JPH07318621A - 電池容量検出装置 - Google Patents
電池容量検出装置Info
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- JPH07318621A JPH07318621A JP6135038A JP13503894A JPH07318621A JP H07318621 A JPH07318621 A JP H07318621A JP 6135038 A JP6135038 A JP 6135038A JP 13503894 A JP13503894 A JP 13503894A JP H07318621 A JPH07318621 A JP H07318621A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電池容量検出装置に関し、携帯電
話機等の携帯型電子機器の動作モードに応じて消費電流
を精度よく検出して、電池容量の検出精度を向上させる
電池容量検出装置を提供することを目的としている。 【構成】 抵抗部Rは、抵抗値の異なる2つの抵抗素子
r1と抵抗素子r2とから構成され、例えば、抵抗素子
r1は0.4オーム、抵抗素子r2は40オームであ
る。抵抗切替部30には、CPU13から信号線Lを介
して入力される携帯電話機の動作モード(通話モード/
受信待機モード)を示す動作モード信号に基づいて、ス
イッチSWを切替制御し、電池Pと負荷との間に直列に
抵抗r1あるいは抵抗r2を選択して接続する。すなわ
ち、抵抗切替部30は、動作モード信号が通話モード信
号であるときに抵抗r1を、受信待機モード信号である
ときに抵抗r2を選択する。
話機等の携帯型電子機器の動作モードに応じて消費電流
を精度よく検出して、電池容量の検出精度を向上させる
電池容量検出装置を提供することを目的としている。 【構成】 抵抗部Rは、抵抗値の異なる2つの抵抗素子
r1と抵抗素子r2とから構成され、例えば、抵抗素子
r1は0.4オーム、抵抗素子r2は40オームであ
る。抵抗切替部30には、CPU13から信号線Lを介
して入力される携帯電話機の動作モード(通話モード/
受信待機モード)を示す動作モード信号に基づいて、ス
イッチSWを切替制御し、電池Pと負荷との間に直列に
抵抗r1あるいは抵抗r2を選択して接続する。すなわ
ち、抵抗切替部30は、動作モード信号が通話モード信
号であるときに抵抗r1を、受信待機モード信号である
ときに抵抗r2を選択する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池容量検出装置に関
し、特に携帯電話機等の電子機器の内部に配設される電
池容量検出装置に関する。
し、特に携帯電話機等の電子機器の内部に配設される電
池容量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電池を内蔵する電子機器として、
携帯電話機、簡易型携帯電話(PHP:personal handy
phone)及びページャー等が普及しており、これら携帯
電子機器の内部には、電池の残容量を検出する電池容量
検出装置を内蔵しているものがある。
携帯電話機、簡易型携帯電話(PHP:personal handy
phone)及びページャー等が普及しており、これら携帯
電子機器の内部には、電池の残容量を検出する電池容量
検出装置を内蔵しているものがある。
【0003】具体的には、例えば、図3に電池容量検出
装置を携帯電話機に内蔵した場合の要部回路ブロック図
を示す。
装置を携帯電話機に内蔵した場合の要部回路ブロック図
を示す。
【0004】図3において、携帯電話機は、電池Pの残
容量を検出する電池容量検出部2と、携帯電話機内各部
を制御するCPU3と、発呼/着呼表示や電池Pの残容
量を表示する表示部4と、電池Pを充電する充電回路5
とを備えている。
容量を検出する電池容量検出部2と、携帯電話機内各部
を制御するCPU3と、発呼/着呼表示や電池Pの残容
量を表示する表示部4と、電池Pを充電する充電回路5
とを備えている。
【0005】電池容量検出部2は、抵抗r、電圧検出部
21、A/D変換器22及び演算部23により構成され
ており、抵抗rの両端に発生する電圧降下を検出するこ
とによって、電池Pから負荷に電力を供給して消費され
る消費容量を積算して、電池Pの残容量を検出する機能
を有している。
21、A/D変換器22及び演算部23により構成され
ており、抵抗rの両端に発生する電圧降下を検出するこ
とによって、電池Pから負荷に電力を供給して消費され
る消費容量を積算して、電池Pの残容量を検出する機能
を有している。
【0006】電圧検出部21は、抵抗rの両端に発生す
る電圧降下を検出し、その検出した電圧値信号をA/D
変換器22に出力する。
る電圧降下を検出し、その検出した電圧値信号をA/D
変換器22に出力する。
【0007】A/D変換器22は、電圧検出部21から
入力される電圧値信号をディジタル変換し、電圧値デー
タとして演算部23に出力する。
入力される電圧値信号をディジタル変換し、電圧値デー
タとして演算部23に出力する。
【0008】演算部23は、A/D変換器22から入力
される電圧値データに基づいて、電池Pの消費容量を積
算して電池Pの残容量を示すデータをCPU3に出力す
る。
される電圧値データに基づいて、電池Pの消費容量を積
算して電池Pの残容量を示すデータをCPU3に出力す
る。
【0009】CPU3は、演算部23から入力される残
容量データに基づいて、表示部4に電池Pの残容量表示
を行う。
容量データに基づいて、表示部4に電池Pの残容量表示
を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電池容量検出装置を内蔵した携帯電話機にあ
っては、発呼/着呼後の通話モードと発呼/着呼前の受
信待機モードの2つの動作モードを有し、この動作モー
ドごとに負荷に電力を供給して消費される消費電流が大
きく変化する。その消費電流は、例えば、通話モード時
は300ミリアンペア、受信待機モード時は3ミリアン
ペアである。
うな従来の電池容量検出装置を内蔵した携帯電話機にあ
っては、発呼/着呼後の通話モードと発呼/着呼前の受
信待機モードの2つの動作モードを有し、この動作モー
ドごとに負荷に電力を供給して消費される消費電流が大
きく変化する。その消費電流は、例えば、通話モード時
は300ミリアンペア、受信待機モード時は3ミリアン
ペアである。
【0011】このとき、例えば、電池容量検出部2の抵
抗rの抵抗値を0.4オームとしたとき、電圧検出部2
1によって検出される抵抗rの両端の電圧降下は、通話
モードでは120ミリボルト、受信待機モードでは1.
2ミリボルトとなる。
抗rの抵抗値を0.4オームとしたとき、電圧検出部2
1によって検出される抵抗rの両端の電圧降下は、通話
モードでは120ミリボルト、受信待機モードでは1.
2ミリボルトとなる。
【0012】このため、電圧検出部21内の検出精度あ
るいは抵抗rの精度によっては、通話モード時に比べて
受信待機モード時に抵抗rの両端に発生する電圧降下を
正確に検出することが困難になるという問題点があっ
た。
るいは抵抗rの精度によっては、通話モード時に比べて
受信待機モード時に抵抗rの両端に発生する電圧降下を
正確に検出することが困難になるという問題点があっ
た。
【0013】この場合、電圧検出部21の検出精度ある
いは抵抗rの精度を向上させることも考えられるが、回
路を構成する素子及び抵抗rの部品コストが上昇し、携
帯電話機の製造コストを上昇させるという問題点があっ
た。
いは抵抗rの精度を向上させることも考えられるが、回
路を構成する素子及び抵抗rの部品コストが上昇し、携
帯電話機の製造コストを上昇させるという問題点があっ
た。
【0014】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、携帯電話機等の携帯電子機器の動
作モードに応じて消費電流を精度よく検出して、電池容
量の検出精度を向上させる電池容量検出装置を提供する
ことを目的としている。
されたものであって、携帯電話機等の携帯電子機器の動
作モードに応じて消費電流を精度よく検出して、電池容
量の検出精度を向上させる電池容量検出装置を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電池容量検出装
置は、少なくとも2つの動作モードによって、その動作
が制御される負荷に電力を供給する電池と、この電池と
負荷との間に直列に接続される抵抗器と、この抵抗器の
両端の電圧降下を検出する電圧検出手段と、前記電圧検
出手段によって検出される前記電圧降下に基づいて、前
記電池の容量を算出する演算手段と、を備えた電池容量
検出装置において、前記抵抗器を抵抗値の異なる複数の
抵抗素子によって構成し、前記複数の抵抗素子を、前記
動作モードに応じて切り替えて前記電池と負荷との間に
直列に接続する切替手段を設け、前記演算手段は、この
切替手段によって動作モードごとに切り替えられる抵抗
素子両端の電圧降下に基づいて、前記電池の容量を算出
することにより、上記目的を達成している。
置は、少なくとも2つの動作モードによって、その動作
が制御される負荷に電力を供給する電池と、この電池と
負荷との間に直列に接続される抵抗器と、この抵抗器の
両端の電圧降下を検出する電圧検出手段と、前記電圧検
出手段によって検出される前記電圧降下に基づいて、前
記電池の容量を算出する演算手段と、を備えた電池容量
検出装置において、前記抵抗器を抵抗値の異なる複数の
抵抗素子によって構成し、前記複数の抵抗素子を、前記
動作モードに応じて切り替えて前記電池と負荷との間に
直列に接続する切替手段を設け、前記演算手段は、この
切替手段によって動作モードごとに切り替えられる抵抗
素子両端の電圧降下に基づいて、前記電池の容量を算出
することにより、上記目的を達成している。
【0016】
【作用】本発明の電池容量検出装置によれば、切替手段
が、複数の抵抗素子を動作モードに応じて切り替えるの
で、その動作モードが変わることによって、電池から負
荷に電力を供給して消費される消費電流が大きく変化し
たときにおいても、抵抗素子の両端に発生する電圧降下
の大きな変化を防止することができる。
が、複数の抵抗素子を動作モードに応じて切り替えるの
で、その動作モードが変わることによって、電池から負
荷に電力を供給して消費される消費電流が大きく変化し
たときにおいても、抵抗素子の両端に発生する電圧降下
の大きな変化を防止することができる。
【0017】したがって、電圧検出手段はその電圧降下
を精度よく検出することができるとともに、演算手段に
よって算出される電池の容量を、一層正確なものにする
ことができる。
を精度よく検出することができるとともに、演算手段に
よって算出される電池の容量を、一層正確なものにする
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の電池容量検出装置を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0019】図1及び2は、本発明の電池容量検出装置
を携帯電話機に適用した一実施例を示す図である。
を携帯電話機に適用した一実施例を示す図である。
【0020】本実施例は、上記従来例で示した携帯電話
機と同様の携帯電話機に適用したものであり、上記図3
と同様の構成部分には、同一の符号を付している。
機と同様の携帯電話機に適用したものであり、上記図3
と同様の構成部分には、同一の符号を付している。
【0021】まず、構成を説明する。
【0022】図1は本発明の電池容量検出装置を適用し
た携帯電話機の要部回路ブロック図である。この図にお
いて、携帯電話機は、上記従来例と同様の電池P、表示
部4及び充電回路5を備えるとともに、CPU13及び
電池容量検出部20を備えている。
た携帯電話機の要部回路ブロック図である。この図にお
いて、携帯電話機は、上記従来例と同様の電池P、表示
部4及び充電回路5を備えるとともに、CPU13及び
電池容量検出部20を備えている。
【0023】また、携帯電話機は、発呼/着呼後の通話
モードと着呼前の受信待機モードの2つの動作モードを
有している。
モードと着呼前の受信待機モードの2つの動作モードを
有している。
【0024】電池Pは、例えば、充電可能なニッケル・
カドミウム蓄電池からなり、充電回路5により充電さ
れ、携帯電話機内の負荷に電力を供給する。
カドミウム蓄電池からなり、充電回路5により充電さ
れ、携帯電話機内の負荷に電力を供給する。
【0025】電池容量検出部20は、上記従来例と同様
の電圧検出部21及びA/D変換器22を備えるととも
に、抵抗部R、抵抗切替部30及び演算部33を備えて
いる。
の電圧検出部21及びA/D変換器22を備えるととも
に、抵抗部R、抵抗切替部30及び演算部33を備えて
いる。
【0026】抵抗部Rは、抵抗値の異なる2つの抵抗素
子r1と抵抗素子r2とから構成され、例えば、抵抗素
子r1は0.4オーム、抵抗素子r2は40オームであ
る。
子r1と抵抗素子r2とから構成され、例えば、抵抗素
子r1は0.4オーム、抵抗素子r2は40オームであ
る。
【0027】抵抗切替部30には、CPU13から信号
線Lを介して入力される携帯電話機の動作モード(通話
モード/受信待機モード)を示す動作モード信号に基づ
いて、スイッチSWを切替制御し、電池Pと負荷との間
に直列に抵抗r1あるいは抵抗r2を選択して接続す
る。
線Lを介して入力される携帯電話機の動作モード(通話
モード/受信待機モード)を示す動作モード信号に基づ
いて、スイッチSWを切替制御し、電池Pと負荷との間
に直列に抵抗r1あるいは抵抗r2を選択して接続す
る。
【0028】すなわち、抵抗切替部30は、動作モード
信号が通話モード信号であるときに抵抗r1を、受信待
機モード信号であるときに抵抗r2を選択する。
信号が通話モード信号であるときに抵抗r1を、受信待
機モード信号であるときに抵抗r2を選択する。
【0029】電圧検出部21は、抵抗素子r1又は抵抗
素子r2の電池P側の接続点Aと、スイッチSWを直列
に介した接続点Bとで並列に接続される。電圧検出部2
1は、抵抗r1又は抵抗r2の両端に発生する電圧降下
を検出し、その電圧降下に相当する電圧値信号をA/D
変換器22に出力する。
素子r2の電池P側の接続点Aと、スイッチSWを直列
に介した接続点Bとで並列に接続される。電圧検出部2
1は、抵抗r1又は抵抗r2の両端に発生する電圧降下
を検出し、その電圧降下に相当する電圧値信号をA/D
変換器22に出力する。
【0030】A/D変換器22は、電圧検出部21から
入力される電圧値信号をディジタル変換し、電圧値デー
タとして演算部33に出力する。
入力される電圧値信号をディジタル変換し、電圧値デー
タとして演算部33に出力する。
【0031】演算部33は、CPU13から信号線Lを
介して入力される動作モード信号と、A/D変換器22
から入力される電圧値データとに基づいて、電池Pから
携帯電話機内の負荷に電力を供給して消費される消費容
量を積算して電池Pの残容量を換算し、この残容量に相
当する残容量データをCPU13に出力する。
介して入力される動作モード信号と、A/D変換器22
から入力される電圧値データとに基づいて、電池Pから
携帯電話機内の負荷に電力を供給して消費される消費容
量を積算して電池Pの残容量を換算し、この残容量に相
当する残容量データをCPU13に出力する。
【0032】なお、演算部33の内部には、図示しない
メモリが備えられており、このメモリには電池Pの残容
量を算出するための演算処理プログラム、演算処理で必
要となる各種データ等が格納されている。
メモリが備えられており、このメモリには電池Pの残容
量を算出するための演算処理プログラム、演算処理で必
要となる各種データ等が格納されている。
【0033】CPU13は、携帯電話機としての通信制
御処理を実行し、携帯電話機内の各部の動作制御を行う
とともに、演算部33から入力された電池Pの残容量デ
ータを表示部4に出力する。
御処理を実行し、携帯電話機内の各部の動作制御を行う
とともに、演算部33から入力された電池Pの残容量デ
ータを表示部4に出力する。
【0034】また、CPU13は、携帯電話機の動作モ
ードが通話モードであるか、あるいは受信待機モードで
あるかを判別して、動作モードに応じた動作モード信号
を信号線Lを介して抵抗切替部30及び演算部33に出
力する。
ードが通話モードであるか、あるいは受信待機モードで
あるかを判別して、動作モードに応じた動作モード信号
を信号線Lを介して抵抗切替部30及び演算部33に出
力する。
【0035】表示部4は、例えば、液晶表示パネル等か
ら構成され、CPU13から入力される電池Pの残容量
データに基づいて、電池Pの残容量を表示するととも
に、CPU13から入力される制御信号に基づいて発呼
/着呼表示等を行う。
ら構成され、CPU13から入力される電池Pの残容量
データに基づいて、電池Pの残容量を表示するととも
に、CPU13から入力される制御信号に基づいて発呼
/着呼表示等を行う。
【0036】充電回路5は、例えば、家庭用の電灯線か
ら供給されるAC100Vに基づいて、例えば、定電流
法により適正な充電電流を制御して、電池Pに充電電流
を供給して充電を行う。
ら供給されるAC100Vに基づいて、例えば、定電流
法により適正な充電電流を制御して、電池Pに充電電流
を供給して充電を行う。
【0037】次に、本実施例の動作を説明する。
【0038】携帯電話機の負荷に電力を供給して消費さ
れる消費電流は、動作モードによって、例えば、通話モ
ード時は300ミリアンペア、受信待機モード時は3ミ
リアンペアと大きく変化する。
れる消費電流は、動作モードによって、例えば、通話モ
ード時は300ミリアンペア、受信待機モード時は3ミ
リアンペアと大きく変化する。
【0039】そこで、本実施例の携帯電話機は、抵抗部
Rを2つの抵抗r1及び抵抗r2から構成し、抵抗切替
部30によって、動作モードに応じて抵抗r1及び抵抗
r2を切り替える。これにより、動作モードに応じて、
負荷の消費電流が大きく変化したとき、抵抗r1あるい
は抵抗r2の両端に発生する電圧降下の大きな変化を防
止するようにしている。
Rを2つの抵抗r1及び抵抗r2から構成し、抵抗切替
部30によって、動作モードに応じて抵抗r1及び抵抗
r2を切り替える。これにより、動作モードに応じて、
負荷の消費電流が大きく変化したとき、抵抗r1あるい
は抵抗r2の両端に発生する電圧降下の大きな変化を防
止するようにしている。
【0040】まず、携帯電話機が受信待機モードである
とき、CPU13から信号線Lを介して、抵抗切替部3
0及び演算部33に動作モード信号として受信待機モー
ド信号が出力される。
とき、CPU13から信号線Lを介して、抵抗切替部3
0及び演算部33に動作モード信号として受信待機モー
ド信号が出力される。
【0041】CPU13から入力される動作モード信号
によって、抵抗切替部30はスイッチSWを切替制御
し、抵抗r2が選択され、電池Pと負荷との間に接続さ
れる。
によって、抵抗切替部30はスイッチSWを切替制御
し、抵抗r2が選択され、電池Pと負荷との間に接続さ
れる。
【0042】次いで、電圧検出部21によって、抵抗r
2の両端に発生する電圧降下が検出され、電圧降下に相
当する電圧値信号がA/D変換器22に出力される。
2の両端に発生する電圧降下が検出され、電圧降下に相
当する電圧値信号がA/D変換器22に出力される。
【0043】電圧値信号は、A/D変換器22で所定の
サンプリング周期でディジタル変換され、電圧値データ
として演算部33に出力される。
サンプリング周期でディジタル変換され、電圧値データ
として演算部33に出力される。
【0044】演算部33は、A/D変換器22から入力
される電圧値データに基づいて、携帯電話機内の電池P
の残容量を算出するが、以下に算出過程を説明する。
される電圧値データに基づいて、携帯電話機内の電池P
の残容量を算出するが、以下に算出過程を説明する。
【0045】まず、電池Pから負荷に電力を供給して消
費される負荷の消費電流Iが次式(1)によって算出さ
れる(図2(a)参照)。
費される負荷の消費電流Iが次式(1)によって算出さ
れる(図2(a)参照)。
【0046】I=E/R … (1) 但し、E:A/D変換器22から演算部33に入力され
る電圧値データ R:抵抗切替部30によって切替接続される抵抗r1又
は抵抗r2の抵抗値 上記式(1)において、抵抗値RはCPU13から入力
される動作モード信号に基づいて設定される。すなわ
ち、抵抗値Rは、動作モード信号が受信待機モード信号
であるときに40オーム、通話モード信号であるときに
0.4オームが設定される。この場合、抵抗値Rには4
0オームが設定される。
る電圧値データ R:抵抗切替部30によって切替接続される抵抗r1又
は抵抗r2の抵抗値 上記式(1)において、抵抗値RはCPU13から入力
される動作モード信号に基づいて設定される。すなわ
ち、抵抗値Rは、動作モード信号が受信待機モード信号
であるときに40オーム、通話モード信号であるときに
0.4オームが設定される。この場合、抵抗値Rには4
0オームが設定される。
【0047】次いで、上記式(1)の負荷の消費電流I
に基づいて、電池Pから携帯電話機内の負荷に電力を供
給して消費される電池Pの消費容量Csが次式(2)に
よって算出される(図2(b)斜線部参照)。
に基づいて、電池Pから携帯電話機内の負荷に電力を供
給して消費される電池Pの消費容量Csが次式(2)に
よって算出される(図2(b)斜線部参照)。
【0048】Cs=I・t … (2) 但し、t:時間 なお、時間tは、A/D変換器22のサンプリング周期
の1周期当たりに要する時間に相当する。
の1周期当たりに要する時間に相当する。
【0049】式(2)によって得られた電池Pの消費容
量Csは、A/D変換器22のサンプリング周期ごとに
積算されるが、今回の積算回数をn回目としたとき、演
算部33内の上記メモリには、前回の積算回数の(n−
1)回目で積算された電池Pの消費容量Cs(n-1)が格
納されている。
量Csは、A/D変換器22のサンプリング周期ごとに
積算されるが、今回の積算回数をn回目としたとき、演
算部33内の上記メモリには、前回の積算回数の(n−
1)回目で積算された電池Pの消費容量Cs(n-1)が格
納されている。
【0050】この電池Pの消費容量Cs(n-1)に今回の
サンプリング周期の演算処理で得られた消費容量Csを
加算することにより、今回のサンプリング周期までに消
費した消費容量Cs(n)を算出する(図2(b)斜線部
参照)。すなわち、消費容量Cs(n)は、次式(3)に
よって算出される。
サンプリング周期の演算処理で得られた消費容量Csを
加算することにより、今回のサンプリング周期までに消
費した消費容量Cs(n)を算出する(図2(b)斜線部
参照)。すなわち、消費容量Cs(n)は、次式(3)に
よって算出される。
【0051】Cs(n)=Cs(n-1)+Cs … (3) 上記式(3)によって得られた電池Pの消費容量Cs
(n)は、上記メモリの同一領域に書き込まれ、更新され
る。また、この消費容量Cs(n)に基づいて、電池Pの
残容量Crが次式(4)によって算出される。
(n)は、上記メモリの同一領域に書き込まれ、更新され
る。また、この消費容量Cs(n)に基づいて、電池Pの
残容量Crが次式(4)によって算出される。
【0052】Cr=1−Cs(n)/Co … (4) 但し、Co:電池Pの定格容量 上記式(4)によって得られた電池Pの残容量Crは、
電池Pの残容量データとしてCPU13に出力される。
電池Pの残容量データとしてCPU13に出力される。
【0053】CPU13によって、演算部33から入力
される残容量データは、表示部4に残容量を表示する表
示信号のフルスケール電圧に残容量データの値だけ乗算
され、残容量表示信号として表示部4に出力される。
される残容量データは、表示部4に残容量を表示する表
示信号のフルスケール電圧に残容量データの値だけ乗算
され、残容量表示信号として表示部4に出力される。
【0054】表示部4は、CPU13から入力される残
容量表示信号に基づいて、その所定位置に電池Pの残容
量を例えば、棒グラフ状に表示する。
容量表示信号に基づいて、その所定位置に電池Pの残容
量を例えば、棒グラフ状に表示する。
【0055】次に、携帯電話機が通話モードであると
き、CPU13から信号線Lを介して、抵抗切替部30
及び演算部33に動作モード信号として通話モード信号
が出力される。
き、CPU13から信号線Lを介して、抵抗切替部30
及び演算部33に動作モード信号として通話モード信号
が出力される。
【0056】CPU13から入力される動作モード信号
によって、抵抗切替部30はスイッチSWを切替制御
し、抵抗r1が選択され、電池Pと負荷との間に接続さ
れる。
によって、抵抗切替部30はスイッチSWを切替制御
し、抵抗r1が選択され、電池Pと負荷との間に接続さ
れる。
【0057】次いで、電圧検出部21によって、抵抗r
1の両端に発生する電圧降下が検出され、電圧降下に相
当する電圧値信号がA/D変換器22に出力される。
1の両端に発生する電圧降下が検出され、電圧降下に相
当する電圧値信号がA/D変換器22に出力される。
【0058】電圧値信号は、A/D変換器22で所定の
サンプリング周期でディジタル変換され、電圧値データ
として演算部33に出力される。
サンプリング周期でディジタル変換され、電圧値データ
として演算部33に出力される。
【0059】演算部33は、A/D変換器22から入力
される電圧値データに基づいて、携帯電話機内の電池P
の残容量を、上記式(1)〜式(4)に従って同様に算
出する。なお、この場合、上記式(1)中の抵抗値Rに
は0.4オームが設定される。
される電圧値データに基づいて、携帯電話機内の電池P
の残容量を、上記式(1)〜式(4)に従って同様に算
出する。なお、この場合、上記式(1)中の抵抗値Rに
は0.4オームが設定される。
【0060】このようにして得られた電池Pの残容量C
rは、電池Pの残容量データとしてCPU13に出力さ
れ、上述したCPU13から入力される動作モード信号
が受信待機モードである場合と同様にして、表示部4に
電池Pの残容量が表示される。
rは、電池Pの残容量データとしてCPU13に出力さ
れ、上述したCPU13から入力される動作モード信号
が受信待機モードである場合と同様にして、表示部4に
電池Pの残容量が表示される。
【0061】したがって、抵抗切替部30が、複数の抵
抗r1あるいは抵抗r2を動作モードに応じて切り替え
るので、その動作モードが変わることによって、電池P
から携帯電話機内の負荷に供給される電力が大きく変化
したときにおいても、抵抗r1あるいは抵抗r2の両端
に発生する電圧降下の大きな変化を防止することができ
る。
抗r1あるいは抵抗r2を動作モードに応じて切り替え
るので、その動作モードが変わることによって、電池P
から携帯電話機内の負荷に供給される電力が大きく変化
したときにおいても、抵抗r1あるいは抵抗r2の両端
に発生する電圧降下の大きな変化を防止することができ
る。
【0062】これにより、電圧検出部21は抵抗r1あ
るいは抵抗r2の両端に発生する電圧降下を精度よく検
出することができるとともに、演算手段によって算出さ
れる電池の残容量を、一層正確なものにすることができ
る。
るいは抵抗r2の両端に発生する電圧降下を精度よく検
出することができるとともに、演算手段によって算出さ
れる電池の残容量を、一層正確なものにすることができ
る。
【0063】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0064】なお、以上の説明では主として発明者によ
ってなされた発明を、その背景となった利用分野である
携帯電話機に適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、要は負荷が異なる動作モード
を2つ以上もつ携帯電子機器であればよい。
ってなされた発明を、その背景となった利用分野である
携帯電話機に適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、要は負荷が異なる動作モード
を2つ以上もつ携帯電子機器であればよい。
【0065】また、上記実施例では残容量を算出し、表
示するようにしたが、消費容量を算出し、表示するよう
にしてもよい。
示するようにしたが、消費容量を算出し、表示するよう
にしてもよい。
【0066】また、上記実施例では、電池容量検出装置
を携帯電話機等の電子機器の内部に配設するようにした
が、これに限定されるものでなく、例えば、単体で機能
させてもよい。
を携帯電話機等の電子機器の内部に配設するようにした
が、これに限定されるものでなく、例えば、単体で機能
させてもよい。
【0067】また、上記実施例では、電池Pから負荷に
電力を供給しているとき(放電時)の電池Pの残容量を
検出させるようにしたが、これに限定されるものでな
く、電池Pに充電電流が供給されているときの電池Pの
残容量を検出させるようにしてもよい。すなわち、電圧
検出部21が接続点Aと接続点Bの電位の高低差を検出
し、この電位の高低差に基づいて、演算部33で電池P
に充電電流が供給されているか否かを判別して、電池P
の残容量を算出させるようにしてもよい。
電力を供給しているとき(放電時)の電池Pの残容量を
検出させるようにしたが、これに限定されるものでな
く、電池Pに充電電流が供給されているときの電池Pの
残容量を検出させるようにしてもよい。すなわち、電圧
検出部21が接続点Aと接続点Bの電位の高低差を検出
し、この電位の高低差に基づいて、演算部33で電池P
に充電電流が供給されているか否かを判別して、電池P
の残容量を算出させるようにしてもよい。
【0068】また、上記実施例では、A/D変換器22
からシリアルに電圧値データを出力するようにしたが、
パラレルに出力するようにしてもよい。
からシリアルに電圧値データを出力するようにしたが、
パラレルに出力するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】切替手段が、複数の抵抗素子を動作モー
ドに応じて切り替えるので、その動作モードが変わるこ
とによって、電池から負荷に電力を供給して消費される
消費電流が大きく変化したときにおいても、抵抗素子の
両端に発生する電圧降下の大きな変化を防止することが
できる。
ドに応じて切り替えるので、その動作モードが変わるこ
とによって、電池から負荷に電力を供給して消費される
消費電流が大きく変化したときにおいても、抵抗素子の
両端に発生する電圧降下の大きな変化を防止することが
できる。
【0070】したがって、電圧検出手段はその電圧降下
を精度よく検出することができるとともに、演算手段に
よって算出される電池の容量を、一層正確なものにする
ことができる。
を精度よく検出することができるとともに、演算手段に
よって算出される電池の容量を、一層正確なものにする
ことができる。
【図1】本発明の電池容量検出装置を適用した携帯電話
機の要部回路ブロック図である。
機の要部回路ブロック図である。
【図2】図1の演算部33により積算される電池Pの残
容量を表す電流積算値を示す図である。
容量を表す電流積算値を示す図である。
【図3】従来の電池容量検出装置を適用した携帯電話機
の要部回路ブロック図である。
の要部回路ブロック図である。
2、20 電池電圧検出部(電池電圧検出装置) 21 電圧検出部(電圧検出手段) 22 A/D変換器 23、33 演算部(演算手段) 3、13 CPU(制御手段) 4 表示部 5 充電回路 30 抵抗切替部(切替手段) L 信号線 P 電池 r、r1、r2 抵抗(抵抗器、抵抗素子) R 抵抗部 SW スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2つの動作モードによって、
その動作が制御される負荷に電力を供給する電池と、 この電池と負荷との間に直列に接続される抵抗器と、 この抵抗器の両端の電圧降下を検出する電圧検出手段
と、 前記電圧検出手段によって検出される前記電圧降下に基
づいて、前記電池の容量を算出する演算手段と、 を備えた電池容量検出装置において、 前記抵抗器を抵抗値の異なる複数の抵抗素子によって構
成し、 前記複数の抵抗素子を、前記動作モードに応じて切り替
えて前記電池と負荷との間に直列に接続する切替手段を
設け、 前記演算手段は、この切替手段によって動作モードごと
に切り替えられる抵抗素子両端の電圧降下に基づいて、
前記電池の容量を算出することを特徴とする電池容量検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6135038A JPH07318621A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 電池容量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6135038A JPH07318621A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 電池容量検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318621A true JPH07318621A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15142497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6135038A Pending JPH07318621A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 電池容量検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318621A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000043798A1 (en) * | 1999-01-22 | 2000-07-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Voltage indicator for indicating that the voltage of a battery passes a given value |
KR20030005532A (ko) * | 2001-07-09 | 2003-01-23 | 엘지전자 주식회사 | 휴대폰 배터리의 전압측정 장치 및 방법 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6135038A patent/JPH07318621A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000043798A1 (en) * | 1999-01-22 | 2000-07-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Voltage indicator for indicating that the voltage of a battery passes a given value |
US6194868B1 (en) * | 1999-01-22 | 2001-02-27 | U.S. Philips Corporation | Voltage indicator for indicating that the voltage of a battery passes a given value |
KR20030005532A (ko) * | 2001-07-09 | 2003-01-23 | 엘지전자 주식회사 | 휴대폰 배터리의 전압측정 장치 및 방법 |
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