JPH0732593A - インク吐出装置 - Google Patents

インク吐出装置

Info

Publication number
JPH0732593A
JPH0732593A JP19763593A JP19763593A JPH0732593A JP H0732593 A JPH0732593 A JP H0732593A JP 19763593 A JP19763593 A JP 19763593A JP 19763593 A JP19763593 A JP 19763593A JP H0732593 A JPH0732593 A JP H0732593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
ejection
ink tank
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19763593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Shimokawa
博康 下川
Akimasa Ushigoe
昭雅 牛越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP19763593A priority Critical patent/JPH0732593A/ja
Publication of JPH0732593A publication Critical patent/JPH0732593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動によってインクを吐出する装置におい
て、振動手段の余分な音の発生を抑制すると共に寿命を
延ばし、更に印字作動中のノズルのクリーニングを可能
とする。 【構成】 共有のインクタンクとこれにそれぞれ連通し
てインクの吐出を制御できる複数の吐出ノズルを含むヘ
ッドユニット20を振動手段に搭載し、振動手段21,
22によって共有インクタンク内の溶解インクを吐出方
向に加圧する加圧力を得て選択された吐出ノズルから溶
解インクを吐出させる一方、振動手段21,22は記録
媒体19への記録領域Pでは振動し、ヘッドユニット2
0の移動範囲Mの両端の移動方向が変えられる折り返し
端付近、即ちインク吐出の必要のない印字領域Pの外の
振動停止領域Sでは振動を停止するようにし、必要のあ
るときだけ振動手段21,22を振動させてそれ以外の
ときには振動を停止させて振動音を抑制すると共に寿命
を延ばし、更に印字領域Pの外では印字途中でもクリー
ニング作業を可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱融解性インク(一般
に固形インクとも呼ばれている油性インク)を吐出させ
て印字または画像記録を行うインク吐出装置に関する。
更に詳述すると、本発明は、インク吐出をノズルを含む
ヘッドユニット全体を振動させることによってインク吐
出させるインク吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱融解性インクを用いる従来のインク吐
出装置は、一般にピエゾ素子を用いて溶融状態にあるイ
ンクをノズルから吐出させるようにしている。しかし、
各ノズル毎にピエゾ素子を配置するとヘッドの小型化が
できないという問題を有している。
【0003】そこで、これを解決するものとして1つの
大型共有インクタンクと1つの駆動素子・励振素子とで
多数のノズルからインクを吐出させるマルチノズル方式
のインク吐出装置が提案されている(特公昭62-41112号
に開示)。このマルチノズルインクジェット方法は、共
有のインクタンクに複数のノズルを開口すると共に各ノ
ズルに冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子を設け、
選択的にペルチエ素子でノズルを加熱あるいは冷却する
ことによって、インクが吐出するノズルを選択し所望の
文字あるいは画像を記録するようにしている。しかし、
このマルチノズルインクジェットヘッドも、ピエゾ素子
などによる微小な変位を利用してインクをノズルから吐
出させる技術の応用であって、ノズル位置によって均一
の吐出圧力が得られないという問題を含んでいる。
【0004】そこで、本発明者等は共有のインクタンク
とこれにそれぞれ連通してインクの吐出を制御できる複
数の吐出ノズルとを含むヘッドユニットを振動手段に搭
載し、振動手段によって共有インクタンク内の溶解イン
クを吐出方向に加圧する加圧力を得て選択された吐出ノ
ズルから溶解インクを吐出させる吐出装置を考えた(特
願平4−147904号及び特願平5−131008
号)。この場合、インク吐出の制御は吐出ノズル側にお
いて為され、共有インクタンクに加えられる加圧力即ち
振動手段は常時駆動状態にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
を吐出することができる程度の振動を得るにはかなりの
エネルギを必要とするし、振動音の発生も問題となる。
また、振動手段がインク吐出の必要のない記録領域の外
においても振動し続けることは振動片の寿命低下を来
す。更に、印字中においてもノズルのクリーニングが必
要となることがあるが、振動していてはクリーニングが
不可能である。
【0006】本発明は、かかる要望に応えるもので、振
動手段の余分な音の発生を抑制すると共に寿命を延ば
し、ノズル部分のクリーニングが可能なインク吐出装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のインク吐出装置は、熱融解性インクを溶融
し吐出させて印字または画像記録を行う装置におけるイ
ンク吐出装置において、共有のインクタンクとこれにそ
れぞれ連通してインクの吐出を制御できる複数の吐出ノ
ズルを含むヘッドユニットを振動手段に搭載し、振動手
段によって共有インクタンク内の溶解インクを吐出方向
に加圧する加圧力を得て選択された吐出ノズルから溶解
インクを吐出させる一方、振動手段は記録媒体への記録
領域では振動し、記録領域の外のヘッドユニットの移動
方向が変えられる折り返し端付近では振動しないように
している。ここで、振動手段としては共振作用を利用す
るものであることが好ましい。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0009】図1に本発明のインク吐出装置を適用した
プリンタの一例を示す。このプリンタは、1つの振動手
段で4種類のインクを吐出し得るようにしたもので、紙
送り用モータ13によって駆動されるプラテン14とイ
ンク吐出装置1をプラテン14に沿って軸方向に移動さ
せる横送りモータ15及びベルト16、ガイドロッド1
7とから構成されている。また、インク吐出装置1と図
示していない制御手段とはケーブル18によって繋がれ
ている。インク吐出装置1は、横送りモータ15・ガイ
ドロッド17などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙19は紙送りモータ13により縦方向の動きが
制御できる。インク吐出装置1では4つのインク筒2
8,28,28,28に収容された4色のインクが溶融
・固化を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)
フルカラーの出力が行われる。
【0010】インク吐出装置1は、図3−図5に示すよ
うに、共有インクタンク2とコントロールノズル5及び
吐出ノズル3を形成した基板10,11とで構成される
ヘッドユニット20と、このヘッドユニット20を先端
に支持して全体を共振によって振動させる1組の振動体
21,22と、インク塊23を収容し必要に応じて溶融
するインク導入手段24と、溶融されたインクを一定量
貯留する補助インクタンク25と、この補助インクタン
ク25とヘッドユニット20の共有インクタンク2とを
連結して溶解インク9rを供給するインク供給管26と
から主に構成されている。
【0011】ヘッドユニット20は、図3に示すよう
に、共有インクタンク2と、コントロールノズル基板1
0と、吐出ノズル基板11及び共有インクタンク2内の
溶解インク9rに圧力を加える加圧手段の一部たるピス
トン片27とで構成されている。コントロールノズル基
板10及び吐出ノズル基板11には例えば千鳥状に2列
に配置された48個のコントロールノズル5及び吐出ノ
ズル3を1組として4組が形成されている。尚、4種類
のインクを吐出しようとする本実施例のインク吐出装置
では4組のノズル群を配置しているが1組のノズル群を
最少単位として実施可能なことはいうまでもない。
【0012】吐出ノズル3の上方には溶融状態のインク
(溶解インクという)9rを貯留する共有インクタンク
2が配置されている。そして、この共有インクタンク2
と吐出ノズル3との間に個別に温度制御が可能なコント
ロールノズル5が備えられている。このコントロールノ
ズル5は、常時インクを溶融状態に保って貯留している
共有インクタンク1と吐出ノズル3との間で、インクを
固めたり溶かしたりするためのものである。したがって
コントロールノズル5は、放熱板を兼ねる下振動体22
に直接連結することによって発熱体4の発熱停止時の冷
却速度を早め、即座に溶解インク9rを固め得るように
設けられている。また、コントロールノズル基板10と
共有インクタンク2との間及び吐出ノズル基板11との
間にはそれぞれ断熱材7,8が介在されて共有インクタ
ンク2と吐出ノズル3内の溶解インク9rの熱にコント
ロールノズル3が左右されないように設けられている。
【0013】吐出ノズル3はその吐出口3aの周りに設
けられた線状の発熱体12によって常時加熱され、貯留
したインクを溶融状態に保っている。
【0014】またコントロールノズル5にはその側壁面
には発熱体4が形成されている。発熱体4は、駆動IC
29によって制御され、任意のコントロールノズル5の
発熱体4だけに通電して加熱させるように設けられてい
る。
【0015】共有インクタンク2内の溶解インク9rに
吐出方向の加圧力を与える加圧手段としては、音叉のよ
うな共振作用を利用した2枚の振動体21,22が採用
されている。例えば、図5に示すように、振動発生用コ
イル・電磁石32を先端に備えた第1の振動体21と、
これと対向してマグネット33を有する第2の振動体2
2とをその基端部において固定部材34に連結固定し、
電磁石32の作動によって第1の振動体21と第2の振
動体22とが吸引し合い、またこれを解除することによ
ってその弾発力で離れ合うことによって互いに共振す
る。第2の振動体22の先端にはヘッドユニット20が
搭載されており、第1の振動体21と第2の振動体22
の質量がほぼ等しくなるように設計することが好まし
い。第1の振動体21には第2の振動体22側へ向けて
突出するピストン片27を有している。このピストン片
27は共有インクタンク2内にその先端が挿入され、第
1及び第2の振動体21,22間に生ずる共振によって
溶解インク9rをコントロールノズル5側へ向けて押圧
する働きを為す。また、ピストン片27の先端面及び周
面には共有インクタンク2内の溶解インク9rの溶融状
態を保持するためのヒータ6が貼着されている。この第
1および第2の振動体21,22の振動は、例えば横送
りモータ15の動きを制御する手段などによって、少な
くとも記録媒体(用紙)19への記録領域(以下、印字
範囲という)Pでは振動し、印字範囲Pの外のヘッドユ
ニット20の移動方向が変えられる折り返し端付近では
振動しないように制御されている。即ち、印字範囲Pの
外で尚かつヘッドユニット20の移動範囲Mの両端付近
では第1および第2の振動体21,22は振動を停止す
るように制御される。この第1および第2の振動体2
1,22の振動の有無は、例えば図2に示すように、印
字範囲Pよりも外で振動のON,OFF切り替えを図
り、印字範囲Pでは完全な振動状態に立ち上がるように
励振信号が出力されている。
【0016】振動体22に搭載された共有インクタンク
2と固定体34に固定された補助インクタンク25と
は、例えばフェルト等の毛細管現象を起こす材料40が
充填され、インク供給管26によって連結され、常時補
助インクタンク25内の溶融状態にある溶解インク9r
を共有インクタンク2内に毛細管現象を利用して補給す
るように設けられている。インク供給管26は、例えば
銅などの熱伝導性の良い材質によって構成され、一端
が、共有インクタンク2内に隙間をあけて挿入され、他
端が補助インクタンク25に挿入固定されている。
【0017】補助インクタンク25は支持アーム35に
固定され、振動体21,22の共振作用とは無関係に静
置され、振動するヘッドユニット20に対し溶融状態に
あるインク9rを安定供給する。この補助インクタンク
25は、仕切り壁36によって大小の2つの部屋37
a,37bに部分的に仕切られ、一方の大きな部屋37
aには保液材としてのフェルト38が収容されている。
また、小さな部屋37bには貯留インク量を検出するサ
ーミスタ39が設置され補助インクタンク25内のイン
クが減っていくと、サーミスタ39が溶融インクから露
出することによって抵抗値が変わるため、インク残量の
変化を示すことができる。
【0018】補助インクタンク25にはインク導入手段
24が連結されている。インク導入手段24は図5に示
すように、棒状のインク塊23を納めるインク筒28
と、このインク筒28の底部を補助インクタンク25に
連通させるための供給孔30と、インク筒28の底部を
加熱してインク筒28内のインク塊23を底部から溶か
す内蔵ヒータ31とから構成されている。ヒータ31の
駆動は補助インクタンク25に設置されているサーミス
タ39によって制御される。
【0019】コントロールノズル5の発熱体4はそれぞ
れノズル駆動IC29によって駆動される。コントロー
ルノズル5の発熱体4は、ある一定温度にあらかじめ保
持され、僅かな加熱で固形インク9sの表面を再融解さ
せるように駆動IC29で温度制御される。この場合、
応答性を向上できるし、環境温度の変化に左右されず安
定したインク吐出を可能とする。
【0020】以上のように構成されているので、本発明
のインク吐出装置は次のようにして作動する。
【0021】まず、第1振動体21の振動発生用コイル
・電磁石32に所望の周波数の電流を流すことによって
第1振動体21及び第2振動体22を振動させる。例え
ば、コイル32に約2000Hzの正弦波を加えると、
固定部材34を振動中立点として第1振動体21及び第
2振動体22が音叉のように共振する。このとき、第2
振動体22の先端に取付けられた共有インクタンク2及
び各ノズル3,5も第2振動体22と一体に振動する。
しかも、吐出ノズル3は第2振動体22の共振によって
全体が平行移動するように振動する。この状態のとき、
既に補助インクタンク25内にインク導入手段24を介
して供給された溶解インク9rは補助インクタンク25
からインク供給管26を介して共有インクタンク2に毛
細管現象によって供給されている。
【0022】このとき、第1および第2の振動体21,
22の振動は記録媒体(例えば印刷用紙)19の印字範
囲Pにおいて完全な振動状態に立ち上がり、印字範囲P
の外の折り返し端付近、即ちインク吐出装置1の印字範
囲Pの外の移動範囲Mの両端付近では振動を停止するよ
うに制御されている。例えば、図2に示すタイミングチ
ャートのように、ヘッドユニット20の移動が左→右、
右→左と記録媒体たる用紙19を横切るように移動する
際に、印字範囲Pよりも僅かに外の箇所で振動手段・コ
イル32へ印加される励振信号のON,OFFが行われ
ている。これによって、ヘッドユニット20が印字範囲
Pの外へ移動してから、折り返し端に到達するまで、ま
た折り返し端で一旦停止する期間、更に折り返し端から
再び逆方向へ移動手段を開始し印字範囲Pに入る直前ま
での間が振動手段を停止させる期間Sとなる。この振動
停止期間Sにおいては、第1及び第2の振動体21,2
2が振動を停止しているため、コントロールノズル5の
働きの有無に拘らずインクが吐出されることがないし、
振動音の発生もなくなる。この振動停止期間Sを利用し
てノズルのクリーニング処理を行うことも可能である。
【0023】印字に際しては、インクを吐出させたい吐
出ノズル3の上のコントロールノズル5の発熱体4を選
択的に駆動IC29で作動させる。発熱体4はインクを
溶融させる温度例えば120℃〜150℃の範囲で発熱
する。コントロールノズル5は、通常、共有インクタン
ク2から供給された溶解インク9rが固まることによっ
て塞がれている。しかし、発熱体4への通電によって、
コントロールノズル5を塞いでいた柱状の固形インク9
sの表面が溶け、ピストン片27によって与えられる力
によって吐出ノズル3側へ移動し、吐出ノズル3内の溶
解インク9rを吐出させる。ここで、ヘッドが図6に示
すように振動しているとすると、振動の加速度が下向き
のときにインクを溶融すると、振動の加速度方向が上方
向へ変わるときにコントロールノズル5内の固形インク
9sが吐出ノズル3内へ移動し吐出ノズル3内の溶解イ
ンク9rを吐出する。そして、駆動IC29により印加
電圧をオフにすると、コントロールノズル5の周壁面を
形成する発熱体4の熱は放熱板を兼ねる第2の振動体2
2により発散し、コントロールノズル5内が急速に冷却
されインクが固まる。即ち、発熱体4を加熱する前の状
態になる。コントロールノズル5内での固形インク9s
の溶融・固化は、その表面の僅かの領域例えば0.3μ
m程度の領域であるため応答性に優れ、理論上1秒当た
りに周波数回の印字が可能となる。そこで、駆動IC2
9に入力される画像データあるいは文字データに基づい
てコントロールノズル5の発熱体4が選択的に発熱され
ることにより、選択されたコントロールノズル5の下の
吐出ノズル3からのみ溶解インクが吐出される。そし
て、選択されなかったコントロールノズル5の下の吐出
ノズル3内の溶解インク9rは、コントロールノズル5
内の固形インク9sがコントロールノズル5の内周壁面
に固まって付着し移動しなくなるため、加圧力を伝えず
吐出されることがない。吐出ノズル3内に移動した固形
インク9sの一部は吐出ノズル3内において再溶解さ
れ、吐出された分の溶解インク9rを補充する。他方、
固形インク9sの上部にはコントロールノズル5内で溶
解インク9rが固まり、固形インク9sを再生する。ま
た、補助インクタンク25内の溶解インクの残量が少な
くなると、内蔵ヒータ31の加熱によってインク筒28
内のインク塊23を溶融させて補助インクタンク25内
に自動的に補充される。
【0024】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、ヘッドユニットの構造は本実施例のものに
特に限定されるものではなく、例えば特願平4−147
904号で開示された構造のように、吐出ノズルを設け
ずにコントロールノズルだけでインク吐出を制御するよ
うにしたものでも実施できる。即ち、共有インクタンク
の底部に発熱体で内面が覆われたコントロールノズルを
必要数だけ設置し、コントロールノズル内では自然冷却
によってインクを因化させておき、選択されたノズルの
発熱体の発熱によってコントロールノズルで固まってい
たインクを溶かして振動手段によって加えられる慣性力
で吐出させるようにしている。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のインク吐出装置は、共有のインクタンクとこれにそれ
ぞれ連通してインクの吐出を制御できる複数の吐出ノズ
ルを含むヘッドユニットを振動手段に搭載し、振動手段
によって共有インクタンク内の溶解インクを吐出方向に
加圧する加圧力を得て選択された吐出ノズルから溶解イ
ンクを吐出させる一方、振動手段は記録媒体への記録領
域では振動し、記録領域の外のヘッドユニットの移動方
向が変えられる折り返し端付近、即ちインク吐出の必要
のない印字領域の外では振動を停止しているので、必要
のないときには振動手段から発生する音を抑制すること
ができる。また、振動片を必要でないときには停止させ
ているので、寿命が延びる。更に印字中においても、印
字領域の外の折り返し端付近では振動手段の振動が停止
するため、換言すればヘッドユニットが振動しないた
め、クリーニング作業を行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図3】本発明の前提となる振動駆動方式のインク吐出
装置の原理を示す断面図で、(A)は吐出前、(B)は
吐出時の状態をそれぞれ示す。
【図2】本発明のインク吐出装置の作動の一例を示すタ
イミングチャートである。
【図4】図3の振動駆動方式のインク吐出装置の平面図
である。
【図5】図3のインク吐出装置のV−V線断面図であ
る。
【図1】本発明のインク吐出装置を実施したプリンタの
外観を示す斜視図である。
【図6】へッドの振動サイクル図である。
【図7】従来のマルチノズルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インク吐出装置 2 共有インクタンク 20 ヘッドユニット 21 第1の振動体 22 第2の振動体 19 記録媒体 P 記録領域 M インク吐出装置の移動範囲 S 振動停止範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/07 B41J 3/04 103 S 104 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱融解性インクを溶融し吐出させて印字
    または画像記録を行う装置におけるインク吐出装置にお
    いて、共有のインクタンクとこれにそれぞれ連通してイ
    ンクの吐出を制御できる複数の吐出ノズルを含むヘッド
    ユニットを振動手段に搭載し、前記振動手段によって前
    記共有インクタンク内の溶解インクを吐出方向に加圧す
    る加圧力を得て選択された前記吐出ノズルから溶解イン
    クを吐出させる一方、前記振動手段は記録媒体への記録
    領域では振動し、記録領域の外のヘッドユニットの移動
    方向が変えられる折り返し端付近では振動しないことを
    特徴とするインク吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記振動手段は共振作用を利用したもの
    であることを特徴とする請求項1記載のインク吐出装
    置。
JP19763593A 1993-07-16 1993-07-16 インク吐出装置 Pending JPH0732593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19763593A JPH0732593A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 インク吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19763593A JPH0732593A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 インク吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732593A true JPH0732593A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16377769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19763593A Pending JPH0732593A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 インク吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0732593A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5105209A (en) Hot melt ink jet printing apparatus
JP3613297B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2002273912A (ja) インクジェット式記録装置
JP4003038B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH10138462A (ja) 印刷装置
JP2687352B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0732593A (ja) インク吐出装置
JPH09156143A (ja) 画像記録装置
JPH05338141A (ja) インクジェットヘッド
JP2002113858A (ja) 液体噴射装置の制御方法
JPH06316068A (ja) インクジェットヘッド
JPH05338143A (ja) インクジェットヘッド
JP3580065B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH02113951A (ja) インクジェットヘッド
JPH09141846A (ja) ホットメルトタイプのインクジェットプリンタ
JPH10119271A (ja) インクジェット式記録装置
JPH05338142A (ja) インクジェットヘッド
JPH05318722A (ja) インク吐出装置
JPH05338140A (ja) インクジェットヘッド
JPH05338139A (ja) インクジェットヘッド
JPH05338144A (ja) インク量制御装置
JPH09193408A (ja) インクジェットプリンタ
JPH09141895A (ja) インクジェット記録装置
JPH04299149A (ja) インクジェットヘッド
JPH05338193A (ja) インク供給装置