JPH07318795A - オートフォーカス装置 - Google Patents

オートフォーカス装置

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JPH07318795A
JPH07318795A JP6112957A JP11295794A JPH07318795A JP H07318795 A JPH07318795 A JP H07318795A JP 6112957 A JP6112957 A JP 6112957A JP 11295794 A JP11295794 A JP 11295794A JP H07318795 A JPH07318795 A JP H07318795A
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JP
Japan
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focus
frequency component
band
data
video signal
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JP6112957A
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English (en)
Inventor
Takenori Satou
毅則 佐藤
Masayasu Kagami
雅保 各務
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手ぶれやノイズ等により合焦点判断を誤ら
ず、高速に焦点合わせが可能なオートフォーカス装置を
提供する。 【構成】 狭帯域BPF4−1と検波積分手段4−2か
らなる狭帯域高域成分検出器4により輝度信号S4から
狭帯域高域成分データDNを検出する。広帯域BPF5
−1と検波積分手段5−2からなる広帯域高域成分検出
器5により輝度信号S4から広帯域高域成分データDW
を検出する。マイクロコンピュータ6は、DS=DN/D
Wにより正規化フォーカスデータDSを計算し、DSによ
り山登り制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチルカメラ、ビデオ
カメラ等の撮像装置のオートフォーカス(自動焦点)装
置に係り、特に、コントラスト(山登り)方式のオート
フォーカス装置における信号処理の改善に関するもので
ある。
【0002】
【発明の概要】通常、焦点調節位置(横軸)に対する映
像輝度信号の高域成分(縦軸)は、合焦位置を頂点とす
る1つの山形曲線(以下、この山形曲線をフォーカスカ
ーブと略す)を描く。また、映像輝度信号の周波数成分
は、焦点がずれたり手ブレなどによって低い方へシフト
する。
【0003】本発明は、この特性に着目し、映像信号の
高域成分を検出する第1の検出手段と、映像信号の前記
高域成分及びこれより低い周波数成分とを検出する第2
の検出手段とを設ける。そして、第1の検出手段の検出
結果を第2の検出手段の検出結果で除算することによ
り、正規化されたフォーカスデータを得る。この正規化
フォーカスデータは、手ブレやノイズの影響が除去さ
れ、また蛍光灯のフリッカが除去された信頼性の高いデ
ータとなる。この正規化データを用いて山登り制御を行
うことにより、合焦方向と合焦位置とを正しく検出でき
る。
【0004】また従来は、被写体の精細度やコントラス
トによってフォーカスカーブの山の高さが変化するの
で、ピンボケと判断するレベルが定められなかったこと
が焦点調節誤りの原因となっていたが、上記正規化デー
タを用いることによりフォーカスカーブも正規化され、
フォーカスカーブの山の高さのばらつきが小さくなり、
ある閾値(しきい値ともいう)を超えないときは、焦点
が合ってないと判断することが可能となる。
【0005】
【従来の技術】オートフォーカス方式は、被写体までの
距離を測定する測距方式と、撮像装置内で焦点を検出す
る焦点検出方式とに分類される。焦点検出方式には、コ
ントラスト方式と位相差方式とが知られている。コント
ラスト方式は、山登り方式とも呼ばれ、被写体の映像コ
ントラストが合焦点時に最大となることを利用するもの
である。
【0006】通常、ビデオカメラの撮像素子から得られ
るビデオ信号そのものから特定空間周波数成分の信号振
幅を抽出すると、同一被写体に対する信号振幅は、合焦
点時に最大となり焦点ずれが大きくなるにつれて減少す
る。この最大点を検出する方法として、まずフォーカス
レンズを動かしてみてその結果生じた振幅の変化量を取
り出し、変化が正となる方向へレンズを移動させ、山の
頂上で変化量が0となったときレンズの移動を停止させ
る方法が知られている。
【0007】従来のコントラスト方式のオートフォーカ
ス装置の構成例を図9のブロック図に示す。レンズ1を
通った光S1は、CCD2で光電変換されて電気信号S
2となり、信号処理部3で映像信号として処理される。
処理された映像信号S3は、後段の回路へ出力される。
また、信号処理部3で分離された輝度信号S4は、高域
成分検出器14に入力される。
【0008】高域成分検出器14は、BPF14−1
と、積分器14−2とからなり、BPF14−1で必要
な帯域の信号のみを取り出し、積分器14−2で検波及
び積分を行う。この積分結果は高域成分データS15と
してマイクロコンピュータ16に入力され、フォーカス
制御用データとして使用される。マイクロコンピュータ
16は、レンズ駆動機構7に対してレンズ移動指示信号
S17を出力し、これに従ってレンズ1が動く。マイク
ロコンピュータ16が前記高域成分データS15が最大
となるように、レンズ1の移動方向と移動量を制御する
ことにより、フォーカスカーブの山登り制御が行われ
る。また、数種類の周波数帯域毎に映像信号の成分を検
出できるシステムでは、必要に応じて用いる帯域成分を
切り換えながら上記と同様の動作を行っている。
【0009】この山登り方式によるフォーカシング時間
の短縮方法として、次に示す2つの従来技術が提案され
ていた。その第1の従来技術は、特開昭62−2999
24号公報に示される「オートフォーカス方式」であ
る。この方式によれば、フォーカスレンズの移動に伴う
各レンズ位置における所定の高域成分をフォーカスデー
タ(焦点電圧)Eとして取り出し、2点間のフォーカス
データEの差分データΔEを求める。そして、この差分
データΔEと予め求められた合焦位置に到達するときの
ΔE0とを比較し、2つの値が一致したときフォーカス
レンズを停止させる。これにより、フォーカシングの時
間を短縮している。
【0010】次いで、第2の従来技術は、特開昭62−
272217号公報に示される「オートフォーカス装
置」である。この装置によれば、フォーカスデータの微
分値を同データの2回微分値で除算して、フォーカスレ
ンズの合焦位置までの移動距離を決定することにより、
高速、円滑な合焦を可能にする。
【0011】すなわち、フォーカスデータの山の形を2
次の放物線カーブと仮定し、Yをフォーカスデータ、X
をフォーカスレンズ位置、bを合焦点、a,cを係数と
すると、
【数1】 Y=−a(X−b)2+c …(1) 式(1)が成り立つ。ここで、フォーカスデータYの微
分値を2回微分値で除算すると、
【数2】 α=(dX/dY)/(d2Y/d2X)=X−b …(2) 式(2)となる。よって、現在のフォーカスレンズ位置
Xと算出値αとから合焦点bは、b=X−αにより求め
られる。
【0012】また、交流商用電源が50Hzの地域で
は、蛍光灯のフリッカ(明滅)周期が100Hzとなる
ので、NTSC方式のフィールド周波数60Hzでサン
プリングするビデオカメラの映像信号には、20(10
0と60との最大公約数)Hzの周期をもつビートが生
じる。これにより、映像信号には3VD周期の山谷が現
れ、フォーカスデータに対しても同様の山谷が現れる。
これを排除するためには、1周期のデータを加算あるい
は平均して評価値とすればよい。すなわち、常に最新の
3VD間のフォーカスデータを加算することで、上記蛍
光灯のフリッカによる山谷は平均化される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、手ぶれやノイズによる合焦点の判
断誤りに対して有効な防止手段がないという問題点があ
った。例えば、図10に示すように、ハイコントラスト
の被写体が大きく焦点を外れてボケているレベルL11
と、ローコントラストの被写体で合焦したレベルL12
とのフォーカスデータの大小関係は、L11>L12と
なる。ここでボケた時に合焦判断しない閾値(またはし
きい値)を、ローコントラストの被写体の適するように
L13に設定すると、ハイコントラストのL11の状態
で手ぶれやノイズによりデータの増減があったとき合焦
点と誤判断してしまう。また、上記の誤判断を避けるた
めに、閾値をハイコントラストの被写体の適するように
L14とすると、ローコントラストの被写体は、合焦点
でもボケていると判断し、いつまでも合焦できないこと
となる。
【0014】また、蛍光灯のフリッカ対策として3VD
加算処理を行うオートフォーカス装置では、フォーカス
データの計算に時間が掛かり、フォーカス動作が高速化
できないという問題点があった。
【0015】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、手
ぶれやノイズ等により合焦点判断を誤らず、高速に焦点
合わせが可能なオートフォーカス装置を提供することで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は、映
像信号から該映像信号の高域成分を検出する第1の検出
手段と、前記映像信号から前記高域成分及び前記高域成
分より低い周波数成分を検出する第2の検出手段と、前
記第1の検出手段による検出結果を前記第2の検出手段
による検出結果で除算する除算手段と、前記除算の商に
基づいて撮像装置の焦点制御を行う制御手段と、を備え
ることを特徴とするオートフォーカス装置である。
【0017】また本発明は、映像信号の高域成分を通過
させる第1のバンドパスフィルタと、第1のバンドパス
フィルタの出力を検波して積分する第1の積分手段と、
前記映像信号の前記高域成分を通過させるとともにさら
に低い周波数成分も通過させる第2のバンドパスフィル
タと、第2のバンドパスフィルタの出力を検波して積分
する第2の積分手段と、前記第1の積分手段の出力を前
記第2の積分手段の出力で除算する除算手段と、前記除
算の商に基づいて撮像装置の焦点制御を行う制御手段
と、を備えることを特徴とするオートフォーカス装置で
ある。
【0018】また、本発明においては、前記除算の商と
所定の閾値とを比較する比較手段と、前記商が前記閾値
を超えないときに合焦点と判定しない判定手段と、をさ
らに備えることができる。
【0019】
【作用】上記構成の本発明のオートフォーカス装置にお
いて、映像信号の高域成分を通過させる第1のバンドパ
スフィルタ(以下、狭帯域BPFと略す)と、前記高域
成分を含みさらに低域成分も通過させる第2のバンドパ
スフィルタ(以下、広帯域BPFと略す)とにより、映
像信号の高域成分と、該高域成分を含みさらに低域まで
の信号成分が得られる。
【0020】次いで、狭帯域BPF、広帯域BPFのそ
れぞれの出力は、それぞれ積分手段により検波され、積
分される。この積分結果の前者は、元の映像信号の高域
成分信号強度を代表する第1の強度信号となり、後者は
前記高域成分を含みさらに低域までの信号強度を代表す
る第2の強度信号となる。
【0021】次いで、除算手段により、第1の強度信号
を第2の強度信号で除算すると、この除算結果は、被写
体による差異が少なく、蛍光灯のフリッカ等が除去され
た、正規化データとなる。この正規化データを用いて山
登り焦点制御を行うことにより、合焦方向と合焦位置と
を正しく検出できる。また、正規化データを扱うこと
で、被写体や撮影条件によるフォーカスデータのばらつ
きが小さくなり、ある閾値をフォーカスデータが超えな
いときは、合焦と判断しない処理を行うことで、手ブレ
などによる誤判断を防止できる。
【0022】
【実施例】次に図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明に係るオートフォーカス装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、本実施例のオートフォーカス装置は、レンズ1
と、CCD2と、信号処理部3と、狭帯域高域成分検出
器4と、広帯域高域成分検出器5と、マイクロコンピュ
ータ6と、レンズ駆動機構7とからなる。
【0023】レンズ1を通った光S1は、CCD2で光
電変換されて電気信号S2となり、信号処理部3で映像
信号として処理される。処理された映像信号S3は図示
されない後段の回路へ出力される。また、信号処理部3
で分離された輝度信号S4は、狭帯域高域成分検出器4
及び広帯域高域成分検出器5へ出力される。
【0024】狭帯域高域成分検出器4は、映像信号から
その高域成分を検出する手段である。本実施例の狭帯域
高域成分検出器4は、輝度信号S4の高域成分を通過さ
せる狭帯域BPF4−1と、狭帯域BPF4−1の出力
を検波し積分する積分器4−2からなる。広帯域高域成
分検出器5は、映像信号からその高域成分及びこれより
低い周波数成分を検出する手段である。本実施例の広帯
域高域成分検出器5は、狭帯域BPF4−1より低域遮
断周波数が低い広帯域BPF5−1と、広帯域BPF5
−1の出力を検波し積分する積分器5−2からなる。
【0025】狭帯域BPF4−1及び広帯域BPF5−
1の特性例を図2に示す。図2(a)は、狭帯域BPF
の高域遮断周波数と広帯域BPFの高域遮断周波数とを
一致させ、また両者の高域減衰特性を一致させた例を示
す。図2(b)は、狭帯域BPFの高域遮断周波数より
広帯域BPFの高域遮断周波数を高く設定した例を示
す。
【0026】いずれの場合においても、広帯域BPFの
低域遮断周波数は、狭帯域BPFの低域遮断周波数より
低く設定されている。以上のBPF特性を要約すれば、
広帯域BPFの減衰量は、いかなる周波数においても狭
帯域BPFの減衰量を上回ることがないように設定され
ている。すなわち、広帯域BPFの出力レベルをdW
狭帯域BPFの出力レベルをdNとしたとき、輝度信号
の任意の周波数において式(3)が成立するように設定
されている。
【数3】 dW≧dN …(3)
【0027】上記狭帯域BPF4−1及び広帯域BPF
5−1の各出力は、それぞれ積分器4−2、5−2によ
り検波された後、積分されて狭帯域データDN、広帯域
データDWとなり、マイクロコンピュータ6に入力され
る。マイクロコンピュータ6は、それぞれのデータ
N,DWから正規化フォーカスデータDSを式(4)に
より計算する。
【数4】 DS=DN/DW …(4) ここで、積分器4−2、5−2の入力の各周波数につい
て式(3)が成立しているので、その積分後の出力もD
W≧DNとなり、DSは常に1以下の値(0<DS≦1)と
なる。
【0028】図2(a)のBPFを用いた時、輝度信号
S4の周波数成分が狭帯域BPF4−1を通過する周波
数成分のみと仮定すると、合焦点ではDS=1となり、
合焦から外れるにしたがって、DSは小さくなる。
【0029】図3は、通常の被写体におけるフォーカス
レンズ位置に対するDN,DWの軌跡である。図4は、式
(4)より求めたDSの軌跡である。図4から、DSの軌
跡は山の形状を示すので、これを用いてマイクロコンピ
ュータ6は合焦方向の判断を行い、レンズ駆動機構7に
たいしてレンズ移動の指示信号S7を出力し、それに基
づきレンズ1が動くことで山登り制御ができる。
【0030】次いで、被写体のコントラストの差異によ
るDN,DWの傾向を示すため、被写体がハイコントラス
トのときのDN1,DW1と、被写体がローコントラストの
ときのDN2,DW2の軌跡を図5に示す。なお、図5
(b)は、図5(a)のフォーカスデータの小さい領域
を拡大した図である。
【0031】また図6は、それぞれのコントラストにお
けるDSを示す(DS1=DN1/DW1,DS2=DN2
W2)。図6に示すように、被写体のコントラストに大
きい差があっても、正規化されたフォーカスデータの差
はほとんどなくなる。これにより、あるレベルL1に閾
値を設け、このレベル以下では、フォーカスカーブの山
が検出されても、合焦と判断しない処理を施すことによ
り、焦点がボケた状態で、手ぶれやノイズによって合焦
と誤判断することが防止できる。
【0032】図7は、フォーカスデータの時間経過に伴
う変化を示す。図7において、横軸(時間軸)の1目盛
は1フィールド期間であり、蛍光灯のフリッカの影響が
正規化によって除去されることが示されている。交流商
用電源の周波数が50Hzの地域では、従来技術の項で
述べたように映像信号は3VD周期で変動する。映像信
号の3VD周期の変動は、すべての周波数帯域に対して
同じ比率で影響するため、DN,DWのフォーカスデータ
も同じ割合で影響する。したがって、DNをDWで除算し
た商であるDSは、この変動が打ち消し合い除去されて
いる。これにより、DSを自動焦点調節のフォーカスデ
ータとして用いることにより、従来のように3VD周期
の変動を除去するための加算・平均を行う必要がなくな
り、合焦までの時間が短縮され、迅速な焦点合わせが行
える。
【0033】図8は、マイクロコンピュータ6に内蔵さ
れたプログラムによるフォーカス動作を説明するフロー
チャート図である。まず、フォーカスレンズ1を前後何
れか一定の方向に移動させるようにレンズ駆動機構7に
対して制御信号S7を出力する(ステップ101)。次
いで、狭帯域高域成分検出器4及び広帯域高域成分検出
器5より、狭帯域フォーカスデータDN,広帯域フォー
カスデータDWを入力する(ステップ102)。次い
で、正規化フォーカスデータDS(DS=DN/DW)を計
算する(ステップ103)。ある程度継続して同一方向
にフォーカスレンズ1を移動した後、最新のDSとその
前のDSとを比較し、最新のDSの方が大きければ山登
り中、最新のDSの方が小さければ下りと判断する(ス
テップ104)。
【0034】ステップ104において、山登り中と判断
したした場合には、ステップ101に戻り、フォーカス
レンズの移動を同じ方向に続ける。ステップ104にお
いて、山を下っていると判断した場合には、ステップ1
05へ移る。ステップ105では、頂点を越えたかどう
かの判断を行う。まだ頂点を越えてなければ、頂点は逆
方向にあるとして、ステップ106へ移る。ステップ1
06では、フォーカスレンズの駆動方向を反転するよう
に、レンズ駆動機構7に対して指示を出力し、ステップ
101へ戻る。
【0035】ステップ105において頂点を越えたと判
断したとき、次いで、そのときの正規化フォーカスデー
タDSが合焦と判断可能な閾値L1を超えているかどう
かを判断する(ステップ107)。DSがL1を超えて
いなければ、偽の頂点であると判断し、ステップ106
へ移る。DSがL1に等しいか超えていれば、合焦と判
断し、頂点が観測された位置までフォーカスレンズ1を
戻して(ステップ108)、一連のフォーカシング動作
を終了する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正規化したフォーカスデータによって山登り制御を行う
ので、被写体のコントラストや輝度、撮影条件等に左右
されず、合焦方向と合焦位置を正しく検出し、正確な焦
点合わせができるという効果がある。また本発明によれ
ば、フォーカスデータが所定の閾値を超えないときは合
焦と判断しないことが可能となり、手ぶれなどの外乱に
よって映像信号の周波数分布が変動した場合にも合焦判
断を誤ることがなくなるという効果がある。さらに本発
明によれば、蛍光灯等の光源輝度のフリッカ対策として
輝度信号の時間平均をとる必要がなくなるので、フォー
カス動作の高速化ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートフォーカス装置の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るオートフォーカス装置の実施例に
使用されるBPFの特性例を示す減衰特性グラフであ
る。
【図3】実施例の狭帯域データDN、広帯域データDW
特性例を説明するグラフである。
【図4】実施例の正規化データDSの特性例を説明する
グラフである。
【図5】被写体のコントラストの高低による狭帯域デー
タDN、広帯域データDWの特性例を説明するグラフであ
る。
【図6】被写体のコントラストの高低による正規化デー
タDSの特性例を説明するグラフである。
【図7】蛍光灯のフリッカによる影響が正規化データで
除去される様子を説明するグラフである。
【図8】本発明の実施例の動作を説明するフローチャー
ト図である。
【図9】従来のオートフォーカス装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図10】従来技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 CCD 3 信号処理部 4 狭帯域高域成分検出器 4−1 狭帯域BPF 4−2 積分器 5 広帯域高域成分検出器 5−1 狭帯域BPF 5−2 積分器 6 マイクロコンピュータ 7 レンズ駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号から該映像信号の高域成分を検
    出する第1の検出手段と、 前記映像信号から前記高域成分及び前記高域成分より低
    い周波数成分を検出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段による検出結果を前記第2の検出手
    段による検出結果で除算する除算手段と、 前記除算の商に基づいて撮像装置の焦点制御を行う制御
    手段と、 を備えることを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 【請求項2】 映像信号の高域成分を通過させる第1の
    バンドパスフィルタと、 第1のバンドパスフィルタの出力を検波して積分する第
    1の積分手段と、 前記映像信号の前記高域成分を通過させるとともにさら
    に低い周波数成分も通過させる第2のバンドパスフィル
    タと、 第2のバンドパスフィルタの出力を検波して積分する第
    2の積分手段と、 前記第1の積分手段の出力を前記第2の積分手段の出力
    で除算する除算手段と、 前記除算の商に基づいて撮像装置の焦点制御を行う制御
    手段と、 を備えることを特徴とするオートフォーカス装置。
  3. 【請求項3】 前記除算の商と所定の閾値とを比較する
    比較手段と、 前記商が前記閾値を超えないときに合焦点と判定しない
    判定手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のオートフォーカス装置。
JP6112957A 1994-05-26 1994-05-26 オートフォーカス装置 Pending JPH07318795A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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