JPH07321619A - パルス信号発生器 - Google Patents
パルス信号発生器Info
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- JPH07321619A JPH07321619A JP6141087A JP14108794A JPH07321619A JP H07321619 A JPH07321619 A JP H07321619A JP 6141087 A JP6141087 A JP 6141087A JP 14108794 A JP14108794 A JP 14108794A JP H07321619 A JPH07321619 A JP H07321619A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 パルス調整手段12、13は、制御手段から
の設定値に応じて、切替え器17の出力パルス信号の遅
延時間及びパルス幅を調整する。パルス・エッジ比較器
18は、切替え器の出力パルス信号及びパルス調整手段
の出力パルスのパルス・エッジのタイミング関係に応じ
た検出信号を制御手段15に供給する。制御手段はパル
ス・エッジ比較器からの検出信号の状態に応じてパルス
調整手段の設定値を変化させる。その結果、パルス調整
手段で調整する遅延及びパルス幅は、予め設定した基準
パルス発生器の出力パルスの周期に応じた所望の値とな
る。制御手段は、そのときの設定値を保持する。 【効果】 出力パルス信号の入力パルス信号に対する遅
延時間又はパルス幅を変化させる毎に、その設定値を容
易に校正できるので、遅延時間又はパルス幅を高精度に
設定できる。
の設定値に応じて、切替え器17の出力パルス信号の遅
延時間及びパルス幅を調整する。パルス・エッジ比較器
18は、切替え器の出力パルス信号及びパルス調整手段
の出力パルスのパルス・エッジのタイミング関係に応じ
た検出信号を制御手段15に供給する。制御手段はパル
ス・エッジ比較器からの検出信号の状態に応じてパルス
調整手段の設定値を変化させる。その結果、パルス調整
手段で調整する遅延及びパルス幅は、予め設定した基準
パルス発生器の出力パルスの周期に応じた所望の値とな
る。制御手段は、そのときの設定値を保持する。 【効果】 出力パルス信号の入力パルス信号に対する遅
延時間又はパルス幅を変化させる毎に、その設定値を容
易に校正できるので、遅延時間又はパルス幅を高精度に
設定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変遅延時間又は可変
パルス幅の出力信号を発生するパルス信号発生器に関す
る。
パルス幅の出力信号を発生するパルス信号発生器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】計測機器等においてタイミング源として
用いられるパルス・ゼネレータ即ちパルス信号発生器
は、その機能の1つとして、入力信号に対して任意に設
定可能な遅延時間及びパルス幅を有するパルス信号を出
力することが要求される。
用いられるパルス・ゼネレータ即ちパルス信号発生器
は、その機能の1つとして、入力信号に対して任意に設
定可能な遅延時間及びパルス幅を有するパルス信号を出
力することが要求される。
【0003】図8は、従来のパルス信号発生器を示すブ
ロック図である。入力端子11に入力されたパルス信号
は、遅延発生器12により遅延され、パルス幅発生器1
3によりパルス幅が定められて出力端子14から出力さ
れる。通常、遅延発生器12及びパルス幅発生器13に
は、コンデンサの充放電によってパルス信号を発生する
RCマルチバイブレータが用いられる。遅延発生器12
及びパルス幅発生器13の夫々の遅延時間及びパルス幅
は、設定器15によりRCマルチバイブレータ内の抵抗
器及びコンデンサの値を調節してマルチバイブレータの
出力パルス信号のパルス幅を決定することにより設定さ
れる。
ロック図である。入力端子11に入力されたパルス信号
は、遅延発生器12により遅延され、パルス幅発生器1
3によりパルス幅が定められて出力端子14から出力さ
れる。通常、遅延発生器12及びパルス幅発生器13に
は、コンデンサの充放電によってパルス信号を発生する
RCマルチバイブレータが用いられる。遅延発生器12
及びパルス幅発生器13の夫々の遅延時間及びパルス幅
は、設定器15によりRCマルチバイブレータ内の抵抗
器及びコンデンサの値を調節してマルチバイブレータの
出力パルス信号のパルス幅を決定することにより設定さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RCマルチバ
イブレータに使用するコンデンサ、抵抗器等の素子は、
周囲温度の変化や経年変化により特性が変化するため
に、出力パルス信号のパルス幅が変化し、パルス信号発
生器の出力パルス信号の遅延時間及びパルス幅が変化す
る。したがって、良好な精度を得るためにパルス信号発
生器を校正する必要がある。高い精度を得るためには、
この様な校正は、遅延時間及びパルス幅の設定を変化さ
せること毎に行うことが望ましいが、従来、設定の変更
毎に校正を容易に行えるパルス発生器はなかった。
イブレータに使用するコンデンサ、抵抗器等の素子は、
周囲温度の変化や経年変化により特性が変化するため
に、出力パルス信号のパルス幅が変化し、パルス信号発
生器の出力パルス信号の遅延時間及びパルス幅が変化す
る。したがって、良好な精度を得るためにパルス信号発
生器を校正する必要がある。高い精度を得るためには、
この様な校正は、遅延時間及びパルス幅の設定を変化さ
せること毎に行うことが望ましいが、従来、設定の変更
毎に校正を容易に行えるパルス発生器はなかった。
【0005】したがって、本発明の目的は、入力パルス
信号に対する出力パルス信号の遅延時間及びパルス幅の
設定を変化させる毎に、容易に校正を行うことができる
パルス発生器の提供にある。
信号に対する出力パルス信号の遅延時間及びパルス幅の
設定を変化させる毎に、容易に校正を行うことができる
パルス発生器の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はパルス信号発生
器において、制御手段に制御されて、基準パルス発生器
は設定可能な周期の出力パルス信号を発生し、切替え器
は、基準パルス発生器の出力パルス信号又は外部パルス
信号の一方を選択し出力する。切替え器の出力パルス信
号が供給されるパルス調整手段は、制御手段からの設定
値に応じて、切替え器の出力パルス信号を遅延させる遅
延発生器及びこの出力パルス信号のパルス幅を調整する
パルス幅発生器の一方又は両方を有する。パルス・エッ
ジ比較器は、切替え器の出力パルス信号及びパルス調整
手段の出力パルスのパルス・エッジのタイミングに応じ
た検出信号を制御手段に供給する。切替え器が基準パル
ス発生器の出力パルスを選択するとき、制御手段はパル
ス・エッジ比較器からの検出信号の状態に応じてパルス
調整手段の設定値を変化させる。その結果、パルス調整
手段の出力パルス信号の入力パルスに対する遅延及びパ
ルス幅は、予め設定した基準パルス発生器の出力パルス
の周期に応じた所望の値となる。制御手段は、そのとき
の設定値を保持し、外部パルス信号を選択するように切
替え器を切り替える。
器において、制御手段に制御されて、基準パルス発生器
は設定可能な周期の出力パルス信号を発生し、切替え器
は、基準パルス発生器の出力パルス信号又は外部パルス
信号の一方を選択し出力する。切替え器の出力パルス信
号が供給されるパルス調整手段は、制御手段からの設定
値に応じて、切替え器の出力パルス信号を遅延させる遅
延発生器及びこの出力パルス信号のパルス幅を調整する
パルス幅発生器の一方又は両方を有する。パルス・エッ
ジ比較器は、切替え器の出力パルス信号及びパルス調整
手段の出力パルスのパルス・エッジのタイミングに応じ
た検出信号を制御手段に供給する。切替え器が基準パル
ス発生器の出力パルスを選択するとき、制御手段はパル
ス・エッジ比較器からの検出信号の状態に応じてパルス
調整手段の設定値を変化させる。その結果、パルス調整
手段の出力パルス信号の入力パルスに対する遅延及びパ
ルス幅は、予め設定した基準パルス発生器の出力パルス
の周期に応じた所望の値となる。制御手段は、そのとき
の設定値を保持し、外部パルス信号を選択するように切
替え器を切り替える。
【0007】
【実施例】図3は本発明のパルス信号発生器を示すブロ
ック図である。この図において、図8の構成要素と同一
のものには、同一の参照符号を付している。基準パルス
発生器19は、CPU(中央処理ユニット)を含む制御
手段である設定器15により設定される一定のパルス幅
の信号を発生する。入力端子11には、外部からパルス
信号が供給される。切替え器17は、入力端子11及び
基準パルス発生器19から供給されるパルス信号のいず
れかを設定器15の制御に応じて選択し、遅延発生器1
2及びパルス幅発生器13から成るパルス調整器と、パ
ルス・エッジ比較器18とに供給する。遅延発生器12
は、設定器15からのデジタル設定値に応じた遅延時間
だけ入力パルス信号を遅延して出力する。パルス幅発生
器13は、遅延発生器12の出力パルス信号を受け取
り、そのパルス幅を設定器15からのデジタル設定値に
応じたパルス幅に調節して出力端子14に供給する。
ック図である。この図において、図8の構成要素と同一
のものには、同一の参照符号を付している。基準パルス
発生器19は、CPU(中央処理ユニット)を含む制御
手段である設定器15により設定される一定のパルス幅
の信号を発生する。入力端子11には、外部からパルス
信号が供給される。切替え器17は、入力端子11及び
基準パルス発生器19から供給されるパルス信号のいず
れかを設定器15の制御に応じて選択し、遅延発生器1
2及びパルス幅発生器13から成るパルス調整器と、パ
ルス・エッジ比較器18とに供給する。遅延発生器12
は、設定器15からのデジタル設定値に応じた遅延時間
だけ入力パルス信号を遅延して出力する。パルス幅発生
器13は、遅延発生器12の出力パルス信号を受け取
り、そのパルス幅を設定器15からのデジタル設定値に
応じたパルス幅に調節して出力端子14に供給する。
【0008】パルス・エッジ比較器18は、切替え器1
7からパルス信号32及びパルス幅発生器13からパル
ス信号33を受け取り、パルス信号32の後縁に対する
パルス信号33の前縁のタイミング関係を調べた結果得
られる検出信号34と、パルス信号32の後縁に対する
パルス信号33の後縁のタイミング関係を調べた結果得
られる検出信号35を設定器15に対して出力する。切
替え器17が基準パルス発生器19の出力を選択してい
る間は、設定器15は、検出信号34及び35より夫々
遅延発生器12の遅延時間及びパルス幅発生器13のパ
ルス幅を調節し、最終的に所望の遅延時間及びパルス幅
を得るための各々の設定値が決定される。設定器15
は、決定した設定値を保持し、入力端子11に供給され
たパルス信号を選択するように切替え器17を切り替え
る。
7からパルス信号32及びパルス幅発生器13からパル
ス信号33を受け取り、パルス信号32の後縁に対する
パルス信号33の前縁のタイミング関係を調べた結果得
られる検出信号34と、パルス信号32の後縁に対する
パルス信号33の後縁のタイミング関係を調べた結果得
られる検出信号35を設定器15に対して出力する。切
替え器17が基準パルス発生器19の出力を選択してい
る間は、設定器15は、検出信号34及び35より夫々
遅延発生器12の遅延時間及びパルス幅発生器13のパ
ルス幅を調節し、最終的に所望の遅延時間及びパルス幅
を得るための各々の設定値が決定される。設定器15
は、決定した設定値を保持し、入力端子11に供給され
たパルス信号を選択するように切替え器17を切り替え
る。
【0009】図2は図1の基準パルス発生器19をさら
に詳しく示すブロック図である。基準発振器28は高安
定度の水晶発振器であり、基準周波数Frefの出力信号
を発生する。プログラマブル・カウンタである分周器2
1は、基準発振器20の出力信号を受け取り、整数であ
る分周比Rで分周して周波数Fref/Rの信号を出力す
る。分周比Rは、設定器15から供給されるデジタル信
号30により設定される。
に詳しく示すブロック図である。基準発振器28は高安
定度の水晶発振器であり、基準周波数Frefの出力信号
を発生する。プログラマブル・カウンタである分周器2
1は、基準発振器20の出力信号を受け取り、整数であ
る分周比Rで分周して周波数Fref/Rの信号を出力す
る。分周比Rは、設定器15から供給されるデジタル信
号30により設定される。
【0010】可変容量ダイオードを共振回路に用いたL
C発振回路から成るVCO(電圧制御発振器)24は、
入力電圧に応じた周波数Foutの出力信号を発生する。
VCO24の出力信号は、T型フリップフロップ(F
F)26及び分周比Nの分周器25に入力される。T型
FF26はVCO24の出力信号を分周し、パルス幅が
VCO24の出力信号の周期に等しいパルス信号を出力
する。
C発振回路から成るVCO(電圧制御発振器)24は、
入力電圧に応じた周波数Foutの出力信号を発生する。
VCO24の出力信号は、T型フリップフロップ(F
F)26及び分周比Nの分周器25に入力される。T型
FF26はVCO24の出力信号を分周し、パルス幅が
VCO24の出力信号の周期に等しいパルス信号を出力
する。
【0011】分周器21および分周器25の出力は位相
・周波数比較器22に入力され、周波数差および位相差
を検出した信号をLPF(低域通過フィルタ)23を介
してVCO24に供給する。VCO24、分周器25、
位相・周波数比較器22及びLPF23で構成されるル
ープの作用により、分周器21の出力周波数Fref/Rと
分周器25の出力周波数Fout/Nが等しくなるように
制御される。
・周波数比較器22に入力され、周波数差および位相差
を検出した信号をLPF(低域通過フィルタ)23を介
してVCO24に供給する。VCO24、分周器25、
位相・周波数比較器22及びLPF23で構成されるル
ープの作用により、分周器21の出力周波数Fref/Rと
分周器25の出力周波数Fout/Nが等しくなるように
制御される。
【0012】したがって、基準発振器20の出力周波数
Fref、VCO24の出力周波数Fout、分周器21に設
定された分周比R、分周器25の分周比Nの関係を示す
と(1)式のようになる。 Fout=N×(Fref÷R) ・・・(1) (1)式より、VCO24の出力周期Toutは(2)式
で表される。 Tout=R÷(Fref×N) ・・・(2) この様に、出力周期Toutは、基準発振器20の基準周
波数Frefに分周比Nを乗算した値の逆数に、分周比R
を乗算した値となる。したがって、1/(Fref×N)
のR倍に出力周期Toutを設定でき、たとえば、Frefを
10MHz、Nを10000とすると、設定器15は基
準パルス発生器19の出力パルスのパルス幅Toutを1
0psステップで設定することができる。
Fref、VCO24の出力周波数Fout、分周器21に設
定された分周比R、分周器25の分周比Nの関係を示す
と(1)式のようになる。 Fout=N×(Fref÷R) ・・・(1) (1)式より、VCO24の出力周期Toutは(2)式
で表される。 Tout=R÷(Fref×N) ・・・(2) この様に、出力周期Toutは、基準発振器20の基準周
波数Frefに分周比Nを乗算した値の逆数に、分周比R
を乗算した値となる。したがって、1/(Fref×N)
のR倍に出力周期Toutを設定でき、たとえば、Frefを
10MHz、Nを10000とすると、設定器15は基
準パルス発生器19の出力パルスのパルス幅Toutを1
0psステップで設定することができる。
【0013】図3は図1のパルス・エッジ比較器18を
更に詳しく示す回路図である。切替え器17の出力信号
32は、D型FF41及び42のD入力端子に入力され
る。パルス幅発生器13の出力信号33はD型FF41
のクロック入力端子に入力されると共にインバータ40
を介してD型FF42のクロック入力端子に入力され
る。D型FF41の出力信号である検出信号34および
D型FF42の出力信号である検出信号35は共に設定
器15に供給される。
更に詳しく示す回路図である。切替え器17の出力信号
32は、D型FF41及び42のD入力端子に入力され
る。パルス幅発生器13の出力信号33はD型FF41
のクロック入力端子に入力されると共にインバータ40
を介してD型FF42のクロック入力端子に入力され
る。D型FF41の出力信号である検出信号34および
D型FF42の出力信号である検出信号35は共に設定
器15に供給される。
【0014】以下に本発明のパルス信号発生器による校
正動作を説明する。設定器15は、基準パルス発生器1
9の出力信号を選択するように切替え器17を切り替
え、基準パルス発生器19の出力信号が遅延発生器12
及びパルス・エッジ比較器18に供給される。
正動作を説明する。設定器15は、基準パルス発生器1
9の出力信号を選択するように切替え器17を切り替
え、基準パルス発生器19の出力信号が遅延発生器12
及びパルス・エッジ比較器18に供給される。
【0015】遅延発生器12が所望の遅延時間Dela
yを与えるための設定値を決定する動作を説明する。設
定器15は、基準パルス発生器19の出力パルスが、所
望の遅延時間Delayに等しいパルス幅を有するよう
に、分周器21の分周比Rを設定する。図4および図5
は、図3のパルス・エッジ比較器18が検出信号34を
生成する動作を示すタイミング図である。図4は、パル
ス信号33の遅延発生器12による遅延時間が、時間D
elayより短い時間D1である場合を示す。D型FF
41の作用により、パルス信号33がLレベル(低)か
らH(高)レベルになるとき、検出信号34はHレベル
になる。検出信号34がHレベルである場合、設定器1
5は遅延発生器12による遅延時間を増加させるよう
に、設定値を変化させる。図5は、パルス信号33の遅
延発生器12による遅延時間が、時間Delayより長
い時間D2である場合を示す。D型FF41の作用によ
り、パルス信号33がLレベルからHレベルになると
き、検出信号34はLレベルになる。検出信号34がL
レベルである場合、設定器15は遅延発生器12による
遅延時間を減少させるように、設定値を変化させる。設
定器15は、いわゆる2分法に従ってデジタル設定値を
変化させて遅延発生器12の遅延時間の増減を繰り返し
た後、遅延時間をパルス幅Delayに等しくする設定
値を決定する。決定された設定値は、設定器15により
保持される。
yを与えるための設定値を決定する動作を説明する。設
定器15は、基準パルス発生器19の出力パルスが、所
望の遅延時間Delayに等しいパルス幅を有するよう
に、分周器21の分周比Rを設定する。図4および図5
は、図3のパルス・エッジ比較器18が検出信号34を
生成する動作を示すタイミング図である。図4は、パル
ス信号33の遅延発生器12による遅延時間が、時間D
elayより短い時間D1である場合を示す。D型FF
41の作用により、パルス信号33がLレベル(低)か
らH(高)レベルになるとき、検出信号34はHレベル
になる。検出信号34がHレベルである場合、設定器1
5は遅延発生器12による遅延時間を増加させるよう
に、設定値を変化させる。図5は、パルス信号33の遅
延発生器12による遅延時間が、時間Delayより長
い時間D2である場合を示す。D型FF41の作用によ
り、パルス信号33がLレベルからHレベルになると
き、検出信号34はLレベルになる。検出信号34がL
レベルである場合、設定器15は遅延発生器12による
遅延時間を減少させるように、設定値を変化させる。設
定器15は、いわゆる2分法に従ってデジタル設定値を
変化させて遅延発生器12の遅延時間の増減を繰り返し
た後、遅延時間をパルス幅Delayに等しくする設定
値を決定する。決定された設定値は、設定器15により
保持される。
【0016】次に、パルス幅発生器13が所望のパルス
幅Widthを与えるための設定値を決定する動作を説
明する。設定器15は、基準パルス発生器19の出力パ
ルスが、所望の遅延時間Delay及び所望のパルス幅
Widthの和Tに等しいパルス幅を有するように、分
周器21の分周比Rを設定する。図6および図7は図3
のパルス・エッジ比較器が検出信号35を生成する動作
を示すタイミング図である。図6は、パルス幅発生器1
3によるパルス幅が、パルス幅Widthより短い時間
W1である場合を示す。インバータ40及びD型FF4
2の作用により、パルス信号33がHレベルからLレベ
ルになるときに、検出信号35はHレベルになる。検出
信号35がHレベルである場合、設定器15は、パルス
幅発生器13によるパルス幅を増加させるように設定値
を変化させる。図7は、パルス幅発生器13によるパル
ス幅が、パルス幅Widthより長い時間W2である場
合を示す。インバータ40及びD型FF42の作用によ
り、パルス信号33がHレベルからLレベルになるとき
に、検出信号35はLレベルになる。検出信号35がL
レベルである場合、設定器15は、パルス幅発生器13
によるパルス幅を減少させるように設定値を変化させ
る。設定器15は、2分法に従ってデジタル設定値を変
化させて、パルス幅発生器13によるパルス幅の増減を
繰り返した後、パルス幅をパルス幅Widthに等しく
する設定値を決定する。決定された設定値は、設定器1
5により保持される。
幅Widthを与えるための設定値を決定する動作を説
明する。設定器15は、基準パルス発生器19の出力パ
ルスが、所望の遅延時間Delay及び所望のパルス幅
Widthの和Tに等しいパルス幅を有するように、分
周器21の分周比Rを設定する。図6および図7は図3
のパルス・エッジ比較器が検出信号35を生成する動作
を示すタイミング図である。図6は、パルス幅発生器1
3によるパルス幅が、パルス幅Widthより短い時間
W1である場合を示す。インバータ40及びD型FF4
2の作用により、パルス信号33がHレベルからLレベ
ルになるときに、検出信号35はHレベルになる。検出
信号35がHレベルである場合、設定器15は、パルス
幅発生器13によるパルス幅を増加させるように設定値
を変化させる。図7は、パルス幅発生器13によるパル
ス幅が、パルス幅Widthより長い時間W2である場
合を示す。インバータ40及びD型FF42の作用によ
り、パルス信号33がHレベルからLレベルになるとき
に、検出信号35はLレベルになる。検出信号35がL
レベルである場合、設定器15は、パルス幅発生器13
によるパルス幅を減少させるように設定値を変化させ
る。設定器15は、2分法に従ってデジタル設定値を変
化させて、パルス幅発生器13によるパルス幅の増減を
繰り返した後、パルス幅をパルス幅Widthに等しく
する設定値を決定する。決定された設定値は、設定器1
5により保持される。
【0017】この様に、遅延発生器12及びパルス幅発
生器13の設定値を決定した後、入力端子11に供給さ
れた信号を選択するように切替え器17を切り替える。
入力端子11を選択している間は、設定器15は設定を
変化させない。遅延発生器12の遅延時間及びパルス幅
発生器13のパルス幅を一方又は両方を設定し直すとき
は、設定器15は、基準パルス発生器19の出力信号を
選択するように、切替え器17を切り替え、上述の校正
動作を繰り返す。
生器13の設定値を決定した後、入力端子11に供給さ
れた信号を選択するように切替え器17を切り替える。
入力端子11を選択している間は、設定器15は設定を
変化させない。遅延発生器12の遅延時間及びパルス幅
発生器13のパルス幅を一方又は両方を設定し直すとき
は、設定器15は、基準パルス発生器19の出力信号を
選択するように、切替え器17を切り替え、上述の校正
動作を繰り返す。
【0018】以上、本発明の一実施例について述べた
が、本発明の主旨を逸脱することなく種々の変更が可能
であることは、当業者には明かである。例えば、図1の
パルス信号発生器は、遅延発生器12及びパルス幅発生
器13の両方を有するが、これらのうちいずれか一方の
みを有するパルス信号発生器であっても本発明を適用で
きる。また、図1の遅延発生器12及びパルス幅発生器
13の接続順序を逆にしてもよい。
が、本発明の主旨を逸脱することなく種々の変更が可能
であることは、当業者には明かである。例えば、図1の
パルス信号発生器は、遅延発生器12及びパルス幅発生
器13の両方を有するが、これらのうちいずれか一方の
みを有するパルス信号発生器であっても本発明を適用で
きる。また、図1の遅延発生器12及びパルス幅発生器
13の接続順序を逆にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のパルス信号発生器によれは、出
力パルス信号の入力パルス信号に対する遅延時間又はパ
ルス幅を変化させる毎に、その設定値を容易に校正でき
るので、遅延時間又はパルス幅を高精度に設定できる。
力パルス信号の入力パルス信号に対する遅延時間又はパ
ルス幅を変化させる毎に、その設定値を容易に校正でき
るので、遅延時間又はパルス幅を高精度に設定できる。
【図1】本発明によるパルス信号発生器を示すブロック
図。
図。
【図2】図1に示す基準パルス発生器19を詳細に示す
ブロック図。
ブロック図。
【図3】図1に示すパルス・エッジ比較器18を詳細に
示すブロック図。
示すブロック図。
【図4】図3のパルス・エッジ比較器18の動作を示す
タイミング図。
タイミング図。
【図5】図3のパルス・エッジ比較器18の動作を示す
タイミング図。
タイミング図。
【図6】図3のパルス・エッジ比較器18の動作を示す
タイミング図。
タイミング図。
【図7】図3のパルス・エッジ比較器18の動作を示す
タイミング図。
タイミング図。
【図8】従来のパルス信号発生器を示すブロック図。
12、13 パルス調整器 15 制御手段 17 切替え器 18 基準パルス発生器 19 パルス・エッジ比較器
Claims (3)
- 【請求項1】 制御手段と、 該制御手段に制御されて所定周期の出力パルス信号を発
生する基準パルス発生器と、 該基準パルス発生器の出力パルス信号又は外部パルス信
号の一方を選択出力する切替え器と、 上記制御手段からの設定値に応じて、該切替え器の出力
パルス信号の遅延時間及びパルス幅の少なくとも一方の
特性を調整して出力するパルス調整手段と、 上記切替え器の出力パルス信号及び上記パルス調整手段
の出力パルスのパルス・エッジのタイミング関係に応じ
た検出信号を上記制御手段に供給するパルス・エッジ比
較器とを具え、 上記切替え器が上記基準パルス発生器の出力パルスを選
択するとき、上記制御器は上記エッジ比較器からの検出
信号の状態に応じて上記パルス調整手段の上記設定値を
変化させ、上記基準パルス発生器の出力パルスの上記所
定周期に関連して上記切替え器の出力パルス信号の上記
特性を調整することを特徴とするパルス信号発生器。 - 【請求項2】 上記パルス調整手段は、上記切替え器の
出力パルス信号を遅延させる遅延発生器及び上記切替え
器の出力パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅発生
器を有する請求項1に記載のパルス信号発生器。 - 【請求項3】 上記基準パルス発生器は、入力電圧に応
じた周波数の出力信号を発生する電圧制御発振器と、該
電圧制御発振器の出力信号を分周する第1分周器と、所
定周波数の出力信号を発生する基準発振器と、該基準発
振器の出力信号を上記制御手段で設定される分周比で分
周する第2分周器と、上記第1及び第2分周器の出力信
号の周波数差に応じた電圧を上記電圧制御発振器に供給
する周波数比較器とを有する請求項1に記載のパルス信
号発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6141087A JPH07321619A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | パルス信号発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6141087A JPH07321619A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | パルス信号発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321619A true JPH07321619A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15283907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6141087A Pending JPH07321619A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | パルス信号発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07321619A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373313B1 (en) | 1999-05-21 | 2002-04-16 | Nec Corporation | Delay time regulation method and delay time regulation circuit |
KR20020053537A (ko) * | 2000-12-27 | 2002-07-05 | 박종섭 | 펄스 발생 회로 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP6141087A patent/JPH07321619A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373313B1 (en) | 1999-05-21 | 2002-04-16 | Nec Corporation | Delay time regulation method and delay time regulation circuit |
KR20020053537A (ko) * | 2000-12-27 | 2002-07-05 | 박종섭 | 펄스 발생 회로 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |