JPH07320818A - シールドコネクタ用接地ばね金具 - Google Patents

シールドコネクタ用接地ばね金具

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JPH07320818A
JPH07320818A JP6133863A JP13386394A JPH07320818A JP H07320818 A JPH07320818 A JP H07320818A JP 6133863 A JP6133863 A JP 6133863A JP 13386394 A JP13386394 A JP 13386394A JP H07320818 A JPH07320818 A JP H07320818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield connector
contact piece
contact
shield
flat plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6133863A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kobayashi
文雄 小林
Katashi Sakata
硬 坂田
Toshinori Mori
敏則 森
Keiichi Yasuda
圭一 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Hirose Electric Co Ltd
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Publication of JPH07320818A publication Critical patent/JPH07320818A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールドコネクタの接地を安定して行える接
地ばね金具を提供することを目的とする。 【構成】 金属板材から作られ、開口部をもつ接地用板
状部材に接面して取りつけられる平板部3に、上記開口
部に対応するシールドコネクタの貫通のための窓部4が
形成され、該窓部4の周縁の一もしくは複数の位置から
第一接触片5が上記平板部3の面に対して傾斜して窓部
4の内方に向け延出し、上記平板部3の外周縁から突出
し該平板部3の面に対して屈曲されて窓部4の内方に向
け傾斜して延出する第二接触片6が形成され、上記第一
接触片5及び第二接触片6は、両者の数の合計が平板部
3の面に対して少なくとも一方の側で三以上設けられ、
かつ自由状態にて先端がシールドコネクタのシールド胴
部の外周面よりも半径方向内方に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールドコネクタ用接地
ばね金具に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるシールドコネクタ用接地ばね金具
としては、特開昭63−155573号公報に開示され
ているものが知られている。同公報に開示されるシール
ドコネクタは、接地用の導電パターンを有する基板に形
成された開口を貫通し、該基板に対し該基板の面に平行
な方向に相対動可能に接触されている相手コネクタに接
続される。
【0003】上記基板には平板状の導電性金具がねじに
より取りつけられている。該金具は、上記基板の開口に
対応する位置に、四角の窓が形成され、対向辺から該窓
の内方に突出する一対の舌状の接触片が窓の内方に向け
斜めに延出して設けられている。該接触片は、ばね性を
有しており、該窓を通してシールドコネクタが相手コネ
クタに接続された際には、該シールドコネクタのシール
ド胴部と弾性接触し、上記導電パターンと電気的に接続
して接地を行うと共に、上記相手コネクタの相対動を許
容するように弾性接触し、いわゆるフローティングを可
能とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知の接地用の導電性金具にあっては、平板状の金属材
料を打抜いて窓の内周縁の対向辺に一対の接触片を設け
ることとし、十分なる弾性をもつように対向して延びる
接触片の長さを上記窓の一辺の半分の寸法として最大限
にしたために、他の辺に接触片を設けることができず、
シールドコネクタは上記導電性金具とシールドコネクタ
の直径線上の対向せる二位置で接触するのみであり、大
きなフローティングの許容量は上記直径線方向のみに限
定され、またその結果、接触も不安定となる。
【0005】本発明は、かかる従来の接地ばね金具が有
していた問題を解決し、シールドコネクタとの接触点数
を増やして接触における安定性を向上させ、フローティ
ングも上記直径線以外の方向にも許容できるシールドコ
ネクタ用接地ばね金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、シールドコネクタが接続される相手コネクタの近
傍に配された接地用板状部材の開口部に取りつけられ、
該開口部を貫通して上記シールドコネクタが相手コネク
タに接続された際に、該シールドコネクタのシールド胴
部に弾性接触するものにおいて、ばね性を有する金属板
材を打抜き及び屈曲成形して作られ、上記接地用板状部
材に接面して取りつけられる平板部に、上記接地用板状
部材の開口部に対応するシールドコネクタの貫通のため
の窓部が該シールドコネクタの軸線と一致する中心線を
もって形成され、該窓部の周縁の一もしくは複数の位置
から第一接触片が上記平板部の面に対して傾斜して上記
中心線に向け延出し、上記窓部の周縁にて該第一接触片
が設けられた位置以外の一もしくは複数の位置のそれぞ
れと上記中心線とを結ぶ線上で、上記平板部の外周縁か
ら突出する舌片を該平板部の面に対して屈曲して上記中
心線に向け傾斜して延出する第二接触片が形成され、上
記第一接触片及び第二接触片は、両者の数の合計が平板
部の面に対して少なくとも一方の側で三以上設けられ、
かつ自由状態にて先端がシールドコネクタのシールド胴
部の外周面よりも半径方向内方に位置することにより達
成される。
【0007】
【作用】かかる構成の本発明にあっては、シールドコネ
クタ用接地ばね金具は、平板部に形成された窓部の周縁
から第一接触片が窓部の中心線に向かって延出して設け
られ、平板部の外周縁からは第二接触片が屈曲されて上
記中心線に向かって延出するように設けられて、上記第
一接触片と第二接触片の数の合計が三以上となっている
ため、シールドコネクタはシールド胴部の周方向の三箇
所以上で接地ばね金具と接触することとなり、該シール
ドコネクタは任意の直径線方向でフローティングが許容
されると共にその接触も安定する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の接地ばね金具の
平面図、図2は図1におけるII-II断面図、図3は図1
におけるIII-III 線で断面した状態の斜視図、図4は図
1の接地ばね金具の製作にあたり金属板材を打抜いた時
点での半加工部材の平面図、図5は図1の接地ばね金具
の使用状態を示し図1におけるIII-III 線で断面された
図である。
【0010】図1ないし図3に示すように、本実施例で
は接地ばね金具1は平面図における外形が長方形をなし
ていて、長手方向両端部に該接地ばね金具1を接地用板
状部材(図示せず)に固定するためのねじを通す取付孔
2が穿設されている。
【0011】上記二つの取付孔2,2の間の平板部3に
は、略円形状をなす二つの窓部4,4が形成されてい
る。それぞれの窓部4には、一つの直径線にて対向して
該窓部4の中心線4A(図2参照)に向け延出する舌片
状の第一接触片5が設けられている。該第一接触片5
は、図2及び図3に見られるように下方に椀状に弯曲し
その先端が小さな半径をもって丸められている。この対
向せる二つの第一接触片5,5の先端同士の間隔は、窓
部4に挿入されるシールドコネクタのシールド胴部(図
示せず)の外形よりも小さめに設定されている。
【0012】上記対向せる二つの第一接触片5,5を結
ぶ線に対し直角な方向には、平板部3の両側の外縁から
外方に延出する舌片状の第二接触片6が図3に見られる
ように、上記外縁にて折り返された後に上記第一接触片
5と同様に中心線4Aに向け延出し椀状に弯曲成形さ
れ、また、先端も小さな半径をもって丸められている。
この対向せる二つの第二接触片6,6の先端同士の間隔
も、第一接触片5,5の場合と同様に、シールドコネク
タのシールド胴部の外径よりも小さめに設定されてい
る。
【0013】なお、本実施例では、接地ばね金具1は上
記第二接触片6,6が設けられている縁部に若干の折曲
部7(図2及び図3参照)を設け全体の補強が図られて
いる。
【0014】かかる本実施例の接地ばね金具1は次の要
領で製作される。
【0015】先ず、図4に示されるように、ばね性を有
する金属板材を打抜き加工により、長方形の平板部3の
両端部に取付孔2が穿設され、この二つの取付孔2の間
に二つの略円形の窓部4が形成され、該窓部4の内縁に
上記二つの取付孔2を結ぶ線上で対向して窓部4の内方
に延びる一対の第一舌状部15を設け、さらには該一対
の第一舌状部15が延びる方向に対して直角で窓部4の
中心を通る線上に上記平板部3の外縁から第二舌状部1
6が延出する半加工部材が形成される。該半加工部材
は、次の屈曲成形を容易にするために第一舌状部15及
び第二舌状部16の基部にわずかな切込み部15A,1
6Aが形成されている。
【0016】次に、かかる半加工部材の第一舌状部1
5、第二舌状部16そして第二舌状部16が位置する外
縁部をそれぞれ屈曲成形して図1ないし図3にもとづき
既述した第一接触片5、第二接触片6そして折曲部7を
形成して本実施例の接地ばね金具1を得る。
【0017】かかる接地ばね金具1の使用に際しては、
図5に示すごとく、取付孔2にてねじSにより該接地ば
ね金具1を接地用板状部材Pに取りつけられる。該接地
用板状部材Pには接地用のパターン(図示せず)が設け
られており、上記ねじSでの取付けにより接地用板状部
材Pは上記パターンと接面して電気的に接続される。
【0018】シールドコネクタC1は上記接地ばね金具
1の窓部4を上方から貫通するようにして相手方コネク
タC2に対し結合される。対向位置にある第一接触片5
同士及び第二接触片6同士はそれぞれシールドコネクタ
C1のシールド胴部により図5の二点鎖線で示されるよ
うに拡径せられ、該シールド胴部に弾圧して接触するよ
うになる。かくして、シールドコネクタC1は上記接地
用板状部材Pの面と平行な面内においてどの方向にも移
動でき、いわゆるフローティングが許容される状態のも
とで上記第一接触片5及び第二接触片6を介して接地さ
れる。
【0019】本実施例では、第一接触片5及び第二接触
片6はそれぞれ一対をなすように設けられたが、本発明
はこれに限定されない。本発明は、窓部の内縁に形成さ
れる第一接触片に加えて、平板部の外縁側から屈曲して
形成される第二接触片を設けることにより、シールドコ
ネクタを周方向の三以上の点で接触して接触の安定を図
ることを目的とするものであり、例えば、第二接触片を
長くすることができ、十分なる弾性が確保されてフロー
ティング量を大きくすることができる。又、第一接触片
を一もしくは二つ(一対)設け、第二接触片を本実施例
のごとく二つ設けるだけではなく、窓部4の中心に対し
放射状に延出する三以上の位置に設けるようにしてもよ
い。こうすることにより、周方向の多くの点でシールド
コネクタと接地金具が接触することとなり、その接触の
安定性が増大する。
【0020】かかる数の組合わせをもつ第一接触片及び
第二接触片は、本実施例の場合のごとく接地用板状部材
Pに対して一方の側にのみ設けるのではなく、他方の側
にも設けるようにしてもよい。そうすることにより、上
記接触がさらに安定する。これは、例えば、一対の第一
接触片を互いに一方の側及び他方の側にそれぞれ屈曲
し、そして第二接触片を四つ設けて、そのうちの二つを
一方の側そして残りの二つを他方の側に屈曲することに
よって得られる。
【0021】また、本実施例では窓部が二つの場合につ
いて示したが、本発明は窓部が一つの場合についても実
施できることはもとより、三以上形成されている場合に
ついても可能である。また窓部の形状も円形のみならず
角形であっても適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、窓部の内縁側に
設けられた第一接触片に加え、外側から屈曲形成した第
二接触片を設けることとしたので、第一接触片の長さを
最大長たる窓部縁部の対向距離の半分の長さとして確保
しつつ、シールドコネクタの周方向にて三以上の接点を
もたせることができ、その接触が一段とを安定する。ま
た、フローティングに関しても任意の半径方向のフロー
ティングが許容されることとなり、その機能が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシールドコネクタ用接地ば
ね金具の平面図である。
【図2】図1におけるII-II 断面図である。
【図3】図1におけるIII-III 断面で示した斜視図であ
る。
【図4】図1の接地ばね金具を製作するに際し、金属板
材を打抜いた状態の半加工部材を示す平面図である。
【図5】図1の接地ばね金具の使用状態を示す断面図
で、図3の同じ位置で断面されている。
【符号の説明】
1 接地ばね金具 3 平板部 4 窓部 5 第一接触片 6 第二接触片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 敏則 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 安田 圭一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドコネクタが接続される相手コネ
    クタの近傍に配された接地用板状部材の開口部に取りつ
    けられ、該開口部を貫通して上記シールドコネクタが相
    手コネクタに接続された際に、該シールドコネクタのシ
    ールド胴部に弾性接触するものにおいて、ばね性を有す
    る金属板材を打抜き及び屈曲成形して作られ、上記接地
    用板状部材に接面して取りつけられる平板部に、上記接
    地用板状部材の開口部に対応するシールドコネクタの貫
    通のための窓部が該シールドコネクタの軸線と一致する
    中心線をもって形成され、該窓部の周縁の一もしくは複
    数の位置から第一接触片が上記平板部の面に対して傾斜
    して上記中心線に向け延出し、上記窓部の周縁にて該第
    一接触片が設けられた位置以外の一もしくは複数の位置
    のそれぞれと上記中心線とを結ぶ線上で、上記平板部の
    外周縁から突出する舌片を該平板部の面に対して屈曲し
    て上記中心線に向け傾斜して延出する第二接触片が形成
    され、上記第一接触片及び第二接触片は、両者の数の合
    計が平板部の面に対して少なくとも一方の側で三以上設
    けられ、かつ自由状態にて先端がシールドコネクタのシ
    ールド胴部の外周面よりも半径方向内方に位置すること
    を特徴とするシールドコネクタ用接地ばね金具。
JP6133863A 1994-05-25 1994-05-25 シールドコネクタ用接地ばね金具 Pending JPH07320818A (ja)

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JPH07320818A true JPH07320818A (ja) 1995-12-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100515993B1 (ko) * 1999-07-30 2005-09-21 히로세덴끼 가부시끼가이샤 전기 커넥터용 접촉자 및 그 접촉자를 구비한 전기커넥터
US9277649B2 (en) 2009-02-26 2016-03-01 Fci Americas Technology Llc Cross talk reduction for high-speed electrical connectors

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