JPH07322104A - 監視装置 - Google Patents
監視装置Info
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- JPH07322104A JPH07322104A JP6109930A JP10993094A JPH07322104A JP H07322104 A JPH07322104 A JP H07322104A JP 6109930 A JP6109930 A JP 6109930A JP 10993094 A JP10993094 A JP 10993094A JP H07322104 A JPH07322104 A JP H07322104A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は全周360度視野の光学的監視装置を
創造することを目的とする。 【構成】全周360度視野を単一TVカメラで監視する
ため、回転軸のまわりに連続回転して監視視野に対向す
る又は不連続回転して監視視野に対して間欠静止する仰
角可変回転ミラー2と仰角可変回転ミラーの回転軸に光
軸を合致させて装着したTVカメラ1及び可動ミラー2
のためのモータ制御回路5と、一定回転角度毎に撮像す
る画像をディジタル画像データに変換し、可動ミラーの
回転角度情報に基づいて、傾倒した撮像画像の画像デー
タを正立画像の画像データに修正処理する画像処理部を
備えた画像信号処理及び制御回路7と、撮像した視野数
と同数の画像データを記憶し、可動ミラーの1回転毎に
画像データを更新記憶する記憶部(13〜18)及び画
像データ記憶部の画像データをモニタ(27〜32)に
出力する画像出力装置(19〜24)を備えたことを特
徴とする監視装置。
創造することを目的とする。 【構成】全周360度視野を単一TVカメラで監視する
ため、回転軸のまわりに連続回転して監視視野に対向す
る又は不連続回転して監視視野に対して間欠静止する仰
角可変回転ミラー2と仰角可変回転ミラーの回転軸に光
軸を合致させて装着したTVカメラ1及び可動ミラー2
のためのモータ制御回路5と、一定回転角度毎に撮像す
る画像をディジタル画像データに変換し、可動ミラーの
回転角度情報に基づいて、傾倒した撮像画像の画像デー
タを正立画像の画像データに修正処理する画像処理部を
備えた画像信号処理及び制御回路7と、撮像した視野数
と同数の画像データを記憶し、可動ミラーの1回転毎に
画像データを更新記憶する記憶部(13〜18)及び画
像データ記憶部の画像データをモニタ(27〜32)に
出力する画像出力装置(19〜24)を備えたことを特
徴とする監視装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全周360度の監視範
囲をTVカメラ等で撮像して、犯罪の防止等に利用する
ための光学的監視装置に関する。
囲をTVカメラ等で撮像して、犯罪の防止等に利用する
ための光学的監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の監視装置において、図5に示
すように、雲台52に装着したTVカメラ51を使用す
る。雲台52は回転可能な構造を有しており、モータ5
3によって駆動されてTVカメラ51を左右に旋回す
る。TVカメラ51及び雲台52の運動速度は、モータ
の駆動出力に依存するが、モータ及びモータ制御回路5
4が大きくなるため、低速運転で実用化するのが現状で
ある。さらに、TVカメラの旋回には常にTVカメラに
接続されたケーブル55の運動が伴うことと、TVカメ
ラと雲台の慣性モーメントが大きいので低速運転となっ
ている。またTVカメラと運動を共にするケーブルは、
磨耗や断線などを生じることが多く、耐久度が問題とな
る。このようなTVカメラが低速運転であるために、撮
像視野内に監視対象となる動体が現れた時に、モータを
駆動し、TVカメラを運動させてモニタTV56に対象
を捉えるまでにはかなりの時間を要する。そのために対
象撮像視野の方向にTVカメラを向けた時には、監視対
象となる動体が別の位置に移動していて動体をTVカメ
ラで撮像できないという大きな欠点があった。
すように、雲台52に装着したTVカメラ51を使用す
る。雲台52は回転可能な構造を有しており、モータ5
3によって駆動されてTVカメラ51を左右に旋回す
る。TVカメラ51及び雲台52の運動速度は、モータ
の駆動出力に依存するが、モータ及びモータ制御回路5
4が大きくなるため、低速運転で実用化するのが現状で
ある。さらに、TVカメラの旋回には常にTVカメラに
接続されたケーブル55の運動が伴うことと、TVカメ
ラと雲台の慣性モーメントが大きいので低速運転となっ
ている。またTVカメラと運動を共にするケーブルは、
磨耗や断線などを生じることが多く、耐久度が問題とな
る。このようなTVカメラが低速運転であるために、撮
像視野内に監視対象となる動体が現れた時に、モータを
駆動し、TVカメラを運動させてモニタTV56に対象
を捉えるまでにはかなりの時間を要する。そのために対
象撮像視野の方向にTVカメラを向けた時には、監視対
象となる動体が別の位置に移動していて動体をTVカメ
ラで撮像できないという大きな欠点があった。
【0003】前述の様にTVカメラには、ケーブルが接
続されているため、TVカメラの運動自由度が制限さ
れ、通常は、TVカメラの回動範囲は90度程度となっ
ている。特別に設計されたものでも±180度が限界で
あり、右又は左180度以上の回動は、たとえ小さな角
度でも不可能となり、180度以上の角度ではTVカメ
ラの回転方向を反転して回動しなければならないという
欠点があった。
続されているため、TVカメラの運動自由度が制限さ
れ、通常は、TVカメラの回動範囲は90度程度となっ
ている。特別に設計されたものでも±180度が限界で
あり、右又は左180度以上の回動は、たとえ小さな角
度でも不可能となり、180度以上の角度ではTVカメ
ラの回転方向を反転して回動しなければならないという
欠点があった。
【0004】このため、前述の理由により実用的には、
1台のTVカメラで全周の360度を瞬時に監視するた
めには、TVカメラ及びその付属装備を複数台設置し、
制御及び撮像することが必要であった。
1台のTVカメラで全周の360度を瞬時に監視するた
めには、TVカメラ及びその付属装備を複数台設置し、
制御及び撮像することが必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
よるこれらの欠点に鑑みてなされたものであり、所望の
対象撮像視野が瞬時に得られ、即ちその都度所望の対象
に瞬時にTVカメラが向けられることができ、それによ
って一台のTVカメラで全周360度をいつでも監視で
きる監視装置を提供することを目的とする。
よるこれらの欠点に鑑みてなされたものであり、所望の
対象撮像視野が瞬時に得られ、即ちその都度所望の対象
に瞬時にTVカメラが向けられることができ、それによ
って一台のTVカメラで全周360度をいつでも監視で
きる監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は特許請求
の範囲に記載された特徴によって解決される。
の範囲に記載された特徴によって解決される。
【0007】
【実施例】次に図面に基づいて本発明による監視装置の
実施例を説明する。対象となる動体0を検出するために
図示しない監視装置本体にTVカメラ1が設けられ、こ
れに付設して以下の装置が設けられている。TVカメラ
1に隣接して可動ミラー2が設けられている。可動ミラ
ー2はミラー仰角可動用モータ3のモータ軸3′に固定
されており、モータ3の作動により可動ミラー2の仰角
が調整される。可動ミラー2には更に可動ミラー回転用
モータ4のモータ軸4′が固定されており、モータ4の
作動により可動ミラー2が回転するようになっている。
図示の例ではTVカメラ1の光軸と可動ミラー2の回転
軸である可動ミラー回転用モータ4のモータ軸4′とは
同一軸線上に位置する。可動ミラー仰角調整用モータ3
も可動ミラー回転用モータ4もモータ制御回路5と導線
により接続されている。またこのモータ制御回路5から
可動ミラー回転角度信号6を信号処理及び制御回路7に
入力させるために導線が接続している。信号処理及び制
御回路7からTVカメラ制御信号8を入力させるように
TVカメラ1に導線が接続しており、TVカメラ制御信
号8によりTVカメラ1の焦点調整、絞り及びシャッタ
速度調整、ズーミング調整等が行われる。一方TVカメ
ラ1からの画像信号9が導線を介してこの信号処理及び
制御回路7に入力される。これに基づいて信号処理及び
制御回路7で画像信号処理が行われる。画像信号処理及
び制御回路7からの処理された画像信号10が順次全部
でN個、例えば6個のモニタ27、28、29、30、
31、32に送られる。
実施例を説明する。対象となる動体0を検出するために
図示しない監視装置本体にTVカメラ1が設けられ、こ
れに付設して以下の装置が設けられている。TVカメラ
1に隣接して可動ミラー2が設けられている。可動ミラ
ー2はミラー仰角可動用モータ3のモータ軸3′に固定
されており、モータ3の作動により可動ミラー2の仰角
が調整される。可動ミラー2には更に可動ミラー回転用
モータ4のモータ軸4′が固定されており、モータ4の
作動により可動ミラー2が回転するようになっている。
図示の例ではTVカメラ1の光軸と可動ミラー2の回転
軸である可動ミラー回転用モータ4のモータ軸4′とは
同一軸線上に位置する。可動ミラー仰角調整用モータ3
も可動ミラー回転用モータ4もモータ制御回路5と導線
により接続されている。またこのモータ制御回路5から
可動ミラー回転角度信号6を信号処理及び制御回路7に
入力させるために導線が接続している。信号処理及び制
御回路7からTVカメラ制御信号8を入力させるように
TVカメラ1に導線が接続しており、TVカメラ制御信
号8によりTVカメラ1の焦点調整、絞り及びシャッタ
速度調整、ズーミング調整等が行われる。一方TVカメ
ラ1からの画像信号9が導線を介してこの信号処理及び
制御回路7に入力される。これに基づいて信号処理及び
制御回路7で画像信号処理が行われる。画像信号処理及
び制御回路7からの処理された画像信号10が順次全部
でN個、例えば6個のモニタ27、28、29、30、
31、32に送られる。
【0008】図2には、信号処理及び制御回路7におけ
る画像信号処理が示されている。図2の上部分に、可動
ミラー2の回転角度60度毎のTVカメラ1からの画像
信号9が示されている。可動ミラー2の回転角度60度
毎のTVカメラ1からの画像信号9はTVカメラ1が連
続回転していて高速シャッタの作動の下に撮像すること
により、又はTVカメラが間欠回転し、即ち可動ミラー
回転角度60度毎にTVカメラの回転を一瞬停止して撮
像することにより送られることもできる。可動ミラー2
の回転角度に従ってTVカメラ画像は正立画像に対して
それぞれ傾倒している。これではモニタ27〜32にお
ける視覚監視に不都合であるため、信号処理及び制御回
路7における画像処理部のローテーション回路12によ
り、図2の下部分に示されるような正立画像に修正され
て、常に後続のVTR並びに各モニターで正立画像が観
察されることができる。
る画像信号処理が示されている。図2の上部分に、可動
ミラー2の回転角度60度毎のTVカメラ1からの画像
信号9が示されている。可動ミラー2の回転角度60度
毎のTVカメラ1からの画像信号9はTVカメラ1が連
続回転していて高速シャッタの作動の下に撮像すること
により、又はTVカメラが間欠回転し、即ち可動ミラー
回転角度60度毎にTVカメラの回転を一瞬停止して撮
像することにより送られることもできる。可動ミラー2
の回転角度に従ってTVカメラ画像は正立画像に対して
それぞれ傾倒している。これではモニタ27〜32にお
ける視覚監視に不都合であるため、信号処理及び制御回
路7における画像処理部のローテーション回路12によ
り、図2の下部分に示されるような正立画像に修正され
て、常に後続のVTR並びに各モニターで正立画像が観
察されることができる。
【0009】図3に示すように、本発明による監視装置
はTVカメラユニットAとビデオプロセスユニットBか
ら成り、TVカメラユニットAはTVカメラ1と可動ミ
ラー2と可動ミラー俯仰角調整用モータ3と可動ミラー
回転用モータ4とモータ制御回路5とから成る。ビデオ
プロセスユニットBはTVカメラ画像信号9がアナログ
・ディジタル変換器11でディジタル変換され、ローテ
ーション回路12で画像姿勢修正され、続いてディジタ
ル・アナログ変換器25でアナログ変換されてVTR2
6に送られ、並びにTVカメラ画像信号がアナログ・デ
ィジタル変換器11でディジタル変換され、ローテーシ
ョン回路12で画像姿勢を修正され、フレームメモリ1
3〜18で記憶されその後ディジタル・アナログ変換器
19〜24でアナロク変換されてモニタ27〜32に送
られるようになっている。
はTVカメラユニットAとビデオプロセスユニットBか
ら成り、TVカメラユニットAはTVカメラ1と可動ミ
ラー2と可動ミラー俯仰角調整用モータ3と可動ミラー
回転用モータ4とモータ制御回路5とから成る。ビデオ
プロセスユニットBはTVカメラ画像信号9がアナログ
・ディジタル変換器11でディジタル変換され、ローテ
ーション回路12で画像姿勢修正され、続いてディジタ
ル・アナログ変換器25でアナログ変換されてVTR2
6に送られ、並びにTVカメラ画像信号がアナログ・デ
ィジタル変換器11でディジタル変換され、ローテーシ
ョン回路12で画像姿勢を修正され、フレームメモリ1
3〜18で記憶されその後ディジタル・アナログ変換器
19〜24でアナロク変換されてモニタ27〜32に送
られるようになっている。
【0010】即ちTVカメラユニットAから出るTVカ
メラ画像信号9はビデオプロセスユニットBにおいてア
ナログ・ディジタル変換され、その後画像信号処理及び
制御回路7における画像信号処理部のローテーション回
路12により順次画像の姿勢が修正されて可動ミラー2
の一回転毎にそれぞれ符合13〜18で示されるフレー
ムメモリ1〜6に更新記憶される。その後ディジタル・
アナログ変換器19〜24でアナログ変換されて出力1
〜出力6としてビデオプロセスユニットBを出て、可動
ミラーの回転角度に相応する符合27〜32で表される
例えば6つのモニタ1〜モニタ6までに順次入力され
る。ビデオ出力はTVカメラの画像信号9が信号処理及
び制御回路7において姿勢修正された後ディジタル・ア
ナログ変換器25を経て直接VTR26に入力される。
メラ画像信号9はビデオプロセスユニットBにおいてア
ナログ・ディジタル変換され、その後画像信号処理及び
制御回路7における画像信号処理部のローテーション回
路12により順次画像の姿勢が修正されて可動ミラー2
の一回転毎にそれぞれ符合13〜18で示されるフレー
ムメモリ1〜6に更新記憶される。その後ディジタル・
アナログ変換器19〜24でアナログ変換されて出力1
〜出力6としてビデオプロセスユニットBを出て、可動
ミラーの回転角度に相応する符合27〜32で表される
例えば6つのモニタ1〜モニタ6までに順次入力され
る。ビデオ出力はTVカメラの画像信号9が信号処理及
び制御回路7において姿勢修正された後ディジタル・ア
ナログ変換器25を経て直接VTR26に入力される。
【0011】図4は本発明による監視装置の他の実施例
を示す図である。ここでは図示しない監視装置本体に設
けられているTVカメラ41に対して可動ミラー回転の
ためのモータ42が付設されており、モータ軸43は可
動ミラー44と結合していて、モータ42の回転により
可動ミラー44がTVカメラ41の光軸を中心として回
転可能になっている。可動ミラー44は二次元凸面ミラ
ーとして形成されている。可動ミラー44を介して遠視
野45及び近視野46がTVカメラ41によって把握さ
れることができる。その際図1の実施例とは異なり、T
Vカメラへの入射光の可動ミラー44における入射高さ
を調整することによって遠視野45及び近視野46を同
時に撮像できることにより、可動ミラーの仰角調整のた
めの機構は不要となる。
を示す図である。ここでは図示しない監視装置本体に設
けられているTVカメラ41に対して可動ミラー回転の
ためのモータ42が付設されており、モータ軸43は可
動ミラー44と結合していて、モータ42の回転により
可動ミラー44がTVカメラ41の光軸を中心として回
転可能になっている。可動ミラー44は二次元凸面ミラ
ーとして形成されている。可動ミラー44を介して遠視
野45及び近視野46がTVカメラ41によって把握さ
れることができる。その際図1の実施例とは異なり、T
Vカメラへの入射光の可動ミラー44における入射高さ
を調整することによって遠視野45及び近視野46を同
時に撮像できることにより、可動ミラーの仰角調整のた
めの機構は不要となる。
【0012】第1の実施例でも、第2の実施例でもモー
タ制御回路5により駆動制御される可動ミラー回転用モ
ータ4又は42によって回転する可動ミラー2又は44
による撮像は、図示の他任意の数設けられることがで
き、それぞれTVカメラ1又は41により全周360度
に対して任意の位相の撮像が実現できる。TVカメラ1
又は41は通常の可視光領域を撮像するものであるが、
TVカメラとして赤外線カメラを使用することもでき
る。
タ制御回路5により駆動制御される可動ミラー回転用モ
ータ4又は42によって回転する可動ミラー2又は44
による撮像は、図示の他任意の数設けられることがで
き、それぞれTVカメラ1又は41により全周360度
に対して任意の位相の撮像が実現できる。TVカメラ1
又は41は通常の可視光領域を撮像するものであるが、
TVカメラとして赤外線カメラを使用することもでき
る。
【0013】
【作用】連続的に回転する可動ミラー2により反射され
た対象0の画像を、アナログ・ディジタル変換器11で
ディジタル画像データに変換し、ディジタル画像データ
をローテーション回路12に導き、可動ミラーの一回転
毎のTVカメラ画像を信号処理及び制御回路7の画像処
理部において、回転及び反転し、正立画像を得る(図
2)。TVカメラ1の回転角度0°の位相では、対象0
のTVカメラ画像が反転して撮像された画像が示されて
おり、画像を画像処理部において反転処理した正立した
画像「1」が得られる。可動ミラー2の回転角度60°
の位相では画像が反転しかつ右に傾いており、これが画
像処理部を介して正立画像「2」が得られる。可動ミラ
ー2の回転角度120°の位相では画像が反転しかつ更
に右下方に傾いており、これが画像処理部を介して正立
画像「3」が得られる。可動ミラー2の回転角度180
°の位相では画像が反転しかつ完全に倒立しており、こ
れが画像処理部を介して正立画像「4」が得られる。可
動ミラー2の回転角度240°の位相では画像が反転し
かつ左に傾斜しており、これが画像処理部を介して正立
画像「5」が得られる。可動ミラー2の回転角度300
°の位相では画像が反転しかつ左に傾斜しており、これ
が画像処理部を介して正立画像「6」が得られる。即ち
可動ミラー2の連続回転中又は間欠回転中回転角度60
度毎の撮像視野がVTR並びに別々のモニターでリアル
タイムに又は一定期間経過後でも再生していつでも監視
されることができる。
た対象0の画像を、アナログ・ディジタル変換器11で
ディジタル画像データに変換し、ディジタル画像データ
をローテーション回路12に導き、可動ミラーの一回転
毎のTVカメラ画像を信号処理及び制御回路7の画像処
理部において、回転及び反転し、正立画像を得る(図
2)。TVカメラ1の回転角度0°の位相では、対象0
のTVカメラ画像が反転して撮像された画像が示されて
おり、画像を画像処理部において反転処理した正立した
画像「1」が得られる。可動ミラー2の回転角度60°
の位相では画像が反転しかつ右に傾いており、これが画
像処理部を介して正立画像「2」が得られる。可動ミラ
ー2の回転角度120°の位相では画像が反転しかつ更
に右下方に傾いており、これが画像処理部を介して正立
画像「3」が得られる。可動ミラー2の回転角度180
°の位相では画像が反転しかつ完全に倒立しており、こ
れが画像処理部を介して正立画像「4」が得られる。可
動ミラー2の回転角度240°の位相では画像が反転し
かつ左に傾斜しており、これが画像処理部を介して正立
画像「5」が得られる。可動ミラー2の回転角度300
°の位相では画像が反転しかつ左に傾斜しており、これ
が画像処理部を介して正立画像「6」が得られる。即ち
可動ミラー2の連続回転中又は間欠回転中回転角度60
度毎の撮像視野がVTR並びに別々のモニターでリアル
タイムに又は一定期間経過後でも再生していつでも監視
されることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、一台のTVカメラで全
周360度の視野を高速で監視、撮像することができ、
これをリアルタイムでVTRで観察し又は複数のモニタ
で同時に又は繰り返し何度も高速でも静止画像でも観察
することができる。TVカメラは回転せずに、可動ミラ
ーが回転する構成により、TVカメラに接続されたケー
ブルは運動しないのでケーブルの断線等の故障は構造的
に生じない。本発明の監視装置は防犯用のみならず、動
物等をあらゆる動体の監視に利用される。
周360度の視野を高速で監視、撮像することができ、
これをリアルタイムでVTRで観察し又は複数のモニタ
で同時に又は繰り返し何度も高速でも静止画像でも観察
することができる。TVカメラは回転せずに、可動ミラ
ーが回転する構成により、TVカメラに接続されたケー
ブルは運動しないのでケーブルの断線等の故障は構造的
に生じない。本発明の監視装置は防犯用のみならず、動
物等をあらゆる動体の監視に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視装置の実施例を示す、全体概略図
である。
である。
【図2】画像信号処理及び制御回路の画像信号処理部の
前後における画像の姿勢を示す図である。
前後における画像の姿勢を示す図である。
【図3】本発明による監視装置の全体ブロック図であ
る。
る。
【図4】本発明の監視装置の変形を示す図である。
【図5】従来技術による監視装置の概略図である。
1 TVカメラ 2 可動ミラー 3 可動ミラー俯仰角調整用モータ 4 可動ミラー回転用モータ 5 モータ制御回路 6 可動ミラー回転角度信号 7 信号処理及び制御回路 8 TVカメラ制御信号 9 画像信号 10 信号処理された画像信号 11 アナログ・ディジタル変換器 12 ローテーション回路 13 フレームメモリ1 14 フレームメモリ2 15 フレームメモリ3 16 フレームメモリ4 17 フレームメモリ5 18 フレームメモリ6 19 ディジタル・アナログ変換器 20 ディジタル・アナログ変換器 21 ディジタル・アナログ変換器 22 ディジタル・アナログ変換器 23 ディジタル・アナログ変換器 24 ディジタル・アナログ変換器 25 ディジタル・アナログ変換器 26 VTR 27 モニタ1 28 モニタ2 29 モニタ3 30 モニタ4 31 モニタ5 32 モニタ6 41 TVカメラ 42 ミラー回転用モータ 43 モータ軸 44 可動ミラー 45 遠視野 46 近視野
フロントページの続き (72)発明者 町田 博 東京都文京区本郷4丁目1番4号 エイ・ エス・アイ株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 全周360度視野を単一TVカメラで監
視するため、回転軸(4′)のまわりに連続回転して監
視視野に対向する又は不連続回転して監視視野に対して
間欠静止する仰角可変回転ミラー(2)と、仰角可変回
転ミラーの回転軸(4′)に光軸を合致させて架台に固
定したTVカメラ(1)と、可動ミラー(2)のための
モータ制御回路(5)と、一定回転角度毎に撮像する画
像をディジタル画像データに変換し、可動ミラーの回転
角度情報に基づいて、傾倒した撮像画像の画像データを
正立画像の画像データに修正処理する画像処理部を備え
た画像信号処理及び制御回路(7)と、撮像した視野数
と同数の画像データを記憶し、可動ミラーの1回転毎に
画像データを更新記憶する記憶部(13〜18)と、画
像データ記憶部の画像データをモニタ(27〜32)に
出力する画像出力装置(19〜24)とを備えたことを
特徴とする監視装置。 - 【請求項2】 全周360度視野を単一TVカメラで監
視するために、TVカメラユニット(A)と、ビデオ・
プロセス・ユニット(B)とを備え、TVカメラユニッ
ト(A)はTVカメラ(1)と、可動ミラー(2)と、
可動ミラー俯仰角調整用モータ(3)及び可動ミラー回
転用モータ(4)と作用結合された可動ミラー仰角調整
及び可動ミラー回転速度制御のためのモータ制御回路
(5)とから成り、ビデオ・プロセス・ユニット(B)
はTVカメラ(1)からの画像信号(9)をアナログ・
ディジタル変換器(11)によってディジタル変換し、
次いでローテーション回路(12)で画像姿勢修正し
て、画像修正された画像信号をディジタル・アナログ変
換器(25)によってアナログ変換してVTR(26)
に入力し、並びに画像姿勢修正された画像信号をフレー
ム・メモリ(13〜18)及びディジタル・アナログ変
換器(19〜24)を介してモニタ1〜6(27〜3
2)に入力するようにした、請求項1記載の監視装置。 - 【請求項3】 全周360度視野を単一TVカメラで監
視するため、可動ミラー回転軸(43)のまわりに連続
回転して監視視野に対向する又は不連続回転して監視視
野に対して間欠静止する可動ミラー(44)と可動ミラ
ー回転軸(43)に光軸を合致させて装着したTVカメ
ラ(41)と、可動ミラー(44)のためのモータ制御
回路(5)と、一定回転角度毎に撮像する画像をディジ
タル画像データに変換し、可動ミラーの回転角度情報に
基づいて、傾倒した撮像画像の画像データを正立画像の
画像データに修正処理する画像処理部を備えた画像信号
処理及び制御回路(7)と、撮像した視野数と同数の画
像データを記憶し、可動ミラーの1回転毎に画像データ
を更新記憶する記憶部(13〜18)と、画像データ記
憶部の画像データをモニタ(27〜32)に出力する画
像出力装置(19〜24)とを備えたことを特徴とする
監視装置。 - 【請求項4】 全周360度視野を単一TVカメラで監
視するために、TVカメラユニット(A)と、ビデオ・
プロセス・ユニット(B)とを備え、TVカメラユニッ
ト(A)はTVカメラ(1)と、可動ミラー(44)
と、可動ミラー回転用モータ(42)と作用結合された
可動ミラー回転速度制御のためのモータ制御回路(5)
とから成り、ビデオ・プロセス・ユニット(B)はTV
カメラ(41)からの画像信号(9)をアナログ・ディ
ジタル変換器(11)によってディジタル変換し次いで
ローテーション回路(12)で画像姿勢修正して、画像
修正された画像信号をディジタル・アナログ変換器(2
5)によってアナログ変換してVTR(26)に入力
し、並びに画像姿勢修正された画像信号をフレーム・メ
モリ(13〜18)及びディジタル・アナログ変換器
(19〜24)を介してモニタ1〜6(27〜32)に
入力するようにした請求項3記載の監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109930A JPH07322104A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109930A JPH07322104A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07322104A true JPH07322104A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14522720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109930A Withdrawn JPH07322104A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07322104A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6744565B1 (en) | 1999-06-25 | 2004-06-01 | Nec Corp. | Biaxial driving mechanism and image inputting apparatus used this mechanism and light projecting apparatus used this mechanism |
JP2005354189A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 撮像装置 |
WO2007018097A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 監視カメラ装置、画像処理装置および撮影装置 |
EP1929767A2 (de) * | 2005-06-25 | 2008-06-11 | Modi Modular Digits GmbH | Vorrichtung und verfahren zum visuellen erfassen von flächigen oder räumlichen objekten |
CN113805591A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-17 | 深圳市丛矽微电子科技有限公司 | 一种同步定位与建图的视觉系统、方法及移动机器人 |
WO2023103376A1 (zh) * | 2021-12-08 | 2023-06-15 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 摄像机 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6109930A patent/JPH07322104A/ja not_active Withdrawn
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WO2023103376A1 (zh) * | 2021-12-08 | 2023-06-15 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 摄像机 |
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---|---|---|---|
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