JPH07318227A - センターピラーレス貯蔵庫 - Google Patents
センターピラーレス貯蔵庫Info
- Publication number
- JPH07318227A JPH07318227A JP10714794A JP10714794A JPH07318227A JP H07318227 A JPH07318227 A JP H07318227A JP 10714794 A JP10714794 A JP 10714794A JP 10714794 A JP10714794 A JP 10714794A JP H07318227 A JPH07318227 A JP H07318227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- opening
- door
- heat insulating
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピラーの係合部分での霜付きを防止すること
を目的とした 【構成】 開口を有する断熱箱体2と、該断熱箱体2の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケット9を有した
観音開き式の第1及び第2断熱扉7、8と、該第1或い
は第2断熱扉7、8の内一方の断熱扉7、8の非枢支側
に位置し、扉7、8の非枢支側部分の裏面に於いて略前
記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前
記ガスケット9の当接面を形成する案内溝12を有した
仕切体10と、前記開口縁に設けられ、前記案内溝12
が係合して案内する案内突起13と、該案内突起13の
近傍に設けられた加熱装置38とを備えた。
を目的とした 【構成】 開口を有する断熱箱体2と、該断熱箱体2の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケット9を有した
観音開き式の第1及び第2断熱扉7、8と、該第1或い
は第2断熱扉7、8の内一方の断熱扉7、8の非枢支側
に位置し、扉7、8の非枢支側部分の裏面に於いて略前
記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前
記ガスケット9の当接面を形成する案内溝12を有した
仕切体10と、前記開口縁に設けられ、前記案内溝12
が係合して案内する案内突起13と、該案内突起13の
近傍に設けられた加熱装置38とを備えた。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用冷蔵庫に関し、
特に仕切体を断熱扉に有する所謂センターピラーレス型
の貯蔵庫に関する。
特に仕切体を断熱扉に有する所謂センターピラーレス型
の貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種貯蔵庫は、特開平1ー208
690号公報(F25D 23/02)に示す如く、開
口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞する様該開口両側
に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当
接するガスケットを有した観音開式の第1及び第2断熱
扉と、両側の非枢支側に位置する前記開口縁部に於いて
案内溝を有して形成したガイド部材と、前記第1断熱扉
の非枢支側部分の裏面に於いて、略前記開口縁に渡る長
さで断熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持さ
れ、前記第1断熱扉の閉動作により前記案内溝に進入す
る係合部を端部に有し、初期状態から回動させられて前
面を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面
を形成する仕切体と、その状態を保持する保持機構と、
前記仕切体が初期状態に復帰する様常時付勢するバネ部
材とから成る構造が開示されております。
690号公報(F25D 23/02)に示す如く、開
口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞する様該開口両側
に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当
接するガスケットを有した観音開式の第1及び第2断熱
扉と、両側の非枢支側に位置する前記開口縁部に於いて
案内溝を有して形成したガイド部材と、前記第1断熱扉
の非枢支側部分の裏面に於いて、略前記開口縁に渡る長
さで断熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持さ
れ、前記第1断熱扉の閉動作により前記案内溝に進入す
る係合部を端部に有し、初期状態から回動させられて前
面を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面
を形成する仕切体と、その状態を保持する保持機構と、
前記仕切体が初期状態に復帰する様常時付勢するバネ部
材とから成る構造が開示されております。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
一般的にはセンターピラーレスと呼ばれており、食材を
収納する時、即ち扉開時には中仕切が存在せず、貯蔵庫
全副に渡る皿を収納することも可能であった。しかしな
がら、この様なセンターピラーレス方式であると、その
構造上、案内突起及案内溝の係合部分で空気の流通があ
るため、霜付きが発生し、扉開閉がスムーズに行えない
問題があった。
一般的にはセンターピラーレスと呼ばれており、食材を
収納する時、即ち扉開時には中仕切が存在せず、貯蔵庫
全副に渡る皿を収納することも可能であった。しかしな
がら、この様なセンターピラーレス方式であると、その
構造上、案内突起及案内溝の係合部分で空気の流通があ
るため、霜付きが発生し、扉開閉がスムーズに行えない
問題があった。
【0004】更に、特に冷凍庫に用いた場合には、この
部分で凍結し扉が開かなくなる問題も発生していた。本
発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、仕切体
の案内溝或いは案内突起と本体の案内突起或いは案内溝
との係合部分での霜付きを防止することを目的としたセ
ンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
部分で凍結し扉が開かなくなる問題も発生していた。本
発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、仕切体
の案内溝或いは案内突起と本体の案内突起或いは案内溝
との係合部分での霜付きを防止することを目的としたセ
ンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するための手段として、開口を有する断熱箱
体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両側に回動自
在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当接するガ
スケットを有した観音開き式の第1及び第2断熱扉と、
該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に
位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於いて略前記開
口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回動自
在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前記ガ
スケットの当接面を形成する案内溝を有した仕切体と、
前記開口縁に設けられ、前記案内溝が係合して案内する
案内突起と、該案内突起の近傍に設けられた加熱装置と
を備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
目的を達成するための手段として、開口を有する断熱箱
体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両側に回動自
在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当接するガ
スケットを有した観音開き式の第1及び第2断熱扉と、
該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に
位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於いて略前記開
口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回動自
在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前記ガ
スケットの当接面を形成する案内溝を有した仕切体と、
前記開口縁に設けられ、前記案内溝が係合して案内する
案内突起と、該案内突起の近傍に設けられた加熱装置と
を備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
【0006】また、請求項2の発明としては、開口を有
する断熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両
側に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に
当接するガスケットを有した観音開き式の第1及び第2
断熱扉と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の
非枢支側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於い
て略前記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在
して回動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一と
して前記ガスケットの当接面を形成する案内溝を有した
仕切体と、前記開口縁に設けられ、前記案内溝が係合し
て案内する案内突起と、前記案内溝の近傍に設けられた
加熱装置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供す
る。
する断熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両
側に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に
当接するガスケットを有した観音開き式の第1及び第2
断熱扉と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の
非枢支側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於い
て略前記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在
して回動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一と
して前記ガスケットの当接面を形成する案内溝を有した
仕切体と、前記開口縁に設けられ、前記案内溝が係合し
て案内する案内突起と、前記案内溝の近傍に設けられた
加熱装置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供す
る。
【0007】また、請求項3の発明は、開口を有する断
熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両側に回
動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当接す
るガスケットを有した観音開き式の第1及び第2断熱扉
と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の非枢支
側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於いて略前
記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前
記ガスケットの当接面を形成する案内突起を有した仕切
体と、前記開口縁に設けられ、前記案内突起が係合して
案内する案内溝と、該案内溝の近傍に設けられた加熱装
置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両側に回
動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に当接す
るガスケットを有した観音開き式の第1及び第2断熱扉
と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の非枢支
側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於いて略前
記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一として前
記ガスケットの当接面を形成する案内突起を有した仕切
体と、前記開口縁に設けられ、前記案内突起が係合して
案内する案内溝と、該案内溝の近傍に設けられた加熱装
置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提供する。
【0008】また、請求項4の発明としては、開口を有
する断熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両
側に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に
当接するガスケットを有した観音開き式の第1及び第2
断熱扉と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の
非枢支側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於い
て略前記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在
して回動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一と
して前記ガスケットの当接面を形成する案内突起を有し
た仕切体と、前記開口縁に設けられ、前記案内突起が係
合して案内する案内溝と、前記案内突起の近傍に設けら
れた加熱装置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提
供する。
する断熱箱体と、該断熱箱体の開口を閉塞する様開口両
側に回動自在に枢支され、裏面周縁に夫々前記開口縁に
当接するガスケットを有した観音開き式の第1及び第2
断熱扉と、該第1或いは第2断熱扉の内一方の断熱扉の
非枢支側に位置し、断熱扉の非枢支側部分の裏面に於い
て略前記開口縁に渡る長さで断熱扉の回動軸方向に延在
して回動自在に支持され、前面を前記開口縁と略面一と
して前記ガスケットの当接面を形成する案内突起を有し
た仕切体と、前記開口縁に設けられ、前記案内突起が係
合して案内する案内溝と、前記案内突起の近傍に設けら
れた加熱装置とを備えたセンターピラーレス貯蔵庫を提
供する。
【0009】
【作用】請求項1及び請求項2の貯蔵庫に用いられるセ
ンターピラーレスであり、仕切体の案内溝が係合し、本
体側に設けられた案内突起の近傍に加熱装置を設けたた
め、この仕切体の係合溝と案内突起の霜付きを防止する
ことができる。請求項1及び請求項2の貯蔵庫に用いら
れるセンターピラーレスであり、仕切体の案内突起が係
合し、本体側に設けられた案内溝の近傍に加熱装置を設
けたため、この仕切体の係合突起と案内溝の霜付きを防
止することができる。
ンターピラーレスであり、仕切体の案内溝が係合し、本
体側に設けられた案内突起の近傍に加熱装置を設けたた
め、この仕切体の係合溝と案内突起の霜付きを防止する
ことができる。請求項1及び請求項2の貯蔵庫に用いら
れるセンターピラーレスであり、仕切体の案内突起が係
合し、本体側に設けられた案内溝の近傍に加熱装置を設
けたため、この仕切体の係合突起と案内溝の霜付きを防
止することができる。
【0010】また、特に冷凍庫である場合においては、
係合溝と係合突起の凍結により扉開閉ができなくなるこ
とを防止する。
係合溝と係合突起の凍結により扉開閉ができなくなるこ
とを防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図1乃至図4を
参照して説明する。図1及び図2に於いて、恒湿冷却貯
蔵庫1は前面に開口を有する断熱箱体2の本体内部に所
定間隔を存して熱良導性の貯蔵箱3を収納配設して構成
されている。この貯蔵箱3はステンレス鋼板等の熱良導
板をビス止めし、接合面をシール材にてシールして形成
されており、貯蔵箱3内部は仕切部4によって上下に区
画され、上方に上貯蔵室5、下方に下貯蔵室6が構成さ
れている。この貯蔵箱3と断熱箱体2間の間隔及び仕切
部4内は一連の冷機通路としてのダクト23とされ、こ
のダクト23は分割板24によって吐出側ダクト23A
と帰還ダクト23Bとに分割されている。断熱箱体2の
天部には冷凍装置18を構成する圧縮機19、凝縮器2
0及び凝縮器用ファン26が取付架台25上に配設され
ており、これらの前方はコントロールパネル21を配し
たグリル22によって隠蔽されている。前記取付架台2
5の下面には前記冷凍装置18を構成する冷却器27が
取付られて貯蔵箱3上方のダクト23内に臨んでおり、
冷却器27下方のドレンパン28に形成した図示しない
ファンカバー部に対応して冷却器27の前方のダクト2
3内に冷却ファン29が取り付けられている。
参照して説明する。図1及び図2に於いて、恒湿冷却貯
蔵庫1は前面に開口を有する断熱箱体2の本体内部に所
定間隔を存して熱良導性の貯蔵箱3を収納配設して構成
されている。この貯蔵箱3はステンレス鋼板等の熱良導
板をビス止めし、接合面をシール材にてシールして形成
されており、貯蔵箱3内部は仕切部4によって上下に区
画され、上方に上貯蔵室5、下方に下貯蔵室6が構成さ
れている。この貯蔵箱3と断熱箱体2間の間隔及び仕切
部4内は一連の冷機通路としてのダクト23とされ、こ
のダクト23は分割板24によって吐出側ダクト23A
と帰還ダクト23Bとに分割されている。断熱箱体2の
天部には冷凍装置18を構成する圧縮機19、凝縮器2
0及び凝縮器用ファン26が取付架台25上に配設され
ており、これらの前方はコントロールパネル21を配し
たグリル22によって隠蔽されている。前記取付架台2
5の下面には前記冷凍装置18を構成する冷却器27が
取付られて貯蔵箱3上方のダクト23内に臨んでおり、
冷却器27下方のドレンパン28に形成した図示しない
ファンカバー部に対応して冷却器27の前方のダクト2
3内に冷却ファン29が取り付けられている。
【0012】前記上下貯蔵室5、6の前面開口は前述同
様に上下夫々一対づつの観音開き式の断熱扉7A、7B
及び8A、8Bによって夫々開閉自在に閉塞されてい
る。断熱扉7A、7B及び8A、8Bの内面周囲には磁
石内蔵のガスケット9が取り付けられており、一方の断
熱扉7B、8Bの非枢支側には上下方向の回転軸S、S
を中心に回転自在のシール装置としての仕切体10、1
0が夫々取り付けられている。仕切体10は断熱箱体2
と仕切部4との両間隔よりも少許短い長さの断熱部材に
て構成されており、その前面には鋼板製の前面板11が
取り付けられ、その上端には案内溝12が形成されてい
る。
様に上下夫々一対づつの観音開き式の断熱扉7A、7B
及び8A、8Bによって夫々開閉自在に閉塞されてい
る。断熱扉7A、7B及び8A、8Bの内面周囲には磁
石内蔵のガスケット9が取り付けられており、一方の断
熱扉7B、8Bの非枢支側には上下方向の回転軸S、S
を中心に回転自在のシール装置としての仕切体10、1
0が夫々取り付けられている。仕切体10は断熱箱体2
と仕切部4との両間隔よりも少許短い長さの断熱部材に
て構成されており、その前面には鋼板製の前面板11が
取り付けられ、その上端には案内溝12が形成されてい
る。
【0013】また、一般的な冷蔵庫には扉にヒータは設
けられていないが、ガラス扉等の露付きが問題となる冷
蔵庫や冷凍庫である場合、この断熱扉7A、7B及び8
A、8B中、即ち断熱扉7A、7B及び8A、8Bの断
熱材中の縁部近傍には、着霜防止用の扉ヒータ35が設
けられると共に、仕切体10中、即ち仕切体10の断熱
材中の表面側にも着霜防止用の仕切体ヒータ36が埋設
されている。これら扉ヒータ35及び仕切体ヒータ36
は、連続通電されるものと、庫内温度制御用の温度セン
サー37にて検出された温度がマイナス温度となった時
に通電制御されるものである。
けられていないが、ガラス扉等の露付きが問題となる冷
蔵庫や冷凍庫である場合、この断熱扉7A、7B及び8
A、8B中、即ち断熱扉7A、7B及び8A、8Bの断
熱材中の縁部近傍には、着霜防止用の扉ヒータ35が設
けられると共に、仕切体10中、即ち仕切体10の断熱
材中の表面側にも着霜防止用の仕切体ヒータ36が埋設
されている。これら扉ヒータ35及び仕切体ヒータ36
は、連続通電されるものと、庫内温度制御用の温度セン
サー37にて検出された温度がマイナス温度となった時
に通電制御されるものである。
【0014】ここで、冷却ファン29が運転されると、
冷却器27にて冷却された冷気はダクト23の吐出側ダ
クト23Aに吹き出され、貯蔵箱3の上面から背方に流
下し、仕切部4に流入した後Uターンして下部背方を流
下し、貯蔵箱3の底面下方を流れて帰還側ダクト23に
流入し、帰還側ダクト23を上昇して冷却器27の吸込
側に帰還する循環を行う。係る冷気循環によって貯蔵箱
3の壁面が冷却され、上下貯蔵箱5、6内は貯蔵箱3の
壁面から間接的に冷却される。これによって各貯蔵室
5、6の内部は例えば−5℃乃至+13℃の範囲内で8
0%乃至90%の高湿度にて冷却維持されるようにな
る。
冷却器27にて冷却された冷気はダクト23の吐出側ダ
クト23Aに吹き出され、貯蔵箱3の上面から背方に流
下し、仕切部4に流入した後Uターンして下部背方を流
下し、貯蔵箱3の底面下方を流れて帰還側ダクト23に
流入し、帰還側ダクト23を上昇して冷却器27の吸込
側に帰還する循環を行う。係る冷気循環によって貯蔵箱
3の壁面が冷却され、上下貯蔵箱5、6内は貯蔵箱3の
壁面から間接的に冷却される。これによって各貯蔵室
5、6の内部は例えば−5℃乃至+13℃の範囲内で8
0%乃至90%の高湿度にて冷却維持されるようにな
る。
【0015】貯蔵箱3の上面は後方に低く傾斜してお
り、上貯蔵室5内上部にはこの傾斜に沿って傾斜した露
受板30が配置されている。また、下貯蔵室6内上部に
も後方に低く傾斜した露受板31が配置されると共に、
仕切部4には上下貯蔵室5、6を連通して露受板31上
方に開口する連通管32が取り付けられている。更に、
下貯蔵室6底部の貯蔵箱3にはドレン水を排出するため
の排水経路33が構成されている。
り、上貯蔵室5内上部にはこの傾斜に沿って傾斜した露
受板30が配置されている。また、下貯蔵室6内上部に
も後方に低く傾斜した露受板31が配置されると共に、
仕切部4には上下貯蔵室5、6を連通して露受板31上
方に開口する連通管32が取り付けられている。更に、
下貯蔵室6底部の貯蔵箱3にはドレン水を排出するため
の排水経路33が構成されている。
【0016】また、請求項1及び請求項2では、断熱箱
体2の開口2B上縁及び仕切部4の下面中央部に、案内
突起13、13が夫々設けられており、断熱扉7B、8
Bを閉じるとこの案内突起13、13に前記案内溝12
が係合して案内され、図1中矢印の方向に仕切体10、
10は回動する。その状態で仕切体10の前面板11は
断熱箱体2及び仕切部4の前面と面一となり、両断熱扉
7A、7B及び8A、8Bの非枢支側のガスケット9、
9の当接面を構成する。
体2の開口2B上縁及び仕切部4の下面中央部に、案内
突起13、13が夫々設けられており、断熱扉7B、8
Bを閉じるとこの案内突起13、13に前記案内溝12
が係合して案内され、図1中矢印の方向に仕切体10、
10は回動する。その状態で仕切体10の前面板11は
断熱箱体2及び仕切部4の前面と面一となり、両断熱扉
7A、7B及び8A、8Bの非枢支側のガスケット9、
9の当接面を構成する。
【0017】そして、断熱扉7B、8Bを開けば案内突
起13、13と案内溝12の係合によって前述とは逆の
方向に仕切体10、10が回動され、図1の如く前面板
11が断熱扉7B、8Bの側面方向を向いた状態に格納
される。これによって仕切部4の上下に於ける開口2B
には中央の縦仕切が存在しなくなり、断熱扉7A、8A
も開くことによって、上下貯蔵室5、6の開口は全て開
放される。従って、大きな皿に盛った料理等を円滑に上
下貯蔵室5、6内に納出することが可能となる。
起13、13と案内溝12の係合によって前述とは逆の
方向に仕切体10、10が回動され、図1の如く前面板
11が断熱扉7B、8Bの側面方向を向いた状態に格納
される。これによって仕切部4の上下に於ける開口2B
には中央の縦仕切が存在しなくなり、断熱扉7A、8A
も開くことによって、上下貯蔵室5、6の開口は全て開
放される。従って、大きな皿に盛った料理等を円滑に上
下貯蔵室5、6内に納出することが可能となる。
【0018】また、請求項3及び請求項4では、基本的
な構造は同一であり、案内突起13と案内溝12の位置
が逆となっただけである。このため、図示しないが要部
の構成は以下に述べる通りである。断熱箱体2の開口2
B上縁及び仕切部4の下面中央部に、案内溝12、12
が夫々設けられており、断熱扉7B、8Bを閉じるとこ
の案内溝12、12に前記案内突起13が係合して案内
され、図1中矢印の方向に仕切体10、10は回動す
る。その状態で仕切体10の前面板11は断熱箱体2及
び仕切部4の前面と面一となり、両断熱扉7A、7B及
び8A、8Bの非枢支側のガスケット9、9の当接面を
構成する。
な構造は同一であり、案内突起13と案内溝12の位置
が逆となっただけである。このため、図示しないが要部
の構成は以下に述べる通りである。断熱箱体2の開口2
B上縁及び仕切部4の下面中央部に、案内溝12、12
が夫々設けられており、断熱扉7B、8Bを閉じるとこ
の案内溝12、12に前記案内突起13が係合して案内
され、図1中矢印の方向に仕切体10、10は回動す
る。その状態で仕切体10の前面板11は断熱箱体2及
び仕切部4の前面と面一となり、両断熱扉7A、7B及
び8A、8Bの非枢支側のガスケット9、9の当接面を
構成する。
【0019】そして、断熱扉7B、8Bを開けば案内溝
12、12と案内突起13の係合によって前述とは逆の
方向に仕切体10、10が回動され、図1の如く前面板
11が断熱扉7B、8Bの側面方向を向いた状態に格納
される。これによって仕切部4の上下に於ける開口2B
には中央の縦仕切が存在しなくなり、断熱扉7A、8A
も開くことによって、上下貯蔵室5、6の開口は全て開
放される。従って、大きな皿に盛った料理等を円滑に上
下貯蔵室5、6内に納出することが可能となる。
12、12と案内突起13の係合によって前述とは逆の
方向に仕切体10、10が回動され、図1の如く前面板
11が断熱扉7B、8Bの側面方向を向いた状態に格納
される。これによって仕切部4の上下に於ける開口2B
には中央の縦仕切が存在しなくなり、断熱扉7A、8A
も開くことによって、上下貯蔵室5、6の開口は全て開
放される。従って、大きな皿に盛った料理等を円滑に上
下貯蔵室5、6内に納出することが可能となる。
【0020】以上説明した高湿度冷却貯蔵庫1におい
て、請求項1の発明では図3に示す如く、案内突起13
が設けられている位置の上方の断熱材中に、加熱装置で
ある伝熱ヒータ38が埋設され、この伝熱ヒータ38は
側方に設けられているリードスイッチ39にて通電制御
される。即ち、扉閉位置でスイッチ39Aが押されて通
電状態となり、扉開位置でスイッチ39Aが切れて非通
電状態となる。
て、請求項1の発明では図3に示す如く、案内突起13
が設けられている位置の上方の断熱材中に、加熱装置で
ある伝熱ヒータ38が埋設され、この伝熱ヒータ38は
側方に設けられているリードスイッチ39にて通電制御
される。即ち、扉閉位置でスイッチ39Aが押されて通
電状態となり、扉開位置でスイッチ39Aが切れて非通
電状態となる。
【0021】また、請求項2の発明では図4に示す如
く、仕切体10内の案内溝12が設けられている近傍
に、前述した伝熱ヒータ38が埋設されており、これも
請求項1の発明と同様に、伝熱ヒータ38の下方に設け
られたリードスイッチ39にて通電制御されるものであ
る。また、請求項3の発明では、案内溝12が設けられ
ている位置の上方の断熱材中に、加熱装置である伝熱ヒ
ータ38が埋設され、この伝熱ヒータ38は側方に設け
られているリードスイッチ39にて通電制御される。即
ち、扉閉位置でスイッチ39Aが押されて通電状態とな
り、扉開位置でスイッチ39Aが切れて非通電状態とな
る。
く、仕切体10内の案内溝12が設けられている近傍
に、前述した伝熱ヒータ38が埋設されており、これも
請求項1の発明と同様に、伝熱ヒータ38の下方に設け
られたリードスイッチ39にて通電制御されるものであ
る。また、請求項3の発明では、案内溝12が設けられ
ている位置の上方の断熱材中に、加熱装置である伝熱ヒ
ータ38が埋設され、この伝熱ヒータ38は側方に設け
られているリードスイッチ39にて通電制御される。即
ち、扉閉位置でスイッチ39Aが押されて通電状態とな
り、扉開位置でスイッチ39Aが切れて非通電状態とな
る。
【0022】また、請求項4の発明では、仕切体10内
の案内突起13が設けられている近傍に、前述した伝熱
ヒータ38が埋設されており、これも請求項1の発明と
同様に、伝熱ヒータ38の下方に設けられたリードスイ
ッチ39にて通電制御されるものである。また、前述し
た如く−5℃乃至+13℃の温度範囲で制御されると共
に、高湿度であるため、マイナス温度となったら着霜が
生じる。特に仕切体10と貯蔵箱3との係合部分、即ち
仕切体10の案内溝12と貯蔵箱3の案内突起13との
係合部分では、微量ながら外気との連通が生じるため、
この部分に着霜が発生しないよう連続的に前記伝熱ヒー
タ38を通電する。これにより、マイナス温度での扉閉
塞状態で案内突起13と案内溝12との係合部分には着
霜することを防止して、扉開閉を常にスムーズに行なう
ことができると共に、プラス温度での露付きをも防止で
きる。
の案内突起13が設けられている近傍に、前述した伝熱
ヒータ38が埋設されており、これも請求項1の発明と
同様に、伝熱ヒータ38の下方に設けられたリードスイ
ッチ39にて通電制御されるものである。また、前述し
た如く−5℃乃至+13℃の温度範囲で制御されると共
に、高湿度であるため、マイナス温度となったら着霜が
生じる。特に仕切体10と貯蔵箱3との係合部分、即ち
仕切体10の案内溝12と貯蔵箱3の案内突起13との
係合部分では、微量ながら外気との連通が生じるため、
この部分に着霜が発生しないよう連続的に前記伝熱ヒー
タ38を通電する。これにより、マイナス温度での扉閉
塞状態で案内突起13と案内溝12との係合部分には着
霜することを防止して、扉開閉を常にスムーズに行なう
ことができると共に、プラス温度での露付きをも防止で
きる。
【0023】尚、この伝熱ヒータ38の制御に関して
は、庫内温度制御用の温度センサー37を用いて着霜温
度(マイナス温度)或いは露付き温度(略0℃〜5℃)
となったら通電制御する様にしてもよく、この場合には
案内突起13が熱伝導性の良好な部材(鉄、ステンレス
等)であれば通電設定温度を低く、熱伝導性の低い部材
(樹脂、セラミックス等)であれば高く設定する。
は、庫内温度制御用の温度センサー37を用いて着霜温
度(マイナス温度)或いは露付き温度(略0℃〜5℃)
となったら通電制御する様にしてもよく、この場合には
案内突起13が熱伝導性の良好な部材(鉄、ステンレス
等)であれば通電設定温度を低く、熱伝導性の低い部材
(樹脂、セラミックス等)であれば高く設定する。
【0024】次に冷凍庫の場合の第二実施例を図5乃至
図7を参照して説明する 図5に於いて、冷凍庫101は前方に開放する断熱箱体
102とこの断熱箱体102内に構成された庫内103
の前面開口104を上下に仕切る仕切部材105と、仕
切られた開口104を開閉自在に閉塞する二枚の断熱
扉、即ち第1断熱扉106A、第2断熱扉106Bとか
ら構成されている。これら第1断熱扉106A及び第2
断熱扉106B前面には把手107、107が取り付け
られると共に、庫内103には複数段の棚108が架設
されている。
図7を参照して説明する 図5に於いて、冷凍庫101は前方に開放する断熱箱体
102とこの断熱箱体102内に構成された庫内103
の前面開口104を上下に仕切る仕切部材105と、仕
切られた開口104を開閉自在に閉塞する二枚の断熱
扉、即ち第1断熱扉106A、第2断熱扉106Bとか
ら構成されている。これら第1断熱扉106A及び第2
断熱扉106B前面には把手107、107が取り付け
られると共に、庫内103には複数段の棚108が架設
されている。
【0025】この庫内103の前面開口は、前述した上
下夫々一対づつの観音開き式の第1断熱扉106A及び
第2断熱扉106Bによって夫々開閉自在に閉塞されて
いる。これら第1断熱扉106A及び第2断熱扉106
Bの内面周囲には磁石内蔵のガスケット135が取り付
けられており、一方の第1断熱扉106A及び第2断熱
扉106Bの非枢支側には上下方向の回転軸を中心に回
転自在のシール装置としての仕切体10、10が夫々取
り付けられている。仕切体10は断熱箱体102と仕切
部との両間隔よりも少許短い長さの断熱部材にて構成さ
れており、その前面には鋼板製の前面板が取り付けら
れ、その上端には案内溝12が形成されている。この構
造は第一実施例にて説明した構造と同じである。(図2
参照) また、図6及び図7に示す如く、この第1断熱扉106
A及び第2断熱扉106B中、即ち第1断熱扉106A
及び第2断熱扉106Bの断熱材中の縁部近傍には、着
霜防止用の扉ヒータ35が設けられると共に、仕切体1
0中、即ち仕切体10の断熱材中の表面側にも着霜防止
用の仕切体ヒータ36が埋設されている。これら扉ヒー
タ35及び仕切体ヒータ36は、連続通電されるもの
と、庫内温度制御用の温度センサー37にて検出された
温度がマイナス温度となった時に通電制御されるもので
ある。
下夫々一対づつの観音開き式の第1断熱扉106A及び
第2断熱扉106Bによって夫々開閉自在に閉塞されて
いる。これら第1断熱扉106A及び第2断熱扉106
Bの内面周囲には磁石内蔵のガスケット135が取り付
けられており、一方の第1断熱扉106A及び第2断熱
扉106Bの非枢支側には上下方向の回転軸を中心に回
転自在のシール装置としての仕切体10、10が夫々取
り付けられている。仕切体10は断熱箱体102と仕切
部との両間隔よりも少許短い長さの断熱部材にて構成さ
れており、その前面には鋼板製の前面板が取り付けら
れ、その上端には案内溝12が形成されている。この構
造は第一実施例にて説明した構造と同じである。(図2
参照) また、図6及び図7に示す如く、この第1断熱扉106
A及び第2断熱扉106B中、即ち第1断熱扉106A
及び第2断熱扉106Bの断熱材中の縁部近傍には、着
霜防止用の扉ヒータ35が設けられると共に、仕切体1
0中、即ち仕切体10の断熱材中の表面側にも着霜防止
用の仕切体ヒータ36が埋設されている。これら扉ヒー
タ35及び仕切体ヒータ36は、連続通電されるもの
と、庫内温度制御用の温度センサー37にて検出された
温度がマイナス温度となった時に通電制御されるもので
ある。
【0026】また、断熱箱体102の天壁102A後部
には矩形状の透孔109が形成されており、この透孔1
09の周辺の天壁102A上面は内側に狭く傾斜した形
状とされている。この透孔109は断熱板111によっ
て上方から閉塞するものであるが、この断熱板111上
面には冷却装置を構成する圧縮機112、凝縮器113
及び凝縮器用ファン114が取り付けられると共に、断
熱板111の下面には前記圧縮機112等と共に周知の
冷凍サイクルを構成する冷却器115が取り付けられ
る。
には矩形状の透孔109が形成されており、この透孔1
09の周辺の天壁102A上面は内側に狭く傾斜した形
状とされている。この透孔109は断熱板111によっ
て上方から閉塞するものであるが、この断熱板111上
面には冷却装置を構成する圧縮機112、凝縮器113
及び凝縮器用ファン114が取り付けられると共に、断
熱板111の下面には前記圧縮機112等と共に周知の
冷凍サイクルを構成する冷却器115が取り付けられ
る。
【0027】一方、庫内103に配置された冷却器11
5下側にはドレンパン121が配設され、更に、ドレン
パン121の下方には区画板122が架設されて庫内1
03上部に冷却器115を収納する冷却室123を構成
する。区画板122の前部には吸込グリル124が形成
されており、この吸込グリル124の上方に対応する冷
却室123内には送風機125が配設される。また、区
画板122の後部には吐出126が形成され、送風機1
25は運転して図5中矢印の如く吸込グリル124から
庫内103の冷気を吸引し、後方の冷却器115方向に
吐出して熱交換させた後、吐出口126から庫内103
に吐出する。そして、庫内103内を循環した冷気は再
び吸込グリル124から送風機に吸い込まれ。係る冷気
循環によって庫内103はー15℃以下の冷凍温度に維
持される。また、係る構成によって断熱板111は送風
機125の冷気吐出側に位置することになり、それによ
って断熱シール材117には送風機125によって加速
された冷気が吹き付けられることになる。
5下側にはドレンパン121が配設され、更に、ドレン
パン121の下方には区画板122が架設されて庫内1
03上部に冷却器115を収納する冷却室123を構成
する。区画板122の前部には吸込グリル124が形成
されており、この吸込グリル124の上方に対応する冷
却室123内には送風機125が配設される。また、区
画板122の後部には吐出126が形成され、送風機1
25は運転して図5中矢印の如く吸込グリル124から
庫内103の冷気を吸引し、後方の冷却器115方向に
吐出して熱交換させた後、吐出口126から庫内103
に吐出する。そして、庫内103内を循環した冷気は再
び吸込グリル124から送風機に吸い込まれ。係る冷気
循環によって庫内103はー15℃以下の冷凍温度に維
持される。また、係る構成によって断熱板111は送風
機125の冷気吐出側に位置することになり、それによ
って断熱シール材117には送風機125によって加速
された冷気が吹き付けられることになる。
【0028】一方、ドレンパン121の後端部には小径
の排水口128が形成され、この排水口128から延び
る排水管129は断熱箱体102を貫通して断熱箱体1
29後面に突出している。排水管129には断熱箱体1
02後側において、排水ホース131が接続されると共
に、排水ホース131には通気部を構成するY字管13
2の上端開口部が接続される。Y字管132の下端開口
部には排水ホース133が接続されており、排水ホース
133は断熱箱体102下側に延在してトラップ部13
4に接続されている。これら排水管129、排水ホース
131、133、Y字管132及びトラップ部134に
よって排水路が構成される。そして、冷却器115の除
霜時等も冷却器115から滴下したドレン水はドレンパ
ン121に受容され、排水口128から排水管129を
通って排水ホース131に流入し、Y字管132及び排
水ホース133内を流下してトラップ部134に至り、
そこから溢れて排出されることになる。トラップ部13
4には常時ドレン水が貯溜されて水封されており、それ
によって排水溝から発生する悪臭が排水ホース133か
ら庫内103に侵入するのを防止している。
の排水口128が形成され、この排水口128から延び
る排水管129は断熱箱体102を貫通して断熱箱体1
29後面に突出している。排水管129には断熱箱体1
02後側において、排水ホース131が接続されると共
に、排水ホース131には通気部を構成するY字管13
2の上端開口部が接続される。Y字管132の下端開口
部には排水ホース133が接続されており、排水ホース
133は断熱箱体102下側に延在してトラップ部13
4に接続されている。これら排水管129、排水ホース
131、133、Y字管132及びトラップ部134に
よって排水路が構成される。そして、冷却器115の除
霜時等も冷却器115から滴下したドレン水はドレンパ
ン121に受容され、排水口128から排水管129を
通って排水ホース131に流入し、Y字管132及び排
水ホース133内を流下してトラップ部134に至り、
そこから溢れて排出されることになる。トラップ部13
4には常時ドレン水が貯溜されて水封されており、それ
によって排水溝から発生する悪臭が排水ホース133か
ら庫内103に侵入するのを防止している。
【0029】以上の構成にして、請求項1の発明では図
6に示す如く、案内突起13が設けられている位置の上
方の断熱材中に、加熱装置である伝熱ヒータ38が埋設
され、この伝熱ヒータ38は側方に設けられているリー
ドスイッチ39にて通電制御される。即ち、扉閉位置で
スイッチ39Aが押されて通電状態となり、扉開位置で
スイッチ39Aが切れて非通電状態となる。尚、請求項
3の発明については、案内突起13及び案内溝12の位
置が逆である。
6に示す如く、案内突起13が設けられている位置の上
方の断熱材中に、加熱装置である伝熱ヒータ38が埋設
され、この伝熱ヒータ38は側方に設けられているリー
ドスイッチ39にて通電制御される。即ち、扉閉位置で
スイッチ39Aが押されて通電状態となり、扉開位置で
スイッチ39Aが切れて非通電状態となる。尚、請求項
3の発明については、案内突起13及び案内溝12の位
置が逆である。
【0030】また、請求項2の発明では図7に示す如
く、仕切体10内の案内溝12が設けられている近傍
に、前述した伝熱ヒータ38が埋設されており、これも
請求項1の発明と同様に、伝熱ヒータ38の下方に設け
られたリードスイッチ39にて通電制御されるものであ
る。尚、請求項4の発明についても、案内突起13及び
案内溝12の位置が逆である。
く、仕切体10内の案内溝12が設けられている近傍
に、前述した伝熱ヒータ38が埋設されており、これも
請求項1の発明と同様に、伝熱ヒータ38の下方に設け
られたリードスイッチ39にて通電制御されるものであ
る。尚、請求項4の発明についても、案内突起13及び
案内溝12の位置が逆である。
【0031】以上説明した構造であるため、仕切体10
と貯蔵箱3との係合部分、即ち仕切体10の案内溝12
と貯蔵箱3の案内突起13、或いは貯蔵箱の案内溝と仕
切体の案内突起との係合部分では、微量ながら外気との
連通が生じるため、この部分に着霜が発生しないよう連
続的に前記伝熱ヒータ38を通電する。これにより、マ
イナス温度での扉閉塞状態で案内突起13と案内溝12
との係合部分に着霜して凍結することを防止し、扉開閉
を常にスムーズに行なうことができる。
と貯蔵箱3との係合部分、即ち仕切体10の案内溝12
と貯蔵箱3の案内突起13、或いは貯蔵箱の案内溝と仕
切体の案内突起との係合部分では、微量ながら外気との
連通が生じるため、この部分に着霜が発生しないよう連
続的に前記伝熱ヒータ38を通電する。これにより、マ
イナス温度での扉閉塞状態で案内突起13と案内溝12
との係合部分に着霜して凍結することを防止し、扉開閉
を常にスムーズに行なうことができる。
【0032】尚、この伝熱ヒータ38の制御に関して
は、庫内温度制御用の温度センサー37を用いて着霜温
度(マイナス温度)となったら通電制御する様にしても
よく、この場合には案内突起13が熱伝導性の良好な部
材(鉄、ステンレス等)であれば通電設定温度を低く、
熱伝導性の低い部材(樹脂、セラミックス等)であれば
高く設定する。また、この制御に関しては、インバータ
ー制御等にて出力の調整をおこなってもよい。
は、庫内温度制御用の温度センサー37を用いて着霜温
度(マイナス温度)となったら通電制御する様にしても
よく、この場合には案内突起13が熱伝導性の良好な部
材(鉄、ステンレス等)であれば通電設定温度を低く、
熱伝導性の低い部材(樹脂、セラミックス等)であれば
高く設定する。また、この制御に関しては、インバータ
ー制御等にて出力の調整をおこなってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、冷
蔵庫等のー5℃から15℃位までの貯蔵庫に於いては、
マイナス温度での扉閉塞状態で案内突起と案内溝との係
合部分には着霜することを防止して、扉開閉を常にスム
ーズに行なうことができると共に、プラス温度での露付
きをも防止できる。
蔵庫等のー5℃から15℃位までの貯蔵庫に於いては、
マイナス温度での扉閉塞状態で案内突起と案内溝との係
合部分には着霜することを防止して、扉開閉を常にスム
ーズに行なうことができると共に、プラス温度での露付
きをも防止できる。
【0034】また、冷凍庫に於いては、マイナス温度で
の扉閉塞状態で案内突起と案内溝との係合部分に着霜し
て凍結することを防止し、扉開閉を常にスムーズに行な
うことができる。
の扉閉塞状態で案内突起と案内溝との係合部分に着霜し
て凍結することを防止し、扉開閉を常にスムーズに行な
うことができる。
【図1】本発明を具備した高湿冷却貯蔵庫の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明を具備した高湿冷却貯蔵庫の縦側断面図
である。
である。
【図3】請求項1の発明の要部正面図である。
【図4】請求項2の発明の要部正面図である。
【図5】本発明を具備した冷凍庫の縦側断面図である。
【図6】冷凍庫に於ける請求項1の発明の要部正面図で
ある。(請求項3の発明の参考図である。)
ある。(請求項3の発明の参考図である。)
【図7】冷凍庫に於ける請求項2の発明の要部正面図で
ある。(請求項4の発明の参考図である。)
ある。(請求項4の発明の参考図である。)
1 高湿度冷却貯蔵庫 2 断熱箱体 3 貯蔵箱 7 第1断熱扉 8 第2断熱扉 9 ガスケット 10 仕切体 12 案内溝 13 案内突起 37 温度センサー 38 加熱装置(伝熱ヒータ) 39 リードスイッチ 39A スイッチ 101 冷凍庫 102 断熱箱体 103 庫内 104 前面開口 106A 第1断熱扉 106B 第2断熱扉 135 ガスケット
Claims (4)
- 【請求項1】 開口を有する断熱箱体と、該断熱箱体の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケットを有した観
音開き式の第1及び第2断熱扉と、該第1或いは第2断
熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に位置し、断熱扉の非
枢支側部分の裏面に於いて略前記開口縁に渡る長さで断
熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、前面
を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面を
形成する案内溝を有した仕切体と、前記開口縁に設けら
れ、前記案内溝が係合して案内する案内突起と、該案内
突起の近傍に設けられた加熱装置とを備えたことを特徴
とするセンターピラーレス貯蔵庫。 - 【請求項2】 開口を有する断熱箱体と、該断熱箱体の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケットを有した観
音開き式の第1及び第2断熱扉と、該第1或いは第2断
熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に位置し、断熱扉の非
枢支側部分の裏面に於いて略前記開口縁に渡る長さで断
熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、前面
を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面を
形成する案内溝を有した仕切体と、前記開口縁に設けら
れ、前記案内溝が係合して案内する案内突起と、前記案
内溝の近傍に設けられた加熱装置とを備えたことを特徴
とするセンターピラーレス貯蔵庫。 - 【請求項3】 開口を有する断熱箱体と、該断熱箱体の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケットを有した観
音開き式の第1及び第2断熱扉と、該第1或いは第2断
熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に位置し、断熱扉の非
枢支側部分の裏面に於いて略前記開口縁に渡る長さで断
熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、前面
を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面を
形成する案内突起を有した仕切体と、前記開口縁に設け
られ、前記案内突起が係合して案内する案内溝と、該案
内溝の近傍に設けられた加熱装置とを備えたことを特徴
とするセンターピラーレス貯蔵庫。 - 【請求項4】 開口を有する断熱箱体と、該断熱箱体の
開口を閉塞する様開口両側に回動自在に枢支され、裏面
周縁に夫々前記開口縁に当接するガスケットを有した観
音開き式の第1及び第2断熱扉と、該第1或いは第2断
熱扉の内一方の断熱扉の非枢支側に位置し、断熱扉の非
枢支側部分の裏面に於いて略前記開口縁に渡る長さで断
熱扉の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、前面
を前記開口縁と略面一として前記ガスケットの当接面を
形成する案内突起を有した仕切体と、前記開口縁に設け
られ、前記案内突起が係合して案内する案内溝と、前記
案内突起の近傍に設けられた加熱装置とを備えたことを
特徴とするセンターピラーレス貯蔵庫。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10714794A JPH07318227A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | センターピラーレス貯蔵庫 |
CN94119373A CN1144320A (zh) | 1994-05-20 | 1994-12-05 | 贮藏箱 |
KR1019950012367A KR950033361A (ko) | 1994-05-20 | 1995-05-18 | 저장고 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10714794A JPH07318227A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | センターピラーレス貯蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318227A true JPH07318227A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14451710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10714794A Pending JPH07318227A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | センターピラーレス貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318227A (ja) |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP10714794A patent/JPH07318227A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200284493A1 (en) | Refrigerator | |
US8132423B2 (en) | Refrigerator with selective airflow passages between the icemaker and the ice making evaporator | |
US6675604B2 (en) | Cooling air passage apparatus of refrigerator | |
US4711098A (en) | Refrigerator | |
KR20100111481A (ko) | 냉장고 | |
JP2601057B2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
CN112082304A (zh) | 一种制冷设备 | |
KR20030038999A (ko) | 특선실이 구비된 냉장고 | |
KR100286036B1 (ko) | 냉장고 | |
JPH07318227A (ja) | センターピラーレス貯蔵庫 | |
JPH09145223A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3081487B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
KR100624393B1 (ko) | 냉장고의 제빙실 결빙방지장치 | |
JP3005398B2 (ja) | 冷凍庫 | |
US20210239383A1 (en) | Refrigerator | |
JPH08121952A (ja) | 低温貯蔵庫 | |
KR200157962Y1 (ko) | 냉장고용 에어커튼장치 | |
JP3490861B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2002333261A (ja) | 冷却器のドレン排水装置 | |
JPH04148178A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3201694B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0636460Y2 (ja) | 冷凍・冷蔵ショーケース | |
JP2614558B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH11325704A (ja) | 冷凍庫 | |
JPH11118330A (ja) | 冷却貯蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |