およびこの方法の実施に適する装置の
提供を目的とする。
たもので、電極ケースを安定に位置決めし、容易、かつ
確実に係合（嵌合）させることが可能な電池の位置合わ
せ，組み立て方法およびこの方法の実施に適する装置の
提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池の位置
合わせ，組み立て方法は、上方への変位移動を係止して
上方へ開口するテーパ付き環状弾性体を装着した支持台
の凹型部内に、開口端面を上向きにして第１の電極ケー
スを載置する工程と、前記支持台の凹型部内にに装着・
載置された第１の電極ケース内に起電部を装着・組み込
む工程と、前記起電部を装着・組み込んだ第１の電極ケ
ース開口端面に第２の電極ケースの開口端面を対向さ
せ、かつテーパ付き環状弾性体のテーパガイドにより位
置決めし、両電極ケースの開口端同士を絶縁体層を介し
て係合封止する工程とを具備して成ることを特徴とす
る。なお、この方法において、第１の電極ケース内に起
電部を予め装着・組み込んでおいてもよい。また本発明
に係る電池の位置合わせ，組み立て装置は、一方の電極
ケースを載置する凹型部を備えた支持台と、前記支持台
の凹型部に装着された内周面が上方へ開口テーパ付きさ
れた環状の弾性体と、前記支持台に装着された環状の弾
性体の上方への変位移動を押さえる係止体とを具備して
成ることを特徴とする。
合わせ，組み立て方法は、上方への変位移動を係止して
上方へ開口するテーパ付き環状弾性体を装着した支持台
の凹型部内に、開口端面を上向きにして第１の電極ケー
スを載置する工程と、前記支持台の凹型部内にに装着・
載置された第１の電極ケース内に起電部を装着・組み込
む工程と、前記起電部を装着・組み込んだ第１の電極ケ
ース開口端面に第２の電極ケースの開口端面を対向さ
せ、かつテーパ付き環状弾性体のテーパガイドにより位
置決めし、両電極ケースの開口端同士を絶縁体層を介し
て係合封止する工程とを具備して成ることを特徴とす
る。なお、この方法において、第１の電極ケース内に起
電部を予め装着・組み込んでおいてもよい。また本発明
に係る電池の位置合わせ，組み立て装置は、一方の電極
ケースを載置する凹型部を備えた支持台と、前記支持台
の凹型部に装着された内周面が上方へ開口テーパ付きさ
れた環状の弾性体と、前記支持台に装着された環状の弾
性体の上方への変位移動を押さえる係止体とを具備して
成ることを特徴とする。
【０００９】本発明において、前記テーパ付き環状弾性
体は、たとえばネオプレンゴムなどの合成ゴム類，ポリ
アミド樹脂（ナイロン）などの弾性を有するプラスチッ
ク類を素材とし形成されたものである。そして、その断
面形状は、少なくとも内周面が上方へ開口するテーパ付
きであることを要し、たとえば逆Ｖ字型，三角形，梯形
などが挙げられる。また、前記テーパ付き環状弾性体
は、その内径を装着する電極ケースの外径より小さく選
択，設定する。
体は、たとえばネオプレンゴムなどの合成ゴム類，ポリ
アミド樹脂（ナイロン）などの弾性を有するプラスチッ
ク類を素材とし形成されたものである。そして、その断
面形状は、少なくとも内周面が上方へ開口するテーパ付
きであることを要し、たとえば逆Ｖ字型，三角形，梯形
などが挙げられる。また、前記テーパ付き環状弾性体
は、その内径を装着する電極ケースの外径より小さく選
択，設定する。
【００１０】
【作用】本発明によれば、テーパ付き環状弾性体の弾
性，変形性などの利用によって、一方の電極ケースは安
定に固定・位置決めされる。また、他方の電極ケース
は、前記テーパ付き環状弾性体のテーパをガイドとし
て、前記固定されている電極ケースに容易、かつ確実に
係合（嵌合）する。つまり、支持体もしくは治具の加工
精度に影響されることなく、テーパ付き環状弾性体の弾
撥性で安定に、位置決め，固定された電極ケースに対し
て、環状弾性体の内周面テーパのガイド作用により、対
応する電極ケースは容易に導かれて、確実な係合封止が
達成されることになり、電池の製造歩留まりの向上に大
きく寄与する。
性，変形性などの利用によって、一方の電極ケースは安
定に固定・位置決めされる。また、他方の電極ケース
は、前記テーパ付き環状弾性体のテーパをガイドとし
て、前記固定されている電極ケースに容易、かつ確実に
係合（嵌合）する。つまり、支持体もしくは治具の加工
精度に影響されることなく、テーパ付き環状弾性体の弾
撥性で安定に、位置決め，固定された電極ケースに対し
て、環状弾性体の内周面テーパのガイド作用により、対
応する電極ケースは容易に導かれて、確実な係合封止が
達成されることになり、電池の製造歩留まりの向上に大
きく寄与する。
【００１１】
【実施例】以下図１ (a)， (b)を参照して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【００１２】図１ (a)は、本発明に係る電池の位置合わ
せ，組み立て装置の主要部構成例を、断面的に示したも
ので、５は一方の電極ケースを載置する凹型部5aを備え
た支持台、６前記支持台の凹型部5a周面に装着された内
周面が上方へ開口テーパ付きされた環状弾性体である。
また、７は前記支持台５の凹型部5a周面に装着された環
状弾性体６の上方への変位移動を押さえる係止体であ
る。
せ，組み立て装置の主要部構成例を、断面的に示したも
ので、５は一方の電極ケースを載置する凹型部5aを備え
た支持台、６前記支持台の凹型部5a周面に装着された内
周面が上方へ開口テーパ付きされた環状弾性体である。
また、７は前記支持台５の凹型部5a周面に装着された環
状弾性体６の上方への変位移動を押さえる係止体であ
る。
【００１３】この構成において、前記テーパ付き環状弾
性体６は、たとえばゴムを素材とした断面形状が逆Ｖ字
型で、その内径がコイン型電池の陰極ケースの外径より
も僅かながら小さく、また内周のテーパ 5度程度であ
る。つまり、このテーパ付き環状弾性体６によって、外
周面を押圧的に支持，固定される電極ケースに対応する
他の電極ケースの開口端側が横振れなど起こさずに、容
易かつ確実な係合（嵌合）が可能に挿入し得る程度のテ
ーパが付けられている。さらに、前記環状弾性体６の上
方への変位移動を押さえる係止体７は、支持台５に一体
的に設置されているが、着脱可能に設置しておいてもよ
い。
性体６は、たとえばゴムを素材とした断面形状が逆Ｖ字
型で、その内径がコイン型電池の陰極ケースの外径より
も僅かながら小さく、また内周のテーパ 5度程度であ
る。つまり、このテーパ付き環状弾性体６によって、外
周面を押圧的に支持，固定される電極ケースに対応する
他の電極ケースの開口端側が横振れなど起こさずに、容
易かつ確実な係合（嵌合）が可能に挿入し得る程度のテ
ーパが付けられている。さらに、前記環状弾性体６の上
方への変位移動を押さえる係止体７は、支持台５に一体
的に設置されているが、着脱可能に設置しておいてもよ
い。
【００１４】次に、上記位置合わせ，組み立て装置を用
いた電池の位置合わせ，組み立てについて説明する。先
ず、前記装置のテーパ付き環状弾性体６を支持台５の凹
型部5a内に装着し、かつ上方への変位移動を係止体７で
係止，装着した装置を用意する。次いで、前記上方へ開
口するテーパ付き環状弾性体６を装着した支持台５の凹
型部5a内に、第１の電極ケース（たとえばキャップおよ
びガスケットが一体化された陰極ケース）１を、その開
口端面を上向きにしてを載置する。この操作によって、
陰極ケース１は外周面からほぼ一様に押圧されて容易
に、また安定的固定，支持される。その後、前記支持台
５に載置された陰極ケース１内に起電部３を装着・組み
込む。
いた電池の位置合わせ，組み立てについて説明する。先
ず、前記装置のテーパ付き環状弾性体６を支持台５の凹
型部5a内に装着し、かつ上方への変位移動を係止体７で
係止，装着した装置を用意する。次いで、前記上方へ開
口するテーパ付き環状弾性体６を装着した支持台５の凹
型部5a内に、第１の電極ケース（たとえばキャップおよ
びガスケットが一体化された陰極ケース）１を、その開
口端面を上向きにしてを載置する。この操作によって、
陰極ケース１は外周面からほぼ一様に押圧されて容易
に、また安定的固定，支持される。その後、前記支持台
５に載置された陰極ケース１内に起電部３を装着・組み
込む。
【００１５】前記起電部３の装着・組み込み後、陰極ケ
ース１開口端面に，第２の電極ケース（たとえば陽極ケ
ース）２の開口端面を対向させて降下させる。この過程
において、陽極ケース２の開口端側は、前記テーパ付き
環状弾性体６のテーパによってスムースにガイドされ、
前記陰極ケース１開口端に対して、容易にかつ正確に位
置合わせされる。すなわち、陰極ケース１は、テーパ付
き環状弾性体６による全周面に亘っての押圧によって固
定保持される一方、陽極ケース２は、環状弾性体６のテ
ーパによって導入されるので、高精度に位置合わせされ
ることになる。したがって、両電極ケース１，２は、相
互の開口端同士が絶縁体層を介して係合封止され、信頼
性の高いコイン型電池を歩留まり良く組み立て，製造し
得る。
ース１開口端面に，第２の電極ケース（たとえば陽極ケ
ース）２の開口端面を対向させて降下させる。この過程
において、陽極ケース２の開口端側は、前記テーパ付き
環状弾性体６のテーパによってスムースにガイドされ、
前記陰極ケース１開口端に対して、容易にかつ正確に位
置合わせされる。すなわち、陰極ケース１は、テーパ付
き環状弾性体６による全周面に亘っての押圧によって固
定保持される一方、陽極ケース２は、環状弾性体６のテ
ーパによって導入されるので、高精度に位置合わせされ
ることになる。したがって、両電極ケース１，２は、相
互の開口端同士が絶縁体層を介して係合封止され、信頼
性の高いコイン型電池を歩留まり良く組み立て，製造し
得る。
【００１６】なお、本発明は上記例示の手段に限定され
るものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろい
ろの変形を採り得る。たとえば、電池はコイン型の代わ
りに円筒型に対しても適用し得る。
るものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろい
ろの変形を採り得る。たとえば、電池はコイン型の代わ
りに円筒型に対しても適用し得る。
【００１７】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る手段によれば、対応する陰極ケースおよび陽極ケース
を高精度に位置合わせすることが可能となる。つまり、
陰極ケースおよび陽極ケースの開口端同士精度よく嵌
合，封止し得るので、信頼性の高い電池の製造、もしく
は歩留まりのよい電池の組み立てなどに大きく寄与する
ものといえる。しかも、上記位置合わせ，組み立て手段
は、加工精度の高い治具なども要しないので、コスト面
での利点も大きいといえる。
る手段によれば、対応する陰極ケースおよび陽極ケース
を高精度に位置合わせすることが可能となる。つまり、
陰極ケースおよび陽極ケースの開口端同士精度よく嵌
合，封止し得るので、信頼性の高い電池の製造、もしく
は歩留まりのよい電池の組み立てなどに大きく寄与する
ものといえる。しかも、上記位置合わせ，組み立て手段
は、加工精度の高い治具なども要しないので、コスト面
での利点も大きいといえる。
【図１】(a)は本発明に係る電池の位置合わせ，組み立
て装置の要部構成例を示す断面図、 (b)は本発明に係る
電池の位置合わせ，組み立て方法の実施態様例を模式的
に示す断面図。
て装置の要部構成例を示す断面図、 (b)は本発明に係る
電池の位置合わせ，組み立て方法の実施態様例を模式的
に示す断面図。
【図２】コイン型電池の要部構成例を示す断面図。
【図３】従来の電池の位置合わせ，組み立て方法の実施
態様例を模式的に示す断面図。
態様例を模式的に示す断面図。
１…陰極ケース ２…陽極ケース ３…起電部
４，５…支持台 4a…段付き凹型部 5a…凹型部
６…テーパ付き環状弾性体 ７…係止体
４，５…支持台 4a…段付き凹型部 5a…凹型部
６…テーパ付き環状弾性体 ７…係止体
Claims (2)
- 【請求項１】 上方への変位移動が係止され、かつ内周
面が上方に開口するテーパ付き環状弾性体を装着した支
持台の凹型部に開口端面を上向きにして第１の電極ケー
スを載置する工程と、 前記支持台に載置された第１の電極ケース内に起電部を
装着・組み込む工程と、 前記起電部を装着・組み込ん
だ第１の電極ケース開口端面に第２の電極ケースの開口
端面を対向させ、かつテーパ付き環状弾性体のテーパガ
イドにより位置決めし、両電極ケースの開口端同士を絶
縁体層を介して係合封止する工程とを具備して成ること
を特徴とする電池の位置合わせ，組み立て方法。 - 【請求項２】 一方の電極ケースを載置する凹型部を備
えた支持台と、 前記支持台の凹型部に装着された内周面が上方に開口す
るテーパ付き環状弾性体と、 前記支持台に装着された環状弾性体の上方への変位移動
を押さえる係止体とを具備して成ることを特徴とする電
池の位置合わせ，組み立て装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11917894A JP2963339B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 電池の位置合わせ，組み立て方法および位置合わせ，組み立て装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11917894A JP2963339B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 電池の位置合わせ，組み立て方法および位置合わせ，組み立て装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07326333A true JPH07326333A (ja) | 1995-12-12 |
| JP2963339B2 JP2963339B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=14754846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11917894A Expired - Fee Related JP2963339B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 電池の位置合わせ，組み立て方法および位置合わせ，組み立て装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2963339B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106480A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社豊田自動織機 | マガジン及び積層装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230174435A (ko) * | 2022-06-21 | 2023-12-28 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극 활물질층 접착력 테스트용 시편 제작 장치 및 이를 사용하는 전극 활물질층 접착력 테스트용 시편 제작 방법 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11917894A patent/JP2963339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106480A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社豊田自動織機 | マガジン及び積層装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2963339B2 (ja) | 1999-10-18 |
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