JPH07323009A - 光学装置、カメラ、視線検出方法、及び、接眼部と眼球位置の相対位置判別方法。 - Google Patents

光学装置、カメラ、視線検出方法、及び、接眼部と眼球位置の相対位置判別方法。

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JPH07323009A
JPH07323009A JP6139627A JP13962794A JPH07323009A JP H07323009 A JPH07323009 A JP H07323009A JP 6139627 A JP6139627 A JP 6139627A JP 13962794 A JP13962794 A JP 13962794A JP H07323009 A JPH07323009 A JP H07323009A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水銀スイッチ等の部材を具備することなく、
高精度の視線検出を可能とする。 【構成】 観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置関係
を二通り以上想定し、各々について視線検出手段10
0,101にて視線検出を行い、各々の視線検出結果と
複数の指標200〜204の位置関係を評価し、複数の
指標の中より何れかの指標を選択する指標選択手段10
0を設け、予め想定可能な観察者の眼球の位置と接眼部
の相対位置それぞれで視線検出を行い、この視線検出結
果と観察面内に配置される複数の指標との位置関係よ
り、複数の指標の中より何れかの指標を選択するように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視線検出手段を有した
光学装置に関し、例えば被写体像が形成されている観察
面(ピント面)上のファインダ系を介して観察者が観察
している注視点方向の軸、いわゆる視線(視軸)を、観
察者の眼球像を演算処理して検出する機能を有した光学
装置やカメラ、更には視線検出方法や観察者の眼球の位
置と接眼部の相対位置を判別する接眼部と眼球位置の相
対位置判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影者が観察面上のどの位置
を観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を
検出する装置(例えばアイカメラ)が種々提供されてい
る。例えば特開平1−274736号公報においては、
光源からの平行光束を撮影者の眼球の前眼部へ投射し、
角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を
利用して注視点を求めている。また同公報において、注
視点検出装置を一眼レフカメラに配設し、撮影者の注視
点情報を用いて撮影レンズの自動焦点調節を行う例を開
示している。
【0003】図11は、一眼レフカメラに配設された視
線検出光学系の概略図である。
【0004】同図において、11は接眼レンズで、撮影
者はこの接眼レンズ11に目を近づけてファインダ内の
被写体を観察する。13a,13bは各々撮影者に対し
て不感の赤外光を放射する発光ダイオード等の光源であ
る。撮影者の眼球で反射した照明光の一部は受光レンズ
12においてイメージセンサ14に集光する。
【0005】図12(A)は上記イメージセンサ14に
投影される眼球像の概略図であり、図12(B)は上記
イメージセンサ14の出力ラインからの出力信号の強度
分布を示す図である。
【0006】図13は視線検出の原理を説明する為の図
である。
【0007】同図において、15は撮影者の眼球、16
は角膜、17は虹彩である。なお、図11に示した接眼
レンズ11は説明には不要であるため省略してある。
【0008】以下、上記の各図を用いて視線の検出方法
について説明する。
【0009】光源13bより放射された赤外光は観察者
の眼球15の角膜16を照射する。このとき角膜16の
表面で反射した赤外光の一部により形成される角膜反射
像d(虚像)は受光レンズ12により集光され、イメー
ジセンサ14上の位置d´に結像する。同様に光源13
aにより放射された赤外光は、眼球15の角膜16を照
明する。このとき、角膜16の表面で反射した赤外光の
一部により形成された角膜反射像eは受光レンズ12に
より集光され、イメージセンサ14上の位置e´に結像
する。
【0010】又、虹彩17の端部a,bからの光束は、
受光レンズ12を介してイメージセンサ14上の位置a
´,b´に該端部a,bの像を結像する。受光レンズ1
2の光軸に対する眼球15の光軸の回転角θが小さい場
合、虹彩17の端部a,bのx座標をxa,xbとする
と、瞳孔19の中心位置cの座標xcは、 xc≒(xa+xb)/2 と表される。
【0011】また、角膜反射像d及びeの中点のx座標
と角膜16の曲率中心oのx座標xoとは略一致する。
このため角膜反射像の発生位置d,eのx座標をxd,
xe、角膜16の曲率中心oと瞳孔19の中心cまでの
標準的な距離をLOCとすると、眼球15の光軸15aの
回転角θxは、 LOC*sinθx≒(xd+xe)/2−xc …………(1) の関係式を略満足する。このため、図12(A)に示し
た様に、イメージセンサ14上に投影された眼球15の
各特徴点(角膜反射像及び瞳孔の中心)の位置を検出す
ることにより、眼球15の光軸15aの回転角θを求め
ることができる。
【0012】眼球15の光軸15aの回転角は(1)式
より、 β*LOC*sinθx≒{(xpo−δx)−xic}*pitch …………(2) β*LOC*sinθY≒{(Ypo−δy)−yic}*pitch …………(3) と求められる。
【0013】ここで、θxはzーx平面内での眼球光軸
の回転角、θyはyーz平面内での眼球光軸の回転角で
ある。また、(xpo,ypo)はイメージセンサ14
上の2個の角膜反射像の中点の座標、(xic,yi
c)はイメージセンサ14上の瞳孔中心の座標である。
pitchはイメージセンサ14の画素ピッチである。
又、βは受光レンズ12に対する眼球15の位置により
決る結像倍率で、実質的には2個の角膜反射像の間隔の
関数として求められる。δx,δyは角膜反射像の中点
の座標を補正する補正項であり、撮影者の眼球を平行光
ではなく発散光にて照明していることにより生じる誤差
を補正する補正項、及び、δyに関しては、撮影者の眼
球を下まぶたの方から発散光にて照明していることによ
り生じるオフセット成分を補正する補正項も含まれてい
る。
【0014】撮影者の眼球光軸の回転角(θx,θy)
が算出されると、撮影者の観察面(ピント板)上の注視
点(x,y)は、カメラの姿勢が横位置の場合、 x=m*(θx+△) ………………(4−a) y=m*θy ………………(5−a) と求められる。
【0015】ここで、x方向はカメラの姿勢が横位置の
場合の撮影者に対して水平方向、y方向はカメラの姿勢
が横位置の場合の撮影者に対して垂直方向を示してい
る。mは眼球15の回転角からピント板上の座標に変換
する変換係数、△は眼球光軸15aと視軸(注視点)と
のなす角である。一般に眼球の回転角と観察者が実際に
見ている視軸とは、観察者に対して水平方向に約5°ず
れており、垂直方向には殆どずれていない事が知られて
いる。
【0016】同様にカメラの姿勢が縦位置の場合、注視
点(x,y)は、 x=m*θx ………………(4−b) y=m*(θy−△) ………………(5−b) または、 x=m*θx ………………(4−c) y=m*(θy+△) ………………(5−c) となり、カメラの姿勢によって演算式を変更することに
より視線(注視点)を求めることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の様にカメラの姿
勢、つまりファインダ部と撮影者の眼球との縦横の相対
位置関係によって、回転角θから撮影者の観察面(ピン
ト板)上の注視点(x,y)を求める式を変更する必要
があるため、従来においては、水銀スイッチやその他の
機械的なスイッチや光学的なスイッチなどでカメラの姿
勢を検出し、その結果に基づいて上述の式を選択して注
視点(x,y)を求めていた。
【0018】しかしながら、水銀スイッチなどの検知ス
イッチを使用しなければならないのでコストがかかると
いう問題があった。しかも、上記の水銀スイッチは重力
を利用して姿勢検知を行うものであるため、撮影者が横
になっている場合や完全に下を向いているときなど、該
スイッチが正しい値を出さなくなるという恐れもある。
【0019】一方、この種の検知スイッチに頼らず手動
で縦位置,横位置の姿勢を撮影者が入力する構成にした
場合は、撮影者に煩わしい操作を強要してしまうことに
なる。
【0020】(発明の目的)本発明の第1の目的は、観
察者の眼球の位置と接眼部の相対位置を検知するスイッ
チ部材を具備することなく、高精度の視線検出を行うこ
とのできる光学装置、カメラ、及び、視線検出方法を提
供することである。
【0021】本発明の第2の目的は、観察者の眼球の位
置と接眼部の相対位置を検知するスイッチ部材を具備す
ることなく、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置を
正確に判別することのできる光学装置、カメラ、及び、
接眼部と眼球位置の相対位置判別方法を提供することで
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1又は3記載の本発明は、接眼部より
覗いた観察者の眼球像の光電変換信号を出力する光電変
換手段と、該光電変換手段からの光電変換信号を演算処
理することによって観察者の視線を検出する視線検出手
段と、観察面内に観察者の視線の指標として配置される
複数の指標と、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置
関係を二通り以上想定し、各々について前記視線検出手
段にて視線検出を行い、各々の視線検出結果と前記複数
の指標の位置関係を評価し、前記複数の指標の中より何
れかの指標を選択する指標選択手段とを設け、予め想定
可能な観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置それぞれ
で視線検出を行い、この視線検出結果と観察面内に配置
される複数の指標との位置関係より、複数の指標の中よ
り何れかの指標を選択するようにしている。
【0023】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2又は3記載の本発明は、接眼部より覗いた観察
者の眼球像の光電変換信号を出力する光電変換手段と、
該光電変換手段からの光電変換信号を演算処理すること
によって観察者の視線を検出する視線検出手段と、観察
面内に観察者の視線の指標として配置される複数の指標
と、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置関係を二通
り以上想定し、各々について前記視線検出手段にて視線
検出を行い、各々の視線検出結果と前記複数の指標の位
置関係を評価し、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
置を判別する相対位置判別手段とを設け、予め想定可能
な観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置それぞれで視
線検出を行い、この視線検出結果と観察面内に配置され
る複数の指標との位置関係より、観察者の眼球の位置と
接眼部の相対位置を判別するようにしている。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0025】図1〜図10は本発明の一実施例を一眼レ
フカメラに適用した場合に係る図であり、図1は一眼レ
フカメラの要部を示す概略図、図2(A),(B)は図
1の一眼レフカメラの上面及び背面を示す図、図3は図
1の一眼レフカメラのファインダ視野図である。
【0026】図1において、1は撮影レンズであり、便
宜上2枚のレンズ1a,1bで示したが、実際は多数の
レンズから構成されている。2は主ミラーで、観察状態
と撮影状態に応じた撮影光路へ斜設されあるいは退去さ
れる。3はサブミラーで、主ミラー2を透過した光束を
カメラボディの下方へ向けて反射する。4はシャッタで
ある。5は感光部材で、銀塩フィルムあるいはCCDや
MOS型等の固体撮像素子あるいはビディコン等の撮像
管より成っている。
【0027】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a,反射ミラー6b及び6
c,2次結像レンズ6d,絞り6e,後述する複数のC
CDから成るラインセンサ6f等から構成されている周
知の位相差方式を採用している。同図の焦点検出装置6
は、図3に示すようにファインダ視野内(観察画面内)
213の複数の領域(5箇所の測距点マーク200〜2
04)を焦点検出可能なように構成されている。
【0028】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ムである。9,10は観察画面内の被写体輝度を測定す
る為の結像レンズと測光センサで、結像レンズ9はペン
タプリズム8内の反射光路を介してピント板7と測光セ
ンサ10を共役に関係付けている。
【0029】11は前記ペンタプリズム8の射出面後方
に配置され、撮影者の眼15によるピント板7の観察に
使用される接眼レンズであり、該接眼レンズ11には例
えば可視光を透過し赤外光を反射するダイクロイックミ
ラーより成る光分割器11aが具備されている。12は
受光レンズ、14はCCD等の光電素子列を2次元的に
配したイメージセンサで、受光レンズ12に関して所定
の位置にある撮影者の眼15の虹彩近傍と共役になるよ
うに配置されている。
【0030】13(13a〜13b)は各々撮影者の眼
球15の照明光源であるところの赤外発光ダイオード
で、図2(B)に示す様に、接眼レンズ11の回りに配
置されている。
【0031】21は明るい被写体の中でも視認できる高
輝度のスーパーインポーズ用LEDであり、該スーパー
インポーズ用LED21から発光された光は投光用プリ
ズム22,主ミラー2で反射してピント板7の表示部に
設けた微小プリズムアレイ7aで垂直方向に曲げられ、
ペンタダハプリズム8,接眼レンズ11を通って撮影者
の眼15に達する。そこでピント板7の焦点検出領域に
対応する位置にこの微小プリズムアレイ7aを枠状に形
成し、これを各々に対応したスーパーインポーズ用LE
D21(各々をLED−L1,LED−L2,LED−
C,LED−R1,LED−R2とする)によって照明
する。これによって、図3に示したファインダ視野から
判かるように、各々の測光点マーク200,201,2
02,203,204がファインダ視野内213で光
り、焦点検出領域(測距点)を表示させている(以下、
これをスーパーインポーズ表示という)。
【0032】23はファインダ視野領域を形成する視野
マスク、24はファインダ視野外に撮影情報を表示する
ためのファインダ内LCDで、照明用LED(F−LE
D)25によって照明されている。ファインダ内LCD
24を透過した光は三角プリズム26によってファイン
ダ内に導かれ、図3のファインダ視野外207に表示さ
れ、撮影者は該撮影情報を観察している。
【0033】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は後述の絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、33
はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等からなるレン
ズ駆動部材である。35はフォトカプラであり、レンズ
駆動部材34に連動するパルス板36の回転を検知して
レンズ焦点調節回路110に伝えている。レンズ焦点調
節回路110は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動
量の情報に基づいてレンズ駆動用モータ33を所定量駆
動させ、撮影レンズ1の合焦レンズ1aを合焦位置に移
動させている。37は公知のカメラとレンズとのインタ
ーフェイスとなるマウント接点である。
【0034】図2において、41はレリーズ釦、42は
外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDで、予め決
められたパターンを表示する固定セグメント表示部42
aと可変数値表示用の7セグメント表示部42bとから
成っている。44はモードダイヤルで、指標55の位置
に該モードダイヤル44上に刻印されえたマーク等を合
せて撮影モード等の選択を行うものである。他の操作部
材については本発明の理解において特に必要ないので省
略する。
【0035】ここで、本実施例においては、図2の
(B)のような姿勢で撮影者が接眼レンズ11を覗いた
場合を横位置と定め、又図2の(B)の状態からカメラ
を回転させ、レリーズ釦41を上方にして撮影者が接眼
レンズ11を覗いた場合を縦位置aとし、反対にカメラ
を回転させ、レリーズ釦41を下方にして撮影者が接眼
レンズ11を覗いた場合を縦位置bと定める。
【0036】図5は上記構成における一眼レフカメラの
電気的構成を示すブロック図であり、図1と同じ部分は
同一の番号をつけている。
【0037】同図において、カメラ本体に内蔵されたカ
メラ制御手段であるところのマイクロコンピュータの中
央処理装置(以下、CPUと記す)100には、視線検
出回路101,測光回路102,自動焦点検出回路10
3,信号入力回路104,LCD駆動回路105,LE
D駆動回路106,IRED駆動回路107,シャッタ
制御回路108、及び、モータ制御回路109がそれぞ
れ接続されている。また、撮影レンズ1内に配置された
焦点調節回路110,絞り駆動回路111とは図1で示
したマウント接点37を介して信号の伝達がなされる。
【0038】CPU100に付随した記憶手段としての
EEPROM100aは、フィルムカウンタその他の撮
影情報を記憶可能である。
【0039】前記視線検出回路101は、イメージセン
サ14(CCD−EyE)からの眼球像の出力をA/D
変換し、この像情報をCPU100に送信する。CPU
100は後述するように視線検出に必要な眼球像の各特
徴点を所定のアルゴリズムに従って抽出し、さらに各特
徴点の位置から撮影者の眼球の回転角を算出する。
【0040】前記測光回路102は、測光センサ10か
らの出力を増幅後、対数圧縮,A/D変換し、各センサ
の輝度情報としてCPU100に送信する。測光センサ
10は図8に示すように画面内を16分割しており、そ
れぞれA0〜A4,B5〜B11,C12〜C15の1
6個の光電変換出力を出力するフォトダイオードから構
成されている。
【0041】前記自動焦点検出回路103に接続される
ラインセンサ6fは、前述のように画面内の5つの測距
点200〜204に対応した5組のラインセンサCCD
−L2,CCD−L1,CCD−C,CCD−R1,C
CD−R2から構成される公知のCCDラインセンサで
あり、自動焦点検出回路103はこれらラインセンサ6
fから得た電圧をA/D変換し、CPU100に送る。
【0042】SW1はレリーズ釦41の第1ストローク
でONし、測光,AF,視線検出動作を開始する測光ス
イッチ、SW2はレリーズ釦の第2ストロークでONす
るレリーズスイッチ、SW−DIAL1とSW−DIA
L2は電子ダイヤル45内に設けたダイヤルスイッチで
あり、信号入力回路のアップダインカウンタに入力さ
れ、該電子ダイヤル45の回転クリック量をカウントす
る。
【0043】次に、視線検出手段を有した上記の一眼レ
フカメラの動作について、図6〜図9のフローチャート
にしたがって説明する。
【0044】図2に示すモードダイヤル44を回転させ
てカメラを不作動状態から所定の撮影モードに設定する
と(本実施例では、シャッタ優先AEに設定されている
ものとする)、カメラの電源がONされ、CPU100
は#(以下、ステップと記す)100を介してステップ
101からの動作を開始する。
【0045】先ず、CPU100の視線検出に使われる
変数をリセットする(ステップ101)。そして、レリ
ーズ釦41が押込まれてスイッチSW1がONするのを
待機する(ステップ102)。その後、レリーズ釦41
が押込まれてスイッチSW1がONされたことを信号入
力回路104を介して検知すると、CPU100は視線
検出を実行する(ステップ103)。そして、その結果
を基に、注視点の選択及びカメラの縦横姿勢の判別を行
う(ステップ104)。尚、上記のステップ103,1
04の動作については、サブルーチンとして後述する。
【0046】次に、自動焦点検出動作時に用いる測距点
を視線入力モードにより選択するモードになっているか
否かを判別し(ステップ105)、もし視線入力モード
に設定されていたら上記ステップ103で選択された注
視点にある測距点マーク(200〜204のうちのいず
れか)を、LED駆動回路106に信号を送信してスー
パーインポーズ用LED21を用いて点滅表示させる
(ステップ106)。一方、視線入力モードに設定され
ていなかったら、また後述のように視線検出NGであれ
ば、注視点を表示せずに測距点自動選択を行う(ステッ
プ118)。この測距点自動選択については、サブルー
チンとして後述する。
【0047】視線検出又は測距点自動選択によって測距
点が選択されたならば、その測距点の焦点検出を実行す
る(ステップ107)。そして、ここで選択された測距
点が測距不能であるかを判別し(ステップ108)、測
距不能であればCPU100はLCD駆動回路105に
信号を送ってファインダ内LCD24の合焦マークを点
滅させ、測距がNG(不能)であることを撮影者に警告
する(ステップ116)。この動作はスイッチSW1が
離される(OFFされる)まで継続される(ステップ1
17)。そして、スイッチSW1がOFFされるとステ
ップ102へ戻り、同様の動作を繰り返す。
【0048】一方、選択された測距点が測距可能であ
り、まだ合焦でなければ(ステップ108→109)、
CPU100はレンズ焦点調節回路110に信号を送っ
て所定量撮影レンズ1を駆動させる(ステップ11
5)。レンズ駆動後、自動焦点検出回路103を介して
再度焦点検出を行い(ステップ107)、撮影レンズ1
が合焦するまで上記のステップ107→108→109
→115→107……を繰り返す。
【0049】そして、選択された測距点において撮影レ
ンズ1が合焦したならば、CPU100はLCD駆動回
路105に信号を送ってファインダ内LCD24の合焦
マークを点灯させると共に、LED駆動回路106にも
信号を送って合焦している測距点マーク(200〜20
4のいずれか)に合焦表示させる(ステップ109→1
10)。
【0050】この時、合焦した測距点がファインダ内に
表示されたのを撮影者が見て、その測距点が正しくない
と認識してレリーズ釦41から手を離しスイッチSW1
をOFFにすると(ステップ111)、引続きカメラは
スイッチSW1がONするのを待機するステップ102
へ戻る。
【0051】また、撮影者が合焦表示された測距点を見
て、引続きスイッチSW1をONし続けたならば(ステ
ップ111)、CPU100は測光回路102に信号を
送信して測光を行わせる(ステップ112)。
【0052】図10に画面内を分割して測光する分割測
光のエリアを示したが、CPU100は、各エリアの測
光値から所定のアルゴリズムで評価測光を行い、合焦し
た測距点を含む測光領域に重み付けを行った露出値を決
定する。この所定のアルゴリズムについては後述する。
【0053】更にレリーズ釦41が押込まれてスイッチ
SW2がONされているか否かの判別を行い(ステップ
113)、該スイッチSW2がOFF状態であれば再び
スイッチSW1の状態の確認を行うステップ111へ戻
る。
【0054】又、上記スイッチSW2がONされたなら
ば、CPU100はシャッタ制御回路108,モータ制
御回路109,絞り駆動回路111にそれぞれ信号を送
信する。この時の動作について詳述すると、まずモータ
制御回路109を介してモータM2(図5参照)に通電
して主ミラー2をアップさせ、絞り駆動回路111を介
して絞り31を絞り込んだ後、シャッタ制御回路108
を介してマグネットMG1に通電しシャッタ4の先幕を
開放する。絞り31の絞り値及びシャッタ4のシャッタ
スピードは、前記測光回路102にて検知された露出値
とフィルム5の感度から設定される。所定のシャッタ秒
時経過後、マグネットMG2(図5参照)に通電し、上
記シャッタ4の後幕を閉じる。フィルム5への露光が終
了すると、上記モータM2に再度通電し、ミラーダウ
ン,シャッタチャージを行うとともにモータM1(図5
参照)にも通電し、フィルムの1駒送りを実行し、一連
のシャッタレリーズシーケンスの動作を完了する(ステ
ップ114)。その後は再びスイッチSW1がONされ
るのを待機するステップ102へ戻る。
【0055】次に、上記ステップ103において行われ
る「視線検出」サブルーチンについて、図7のフローチ
ャートにより説明する。
【0056】まず、CPU100は撮影者の眼を照明す
るために赤外発光ダイオード(以下、IREDと記す)
13a,13bを点灯させる(ステップ201)。次
に、所定の時間、イメージセンサ14への電荷蓄積を行
う(ステップ202)。この蓄積が終了すると、次にI
RED13a,13bを消灯する(ステップ203)。
そして、CPU100は蓄積の終了したイメージセンサ
14から撮影者の眼球像を読出すと共に、逐次的に角膜
反射像(P像)や瞳孔部の特徴抽出の処理を行う(ステ
ップ204)。
【0057】P(プルキンエ)像は眼球照明用IRED
の角膜反射像であるから、この像信号中には光強度の強
い輝点として現れるため、その特徴をもって1組のP像
を検出し、その位置(xd´,yd´),(xe,ye
´)を求めることが出来る(ステップ205)。そし
て、一組のP像ペアが決定できた後、瞳孔中心(xc
´,yc´)及び瞳孔径rcの検出を行う(ステップ2
06)。
【0058】撮影者の眼球像の中からP像位置と瞳孔が
検出されれば、撮影者の眼球光軸の回転角(θx,θ
y)を算出することができる。
【0059】ここで、CPU100はカメラの姿勢を横
位置を想定して、撮影者の観察面(ピント板)上の注視
点(x1,y1)を次の式で求める(ステップ20
7)。
【0060】 x=m*(θx+△) ………………(4−a) y=m*θy ………………(5−a) 同様に、CPU100はカメラの姿勢を縦位置aと想定
して、注視点(x2,y2)を次の式で求める(ステッ
プ208)。
【0061】 x=m*θx ………………(4−b) y=m*(θy−△) ………………(5−b) 同様に、CPU100はカメラの姿勢を縦位置bと想定
して、注視点(x3,y3)を次の式で求める(ステッ
プ209)。
【0062】 x=m*θx ………………(4−c) y=m*(θy+△) ………………(5−c) この様にカメラの姿勢を3ポジション想定して、視線座
標の算出を終えると、CPU100はこの「視線検出」
サブルーチンを抜ける(ステップ210)。
【0063】次に、上記ステップ104において行われ
る「注視点選択&姿勢判別」サブルーチンについて、図
8のフローチャートにより説明する。
【0064】まず、CPU100は、横位置想定視線座
標(x1,y1)が、ファインダ上の測距点座標(図3
の測距点マーク200〜204で示した部分のファイン
ダ上座標)と一致しているものが有るかどうかを判別す
る(ステップ301)。ここで一致している指標(測距
点マーク)が有れば、その指標の位置を測距点として選
択する(ステップ302)。そして、現在のカメラの姿
勢は横位置であると判別し(ステップ303)、この
「注視点選択&姿勢判別」サブルーチンより抜ける(ス
テップ311)。
【0065】また、横位置想定視線座標(x1,y1)
がファインダ上の測距点座標のどれにも一致していなけ
れば(ステップ301)、次に縦位置a想定視線座標
(x2,y2)が、ファインダ上の測距点座標と一致し
ているものが有るかどうかを判別する(ステップ30
4)。ここで一致している指標が有れば、その指標の位
置を測距点として選択する(ステップ305)。そし
て、現在のカメラの姿勢は縦位置aであると判別し(ス
テップ306)、この「注視点選択&姿勢判別」サブル
ーチンより抜ける(ステップ311)。
【0066】また、縦位置a想定視線座標(x2,y
2)がファインダ上の測距点座標のどれにも一致してい
なければ(ステップ304)、次に縦位置a装填視線座
標(x3,y3)が、ファインダ上の測距点座標と一致
しているものが有るかどうかを判別する(ステップ30
7)。ここで一致している指標が有れば、その指標の位
置を測距点として選択する(ステップ308)。そし
て、現在のカメラの姿勢は縦位置bであると判別し(ス
テップ309)、この「注視点選択&姿勢判別」サブル
ーチンより抜ける(ステップ311)。
【0067】また、縦位置b想定視線座標(x3,y
3)がファインダ上の測距点座標のどれにも一致してい
なければ(ステップ307)、つまりどのカメラ姿勢で
も視線座標がどの測距点座標にも一致しなかったら、視
線検出をNGと判別する(ステップ310)。
【0068】ここで、図4(A)〜(C)を用いて、上
記の注視点選択&姿勢判別の例を示す。
【0069】図4(A)は、カメラの姿勢を横位置と想
定したときのファインダ視野内の△〔眼球光軸15aと
視軸(注視点)とのなす角〕を無視したときの視線の演
算結果220と、△を補正した注視点座標230を示し
ている。この例では、注視点230は測距マーク200
〜204のどの座標とも一致していない。
【0070】図4(B)は、カメラの姿勢を縦位置aと
想定したときのファインダ視野内の△を無視したときの
視線の演算結果221と、△を補正した注視点座標23
1を示している。この例では、注視点231は測距マー
ク203と一致している。
【0071】図4(C)は、カメラの姿勢を縦位置bと
想定したときのファインダ視野内の△を無視したときの
視線の演算結果222と、△を補正した注視点座標23
2を示している。この例では、注視点230は測距マー
ク200〜204のどの座標とも一致していない。
【0072】これらの結果より、視線の注視点は測距マ
ーク203の示す座標であり、カメラの姿勢は縦位置a
であると判別することとなる。
【0073】このように3つの想定されたカメラ姿勢で
の注視点座標と測距点の指標の有る座標から、一つの測
距点とカメラの姿勢を判別する。
【0074】図9に、図6のステップ118において実
行される「測距点自動選択」サブルーチンの動作を示す
フローチャートを示す。
【0075】CPU100は視線検出がNGの場合(ス
テップ401)とカメラの姿勢が横位置と判別した場合
(ステップ402)は、自動測距点選択の測距点の候補
を5点(R2,R1,C,L1,L2)全てとし(ステ
ップ405)、その中から近点優先のアルゴリズムによ
り測距点を決定する(ステップ408)。
【0076】また、カメラの姿勢は縦位置aと判別した
場合(ステップ403)は、自動測距点選択の測距点の
候補を5点のうち、真中(C)、右中(R1)、右端
(R2)とし(ステップ406)、その中から近点優先
のアルゴリズムにより測距点を決定する(ステップ40
8)。
【0077】また、カメラの姿勢が縦位置aでもない判
別した場合(ステップ403)は、カメラが縦位置bで
あるということであるので、自動測距点選択の測距点の
候補を5点のうち真中(C)、左中(L1)、左端(L
2)とし(ステップ407)、その中から近点優先のア
ルゴリズムにより測距点を決定する(ステップ40
8)。
【0078】上記の様にして自動測距点選択で測距点が
決定されれば、この「測距点自動選択」サブルーチンを
抜ける(ステップ409)。
【0079】このようにカメラの姿勢によって自動測距
点選択のアルゴリズムを変えると、例えば縦位置で地面
に立った人物を撮影する場合に、近点優先の自動測距点
選択アルゴリズムのために、地面にピントが合って人物
がぼけてしまうような失敗写真を防ぐことが出来る。
【0080】又同様に、評価測光のアルゴリズムにカメ
ラの姿勢情報を導入することによって、逆光で空が画面
の上方にあるような撮影シーンでも、画面上方にある分
割測光エリアの出力を過小評価することで、明るい空に
引っ張られることなく、主被写体に適正な露光量を得る
ことが出来る。
【0081】上記の実施例によれば、カメラがどの姿勢
であっても、横位置の場合の注視点の演算と縦位置a,
bの演算それぞれを行い、それぞれの観察面(ピント
板)上の注視点(x,y)と観察面上に設けられた指標
の位置が一致する法の演算結果を選択し、視線の注視点
で選択した指標及びカメラの姿勢を判別するようにして
いるため、従来必要としていた水銀スイッチ等のカメラ
の姿勢検知スイッチを廃止することができ、コストの削
減は勿論、カメラの姿勢変化の検知及びその時の視線検
出の信頼性を向上させることが可能となる。
【0082】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、イメージセンサ14が本発明の光電変換手段に相当
し、測距点マーク220〜204が本発明の複数の指標
に相当し、CPU100,視線検出回路101が本発明
の視線検出手段に相当し、CPU100が本発明の指標
選択手段、又は相対位置判別手段に相当する。
【0083】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0084】(変形例)本実施例では、視線により測距
点選択を行っているが、これに限らず、視線により他の
機能、例えば絞り込みを行ったり、電子ダイヤル45の
機能を切換えるなどいろいろな使用法が考えられる。
【0085】また、本実施例では、カメラの姿勢を何通
りか想定して演算を行っているが、例えば、同一人物で
右目と左目とで△(眼球光軸15aと視軸(注視点)と
のなす角)を逆補正しなければならないということを想
定して演算を行い、撮影者が右目であっても左目であっ
ても、上記の実施例と同様の方法で、注視点の指標を決
定する使用法も考えられる。
【0086】又本実施例では、得られるカメラの姿勢情
報、つまり撮影者の眼球の位置と接眼部の相対位置情報
は、測距点自動選択や評価測光時に利用する様にしてい
るが、これ以外に、例えば日付等の写し込み位置の選択
情報としても用いることができる。
【0087】また、本発明は、一眼レフカメラに適用し
た場合を想定しているが、レンズシャッタカメラ,ビデ
オカメラ等のカメラに適用可能である。更には、その他
の光学機器や他の装置、更には構成ユニットとしても適
用することができるものである。
【0088】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は3記
載の本発明によれば、観察者の眼球の位置と接眼部の相
対位置関係を二通り以上想定し、各々について前記視線
検出手段にて視線検出を行い、各々の視線検出結果と前
記複数の指標の位置関係を評価し、前記複数の指標の中
より何れかの指標を選択する指標選択手段を設け、予め
想定可能な観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置それ
ぞれで視線検出を行い、この視線検出結果と観察面内に
配置される複数の指標との位置関係より、複数の指標の
中より何れかの指標を選択するようにしている。
【0090】よって、観察者の眼球の位置と接眼部の相
対位置を検知するスイッチ部材を具備することなく、高
精度の視線検出を行うことができる。
【0091】また、請求項2又は3記載の本発明によれ
ば、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置関係を二通
り以上想定し、各々について前記視線検出手段にて視線
検出を行い、各々の視線検出結果と前記複数の指標の位
置関係を評価し、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
置を判別する相対位置判別手段を設け、予め想定可能な
観察者の眼球の位置と接眼部の相対位置それぞれで視線
検出を行い、この視線検出結果と観察面内に配置される
複数の指標との位置関係より、観察者の眼球の位置と接
眼部の相対位置を判別するようにしている。
【0092】よって、観察者の眼球の位置と接眼部の相
対位置を検知するスイッチ部材を具備することなく、観
察者の眼球の位置と接眼部の相対位置を正確に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る一眼レフカメラの要部
を示す構成図である。
【図2】図1の一眼レフカメラの上面及び背面を示す図
である。
【図3】図1の一眼カメラのファインダ視野を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施例における注視点選択と姿勢判
別の動作を助ける為の図である。
【図5】図1の一眼カメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図6】図1の一眼カメラの一連の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】図6のステップ103における「視線検出」サ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図6のステップ104における「注視点選択&
姿勢判別」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図6のステップ118における「測距点自動選
択」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】図1の一眼カメラの分割測光領域を示す図で
ある。
【図11】従来の視線検出光学系の概略を示す図であ
る。
【図12】従来の眼球像及びその像信号の出力強度につ
いて説明する為の図である。
【図13】一般的な視線検出の原理について説明する為
の図である。
【符号の説明】
6f ラインセンサ 10 測光センサ 11 接眼レンズ 12 受光レンズ 13a,13b 赤外発光ダイオード(IRED) 14 イメージセンサ 100 CPU 101 視線検出回路 102 測光回路 107 IRED駆動回路 200〜204 測距点マーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接眼部より覗いた観察者の眼球像の光電
    変換信号を出力する光電変換手段と、該光電変換手段か
    らの光電変換信号を演算処理することによって観察者の
    視線を検出する視線検出手段と、観察面内に観察者の視
    線の指標として配置される複数の指標とを備えた、観察
    者の眼球の位置と接眼部の相対位置は縦横自在である光
    学装置において、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
    置関係を二通り以上想定し、各々について前記視線検出
    手段にて視線検出を行い、各々の視線検出結果と前記複
    数の指標の位置関係を評価し、前記複数の指標の中より
    何れかの指標を選択する指標選択手段を設けたことを特
    徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 接眼部より覗いた観察者の眼球像の光電
    変換信号を出力する光電変換手段と、該光電変換手段か
    らの光電変換信号を演算処理することによって観察者の
    視線を検出する視線検出手段と、観察面内に観察者の視
    線の指標として配置される複数の指標とを備えた、観察
    者の眼球の位置と接眼部の相対位置は縦横自在である光
    学装置において、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
    置関係を二通り以上想定し、各々について前記視線検出
    手段にて視線検出を行い、各々の視線検出結果と前記複
    数の指標の位置関係を評価し、観察者の眼球の位置と接
    眼部の相対位置を判別する相対位置判別手段を設けたこ
    とを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光学装置を備えた
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 接眼部より覗いた観察者の眼球像を光電
    変換する過程と、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
    置関係を二通り以上想定し、各々について得られる光電
    変換信号を演算処理して観察者の視線を検出する過程
    と、各々の視線検出結果と観察者の視線の指標として観
    察面内に配置された複数の指標の位置関係を評価し、複
    数の指標の中より何れかの指標を選択する過程とを有す
    る視線検出方法。
  5. 【請求項5】 接眼部より覗いた観察者の眼球像を光電
    変換する過程と、観察者の眼球の位置と接眼部の相対位
    置関係を二通り以上想定し、各々について得られる光電
    変換信号を演算処理して観察者の視線を検出する過程
    と、各々の視線検出結果と観察者の視線の指標として観
    察面内に配置された複数の指標の位置関係を評価し、観
    察者の眼球の位置と接眼部の相対位置を判別する過程と
    を有する接眼部と眼球位置の相対位置判別方法。
JP13962794A 1994-05-31 1994-05-31 光学装置、カメラ、視線検出装置、視線検出方法、及び、接眼部と眼球位置の相対位置判別方法。 Expired - Fee Related JP3332581B2 (ja)

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