JPH07325189A - 振動監視装置 - Google Patents

振動監視装置

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JPH07325189A
JPH07325189A JP7078031A JP7803195A JPH07325189A JP H07325189 A JPH07325189 A JP H07325189A JP 7078031 A JP7078031 A JP 7078031A JP 7803195 A JP7803195 A JP 7803195A JP H07325189 A JPH07325189 A JP H07325189A
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JP
Japan
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core
monitoring device
signal cable
flange
vibration monitoring
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Withdrawn
Application number
JP7078031A
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English (en)
Inventor
Charles A Dalke
チャールズ・アーサー・ダルク
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉心内モニタハウジング(6)の内側に歪み
ゲージ計測器及び関連する配線を容易に取付け且つ取外
せるようにした装置を提供する。 【構成】 振動センサ(64)が円筒形ハウジング
(6)の内面に取付けられ、信号ケーブル(82)が振
動センサに結合され且つ原子炉の圧力容器(10)の外
側まで伸びる。取扱いの際にハウジング内の信号ケーブ
ルが受ける損傷を最小限に抑えるための保護手段が1対
の同心の肉厚の薄い管(74、76)で構成される。信
号ケーブルは該1対の管の間の環状空間(78)内に螺
旋状に巻かれ、その後フランジ挿着体(66)に形成さ
れたケーブル通抜け用の孔(86)に通される。フラン
ジ挿着体は、ハウジングのフランジ(6a)と普通の炉
心内モニタ集成体の炉心内モニタ計測器フランジ(5
4)との間に挟まれていて、同心の管集成体を支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は水を減速材とする原子炉の内部
の運転状態の監視に関する。特に、本発明は原子炉の内
部部品の流れによって誘起される振動の監視に関する。
【0002】
【発明の背景】原子炉の内部部品の流れによって誘起さ
れる振動(FIV)は、こう云う部品の疲労によって開
始されるひゞ割れ並びに/又は部品の破損の原因になる
ことがある。原子炉に於ける部品の破損に伴う安全上の
危険の為、振動によって誘起される損傷を受け易い内部
部品の状態を注意深く監視することが必要である。
【0003】流れによって誘起される振動を監視して判
定する従来の方法は、原子炉の内部部品に振動を感知す
る計測器を取付けることである。各々の振動センサが、
別々の直径1/16吋の無機絶縁(MI)信号ケーブル
に取付けられて、センサ・ストリングを形成する。MI
信号ケーブルをその取付けの際の機械的な損傷から並び
に運転中の原子炉の環境から保護する為、保護導管によ
りMI信号ケーブルを包み込む。各々の保護導管は何本
かのMI信号ケーブルを包み込む。例えば、この様な保
護導管は直径0.375吋のステンレス鋼の管で構成す
ることが出来、これが原子炉の圧力容器の内側にある部
品にブラケットで固定される。信号ケーブルは、原子炉
の圧力容器の中を振動センサから、圧力容器の頂部ヘッ
ドにある圧力境界封じまで通され、次いでドライウエル
を通って原子炉建物内にあるデータ収集装置へ通され
る。
【0004】内部での流れによって誘起される振動を判
定する為に監視される原子炉の1形式の内部部品は、炉
心内モニタハウジングである。炉心出力は、炉心内モニ
タ支持集成体によって支持された炉心内モニタ計測器の
中に設けられた中性子束モニタによって監視される。各
々の炉心内モニタ支持集成体が、計測器案内管及び炉心
内モニタハウジングを含む。振動センサは、炉心内モニ
タハウジングの外面に取付けるのが普通である。
【0005】FIV試験が完了した時、計測器、MIケ
ーブル及び保護導管は出来る限り取り除く。装置の各々
の品目に夫々接近し得る程度によって、この取外しがど
の程度可能であるかゞ決まる。今日まで、原子炉の下側
プレナム領域内すなわち炉心プレートの下方に配置され
た炉心内モニタハウジングの様な部品に取付けられた計
測器、MIケーブル又は導管を取り除くことは出来なか
った。
【0006】従って、FIV試験が完了した後で、全て
のFIV計測器、ケーブル、導管及び関連する装置の取
り外しを容易にする方法と装置に対する要望がある。炉
心プレートの下方の接近出来ない領域内に設けられたセ
ンサ、導管及び装置は、現在の方法及び技術では取り除
くことが出来ない。
【0007】
【発明の要約】本発明は、原子炉の圧力容器の内側への
FIV計測器及び関連する装置の取付け及び取外しを容
易にする方法と装置を提供する。本発明で関心が持たれ
るFIV計測器は、原子炉の下側プレナム領域内にある
炉心内モニタハウジングの上側部分に取付けられる2つ
の歪みゲージで構成されている。本発明に従って、歪み
ゲージは、従来行なわれていた様に外面ではなく、炉心
内モニタハウジングの内側すなわち内面に位置ぎめされ
る。こう云う計測器を炉心内モニタハウジングの内面に
位置替えすることにより、MI信号ケーブルを、炉心内
モニタ計測器のフランジと炉心内モニタハウジングのフ
ランジとの間に配置されたフランジ挿着体を通して、原
子炉の圧力容器の外側に通すことが出来る。この設計に
より、FIV計測器及び関連する装置は、取外し及び取
付けの為、原子炉の圧力容器の下方から接近することが
出来る様になる。
【0008】MI信号ケーブルは直径が非常に小さく、
局部出力領域モニタ(LPRM)計器を挿入する際に、
支持並びに損傷しない様に保護することを必要とする。
この保護及び支持が、2つの同心の肉厚の薄い管によっ
て行なわれ、その間にMI信号ケーブルを通す。こう云
う支持管が、点溶接又はその他の適当な手段によって互
いに取付けられ、集成体としての剛性を高める。更に、
支持管がフランジ挿着体に取付けられ、計器、ケーブル
及び圧力境界の通抜け部の取扱いのし易い集成体を作
る。この為、炉心内モニタ計測器のフランジのボルトを
外し、MI信号ケーブル及び支持管を取付けた状態で、
FIV計測器のフランジ挿着体を引出すことにより、完
全な取外しが容易に達成される。
【0009】本発明の歪みゲージ計測器は、1対の振動
センサ及び関連するMI信号ケーブルを有する。振動セ
ンサは炉心内モニタハウジングの内面に取付けられる。
信号ケーブルは、フランジ挿着体のろう付け又は溶接し
た通抜け部を介して原子炉の圧力容器の外部へ伸びる。
保護集成体が、挿入作業の際に信号ケーブルが受ける損
傷を最小限に抑える。信号ケーブルは、1対の同心の肉
厚の薄い管の間の環状空間内に螺旋状に巻かれ、その
後、フランジ挿着体の本体に形成された夫々のケーブル
通抜け用の中孔に通され、ろう付けされ又は溶接され
る。フランジ挿着体が同心管集成体を支持すると共に、
普通の炉心内モニタ集成体の炉心内モニタ計測器のフラ
ンジと炉心内モニタハウジングのフランジとの間に挟ま
れる。
【0010】
【好ましい実施例の説明】本発明は、原子炉の運転中、
沸騰水形原子炉(BWR)の炉心内モニタハウジングに
於ける流れによって誘起される振動を監視する計測器及
び関連する装置の取付けと取外しを容易にする方法と装
置を提供する。沸騰水形原子炉に於ける流体の流れを図
1を参照して全体的に説明する。給水が給水入口12及
び給水スパージャ14を介して原子炉の圧力容器(RP
V)10に送り込まれる。スパージャは、RPVの内側
で給水を円周方向に分配する為の適当な開口を持つリン
グ形のパイプである。炉心スプレイ入口11が、炉心ス
プレイ配管13を介して炉心スプレイスパージャ15に
水を供給する。給水スパージャ14からの給水が環状の
ダウンカマー16の中を下向きに流れる。このダウンカ
マーは、RPV10と炉心シュラウド18との間の環状
領域である。炉心シュラウド18は、多数の燃料集合体
22(その内の2×2の配列だけが図1に示されてい
る)で構成された炉心20を取り囲むステンレス鋼の円
筒である。各々の燃料集合体はその頂部で上側案内部1
9によって支持されると共に、その底部で炉心プレート
21によって支持される。この後、ダウンカマー16の
中を流れる水が、炉心の下側プレナム24へ流れる。
【0011】その後、水は炉心20内に配置された燃料
集合体に入る。この炉心内に沸騰境界層(図に示してな
い)が設定される。水と蒸気の混合物が、シュラウドヘ
ッド28の下にある炉心上側プレナム26に入る。炉心
上側プレナム26は、炉心20から出て来る蒸気−水混
合物と垂直な立ち管30に入る蒸気−水混合物とを隔て
る。立ち管30はシュラウドヘッド28の上に配置され
ていて、炉心上側プレナム26と流体連通する。
【0012】蒸気−水混合物が立ち管30を通って蒸気
分離器32に入る。これは軸流遠心形である。分離され
た液体の水が混合プレナム33内で給水と混合され、こ
の混合物がダウンカマーを介して炉心に戻る。蒸気は蒸
気乾燥器34を通抜け、蒸気ドーム36に入る。蒸気は
蒸気出口38を介してRPVから取り出される。BWR
は、所要の出力密度を達成するのに必要な強制対流を炉
心内に作る冷却材循環装置をも含む。水の一部分が、循
環水出口40を介してダウンカマー16の下端から吸い
出され、再循環水入口44を介してジェット・ポンプ集
成体42(これを1つだけ示す)に遠心形再循環ポンプ
(図に示してない)によって強制的に送込まれる。BW
Rは2台の再循環ポンプを持ち、その各々が複数個のジ
ェット・ポンプ集成体に対する駆動用の流れを作る。ジ
ェット・ポンプ集成体は炉心シュラウド18に沿って円
周方向に分布している。
【0013】炉心シュラウド18は、シュラウド18に
溶接されたRPVシュラウド支持体46と、その内径の
所でRPVシュラウド支持体46に溶接されると共にそ
の外径の所でRPV10に溶接された環状シュラウド支
持板48によって支持されている。炉心出力は、炉心内
モニタ計測器8内に設けられた中性子束モニタによって
監視される。各々の炉心内モニタ計測器8が炉心内モニ
タ支持集成体2によって支持される。この集成体は、溶
接部W(図2及び3参照)によって接続された計測器案
内管4及び炉心内モニタハウジング6を含む。図2に示
す様に、各々の炉心内モニタハウジング6が底部ヘッド
10aを上向きに通ってRPV10の内部に入る。炉心
内モニタ計測器8が、上から燃料炉心20の中に挿入さ
れ、炉心内モニタ支持集成体2に通される。炉心領域2
0の下方での計測器8の動きは、垂直方向には計測器案
内管4(図3参照)によって案内される。案内管4は炉
心内モニタハウジング6の延長部であって、歪みゲージ
(後で説明する)が炉心内モニタハウジングの内面に取
付けられた後、炉心内モニタハウジングの頂部に溶接さ
れる。案内管は炉心内モニタハウジング6の頂部から炉
心プレート21まで伸びて、炉心プレートの下方の領域
で計測器8を支持する。計測器8は炉心領域20の中を
上側案内部19まで上向きに伸びる。計測器8は燃料チ
ャンネルによって炉心領域内に支持され、その為、炉心
領域内では案内管を必要としない。
【0014】炉心内モニタハウジング6はRPV10の
外部に設けられたフランジ6aを有する。普通の集成体
では、炉心内モニタ計測器フランジ54が、複数個のボ
ルト(図に示してない)によって炉心内モニタハウジン
グのフランジ6aに止められる。これらのボルトは、炉
心内モニタ計測器フランジ54のねじ山を設けてない中
孔56を通り、炉心内モニタハウジングのフランジ6a
のねじ孔58にねじ込まれる。炉心内モニタハウジング
のフランジ6aは4つのねじ孔を持ち、それらは炉心内
モニタ計測器フランジ54にあるねじ山を設けてない4
つの中孔と夫々一直線上にある。
【0015】炉心内モニタ支持集成体2には炉心内モニ
タ計測器8を上側から挿入するのが普通である。計測器
8が案内管4及びハウジング6の中心の中孔を滑り落ち
て、炉心内モニタ計測器フランジ54の中心の中孔に入
る。炉心内モニタ計測器8は円錐面8a(図5参照)を
持ち、本発明を用いなければ、この円錐面が炉心内モニ
タ計測器フランジ54の中心の中孔に形成された円錐形
の座54aに突合せになる。この突合せにより、炉心内
モニタ計測器8がそれ以上下向きに変位することが防止
される。その後、炉心内ナット60を炉心内モニタ計測
器8のねじ山を設けた外周面に対してきつくねじ込ん
で、この計測器を所定位置に固定する。炉心内ナット6
0の下端に埋設された封じ62が炉心内モニタ計測器8
の外周面に接し、炉心内モニタ計測器8と炉心内ナット
60との間の環状のすき間を密封する。
【0016】本発明では、1対の歪みゲージ64、6
4′(図6に取付ける前の状態が示されている)が90
°だけ離れた角度位置で、炉心内モニタハウジング6の
内側に取付けられる。図2及び3には1つの歪みゲージ
64だけが示されている。各々の歪みゲージが夫々のM
I信号ケーブルを介してRPV10の外部にあるデータ
収集手段(図面に示してない)に接続される。
【0017】歪みゲージを取付け、案内管4をハウジン
グ6に溶接した後、炉心内モニタ計測器8が上から案内
管4の中に挿入される。歪みゲージの取付けの際又は炉
心内モニタ計測器を挿入する際、MI信号ケーブルが損
傷されない様に保証する為、本発明の集成体を使って信
号ケーブルを支持すると共に保護する。図2及び3に示
す様に、間にガスケット68、68′を入れて、フラン
ジ挿着体66が炉心内モニタハウジングのフランジ6a
と炉心内モニタ計測器フランジ54との間に挟まれてい
る。フランジ挿着体66には、炉心内モニタハウジング
のフランジ6a並びに炉心内モニタ計測器フランジ54
の対応する中孔と整合するように、ねじ山のない中孔7
0を設けて、集成体をボルトで一緒に締め付けることが
出来る様にする。フランジ挿着体66が存在すること
は、炉心内モニタ計測器フランジ54が、フランジ挿着
体66の厚さに等しい距離だけ、炉心内モニタハウジン
グのフランジ6aに対して下向きに変位することを意味
する。炉心内モニタ計測器8を同じ高さに保つ為、フラ
ンジ挿着体66の厚さに等しい高さを持つ封じ挿着体7
2が、図3及び5に示す様に、円錐面8aと円錐形の座
54aの間に挿入される。封じ挿着体72は同心の円形
で円筒形の内面及び外面、並びに夫々円錐面8a及び円
錐形の座54aと同形になる様な形にした円錐形の端面
を持つ金属リングである。この為、炉心内モニタ計測器
8は封じリング72の上側の円錐形端面に坐着し、それ
によって支持される。
【0018】図5に一番よく示されている様に、本発明
の歪みゲージ計測器は、フランジ挿着体66、肉厚の薄
い外側管74及び肉厚の薄い内側管76で構成される集
成体である。これらの管74、76の肉厚は4ミル
(0.1mm)程度であることが好ましい。外側管74
の直径は内側管76の直径より大きく、内側管76が外
側管74の内側に同心になっている。2本のMI信号ケ
ーブルの夫々の部分が、管74、76の間の環状空間7
8内に螺旋状に巻かれる。この螺旋状の巻線は、図5に
示した管の底から開始され、図6に示す様に管74、7
6の頂部で終わる。管74、76の長さは、FIV試験
をする炉心内モニタハウジング6の長さに関係する。1
81.66吋(461.41cm)の長さを持つ既知の
炉心内モニタハウジングでは、管74、76は面80の
半径方向平面(図5参照)から約170吋(432c
m)の距離まで伸びる。
【0019】図6に示す様に、信号ケーブル82、8
2′は管74、76の間の環状空間78に通される。管
74、76の同心部分が螺旋形に点溶接されて、集成体
の剛性を高める。点溶着部84が信号ケーブルの間に位
置ぎめされる。信号ケーブル82、82′は、フランジ
挿着体66(図4参照)に形成された夫々のケーブルが
通抜ける様にする為の中孔86、86′へ、及び外側管
74に形成された夫々の通抜け用の孔(図に示してな
い)を介して、環状空間78に入る。通抜け用の中孔と
信号ケーブルとの間の空間は、RPVの内側及び外側の
間の圧力境界を保つ様に、溶接又はろう付けによって密
封される。信号ケーブル82、82′は管74、76の
頂部で環状空間78を出て行く。歪みゲージ64、6
4′が信号ケーブル82、82′のこう云う突出する端
に接続される。
【0020】管74、76の下端が、フランジ挿着体6
6に形成された環状溝88に一緒に圧接され、管押えリ
ング90(図5参照)によってそこに保持される。リン
グ90はスナップばめ形であって、通抜けのすき間を持
ち、これによってリングを撓めて、フランジ挿着体66
の中心の中孔の直径が一層小さくなった部分にはめるこ
とが出来る。撓めたリングを環状溝88と軸方向に整合
させた時、リングを離して半径方向外向きにスナップ式
に、管74、76の圧接ばめに形成された環状溝にはま
り込む様にする。その後、リングの両端を突合せ溶接
し、こうして管74、76をフランジ挿着体にしっかり
と結合する。この結合によって、管集成体の剛性が更に
高められる。集成体全体は1個の装置として取り扱うこ
とが出来、こうして歪みゲージ及びその中に入っている
MI信号ケーブルの取付け及び取外しを容易にする。
【0021】特別の挿入方法を使って、炉心内モニタハ
ウジング6の内側に集成体を損傷のない様に取付けるこ
とが出来る様にする。この方法は、挿入用の道具として
心棒92(図6参照)を用いる。心棒は単に、1端にの
み半径方向外向きのフランジ(図に示してない)を持つ
円形で円筒形のパイプである。円筒形の心棒本体の直径
は内側管76の直径より小さく、心棒の本体を管集成体
の内側に滑り込ませることが出来る様になっている。心
棒のフランジの直径は内側管の直径より大きくして、こ
のフランジがフランジ挿着体66を支持することが出来
る様にする。この支持作用により、炉心内モニタハウジ
ング6の内側に集成体を挿入するのが容易になる。
【0022】心棒は、心棒と集成体を結合した時に、そ
の上端が内側管76の上端より上方に伸びる位の長さを
持っている。その時、MI信号ケーブルの突出している
端に取付けられた2つの歪みゲージが、心棒の外周面に
接着されて、炉心内モニタハウジング6の中に集成体を
挿入する間、歪みゲージを一時的に固定する。集成体を
挿入する前、ガスケット68を上端から取付け、図示の
様にフランジ挿着体66の上に正しく位置ぎめしなけれ
ばならない。挿入の際、集成体が心棒92のフランジ上
に支持される。この心棒が適当な工具により、炉心内モ
ニタハウジング6の中へと押し上げられる。集成体が最
終位置にある時、即ち、フランジ挿着体66が炉心内モ
ニタハウジングのフランジ6aに接する時、適当な工具
を使って、心棒を取り外す間、一時的にフランジ挿着体
を所定位置に保持する。心棒を滑り出させる間、心棒を
引っ張り出す時に信号ケーブルによって加えられる張力
により、歪みゲージが心棒から離される。心棒をすっか
り取り出した後、密封リング72を炉心内モニタ計測器
フランジ54上の所定位置に配置し、その後このフラン
ジをボルトで締め付け、こうしてフランジ挿着体66を
挟み込んで管集成体を炉心内モニタハウジング6に対し
て固定する。
【0023】手順の次の工程は、炉心内モニタハウジン
グを上から入れることにより、歪みゲージを炉心内モニ
タハウジング6の内面に溶接することである。その後、
(図2及び3に溶着部Wで示すように)計測器案内管4
を炉心内モニタハウジング6に溶接する。手順の次の工
程は、上から炉心内モニタ計測器8を取付けることであ
る。炉心内モニタ・ハウジング6の内面に溶接されてい
る歪みゲージ64、64′は、炉心内モニタ計測器8の
通路の外側にある。円錐面8aが密封リング72の上端
に形成された向かい合う円錐形の座に坐着するまで、計
測器8が内側管76に入って下向きに摺動する。その
後、炉心内ナット60をきつくねじ込むことにより、炉
心内モニタ計測器8を所定位置に固定する。
【0024】こうして、炉心内モニタ・ハウジング6の
内側に集成体を摺動自在に挿入する間、MI信号ケーブ
ル82、82′は外側管74の障壁があることによって
損傷から保護される。同様に、集成体の中に計測器8を
摺動自在に挿入する際、内側管76の障壁があることに
よってMI信号ケーブル82、82′が損傷から保護さ
れる。FIV試験が完了した後、歪みゲージ及びMI信
号ケーブルを取外さなければならない。これは炉心内ナ
ット60を緩め、計測器案内管4の頂部から炉心内モニ
タ計測器8を引っ張り出し、炉心内モニタハウジングの
フランジ6aから炉心内モニタ計測器フランジ54のボ
ルトを外し、炉心内モニタハウジング6の底から集成体
を引っ張り出して、溶接された歪みゲージ64、64′
を後に残すことによって達成される。歪みゲージは、夫
々の信号ケーブル82、82′の端から離される。その
後、炉心内モニタハウジングの中孔のリーマ作業によ
り、歪みゲージが取り出される。案内管4の上端を一時
的に塞いでおくことにより、原子炉の冷却材の水が炉心
内モニタハウジング6から漏れ出すのを防止する。その
後、炉心内モニタ計測器フランジ54、炉心内モニタ計
測器8及び炉心内ナット60を普通の様に再び取付ける
ことが出来る。
【0025】例として、本発明の好ましい実施例の歪み
ゲージ計測器を説明した。原子炉を監視する装置の設計
の分野の当業者であれば、本発明の考えを逸脱せずに、
こゝに説明した構造に種々の変更が容易に考えられよ
う。例えば、本発明は歪みゲージと共に使われる装置、
又は炉心内モニタハウジングに取付けられる装置に制限
されない。更に、好ましい実施例では、信号ケーブルの
通抜け部の密封が、溶接又はろう付けによって行なわれ
るが、例えば銀のはんだ付け、圧縮形のはめ合わせ又は
スウェージ作業の様な他の任意の普通の密封方法を使う
ことが出来る。この様な全ての変更は、特許請求の範囲
内に含まれることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】普通のBWRを一部分切欠いて示す簡略斜視
図。
【図2】本発明の好ましい実施例による歪みゲージ計測
器を取付けた炉心内モニタハウジングの側面図。
【図3】炉心内モニタハウジングに取付けた本発明の好
ましい実施例の歪みゲージ計測器の縦断面図。
【図4】図3に示す装置に使われるフランジ挿着体を通
る半径方向平面で切った横断面図。
【図5】管集成体とフランジ挿着体との間の結合部を含
む図3の一部分の詳細図。
【図6】本発明の好ましい実施例に従って同心の肉厚の
薄い管の間の環状空間内に螺旋形に巻いた1対のMI信
号ケーブルを示す側面図。
【符号の説明】
4 計測器案内管 6 炉心内モニタハウジング 6a 炉心内モニタハウジングのフランジ 8 炉心内モニタ計測器 54 炉心内モニタ計測器フランジ 64 歪みゲージ 66 フランジ挿着体 74 外側管 76 内側管 82 信号ケーブル 86 信号ケーブル通抜け用の中孔 88 環状溝 90 管押えリング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の容器の底部ヘッド(10a)を
    上向きに通ってその内部に入り込む円筒形ハウジング
    (6)の流れによって誘起される振動を監視する振動監
    視装置に於て、 前記円筒形ハウジングの内面に取付けられた振動センサ
    (64)と、該振動センサに結合されていて、前記容器
    の外部まで伸びている信号ケーブル(82)とを有する
    ことを特徴とする振動監視装置。
  2. 【請求項2】 前記信号ケーブルの内、前記円筒形ハウ
    ジングの内側にある第1の部分を保護する保護手段(7
    4,76)と、前記信号ケーブルの内、前記容器の内部
    と外部との間の圧力境界を通る第2の部分を通す通抜け
    手段(82)とを有する請求項1記載の振動監視装置。
  3. 【請求項3】 前記保護手段が、肉厚の薄い外側管(7
    4)及び肉厚の薄い内側管(76)で構成され、該内側
    管は前記外側管の内側に同心に配置されていて、その間
    に環状空間(78)を形成し、前記信号ケーブルの前記
    第1の部分が該環状空間内に配置されている請求項2記
    載の振動監視装置。
  4. 【請求項4】 前記信号ケーブルの前記第1の部分が前
    記内側管の周りに螺旋形に巻付けられている請求項3記
    載の振動監視装置。
  5. 【請求項5】 前記内側管及び外側管が互いに点溶接さ
    れている請求項3記載の振動監視装置。
  6. 【請求項6】 前記内側管及び外側管の肉厚が何れも4
    ミル(0.1mm)程度である請求項3記載の振動監視
    装置。
  7. 【請求項7】 前記通抜け手段が、1対のフランジ(6
    a、54)の間に挟まれるフランジ挿着体(66)に形
    成された中孔(86)及び前記外側管に形成された孔で
    構成されており、前記1対のフランジの内の一方は前記
    円筒形ハウジングに一体に結合されており、更に、前記
    中孔が前記環状空間と連通する様に、前記内側管及び外
    側管を前記フランジ挿着体に取付ける手段が設けられて
    いる請求項3記載の振動監視装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記中孔と前記信号ケーブルの第
    2の部分との間の空間を密封して前記圧力境界を形成す
    る密封手段を有する請求項7記載の振動監視装置。
  9. 【請求項9】 前記密封手段が融着したろう又は溶接材
    料で構成されている請求項8記載の振動監視装置。
  10. 【請求項10】 前記取付ける手段が、前記フランジ挿
    着体の内周面に形成された環状溝(88)に坐着する突
    合せ溶接の端を持つスナップリングで構成されている請
    求項3記載の振動監視装置。
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