JPH07321611A - Pnコード発生回路 - Google Patents

Pnコード発生回路

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JPH07321611A
JPH07321611A JP6129833A JP12983394A JPH07321611A JP H07321611 A JPH07321611 A JP H07321611A JP 6129833 A JP6129833 A JP 6129833A JP 12983394 A JP12983394 A JP 12983394A JP H07321611 A JPH07321611 A JP H07321611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
rom
circuit
counter
sets
Prior art date
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Pending
Application number
JP6129833A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Kurata
富仁雄 蔵田
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07321611A publication Critical patent/JPH07321611A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフトレジスタ等を用いた帰還形で構成した
PNコード発生回路では、全て論理「0」となるとm系
列のPNコードとして成立しなくなる。 【構成】 ROMに記憶させた論理値の組合せの複数組
の1組を順次選択してPNコードを発生させる構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPNコード発生回路、さ
らに詳しくはスペクトラム拡散方式のレーダ装置におい
て、搬送波の位相変調に用いるPN(Psudo Noise:疑似
雑音) コードを発生させるPNコード発生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】搬送波をPNコードを用いて位相変調す
る直接拡散(Direct Spread) 方式を用いたスペクトラム
拡散方式のレーダ装置は、例えば車載レーダ装置に使用
されている。車載レーダ装置は、自車からレーダ信号を
送信し、前方に存在する対象物(例えば前方車両)から
の反射波を受信して、当該対象物との間の距離を測定し
ており、レーダ信号を送信してから反射波を受信するま
での時間で対象物までの距離を測定している。
【0003】このような車載レーダ装置に使用されるレ
ーダ装置として近年ではスペクトラム拡散方式を用いた
レーダ装置が使用されている。スペクトラム拡散方式
は、PNコードを用いて搬送波を変調する方式であり、
搬送波の変調方法には幾つかの方式が知られているが、
そのうち最も単純な方式は、PNコードを用いて搬送波
を直接位相変調する直接拡散方式である。この直接拡散
を行う場合、従来の装置では、搬送波を位相変調するた
めに使用されるPNコードを発生させるPNコード発生
回路として、適当な長さのシフトレジスタまたは他の遅
延素子(以下、シフトレジスタと総称する)で構成した
回路が使用されている。
【0004】図3は、従来のシフトレジスタ100を用
いたPNコード発生回路の一例を示す図であり、最後の
遅延段Dnの論理値と途中段Dkの論理値との2進数の
論理和または2進数の排他的論理和が、加算器110に
より初段に帰還入力されるように構成されており、途中
段Dkの段数を遅延段数により適宜選択することで、最
長符号系列(m系列:2DK−1個までは同じ順のコード
を繰り返さないコード列)となるように設定され、この
PNコード発生回路の出力で搬送波の位相変調が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のPNコード発生
回路は以上のように適当な長さのシフトレジスタで構成
した回路が用いられ、最後の遅延段の論理値と途中段の
論理値との2進数の論理和または2進数の排他的論理和
を初段に入力させながらPNコードを発生させて搬送波
の位相変調を行っているので、シフトレジスタ全段の論
理値が「0」になると、これ以降出力される論理値が全
て「0」となり、最長符号系列(m系列)のPNコード
として成立しなくなる。このため通電時にはシフトレジ
スタ全段の論理値が「0」とならないように初期設定を
行う必要があり、また出力されるPNコードを常に監視
し、「0」がシフトレジスタ全段の長さ以上に連続する
ような異常を発見するとシフトレジスタの内容を直ぐ初
期設定値に書き換える回路を別に設けておく必要があ
る。また、この種の小型無線装置ではIDコードの送信
が義務付けられているが、従来のシフトレジスタを用い
たPNコード発生回路ではこのIDコードを発生させる
ことができず、このためIDコード発生回路を別に設け
ておく必要がある等の問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、他の付加回路を必要とすることなく
安定した動作を確保できるPNコード発生回路を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるPNコー
ド発生回路は、ROMに記憶させた論理値の組合せの複
数組のうちの1組を順次選択してPNコードを発生させ
る手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また、上記複数組の論理値の組合せのうち
から1組を順次選択する手段は、上記ROMの記憶順ま
たはランダムにあるいは記憶順とランダムとの組合せに
より選択する手段であることを特徴とする。
【0009】さらに、上記ROMに自装置を識別するI
Dコードを記載しておき、IDコード発生回路としても
共用させる構成としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明のPNコード発生回路は上述のような
構成とすることにより、帰還形の構成の回路に発生する
可能性のあるPNコードの再起不能状態を防止すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に説明す
る。図1は、直接拡散方式の車載レーダ装置の概略の構
成および動作を説明するためのブロック図、図2は図1
に示す本実施例におけるPNコード発生回路5の構成を
示すブロック図である。図2に示すように本実施例にお
けるPNコード発生回路5は、カウンタ51,ROM(R
ead Only Memory)52,コード長検出回路53,カウン
タ54,PNコード選択回路55により構成される。
【0012】次にPNコード発生回路5の動作について
説明する。カウンタ51は、PNコードの基本チップ長
を一周期としてPNクロックを計数し、ROM52にR
OMアドレスを供給する(すなわち、クロック1つでア
ドレス1,クロック2つでアドレス2・・・と言うよう
に)と共に、コード長検出回路53にもこの係数値を入
力する。コード長検出回路53は入力されるROMアド
レスがPNコード長に相当する値になった瞬間に、カウ
ンタ51に対しリセット信号を送出し、カウンタ51は
このリセット信号によりリセットされる。すなわちカウ
ンタ51がROM52へ送出するROMアドレスは、P
Nコード長がn個とすると、このn個のアドレスでリセ
ットされ、このn個のアドレスが順次ROM52に供給
される。
【0013】またROM52には、n個の各アドレスに
対してそれぞれ複数組の論理値が記憶されており、従っ
て、n個のアドレス全てがROM52に入力され、RO
M52に記憶されている論理値が読み出されると、PN
コードと同じ長さの論理値の組合せが複数組、次のPN
コード選択回路55へ出力されることになる。次のPN
コード選択回路55では出力される論理値の複数組の組
合せの中から一組の組合せを順次選んでPNコードとし
て出力する。この選択の方法は、図2に示す実施例で
は、カウンタ54でコード長検出回路53からのリセッ
ト信号毎に順次、ROM52に記憶した順序で次の組合
せを選択する構成としているが、ランダムカウンタ(図
示せず)を用いて、無作為に選択する構成としても良
く、さらにカウンタ54とランダムカウンタとを用いて
選択順を適当に異ならせる構成としても良い。
【0014】次に図1に戻り、上述のようにPNコード
発生回路5で発生させた送信用PNコードをDS方式送
信機3および遅延コード発生回路7へ出力する。DS方
式送信機3では、送信用PNコードにより搬送波を位相
変調(DS変調)し、得られた送信信号を送信用空中線
1に供給し、送信用空中線1から送信信号を車両前方に
送信する。送信用空中線1から送信された送信信号は、
他の車両等の対象物10で反射され、その反射波が受信
用空中線2で受信され、受信信号としてDS方式受信機
4に入力され、DS方式受信機4,受信PNコード復調
回路6を介してPNコードが復調され、コード一致検出
回路8に供給される。コード一致検出回路8では、遅延
時間設定回路9,遅延コード発生回路7でその遅延時間
を可変しつつ遅延させた送信用PNコードとの一致を検
出し、一致したときの遅延時間を測定距離情報として出
力する。
【0015】以上のように本発明によれば、PNコード
の発生をシフトレジスタの加算値ではなく、ROM52
に予め記憶された数値を用いて出力する構成とすること
により、帰還構成の場合に起こり得る論理値全て「0」
になった場合の再起不能状態を避けることができる。ま
た、上述のように複数種類の論理値の組合せを選択しな
がらPNコードを発生させることができ、従ってPNコ
ードが同一または近似することで希に生じる他のレーダ
装置による誤動作を防止できる。さらに、本発明のPN
コード発生回路は、ROMを用いて構成しているため、
このROMに自装置のIDコードも書き込むことがで
き、小型無線装置で義務付けられているIDコードの送
信をこのPNコード発生回路を利用して行うことができ
るようになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のPNコード
発生回路は、PNコードを形成する論理値を直接ROM
の出力から読出す構成としたため、従来の帰還形の構成
で発生する可能性のあるPNコードの再起不能状態を防
止することができる。また、複数異種のPNコードを順
に切り換える構成のため、見掛け上、PNコード長が増
加している形となり、希に生じる可能性のある同機種レ
ーダからの誤測定の可能性を少なくできる。さらに、小
電力通信機器に不可欠なIDコードの送出は、別にID
コード発生回路を設けることなしにROMの一部にID
コードを書き込むだけで容易にできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】直接拡散方式の車載レーダ装置の概略の構成お
よび動作を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるPNコード発生回路5
の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のPNコード発生回路の構成および動作を
説明するための図である。
【符号の説明】
5 PNコード発生回路 51 カウンタ 52 ROM 53 コード長検出回路 54 カウンタ 55 PNコード選択回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散方式で搬送波の位相変
    調を行うためのPN(Psudo Noise:疑似雑音) コードを
    発生させるPNコード発生回路において、 ROM(Read Only Memory)に記憶させた論理値の組合せ
    の複数組のうちの1組を順次選択してPNコードを発生
    させる手段、 を備えたことを特徴とするPNコード発生回路。
  2. 【請求項2】 上記複数組の論理値の組合せのうちから
    1組を順次選択する手段は、上記ROM(Read Only Mem
    ory)の記憶順またはランダムにあるいは記憶順とランダ
    ムとの組合せにより行う手段であることを特徴とする請
    求項第1項記載のPNコード発生回路。
  3. 【請求項3】 上記ROMに自装置を識別するIDコー
    ドを記載しておき、IDコード発生回路としても共用さ
    せる構成としたことを特徴とする第1項記載または第2
    項記載のPNコード発生回路。
JP6129833A 1994-05-20 1994-05-20 Pnコード発生回路 Pending JPH07321611A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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