JPH07319925A - 論理回路の生成方法 - Google Patents

論理回路の生成方法

Info

Publication number
JPH07319925A
JPH07319925A JP6106478A JP10647894A JPH07319925A JP H07319925 A JPH07319925 A JP H07319925A JP 6106478 A JP6106478 A JP 6106478A JP 10647894 A JP10647894 A JP 10647894A JP H07319925 A JPH07319925 A JP H07319925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
logic
signal
generating
scan
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6106478A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Matsumoto
和彦 松本
Takao Niiya
隆夫 新舎
Hiroo Watai
啓夫 渡井
Iku Moriwaki
郁 森脇
Seiichi Nakakuma
誠一 中隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP6106478A priority Critical patent/JPH07319925A/ja
Publication of JPH07319925A publication Critical patent/JPH07319925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】分割設計のLSIに適用可能な定形論理生成方
法を得る。 【構成】一般論理ブロックの機能論理205と定形論理
ブロックの外部仕様209を読み込む入出力装置201
と、これを書き込み定形論理を生成し、機能論理と各F
Fを接続した設計マスタファイル207と、定形論理と
定形論理接続後の機能論理とで論理回路を生成し設計マ
スタファイル208に書き込む処理装置とからなり、設
計マスタファイル208から論理回路図206を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャン回路やクロッ
ク分配回路やシステムリセット回路等の定形論理回路の
外部仕様から、定形論理回路を自動生成する論理回路の
生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】論理装置の論理設計は、一般に論理設計
効率を向上させるために、設計者が記述する論理図の記
述レベルを機能レベルに高位化し、その機能論理図から
論理回路を自動生産する方法によって実施されている。
さらに、スキャン回路、クロック分配回路、システムリ
セット回路のような論理構造が規制的な定形論理回路
は、機能論理図の記述も省略し、その外部仕様から定形
論理回路を直接自動生成する定形論理生成方法が提案さ
れている。これらの定形論理生成方法の一つは1LSI
全体を1つのブロックで表現し、そのブロックの中に定
形論理を生成する特開平2−150930号公報に記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、論理
規模が数十キロゲートの中規模LSIであって定形論理
回路が内蔵されていない一般LSIには適用可能である
が、論理規模が数百キロゲートの大規模LSI、定形論
理回路が内蔵されている定形論理回路内蔵LSI、大規
模・定形論理回路内蔵LSIのいずれかに適用する場合
には、つぎに示す3つの問題点があった。
【0004】中規模LSIは全体論理を1つの論理ブロ
ックとして設計する一括設計が可能であるが、大規模L
SIは一括設計が不可能であり、大規模LSIの設計は
全体論理を複数の論理ブロックに分割して設計する分割
設計によって行われている。上記従来技術は、1つの論
理ブロックしか扱えないため、分割設計のLSIには適
用できないという問題があった。したがって、本発明の
第1の目的はこの問題を解決するために、分割設計のL
SIに適用可能な定形論理生成方法を得ることにある。
【0005】一般LSIでは生成された定形論理回路が
そのまま使用されるために、定形論理回路を構成するフ
ァンイン/ファンアウト調整回路は、ファンイン/ファ
ンアウト制約を考慮して最適に生成される。これに対し
て、定形論理回路内蔵LSIでは、生成された定形論理
回路は、レイアウトシステムによって内蔵されている定
形論理回路にマッピングされる。上記従来技術はファン
イン/ファンアウト調整回路を最適に生成するために、
レイアウトシステムによる定形論理回路のマッピングが
困難であるという問題があった。したがって、本発明の
第2の目的は、この問題を解決するために、レイアウト
システムによる定形論理回路のマッピングが容易に行え
る定形論理生成方法を得ることである。
【0006】さらに一般LSIでは、一般論理回路の信
号と定形論理回路の信号との接続は、アンプゲートを介
して行う必要があるのに対して、定形論理回路内蔵LS
Iでは、一般論理回路の信号と定形論理回路の信号を直
接接続することが可能である。上記従来技術はアンプゲ
ートを介して信号接続を行うので、不要なアンプゲート
が生成されるという問題があった。したがって、本発明
の第3の目的は、上記問題を解決するために、一般論理
回路の信号と定形論理回路の信号が直接接続できる定形
論理生成方法を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記各目的はつぎのよう
にしてそれぞれ達成することができる。すなわち、LS
Iを構成する複数の一般論理ブロックの機能論理と、上
記LSIを構成するスキャン論理とクロック分配論理と
システムリセット論理、あるいはこれらすべてとからな
る1つの定形論理のブロックの外部仕様から、上記論理
回路を自動生成する論理生成システムにおいて、上記機
能論理と上記外部仕様とを入力する入力手段と、上記外
部仕様から定形論理を生成する定形論理生成手段と、上
記定形論理の各信号と上記機能論理内の各フリップフロ
ップが対応する端子を接続する定形論理接続手段と、上
記定形論理と定形論理接続後の機能論理から論理回路を
生成する。上記スキャン論理の外部データを、上記機能
論理内の各フリップフロップのフリップフロップ定義デ
ータと、上記機能論理内の各フリップフロップのフリッ
プフロップ名とスキャンアドレスを組合わせたスキャン
マップデータとからなるようにして達成でき、また、上
記クロック分配論理の外部仕様に関するデータを、上記
機能論理内の各フリップフロップ・クロック相定義デー
タとすることにより達成でき、さらに、上記システムリ
セット論理の外部仕様に関するデータを、上記機能論理
内の各フリップフロップのリセット種とリセット値とを
組合わせたリセット定義データからなるようにして達成
される。
【0008】また、上記スキャン論理の生成を、使用す
る各論理構成要素のタイプとそれらの接続関係を定義し
た論理構造データと、論理構成要素間の接続信号線内で
ユニークな信号名を付与できる接続信号線の信号名を定
義した信号名データとを用意し、上記論理構造データと
上記信号名データをそのまま使用して論理生成を行う完
全テンプレート方式で、上記スキャン論理を構成する各
サブ論理単位に行うことにより、または、上記クロック
分配論理の生成を、上記論理構造データは使用するが、
信号名をその都度生成して論理生成を行う不完全テンプ
レート方式で行うことにより、あるいは、上記システム
リセット論理の生成を、論理構造と信号名とをその都度
生成して論理生成を行う非テンプレート方式で行うこと
により達成される。
【0009】さらに、上記スキャンマップデータを、さ
らにレイアウトシステムがスキャンアドレス変更を禁止
するか否かを表わす、アドレス固定指示フラグを含むこ
とにより、また、上記スキャン論理が論理等価な信号線
は、1本の代表信号線のみを生成することにより、また
は、クロック分配論理の論理等価な信号線は、1本の代
表信号線のみを生成することにより、あるいは、上記シ
ステムリセット論理の論理等価な信号線は、1本の代表
信号線のみを生成することにより達成される。
【0010】さらにまた、上記スキャン論理の外部仕様
に関するデータを、さらにスキャン論理と一般論理の間
の論理接続データを含むことにより、また、上記クロッ
ク分配論理の外部仕様に関するデータは、さらにクロッ
ク分配信号と一般論理の間の論理接続データを含むこと
により、あるいは、上記システムリセット論理の外部仕
様に関するデータは、さらにシステムリセット論理と一
般論理の間の論理接続データを含むことにより達成され
る。
【0011】あるいはまた、一般論理と接続されるスキ
ャン論理の生成を、上記スキャン論理を構成する各サブ
論理単位に、上記完全テンプレート方式と上記非テンプ
レート方式のいずれか適切な方式で、上記サブ論理を生
成し上記一般論理の信号と上記スキャン論理の信号と
を、信号名変換で接続することにより、また、一般論理
と接続されるクロック分配論理の生成を、上記不完全テ
ンプレート方式で行い、上記一般論理の信号と上記クロ
ック分配論理の信号とを、信号名変換で接続することに
より、あるいは、一般論理と接続されるシステムリセッ
ト論理の生成を、上記非テンプレート方式で行い、上記
一般論理の信号と上記システムリセット論理との信号
を、信号名変換で接続することにより達成される。
【0012】
【作用】本発明は、上記第1目的の達成のために、LS
Iを構成する複数の一般論理ブロックの機能論理と上記
LSIを構成する1つの定形論理ブロックの外部仕様を
入力する入力手段と、上記外部仕様から定形論理を生成
する定形論理生成処理手段(1)と、上記定形論理の各
信号と上記機能論理の各フリップフロップが対応する端
子を接続する定形論理接続手段と、上記定形論理と定形
論理接続後の機能論理から論理回路を生成する論理生成
手段を備え、上記第2目的の達成のために、上記定形論
理生成処理手段(1)において、上記定形論理の論理等
価な信号線は、1本の代表信号線のみを生成する定形論
理生成処理手段(2)を備え、また、上記第3目的の達
成のために、上記定形論理生成処理手段(2)におい
て、一般論理の信号と上記定形論理の信号とを、信号名
変換で接続する定形論理生成処理手段(3)を備えるよ
うにしている。
【0013】そのため、上記の入力手段と定形論理生成
処理手段(1)と論理生成手段とは、LSIが分割設計
される場合の定形論理生成を可能にする。また、上記入
力手段、定形論理生成処理手段(2)、論理生成手段
は、レイアウトシステムによる定形論理回路のマッピン
グが容易に行える定形論理生成を可能にする。さらに、
上記の入力手段、定形論理生成処理手段(3)、論理生
成手段は、一般論理回路の信号と定形論理回路の信号と
が直接接続できる定形論理生成を可能にする。
【0014】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明による論理回路の生成方法におけるフ
ローチャートを示す図、図2は本発明による論理生成シ
ステムのブロック図、図3は定形論理回路の例を示す
図、図4はインタフェース信号の説明図、図5は内部生
成信号の説明図、図6はLSIのブロック構成図、図7
はフリップフロップ定義データの例を示す図、図8はス
キャンマップデータの例を示す図、図9は定形論理ブロ
ックの定形論理生成処理のフローチャートを示す図、図
10はスキャンデータ入力論理の生成例を示す図、図1
1はスキャンアドレスデコード論理の生成例を示す図、
図12はスキャンデータ出力論理の生成例を示す図、図
13はクロック分配論理の生成例を示す図、図14はシ
ステムリセット論理の生成例を示す図、図15は一般論
理ブロックの定形論理接続例を示す図、図16は論理接
続データの説明図、図17は論理接続データの例を示す
図である。
【0015】本発明の実施例の説明に先立って、まず、
定形論理回路(スキャン回路、クロック分配回路、シス
テムリセット回路、あるいはこれらすべてを含む回路の
総称)について説明する。スキャン回路は論理回路内の
各フリップフロップ(FF)の値を読み書きする回路で
あり、クロック分配回路は論理回路内の各FFにクロッ
ク信号を分配する回路であり、システムリセット回路は
各FFの値の初期化を行う回路である。図3は定形論理
回路の例を示し、図4は上記図3内におけるインタフェ
ース信号の意味を示し、図5は上記図3内の内部生成信
号の意味を示す。スキャン回路300は、スキャンデー
タ入力回路301、スキャンアドレスデコード回路30
2、スキャンデータ出力回路303からなり、クロック
分配回路306はクロックシェーバ回路307、30
8、……とファンアウト調整回路309、310、……
からなり、システムリセット回路311はファンアウト
調整回路312、313、……からなる。ここで、スキ
ャンデータ入力回路301はスキャンイントリガ信号K
ITとスキャンインデータ信号KIDを入力し、スキャ
ンインセット信号KIS00とスキャンインリセット信
号KIR00を出力する回路であり、スキャンアドレス
デコード回路302はスキャンイネーブル信号KENと
ワードアドレス信号KWA(00−15)とビットアド
レス信号KNB(0−3)を入力し、ワードアドレスデ
コード信号KW(0000−FFFF)とビットアドレ
スデコード信号KB(000−FF8)を出力する回路
であり、スキャンデータ出力回路303はFF304、
305、……のスキャンアウト信号K0D000を入力
し、スキャンアウトデータ信号K0Dを出力する回路で
あり、クロック分配回路306はクロック信号T0、T
1、……を入力し、クロック分配信号T0D00、T1
D00、……を出力する回路であり、システムリセット
回路311はシステムリセット信号RP、RC、……を
入力し、システムリセット分配信号RP00、RC0
0、……を出力する回路である。
【0016】つぎに、LSIの論理設計方法について説
明する。図6はLSIのブロック構成図を示す。LSI
の全体論理601は一般論理ブロック602、603、
……と定形論理ブロック(スキャン論理、クロック分配
論理、システムリセット論理からなるブロック)604
からなり、一般論理ブロックはその論理が機能論理図で
記述され、定形論理ブロックは外部仕様が記載される。
【0017】つぎに、本発明の実施例を詳細に説明す
る。図2は本発明の前提になる論理生成システムのブロ
ック図である。論理生成システムは、入出力装置20
1、204、設計マスタファイル(機能論理)207、
処理装置202、203、設計マスタファイル(論理回
路)208とから構成される。入出力装置201は一般
論理ブロックの機能論理図205と定形論理ブロックの
外部仕様209を読み込み、設計マスタファイル(機能
論理)207に書き込む。処理装置203は設計マスタ
ファイル(機能論理)207から一般論理ブロックの機
能論理と定形論理ブロックの外部仕様を読み込み、当該
外部仕様から定形論理を生成し、当該機能論理内の各F
Fと当該定形論理とを接続し、これらの結果を設計マス
タファイル(機能論理)207に書き込む。処理装置2
03はマスタファイル(機能論理)207から当該定形
論理と定期論理接続後の機能論理を読み込み、これらの
論理から論理回路を生成し、設計マスタファイル(論理
回路)208に書き込む。入出力装置204は設計マス
タファイル(論理回路)208から論理回路を読み込
み、論理回路図206を出力する。
【0018】図1は本発明に基づく論理生成処理のフロ
ーチャートを示す図である。この図に基づき、各ステッ
プの処理手順を順次説明する。ステップ101では、本
ステップが設計マスタファイル(機能論理)207から
一般論理ブロックの機能論理と定形論理ブロックの外部
仕様に関するデータを読み込む。スキャン論理の外部仕
様に関するデータは、各FFのFF定義データと各FF
のFF名とスキャンアドレスとアドレス固定指示フラグ
を組合わせたスキャンマップデータと、スキャン論理と
一般論理との間の論理接続とデータからなり、クロック
分配論理の外部仕様に関するデータは、各FFのクロッ
ク相定義データと、クロック分配論理と一般論理との間
の論理接続データからなり、システムリセット論理の外
部仕様に関するデータは、各FFのリセット種とリセッ
ト値を組合わせたリセット定義データと、システムリセ
ット論理と一般論理との間の論理接続データからなる。
ここで、クロック相定義データとリセット定義データは
FF定義データ内に定義されている。図7はFF定義デ
ータの例を示す図である。FF定義データはFF定義名
701、内部端子702、703、704、FFタイプ
名705、入力信号706、707、出力信号708か
らなり、クロック相定義データ709、リセット値71
0とリセット種711からなるリセット定義データ71
2を含む。
【0019】図8はスキャンマップデータの例を示す。
スキャンマップデータは論理回路内の各FFを特定する
スキャンアドレス(ワードアドレスとビットアドレスか
らなり、ワードアドレスの上位2桁はLSI内の配置区
画を特定する区画アドレスである)、FF名(FFの出
力信号名)、レイアウトシステムがスキャンアドレスを
変更することを禁止するか否かを表わすアドレス固定指
示フラグからなる。定形論理と一般論理の間の論理接続
データは、定形論理内の信号を一般論理に引き入れる場
合の信号引き入れデータと、一般論理内の信号を定形論
理に引き出す場合の信号引き出しデータの2種類が存在
し、いずれも(キーワード)=(信号名)の形式で記述
される。図16は論理接続データのキーワードと意味を
示し、図17は論理接続データの例を示す。
【0020】ステップ102では、本ステップが定形論
理ブロックの定形論理生成を行う。定形論理生成は、使
用する各論理構成要素(論理マクロ)のタイプとそれら
の接続関係を定義した論理構造データと、論理構成要素
間の接続信号線の内でユニークな信号名を付与できる接
続信号線の信号名を定義した信号名データを用意し、論
理構造データと信号名データとをそのまま使用して論理
生成を行う完全テンプレート方式と、論理構造データは
使用するが、信号名をその都度生成して論理生成を行う
不完全テンプレート方式と、論理構造と信号名をその都
度生成して論理生成を行う非テンプレート方式の3種類
の論理生成方式を用意し、定形論理を構成する各サブ論
理ごとにその論理構造の性質に応じて、最も適切な論理
生成方式を対応づけて定形論理を生成する。
【0021】図9は定形論理ブロックの定形論理生成処
理のフローチャートを示す図である。この図に基づき、
各ステップにおける処理手順を順次説明する。ステップ
901では、本ステップが3つのステップ902、90
3、904からなり、スキャン論理生成を行う。ステツ
プ902は完全テンプレート方式でスキャンデータ入力
論理を生成する。図10はスキャンデータ入力論理の生
成例を示す。スキャンデータ入力論理のテンプレート1
001は1個の論理マクロであり、入力端子1002、
1003の各ファンアウト調整論理は当該論理マクロに
含まれている。出力端子群1004はいずれもスキャン
インセット信号を出力するが、出力信号1006はKI
S00を代表信号名として1つだけが定義されている。
これはすべてのFFに信号名KIS00のスキャンイン
セット信号が接続されることを意味する。出力端子群1
005のスキャンインリセット信号も同様に出力信号1
007はKIR00を代表信号名として1つだけが定義
されている。本ステップは、テンプレート1001のす
べての入出力信号を定形論理ブロックの対応するブロッ
ク端子に接続して、スキャンデータ入力論理1008を
生成する。
【0022】ステップ903では完全テンプレート方式
でスキャンアドレスデコード論理を生成する。図11は
スキャンアドレスデコード論理の生成例を示す。スキャ
ンアドレスデコード論理のテンプレート1101はワー
ドアドレスデコーダ1102とビットアドレスデコーダ
1103の2個の論理マクロからなり、すべての入出力
端子群1104、1105、1106、1107に入出
力信号名が定義されている。本ステップはまず図8のス
キャンマップデータと図17の論理接続データ1701
を参照してアドレスデコーダ1102、1103の不要
出力信号を削除する。具体的には、当該スキャンマップ
データにおいて、使用されているワードアドレスは00
00、0001、0002であり、当該論理接続データ
において、信号引き入れが指示されているワードアドレ
スは0003であるので、ワードアドレスデコード信号
は、信号名がKW0000、KW0001、KW000
2、KW0003以外の出力信号群1108を削除する
(浮きにする)。つぎに、削除されるビットアドレスデ
コード信号を区画アドレスを含めて決定すると、当該ス
キャンマップデータにおいて、使用されている区画/ビ
ットアドレスは000、001、002であり、当該論
理接続データにおいて、信号引き入れが指示されている
区画/ビットアドレスは001であるので、ビットアド
レスデコード信号は信号名がKB000、KB001、
KB002以外の出力信号群1109を削除する。つぎ
に、テンプレート1101のすべての入出力信号を定形
論理ブロックの対応するブロック端子に接続してスキャ
ンアドレスデコード論理1110を生成する。最後に引
き入れ指示信号の信号名変換データ、すなわち、一般論
理側の信号SWDと定形論理側の信号KW0003が等
価であり、一般論理側の信号SBTと定形論理側の信号
KB001が等価であることを表わすデータ1111を
出力する。
【0023】ステップ904では、完全テンプレート方
式でスキャンデータ出力論理を生成する。図12はスキ
ャンデータ出力論理の生成例を示す。スキャンデータ出
力論理のテンプレート1201は1個の論理マクロ(O
R論理)であり、入力端子群1202はいずれもFFの
スキャンアウト信号を接続する端子である。そのため、
接続する入力端子を変更しても論理は等価であるので、
FFのスキャンアウト信号はすべて同一信号名K0D0
00としてテンプレートに定義されている。これは、す
べてのFFのスキャンアウト信号の結線OR論理演算を
行うことを意味する。本ステップは、まず、テンプレー
ト1201のすべての入出力信号を定形論理ブロックの
対応するブロック端子に接続してスキャンデータ出力論
理1203を生成する。図17の論理接続データ170
1を参照して、引き出し指示されたスキャンアウト信号
の信号名変換データ、すなわち、一般論理側の信号SO
UTと定形論理側の信号K0D000が等価であること
を表わすデータ1204を出力する。
【0024】ステップ905では、不完全テンプレート
方式でクロック分配論理生成を行う。図13はクロック
分配論理の生成例を示す。クロック分配論理のテンプレ
ート1301はクロックシェーバ1302とファンアウ
ト調整論理1303の2個の論理マクロからなり、出力
端子群1307はいずれもクロック分配信号を出力する
が、出力信号1306はxxD00を代表信号名として
1つだけが定義されている。ここで、xxは生成信号名
部分を表わす。本ステップはまず、各FFのクロック相
定義データ内のクロック相の個数分テンプレート130
1をコピーする。つぎに、各テンプレートについて、ク
ロック相に応じて信号1304、1305、1306の
xxを当該クロック相(例えばT0)に置換し、入出力
信号1304、1306を定形論理ブロックの対応する
ブロック端子に接続してクロック分配論理1308を生
成する。最後に、論理接続データ1701を参照して、
引き入れ指示されたクロック分配信号(クロック相T
0)の信号名変換データ、すなわち、一般論理側の信号
CKSIGと定形論理側の信号T0D00が等価である
ことを表わすデータ1309を出力する。
【0025】ステップ906では、非テンプレート方式
でシステムリセット論理生成を行う。図14はシステム
リセット論理生成例を示す。本ステップは、各FFのリ
セット定義データ内のリセット種の個数分システムリセ
ット論理1401を生成する。ここで、システムリセッ
ト論理1401は入力バッファ1402と当該リセット
種のFFが定義されている一般論理ブロックの個数分の
ブロック間バッファ群1403からなり、その入出力信
号名はリセット種(例えばRP)と一般論理ブロックの
ID(例えば00と01)を用いて生成する。
【0026】スステップ103では、一般論理ブロック
の定形論理接続を行う。具体的には、一般論理ブロック
内の各FFについて、マクロ形式をユーザ定義マクロか
らシステムマクロに変換し、当該FFのシステムマクロ
の対応する入力端子に、ステップ102で生成した定形
論理ブロックのスキャン信号、クロック分配信号、シス
テムリセット信号を接続する。
【0027】図15は一般論理ブロックの定形論理接続
例を示す。本ステップは、まず(a)に示す各FFのユ
ーザ定義マクロ1501を(b)に示すシステムマクロ
1502に置換する。つぎに、ユーザ定義マクロ150
1の入出力信号群1503を、システムマクロ1502
の対応する入出力端子に接続する。ついで、当該FFが
図8のスキャンマップデータの801に対応していると
き、ワードアドレスデコード信号KWxxxxのxxx
xをワードアドレス0002に置換し、ビットアドレス
デコード信号KBxxxのxxxを区画/ビットアドレ
ス001に置換する。つぎに、クロック分配信号xxD
00のxxをクロック相定義データ1505に置換す
る。つぎに、システムリセット信号xxyyのxxとy
yをリセット種1507とブロックID(00とする)
に置換し、リセット値1506が0であるので、システ
ムリセット信号RP00をシステムマクロ1502の入
力端子MRに接続する(リセット値1506が1のとき
は、システムリセット信号RP00を入力端子MSに接
続する)。最後に入出力信号群1508を定形論理ブロ
ックの対応するブロック端子に接続して(c)に示すよ
うなシステムマクロ1504を生成する。
【0028】ステップ104では、ステップ102で生
成した定形論理ブロックの定形論理とステップ103で
定形論理に接続した一般論理ブロックの機能論理を併合
して、設計マスタファイル(機能論理)207に書き込
む。
【0029】ステップ105では、設計マスタファイル
(機能論理)207からステップ104で併合した機能
論理を読み込む。
【0030】ステップ106では、ステップ105で読
み込んだ機能論理から論理回路を生成する。
【0031】ステップ107では、ステップ106で生
成した論理回路を設計マスタファイル(論理回路)20
8に書き込む。
【0032】このようにして本実施例により、一般論理
ブロックの機能論理と定形論理ブロックの外部仕様か
ら、定形論理回路を含む論理回路の生成が可能である。
【0033】
【発明の効果】上記のように本発明による論理回路の生
成方法は、LSIを構成する複数の一般論理ブロックの
機能論理と、上記LSIを構成するスキャン論理、クロ
ック分配論理、システムリセット論理、あるいはこれら
すべてからなる定形論理ブロックの外部仕様とから、上
記LSIの論理回路を自動生成する論理回路の生成方法
において、上記機能論理と上記外部仕様とを入力する入
力手段と、上記外部仕様からスキャン論理、クロック分
配論理、システムリセット論理の定形論理を生成する定
形論理生成手段と、上記定形論理の各信号と上記機能論
理内の各フリップフロップが対応する端子を接続する定
形論理接続手段と、上記定形論理と定形論理接続後の機
能論理とから論理回路を生成することにより、大規模、
定形論理回路内蔵LSIの定形論理生成が可能になり、
論理設計の効率向上に大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による論理回路の生成方法におけるフロ
ーチャートを示す図である。
【図2】本発明による論理生成システムのブロック図で
ある。
【図3】定形論理回路の例を示す図である。
【図4】インタフェース信号の説明図である。
【図5】内部生成信号の説明図である。
【図6】LSIのブロック構成図である。
【図7】フリップフロップ定義データの例を示す図であ
る。
【図8】スキャンマップデータの例を示す図である。
【図9】定形論理ブロックの定形論理生成処理のフロー
チャートを示す図である。
【図10】スキャンデータ入力論理の生成例(a)およ
び(b)を示す図である。
【図11】スキャンアドレスデコード論理の生成例
(a)、(b)および(c)を示す図である。
【図12】スキャンデータ出力論理の生成例(a)、
(b)および(c)を示す図である。
【図13】クロック分配論理の生成例(a)、(b)お
よび(c)を示す図である。
【図14】システムリセット論理の生成例を示す図であ
る。
【図15】一般論理ブロックの定形論理接続例(a)、
(b)および(c)を示す図である。
【図16】論理接続データの説明図である。
【図17】論理接続データの例を示す図である。
【符号の説明】
101〜107 論理生成処理ステップ 207,208 設計マスタファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新舎 隆夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 渡井 啓夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 森脇 郁 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 中隈 誠一 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LSIを構成する複数の一般論理ブロック
    の機能論理と、上記LSIを構成するスキャン論理、ク
    ロック分配論理、システムリセット論理、あるいはこれ
    らすべてからなる定形論理ブロックの外部仕様とから、
    上記LSIの論理回路を自動生成する論理回路の生成方
    法において、上記機能論理と上記外部仕様とを入力する
    入力手段と、上記外部仕様からスキャン論理、クロック
    分配論理、システムリセット論理等の定形論理を生成す
    る定形論理生成手段と、上記定形論理の各信号と上記機
    能論理内の各フリップフロップが対応する端子を接続す
    る定形論理接続手段と、上記定形論理と定形論理接続後
    の機能論理とから論理回路を生成することを特徴とする
    論理回路の生成方法。
  2. 【請求項2】上記スキャン論理の外部仕様の入力は、上
    記機能論理内の各フリップフロップのフリップフロップ
    定義データと、上記機能論理内の各フリップフロップの
    フリップフロップ名とスキャンアドレスを組合わせたス
    キャンマップデータとからなることを特徴とする請求項
    1記載の論理回路の生成方法。
  3. 【請求項3】上記クロック分配論理の外部仕様の入力
    は、上記機能論理内の各フリップフロップ相定義データ
    であることを特徴とする請求項1記載の論理回路の生成
    方法。
  4. 【請求項4】上記システムリセット論理の外部仕様の入
    力は、上記機能論理内の各フリップフロップのリセット
    種とリセット値とを組合わせた、リセット定義データか
    らなることを特徴とする請求項1記載の論理回路の生成
    方法。
  5. 【請求項5】上記スキャン論理の生成は、使用する各論
    理構成要素のタイプとそれらの接続関係を定義した論理
    構造データと、論理構成要素間の接続信号線の内で、ユ
    ニークな信号名を付与できる接続信号線の信号名を定義
    した信号名データを用意し、上記論理構造データと上記
    信号名データとをそのまま使用して論理生成を行う完全
    テンプレート方式で、上記スキャン論理を構成する各サ
    ブ論理単位に行うことを特徴とする請求項1記載の論理
    回路の生成方法。
  6. 【請求項6】上記クロック分配論理の生成は、上記請求
    項5記載の論理構造データを使用するが、信号名をその
    都度生成して論理生成を行う不完全テンプレート方式で
    行うことを特徴とする請求項1記載の論理回路の生成方
    法。
  7. 【請求項7】上記システムリセット論理の生成は、上記
    請求項5記載の論理構造と信号名をその都度生成して論
    理生成を行う非テンプレート方式で行うことを特徴とす
    る請求項1記載の論理回路の生成方法。
  8. 【請求項8】上記スキャンマップデータは、レイアウト
    システムがさらにスキャンアドレスの変更を禁止するか
    否かを表わす、アドレス固定指示フラグを含むことを特
    徴とする請求項2記載の論理回路の生成方法。
  9. 【請求項9】上記スキャン論理の生成は、論理等価な信
    号線が1本の代表信号線だけを生成することを特徴とす
    る請求項5記載の論理回路の生成方法。
  10. 【請求項10】上記クロック分配論理の生成は、論理等
    価な信号線が1本の代表信号だけを生成することを特徴
    とする請求項6記載の論理回路の生成方法。
  11. 【請求項11】上記システムリセット論理の生成は、論
    理等価な信号線が1本の代表信号線だけを生成すること
    を特徴とする請求項7記載の論理回路の生成方法。
  12. 【請求項12】上記スキャン論理の外部仕様に関するデ
    ータは、さらにスキャン論理と一般論理の間の論理接続
    データを含むことを特徴とする請求項2記載の論理回路
    の生成方法。
  13. 【請求項13】上記クロック分配論理の外部仕様に関す
    るデータは、さらにクロック分配信号と一般論理の間の
    論理接続データを含むことを特徴とする請求項3記載の
    論理回路の生成方法。
  14. 【請求項14】上記システムリセット論理の外部仕様に
    関するデータは、さらにシステムリセット論理と一般論
    理の間の論理接続データを含むことを特徴とする請求項
    4記載の論理回路の生成方法。
  15. 【請求項15】上記一般論理と接続されるスキャン論理
    の生成は、上記スキャン論理を構成する各サブ論理単位
    に、請求項5記載の完全テンプレート方式と請求項7記
    載の非テンプレート方式のいずれか適切な方法で上記サ
    ブ論理を生成し、上記一般論理の信号と上記スキャン論
    理の信号とを、信号名変更で接続することを特徴とする
    請求項12記載の論理回路の生成方法。
  16. 【請求項16】上記一般論理と接続されるクロック分配
    論理の生成は、上記請求項6記載の完全テンプレート方
    式で行い、上記一般論理の信号と上記クロック分配論理
    の信号とを、信号名変換で接続することを特徴とする請
    求項13記載の論理回路の生成方法。
  17. 【請求項17】上記一般論理と接続されるシステムリセ
    ット論理の生成は、請求項7記載の非テンプレート方式
    で行い、上記一般論理の信号と上記システムリセット論
    理の信号とを、信号名変換で接続することを特徴とする
    請求項14記載の論理回路の生成方法。
JP6106478A 1994-05-20 1994-05-20 論理回路の生成方法 Pending JPH07319925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106478A JPH07319925A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 論理回路の生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6106478A JPH07319925A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 論理回路の生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07319925A true JPH07319925A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14434610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6106478A Pending JPH07319925A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 論理回路の生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07319925A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970979B1 (en) * 2007-09-19 2011-06-28 Agate Logic, Inc. System and method of configurable bus-based dedicated connection circuits
US8131909B1 (en) 2007-09-19 2012-03-06 Agate Logic, Inc. System and method of signal processing engines with programmable logic fabric

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970979B1 (en) * 2007-09-19 2011-06-28 Agate Logic, Inc. System and method of configurable bus-based dedicated connection circuits
US8131909B1 (en) 2007-09-19 2012-03-06 Agate Logic, Inc. System and method of signal processing engines with programmable logic fabric

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3027009B2 (ja) 設計取り込みシステム
Bergamaschi et al. Designing systems-on-chip using cores
JP2877303B2 (ja) 集積回路の自動設計装置
US5541850A (en) Method and apparatus for forming an integrated circuit including a memory structure
US7346864B2 (en) Logic design development tool and method
JP2002149727A (ja) テーブル形式パラダイムを使用するインターフェース・ベースの設計
US6484292B1 (en) Incremental logic synthesis system for revisions of logic circuit designs
WO1999009497A1 (fr) Procede d'extraction de caracteristiques de synchronisation de circuits a transistors, support de stockage stockant une bibliotheque de caracteristiques de synchronisation, procede de conception de lsi et procede d'extraction par grille
JPH10171848A (ja) アーキテクチャシステムを設計する方法
US7496869B1 (en) Method and apparatus for implementing a program language description of a circuit design for an integrated circuit
JPH08320893A (ja) 論理合成装置、論理合成方法及び半導体集積回路
US20040210861A1 (en) System and method for optimizing exceptions
US6990641B2 (en) Integrated circuit design system and method using preprocessor which changes hardware description in accordance with configuration
JP5056511B2 (ja) 検証支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、検証支援装置、および検証支援方法
JPH07319925A (ja) 論理回路の生成方法
US6877140B1 (en) Method and system for generating a schematic representing bus structures
JPH1173447A (ja) 論理回路の自動合成方式
US20060218202A1 (en) Structure analytic program
JP2962292B2 (ja) レイアウト設計を考慮したlsi論理設計支援システム
JP2551944B2 (ja) 図的言語処理システム
Bombana et al. Design-Flow and Synthesis for ASICs: a case study
JP2923914B2 (ja) 集積回路のcadシステム
Rath et al. Specification and synthesis of bounded indirection,"
CN118153509A (zh) 一种实现fpga的布局布线的方法及装置
JPH1125136A (ja) Hdl記述生成装置及び方法並びにhdl記述生成プログラムを記録した記録媒体