JPH07324127A - ポリカーボネートの製造法 - Google Patents
ポリカーボネートの製造法Info
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- JPH07324127A JPH07324127A JP5338969A JP33896993A JPH07324127A JP H07324127 A JPH07324127 A JP H07324127A JP 5338969 A JP5338969 A JP 5338969A JP 33896993 A JP33896993 A JP 33896993A JP H07324127 A JPH07324127 A JP H07324127A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/252—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
- G11B7/253—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates
- G11B7/2533—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins
- G11B7/2534—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins polycarbonates [PC]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G64/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G64/20—General preparatory processes
- C08G64/22—General preparatory processes using carbonyl halides
- C08G64/24—General preparatory processes using carbonyl halides and phenols
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ジフエノールの水性アルカリ金属塩溶液を、
芳香族オリゴカーボネート及び芳香族ポリカーボネート
を溶解し且つそれ自体水と混和しない溶媒又は溶媒混合
物の存在下でホスゲン化することから成る熱可塑性芳香
族ポリカーボネートの連続相界面重縮合による製造に際
して、高収率及び良好な相分離を達成する。 【構成】 反応終了後に得られる水性反応相の一部分
を、油/水乳化液が直接形成され且つこれが反応期間中
3つの反応器において維持されるような量で、原料と一
緒にホスゲン化反応器に返送する。
芳香族オリゴカーボネート及び芳香族ポリカーボネート
を溶解し且つそれ自体水と混和しない溶媒又は溶媒混合
物の存在下でホスゲン化することから成る熱可塑性芳香
族ポリカーボネートの連続相界面重縮合による製造に際
して、高収率及び良好な相分離を達成する。 【構成】 反応終了後に得られる水性反応相の一部分
を、油/水乳化液が直接形成され且つこれが反応期間中
3つの反応器において維持されるような量で、原料と一
緒にホスゲン化反応器に返送する。
Description
【0001】本発明は、ホスゲン、ジフエノール、分子
鎖停止剤及び随意分岐鎖剤を含有する原料から、ジフエ
ノールの水性アルカリ金属塩溶液を、芳香族オリゴカー
ボネート及び芳香族ポリカーボネートを溶解し且つそれ
自体水と混和しない溶媒又は溶媒混合物の存在下、8〜
14のpH値において、重縮合触媒及び直列に配置され
た3つの反応器を用いてホスゲン化する相界面縮合法に
より熱可塑性の芳香族ポリカーボネートを製造する方法
に関する。
鎖停止剤及び随意分岐鎖剤を含有する原料から、ジフエ
ノールの水性アルカリ金属塩溶液を、芳香族オリゴカー
ボネート及び芳香族ポリカーボネートを溶解し且つそれ
自体水と混和しない溶媒又は溶媒混合物の存在下、8〜
14のpH値において、重縮合触媒及び直列に配置され
た3つの反応器を用いてホスゲン化する相界面縮合法に
より熱可塑性の芳香族ポリカーボネートを製造する方法
に関する。
【0002】相界面法によるポリカーボネートの製造法
においては、原料の高収率及び良好な相分離が達成され
るように反応を制御することが重要である。高い原料収
率は経済的ばかりでなく生態学的観点からも有利であ
る。良好な相分離は生成物の高品質を得る予備条件であ
る。
においては、原料の高収率及び良好な相分離が達成され
るように反応を制御することが重要である。高い原料収
率は経済的ばかりでなく生態学的観点からも有利であ
る。良好な相分離は生成物の高品質を得る予備条件であ
る。
【0003】斯くして独国公開特許第2,305,144
号は、水性ジフエノール溶液を混合域においてアミンの
存在下にホスゲンと一緒にし、次いで反応経路の最初の
部分においてホスゲン化を進行させるというポリカーボ
ネートの連続製造法を記述している。続いて反応器の第
2の部分においてのみ溶媒を添加して反応を完了させ
る。この方法の1つの欠点は、大過剰のホスゲンと多量
の水性反応相の使用であり、これが廃液となつて処理し
なければならないことである。多量の水性反応相はホス
ゲンの副反応も促進する。
号は、水性ジフエノール溶液を混合域においてアミンの
存在下にホスゲンと一緒にし、次いで反応経路の最初の
部分においてホスゲン化を進行させるというポリカーボ
ネートの連続製造法を記述している。続いて反応器の第
2の部分においてのみ溶媒を添加して反応を完了させ
る。この方法の1つの欠点は、大過剰のホスゲンと多量
の水性反応相の使用であり、これが廃液となつて処理し
なければならないことである。多量の水性反応相はホス
ゲンの副反応も促進する。
【0004】独国公開特許第2,434,939号によれ
ば、2相界面法によつて製造されるポリカーボネートの
性質が、pHの調節による反応の制御によつて改善され
る。用いるホスゲンの大過剰は不利であり、工程は連続
式でない。
ば、2相界面法によつて製造されるポリカーボネートの
性質が、pHの調節による反応の制御によつて改善され
る。用いるホスゲンの大過剰は不利であり、工程は連続
式でない。
【0005】ヨーロツパ特許第282,546号の教示
によれば、相界面法において安定なジフエノール/水/
水酸化ナトリウム懸濁液及びホスゲンを、反応器に含ま
れる有機相に同時且つ連続的に導入し、続いて反応生成
物を分離するならば、クロロホルミル末端基を含む縮合
物が高ホスゲン収率で得られる。この反応中、pHは2
〜5の値に調節される。
によれば、相界面法において安定なジフエノール/水/
水酸化ナトリウム懸濁液及びホスゲンを、反応器に含ま
れる有機相に同時且つ連続的に導入し、続いて反応生成
物を分離するならば、クロロホルミル末端基を含む縮合
物が高ホスゲン収率で得られる。この反応中、pHは2
〜5の値に調節される。
【0006】この場合の欠点は、懸濁液を供給すること
の技術的難点及びホスゲン化に必要な時間をかなり増大
させる低pHにある。重縮合のための手段は記述されて
いない。
の技術的難点及びホスゲン化に必要な時間をかなり増大
させる低pHにある。重縮合のための手段は記述されて
いない。
【0007】ヨーロツパ特許第434,888号によれ
ば、改良された熱安定性及び改良された色を有するポリ
カーボネートが、工程を特別な寸法の小滴を含む水/油
乳化液で行う場合に得られる。
ば、改良された熱安定性及び改良された色を有するポリ
カーボネートが、工程を特別な寸法の小滴を含む水/油
乳化液で行う場合に得られる。
【0008】ヨーロツパ特許第263,432号は、ク
ロロホルミル末端基を含む縮合物、即ちポリカーボネー
トが水性ジフエノレート溶液及び有機ホスゲン溶液か
ら、8〜11のpH値及び15〜50℃の温度且つ少く
とも10モル%のホスゲン過剰量下に相を混合し、そし
てアルカリ金属又はアルカリ土類液を添加しつつホスゲ
ン化を進めることにより製造されることを開示する。好
適な相比は水:油0.4:1〜1:1であり、これが水
の続く添加によつて維持される。
ロロホルミル末端基を含む縮合物、即ちポリカーボネー
トが水性ジフエノレート溶液及び有機ホスゲン溶液か
ら、8〜11のpH値及び15〜50℃の温度且つ少く
とも10モル%のホスゲン過剰量下に相を混合し、そし
てアルカリ金属又はアルカリ土類液を添加しつつホスゲ
ン化を進めることにより製造されることを開示する。好
適な相比は水:油0.4:1〜1:1であり、これが水
の続く添加によつて維持される。
【0009】独国公開特許第2,725,967号は、連
続法のホスゲン収量が、最初に水性アルカリ金属ジフエ
ノール溶液を管中で有機ホスゲン溶液と一緒にし、次い
でこれらの成分をタンク型反応器に導入することで有利
になると教示している。管内の滞留時間は0.5〜15
秒間であるべきである。この方法は、ホスゲン化が反応
終了後に相分離せしめるのに好ましくない相比(油:水
=0.2〜1)で起こるという欠点をもつ。
続法のホスゲン収量が、最初に水性アルカリ金属ジフエ
ノール溶液を管中で有機ホスゲン溶液と一緒にし、次い
でこれらの成分をタンク型反応器に導入することで有利
になると教示している。管内の滞留時間は0.5〜15
秒間であるべきである。この方法は、ホスゲン化が反応
終了後に相分離せしめるのに好ましくない相比(油:水
=0.2〜1)で起こるという欠点をもつ。
【0010】ヨーロツパ特許第306,838A2号に
よれば、自動塩化物検出器を用いてホスゲンをその場で
監視する。反応の化学的バラツキはこの方法では検知さ
れ且つ相殺される。ポリカーボネートの工業的性質は改
善される。この方法の基本的な思想は、未反応のジフエ
ノレートを工程に返送することである。しかしながらこ
の方法の1つの欠点は、未反応のジフエノールを返送す
る工程のわずらわしさとホスゲンの副反応にある。
よれば、自動塩化物検出器を用いてホスゲンをその場で
監視する。反応の化学的バラツキはこの方法では検知さ
れ且つ相殺される。ポリカーボネートの工業的性質は改
善される。この方法の基本的な思想は、未反応のジフエ
ノレートを工程に返送することである。しかしながらこ
の方法の1つの欠点は、未反応のジフエノールを返送す
る工程のわずらわしさとホスゲンの副反応にある。
【0011】ヨーロツパ特許第339,503A2号に
よれば、ホスゲンの副反応は特に水酸化ナトリウム溶液
が高初期濃度であるならば増大する。この特許明細書に
おいては、従つてジフエノール/水酸化ナトリウム/水
溶液は2:1以下(アルカリの当量以下)のアルカリ金
属/ジフエノール比で有機フエノール溶液に添加され、
そして300〜3000g/モルの分子量を有するオリ
ゴマーを第1の反応段階で生成せしめる。水と油の相比
は1より大きく、従つて水の消費は高い。更にホスゲン
の副反応は依然と好ましくない。
よれば、ホスゲンの副反応は特に水酸化ナトリウム溶液
が高初期濃度であるならば増大する。この特許明細書に
おいては、従つてジフエノール/水酸化ナトリウム/水
溶液は2:1以下(アルカリの当量以下)のアルカリ金
属/ジフエノール比で有機フエノール溶液に添加され、
そして300〜3000g/モルの分子量を有するオリ
ゴマーを第1の反応段階で生成せしめる。水と油の相比
は1より大きく、従つて水の消費は高い。更にホスゲン
の副反応は依然と好ましくない。
【0012】ヨーロツパ特許第305,691A2号に
よれば、強力な混合によつて得られる細かい乳化液は、
非常に高いホスゲン過剰量(20〜100モル%)を許
容しつつ2相界面法で反応を進行させるのに有利であ
る。反応器に導入される多量のホスゲンは反応の開始時
における乳化液の激しい混合にも拘らず良好な相分離を
保証する。しかしながらホスゲンの収量はかなり不満足
である。
よれば、強力な混合によつて得られる細かい乳化液は、
非常に高いホスゲン過剰量(20〜100モル%)を許
容しつつ2相界面法で反応を進行させるのに有利であ
る。反応器に導入される多量のホスゲンは反応の開始時
における乳化液の激しい混合にも拘らず良好な相分離を
保証する。しかしながらホスゲンの収量はかなり不満足
である。
【0013】米国特許第4,847,352号、第5,0
37,941号及び第5,037,942号によれば、反
応物を静置混合器中で混合して細かい水性分散液を生成
させ、続いて粗い分散液に至らしめる。これらの分散及
び反応の段階は反応が終了するまで繰返される。
37,941号及び第5,037,942号によれば、反
応物を静置混合器中で混合して細かい水性分散液を生成
させ、続いて粗い分散液に至らしめる。これらの分散及
び反応の段階は反応が終了するまで繰返される。
【0014】相界面法によるポリカーボネートの連続式
製造は、しばしば大過剰のホスゲン及び/又は好ましく
ない相比を必要とし、またしばしばさもなければ反応終
了後に分離及び洗浄の問題が起こるので水を高量必要と
する。
製造は、しばしば大過剰のホスゲン及び/又は好ましく
ない相比を必要とし、またしばしばさもなければ反応終
了後に分離及び洗浄の問題が起こるので水を高量必要と
する。
【0015】満足しうる相分離の効果は多量の水を反応
に用いることによつて達成される。しかしながらこれは
原料の収量を犠牲にし、斯くして生成物の品質及び生成
物の性質の再現性を犠牲にしてでのことである。
に用いることによつて達成される。しかしながらこれは
原料の収量を犠牲にし、斯くして生成物の品質及び生成
物の性質の再現性を犠牲にしてでのことである。
【0016】現在驚くことに、相界面法によるポリカー
ボネートの製造は、水性相が高電解質含量である油/水
乳化液を用いて全工程を行うならば、原料の高収率、分
子量の一定さ及び再現性、並びに反応乳化液の優秀な分
離を伴つて非常に経済的に進行することが発見された。
ボネートの製造は、水性相が高電解質含量である油/水
乳化液を用いて全工程を行うならば、原料の高収率、分
子量の一定さ及び再現性、並びに反応乳化液の優秀な分
離を伴つて非常に経済的に進行することが発見された。
【0017】本発明による方法は、反応の終了後に得ら
れる水性反応相を、油/水乳化液が直接生成し且つ全反
応時間にわたつて維持されるような量で原料と一緒にホ
スゲン化反応器に一部返送するということに特色があ
る。驚くことに、文献に議論されている副反応は、高電
解質含量の場合には多量の水性相によつて促進されない
ということが発見された。逆に原料の量は減ずることが
できる。
れる水性反応相を、油/水乳化液が直接生成し且つ全反
応時間にわたつて維持されるような量で原料と一緒にホ
スゲン化反応器に一部返送するということに特色があ
る。驚くことに、文献に議論されている副反応は、高電
解質含量の場合には多量の水性相によつて促進されない
ということが発見された。逆に原料の量は減ずることが
できる。
【0018】本発明による方法は、驚くことに持続的に
再現性のある相分離をもたらし、有機相には少量の水し
か残留しない。更に電解質を除くのに粗ポリカーボネー
ト溶液を洗浄するのにも利点が見出された。押出し工程
中での添加剤との反応は抑制される。更に連続法で得ら
れる分子量は狭い限界内に維持することができる。更に
廃液の量を減ずるためにジフエノールの水性アルカリ金
属塩溶液を高濃度で用いうることも有利である。ホスゲ
ンの過剰量はポリカーボネートの品質を失わさせずに及
び/又は水性反応相中のジフエノール及びフエノール含
量を増加させずに実質的に減ずることができるというこ
とも他の利点である。廃液中の塩の特定量及び廃液中の
ジ及びモノフエノールの量も減ぜられる。
再現性のある相分離をもたらし、有機相には少量の水し
か残留しない。更に電解質を除くのに粗ポリカーボネー
ト溶液を洗浄するのにも利点が見出された。押出し工程
中での添加剤との反応は抑制される。更に連続法で得ら
れる分子量は狭い限界内に維持することができる。更に
廃液の量を減ずるためにジフエノールの水性アルカリ金
属塩溶液を高濃度で用いうることも有利である。ホスゲ
ンの過剰量はポリカーボネートの品質を失わさせずに及
び/又は水性反応相中のジフエノール及びフエノール含
量を増加させずに実質的に減ずることができるというこ
とも他の利点である。廃液中の塩の特定量及び廃液中の
ジ及びモノフエノールの量も減ぜられる。
【0019】本発明の方法による高分子量ポリカーボネ
ートの製造に使用しうるジフエノールは、アルカリ金属
水酸化物例えば水酸化ナトリウム又はカリウムと水溶性
のアルカリ金属塩を形成するものである。アルカリ土類
の液も使用しうる。この条件は実質的にすべての公知の
ジフエノール及びこれらの混合物に当てはまる。
ートの製造に使用しうるジフエノールは、アルカリ金属
水酸化物例えば水酸化ナトリウム又はカリウムと水溶性
のアルカリ金属塩を形成するものである。アルカリ土類
の液も使用しうる。この条件は実質的にすべての公知の
ジフエノール及びこれらの混合物に当てはまる。
【0020】一般式HO−Z−OHに相当する、但しZ
が異なる置換基を有していてよい1つ又はそれ以上の芳
香核を示すジフエノールは好適である。置換基は脂肪族
又は脂環族基或いは水、塩素又は臭素であつてよい。脂
肪族又は脂環族基を含有しうる架橋員或いはヘテロ原子
は2つの芳香核の間に存在していてもよい。次のものは
例である:ハイドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロ
キシジフエノール、ビス−(ヒドロキシフエニル)−ア
ルカン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−シクロアルカ
ン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−スルフイド、ビス
−(ヒドロキシフエニル)−エーテル、ビス−(ヒドロ
キシフエニル)−ケトン、ビス−(ヒドロキシフエニ
ル)−スルホン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−スル
ホキシド、1,1′−ビス−(ヒドロキシフエニル)−
ジイソプロピルベンゼン及びこれらの、アルキル又はハ
ロゲン核置換誘導体。
が異なる置換基を有していてよい1つ又はそれ以上の芳
香核を示すジフエノールは好適である。置換基は脂肪族
又は脂環族基或いは水、塩素又は臭素であつてよい。脂
肪族又は脂環族基を含有しうる架橋員或いはヘテロ原子
は2つの芳香核の間に存在していてもよい。次のものは
例である:ハイドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロ
キシジフエノール、ビス−(ヒドロキシフエニル)−ア
ルカン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−シクロアルカ
ン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−スルフイド、ビス
−(ヒドロキシフエニル)−エーテル、ビス−(ヒドロ
キシフエニル)−ケトン、ビス−(ヒドロキシフエニ
ル)−スルホン、ビス−(ヒドロキシフエニル)−スル
ホキシド、1,1′−ビス−(ヒドロキシフエニル)−
ジイソプロピルベンゼン及びこれらの、アルキル又はハ
ロゲン核置換誘導体。
【0021】これらの及び他の適当なジフエノールは、
例えば米国特許第4,982,014号、第3,028,3
65号、第2,999,835号、第3,148,172
号、第3,275,601号、第2,991,273号、第
3,271,367号、第3,062,781号、第2,9
70,131号及び第2,999,846号、独国公開特
許第1570703号、第2063050号、第206
3052号及び第2211956号、並びに仏国特許第
1,561,518号に記述されている。
例えば米国特許第4,982,014号、第3,028,3
65号、第2,999,835号、第3,148,172
号、第3,275,601号、第2,991,273号、第
3,271,367号、第3,062,781号、第2,9
70,131号及び第2,999,846号、独国公開特
許第1570703号、第2063050号、第206
3052号及び第2211956号、並びに仏国特許第
1,561,518号に記述されている。
【0022】好適なジフエノールは特に2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフエニル)−プ
ロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
(4−ヒドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフエニル)−プ
ロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
シクロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
【0023】分子鎖停止剤及び随意の分岐鎖剤の量及び
種類は、ヘスゲン化の前、中又は後に、但し高分子量の
ポリカーボネートへ反応させる前にジフエノールに添加
することができる。適当な分子鎖停止剤は、公知のモノ
フエノール例えばフエノール自体、C1〜C10アルキル
フエノール例えばp−tert−ブチルフエニル及びp
−クレゾール並びにハロゲン化フエノール例えばp−ク
ロロフエノール及び2,4,6−トリブロモフエノールを
含む。フエノール、クミルフエノール、イソオクチルフ
エノール及びp−tert−ブチルフエノールは好適な
分子鎖停止剤である。
種類は、ヘスゲン化の前、中又は後に、但し高分子量の
ポリカーボネートへ反応させる前にジフエノールに添加
することができる。適当な分子鎖停止剤は、公知のモノ
フエノール例えばフエノール自体、C1〜C10アルキル
フエノール例えばp−tert−ブチルフエニル及びp
−クレゾール並びにハロゲン化フエノール例えばp−ク
ロロフエノール及び2,4,6−トリブロモフエノールを
含む。フエノール、クミルフエノール、イソオクチルフ
エノール及びp−tert−ブチルフエノールは好適な
分子鎖停止剤である。
【0024】使用される分岐鎖剤は3又は4つ或いは4
つ以上の官能基を有するもの、特に3つ又は3つ以上の
フエノール性ヒドロキシル基を有するものである。これ
らの化合物の量は分岐鎖剤に関して通常観察される0.
05〜2モル%の範囲内に維持すべきである。但し、こ
れらのパーセントは導入したジフエノールの量に基づ
く。
つ以上の官能基を有するもの、特に3つ又は3つ以上の
フエノール性ヒドロキシル基を有するものである。これ
らの化合物の量は分岐鎖剤に関して通常観察される0.
05〜2モル%の範囲内に維持すべきである。但し、こ
れらのパーセントは導入したジフエノールの量に基づ
く。
【0025】次のものは3つ又は3つ以上のフエノール
性水酸基をもつ適当な分岐鎖剤のいくつかの例である:
2,4−ビス−(4−ヒドロキシフエニル−イソプロピ
ル)−フエノール、2,6−ビス−(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルベンジル)−4−メチルフエノール、2
−(4−ヒドロキシフエニル)−2−(2,4−ジヒド
ロキシフエニル)−プロパン、1,1,1−トリス−[4
−ヒドロキシフエニル)−エタン及び1,4−ビス−
(4,4′−ジヒドロキシトリフエニル−メチル)−ベ
ンゼン。3官能性化合物の更なる例は、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸、トリメリツト酸、シアスル酸クロリ
ド、3,3−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−2−
オキソ−2,3−ジヒドロインドール及び3,3−ビス−
(4−ヒドロキシ−3−メチル−フエニル)−2−オキ
ソ−2,3−ジヒドロインドールである。
性水酸基をもつ適当な分岐鎖剤のいくつかの例である:
2,4−ビス−(4−ヒドロキシフエニル−イソプロピ
ル)−フエノール、2,6−ビス−(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルベンジル)−4−メチルフエノール、2
−(4−ヒドロキシフエニル)−2−(2,4−ジヒド
ロキシフエニル)−プロパン、1,1,1−トリス−[4
−ヒドロキシフエニル)−エタン及び1,4−ビス−
(4,4′−ジヒドロキシトリフエニル−メチル)−ベ
ンゼン。3官能性化合物の更なる例は、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸、トリメリツト酸、シアスル酸クロリ
ド、3,3−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−2−
オキソ−2,3−ジヒドロインドール及び3,3−ビス−
(4−ヒドロキシ−3−メチル−フエニル)−2−オキ
ソ−2,3−ジヒドロインドールである。
【0026】使用しうる溶媒は選択した反応の温度及び
圧力においてオリゴ及びポリカーボネートを溶解し且つ
水と(溶液の意味において)実質的に混和しないいずれ
かの溶媒であつてよい。塩素化炭化水素例えば塩化メチ
レン/又はジクロロベンゼンは好適に使用される。
圧力においてオリゴ及びポリカーボネートを溶解し且つ
水と(溶液の意味において)実質的に混和しないいずれ
かの溶媒であつてよい。塩素化炭化水素例えば塩化メチ
レン/又はジクロロベンゼンは好適に使用される。
【0027】これらの溶媒は単独で又は種々の組成の混
合物で使用することができる。クロロベンゼンを単独で
用いる場合、ポリカーボネートの、クロロベンゼン中の
工業的に有用な濃度を得るために反応に対して及び洗浄
に対して高操作温度を用いることが必要である。ベンゼ
ン同族体も溶媒として使用しうる。
合物で使用することができる。クロロベンゼンを単独で
用いる場合、ポリカーボネートの、クロロベンゼン中の
工業的に有用な濃度を得るために反応に対して及び洗浄
に対して高操作温度を用いることが必要である。ベンゼ
ン同族体も溶媒として使用しうる。
【0028】技術的に重要な2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフエニル)−プロパンに基づくポリカーボネート
に対して好適な溶媒組合物は塩化メチレン及びトルエン
の混合物であり、これはすべての工程段階で使用しう
る。該溶媒を含む溶液中のポリカーボネートの濃度は5
〜30%である。
ロキシフエニル)−プロパンに基づくポリカーボネート
に対して好適な溶媒組合物は塩化メチレン及びトルエン
の混合物であり、これはすべての工程段階で使用しう
る。該溶媒を含む溶液中のポリカーボネートの濃度は5
〜30%である。
【0029】相界面法に対して記述される多くの重縮合
触媒の中で、トリアルキルアミン、N−エチル−ピロリ
ドン、N−エチルピロリドン、N−エチルピペリジン、
N−エチルモルフオリン、N−イソプロピルピペリジン
及びN−イソプロピルモルフオリンが特に挙げられる。
トリエチルアミン及びN−エチルピペリジンは特に適当
である。
触媒の中で、トリアルキルアミン、N−エチル−ピロリ
ドン、N−エチルピロリドン、N−エチルピペリジン、
N−エチルモルフオリン、N−イソプロピルピペリジン
及びN−イソプロピルモルフオリンが特に挙げられる。
トリエチルアミン及びN−エチルピペリジンは特に適当
である。
【0030】熱交換器を含む反応ループ、熱の制御しう
る撹拌機つき容器及び種々の形の熱の制御しうる流れ管
(flow tube)は適当な反応器である。すべての時点で
及び装置全体に激しく撹拌しうることはすべての反応器
に共通である。適当な流れ管は、滞留域及び混合域にお
いて必要な滞留時間を与えるように作られたものであ
る。この種の流れ管は主に独国特許公報第192030
2号及び米国特許第3,674,740号に記述されてい
る。上市されている種々の静置混合機も乳化液の維持に
適当である。これらの反応器の好適な直列配置は、本発
明の方法で使用され、1つのポンプ循環反応器及び直列
式に配置された2つの滞留反応器を含んでなる(独国特
許公報第1920302号を参照)。但しこれらの反応
器はそれぞれ混合及び滞留域を有するものである。
る撹拌機つき容器及び種々の形の熱の制御しうる流れ管
(flow tube)は適当な反応器である。すべての時点で
及び装置全体に激しく撹拌しうることはすべての反応器
に共通である。適当な流れ管は、滞留域及び混合域にお
いて必要な滞留時間を与えるように作られたものであ
る。この種の流れ管は主に独国特許公報第192030
2号及び米国特許第3,674,740号に記述されてい
る。上市されている種々の静置混合機も乳化液の維持に
適当である。これらの反応器の好適な直列配置は、本発
明の方法で使用され、1つのポンプ循環反応器及び直列
式に配置された2つの滞留反応器を含んでなる(独国特
許公報第1920302号を参照)。但しこれらの反応
器はそれぞれ混合及び滞留域を有するものである。
【0031】直列に配置された2つのポンプ循環反応
器、続く1つの流れ管も満足しうることがわかつた。
器、続く1つの流れ管も満足しうることがわかつた。
【0032】すべての反応段階において、pH値は8〜
14、好ましくは10〜13.5である。これらの値
は、ポンプ循環反応器中に必要とされる水酸化ナトリウ
ムの全量の一部を導入し且つ残りを第2又は3の反応器
に入る前に添加することによつて達成される。
14、好ましくは10〜13.5である。これらの値
は、ポンプ循環反応器中に必要とされる水酸化ナトリウ
ムの全量の一部を導入し且つ残りを第2又は3の反応器
に入る前に添加することによつて達成される。
【0033】平均滞留時間は、用いる反応器の種類に依
存する。一般に流れ管だけは短い滞留時間が必要であ
る。滞留時間は一般に数秒から30分間である。短い滞
留時間は最初の反応時間に対して有利である。これらの
範囲は10秒ないし30分間、好ましくは10秒ないし
15分間である。第2の反応段階に対しては1〜30分
間、好ましくは2〜15分間、そして第3の反応段階に
対しては2〜30分間、好ましくは2〜15分間の滞留
時間が選択される。滞留時間は用いる反応器中での混合
の強さ及び工程に導入されるジフエノールに非常に依存
する。
存する。一般に流れ管だけは短い滞留時間が必要であ
る。滞留時間は一般に数秒から30分間である。短い滞
留時間は最初の反応時間に対して有利である。これらの
範囲は10秒ないし30分間、好ましくは10秒ないし
15分間である。第2の反応段階に対しては1〜30分
間、好ましくは2〜15分間、そして第3の反応段階に
対しては2〜30分間、好ましくは2〜15分間の滞留
時間が選択される。滞留時間は用いる反応器中での混合
の強さ及び工程に導入されるジフエノールに非常に依存
する。
【0034】実施例のいずれかに示す1つの具体例にお
いて、本発明の方法は次の3つの段階で行われる。即ち
第1段階ではジフエノールの水性アルカリ金属塩溶液を
有機溶媒の存在下にホスゲンと反応させ、そして返送さ
れた水性反応相及びいくらかの時間遅れで添加される更
なる量のアルカリ金属液体並びに中間体組成物を、第2
段階においてモノフエノール及び更なる量の水酸化ナト
リウム溶液と反応させ続け、次いでこの第2の工程で得
られた中間生成物を第3の工程で縮合させて、ポリカー
ボネートを重縮合触媒の存在下に製造することが特色で
ある。
いて、本発明の方法は次の3つの段階で行われる。即ち
第1段階ではジフエノールの水性アルカリ金属塩溶液を
有機溶媒の存在下にホスゲンと反応させ、そして返送さ
れた水性反応相及びいくらかの時間遅れで添加される更
なる量のアルカリ金属液体並びに中間体組成物を、第2
段階においてモノフエノール及び更なる量の水酸化ナト
リウム溶液と反応させ続け、次いでこの第2の工程で得
られた中間生成物を第3の工程で縮合させて、ポリカー
ボネートを重縮合触媒の存在下に製造することが特色で
ある。
【0035】本発明の方法において、水性アルカリ金属
溶液中のジフエノールの濃度は、水性アルカリ金属溶液
に基づいて10〜40重量%、好ましくは15〜30重
量%であることが有利である。
溶液中のジフエノールの濃度は、水性アルカリ金属溶液
に基づいて10〜40重量%、好ましくは15〜30重
量%であることが有利である。
【0036】本発明の方法において、水性反応相が、ジ
フエノールの、アルカリ金属塩溶液、アルカリ液体、及
び返送される水性反応相からなる全反応相に基づくジフ
エノールの濃度が2.5〜25重量%、好ましくは2.5
〜15重量%、最も好ましくは2.5〜10重量%に相
当するような量で返送される場合に有利である。
フエノールの、アルカリ金属塩溶液、アルカリ液体、及
び返送される水性反応相からなる全反応相に基づくジフ
エノールの濃度が2.5〜25重量%、好ましくは2.5
〜15重量%、最も好ましくは2.5〜10重量%に相
当するような量で返送される場合に有利である。
【0037】本発明の方法において、反応は、水性反応
相が更に冷却しなくても溶媒の又は溶媒混合物の場合に
は最低沸点溶媒が反応器中において常圧下に沸点に達し
ないような量で返送され且つそのような程度まで予冷さ
れるように制御することが有利である。
相が更に冷却しなくても溶媒の又は溶媒混合物の場合に
は最低沸点溶媒が反応器中において常圧下に沸点に達し
ないような量で返送され且つそのような程度まで予冷さ
れるように制御することが有利である。
【0038】反応を行う好適な方法において、溶媒又は
溶媒混合物は返送された水性反応相の予冷なしに反応混
合物中に確立されるようになる温度よりも高い沸点を有
するように選択され、従つて冷却は一般に省略すること
ができる。
溶媒混合物は返送された水性反応相の予冷なしに反応混
合物中に確立されるようになる温度よりも高い沸点を有
するように選択され、従つて冷却は一般に省略すること
ができる。
【0039】本方法の好適な具体例を以下に記述する。
アルカリ性の水性ジフエノール溶液、返送された水性反
応相(常に全体の油/水乳化液を保証する量)、溶媒と
一緒のホスゲン及びpH8〜14を維持するために時間
差で添加される水酸化ナトリウム溶液を、反応コイル中
にポンプで循環されている乳化液中に導入する。反応器
を出た後、pHを維持するために更なる量の水酸化ナト
リウム溶液を反応乳化液に添加し、また必要な分子鎖止
剤もポンプで導入する。斯くして添加成分を含有する反
応乳化液を他の反応コイル中へ導入する。反応乳化液が
この反応器を出た後、重縮合触媒を添加し、乳化液をポ
ンプで流れ管に通し、高分子量ポリカーボネートを生成
せしめる。次いで乳化液を簡単な分離容器でその相に分
離する。水性反応相の一部を第1の反応段階に返送し、
残りを除去して廃水処理する。有機相を公知の方法で電
解質がなくなるまで洗浄する。ポリカーボネートは、公
知の方法に従い溶媒の蒸発によつて単離される。
アルカリ性の水性ジフエノール溶液、返送された水性反
応相(常に全体の油/水乳化液を保証する量)、溶媒と
一緒のホスゲン及びpH8〜14を維持するために時間
差で添加される水酸化ナトリウム溶液を、反応コイル中
にポンプで循環されている乳化液中に導入する。反応器
を出た後、pHを維持するために更なる量の水酸化ナト
リウム溶液を反応乳化液に添加し、また必要な分子鎖止
剤もポンプで導入する。斯くして添加成分を含有する反
応乳化液を他の反応コイル中へ導入する。反応乳化液が
この反応器を出た後、重縮合触媒を添加し、乳化液をポ
ンプで流れ管に通し、高分子量ポリカーボネートを生成
せしめる。次いで乳化液を簡単な分離容器でその相に分
離する。水性反応相の一部を第1の反応段階に返送し、
残りを除去して廃水処理する。有機相を公知の方法で電
解質がなくなるまで洗浄する。ポリカーボネートは、公
知の方法に従い溶媒の蒸発によつて単離される。
【0040】本発明の方法で得られる熱可塑性の芳香族
ポリカーボネートは、10,000〜100,000の重
量平均分子量(例えば25℃及びCH2Cl2 100m
l中0.5gの濃度においてCH2Cl2中での相対溶液
粘度を測定することにより、補正後に決定)を有するこ
とができる。
ポリカーボネートは、10,000〜100,000の重
量平均分子量(例えば25℃及びCH2Cl2 100m
l中0.5gの濃度においてCH2Cl2中での相対溶液
粘度を測定することにより、補正後に決定)を有するこ
とができる。
【0041】それは普通の装置で処理することにより、
いずれかの成形物及び製品例えばフイルム、糸、プレー
ト、ランプのハウジング、光学レンズ及びコンパクト・
デイスクを製造することができる。
いずれかの成形物及び製品例えばフイルム、糸、プレー
ト、ランプのハウジング、光学レンズ及びコンパクト・
デイスクを製造することができる。
【0042】普通の添加剤例えば安定剤、離型剤、難燃
剤、帯電防止剤、充填剤、繊維、衝撃強度改良剤など
は、本発明に従つて得られるポリカーボネートの単離工
程中或いはその加工前又は中に、熱可塑性ポリカーボネ
ートに対する普通の量で添加することができる。
剤、帯電防止剤、充填剤、繊維、衝撃強度改良剤など
は、本発明に従つて得られるポリカーボネートの単離工
程中或いはその加工前又は中に、熱可塑性ポリカーボネ
ートに対する普通の量で添加することができる。
【0043】本発明の方法で得られる熱可塑性ポリカー
ボネートは、ポリカーボネートに対する普通の分野で、
例えば電気的分野又は建設工業において、軽量化の目的
及び光学的な目的に、特に光学用デイスク及び音響用デ
イスクの分野において工業的に使用される。
ボネートは、ポリカーボネートに対する普通の分野で、
例えば電気的分野又は建設工業において、軽量化の目的
及び光学的な目的に、特に光学用デイスク及び音響用デ
イスクの分野において工業的に使用される。
【0044】
【実施例】実施例1 ビスフエノレート溶液88.4kg/時、塩化メチレン
50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒混合物
85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水性反応相
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液2.1
5kg/時を、熱交換器をもつポンプ循環反応器中へポ
ンプで送入した。ビスフエノレート溶液はビスフエノー
ルA 15重量%及びビスフエノールA 1モル当り水酸
化ナトリウム2モルを含有した。BPAの濃度は導入し
た水性相の量に基づいてビスフエノールA 5重量%で
あつた。
50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒混合物
85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水性反応相
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液2.1
5kg/時を、熱交換器をもつポンプ循環反応器中へポ
ンプで送入した。ビスフエノレート溶液はビスフエノー
ルA 15重量%及びビスフエノールA 1モル当り水酸
化ナトリウム2モルを含有した。BPAの濃度は導入し
た水性相の量に基づいてビスフエノールA 5重量%で
あつた。
【0045】温度を冷却により28℃に維持し、また平
均滞留時間は6.9分であつた。
均滞留時間は6.9分であつた。
【0046】撹拌及び滞留時間域からなる第1の熱の制
御しうる滞留反応器に導入する前に、この反応乳化液
に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重
量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.92kg
/時及び50%水酸化ナトリウム0.91kg/時を添
加した。
御しうる滞留反応器に導入する前に、この反応乳化液
に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重
量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.92kg
/時及び50%水酸化ナトリウム0.91kg/時を添
加した。
【0047】温度を31℃に調節した。平均滞留時間は
3.0分であつた。
3.0分であつた。
【0048】次いで塩化メチレン50重量部及びクロロ
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、反応乳
化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送入し
た。温度を36℃に調節した。平均滞留時間は3.0分
であつた。
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、反応乳
化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送入し
た。温度を36℃に調節した。平均滞留時間は3.0分
であつた。
【0049】この乳化液を観察すると、反応器を出た後
に自発的に相分離した。1lの測定ビーカー中におい
て、試料の分離時間は約1分であつた。粗ポリカーボネ
ート溶液の残存含水量は0.27%であつた。
に自発的に相分離した。1lの測定ビーカー中におい
て、試料の分離時間は約1分であつた。粗ポリカーボネ
ート溶液の残存含水量は0.27%であつた。
【0050】水性反応相にはOH- 0.23%、CO3 2-
0.41%、フエノール45ppm及びビスフエノール
A <10ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
0.41%、フエノール45ppm及びビスフエノール
A <10ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
【0051】この粗ポリカーボネート溶液から、公知の
方法に従つて酸で抽出することにより触媒を除去し、次
いで電解質を水洗により除去した。
方法に従つて酸で抽出することにより触媒を除去し、次
いで電解質を水洗により除去した。
【0052】ポリカーボネートを、押出し機中での溶媒
の蒸発により単離した。押出し機中において、ポリカー
ボネートに着色剤を添加して黄色の色調を相殺させ、チ
ヌビン(Tinuvin)350(チバ・ガイギー社)をUV
安定剤として混入した。
の蒸発により単離した。押出し機中において、ポリカー
ボネートに着色剤を添加して黄色の色調を相殺させ、チ
ヌビン(Tinuvin)350(チバ・ガイギー社)をUV
安定剤として混入した。
【0053】このポリカーボネートに対して次のデータ
を決定した:相対粘度1.267、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基90ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.4%、遊離のチヌビン
350の0.31%及び全チヌビン350の含量(UV
分光法で決定)0.30%。測定の精度の範囲内におい
て、チヌビンの導入は起こらなかつた。
を決定した:相対粘度1.267、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基90ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.4%、遊離のチヌビン
350の0.31%及び全チヌビン350の含量(UV
分光法で決定)0.30%。測定の精度の範囲内におい
て、チヌビンの導入は起こらなかつた。
【0054】実施例2 実施例1と同一の装置配置を用いた。次の原料流を導入
した:ビスフエノレート溶液66.3kg/時、塩化メ
チレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒
混合物85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水性
反応相199kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液
1.94kg/時。このビスフエノレート溶液はビスフ
エノールA 20重量%及びビスフエノールA 1モル当
り水酸化ナトリウム2モルを含有した。BPAの濃度
は、導入した水性相に基づいてビスフエノールA 5重
量%であつた。
した:ビスフエノレート溶液66.3kg/時、塩化メ
チレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒
混合物85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水性
反応相199kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液
1.94kg/時。このビスフエノレート溶液はビスフ
エノールA 20重量%及びビスフエノールA 1モル当
り水酸化ナトリウム2モルを含有した。BPAの濃度
は、導入した水性相に基づいてビスフエノールA 5重
量%であつた。
【0055】温度を冷却により28℃に保つた。平均滞
留時間は6.9分であつた。
留時間は6.9分であつた。
【0056】反応乳化液が第1の滞留反応器に入る前
に、この乳化液に、塩化メチレン50重量部及びクロロ
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶
液3.92kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液0.
83kg/時を添加した。温度を31℃に調節した。滞
留時間は3.0分であつた。
に、この乳化液に、塩化メチレン50重量部及びクロロ
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶
液3.92kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液0.
83kg/時を添加した。温度を31℃に調節した。滞
留時間は3.0分であつた。
【0057】次いでこの反応乳化液に塩化メチレン50
重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒混合物中2
重量%のN−エチルピペリジン溶液3.3kg/時を添
加し、これを他の滞留反応器中へ通過させた。温度を3
6℃に調節した。平均滞留時間は3.0分であつた。
重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶媒混合物中2
重量%のN−エチルピペリジン溶液3.3kg/時を添
加し、これを他の滞留反応器中へ通過させた。温度を3
6℃に調節した。平均滞留時間は3.0分であつた。
【0058】この乳化液を、反応器から出た後の自発的
な相分離について観察した。1lの測定ビーカー中にお
ける試料の分離時間は約1分であつた。粗ポリカーボネ
ート溶液の残存水含量は0.25%であつた。
な相分離について観察した。1lの測定ビーカー中にお
ける試料の分離時間は約1分であつた。粗ポリカーボネ
ート溶液の残存水含量は0.25%であつた。
【0059】水性反応相には、OH- 0.26%、CO3
2- 0.58%、フエノール10ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.3
であることが判明した。
2- 0.58%、フエノール10ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.3
であることが判明した。
【0060】相を実施例1における如く処理した。
【0061】このポリカーボネートに対して次のデータ
を決定した:相対粘度1.267、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基70ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.4%、遊離のチヌビン
350の0.30%及び全チヌビン350の含量(UV
分光法で決定)0.31%、測定の精度の範囲内におい
て、チヌビンの導入は起こらなかつた。
を決定した:相対粘度1.267、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基70ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.4%、遊離のチヌビン
350の0.30%及び全チヌビン350の含量(UV
分光法で決定)0.31%、測定の精度の範囲内におい
て、チヌビンの導入は起こらなかつた。
【0062】実施例3 塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部
の溶媒混合物の代りに塩化メチレン70重量部及びトル
エン30重量部の溶媒混合物を用いる以外、実施例1と
同一の装置配置と同一量の原料を使用した。
の溶媒混合物の代りに塩化メチレン70重量部及びトル
エン30重量部の溶媒混合物を用いる以外、実施例1と
同一の装置配置と同一量の原料を使用した。
【0063】反応器内の温度と平均滞留時間は実施例1
と実質的に同一であつた。
と実質的に同一であつた。
【0064】相分離後、粗ポリカーボネート溶液中の残
存含水量は0.19%であつた。1lの測定ビーカー中
での試料の分離時間は約1分であつた。
存含水量は0.19%であつた。1lの測定ビーカー中
での試料の分離時間は約1分であつた。
【0065】水性反応相には、OH- 0.23%、CO3
2- 0.41%、フエノール55ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.2
であつた。自発的な相分離後の処理は実施例1における
如く行つた。
2- 0.41%、フエノール55ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.2
であつた。自発的な相分離後の処理は実施例1における
如く行つた。
【0066】このポリカーボネートに対して次のデータ
を決定した:相対粘度1.264、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基85ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.7%、遊離のチヌビン
350の0.30%及び全チヌビン350の含量0.30
%。チヌビンの導入は起こらなかつた。
を決定した:相対粘度1.264、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基85ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.7%、遊離のチヌビン
350の0.30%及び全チヌビン350の含量0.30
%。チヌビンの導入は起こらなかつた。
【0067】実施例4 塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部
の溶媒混合物の代りに純粋な塩化メチレンを用いる以外
実施例1と同一の反応器配置及び同一量の原料を使用し
た。
の溶媒混合物の代りに純粋な塩化メチレンを用いる以外
実施例1と同一の反応器配置及び同一量の原料を使用し
た。
【0068】温度は実質的に同一であつた。ポンプ循環
反応器の平均滞留時間は7.0分であり、そして滞留反
応器中のそれはそれぞれ3.1分であつた。
反応器の平均滞留時間は7.0分であり、そして滞留反
応器中のそれはそれぞれ3.1分であつた。
【0069】自発的な相分離後、粗ポリカーボネート溶
液中の残存含水量は0.31%であつた。1lの測定ビ
ーカー中での試料の分離時間は約1分であつた。
液中の残存含水量は0.31%であつた。1lの測定ビ
ーカー中での試料の分離時間は約1分であつた。
【0070】水性反応相には、OH- 0.25%、CO3
2- 0.44%、フエノール45ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.4
であることが判明した。
2- 0.44%、フエノール45ppm、及びビスフエノ
ールA <10ppmが見出された。そのpHは13.4
であることが判明した。
【0071】ポリカーボネートは、塩化メチレンをトル
エンで置換し、次いでこのトルエンを独国特許公報第1
920302号に記述されている如き蒸発装置中で蒸発
させることにより、押出し機中で単離した。
エンで置換し、次いでこのトルエンを独国特許公報第1
920302号に記述されている如き蒸発装置中で蒸発
させることにより、押出し機中で単離した。
【0072】このポリカーボネートに対して次のデータ
を決定した:相対粘度1.270、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基50ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.2%、遊離のチヌビン
350の0.29%及び全チヌビン350の含量0.29
%。チヌビンの導入は起こらなかつた。
を決定した:相対粘度1.270、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基50ppm、ナトリ
ウム<0.5ppm、透過光89.2%、遊離のチヌビン
350の0.29%及び全チヌビン350の含量0.29
%。チヌビンの導入は起こらなかつた。
【0073】実施例5 塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部
の溶媒混合物の代りに純粋なクロロベンゼンを用いる以
外実施例1と同一の反応器配置及び同一量の原料を使用
した。ポンプ循環反応器の容量を減じて、より短い滞留
時間とした。そして生成したポリカーボネートを溶解す
るのに必要な昇温度が得られるように反応熱を除去しな
かつた。
の溶媒混合物の代りに純粋なクロロベンゼンを用いる以
外実施例1と同一の反応器配置及び同一量の原料を使用
した。ポンプ循環反応器の容量を減じて、より短い滞留
時間とした。そして生成したポリカーボネートを溶解す
るのに必要な昇温度が得られるように反応熱を除去しな
かつた。
【0074】ポンプ循環反応器内の温度は69℃であ
り、平均滞留時間は2.7分であつた。第1の滞留反応
器内の温度は75℃、そして第2のそれは84℃であつ
た。各反応器における平均滞留時間は2.9分であつ
た。
り、平均滞留時間は2.7分であつた。第1の滞留反応
器内の温度は75℃、そして第2のそれは84℃であつ
た。各反応器における平均滞留時間は2.9分であつ
た。
【0075】自発的相分離後の粗ポリカーボネートには
残存水0.17%が見出された。
残存水0.17%が見出された。
【0076】1lの測定ビーカー中での試料の分離時間
は約1分であつた。
は約1分であつた。
【0077】水性反応相にはOH- 0.24%、CO3 2-
0.41%、フエノール40ppm及びビスフエノール
A<10ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
0.41%、フエノール40ppm及びビスフエノール
A<10ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
【0078】ポリカーボネートを実施例1における如く
単離した。
単離した。
【0079】このポリカーボネートに対して次のデータ
を決定した:相対粘度1.263、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基115ppm、ナト
リウム<0.5ppm、透過光89.9%、遊離のチヌビ
ン350の0.32%及び全チヌビン350の含量0.3
1%。測定の精度の範囲内において、チヌビンの導入は
起こらなかつた。
を決定した:相対粘度1.263、けん化しうる塩素<
2ppm、フエノール性OH末端基115ppm、ナト
リウム<0.5ppm、透過光89.9%、遊離のチヌビ
ン350の0.32%及び全チヌビン350の含量0.3
1%。測定の精度の範囲内において、チヌビンの導入は
起こらなかつた。
【0080】対照例1 水性反応相を返送しないことを除いて実施例1と同一の
反応器配置と同一量の原料を用いた。
反応器配置と同一量の原料を用いた。
【0081】ポンプ循環反応器中の温度は28℃であ
り、平均滞留時間は13.3分であつた。第1の滞留反
応器に対するデータ:31℃及び5.8分;第2の反応
器に対するデータ:36℃及び5.7分。
り、平均滞留時間は13.3分であつた。第1の滞留反
応器に対するデータ:31℃及び5.8分;第2の反応
器に対するデータ:36℃及び5.7分。
【0082】相分離後の粗ポリカーボネート溶液の残存
水含量は9.4%であつた。試料を8時間放置した後で
もこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビーカ
ー中での試料の分離時間は13分であつた。
水含量は9.4%であつた。試料を8時間放置した後で
もこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビーカ
ー中での試料の分離時間は13分であつた。
【0083】水性反応相にはOH- 0.21%、CO3 2-
0.48%、フエノール345ppm及びビスフエノー
ルA770ppmが見出された。pHは13.0であつ
た。
0.48%、フエノール345ppm及びビスフエノー
ルA770ppmが見出された。pHは13.0であつ
た。
【0084】ポリカーボネートを実施例1における如く
分離した。
分離した。
【0085】ポリカーボネートについて次のデータが決
定された:相対粘度1.224、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基830ppm、ナトリ
ウム3.4ppm。貧弱な分析データを見れば添加剤は
導入されないことがわかつた。
定された:相対粘度1.224、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基830ppm、ナトリ
ウム3.4ppm。貧弱な分析データを見れば添加剤は
導入されないことがわかつた。
【0086】対照例2 この実施例は、ホスゲン量を7.0kg/時に増大させ
る以外対照例1と同様であつた。ポンプ循環反応器に対
する水酸化ナトリウム溶液の量は3.47kg/時であ
り、第1の滞留反応器に対するその量は1.49kg/
時であつた。
る以外対照例1と同様であつた。ポンプ循環反応器に対
する水酸化ナトリウム溶液の量は3.47kg/時であ
り、第1の滞留反応器に対するその量は1.49kg/
時であつた。
【0087】温度及び平均滞留時間は対照例1と同一で
あつた。
あつた。
【0088】相分離後の粗ポリカーボネート溶液の残存
水含量は2.9%であつた。試料を8時間放置した後で
もこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビーカ
ー中での試料の分離時間は8分であつた。
水含量は2.9%であつた。試料を8時間放置した後で
もこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビーカ
ー中での試料の分離時間は8分であつた。
【0089】水性反応相にはOH- 0.20%、CO3 2-
0.87%、フエノール245ppm及びビスフエノー
ルA230ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
0.87%、フエノール245ppm及びビスフエノー
ルA230ppmが見出された。pHは13.2であつ
た。
【0090】ポリカーボネートを実施例1における如く
分離した。
分離した。
【0091】ポリカーボネートについて次のデータが決
定された:相対粘度1.273、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基190ppm、ナトリ
ウム1.1ppm、光の透過性88.5%、遊離のチヌビ
ン350の0.16%及び全チヌビン350の含量0.3
2%、チヌビンは部分的に導入された(0.16%)。
定された:相対粘度1.273、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基190ppm、ナトリ
ウム1.1ppm、光の透過性88.5%、遊離のチヌビ
ン350の0.16%及び全チヌビン350の含量0.3
2%、チヌビンは部分的に導入された(0.16%)。
【0092】対照例3 実施例1と同一の反応器配列を用いた。次の原料流を導
入した:ビスフエノレート溶液88.4kg/時、塩化
メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶
媒混合物85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液3.6
0kg/時。ビスフエノレート溶液はビスフエノールA
15重量%、そしてビスフエノールA 1モル当り水酸
化ナトリウム2モルを含有した。
入した:ビスフエノレート溶液88.4kg/時、塩化
メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶
媒混合物85.2kg/時、ホスゲン6.4kg/時、水
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液3.6
0kg/時。ビスフエノレート溶液はビスフエノールA
15重量%、そしてビスフエノールA 1モル当り水酸
化ナトリウム2モルを含有した。
【0093】温度を冷却により28℃に維持した。平均
の滞留時間は6.6分であつた。
の滞留時間は6.6分であつた。
【0094】反応乳化液に、これが第1の滞留反応器に
入る前に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン
50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.9
2kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液1.54k
g/時を添加した。温度は31℃であり、平均滞留時間
は2.9分であつた。
入る前に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン
50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.9
2kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液1.54k
g/時を添加した。温度は31℃であり、平均滞留時間
は2.9分であつた。
【0095】次いで塩化メチレン50重量部及びクロロ
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、この反
応乳化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送
入した。温度は36℃であり、滞留反応時間は2.9分
であつた。
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、この反
応乳化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送
入した。温度は36℃であり、滞留反応時間は2.9分
であつた。
【0096】相分離後の粗ポリカーボネート溶液の残存
水含量は5.3%であつた。試料を8時間放置した後で
さえこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビー
カー中での試料の分離時間は5分であつた。
水含量は5.3%であつた。試料を8時間放置した後で
さえこの値の減少は実質的になかつた。1lの測定ビー
カー中での試料の分離時間は5分であつた。
【0097】水性反応相にはOH- 0.20%、CO3 2-
0.16%、フエノール295ppm及びビスフエノー
ルA630ppmが見出された。pHは13.0であつ
た。
0.16%、フエノール295ppm及びビスフエノー
ルA630ppmが見出された。pHは13.0であつ
た。
【0098】ポリカーボネートについて次のデータが決
定された:相対粘度1.312、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基610ppm、ナトリ
ウム0.5ppm。この末端基のために添加剤は導入さ
れなかつた。
定された:相対粘度1.312、けん化しうる塩素<2
ppm、フエノール性OH末端基610ppm、ナトリ
ウム0.5ppm。この末端基のために添加剤は導入さ
れなかつた。
【0099】対照例4 実施例1と同一の反応器配列を用いた。次の原料流を導
入した:ビスフエノレート溶液88.4kg/時、塩化
メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶
媒混合物85.2kg/時、ホスゲン7.0kg/時、水
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液4.9
4kg/時。ビスフエノレート溶液はビスフエノールA
15重量%、そしてビスフエノールA1モル当り水酸化
ナトリウム2モルを含有した。
入した:ビスフエノレート溶液88.4kg/時、塩化
メチレン50重量部及びクロロベンゼン50重量部の溶
媒混合物85.2kg/時、ホスゲン7.0kg/時、水
177kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液4.9
4kg/時。ビスフエノレート溶液はビスフエノールA
15重量%、そしてビスフエノールA1モル当り水酸化
ナトリウム2モルを含有した。
【0100】温度を冷却により28℃に維持した。平均
の滞留時間は6.6分であつた。
の滞留時間は6.6分であつた。
【0101】反応乳化液に、これが第1の滞留反応器に
入る前に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン
50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.9
2kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液2.12k
g/時を添加した。温度は31℃であり、平均滞留時間
は2.9分であつた。
入る前に、塩化メチレン50重量部及びクロロベンゼン
50重量部の溶媒混合物中5%のフエノール溶液3.9
2kg/時及び50%水酸化ナトリウム溶液2.12k
g/時を添加した。温度は31℃であり、平均滞留時間
は2.9分であつた。
【0102】次いで塩化メチレン50重量部及びクロロ
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、この反
応乳化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送
入した。温度は36℃であり、滞留反応時間は2.9分
であつた。
ベンゼン50重量部の溶媒混合物中2重量%のN−エチ
ルピペリジン溶液3.3kg/時を添加しつつ、この反
応乳化液を同様の構造の他の滞留反応器中へポンプで送
入した。温度は36℃であり、滞留反応時間は2.9分
であつた。
【0103】相分離後の粗ポリカーボネート溶液の残存
水含量は0.22%であつた。1lの測定ビーカー中で
の試料の分離時間は約1分であつた。
水含量は0.22%であつた。1lの測定ビーカー中で
の試料の分離時間は約1分であつた。
【0104】水性反応相には、OH- 0.22%、CO3
2- 0.29%、フエノール260ppm及びビスフエノ
ールA 370ppmが見出された。pHは13.3であ
ることがわかつた。
2- 0.29%、フエノール260ppm及びビスフエノ
ールA 370ppmが見出された。pHは13.3であ
ることがわかつた。
【0105】このポリカーボネートについて次のデータ
が決定された:相対粘度1.347、けん化しうる塩素
<2ppm、フエノール性OH末端基285ppm、ナ
トリウム0.5ppm、光の透過性89.3%、遊離のチ
ヌビン350の0.30%、及び全チヌビン含量0.31
%。測定の精度の範囲内ではチヌビンの導入は起こらな
かつた。
が決定された:相対粘度1.347、けん化しうる塩素
<2ppm、フエノール性OH末端基285ppm、ナ
トリウム0.5ppm、光の透過性89.3%、遊離のチ
ヌビン350の0.30%、及び全チヌビン含量0.31
%。測定の精度の範囲内ではチヌビンの導入は起こらな
かつた。
【0106】本発明の特徴と態様は以下の通りであつ
た: 1.ホスゲン、ジフエノール、分子鎖停止剤及び随意分
岐鎖剤を含有する原料から、ジフエノールの水性アルカ
リ金属塩溶液を、芳香族オリゴカーボネート及び芳香族
ポリカーボネートを溶解し且つそれ自体水と混和しない
溶媒又は溶媒混合物の存在下、8〜14のpH値におい
て、重縮合触媒及び直列に配置された3つの反応器を用
いてホスゲン化する、熱可塑性芳香族ポリカーボネート
の、連続相界面重縮合による製造に当つて、反応完了後
に得られる水性反応相の一部分を、油/水乳化液が直接
形成され且つこれが反応期間中3つの反応器において維
持されるような量で、原料と一緒にホスゲン化反応器に
返送することを含んでなる該連続相界面重縮合によるポ
リカーボネートの製造法。
た: 1.ホスゲン、ジフエノール、分子鎖停止剤及び随意分
岐鎖剤を含有する原料から、ジフエノールの水性アルカ
リ金属塩溶液を、芳香族オリゴカーボネート及び芳香族
ポリカーボネートを溶解し且つそれ自体水と混和しない
溶媒又は溶媒混合物の存在下、8〜14のpH値におい
て、重縮合触媒及び直列に配置された3つの反応器を用
いてホスゲン化する、熱可塑性芳香族ポリカーボネート
の、連続相界面重縮合による製造に当つて、反応完了後
に得られる水性反応相の一部分を、油/水乳化液が直接
形成され且つこれが反応期間中3つの反応器において維
持されるような量で、原料と一緒にホスゲン化反応器に
返送することを含んでなる該連続相界面重縮合によるポ
リカーボネートの製造法。
【0107】2.a) 第1反応器において、ジフエノ
ールの水性アルカリ金属溶液を、有機溶媒の存在下にモ
ノフエノールを添加してホスゲンと反応させ、 b) 返送された水性反応相と更なるアルカリ金属液体
を時間差を置いて導入し、 c) 第2の反応器で反応させるべく得られた中間生成
物を、随時モノフエノール及び更なる量の水酸化ナトリ
ウム溶液を添加して通流させ、そして d) この後者の中間生成物を重縮合触媒の存在下に触
合させる、上記1の方法。
ールの水性アルカリ金属溶液を、有機溶媒の存在下にモ
ノフエノールを添加してホスゲンと反応させ、 b) 返送された水性反応相と更なるアルカリ金属液体
を時間差を置いて導入し、 c) 第2の反応器で反応させるべく得られた中間生成
物を、随時モノフエノール及び更なる量の水酸化ナトリ
ウム溶液を添加して通流させ、そして d) この後者の中間生成物を重縮合触媒の存在下に触
合させる、上記1の方法。
【0108】3.水性アルカリ金属塩溶液中のジフエノ
ールの濃度が水性アルカリ金属塩溶液に基づいて10〜
40重量%である上記1の方法。
ールの濃度が水性アルカリ金属塩溶液に基づいて10〜
40重量%である上記1の方法。
【0109】4.全水性相に基づくジフエノールの濃度
が2.5〜25重量%となるような量で水性反応相を返
送することを含んでなる上記1の方法。
が2.5〜25重量%となるような量で水性反応相を返
送することを含んでなる上記1の方法。
【0110】5.全水性相に基づくジフエノールの濃度
が2.5〜15重量%となるような量で水性反応相を返
送することを含んでなる上記1の方法。
が2.5〜15重量%となるような量で水性反応相を返
送することを含んでなる上記1の方法。
【0111】6.返送すべき水性反応相が、更に冷却し
なくても用いる溶媒の又は用いる溶媒混合物の最低沸点
溶媒が3つの反応器中常圧下に沸点に達しないような量
で且つそのような程度まで冷却して返送される上記1の
方法。
なくても用いる溶媒の又は用いる溶媒混合物の最低沸点
溶媒が3つの反応器中常圧下に沸点に達しないような量
で且つそのような程度まで冷却して返送される上記1の
方法。
【0112】7.用いる溶媒又は溶媒混合物が、返送さ
れる水性反応相の予冷却なしに反応混合物中に確立され
るようになる温度以上の沸点を有し、斯くして冷却が一
般に省略できる上記1の方法。
れる水性反応相の予冷却なしに反応混合物中に確立され
るようになる温度以上の沸点を有し、斯くして冷却が一
般に省略できる上記1の方法。
【0113】8.滞留時間が、第1の反応段階に対して
10秒〜30分、第2の反応段階に対して1〜30分、
そして第3の反応段階に対して2〜30分間である上記
1の方法。
10秒〜30分、第2の反応段階に対して1〜30分、
そして第3の反応段階に対して2〜30分間である上記
1の方法。
【0114】9.3つの反応段階の反応器のいずれかが
流れ管であり、或いは1つのポンプ循環反応器を第1の
反応段階に対する反応器として使用し且つ2つの流れ管
を2つの他の反応段階に対して使用し、或いは2つのポ
ンプ循環反応器を最初の2つの反応段階に対して使用し
且つ1つの流れ管を第3の反応段階に対して使用する上
記1の方法。
流れ管であり、或いは1つのポンプ循環反応器を第1の
反応段階に対する反応器として使用し且つ2つの流れ管
を2つの他の反応段階に対して使用し、或いは2つのポ
ンプ循環反応器を最初の2つの反応段階に対して使用し
且つ1つの流れ管を第3の反応段階に対して使用する上
記1の方法。
フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・カデルカ ドイツ連邦共和国デー47829クレーフエル ト・カール−ドウイスベルク−シユトラー セ28 (72)発明者 ボルフガング・ヘリヒ ドイツ連邦共和国デー51465ベルギツシユ グラートバツハ・ロメルシヤイダーシユト ラーセ43
Claims (2)
- 【請求項1】 ホスゲン、ジフエノール、分子鎖停止剤
及び随意分岐鎖剤を含有する原料から、ジフエノールの
水性アルカリ金属塩溶液を、芳香族オリゴカーボネート
及び芳香族ポリカーボネートを溶解し且つそれ自体水と
混和しない溶媒又は溶媒混合物の存在下、8〜14のp
H値において、重縮合触媒及び直列に配置された3つの
反応器を用いてホスゲン化する、熱可塑性芳香族ポリカ
ーボネートの、連続相界面重縮合による製造に当つて、
反応完了後に得られる水性反応相の一部分を、油/水乳
化液が直接形成され且つこれが反応期間中3つの反応器
において維持されるような量で、原料と一緒にホスゲン
化反応器に返送することを含んでなる該連続相界面重縮
合によるポリカーボネートの製造法。 - 【請求項2】 a) 第1反応器において、ジフエノー
ルの水性アルカリ金属溶液を、有機溶媒の存在下にモノ
フエノールを添加してホスゲンと反応させ、 b) 返送された水性反応相と更なるアルカリ金属液体
を時間差を置いて導入し、 c) 第2の反応器で反応させるべく得られた中間生成
物を、随時モノフエノール及び更なる量の水酸化ナトリ
ウム溶液を添加して通流させ、そして d) この後者の中間生成物を重縮合触媒の存在下に縮
合させる、請求項1の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4241619.1 | 1992-12-10 | ||
DE4241619A DE4241619C2 (de) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | Verfahren zur Herstellung von Polycarbonaten |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324127A true JPH07324127A (ja) | 1995-12-12 |
JP3219923B2 JP3219923B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=6474894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33896993A Expired - Fee Related JP3219923B2 (ja) | 1992-12-10 | 1993-12-03 | ポリカーボネートの製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219923B2 (ja) |
CN (1) | CN1037688C (ja) |
BE (1) | BE1007820A4 (ja) |
DE (1) | DE4241619C2 (ja) |
IT (1) | IT1266448B1 (ja) |
NL (1) | NL195013C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003502154A (ja) * | 1999-06-18 | 2003-01-21 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 水中の有機化合物を分解する方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004061715A1 (de) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Polycarbonaten |
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