JPH07322526A - エンジン駆動によるダイナモを利用した電源装置 - Google Patents

エンジン駆動によるダイナモを利用した電源装置

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JPH07322526A
JPH07322526A JP6142132A JP14213294A JPH07322526A JP H07322526 A JPH07322526 A JP H07322526A JP 6142132 A JP6142132 A JP 6142132A JP 14213294 A JP14213294 A JP 14213294A JP H07322526 A JPH07322526 A JP H07322526A
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JP
Japan
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voltage
battery
armature coil
power
dynamo
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JP6142132A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kajino
和男 梶野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンによって駆動されるダイナモの出力
から、電池の充電電源と交流負荷の電源を構成する。 【構成】 エンジンにより駆動されるダイナモに2個の
電機子コイルを設ける。ひとつの電機子コイルの出力に
より電池を充電する。他のひとつの電機子コイルの出力
を整流し、その直流電圧をインバータにより交流電圧に
変換する。インバータを駆動する場合は、電機子コイル
の発生電圧を高くする。これにともなって電池の充電電
圧を定格充電電圧とする定電圧装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、小型船舶など
のエンジンにより駆動されるダイナモを利用した電源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのエンジンによって駆動され
るダイナモを利用した電源装置はすでによく知られてい
る。従来のこの種電源装置は、エンジンによって駆動さ
れるダイナモの出力によって電池を充電し、その電池を
電源として各種の負荷に電力を供給するようにした構成
である。そして交流電力を必要とするときは、前記電池
の電圧をインバータにより交流に変換して、所要の交流
電力を得るようにしている。
【0003】この構成によれば一応の交流電力が得られ
るものの、たとえば商用電源を電源とするような負荷に
必要な交流電力を得ようとする場合は、インバータとし
て出力の大きいものが必要となる。しかしこのような構
成とするときは、電池の消費電流が多くなり、実用には
適さない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンジンに
よって駆動されるダイナモを利用し、その出力によって
電池を充電する電源装置において、商用電源たとえば商
用周波数の100Vを電源とする負荷に対しても利用で
きる交流電力を得ることを目的とする。またこの交流電
力の発生を、電池の充電時においても可能とすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンによ
って駆動されるダイナモに、その電機子コイルを2回路
とし、その第1の電機子コイルによって発生する交流電
力を整流し、これによって得られる直流電力を電源とし
て電池を定格電圧により充電し、またその第2の電機子
コイルによって発生する交流電力を整流装置により整流
して得た直流電圧を交流に変換するインバータを駆動
し、このインバータによって交流電力を得るようにする
とともに、第1の電機子コイルにより発生する交流電力
によって電池を充電する場合は、ダイナモに付帯するレ
ギュレータによりダイナモの励磁コイルに一定の励磁電
流を供給し、第2の電機子コイルにより発生する交流電
力によってインバータを駆動する場合は、レギュレータ
により調整される励磁電流以上の励磁電流を励磁コイル
に供給するとともに、第1の電機子コイルによって発生
する電池充電電圧を、定電圧装置により電池の定格充電
電圧に調整するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】第1の電機子コイルによって発生する交流電力
を利用して電池を充電する作用は、従来の構成と特に相
違するものではなく、レギュレータの作用により定格充
電電圧により充電される。第2の電機子コイルに発生す
る交流電力を利用してインバータを駆動する場合は、ダ
イナモの励磁コイルにはそれまで以上の励磁電流を流す
ようにし、これにより第2の電機子コイルから、商用交
流電源を電源とする負荷の電源として必要な交流電力が
インバータから出力されるような交流電力が出力され
る。
【0007】この場合第1の電機子コイルにはそれまで
以上の交流電力が出力されので、第1の電機子コイルと
電池との間に設けた定電圧装置により、電池に定格充電
電圧が供給されるようにする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を第1図によって説明する。
1はダイナモで、自動車、小型船舶などのエンジンによ
って回転駆動される。2はダイナモ1の第1の電機子コ
イル、3は励磁コイルである。励磁コイル3に供給され
る励磁電流は、ICレギュレータ4(又はトランジスタ
レギュレータ)により調整され、後記する電池を定格充
電するのに必要な交流電力が電機子コイル2から発生す
るようにしてある。
【0009】5は電機子コイル2からの交流を直流に整
流するダイオード回路からなる主整流装置、6は同じく
補助整流装置で、この補助整流装置6を構成しているダ
イオードは、主整流装置5を構成しているダイオードよ
りも容量は小さい。7は各整流装置5、6からの直流に
よって充電される電池、8はキースイッチで、このキー
スイッチ8のオンによって電池7を電源としてエンジン
が駆動される。また他の負荷に直流電力が供給される。
以上の構成は従来のエンジン駆動によるダイナモを利用
した電源装置と特に相違するものではない。
【0010】本発明にしたがい、ダイナモ1に第2の電
機子コイル10を設ける。この電機子コイル10の交流
出力はスイッチ11を介して、ダイオードからなる整流
装置12により整流される。そして平滑用コンデンサ1
3により平滑化されて直流電圧となる。14はこの直流
電圧を正弦波の交流電圧、たとえば商用周波数の100
Vの交流電圧に変換するインバータ、15はその出力端
に接続されるソケットである。
【0011】16、17はスイッチ11に連動して動作
する、切替用のリレー接点で、リレー接点16はa接点
16aと、b接点16bとを備えている。接点16bは
補助整流装置6の出力端と励磁コイル3との間に、また
接点16aは主整流装置5の出力端と励磁コイル3との
間に接続されている。接点17はそのオンによってIC
レギュレータ4をアースするためのものである。
【0012】主整流装置5の出力端と電池7との間に定
電圧装置18が設けてある。具体的には主整流装置5の
出力端と電池7との間に直列接続されてあるトランジス
タ19と、電池7の電圧を測定する分圧抵抗20と、こ
の分圧抵抗20によって得られた電圧を基準電源21の
電圧と比較する比較器22とにより構成されてあり、比
較器22の出力によってトランジスタ19がオン、オフ
される。
【0013】以上の構成において、電機子コイル10の
出力を必要としない場合は、スイッチ11、接点17は
オフとされてあり、また接点16aはオフ、接点16b
はオンとされている。キースイッチ8のオンにより電池
7の出力によりエンジンが始動を開始し、またこれにと
もなってダイナモ1も回転を開始する。
【0014】そしてICレギュレータ4により初期励磁
電流が励磁コイル3に流れ、これにより電機子コイル2
に電圧が発生する。この電圧は主整流装置5を経て定電
圧装置18に至る。定電圧装置18の基準電源21によ
る基準電圧は、電池7の定格充電電圧に設定されてあ
る。
【0015】電機子コイル2の出力はこの定格充電電圧
を大きく越えない程度にICレギュレータ4により設定
されているので、主整流装置5の出力電圧が電池7の定
格充電電圧より低く、したがってトランジスタ19はオ
ン状態にあるので、主整流装置5の出力により電池7は
充電される。また別の直流負荷に供給される。
【0016】ダイナモ1の回転の上昇とともに、電機子
コイル2の発生電圧も上昇すると、補助整流装置6より
励磁コイル3に励磁電流が供給されるが、ICレギュレ
ータ4により励磁電流は増減し、常に一定の励磁電流が
流れるようになる。したがって電機子コイル2の発生電
圧は、その最大発生電圧を越えることなく、電池7の定
格充電電圧を大きく越えない範囲で発生する。このよう
にして従来と同じように電池7は充電され、他の直流負
荷に直流電圧を供給する。
【0017】次に商用周波数の交流電圧を必要とすると
きは、スイッチ11をオンとし、またこれに連動してリ
レー接点17と接点16aをオンとし、接点16bをオ
フとする。電機子コイル10は電機子コイル2と同様に
励磁されているので、これからの出力はスイッチ11を
経て整流装置12により整流される。そして平滑コンデ
ンサ13により平滑化された直流電圧はインバータ14
に供給される。
【0018】一方接点17のオンによりICレギュレー
タ4はアースされ、ICレギュレータ4からの励磁コイ
ル3への励磁電流の供給は断たれる。また接点16aの
オンにより主整流装置5からの出力が励磁コイル3に供
給される。このときの励磁電流は補助整流装置6からの
励磁電流に比較して十分に大きいことにより、電機子コ
イル2からの出力は大きくなり、また電機子コイル10
の出力も十分に大きいことにより、このときのインバー
タ14に与えられる直流電圧は、商用周波数の100V
の交流電圧を発生するのに十分な電圧となる。したがっ
てインバータ14からは商用周波数の100Vの交流電
圧が発生するようになる。
【0019】前記のように電機子コイル2の出力が大き
くなることにより、主整流装置5の出力は電池7の定格
充電電圧より遥かに大きくなる。この電圧がそのまま電
池7に連続して供給されると電池7は過充電状態となる
ので、電池7が定格電圧以下となったときに、この電圧
を比較器22が検出してトランジスタ19をオンとす
る。これにより主整流装置5からの出力によって電池7
が充電される。そしてその定格電圧まで充電されると、
トランジスタ19はオフとされる。このようにして電池
7には一定の電圧が供給されるようになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
台のダイナモをもって従来と同様に電池を充電すること
ができるとともに、その充電と同時に商用電源を電源と
する負荷に必要な交流電圧を、インバータによって発生
させることができるようになるし、またこのようにイン
バータを使用する場合でも、従来のようにダイナモによ
って充電される電池から交流電圧を発生させるようにし
ていないので、電池として大容量のものを必要としない
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】 1 ダイナモ 2 第1の電機子コイル 3 励磁コイル 4 レギュレータ 7 電池 10 第2の電機子コイル 14 インバータ 16 リレー接点 17 リレー接点 18 定電圧装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動される第1および
    第2の電機子コイルを備えたダイナモと、前記第1の電
    機子コイルによって発生する交流電力を整流て得られる
    直流電力により充電される電池と、前記第2の電機子コ
    イルによって発生する交流電力を整流装置により整流し
    て得た直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、前
    記インバータを駆動しない状態において、前記第1の電
    機子コイルにより発生する交流電力によって電池を充電
    する際、前記ダイナモの励磁コイルに一定の励磁電流を
    供給する、前記ダイナモに付帯するレギュレータと、前
    記第2の電機子コイルによりインバータを駆動する際、
    前記レギュレータによる励磁電流以上の励磁電流を励磁
    コイルに供給して発生電圧を大きくするように、前記第
    1の電機子コイルの出力を切り替えて前記励磁コイルに
    供給する切替用の接点と、前記接点の切り替えによって
    大きくされた前記第1の電機子コイルの出力に基づく前
    記電池の充電電圧を、定格充電電圧となるように調整す
    る定電圧装置とを備えたエンジン駆動によるダイナモを
    利用した電源装置。
  2. 【請求項2】 インバータにより発生する交流電圧が、
    商用交流電源と同じ周波数の交流電圧である請求項1に
    記載のエンジン駆動によるダイナモを利用した電源装
    置。
  3. 【請求項3】 電池がエンジンを駆動するための直流電
    源である請求項1に記載のエンジン駆動によるダイナモ
    を利用した電源装置。
JP6142132A 1994-05-20 1994-05-20 エンジン駆動によるダイナモを利用した電源装置 Pending JPH07322526A (ja)

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