JPH0732368A - 型の作製装置 - Google Patents
型の作製装置Info
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- JPH0732368A JPH0732368A JP17634093A JP17634093A JPH0732368A JP H0732368 A JPH0732368 A JP H0732368A JP 17634093 A JP17634093 A JP 17634093A JP 17634093 A JP17634093 A JP 17634093A JP H0732368 A JPH0732368 A JP H0732368A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棒材の集合体からなる型の作製時間を短くし
ながら、棒材の集合密度を高める。 【構成】 定盤3上に並べられた一列分の棒材1,1…
を搬送ヘッド5で一括して吸着支持して、積層装置2に
積み込んで棒材1,1…の集合体からなる型を作製す
る。搬送ヘッド5には各棒材1,1…をスライド変位さ
せる棒材スライド駆動機構14を設ける。搬送ヘッド5
で定盤3上の一列分の棒材1,1…を吸着する前に、各
棒材1,1…をスライドさせ、その一列分の棒材1,1
…の一端面に予め型面1aを創成する。
ながら、棒材の集合密度を高める。 【構成】 定盤3上に並べられた一列分の棒材1,1…
を搬送ヘッド5で一括して吸着支持して、積層装置2に
積み込んで棒材1,1…の集合体からなる型を作製す
る。搬送ヘッド5には各棒材1,1…をスライド変位さ
せる棒材スライド駆動機構14を設ける。搬送ヘッド5
で定盤3上の一列分の棒材1,1…を吸着する前に、各
棒材1,1…をスライドさせ、その一列分の棒材1,1
…の一端面に予め型面1aを創成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型の作製装置に関し、
特に樹脂成形型を作製する際にモデル(模型)として用
いるのに好適な型の作製装置に関する。
特に樹脂成形型を作製する際にモデル(模型)として用
いるのに好適な型の作製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形型等の型製作に要する工数削減
と期間の短縮を目的として、棒材の集合体によって型そ
のものを作製してその棒材集合体の一端面に任意の型面
形状を創成するようにした技術が知られている。
と期間の短縮を目的として、棒材の集合体によって型そ
のものを作製してその棒材集合体の一端面に任意の型面
形状を創成するようにした技術が知られている。
【0003】例えば、特開昭61−276741号公報
では、プレートに多数の棒材をスライド可能に植設する
とともに、それらの棒材をそれぞれ個別にスライドさせ
て位置決めする位置決め手段を設けて、図形データに基
づいたコンピュータからの指令により前記位置決め手段
で棒材を一列分ずつスライド変位させ、その結果として
棒材集合体の一端面に、各棒材の先端の包絡面に相当す
る任意の型面形状を創成するようにしている。
では、プレートに多数の棒材をスライド可能に植設する
とともに、それらの棒材をそれぞれ個別にスライドさせ
て位置決めする位置決め手段を設けて、図形データに基
づいたコンピュータからの指令により前記位置決め手段
で棒材を一列分ずつスライド変位させ、その結果として
棒材集合体の一端面に、各棒材の先端の包絡面に相当す
る任意の型面形状を創成するようにしている。
【0004】また、特開平4−4943号公報では、棒
材集合体となるべき一列分の複数の棒材を予め定盤上に
並べるとともに、それらの一列分の棒材を一括して把持
して順次積み重ねることを基本としている。そして、前
記定盤上にロボットで棒材を並べる際に、型面データに
基づいてそれぞれの棒材を所定量ずつずらすことによ
り、その一列分の棒材段階で該一列の棒材分の型面形状
を創成するようにしている。
材集合体となるべき一列分の複数の棒材を予め定盤上に
並べるとともに、それらの一列分の棒材を一括して把持
して順次積み重ねることを基本としている。そして、前
記定盤上にロボットで棒材を並べる際に、型面データに
基づいてそれぞれの棒材を所定量ずつずらすことによ
り、その一列分の棒材段階で該一列の棒材分の型面形状
を創成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先に述
べた特開昭61−276741号公報では、型面を創成
した後に各棒材の位置を自律的に保持する手段が不可欠
であることから、各棒材同士を完全に密着させることが
できない。その結果、各棒材同士の間に隙間が生じ、そ
の隙間の分だけ棒材の集合密度が低くなって型面の形状
が粗いものとなり、型面の形状精度の向上が望めない。
べた特開昭61−276741号公報では、型面を創成
した後に各棒材の位置を自律的に保持する手段が不可欠
であることから、各棒材同士を完全に密着させることが
できない。その結果、各棒材同士の間に隙間が生じ、そ
の隙間の分だけ棒材の集合密度が低くなって型面の形状
が粗いものとなり、型面の形状精度の向上が望めない。
【0006】その上、隣り合う棒材同士の間に隙間があ
ると、例えば創成された型面を模型としてこれに溶融金
属を流し込んでいわゆる反転型を作製するような型作製
方法には適用することができない。
ると、例えば創成された型面を模型としてこれに溶融金
属を流し込んでいわゆる反転型を作製するような型作製
方法には適用することができない。
【0007】一方、特開平4−4943号公報の技術で
は、角柱状の棒材同士が完全に密着することになるため
に上記のような不具合はなくなるものの、ロボットによ
り棒材を1本ずつ定盤上に並べる方式であることから、
全ての棒材を積み終わるまでになおも長時間を要するこ
とになる。
は、角柱状の棒材同士が完全に密着することになるため
に上記のような不具合はなくなるものの、ロボットによ
り棒材を1本ずつ定盤上に並べる方式であることから、
全ての棒材を積み終わるまでになおも長時間を要するこ
とになる。
【0008】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、棒材の集合密度
の高い型を短時間で作製できるようにした装置を提供す
ることにある。
れたもので、その目的とするところは、棒材の集合密度
の高い型を短時間で作製できるようにした装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の角柱状
の棒材を所定の位置関係のもとに集合させ、その集合体
の一端面に創成される面を型面形状とする型を作製する
装置であって、前記型となるべき一列分の棒材がその端
面を揃えた状態で水平に整列配置される定盤と、前記定
盤上の一列分の棒材を一括して吸着支持した上で積層装
置に搬送して、積層装置にその一列分の棒材を多段にわ
たって積み重ねる搬送手段とを備えている。
の棒材を所定の位置関係のもとに集合させ、その集合体
の一端面に創成される面を型面形状とする型を作製する
装置であって、前記型となるべき一列分の棒材がその端
面を揃えた状態で水平に整列配置される定盤と、前記定
盤上の一列分の棒材を一括して吸着支持した上で積層装
置に搬送して、積層装置にその一列分の棒材を多段にわ
たって積み重ねる搬送手段とを備えている。
【0010】そして、前記搬送手段は、定盤上に整列配
置された一列分の棒材を一括して吸着支持するのに先立
って、創成すべき型面の形状データに基づいて前記定盤
上の棒材を所定量ずつ長手方向にスライド変位させてそ
の一列分の棒材の一端面に型面を創成する棒材スライド
駆動手段を備えている。
置された一列分の棒材を一括して吸着支持するのに先立
って、創成すべき型面の形状データに基づいて前記定盤
上の棒材を所定量ずつ長手方向にスライド変位させてそ
の一列分の棒材の一端面に型面を創成する棒材スライド
駆動手段を備えている。
【0011】
【作用】この構造によると、定盤上に例えば一列分の複
数の棒材を一括して投入し、この一列分の棒材を再び搬
送手段により一括して吸着支持した上で積層装置に積み
込むことになるのであるが、定盤上に一列分の棒材が投
入された段階ではそれらの一列分の棒材集合体の一端に
は型面が創成されていない。
数の棒材を一括して投入し、この一列分の棒材を再び搬
送手段により一括して吸着支持した上で積層装置に積み
込むことになるのであるが、定盤上に一列分の棒材が投
入された段階ではそれらの一列分の棒材集合体の一端に
は型面が創成されていない。
【0012】そこで、定盤上の一列分の棒材を搬送手段
で吸着支持する直前に、その搬送手段に付帯している棒
材スライド駆動手段で各棒材を所定量ずつスライドさせ
て、一列分の棒材集合体の一端面に相応の型面を創成す
る。
で吸着支持する直前に、その搬送手段に付帯している棒
材スライド駆動手段で各棒材を所定量ずつスライドさせ
て、一列分の棒材集合体の一端面に相応の型面を創成す
る。
【0013】その結果、予め一列分ごとに型面が創成さ
れたその一列分の棒材集合体を積層装置に順次積み込む
ことにより、この積み込み作業だけで三次元的な任意形
状の型面が創成される。
れたその一列分の棒材集合体を積層装置に順次積み込む
ことにより、この積み込み作業だけで三次元的な任意形
状の型面が創成される。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成説明図
で、大別して、一辺が3〜4mm程度の角柱状の棒材
1,1…を多列多段にわたって積み重ねるための積層装
置2と、前記積層装置2に棒材1,1…を積み込むのに
先立って、図示外の棒材投入装置により一列分の複数の
棒材1,1…が水平姿勢で整列配置される定盤3と、こ
の定盤3上の一列分の複数の棒材1,1…を一括して吸
着支持して前記積層装置2に積み込む搬送装置4とから
構成される。
で、大別して、一辺が3〜4mm程度の角柱状の棒材
1,1…を多列多段にわたって積み重ねるための積層装
置2と、前記積層装置2に棒材1,1…を積み込むのに
先立って、図示外の棒材投入装置により一列分の複数の
棒材1,1…が水平姿勢で整列配置される定盤3と、こ
の定盤3上の一列分の複数の棒材1,1…を一括して吸
着支持して前記積層装置2に積み込む搬送装置4とから
構成される。
【0015】なお、前記定盤3には断面鋸歯状の棒材規
制面3aが形成されており、したがって図3,4にも示
すように定盤3上には各棒材1,1…の一つの稜線部が
真下になるように一列分の棒材1,1…が整列配置され
る。これは、積層装置2についても同様である。
制面3aが形成されており、したがって図3,4にも示
すように定盤3上には各棒材1,1…の一つの稜線部が
真下になるように一列分の棒材1,1…が整列配置され
る。これは、積層装置2についても同様である。
【0016】前記搬送装置4は、定盤3上の一列分の棒
材1,1…を吸着支持する搬送ヘッド5と、この搬送ヘ
ッド5を昇降動作させる昇降駆動ユニット6と、前記搬
送ヘッド5をレール7に沿って走行させるための走行駆
動ユニット8とを備えている。したがって、前記搬送ヘ
ッド5は、その昇降動作とレール7に沿った往復移動と
を繰り返すことで、定盤3上の棒材1,1…を順次積層
装置2に積み込むことになる。
材1,1…を吸着支持する搬送ヘッド5と、この搬送ヘ
ッド5を昇降動作させる昇降駆動ユニット6と、前記搬
送ヘッド5をレール7に沿って走行させるための走行駆
動ユニット8とを備えている。したがって、前記搬送ヘ
ッド5は、その昇降動作とレール7に沿った往復移動と
を繰り返すことで、定盤3上の棒材1,1…を順次積層
装置2に積み込むことになる。
【0017】前記搬送ヘッド5の下面には、図2,3,
4に示すように定盤3と同様の断面鋸歯状の棒材規制面
5aが形成されている一方、搬送ヘッド5の上面にはエ
アチャンバー9が形成されている。そして、前記棒材規
制面5aの各溝部(谷部)には、エアチャンバー9につ
ながる複数の吸引孔10が開口している。
4に示すように定盤3と同様の断面鋸歯状の棒材規制面
5aが形成されている一方、搬送ヘッド5の上面にはエ
アチャンバー9が形成されている。そして、前記棒材規
制面5aの各溝部(谷部)には、エアチャンバー9につ
ながる複数の吸引孔10が開口している。
【0018】また、前記エアチャンバー9は単一の空気
通路11を介して圧縮空気供給通路12に接続されてお
り、その圧縮空気供給通路12と空気通路11との交差
部の直後には開閉バルブ13が設けられている。
通路11を介して圧縮空気供給通路12に接続されてお
り、その圧縮空気供給通路12と空気通路11との交差
部の直後には開閉バルブ13が設けられている。
【0019】したがって、前記搬送ヘッド5の棒材規制
面5aを定盤3上の棒材1,1…に押し付けた上で、開
閉バルブ13を開動作させれば、図2,3に示すように
前記圧縮空気供給通路12と空気通路11との交差部で
のベンチュリ作用により、エアチャンバー9ひいては棒
材規制面5aに負圧が生じてその棒材規制面5aに棒材
1,1…を吸着支持することができる。逆に、前記開閉
バルブ13を閉動作させれば、エアチャンバー9への圧
縮空気の導入により搬送ヘッド5の棒材規制面5aから
棒材1,1…を解放することができる。なお、図1の
(B)の51は空気圧力源である。
面5aを定盤3上の棒材1,1…に押し付けた上で、開
閉バルブ13を開動作させれば、図2,3に示すように
前記圧縮空気供給通路12と空気通路11との交差部で
のベンチュリ作用により、エアチャンバー9ひいては棒
材規制面5aに負圧が生じてその棒材規制面5aに棒材
1,1…を吸着支持することができる。逆に、前記開閉
バルブ13を閉動作させれば、エアチャンバー9への圧
縮空気の導入により搬送ヘッド5の棒材規制面5aから
棒材1,1…を解放することができる。なお、図1の
(B)の51は空気圧力源である。
【0020】前記搬送ヘッド5の後端には、定盤3上に
整列配置された一列分の棒材1,1…を所定量ずつ長手
方向にスライド変位させるための棒材スライド駆動機構
14が設けられている。この棒材スライド駆動機構14
は図4,5に示すように定盤3上の棒材1,1…の一つ
一つに個別に対応する駆動ユニット15,15…をその
棒材数分だけ横一列に並設したもので、各駆動ユニット
15は図5,6のように構成されている。
整列配置された一列分の棒材1,1…を所定量ずつ長手
方向にスライド変位させるための棒材スライド駆動機構
14が設けられている。この棒材スライド駆動機構14
は図4,5に示すように定盤3上の棒材1,1…の一つ
一つに個別に対応する駆動ユニット15,15…をその
棒材数分だけ横一列に並設したもので、各駆動ユニット
15は図5,6のように構成されている。
【0021】すなわち、各駆動ユニット15は、フレー
ム17にセラミック圧電素子型の直動アクチュエータ1
8を設けるとともに、この直動アクチュエータ18によ
ってスライド駆動される摺動子19のフック部20を、
各棒材1,1…に予め形成されている溝部21に係合さ
せるようにしているものである。
ム17にセラミック圧電素子型の直動アクチュエータ1
8を設けるとともに、この直動アクチュエータ18によ
ってスライド駆動される摺動子19のフック部20を、
各棒材1,1…に予め形成されている溝部21に係合さ
せるようにしているものである。
【0022】そして、図7に示すように、作製しようと
する型のCADデータとリンケージさせた制御装置22
を用いて各駆動ユニット15の入力電圧をパルス数で制
御し、図6に示すように摺動子19と係合する棒材1,
1…を所定量ずつスライドさせることにより、前記定盤
3上の一列分の棒材1,1…の一端面に任意の型面を創
成することができる。
する型のCADデータとリンケージさせた制御装置22
を用いて各駆動ユニット15の入力電圧をパルス数で制
御し、図6に示すように摺動子19と係合する棒材1,
1…を所定量ずつスライドさせることにより、前記定盤
3上の一列分の棒材1,1…の一端面に任意の型面を創
成することができる。
【0023】なお、上記の直動アクチュエータ18は、
その伸縮回数を入力パルス数としてカウントして積算す
ることで摺動子19の現在位置を常に把握するとともに
(インクリメンタル−パルスコーダ方式)、その現在位
置からの摺動子19のスライド量をパルス数として指示
する閉ループ制御方式を採用する。
その伸縮回数を入力パルス数としてカウントして積算す
ることで摺動子19の現在位置を常に把握するとともに
(インクリメンタル−パルスコーダ方式)、その現在位
置からの摺動子19のスライド量をパルス数として指示
する閉ループ制御方式を採用する。
【0024】次に、以上のように構成された装置の一連
の作動について説明する。
の作動について説明する。
【0025】最初に、図1の定盤3上に一列分の棒材
1,1…を図示外の棒材投入装置等により水平状態で整
列配置する。この時、各棒材1,1…はその端面が同一
平面上に位置するように揃えられている。
1,1…を図示外の棒材投入装置等により水平状態で整
列配置する。この時、各棒材1,1…はその端面が同一
平面上に位置するように揃えられている。
【0026】なお、各棒材1,1…には予め熱硬化性の
油脂や粘結硬化剤等を塗布しておくことにより、外部振
動等による定盤3上での棒材1,1…の位置ずれや、搬
送中の崩れを防止することができる。
油脂や粘結硬化剤等を塗布しておくことにより、外部振
動等による定盤3上での棒材1,1…の位置ずれや、搬
送中の崩れを防止することができる。
【0027】前記定盤3上に一列分の棒材1,1…が並
列配置されたならば図1〜4に示す搬送ヘッド5を下降
させ、各棒材1,1…の溝部21に対応する駆動ユニッ
ト15のフック部20を係合させる。
列配置されたならば図1〜4に示す搬送ヘッド5を下降
させ、各棒材1,1…の溝部21に対応する駆動ユニッ
ト15のフック部20を係合させる。
【0028】この状態で、図7に示すように、制御装置
22からの指令により各駆動ユニット15を作動させ、
その定盤3上の棒材1,1…のそれぞれについて所定量
ずつ長手方向にスライドさせることにより、図1の
(C)に示すようにそれらの一列分の棒材1,1…の一
端面に所定の型面1aの形状を創成する。
22からの指令により各駆動ユニット15を作動させ、
その定盤3上の棒材1,1…のそれぞれについて所定量
ずつ長手方向にスライドさせることにより、図1の
(C)に示すようにそれらの一列分の棒材1,1…の一
端面に所定の型面1aの形状を創成する。
【0029】こうして、一列分の棒材1,1…の一端面
に所定の型面1aが創成されたならば、図2,3に示す
開閉バルブ13を開動作させる。これにより、先に述べ
たベンチュリ作用によりエアチャンバー9内に負圧が発
生し、定盤3上の各棒材1,1…はそれらの一端面に創
成された型面1aの形状を保持しつつ一括して搬送ヘッ
ド5に吸着支持される。
に所定の型面1aが創成されたならば、図2,3に示す
開閉バルブ13を開動作させる。これにより、先に述べ
たベンチュリ作用によりエアチャンバー9内に負圧が発
生し、定盤3上の各棒材1,1…はそれらの一端面に創
成された型面1aの形状を保持しつつ一括して搬送ヘッ
ド5に吸着支持される。
【0030】そして、図1に示す昇降駆動ユニット6の
はたらきにより搬送ヘッド5を上昇させた上、走行駆動
ユニット8のはたらきにより搬送ヘッド5を積層装置2
の上方まで移動させる。
はたらきにより搬送ヘッド5を上昇させた上、走行駆動
ユニット8のはたらきにより搬送ヘッド5を積層装置2
の上方まで移動させる。
【0031】さらに、前記搬送ヘッド5を再び下降させ
た上で、図2,3に示した開閉バルブ13を閉動作させ
ることにより、それまで搬送ヘッド5に吸着支持されて
いた棒材1,1…が解放されて積層装置2に積み込まれ
る。
た上で、図2,3に示した開閉バルブ13を閉動作させ
ることにより、それまで搬送ヘッド5に吸着支持されて
いた棒材1,1…が解放されて積層装置2に積み込まれ
る。
【0032】なお、前記積層装置2としては、一列分の
棒材1,1…が積み込まれた段階でその一列分の棒材
1,1…の高さ分だけ積層装置2全体が下降するタイプ
のものを使用している。
棒材1,1…が積み込まれた段階でその一列分の棒材
1,1…の高さ分だけ積層装置2全体が下降するタイプ
のものを使用している。
【0033】したがって、上記のような一列分の棒材
1,1…の積み込みを所定回数だけ繰り返すことによ
り、一列分の棒材1,1…ごとにその型面1aが予め創
成されていることから、一列ごとの棒材1,1…の積み
込みを繰り返すことで三次元的な型面形状が徐々に創成
される。
1,1…の積み込みを所定回数だけ繰り返すことによ
り、一列分の棒材1,1…ごとにその型面1aが予め創
成されていることから、一列ごとの棒材1,1…の積み
込みを繰り返すことで三次元的な型面形状が徐々に創成
される。
【0034】前記積層装置2に所定数の棒材1,1…が
積層されたならば、その時点で積層された棒材1,1…
の集合体の一端面には各棒材1,1…の先端の包絡面に
相当する所定の型面形状が創成され、かつその棒材1,
1…の集合体によって型が形成されていることから、そ
の棒材1,1…の集合体を型枠等で圧締した上で全体を
加熱する。これにより、予め各棒材1,1…に塗布され
ている油脂あるいは粘結硬化剤等が硬化して、隣接する
棒材1,1…同士が結合され、例えば以降の型の取扱い
時の棒材1,1…の集合体の崩れ等を防止することがで
きる。
積層されたならば、その時点で積層された棒材1,1…
の集合体の一端面には各棒材1,1…の先端の包絡面に
相当する所定の型面形状が創成され、かつその棒材1,
1…の集合体によって型が形成されていることから、そ
の棒材1,1…の集合体を型枠等で圧締した上で全体を
加熱する。これにより、予め各棒材1,1…に塗布され
ている油脂あるいは粘結硬化剤等が硬化して、隣接する
棒材1,1…同士が結合され、例えば以降の型の取扱い
時の棒材1,1…の集合体の崩れ等を防止することがで
きる。
【0035】こののち、例えば上記のようにして作製さ
れた型の型面に所定の溶融金属を流し込んでこれを冷却
固化させ、その型面を転写させた反転型を得る。
れた型の型面に所定の溶融金属を流し込んでこれを冷却
固化させ、その型面を転写させた反転型を得る。
【0036】この反転型は、後工程で切削加工を施すこ
とによって例えば所定の樹脂成形型等に仕上げられるこ
とになるが、反転型の型面は先の棒材1,1…の集合体
の型面を転写したものであるので比較的最終製品形状に
近い形状となっており、したがって最小限の切削加工の
みで所定の形状に仕上げることができる。
とによって例えば所定の樹脂成形型等に仕上げられるこ
とになるが、反転型の型面は先の棒材1,1…の集合体
の型面を転写したものであるので比較的最終製品形状に
近い形状となっており、したがって最小限の切削加工の
みで所定の形状に仕上げることができる。
【0037】ここで、図5,6に示した駆動ユニット1
5に代えて同図8,9,10に示すような駆動機構25
を用いてもよい。
5に代えて同図8,9,10に示すような駆動機構25
を用いてもよい。
【0038】すなわち、フレーム31に一対のセラミッ
ク圧電素子型の直動アクチュエータ32,33を対向配
置し、その直動変位を各送り爪34,35の直動変位と
して取り出す。一方、棒材1と係合する摺動子36には
スクリューシャフト37を設けるとともに、このスクリ
ューシャフトに一対のラチェットホイール38,39を
設け、一方のラチェットホイール38を送り爪34に、
他方のラチェットホイール39を他の送り爪35それぞ
れ対応させる。そして、一方の送り爪34とラチェット
ホイール38を正転用、他方の送り爪35とラチェット
ホイール39を逆転用のものとすれば、図5,6のもの
と同様にパルス数制御にてスクリューシャフト37を正
逆転させることにより各棒材1,1…をスライド変位さ
せることができる。
ク圧電素子型の直動アクチュエータ32,33を対向配
置し、その直動変位を各送り爪34,35の直動変位と
して取り出す。一方、棒材1と係合する摺動子36には
スクリューシャフト37を設けるとともに、このスクリ
ューシャフトに一対のラチェットホイール38,39を
設け、一方のラチェットホイール38を送り爪34に、
他方のラチェットホイール39を他の送り爪35それぞ
れ対応させる。そして、一方の送り爪34とラチェット
ホイール38を正転用、他方の送り爪35とラチェット
ホイール39を逆転用のものとすれば、図5,6のもの
と同様にパルス数制御にてスクリューシャフト37を正
逆転させることにより各棒材1,1…をスライド変位さ
せることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、定盤上に
置かれた一列分の棒材を、棒材スライド駆動手段により
それぞれに所定量ずつスライド変化させて、それらの一
列の棒材分の型面を創成した上、それらの一列分の棒材
を一括して積層装置に順次積み込むようにしたことによ
り、棒材同士を密着させることができることからその棒
材の集合密度が高く、創成された型面の形状精度が大幅
に向上するほか、創成された型面に例えば直接溶融金属
を流し込んで反転型を作製することも可能となる。
置かれた一列分の棒材を、棒材スライド駆動手段により
それぞれに所定量ずつスライド変化させて、それらの一
列の棒材分の型面を創成した上、それらの一列分の棒材
を一括して積層装置に順次積み込むようにしたことによ
り、棒材同士を密着させることができることからその棒
材の集合密度が高く、創成された型面の形状精度が大幅
に向上するほか、創成された型面に例えば直接溶融金属
を流し込んで反転型を作製することも可能となる。
【0040】また、定盤上に棒材を一本ずつ並べながら
型面を創成する方法に比べて、棒材の積み込みに要する
時間を大幅に短縮できる効果がある。
型面を創成する方法に比べて、棒材の積み込みに要する
時間を大幅に短縮できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)はその全
体の概略を示す斜視図、(B)は同図(A)の正面説明
図、(C)は棒材の説明図。
体の概略を示す斜視図、(B)は同図(A)の正面説明
図、(C)は棒材の説明図。
【図2】搬送ヘッドの構成を示す説明図。
【図3】図2のa−a線に沿う断面説明図。
【図4】図2のb方向矢視図。
【図5】棒材スライド駆動機構の斜視図。
【図6】棒材スライド駆動機構を構成する駆動ユニット
の構成説明図。
の構成説明図。
【図7】棒材スライド駆動機構の制御系のブロック図。
【図8】駆動ユニットの他の例を示す構成説明図。
【図9】図8の右側面説明図。
【図10】図9の要部拡大図。
1…棒材 2…積層装置 3…定盤 4…搬送装置 5…搬送ヘッド 14…棒材スライド駆動機構 15…駆動ユニット 25…駆動ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の角柱状の棒材を所定の位置関係の
もとに集合させ、その集合体の一端面に創成される面を
型面形状とする型を作製する装置であって、 前記型となるべき一列分の棒材がその端面を揃えた状態
で水平に整列配置される定盤と、 前記定盤上の一列分の棒材を一括して吸着支持した上で
積層装置に搬送して、積層装置にその一列分の棒材を多
段にわたって積み重ねる搬送手段とを備えてなり、 前記搬送手段は、定盤上に整列配置された一列分の棒材
を一括して吸着支持するのに先立って、創成すべき型面
の形状データに基づいて前記定盤上の棒材を所定量ずつ
長手方向にスライド変位させてその一列分の棒材の一端
面に型面を創成する棒材スライド駆動手段を備えている
ことを特徴とする型の作製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17634093A JPH0732368A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 型の作製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17634093A JPH0732368A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 型の作製装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732368A true JPH0732368A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16011877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17634093A Pending JPH0732368A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 型の作製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732368A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6610230B2 (en) | 2001-08-31 | 2003-08-26 | National Research Council Of Canada | Method of making mold using elongated metal elements |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP17634093A patent/JPH0732368A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6610230B2 (en) | 2001-08-31 | 2003-08-26 | National Research Council Of Canada | Method of making mold using elongated metal elements |
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