JPH07322963A - 金属製真空二重容器 - Google Patents

金属製真空二重容器

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JPH07322963A
JPH07322963A JP11985494A JP11985494A JPH07322963A JP H07322963 A JPH07322963 A JP H07322963A JP 11985494 A JP11985494 A JP 11985494A JP 11985494 A JP11985494 A JP 11985494A JP H07322963 A JPH07322963 A JP H07322963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
metal
mouth
inner container
vacuum double
Prior art date
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Pending
Application number
JP11985494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takefumi Takenakajima
武文 竹中島
Takeo Jinno
武男 神野
Shinichi Urata
真一 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
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Publication of JPH07322963A publication Critical patent/JPH07322963A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製真空二重容器の口部の加工硬化による
破損を防ぎ、かつその口部をできるだけ細く長く形成す
ることにより、口部における断熱作用を高めることであ
る。 【構成】 内容器1の肩部3の中央に形成した口部穴4
に内容器1とは別体で且つ全長にわたり同一径の口部パ
イプ5の一端を接合し、外容器2の肩部6の延出部7に
口部パイプ5の他端を接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属製真空二重容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステンレススチール或いは銅等の金属材
料を用いて、内容器と外容器の二重構造の容器を構成
し、内外両容器の口部周縁を溶接により接合一体化する
と共に、内外両容器の空間部を真空にした金属製真空二
重容器は従来から知られている(例えば、特開昭61−
168322号公報参照)。
【0003】また、外装体内に金属製の真空二重容器を
収納した魔法びんも従来から知られており、その場合の
内外各容器の口部を別部材で構成し、これを容器本体に
溶接により接合することも従来から知られている(特公
昭44−6316号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき金属製真
空二重容器においては、内容器の口部は、その口部を通
じて内容器内の液体の出し入れを行う必要性或いは全体
のサイズの関係から一定の限度はあるが、断熱作用の点
から口部はできるだけ細くかつ、長いことが望ましい。
【0005】しかしながら、前掲の特開昭61−168
322号公報のように、プレス加工により内容器の肩部
を絞って細くしながら外方に引き延すように塑性変形さ
せて口部を一体成形する方法によると、口部の径を細く
したり、或いはその長さを長くするには加工技術上一定
の限度がある。このため、断熱効果の点から望ましいと
いえる口部を形成することが困難である。
【0006】また、プレス加工により口部を形成する
と、その加工部分に加工硬化を生じ、振動や衝撃が加わ
った際に破壊が生じやすい問題もある。
【0007】また、前掲の特公昭44−6316号公報
には、口部を別部材によりテーパ筒状に形成し、その小
径側を内容器本体の口部に溶接し、他端を外方に屈曲し
てフランジ部を形成し、更にそのフランジの外周を下向
きに屈曲して、外容器のカラーに溶接するようにしてい
る。
【0008】この方法によると、口部を形成するテーパ
筒状の形状が複雑となり、また加工の際に生じる加工硬
化により前述の場合と同様の問題がある。
【0009】そこで、この出願の発明は加工硬化の問題
がなく、しかも断熱硬化の優れた口部を有する金属製真
空二重容器を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段と作用】上述の課題を解決
するために、請求項1に記載の発明は、金属製の内容器
と外容器の二重構造を有し、内外両容器間の空間部を真
空にしてなる金属製真空二重容器において、上記内容器
の肩部中央に形成した口部穴に、該内容器とは別体で且
つ全長にわたり同一径の金属製口部パイプの一端を接合
し、上記外容器の肩部を延出して上記口部パイプの周り
を所要の間隔をおいて取囲む延出部を設け、その延出部
の先端内周面に上記口部パイプの他端を接合した構成と
したものである。
【0011】上記構成の金属製真空二重容器は、内部に
湯等の加熱した液体を入れ、口部に施した断熱栓により
閉塞する。内部の液体はその栓内の通路を通じて出入り
する。上記の口部を構成する部材は、栓の断熱作用を発
揮するために必要な径と長さを有する単管を用いる。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、上述の課
題を解決するために、金属製の内容器と外容器の二重構
造を有し、内外両容器間の空間部を真空にしてなる金属
製真空二重容器において、上記内容器の肩部中央に形成
した口部穴に、該内容器とは別体で且つ全長にわたり同
一径の金属製口部パイプの一端を接合し、上記外容器の
肩部を延出して上記口部パイプの周りを所要の間隔をお
いて取囲む延出部を設け、その延出部と口部パイプの他
端との間に連結部材を介在して接合一体化した構成とし
たものである。
【0013】この場合は、外容器の延出部は同一径の筒
状であるので、その成形が容易にできる。
【0014】
【実施例】図1は請求項1に記載の発明の実施例であ
り、このものはステンレススチール製の内容器1と外容
器2の内外二重構造でなり、内容器1は肩部3の中央に
口部穴4を有する。その口部穴4の周縁は内側に屈曲さ
れている。口部パイプ5の一端は、その口部穴4の屈曲
周縁に嵌合され、その嵌合部においてティグ溶接により
接合される。
【0015】外容器2の肩部6の中央部分はプレス加工
により、前記の口部パイプ5を取囲む円筒状の延出部7
が一体成形され、その延出部7の端部をテーパ状に絞
り、更にその終端に短い円筒状の周縁部8を形成し、そ
の周縁部8に口部パイプ5の他端を挿入し、同様にティ
グ溶接により接合している。
【0016】上記の口部パイプ5は、その全長にわたり
一定の径をもったステンレススチール製の単管であり、
内外両容器1、2と同じ肉厚を有する。
【0017】上記内容器1の肩部3と対向した端面11
及びこれと対向した外容器2の端面13相互間に、相対
的振動防止手段9が設けられる。この相対的振動防止手
段9は、穴付き金具10を内容器1の端面11の外面に
固定すると共に、外容器2の端面13に上記の穴付き金
具10に挿入される十字形金具12を取付けたものであ
る。両方の金具10、12は4箇所で点接触し、断熱作
用を図りながら両方の容器1、2の相対的振動を防止す
る。なお、図中14は真空引きのためのチップ、15は
取付金具である。
【0018】図2は請求項2に記載の発明の実施例であ
り、外容器2の延出部7をその全長にわたり同一径に形
成し、その終端部と口部パイプ5との間に環状の連結部
材16を介在し、これをティグ容器により接合したもの
である。その他の構成は前記の実施例の場合と同じであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2に記載の
各発明は、いずれも金属製真空二重容器の口部を各容器
とは別部材の口部パイプにより構成し、これを接合する
ようにしたものであるから、その口部パイプは、断熱作
用を十分発揮するための径と長さを有するように自由に
選定することができ、断熱効果の優れた製品を提供する
ことができる。
【0020】また、上記の口部パイプは全長にわたり同
一径の部材であるので、単管をそのまま用いることがで
きる。このため加工硬化の影響を受けないので、振動の
衝撃等による破損も防ぐことができる。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、上記の効
果に加え、外容器の延出部の成形が容易であるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の実施例の断面図
【図2】請求項2に記載の発明の実施例の断面図
【符号の説明】
1 内容器 2 外容器 3 肩部 4 口部穴 5 口部パイプ 6 肩部 7 延出部 8 周縁部 9 相対的振動防止手段 10 穴付き金具 11 端面 12 十字形金具 13 端面 14 チップ 15 取付金具 16 連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の内容器と外容器の二重構造を有
    し、内外両容器間の空間部を真空にしてなる金属製真空
    二重容器において、上記内容器の肩部中央に形成した口
    部穴に、該内容器とは別体で且つ全長にわたり同一径の
    金属製口部パイプの一端を接合し、上記外容器の肩部を
    延出して上記口部パイプの周りを所要の間隔をおいて取
    囲む延出部を設け、その延出部の先端内周面に上記口部
    パイプの他端を接合したことを特徴とする金属製真空二
    重容器。
  2. 【請求項2】 金属製の内容器と外容器の二重構造を有
    し、内外両容器間の空間部を真空にしてなる金属製真空
    二重容器において、上記内容器の肩部中央に形成した口
    部穴に、該内容器とは別体で且つ全長にわたり同一径の
    金属製口部パイプの一端を接合し、上記外容器の肩部を
    延出して上記口部パイプの周りを所要の間隔をおいて取
    囲む延出部を設け、その延出部と口部パイプの他端との
    間に連結部材を介在して接合一体化したことを特徴とす
    る金属製真空二重容器。
JP11985494A 1994-06-01 1994-06-01 金属製真空二重容器 Pending JPH07322963A (ja)

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JPH07322963A true JPH07322963A (ja) 1995-12-12

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JP11985494A Pending JPH07322963A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 金属製真空二重容器

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