JPH07319383A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JPH07319383A
JPH07319383A JP6110967A JP11096794A JPH07319383A JP H07319383 A JPH07319383 A JP H07319383A JP 6110967 A JP6110967 A JP 6110967A JP 11096794 A JP11096794 A JP 11096794A JP H07319383 A JPH07319383 A JP H07319383A
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JP
Japan
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map
place name
voice
voice recognition
unit
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Application number
JP6110967A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ogawa
浩明 小川
Masao Watari
雅男 渡
Kazuo Ishii
和夫 石井
Yasuhiko Kato
靖彦 加藤
Masanori Omote
雅則 表
Kazuo Watanabe
一夫 渡辺
Katsuki Minamino
活樹 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が、音声認識対象語彙になっている地
名を、あらかじめ把握しなくても済むようにする。 【構成】 音声入力部5に、音声で入力された地名は、
音声認識部6によって音声認識され、その音声認識結果
である地名の位置を含む範囲の地図データと、その範囲
に含まれる地名とが、地図画面データ記憶部1から読み
出される。そして、その地図データおよび地名が、地図
表示部4に表示される。その後、音声認識部6では、い
ま地図表示部4に表示されている地名が、音声認識対象
語彙とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカーナビゲーシ
ョンシステムなどに用いて好適な地図表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカーナビゲーションシステムにお
いては、例えばGPS(Global Positioning System)
などによって現在地が測定され、その現在地を含む範囲
の地図が、画面上に表示されるようになされている。
【0003】このようなカーナビゲーションシステムに
おいて、いま画面上に表示されている位置以外の位置を
含む範囲の地図を表示させるには、例えばスクロールキ
ーを操作して、画面をスクロールさせる方法があるが、
この方法では、いま表示されている位置から遠方の位置
を表示させる場合に時間がかかる課題があった。
【0004】そこで、地図の縮尺を変更することによ
り、地図を縮小して表示し、この縮小した状態で、画面
のスクロールを行う方法がある。
【0005】しかしながら、この場合には、画面のスク
ロールを行うための操作に加え、地図の縮尺を変更する
ための操作を行う必要があり、使用者に煩わしさを感じ
させる課題があった。
【0006】そこで、画面上に表示する位置の地名を、
例えばキーボードなどを操作して入力する方法がある。
しかしながら、この場合、地名を表現する文字を、1文
字ずつ入力しなければならず、やはり使用者に煩わしさ
を感じさせる課題があった。
【0007】使用者に、装置を直接操作させる場合に
は、上述したような問題が生じるので、最近では、音声
により操作を行うことのできるカーナビゲーションシス
テムが実現されつつある。
【0008】即ち、最近のカーナビゲーションシステム
としては、音声認識装置を設けたものであって、音声に
より地名を入力すると、その音声が、音声認識装置によ
って音声認識され、その音声認識結果である地名を含む
地図が表示されるものなどが考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば日本
国内の地名の数は、数千万以上あり、これを、すべて一
度に音声認識の対象語彙(認識対象語彙)とするのは、
装置の規模(実用的な認識速度および認識精度を得るた
めの装置の規模)の点から困難であり、従って音声認識
装置が音声認識の対象とする語彙を、例えば高速道路の
インターチェンジに用いられている地名だけにするなど
の、その個数を制限する必要がある。
【0010】しかしながら、この場合、使用者は、認識
対象語彙になっている地名を把握して、装置を使用しな
ければならない。
【0011】また、使用者が認識対象語彙になっている
地名を把握せずに、装置を使用する場合には、発声した
地名と、音声認識結果が異なるときに、これが、音声認
識における誤りが原因であるのか、あるいは発声した地
名が認識対象語彙になっていないことが原因であるのか
を、使用者が判断するのは困難であり、従って使用者
は、発声した地名を含む地図が表示されない場合には、
その地名を繰り返し発声しなければならない。
【0012】即ち、使用者が認識対象語彙になっている
地名を把握していない場合、装置の操作性(ユーザイン
ターフェイス)が、非常に悪化する課題があった。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の操作性(ユーザインターフェイ
ス)を向上させることができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の地図表示装置
は、音声で入力された地名の位置を含む範囲の地図を表
示する地図表示装置において、地図データを、地名とと
もに記憶している地図情報記憶手段(例えば、図1に示
す地図画面データ記憶部1など)と、音声で入力された
地名を音声認識する音声認識手段(例えば、図1に示す
音声認識部6など)と、音声認識手段により音声認識さ
れた地名の位置を含む範囲の地図データと、その範囲に
位置する地名とを、地図情報記憶手段から検索する検索
手段(例えば、図1に示す制御部3など)と、検索手段
により検索された地図データおよび地名を表示する表示
手段(例えば、図1に示す地図表示部4など)とを備
え、音声認識手段が、表示手段に表示されている地名
を、音声認識対象語彙とすることを特徴とする。
【0015】この地図表示装置は、音声認識手段が、所
定の単位の標準パターンを記憶しており、その所定の単
位の標準パターンを連結することにより、検索手段によ
り検索された地名の標準パターンである地名標準パター
ンを作成し、その地名標準パターンを用いて音声認識を
行うようにすることができる。
【0016】また、この地図表示装置は、検索手段が、
音声認識手段により音声認識された地名の位置が、画面
の中心に位置するように地図データを、表示手段に表示
させるようにすることができる。
【0017】さらに、この地図表示装置は、検索手段
が、音声認識手段により音声認識された地名の位置付近
に対応する地図データの縮尺を変更して、表示手段に表
示させるようにすることができる。
【0018】
【作用】上記構成の地図表示装置においては、音声で入
力された地名が、音声認識手段によって音声認識され、
その地名の位置を含む範囲の地図データと、その範囲に
位置する地名とが、地図情報記憶手段から検索される。
そして、その地図データおよび地名が表示される。その
後、音声認識手段では、表示手段に表示されている地名
が、音声認識対象語彙とされる。従って、使用者は、い
ま音声認識対象語彙となっている地名を把握することが
できる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の地図表示装置を適用したカ
ーナビゲーションシステムの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。このカーナビゲーションシステムは、例
えば自動車などに取り付けることができるようになされ
ている。
【0020】地図画面データ記憶部1は、例えばCD−
ROMなどでなり、後述する地図表示部4に画像として
表示される地図データとともに、その地図上に表示する
地名のテキストデータを記憶している。さらに、地図画
面データ記憶部1は、地名のテキストデータ(以下、適
宜、地名データという)に、その地名の地図上の位置を
表す情報としての位置情報、およびその地名に対応す
る、音声認識を行うときに標準パターンとして用いられ
るモデルを作成するための情報としての認識対象語彙地
名データを対応付けて記憶している。この地名データ、
並びにそれに対応付けられた位置情報および認識対象語
彙地名データは、後述する地名データベースとして、地
図画面データ記憶部1に記憶されている。
【0021】なお、地図画面データ記憶部1は、例えば
日本国内の全部またはほとんどの地名に関するデータ
(地図データ、地名データ、位置情報、および認識対象
語彙地名データ)を記憶しており、その記録フォーマッ
トは、例えばいわゆるナビゲーション研究会統一フォー
マットとされている。
【0022】認識対象語彙データ記憶部2は、装置に所
定の動作を行わせるコマンドに対応する、音声認識を行
うときに標準パターンとして用いられるモデルを作成す
るための情報としての認識対象語彙コマンドデータをあ
らかじめ記憶している。さらに、認識対象語彙データ記
憶部2は、制御部3から供給される、地図画面データ記
憶部1から読み出された認識対象語彙地名データも記憶
するようになされている。
【0023】制御部3は、音声認識部6から出力される
音声認識結果または画面表示コントローラ7から供給さ
れるリモコン操作信号に対応して、地図画面データ記憶
部1からデータを検索し、そのデータを、地図表示部4
に供給して表示させたり、あるいは認識対象語彙データ
記憶部2に供給して記憶させるようになされている。さ
らに、制御部3は、地図画面データ記憶部1から検索し
た地図データ(地図)の縮尺を変更して、地図表示部4
に供給するようにもなされている。
【0024】地図表示部4は、例えばLCD(液晶ディ
スプレイ)などでなり、制御部3から供給される地図デ
ータおよび地名データを表示するようになされている。
音声入力部5は、例えばマイクなどでなり、使用者(ユ
ーザ)が発する音声を、電気信号としての音声信号に変
換し、音声認識部6に供給するようになされている。
【0025】音声認識部6は、音声入力部5からの音声
信号を、例えばA/D変換し、その結果得られるディジ
タルの音声信号を音響分析することにより、その音声信
号の特徴ベクトル(特徴量)を抽出するようになされて
いる。さらに、音声認識部6は、例えばあらかじめ用意
されたコードブックに基づいて、特徴ベクトルをベクト
ル量子化し、その結果得られるシンボル系列から、認識
対象語彙データ記憶部2に記憶されている認識対象語彙
地名データまたは認識対象語彙コマンドデータそれぞれ
に対応する地名またはコマンドを音声認識対象語彙とし
て、例えば離散型HMM(Hidden Markov Models)法に
より、使用者が発した音声の認識を行うようになされて
いる。
【0026】即ち、例えば音声認識部6は、その内蔵す
るメモリ(図示せず)に、所定の単位(例えば、音素単
位など)のモデル(HMM)を標準パターンとして記憶
しており、この所定の単位のモデルを連結して、認識対
象語彙データ記憶部2に記憶されている認識対象語彙地
名データおよび認識対象語彙コマンドデータに対応する
モデルとしての連結モデルを、その標準パターンとして
生成するようになされている。そして、音声認識部6
は、連結モデルから、上述したようにして得られるシン
ボル系列が観測される確率を、例えばフォワード法やビ
タビ法などによって算出し、その確率が最も高くなる連
結モデルに対応する認識対象語彙地名データまたは認識
対象語彙コマンドデータを、音声認識結果として、制御
部3に出力するようになされている。
【0027】画面表示コントローラ7は、制御部3に所
定の処理を行わせる場合(例えば、地図表示部4に所定
の地名付近の地図を表示させたり、地図表示部4に表示
させる地図を変更したり、あるいは地図表示部4の画面
をスクロールさせたりする場合など)に、使用者によっ
て操作されるようになされている。
【0028】次に、その動作について説明する。カーナ
ビゲーションシステムの電源がONにされると、例えば
図示せぬGPSによって、現在地が測定され、制御部3
において、その現在地付近の地図データが、地図画面デ
ータ記憶部1から検索され、地図表示部4に供給されて
表示される。さらに、制御部3は、地図画面データ記憶
部1から読み出された地図データの範囲に位置する地名
(地名データ)も、地図画面データ記憶部1から検索
し、地図表示部4に供給して表示させる。地図画面デー
タ記憶部1からの地名データの検索は、地名データに対
応付けられた位置情報に基づいて行われる。
【0029】なお、この場合、制御部3は、地図画面デ
ータ記憶部1から、所定の縮尺で地図データを読み出
し、地図表示部4に供給するようになされている。さら
に、制御部3は、現在地が、例えば地図表示部4の画面
上の中心位置になるような範囲の地図データを、地図画
面データ記憶部1から検索するようになされている。ま
た、制御部3は、地図データの縮尺に応じて、地図画面
データ記憶部1から地名データを読み出すようにもなさ
れている。従って、地図表示部4においては、所定の縮
尺で、かつ現在地を中心とした地図が、その縮尺に応じ
た地名とともに表示されることになる。
【0030】以上から、カーナビゲーションシステムが
取り付けられた自動車が、例えば阿佐谷付近に位置して
いる場合に、その電源がONにされたときには、例えば
図2(a)に示すような地図が、地図表示部4に表示さ
れる。
【0031】ここで、図3に、地図画面データ記憶部1
に記憶されている、地名データと、それに対応付けられ
た位置情報および認識対象語彙地名データとからなる地
名データベースの一部を示す。
【0032】制御部3は、地図データおよび地名データ
を地図表示部4に表示させた後、地図画面データ記憶部
1に記憶されている地名データベースの中から、地図表
示部4に表示させた地名データに対応付けられた認識対
象語彙地名データを検索し、認識対象語彙データ記憶部
2に出力して記憶させる。
【0033】即ち、いま、地図表示部4において、例え
ば図2(a)に示したような表示がなされている場合に
は、図3にaで示した範囲の地名データ「下井草」、
「阿佐谷」、「高円寺」、「久我山」、および「下高井
戸」に対応付けられた認識対象語彙地名データが、地図
画面データ記憶部1から検索され、図4(a)に示すよ
うに、認識対象語彙データ記憶部2に記憶される。
【0034】なお、この場合、地名データに対応付けら
れた認識対象語彙地名データとともに、位置情報も検索
され、認識対象語彙データ記憶部2に供給されて記憶さ
れるようになされている。
【0035】以上のようにして、地図表示部4に地図が
表示された後、その表示の変更は、画面表示コントロー
ラ7を操作するか、または地名を発声することにより行
われる。
【0036】画面表示コントローラ7が、表示されてい
る地図をスクロールするように操作された場合には、そ
の操作に対応したリモコン操作信号が、画面表示コント
ローラ7から制御部3に供給される。
【0037】また、使用者が、新たに表示する地図の地
名を発声した場合には、その音声は、音声入力部5に入
力され、音声認識部6に供給される。音声認識部6で
は、認識対象語彙データ記憶部2に記憶されている認識
対象語彙地名データまたは認識対象語彙コマンドデータ
それぞれに対応する連結モデルが生成され、この連結モ
デルを用いての音声認識が、上述したようにして行われ
る。
【0038】即ち、この場合、地名に関してだけ考えれ
ば、音声認識部6において、地図表示部4に表示されて
いる地名を、音声認識対象語彙とした音声認識が、上述
したようにして行われ、その音声認識結果が、制御部3
に出力される。
【0039】具体的には、地図表示部4において、図2
(a)に示した地図の表示がなされているときには、そ
の画面上に表示されている地名(地名データ)「下井
草」、「阿佐谷」、「高円寺」、「久我山」、および
「下高井戸」に対応付けられた認識対象語彙地名データ
が、図4(a)に示したように、認識対象語彙データ記
憶部2に記憶されているから、この「下井草」、「阿佐
谷」、「高円寺」、「久我山」、および「下高井戸」を
認識対象語彙として、音声認識が行われ、その音声認識
結果が、制御部3に出力される。
【0040】以上のようにして、使用者が地名を発声し
た場合には、その音声の認識結果、即ち地名が、音声認
識部6から制御部3に供給される。
【0041】制御部3では、図5のフローチャートに示
すように、まずステップS1において、画面表示コント
ローラ7から、リモコン操作信号が供給されたか否かが
判定される。ステップS1において、リモコン操作信号
が供給されていないと判定された場合、ステップS2に
進み、音声認識部6から、音声認識結果が供給されたか
否かが判定される。ステップS2において、音声認識結
果が供給されていないと判定された場合、ステップS1
に戻り、ステップS1で、リモコン操作信号が供給され
たと判定されるか、またはステップS2で、音声認識結
果が供給されたと判定されるまで、ステップS1および
S2の処理を繰り返す。
【0042】ステップS1において、リモコン操作信号
が供給されたと判定された場合、ステップS3に進み、
そのリモコン操作信号に基づいて、例えば地図表示部4
の画面中心に表示すべき地図の位置が認識され、ステッ
プS5に進む。
【0043】一方、ステップS2において、音声認識結
果が供給されたと判定された場合、ステップS4に進
み、その音声認識結果、即ち地名と同一の地名データ
が、地図画面データ記憶部1から検索され、その地名デ
ータに対応付けられた位置情報から、例えば地図表示部
4の画面中心に表示すべき地図の位置が認識されて、ス
テップS5に進む。
【0044】ステップS5では、ステップS3またはス
テップS4で認識された地図の位置を中心とする所定の
範囲の地図データが、地図画面データ記憶部1から検索
されて読み出される。なお、この場合、地図データは、
いま地図表示部4に表示されている地図の縮尺より、例
えば大きい縮尺で、地図画面データ記憶部1から読み出
されるようになされている。
【0045】さらに、ステップS5においては、読み出
した地図データの範囲内に存在する地名(地名データ)
も、その地図データの縮尺に応じて、地図画面データ記
憶部1から検索されて読み出され、ステップS6に進
む。ステップS6では、地図画面データ記憶部1から読
み出された地図データおよび地名データが、地図表示部
4に供給(転送)され、これにより、地図表示部4で
は、その地図データおよび地名データに対応する地図の
表示が、いま表示されていた地図の表示に代えて行われ
る。
【0046】従って、図2(a)に示したような地図の
表示がなされている場合において、画面表示コントロー
ラ7が、「下高井戸」付近が画面中心に位置するように
スクロール操作されたとき、または使用者が「下高井
戸」と発声したときには、例えば図2(b)に示すよう
に、「下高井戸」を中心とした範囲の地図であって、図
2(a)における地図の縮尺より大きい縮尺の地図、即
ち拡大された地図が、地図表示部4に表示される。
【0047】その後、ステップS7に進み、地図画面デ
ータ記憶部1に記憶されている地名データベース(図
3)の中から、地図表示部4に表示されている地名デー
タに対応付けられた認識対象語彙地名データおよび位置
情報が検索され、ステップS8に進む。
【0048】ステップS8では、ステップS7で検索さ
れた認識対象語彙地名データおよび位置情報が、認識対
象語彙データ記憶部2に供給され、いま認識対象語彙デ
ータ記憶部2に記憶されている認識対象語彙地名データ
および位置情報に代えて記憶される。即ち、認識対象語
彙データ記憶部2の記憶内容が更新される。
【0049】具体的には、地図表示部4の表示が、例え
ば図2(a)から図2(b)に示したように変更された
場合には、図3の地名データベースのうちのbで示した
範囲の地名データ「下高井戸」、「浜田山」、および
「桜上水」に対応付けられた認識対象語彙地名データお
よび位置情報が、地図画面データ記憶部1から検索さ
れ、認識対象語彙データ記憶部2に出力されて記憶され
る。これにより、認識対象語彙データ記憶部2の記憶内
容は、図4(a)から図4(b)に示すように更新され
る。
【0050】ステップS8の処理後、ステップS1に戻
り、再びステップS1からの処理を繰り返す。
【0051】従って、地図表示部4の表示が、例えば図
2(a)から図2(b)に示したように変更された場合
には、音声認識部6では、地名に関する限り、認識対象
語彙データ記憶部2に、新たに記憶された認識対象語彙
地名データに対応する地名「下高井戸」、「浜田山」、
および「桜上水」を認識対象語彙とした音声認識が行わ
れるようになる。
【0052】以上のように、地図表示部4に、いま表示
されている地名が音声認識の対象語彙となるようにした
ので、即ち音声認識対象語彙を、地図表示部4の表示に
連動して、いわば動的に変更(変動)するようにしたの
で、使用者は、地図表示部4に表示されている地名の範
囲で発声を行えば良いことがわかり、音声認識の対象と
なっている地名をあらかじめ記憶(把握)することな
く、カーナビゲーションシステムを使用することができ
る。
【0053】即ち、音声認識の対象語彙でない地名を、
使用者が繰り返し発声することを防止することができ
る。言い換えれば、システムのユーザインターフェイス
(マンマシンインターフェイス)を向上させることがで
きる。
【0054】さらに、地名を発声することにより、その
地名を中心とする範囲の地図が表示されるので、画面表
示コントローラ7などを操作する場合に比較して、所望
する範囲の地図の表示を短時間で行うことができる。
【0055】以上、本発明の地図表示装置を、カーナビ
ゲーションシステムに適用した場合について説明した
が、本発明は、この他、電子的に地図を表示するあらゆ
る装置に適用することができる。
【0056】なお、本実施例においては、システムの電
源がONされたときに、現在地を中心とする地図の表示
を行うようにしたが、これに限られるものではない。
【0057】即ち、システムの電源がONされたとき
は、例えば日本全体の地図や東京都全体の地図など、所
定の範囲の地図を、その範囲に適した縮尺で表示するよ
うにすることができる。
【0058】この場合においても、上述した場合と同様
に、地図の縮尺に応じた地名が表示される。即ち、日本
全体の地図が表示される場合には、例えば都道府県名な
どが地名として表示され、また東京都全体の地図が表示
される場合には、例えば23区名などが地名として表示
される。
【0059】例えば、最初に日本全体の地図が表示され
る場合において、「東京都品川区北品川」付近の地図を
表示させるときには、例えば「東京都」、「品川区」、
「北品川」の順で、地名を発声することにより、その地
図を表示させることができる。
【0060】また、本実施例においては、地名の発声
(あるいは画面のスクロール)が行われるごとに、地図
を、その縮尺を大きくして、即ち拡大して表示するよう
にしたが、地図を、その縮尺を変えずに、あるいはその
縮尺を小さくして表示するようにすることもできる。こ
れは、例えば画面表示コントローラ7に、縮尺を設定す
るスイッチを設け、そのスイッチの状態に基づいて、制
御部3を制御することなどにより実現することができ
る。
【0061】さらに、これは、認識対象語彙データ記憶
部2に、例えば音声「拡大」、「縮小」、「移動」それ
ぞれに対応する認識対象語彙コマンドデータを記憶させ
ておき、音声認識部6に、音声「拡大」、「縮小」、
「移動」を音声認識させることによっても実現すること
ができる。
【0062】即ち、例えば制御部3が、音声認識部6か
ら、音声認識結果「拡大」、「縮小」、または「移動」
を受信し、その後に地名の音声認識結果を受信した場合
には、その地名を中心とする範囲のデータを、その縮尺
を、それぞれ大きくし、小さくし、または変化させず
に、地図画面データ記憶部1から読み出すようにするこ
とができる。
【0063】この場合、いま地図表示部4に表示されて
ない位置を含む地図を、容易に表示させることができ
る。即ち、いま地図表示部4に表示されている地図に含
まれる位置の地名の1つをAとするとともに、その地図
に含まれていない位置の地名であって、地図表示部4に
表示させようとする位置の地名をBとすると、「縮小」
の後に地名「A」を発声することを、地名Bが位置する
範囲の地図が表示されるまで繰り返し、その後、「縮
小」の後に、画面に表示されている地名を発声すること
を、地名Bが表示されるまで繰り返せば良い。
【0064】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、装置の操
作性(ユーザインターフェイス)を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図表示装置を適用したカーナビゲー
ションシステムの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の地図表示部4に地図が表示されている様
子を示す図である。
【図3】図1の地図画面データ記憶部1に記憶されてい
る地名データベースの一部を示す図である。
【図4】図1の認識対象語彙データ記憶部2の記憶内容
の更新を説明する図である。
【図5】図1の制御部3の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 地図画面データ記憶部 2 認識対象語彙データ記憶部 3 制御部 4 地図表示部 5 音声入力部 6 音声認識部 7 画面表示コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 靖彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 表 雅則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡辺 一夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 南野 活樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声で入力された地名の位置を含む範囲
    の地図を表示する地図表示装置において、 地図データを、地名とともに記憶している地図情報記憶
    手段と、 前記音声で入力された地名を音声認識する音声認識手段
    と、 前記音声認識手段により音声認識された地名の位置を含
    む範囲の前記地図データと、その範囲に位置する地名と
    を、前記地図情報記憶手段から検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された前記地図データおよび地
    名を表示する表示手段とを備え、 前記音声認識手段は、前記表示手段に表示されている前
    記地名を、音声認識対象語彙とすることを特徴とする地
    図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記音声認識手段は、所定の単位の標準
    パターンを記憶しており、その所定の単位の標準パター
    ンを連結することにより、前記検索手段により検索され
    た前記地名の標準パターンである地名標準パターンを作
    成し、その地名標準パターンを用いて音声認識を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段は、前記音声認識手段によ
    り音声認識された地名の位置が、画面の中心に位置する
    ように前記地図データを、前記表示手段に表示させるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の地図表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検索手段は、前記音声認識手段によ
    り音声認識された地名の位置付近に対応する前記地図デ
    ータの縮尺を変更して、前記表示手段に表示させること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の地図表
    示装置。
JP6110967A 1994-05-25 1994-05-25 地図表示装置 Pending JPH07319383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6110967A JPH07319383A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 地図表示装置

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