JPH07325795A - 学習型認識判断装置 - Google Patents

学習型認識判断装置

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JPH07325795A
JPH07325795A JP6279508A JP27950894A JPH07325795A JP H07325795 A JPH07325795 A JP H07325795A JP 6279508 A JP6279508 A JP 6279508A JP 27950894 A JP27950894 A JP 27950894A JP H07325795 A JPH07325795 A JP H07325795A
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unit
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learning
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Application number
JP6279508A
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Inventor
Toshiyuki Koda
敏行 香田
Susumu Maruno
進 丸野
Taro Imagawa
太郎 今川
Yoshihiro Kojima
良宏 小島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 学習が高速で入力データの変動に強い認識判
断をすること。 【構成】 複数カテゴリからなる学習データの属性情報
を記憶する学習データ記憶部8と、第1〜第3単位認識
ユニット(k11〜,p31〜,q41〜)よりなるネットワーク
と、属性情報から入力データに対応する最下層の単位認
識ユニットの番号である教師信号を発生する教師信号発
生部9と、最下層の各単位認識ユニットの中で最大出力
を発生する単位認識ユニットを最大出力ユニット検出器
6で検出し、検出した単位認識ユニット番号と教師信号
とを比較する比較判定器7と、最下層の単位認識ユニッ
ト出力から信頼度の高い出力を発生している単位認識ユ
ニットを選択しカテゴリ毎に加算する出力加算器11と、
加算出力から最大出力を発生しているカテゴリ番号を検
出する最大出力検出器12とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物の各種特徴デー
タに応じて該対象物の認識判断を学習により構築する学
習型認識判断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、認識判断を学習により構築する
学習型認識判断装置としては、例えば文献「ネイチャ
ー」(D. E. Rumelhart, G. E.Hinton and R. J. Willi
ams "Learning Representations by Back-Propagating
Errors," Nature, vol.323, pp.533-536, Oct. 9, 198
6)に示されているものがある。図9は従来の学習型認
識判断装置の構成図を示すものである。図9において、
910は出力信号算出部、920は出力信号算出部91
0で得られた出力信号をもとに出力信号算出部910の
重み係数の値を更新する重み係数更新部である。出力信
号算出部910は、図10に示すように階層構成をして
おり、30は多入力一出力信号処理部、40は出力信号
算出部910の入力部である。このような出力信号算出
部910を構成する多入力一出力信号処理部30の構成
を具体的に示したものが図11である。
【0003】図11において、50は多入力一出力信号
処理部30の入力部、60は入力部50からの複数入力
を重み付ける重み係数を格納するメモリ、70はメモリ
60の重み係数と入力部50からの入力を各々掛け合わ
せる乗算器、80は乗算器70の各々の出力を足し合わ
せる加算器、90は加算器80の出力を一定範囲の値に
制限するしきい値処理部である。しきい値処理部90の
入出力特性を図12に示す。例えば、出力を(0,1)
の範囲に制限するしきい値処理部90の入出力特性は (数1) f(I) = 1 / (1 + exp(-I+θ)) と数式的に表現できる。ここで、Iはしきい値処理部9
0の入力である。なお、しきい値処理部90の入出力特
性としては上記以外のしきい値関数でもよい。
【0004】図9において、重み係数更新部920の構
成が示されている。図中、100は教師信号発生部、1
10は誤差信号算出部、120は重み変更量算出部であ
る。以上のように構成された従来の学習型認識判断装置
について、以下その動作を説明する。
【0005】出力信号算出部910の入力部40に入力
信号が入力されると、各多入力一出力信号処理部30
は、多入力一出力信号処理部30に接続されている下層
の多入力一出力信号処理部30の出力とメモリ60に記
憶されているその接続の度合である重み係数とを乗算器
70により掛け合わせ、乗算器70の各々の出力の総和
を加算器80で計算した後、しきい値処理部90で変換
し、その値を上層の多入力一出力信号処理部30へ出力
する。つまり、図11に示す多入力一出力信号処理部3
0は、入力部50への入力値をoj (下層のj番目の多
入力一出力信号処理部30の出力)、メモリ60に格納
されている重み係数をwij(i番目の多入力一出力信号
処理部30と下層のj番目の多入力一出力信号処理部3
0との結合重み)とすれば、 (数2) oi = f(Σjijj) を計算しているわけである。ここで、Σi はi番目の多
入力一出力信号処理部30に接続される重み係数に関す
る総和である。
【0006】出力信号算出部910の入力部40から入
力される信号に応じて、教師信号発生部100が前記入
力信号に対する望ましい出力信号を教師信号ti("0"
または"1")として発生し、誤差信号算出部110にお
いて出力信号算出部910から出力される実際の出力信
号oi と前記教師信号との誤差(ti−oi)が計算され重
み変更量算出部120に出力される。重み変更量算出部
120は、上記出力信号oi と前記教師信号との誤差
(ti−oi)から、最上位層における多入力一出力信号処
理部30の二乗誤差 (数3) E=0.5Σi(tiーoi2 を算出した後、この二乗誤差Eをもとに出力信号算出部
910のメモリ60に記憶されている重み係数の変更量
△wijを(数4)に基づいて計算し、重み係数を変更す
る。 (数4) △wij = −ε*∂E/∂wij + α*△
w'ij ここで、Σi は出力信号算出部10における最上位層の
全ての多入力一出力信号処理部30に関する総和、εは
学習レートと呼ばれる正の定数、αは加速パラメータと
呼ばれる正の定数であり、△w'ij は前回の学習におけ
る重み係数の変更量である。
【0007】以上のようにして、重みの更新を繰り返す
ことによって、誤差を小さくしてゆき、誤差が十分小さ
くなると、出力信号が望ましい値に十分近くなったもの
として学習を終了する。この時点で、この学習型認識判
断装置は入力される特徴データを認識判断し、その結果
を出力することが出来る認識判断装置となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、学習時に全ての層の重み係数を変
更する必要があり、学習に非常に時間がかかるだけでな
く、1つのカテゴリに対して最上位層の1つの多入力一
出力信号処理部しか割り当てられないので、入力データ
の変動が激しい場合その変動を学習しきれず認識性能が
劣化するとういう課題を有していた。
【0009】本発明はかかる従来の課題に鑑み、入力デ
ータの変動が激しい場合でも、高速かつ効率的な学習が
可能で、認識性能が劣化しない学習型認識判断装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、複数のカテゴリからなる学習データ
の属性情報を記憶する学習データ記憶部と、複数の階層
からなり、最下層を複数の第3の単位認識ユニット、最
下層の前層を複数の第2の単位認識ユニット、それ以外
の層を複数の第1の単位認識ユニットにより構成したネ
ットワークと、前記属性情報から入力データに対応する
最下層の単位認識ユニットの番号である教師信号を発生
する教師信号発生部と、最下層の各単位認識ユニットの
中で最大出力を発生する単位認識ユニットを検出する第
1の最大出力ユニット検出器と、前記第1の最大出力ユ
ニット検出器によって検出した単位認識ユニット番号と
前記教師信号とを比較する比較判定器と、最下層の単位
認識ユニットの出力から信頼度の高い出力を発生してい
る単位認識ユニットを選択しカテゴリ毎に加算する出力
統合部と、前記出力統合部の出力から最大出力を発生し
ているカテゴリ番号を検出する最大出力検出器とを備え
た構成である。
【0011】第2の発明は、上記最大出力検出器に代え
て、前記出力統合部の出力の大きい方から2個のカテゴ
リを選択するカテゴリ選択手段と、前記選択された2番
目に大きい出力を発生するカテゴリの出力と最大出力を
発生するカテゴリの出力の比を算出し、その比が予め設
定されたしきい値以上の場合にはリジェクト信号を出力
し、しきい値より小さい場合は最大出力を発生している
カテゴリを認識結果として出力するリジェクト判定部を
備えた構成である。
【0012】
【作用】以上のように構成した第1の発明によれば、各
木分岐構造の各階層の単位認識ユニットの信号入力部
に、対象物の各種一連の特徴デ−タを入力する。学習モ
ードでは、各木分岐構造の各階層の単位認識ユニット
は、量子化器の出力に応じてネットワ−クのより下層に
位置する単位認識ユニットとの結合経路を切り換え、最
下層までの選択経路を決定することにより最下層の第3
の単位認識ユニットの出力を算出し、第1の最大出力ユ
ニット検出器により検出された最大出力を発生する最下
層の第3の単位認識ユニットの番号を、入力データに対
して最大出力をすべき最下層の第3の単位認識ユニット
の番号と比較する事により、認識結果が判定され、誤認
識の場合(前記番号の比較結果が異なる場合)のみ、最
下層の前層の第2の単位認識ユニットの経路入力端子に
入力された値に応じて経路入力端子と量子化器の出力値
が指し示す経路出力端子との連結強度を学習器によって
増加させるだけで学習が行えるので、全ての層の荷重値
を変更する必要がなく、高速学習が可能である。
【0013】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、1クラスにつき1つの第3の単位認識ユニットを割
当てて学習することにより、より高い精度で学習がで
き、認識時には、出力統合部によりある程度以上の出力
即ち信頼性が高い出力のみをカテゴリ毎に加算した後、
その加算結果を最大出力検出器により認識結果を判定し
ているので、入力データの変動が大きい場合でも認識性
能が劣化するする事なく柔軟に認識できる。
【0014】さらに、第2の発明は、前記リジェクト判
定部が、前記ユニット選択手段により選択された第2の
出力加算器の出力の内、最大出力と2番目に大きい出力
の値が拮抗している場合すなわち、認識結果の信頼性が
低いときには、リジェクト信号を出力するので、認識結
果の正解率が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図2は本発明の学習型認識判断装置に用い
る第1の単位認識ユニットの一実施例を示すものであ
る。図2において、1は信号入力部で、信号入力端子1
aを介して入力した、認識判断の対象となる特徴データ
を量子化器2に入力する。量子化器2は入力された特徴
データを量子化し、量子化したレベルを示す値を経路荷
重部3cと隣接区間選択部4とに入力する。隣接区間選
択部4は、前記入力信号(特徴データ)の量子化区間に
隣接する量子化区間を選択し経路荷重部3cに出力す
る。
【0017】3a0は経路入力端子、3b1〜3b5は
経路出力端子で、単位認識ユニットを組み合わせてネッ
トワークを構成するときに、これらの端子を相互に連結
するものである。経路荷重部3cは、経路入力部3aと
経路出力部3bとの間を接続する荷重3c1〜3c5
と、後述する荷重テーブル3dに記憶されている荷重値
を前記量子化結果に応じて荷重3c1〜3c5に設定す
る荷重設定部3c0とで構成される。
【0018】荷重テーブル3dには、入力信号の属する
量子化区間に対する荷重値と該隣接量子化区間に対する
荷重値が記憶されており、経路荷重部3cでは、荷重設
定部3c0が、前記量子化結果に基づいて、前記荷重値
をそれぞれの量子化区間に対応する位置に設定する。荷
重3c1〜3c5は、経路入力部から入力された経路信
号を重み付けし、経路出力部3bは、この重み付けした
経路信号を経路出力端子3b1〜3b5に出力する。
【0019】図3は本発明の学習型認識判断装置の、ネ
ットワ−クの最下層の前層に用いる第2の単位認識ユニ
ットの実施例を示すものである。図2に示した第1の単
位認識ユニットと同様に、信号入力部1と、量子化器2
と、1個の経路入力端子3a1を有する経路入力部3a
と、3個の経路出力端子3b1〜3b6を有する経路出
力部3bと、経路荷重部3cとによって構成してある。
【0020】荷重3c1〜3c6は、経路出力部3bの
経路出力端子3b1〜3b6に出力する経路出力信号に
加える重みで、学習過程においては、学習器3c6によ
り、経路入力端子3a1に入力された値に応じて経路入
力端子3a1と量子化器2の出力値が指し示す経路出力
端子との荷重が更新される。認識過程においては、量子
化器2には信号が入力されず、荷重3c1〜3c6は、
経路入力部から入力された経路信号を重み付けし、経路
出力部3bは、この重み付けした経路信号を経路出力端
子3b1〜3b3に出力する。
【0021】図4は本発明の学習型認識判断装置のネッ
トワ−クの最下層に用いる第3の単位認識ユニットの実
施例を示すものである。3a0は、複数の経路入力端子
からの入力信号を加算する加算器、3b0は、経路信号
をしきい値処理するしきい値処理器である。
【0022】図1は、第1の発明の学習型認識判断装置
の第1の実施例を示すものである。本実施例では、2個
からなる2種類の特徴データ(第1特徴データ、第2特
徴データ)に基づき、2種類のカテゴリを認識するもの
で各カテゴリは3つのクラスに分類されており、単位認
識ユニットを複数個組み合わせて、2個の木分岐構造を
有し、一つの木分岐構造中に4層の階層を有するように
ネットワークを構成してある。第1層、第2層を構成し
ている単位認識ユニットk11〜k12、k21〜k3
0は、例えば図2に示した第1の単位認識ユニットを用
い、第3層を構成している単位認識ユニットp31〜p
350は、例えば、図3に示した第2の単位認識ユニッ
トを用い、第4層を構成している単位認識ユニットq4
1ー1、2、3、q42ー1、2、3は、図4に示した
第3の単位認識ユニットを用いている。
【0023】各木分岐構造中の1、2層目を構成する第
1の単位認識ユニットの信号入力端子には、判断すべき
特徴データを入力し、3層目を構成する第2の単位認識
ユニットの信号入力端子には、学習過程のみ入力データ
の教師信号を入力する。
【0024】5は、学習及び認識モード信号を入力する
事により、動作モードを切り替える動作モード選択部、
6は、前記第3の単位認識ユニットの出力の中から最大
出力を発生するユニットを検出する第1の最大出力ユニ
ット検出器、7は、最大出力ユニット検出部6の出力と
後述する教師信号発生部9の出力を比較することにより
認識結果を判定する比較判定器、8は、学習データの各
種特徴量と該学習データの属するカテゴリ番号と該学習
データを予め各カテゴリ毎に例えば、k平均アルゴリズ
ムまたはLBGアルゴリズム等により複数のクラスに分
類した分類結果を表すクラス番号を記憶した学習データ
記憶部、9は、前記カテゴリ番号とクラス番号に対応す
る最終層の単位認識ユニット番号、すなわち、最終層の
単位認識ユニットの中でのどれが最も大きい値を出力す
ることが望ましいかを示す信号である教師信号を発生す
る教師信号発生部、11は、第1の最大出力ユニット検
出器6により検出された最下層の単位認識ユニットの最
大出力に対して、所定値のX%以上の値を出力している
単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎に加算する第1の
出力加算器、12は、第1の出力加算器11の出力から
最大出力を発生しているカテゴリを検出する最大出力検
出器である。
【0025】次に、このように構成した学習型認識判断
装置の学習動作を説明する。まず、動作モード選択部5
に、学習モード信号が入力され、学習動作モードに切り
替えられる。学習動作は、フォワード処理と荷重変更処
理から成り、まずフォワード処理について説明する。
【0026】各木分岐構造の第1層目の単位認識ユニッ
トk11〜k12の経路入力端子への経路信号として、
まず1を与える。又、これらのユニットの量子化器への
信号入力端子には、学習データ記憶部8から読み出され
た認識対象物の第1特徴デ−タをd11、d12を入力
する(この図の場合には、2個の第1特徴デ−タを、そ
れぞれ2個の単位認識ユニットに入力する)。
【0027】各単位認識ユニットは、第1特徴デ−タを
量子化器2で量子化し、量子化結果を荷重設定部3c0
及び、隣接区間選択部4に出力する。隣接区間選択部4
は、前記入力信号(特徴データ)の量子化区間に隣接す
る量子化区間を選択し、経路荷重部3cに出力する。荷
重設定部3c0は、予め設定されている入力データに対
応する前記荷重値並びに隣接区間の荷重値を荷重テーブ
ル3dから読みだし、対応する量子化レベル位置に設定
する。このように1つの単位認識ユニットにおいて複数
の経路が選択され、第2層目の単位認識ユニットk21
〜k30の経路入力端子へ、経路信号と前記荷重値を掛
けた値が送られる。
【0028】第2層目の単位認識ユニットの信号入力端
子には、学習データ記憶部8から読み出された認識対象
物の第2特徴デ−タを入力する(この図の場合には、2
個の第2特徴デ−タを、それぞれk21〜k25、k2
6〜k30に入力する。)。第1層目の場合と同様にし
て複数の経路信号が選択され、第3層目の単位認識ユニ
ットp31〜p350の経路入力端子へ、経路信号と前
記荷重の値を掛けた値が送られる。
【0029】フォワード処理の場合、第3層の単位認識
ユニットp31からp350の信号入力端子には、教師
入力信号は入力されない。従って、荷重の変更は行われ
ず、学習時の荷重の状態が保持されており、各単位認識
ユニットの経路入力信号にこれらの荷重を乗じて、第4
層目の全単位認識ユニットの経路入力端子へ、経路信号
が送られる。
【0030】第4層目の各単位認識ユニットの加算器3
a0は、入力された経路信号を加算する。しきい値処理
器3b0は、この信号をしきい値処理し、経路出力端子
に出力する。ここで、しきい値処理をする関数として
は、シグモイド関数、ステップ関数等を用いることが出
来る。
【0031】このようにして、入力した認識対象物の特
徴デ−タに基づき、その時点の荷重値による最終層の単
位認識ユニットの出力が計算され、第1の最大出力ユニ
ット検出器6に出力される。第1の最大出力ユニット検
出器6は、最も大きな出力を出しているユニット番号を
検出し、認識結果として比較判定器7に出力する。
【0032】次に、学習動作における荷重変更処理につ
いて説明する。教師信号発生部9は、学習データ記憶部
8に記憶してある現在入力されているデータのカテゴリ
番号とクラス番号に対応する最終層の単位認識ユニット
の番号即ち、q41ー1、2、3、q42ー1、2、3
のどれが最も大きい値を出力することが望ましいかを示
す信号である教師信号を発生し、比較判定器7と第3層
目の単位認識ユニットの信号入力端子1aに出力する。
単位認識ユニットp31〜p350の量子化器2は、例
えばq41ー1が最も大きい出力をする場合には、量子
化レベル値が単位認識ユニットq41ー1につながる経
路に対応する値となる様に設定されている。
【0033】比較判定器7は、前記認識結果と前記教師
信号とを比較し、比較結果が異なる場合、学習器3c6
は、経路入力部3aの経路入力端子3a1と量子化器2
の出力が示す経路出力部3bの経路出力端子(ここで
は、単位認識ユニットq41ー1につながる経路3b
1)との連結強度である荷重値3c1を経路入力端子3
a1から入力された値だけ増加させる。
【0034】このようにして、全ての入力データについ
て、前記フォワード処理の認識結果と教師信号が一致す
るまで以上の学習動作を行う。
【0035】次に、学習型認識判断装置の認識動作につ
いて説明する。まず、動作モード選択部5に、認識モー
ド信号が入力され、認識動作モードに切り替えられる。
【0036】1、2、3層目の各単位認識ユニットは、
学習動作のフォワード処理と同様にして、各経路に伝達
された信号に荷重値を掛けながら次層に出力し、最終層
の単位認識ユニットの出力が計算される。第1の最大出
力ユニット検出器6は、最も大きな出力を出しているユ
ニット番号(ここでは、q41−1、2、3とq42−
1、2、3の中から1個)を検出し、第1の出力加算器
11に出力する。第1の出力加算器11は、該検出され
た最大出力に対して、X%以上の値を出力している第3
の単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎に加算し、最大
出力検出器12に出力する。最大出力検出器12は、第
1の出力加算器11から出力される各カテゴリの出力値
から最大出力を発生するカテゴリ番号を算出し、認識結
果とする。
【0037】以上説明したように本実施例は、フォワー
ド処理により認識結果が算出され、その認識結果が誤認
識の場合、3層目の第2の単位認識ユニットの荷重値の
みを学習器3c6によって経路入力端子3a1に伝達さ
れた値だけ増加させるだけで学習が行えるので、全ての
層の荷重値を変更する必要がなく高速学習が可能であ
る。
【0038】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、1クラスにつき1つの第3の単位認識ユニットを割
当てて学習することにより、より高い精度で学習ができ
るだけでなく、未学習データの認識時には、第1の出力
加算器11により最下層の最大出力に対してある程度以
上の出力、即ち信頼性が高い出力のみをカテゴリ毎に加
算した後、その加算結果を最大出力検出器12により認
識結果を判定しているので、最下層における最大出力を
発生している単位認識ユニットが属するカテゴリが入力
データのカテゴリと異なっている場合でも、上述した様
に出力を加算することにより認識結果が正しい方に逆転
する可能性があり、入力データの変動が大きい場合でも
認識性能が劣化するする事なく柔軟に認識できる。
【0039】図5は、第1の発明の学習型認識判断装置
の第2の実施例を示すものである。図5において、第1
層および第2層を構成している単位認識ユニットk11
〜k12、k21〜k30は、図2に示した第1の単位
認識ユニット、第3層を構成している単位認識ユニット
p31〜p350は、図3に示した第2の単位認識ユニ
ット、第4層を構成している単位認識ユニットq41ー
1、2、3、q42ー1、2、3は図4に示した第3の
単位認識ユニットを用いて、図1と同様のネットワーク
を構成しており、5は動作モード選択部、6は第1の最
大出力ユニット検出部、7は比較判定器、8は学習デー
タ記憶部、9は教師信号発生部、12は最大出力検出器
で、以上は図1と同様の構成である。図1と異なるの
は、最終層において同一カテゴリ毎に最大出力を発生す
る単位認識ユニットを検出する第2の最大出力ユニット
検出部10、第2の最大出力ユニット検出器10により
検出された各カテゴリの最大出力に対して、X%以上の
値を出力している単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎
に加算する第2の出力加算器13を設けた点である。学
習動作は、第1の実施例と同様の動作をするのでその説
明は省略する。
【0040】次に、認識動作について説明する。第1の
実施例の認識動作と同様にして、最下層の単位認識ユニ
ットの出力が算出され、第2の最大出力ユニット検出器
10及び第2の出力加算器13に出力される。第2の最
大出力ユニット検出器10は、各カテゴリ毎に最も大き
な出力を出しているユニット番号(ここでは、q41−
1、2、3とq42−1、2、3の中からそれぞれぞれ
1個づつ)を検出し、第2の出力加算器13に出力す
る。第2の出力加算器13は、該検出された各カテゴリ
の最大出力に対して、X%以上の値を出力している第3
の単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎に加算し、最大
出力検出部12に出力する。最大出力検出部12は、第
2の出力加算器13から出力される各カテゴリの出力値
から最大出力を発生するカテゴリ番号を算出し、認識結
果とする。
【0041】以上のように、本実施例の学習型認識判断
装置は、フォワード処理により認識結果が算出され、そ
の認識結果が誤認識の場合、3層目の第2の単位認識ユ
ニットの荷重値のみを学習器3c6によって経路入力端
子3a1に伝達された値だけ増加させるだけで学習が行
えるので、全ての層の荷重値を変更する必要がなく高速
学習が可能である。
【0042】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、1クラスにつき1つの第3の単位認識ユニットを割
当てて学習することにより、より高い精度で学習ができ
るだけでなく、未学習データの認識時には、第2の出力
加算器13によりそのカテゴリの最大出力に対してある
程度以上の出力、即ち信頼性が高い出力のみをカテゴリ
毎に加算した後、その加算結果を最大出力検出器12に
より認識結果を判定しているので、最下層における最大
出力を発生している単位認識ユニットが属するカテゴリ
が入力データのカテゴリと異なっている場合でも、上述
した様に出力を加算することにより認識結果が正しい方
に逆転する可能性があり、入力データの変動が大きい場
合でも認識性能が劣化するする事なく柔軟に認識でき
る。
【0043】図6は、第1の発明の学習型認識判断装置
の第3の実施例を示すものである。図6において、第1
層および第2層を構成している単位認識ユニットk11
〜k12、k21〜k30は、図2に示した第1の単位
認識ユニット、第3層を構成している単位認識ユニット
p31〜p350は、図3に示した第2の単位認識ユニ
ット、第4層を構成している単位認識ユニットq41ー
1、2、3、q42ー1、2、3は図4に示した第3の
単位認識ユニットを用いて、図1と同様のネットワーク
を構成しており、5は動作モード選択部、6は第1の最
大出力ユニット検出部、7は比較判定器、8は学習デー
タ記憶部、9は教師信号発生部、12は最大出力検出器
で、以上は図1と同様の構成である。図1と異なるの
は、前記最下層において、出力の大きい方からN個の出
力を算出しカテゴリ毎に加算する第3の出力加算器14
を設けた点である。学習動作は、第1の実施例と同様の
動作をするのでその説明は省略する。
【0044】次に、認識動作について説明する。
【0045】第1の実施例の認識動作と同様にして、最
下層の単位認識ユニットの出力が算出され、第3の出力
加算器14に出力される。第3の出力加算器14は、最
下層において出力の大きい方からN個の出力を選択し
(例えばN=4の場合、大きい方からq42ー3とq4
1−1とq41−3とq41−2)、カテゴリ毎に加算
し(第1カテゴリは、q41−1+q41−2+q41
−3、第2カテゴリは、q42−3)、最大出力検出部
12に出力する。最大出力検出部12は、第3の出力加
算器14から出力される各カテゴリの出力値から最大出
力を発生するカテゴリ番号を算出し、認識結果とする。
【0046】以上のように本実施例による学習型認識判
断装置は、フォワード処理により認識結果が算出され、
その認識結果が誤認識の場合、3層目の第2の単位認識
ユニットの荷重値のみを学習器3c6によって経路入力
端子3a1に伝達された値だけ増加させるだけで学習が
行えるので、全ての層の荷重値を変更する必要がなく高
速学習が可能である。
【0047】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、そのクラスに1つの第3の単位認識ユニットを割当
てて学習することにより、より高い精度で学習ができる
だけでなく、未学習データの認識時には、第3の出力加
算器14により最下層の出力の中から信頼性が高いN個
の出力を選択し、カテゴリ毎に加算した後、その加算結
果を最大出力検出器12により認識結果を判定している
ので、最下層における最大出力を発生している単位認識
ユニットが属するカテゴリが入力データのカテゴリと異
なっている場合でも、上述した様に出力を加算すること
により認識結果が正しい方に逆転する可能性があり、入
力データの変動が大きい場合でも認識性能が劣化するす
る事なく柔軟に認識できる。
【0048】図7は、第1の発明の学習型認識判断装置
の第4の実施例を示すものである。図7において、第1
層および第2層を構成している単位認識ユニットk11
〜k12、k21〜k30は、図2に示した第1の単位
認識ユニット、第3層を構成している単位認識ユニット
p31〜p350は、図3に示した第2の単位認識ユニ
ット、第4層を構成している単位認識ユニットq41ー
1、2、3、q42ー1、2、3は図4に示した第3の
単位認識ユニットを用いて、図1と同様のネットワーク
を構成しており、5は動作モード選択部、6は第1の最
大出力ユニット検出部、7は比較判定器、8は学習デー
タ記憶部、9は教師信号発生部、12は最大出力検出器
で、以上は図1と同様の構成である。図1と異なるの
は、前記最下層において、カテゴリ毎に出力の大きい方
からN個の出力を算出しカテゴリ毎に加算する第4の出
力加算器15を設けた点である。学習動作は、第1の実
施例と同様の動作をするのでその説明は省略する。
【0049】次に、認識動作について説明する。第1の
実施例の認識動作と同様にして、最下層の単位認識ユニ
ットの出力が算出され、第4の出力加算器15に出力さ
れる。第4の出力加算器15は、最下層において、カテ
ゴリ毎に出力の大きい方からN個の出力を選択し(例え
ば、N=2の場合、大きい方からq41−1とq41−
3及びq42−3とq42−2)、カテゴリ毎に加算し
(第1カテゴリは、q41−1+q41−3、第2カタ
ゴリは、q42−2+q42−3)、最大出力検出部1
2に出力する。最大出力検出部12は、第3の出力加算
器14から出力される各カテゴリの出力値から最大出力
を発生するカテゴリ番号を算出し、認識結果とする。
【0050】以上のように本実施例の学習型認識判断装
置は、フォワード処理により認識結果が算出され、その
認識結果が誤認識の場合、3層目の第2の単位認識ユニ
ットの荷重値のみを学習器3c6によって経路入力端子
3a1に伝達された値だけ増加させるだけで学習が行え
るので、全ての層の荷重値を変更する必要がなく高速学
習が可能である。
【0051】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、そのクラスに1つの第3の単位認識ユニットを割当
てて学習することにより、より高い精度で学習ができる
だけでなく、未学習データの認識時には、第4の出力加
算器15により最下層の出力の中からカテゴリ毎に信頼
性が高いN個の出力を選択し、カテゴリ毎に加算した
後、その加算結果を最大出力検出器12により認識結果
を判定しているので、最下層における最大出力を発生し
ている単位認識ユニットが属するカテゴリが入力データ
のカテゴリと異なっている場合でも、上述した様に出力
を加算することにより認識結果が正しい方に逆転する可
能性があり、入力データの変動が大きい場合でも認識性
能が劣化するする事なく柔軟に認識できる。
【0052】図8は、第2の発明の学習型認識判断装置
の一実施例を示すものである。図8において、第1層、
第2層を構成している単位認識ユニットk11〜k1
2、k21〜k30は、図2に示した第1の単位認識ユ
ニット、第3層を構成している単位認識ユニットp31
〜p350は、図3に示した第2の単位認識ユニット、
第4層を構成している単位認識ユニットq41ー1、
2、3、q42ー1、2、3は図4に示した第3の単位
認識ユニットを用いて、図5と同様のネットワークを構
成しており、5は動作モード選択部、6は第1の最大出
力ユニット検出部、7は比較判定器、8は学習データ記
憶部、9は教師信号発生部、10は第2の最大出力ユニ
ット検出器、13は第2の出力加算器で、以上は図1と
同様の構成である。
【0053】図5と異なるのは、第2の出力加算器13
の出力の大きい方から2個のカテゴリを選択するカテゴ
リ選択器16と、該選択された2番目に大きい出力を発
生するカテゴリの出力と最大出力を発生するカテゴリの
出力の比を算出し、その比が予め設定されたしきい値以
上の場合にはリジェクト信号を出力し、しきい値より小
さい場合は最大出力を発生しているカテゴリを認識結果
として出力するリジェクト判定部17を設けた点であ
る。その学習動作は、第1の発明の第1の実施例と同様
の動作をするのでその説明は省略する。
【0054】次に、認識動作について説明する。
【0055】第1の発明の第2の実施例の認識動作と同
様にして、最下層の単位認識ユニットの出力が算出さ
れ、第2の最大出力ユニット検出器10及び第2の出力
加算器13に出力される。第2の最大出力ユニット検出
器10は、各カテゴリ毎に最も大きな出力を出している
ユニット番号(ここでは、q41−1、2、3とq42
−1、2、3の中からそれぞれぞれ1個づつ)を検出
し、第2の出力加算器13に出力する。第2の出力加算
器13は、該検出された各カテゴリの最大出力に対し
て、X%以上の値を出力している第3の単位認識ユニッ
トの出力をカテゴリ毎に加算し、カテゴリ選択器16に
出力する。カテゴリ検出器15は、出力の大きい方から
2個の出力を選択しリジェクト判定部17に出力する。
リジェクト判定部17は、該選択された2番目に大きい
出力を発生するカテゴリの出力と最大出力を発生するカ
テゴリの出力の比を算出し、その比が予め設定されたし
きい値以上の場合にはリジェクト信号を出力し、しきい
値より小さい場合は最大出力を発生しているカテゴリを
認識結果として出力する 以上のように本実施例による学習型認識判断装置は、フ
ォワード処理により認識結果が算出され、その認識結果
が誤認識の場合、3層目の第2の単位認識ユニットの荷
重値のみを学習器3c6によって経路入力端子3a1に
伝達された値だけ増加させるだけで学習が行えるので、
全ての層の荷重値を変更する必要がなく高速学習が可能
である。
【0056】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、そのクラスに1つの第3の単位認識ユニットを割当
てて学習することにより、より高い精度で学習ができる
だけでなく、未学習データの認識時には、第2の出力加
算器13によりそのカテゴリの最大出力に対してある程
度以上の出力、即ち信頼性が高い出力のみをカテゴリ毎
に加算した後、その加算結果を最大出力検出器12によ
り認識結果を判定しているので、最下層における最大出
力を発生している単位認識ユニットが属するカテゴリが
入力データのカテゴリと異なっている場合でも、上述し
た様に出力を加算することにより認識結果が正しい方に
逆転する可能性があり、入力データの変動が大きい場合
でも認識性能が劣化するする事なく柔軟に認識できる。
【0057】さらに、最大出力を発生しているカテゴリ
と二番目の出力を発生しているカテゴリの出力値が拮抗
している場合、即ち認識結果の信頼性が低い場合は、リ
ジェクト判定部17により、その認識結果はリジェクト
されるので認識結果の信頼性がより向上する。
【0058】なお、本発明の各手段は、コンピュータを
用いてソフトウェア的に実現し、あるいはそれら各機能
を有する専用のハード回路を用いて実現する事が出来
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、単位認識
ユニットを複数個組み合わせた木分岐構造を複数個有
し、各木分岐構造の各階層の単位認識ユニットは、量子
化器の出力に応じて、ネットワ−クのより下層に位置す
る単位認識ユニットとの結合経路を切り換え、最下層ま
での選択経路を決定しながら、最下層の出力を算出し、
最大出力ユニット検出器により検出された入力データに
対する認識結果が異なる場合のみ、最下層の前層の第2
の単位認識ユニットの連結強度だけを該経路入力端子に
入力された値に応じて学習器によって変化させるだけで
学習が行えるので、全ての層の荷重値を変更する必要が
なく、高速学習が可能である。
【0060】また、同一カテゴリを複数のクラスに分類
し、そのクラスに1つの第3の単位認識ユニットを割当
てて学習することにより、より高い精度で学習ができ、
認識時には、出力統合部によりある程度以上の出力、即
ち信頼性が高い出力のみをカテゴリ毎に加算した後、そ
の加算結果を最大出力検出器により認識結果を判定して
いるので、入力データの変動が大きい場合でも認識性能
が劣化するする事なく柔軟に認識できる。
【0061】さらに、第2の発明は、リジェクト判定部
が、ユニット選択手段により選択された第2の出力加算
器の出力の内、最大出力と2番目に大きい出力の値が拮
抗している場合、すなわち、認識結果の信頼性が低いと
きには、リジェクト信号を出力するので、認識結果の正
解率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の学習型認識判断装置の第1の実施
例を示すブロック図
【図2】本発明の第1の単位認識ユニットの一実施例を
示すブロック図
【図3】本発明の第2の単位認識ユニットの一実施例を
示すブロック図
【図4】本発明の第3の単位認識ユニットの一実施例を
示すブロック図
【図5】第1の発明の学習型認識判断装置の第2の実施
例を示すブロック図
【図6】第1の発明の学習型認識判断装置の第3の実施
例を示すブロック図
【図7】第1の発明の学習型認識判断装置の第4の実施
例を示すブロック図
【図8】第2の発明の学習型認識判断装置の一実施例を
示すブロック図
【図9】従来の学習型認識判断装置の全体構成図
【図10】従来の学習型認識判断装置の出力信号算出部
の構成図
【図11】従来の学習型認識判断装置の出力信号算出部
の多入力一出力算出部の構成図
【図12】従来の多入力一出力算出部のしきい値処理部
の特性関数を示す図
【符号の説明】
1 信号入力部 1a 信号入力端子 2 量子化器 3a 経路入力部 3a0 加算器 3a1〜3a50 経路入力端子 3b 経路出力部 3b0 しきい値処理器 3b1〜3b6 経路出力端子 3c 経路荷重部 3c0 荷重設定部 3c1〜3c6 荷重 3c6 学習器 3d 荷重テーブル 4 隣接区間選択部 5 動作モード選択部 6 第1の最大出力ユニット検出器 7 比較判定器 8 学習データ記憶部 9 教師信号発生部 10 第2の最大出力ユニット検出部 11 第1の出力加算器 12 最大出力検出器 13 第2の出力加算器 14 第3の出力加算器 15 第4の出力加算器 16 カテゴリ選択器 17 リジェクト判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 良宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のカテゴリからなる学習データの属性
    情報を記憶する学習データ記憶部と、複数の階層からな
    り、最下層を複数の第3の単位認識ユニット、最下層の
    前層を複数の第2の単位認識ユニット、それ以外の層を
    複数の第1の単位認識ユニットにより構成したネットワ
    ークと、前記属性情報から入力データに対応する最下層
    の単位認識ユニットの番号である教師信号を発生する教
    師信号発生部と、最下層の各単位認識ユニットの中で最
    大出力を発生する単位認識ユニットを検出する第1の最
    大出力ユニット検出器と、前記第1の最大出力ユニット
    検出器によって検出した単位認識ユニット番号と前記教
    師信号とを比較する比較判定器と、最下層の単位認識ユ
    ニットの出力から信頼度の高い出力を発生している単位
    認識ユニットを選択しカテゴリ毎に加算する出力統合部
    と、前記出力統合部の出力から最大出力を発生している
    カテゴリ番号を検出する最大出力検出器とを備えた学習
    型認識判断装置。
  2. 【請求項2】第1の単位認識ユニットを、信号入力部
    と、入力信号の出力に応じて量子化を行なう量子化器
    と、前記入力信号の量子化結果から該量子化区間に隣接
    する量子化区間を選択する隣接区間選択部と、前記入力
    信号の属する量子化区間並びに、該量子化区間に隣接す
    る量子化区間に対する荷重値を記憶する荷重テーブル
    と、単一叉は複数の経路入力端子を有する経路入力部
    と、単一叉は複数の経路出力端子を有する経路出力部
    と、量子化結果に応じて経路にかける荷重の設定位置を
    変えることで前記経路入力部の経路入力端子と前記経路
    出力部の経路出力端子との連結強度を変化させる経路荷
    重部とで構成したことを特徴とする請求項1記載の学習
    型認識判断装置。
  3. 【請求項3】第2の単位認識ユニットを、信号入力部
    と、前記入力信号の出力に応じて量子化を行う量子化器
    と、単一叉は複数の経路入力端子を有する経路入力部
    と、単一叉は複数の経路出力端子を有する経路出力部
    と、前記比較判定器の比較結果が異なる場合前記経路入
    力部の経路入力端子に伝達された値に応じて該経路入力
    端子と前記量子化器の出力値が指し示す経路出力部の経
    路出力端子との連結強度を増加する学習器とで構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の学習型認識判断装置。
  4. 【請求項4】第3の単位認識ユニットを、複数の経路入
    力端子からの入力信号を加算する加算器と、前記加算器
    の出力信号をしきい値処理するしきい値処理部とで構成
    したことを特徴とする請求項1記載の学習型認識判断装
    置。
  5. 【請求項5】出力統合部は、第1の最大出力ユニット検
    出器において検出された最大出力に対して、X%以上の
    値を出力している単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎
    に加算する第1の出力加算器により構成されることを特
    徴とする請求項1記載の学習型認識判断装置。
  6. 【請求項6】出力統合部は、最下層において同一カテゴ
    リ毎に最大出力を発生する単位認識ユニットを検出する
    第2の最大出力ユニット検出器と、 該検出された各カテゴリの最大出力に対してX%以上の
    値を出力している単位認識ユニットの出力をカテゴリ毎
    に加算する第2の出力加算器とから構成されることを特
    徴とする請求項1記載の学習型認識判断装置。
  7. 【請求項7】出力統合部は、最下層において出力の大き
    い方からN個の単位認識ユニットの出力を算出しカテゴ
    リ毎に加算する第3の出力加算器により構成されること
    を特徴とする請求項1記載の学習型認識判断装置。
  8. 【請求項8】出力統合部は、最下層において同一カテゴ
    リ毎に出力の大きい方からN個の単位認識ユニットを選
    択し、カテゴリ毎に加算する第4の出力加算器により構
    成されること特徴とする請求項1記載の学習型認識判断
    装置。
  9. 【請求項9】最大出力検出器に代えて、出力統合部の出
    力の大きい方から2個のカテゴリを選択するカテゴリ選
    択手段と、前記選択された2番目に大きい出力を発生す
    るカテゴリの出力と最大出力を発生するカテゴリの出力
    の比を算出し、その比が予め設定されたしきい値以上の
    場合にはリジェクト信号を出力し、しきい値より小さい
    場合は最大出力を発生しているカテゴリを認識結果とし
    て出力するリジェクト判定部を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の学習型認識判断装置。
  10. 【請求項10】学習データ記憶部は、学習データのカテ
    ゴリ情報と該学習データを予め各カテゴリ毎に複数のク
    ラスに分類した分類結果を表すクラス情報を記憶したこ
    とを特徴とする請求項1または9記載の学習型認識判断
    装置。
  11. 【請求項11】多層の階層構造中で、最下層の前層に位
    置する第2の単位認識ユニットの信号入力部に、教師信
    号を入力するようにしたことを特徴とする請求項1また
    は9記載の学習型認識判断装置。
  12. 【請求項12】多層の階層構造中で、最下層に位置する
    第3の単位認識ユニットを前記学習データのカテゴリ数
    と前記各カテゴリ毎のクラス数の積の数だけ備えたこと
    を特徴とする請求項1または9記載の学習型認識判断装
    置。
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JP6-70986 1994-04-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113168836A (zh) * 2018-09-27 2021-07-23 株式会社OPTiM 计算机系统、语音识别方法以及程序

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113168836A (zh) * 2018-09-27 2021-07-23 株式会社OPTiM 计算机系统、语音识别方法以及程序
CN113168836B (zh) * 2018-09-27 2024-04-23 株式会社OPTiM 计算机系统、语音识别方法以及程序产品

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