JPH0732348U - 排ガスダクト用ギロチンダンパー - Google Patents

排ガスダクト用ギロチンダンパー

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JPH0732348U
JPH0732348U JP6165993U JP6165993U JPH0732348U JP H0732348 U JPH0732348 U JP H0732348U JP 6165993 U JP6165993 U JP 6165993U JP 6165993 U JP6165993 U JP 6165993U JP H0732348 U JPH0732348 U JP H0732348U
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JP
Japan
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damper
exhaust gas
gas duct
guillotine
weight
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Application number
JP6165993U
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English (en)
Inventor
則博 奥村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 自由落下するダンパーを受け止めて排ガスダ
クト1を閉塞し得るように形成されたダンパー受部4を
有する排ガスダクト1の前記ダンパー受部4の上方に昇
降自在且つ自由落下し得るよう吊り下げられた排ガスダ
クト用ギロチンダンパー18であって、必要最低板厚を
有する耐蝕性材料により形成したダンパー本体16と、
所要の重量を有する一般鋼材により形成し且つ前記ダン
パー本体16の上部にダンパー本体16と一体的に設け
たウェイト17とによる構成としている。 【効果】 高価な耐蝕性材料で形成するダンパー本体1
6の重量を軽減でき、コストダウンが図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排ガスダクト用ギロチンダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1本の煙突に複数の燃焼炉が接続されている場合、例えば図3に示すように各 燃焼炉a,b,cと煙突dへ通じる主排ガスダクトeとを連通する各排ガスダク トf,g,h毎にギロチンダンパーi,j,kを設け、前記の燃焼炉aの点検や 保修を行なう時に排ガスダクトfに設けたギロチンダンパーiによって排ガスダ クトfを閉塞することにより、該燃焼炉aと他の燃焼炉b,cとの関連を断絶し 、他の燃焼炉b,cの排ガスが点検などを施工する当該燃焼炉aへ逆流すること を防止している。
【0003】 図4、図5は従来の排ガスダクト用ギロチンダンパーの一例を示すもので、1 は排ガスダクトであり、該排ガスダクト1の所定部分に設けた排ガスダクト1の 不連続部分に、排ガスダクト1の半径より少し大きい半径の底部と上部開口部2 を有し且つ該開口部2に着脱自在の蓋3を備えた断面U字形のダンパー受部4を 設けている。
【0004】 また、前記のダンパー受部4の両側に支柱5,6を立設し、該支柱5,6の前 後方向に所定の間隔を置き互いに平行して水平に延び一方の端部が一側の支柱5 より外側へ突出した梁7により前記支柱5,6の頂部を結合し、該梁7の支柱5 の外側へ突出した一端部にローププーリ8を回転自在に軸支し、前記梁7の支柱 5,6間の略中央部にローププーリ9を回転自在に軸支する。
【0005】 さらに、前記ダンパー受部4上方の所定高さ位置に、互いに平行して水平に延 び前記支柱5,6を前後方向から挟み且つ両端部を該支柱5,6に固定された水 平部材10を設け、該水平部材10と前記梁7との間に、排ガスダクト1の径方 向両側と排ガスダクト1の延設方向前後側とに後述のギロチンダンパー15が摺 動し得るような間隔を置いて互いに平行して上下方向へ延びるガイド11を設け る。
【0006】 さらにまた、前記一方の支柱5の基部外側にウインチ12を設け、該ウインチ 12により巻き取られ且つ繰り出されるロープ13を前記の各ローププーリ8, 9に巻き掛けし、その先端部にスリングチェーン14を介してギロチンダンパー 15を吊り下げる。
【0007】 前記ギロチンダンパー15は、ガイド11に沿い自由落下して前記ダンパー受 部4の開口部2からダンパー受部4内へ進入し得るような適度の重量を必要とす ると共に排ガスによる腐食を防止するため、約25mmの厚さを有するステンレ ス鋼材により形成されている。
【0008】 而して、燃焼炉を点検又は保守などを実施する場合、当該燃焼炉に連通する排 ガスダクト1に設けたダンパー受部4の開口部2を覆っている蓋3を取り外した のち、ウインチ12をロープ13が繰り出される方向へ作動することにより、ダ ンパー受部4の上方に吊り下げられているギロチンダンパー15をガイド11に 沿って自由落下させ、ダンパー受部4の開口部2を通してダンパー受部4内へ進 入させて排ガスダクト1を閉塞する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の排ガスダクト用ギロチンダンパーでは、排ガスダクト1 の閉塞性能を保持するためダンパー受部4をギロチンダンパー15に対してタイ トに構成しているので、ギロチンダンパー15がダンパー受部4へ進入するとき に摩擦による抵抗力が発生する。そこで、ギロチンダンパー15は前記の抵抗力 に抗してダンパー受部4へ進入し得る重量を備えなければならない。しかも、排 ガスに曝されて侵食を受けるので耐蝕性を必要とする。そのため、従来の排ガス ダクト用ギロチンダンパーはステンレス鋼材の厚板を使用しているが、排ガスダ クト1は大口径(4m程又はそれ以上)を有するものもあるので高価なステンレ ス鋼材を大量に使用することとなり、経済的に得策ではないという問題があった 。
【0010】 本考案は、前述の実情に鑑み、ダンパー本体部分を必要最低板厚とし、該ダン パー本体の上部に安価な一般鋼材、鉄材によるウェイトを付加することによって コストダウンを図り得る排ガスダクト用ギロチンダンパーを提供することを目的 としてなしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ダンパーをダンパー受部に自由落下させて排ガスダクトを閉塞する 排ガスダクト用ギロチンダンパーにおいて、必要最低板厚を有する耐蝕性材料に より形成したダンパー本体と、所要の重量を有する一般鋼材、鉄材により形成し 且つ前記ダンパー本体の上部にダンパー本体と一体的に設けたウェイトとによる 構成としている。
【0012】
【作用】
従って、本考案では、一般の鋼材、鉄材より成るウェイトの重量が、必要最低 板厚により形成したダンパー本体の軽減重量に代わってダンパー本体に対してダ ンパー受部へ進入するために必要なエネルギを付加する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0014】 図1は本考案の排ガスダクト用ギロチンダンパーの一実施例の概略を表す正面 図、図2は図1のII−II矢視図である。図中、図4及び図5と同じものには 同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0015】 本実施例では、閉塞すべき排ガスダクト1に適合した大きさを有し、必要最低 板厚を有するステンレス鋼材によりU字形のダンパー本体16を形成し、該ダン パー本体16の上部のダンパー本体16幅方向に、所要の重量を有する一般の鋼 材(例えばSC材)又は鉄材(例えばFC材)により断面矩形状に形成したウェ イト17を該ダンパー本体16と一体的に設けて排ガスダクト用のギロチンダン パー18を構成している。
【0016】 而して、支柱5の基部外側に設けたウインチ12により巻き取られ且つ繰り出 され、さらに各ローププーリ8,9に巻き掛けられたロープ13の先端部にスリ ングチェーン14を介して前記ギロチンダンパー18のウェイト17の上部を接 続し、該ギロチンダンパー18のダンパー本体16の幅方向の両側をガイド11 に嵌め込むことにより昇降自在に吊り下げる。
【0017】 燃焼炉の点検又は保守などを実施する場合、当該燃焼炉に連通する排ガスダク ト1に設けたダンパー受部4の開口部2を覆っている蓋3を取り外したのち、ウ インチ12をロープ13が繰り出される方向へ作動することにより、ダンパー受 部4の上方に吊り下げられているギロチンダンパー18をガイド11に沿って自 由落下させ、ダンパー受部4の開口部2を通してダンパー受部4内へ進入させて 排ガスダクト1を閉塞する。
【0018】 前記によれば、必要最低板厚のステンレス鋼材により形成したダンパー本体1 6と、所要重量を有する一般鋼材、鉄材により形成し前記ダンパー本体16に一 体的に設けたウェイト17とによって排ガスダクト用のギロチンダンパー18を 構成したので、ウェイト17の重量によりダンパー本体16に対して必要なエネ ルギを付加することができる。また、ダンパー本体16を必要最低板厚となし得 ることにより高価なステンレス鋼材の重量を軽減することができるので、排ガス ダクト用のギロチンダンパー18のコストダウンを図り得る。
【0019】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】
本考案の排ガスダクト用ギロチンダンパーによれば、ダンパー本体の板厚を薄 くなし得るので、高価な耐蝕性鋼材の使用重量を軽減することが可能となりギロ チンダンパーのコストダウンを図ることができ経済的に有用であるという優れた 効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排ガスダクト用ギロチンダンパーの一
実施例の概略を表す正面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】1本の煙突と複数の燃焼炉とを連通する排ガス
ダクトの一例の配置図である。
【図4】図3に関連する排ガスダクト用ギロチンダンパ
ーの一例の概略を表す正面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【符号の説明】
1 排ガスダクト 4 ダンパー受部 16 ダンパー本体 17 ウェイト 18 排ガスダクト用ギロチンダンパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパーをダンパー受部に自由落下させ
    て排ガスダクトを閉塞する排ガスダクト用ギロチンダン
    パーにおいて、必要最低板厚を有する耐蝕性材料により
    形成したダンパー本体と、所要の重量を有する一般鋼
    材、鉄材により形成し且つ前記ダンパー本体の上部にダ
    ンパー本体と一体的に設けたウェイトとによって構成し
    たことを特徴とする排ガスダクト用ギロチンダンパー。
JP6165993U 1993-11-16 1993-11-16 排ガスダクト用ギロチンダンパー Pending JPH0732348U (ja)

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JP6165993U JPH0732348U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 排ガスダクト用ギロチンダンパー

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JP6165993U JPH0732348U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 排ガスダクト用ギロチンダンパー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732348U true JPH0732348U (ja) 1995-06-16

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ID=13177578

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115574340A (zh) * 2022-10-08 2023-01-06 江苏东方成套设备制造集团有限公司 一种管式加热炉烟风道挡板防堵塞装置

Cited By (2)

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