JPH07315529A - 長尺物品の保管方法及び保管庫 - Google Patents
長尺物品の保管方法及び保管庫Info
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- JPH07315529A JPH07315529A JP11714394A JP11714394A JPH07315529A JP H07315529 A JPH07315529 A JP H07315529A JP 11714394 A JP11714394 A JP 11714394A JP 11714394 A JP11714394 A JP 11714394A JP H07315529 A JPH07315529 A JP H07315529A
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- Japan
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
- B65D85/20—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for incompressible or rigid rod-shaped or tubular articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 棒鋼，丸棒，パイプなどの長尺物品の保管に
際し、保管庫への搬入，搬出を円滑に行う。 【構成】 隣接相互を互いに接触させて円筒１を行列方
向（Ｘ，Ｙ）に横置きに配列し、各円筒１内に長尺物品
を挿入して保管する。円筒１は、その長さ方向に一定半
径の曲面を有し、長尺物品の搬入時には、その曲面がガ
イドとなり、円筒１の開口縁より挿し込まれた長尺物品
は、曲面に誘導されて直線方向に無理なく挿入される。
際し、保管庫への搬入，搬出を円滑に行う。 【構成】 隣接相互を互いに接触させて円筒１を行列方
向（Ｘ，Ｙ）に横置きに配列し、各円筒１内に長尺物品
を挿入して保管する。円筒１は、その長さ方向に一定半
径の曲面を有し、長尺物品の搬入時には、その曲面がガ
イドとなり、円筒１の開口縁より挿し込まれた長尺物品
は、曲面に誘導されて直線方向に無理なく挿入される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、棒鋼，丸棒，パイプな
どの曲げることができない長尺物品を保管する方法と、
その保管庫に関する。
どの曲げることができない長尺物品を保管する方法と、
その保管庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】棒鋼などの鋼材は、一般にその何本かを
結束し、結束された何本かの鋼材を一つの単位として取
扱い、保管の際には保管庫の床上に結束鋼材を段重ね、
あるいは交互重ねによって積み上げていた。この結束鋼
材の搬出入には主として天井走行クレーンが用いられ、
搬入の際には、クレーンに吊下げた結束鋼材を先のもの
から順に保管庫に搬入し、床上に段重ね、あるいは交互
重ねにより積層し、逆に搬出の際には段積みされた結束
鋼材を上段のものから順次クレーンで吊り上げて搬出す
るのが通例であった。
結束し、結束された何本かの鋼材を一つの単位として取
扱い、保管の際には保管庫の床上に結束鋼材を段重ね、
あるいは交互重ねによって積み上げていた。この結束鋼
材の搬出入には主として天井走行クレーンが用いられ、
搬入の際には、クレーンに吊下げた結束鋼材を先のもの
から順に保管庫に搬入し、床上に段重ね、あるいは交互
重ねにより積層し、逆に搬出の際には段積みされた結束
鋼材を上段のものから順次クレーンで吊り上げて搬出す
るのが通例であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、段積みさ
れた結束鋼材を搬出するときには、最上段のものからし
か搬出することができず、搬入のときも同様であり、い
わゆる物品の先入れ，先出しを行うことができないとい
う欠点がある。
れた結束鋼材を搬出するときには、最上段のものからし
か搬出することができず、搬入のときも同様であり、い
わゆる物品の先入れ，先出しを行うことができないとい
う欠点がある。
【０００４】物品の先入れ，先出しの問題は、保管棚の
使用によって解決できる。保管棚に行列方向の多数の区
画を格子状に形成し、各区画内に物品を分類して格納す
れば、各区画内への搬入並びに各区画内からの物品の搬
出は自由にできる。格子状をなす保管棚の区画内に長尺
物品を搬入，搬出するには、長尺物品の一端をクランプ
して棚の区画内に挿し込み、あるいは棚の区画内から引
き出さなければならない。長尺物品の他端は、自由端の
ため安定せず、棚の前後を桟をもって縦横に単に区画
し、前後の桟間に板を横架しただけでは長尺物品の自由
端が桟に衝突して円滑に搬入することは難しい。もっと
も、区画の四周の全面を仕切板で完全に覆ってしまえ
ば、仕切板の板面がガイドとなり、仕切板の板面を滑ら
せながら区画内に挿入することができる。
使用によって解決できる。保管棚に行列方向の多数の区
画を格子状に形成し、各区画内に物品を分類して格納す
れば、各区画内への搬入並びに各区画内からの物品の搬
出は自由にできる。格子状をなす保管棚の区画内に長尺
物品を搬入，搬出するには、長尺物品の一端をクランプ
して棚の区画内に挿し込み、あるいは棚の区画内から引
き出さなければならない。長尺物品の他端は、自由端の
ため安定せず、棚の前後を桟をもって縦横に単に区画
し、前後の桟間に板を横架しただけでは長尺物品の自由
端が桟に衝突して円滑に搬入することは難しい。もっと
も、区画の四周の全面を仕切板で完全に覆ってしまえ
ば、仕切板の板面がガイドとなり、仕切板の板面を滑ら
せながら区画内に挿入することができる。
【０００５】しかし、区画の形状が角形のときには、挿
入された結束鋼材の自由端の挿入方向が定まらず、仕切
板に衝突して必ずしも円滑に挿し込むことができるわけ
ではない。
入された結束鋼材の自由端の挿入方向が定まらず、仕切
板に衝突して必ずしも円滑に挿し込むことができるわけ
ではない。
【０００６】本発明の目的は、円筒の曲面を利用して長
尺物品を保管する方法と、その方法に用いる長尺物品の
保管庫を提供することにある。
尺物品を保管する方法と、その方法に用いる長尺物品の
保管庫を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による長尺物品の保管方法においては、番地
を指定して保管庫内に長尺物品を搬出入する長尺物品の
保管方法であって、保管庫は、少なくとも一端が開口さ
れた円筒であり、２以上の円筒は、行列方向に横置きに
配列され、円筒内にその開口を通して長尺物品の搬入，
搬出を行い、円筒内の長さ方向の曲面をガイドとして長
尺物品の搬出入方向の誘導を行うものである。
め、本発明による長尺物品の保管方法においては、番地
を指定して保管庫内に長尺物品を搬出入する長尺物品の
保管方法であって、保管庫は、少なくとも一端が開口さ
れた円筒であり、２以上の円筒は、行列方向に横置きに
配列され、円筒内にその開口を通して長尺物品の搬入，
搬出を行い、円筒内の長さ方向の曲面をガイドとして長
尺物品の搬出入方向の誘導を行うものである。
【０００８】また、本発明による長尺物品の保管庫にお
いては、２以上の円筒を有し、特定の円筒内に長尺物品
の搬入，搬出を行う長尺物品の保管庫であって、２以上
の円筒は、隣接相互を互いに接触させて行列方向に横置
きに配列され、円筒は、少なくとも一端が開口され、各
円筒の開口は、長尺物品の搬入，搬出口であり、円筒内
部は、長尺物品の収納空間を形成し、搬入された長尺物
品を長さ方向の曲面上で支持するものである。
いては、２以上の円筒を有し、特定の円筒内に長尺物品
の搬入，搬出を行う長尺物品の保管庫であって、２以上
の円筒は、隣接相互を互いに接触させて行列方向に横置
きに配列され、円筒は、少なくとも一端が開口され、各
円筒の開口は、長尺物品の搬入，搬出口であり、円筒内
部は、長尺物品の収納空間を形成し、搬入された長尺物
品を長さ方向の曲面上で支持するものである。
【０００９】また、行列方向に配列された隣接相互の円
筒間に隙間を有し、隙間は、長尺物品の搬出入に用いる
運搬機具類の一部を挿入する位置決め用の空間となるも
のである。
筒間に隙間を有し、隙間は、長尺物品の搬出入に用いる
運搬機具類の一部を挿入する位置決め用の空間となるも
のである。
【００１０】また、行列方向に配列された円筒は同径で
あり、各行の円筒の配列は、列方向に円筒の半径に相当
するピッチだけ位相をずらせて配列されたものである。
あり、各行の円筒の配列は、列方向に円筒の半径に相当
するピッチだけ位相をずらせて配列されたものである。
【００１１】また、行列方向に配列された円筒は同径で
あり、各行の円筒の配列は、列方向に同相である。
あり、各行の円筒の配列は、列方向に同相である。
【００１２】また、各円筒はスペーサを有し、スペーサ
は円筒状をなし、円筒内に脱着可能に内装され、円筒内
に搬入された長尺物品を曲面上に支持するものである。
は円筒状をなし、円筒内に脱着可能に内装され、円筒内
に搬入された長尺物品を曲面上に支持するものである。
【００１３】
【作用】列方向に配列された円筒を上下２段以上行方向
に配列して段重ね又は交互重ねに積み上げると、各円筒
の開口を搬出入口とする保管庫となる。それぞれの円筒
について行，列方向の番地を指定して円筒内へ長尺物品
の搬入，搬出を行う。
に配列して段重ね又は交互重ねに積み上げると、各円筒
の開口を搬出入口とする保管庫となる。それぞれの円筒
について行，列方向の番地を指定して円筒内へ長尺物品
の搬入，搬出を行う。
【００１４】円筒内への長尺物品の搬入に際し、長尺物
品の自由端は、円筒の曲面をガイドとして長さ方向に滑
りながら円滑に誘導されつつその内部へ導入される。円
筒内に円筒状のスペーサを内装したときには、スペーサ
の内面がガイドとなって長尺物品が誘導される。長尺物
品の出し入れにより、スペーサの表面の特定部分が摩滅
したときには、スペーサの円周方向の位置をずらせて特
定部分が集中的に摩滅するのを防止できる。
品の自由端は、円筒の曲面をガイドとして長さ方向に滑
りながら円滑に誘導されつつその内部へ導入される。円
筒内に円筒状のスペーサを内装したときには、スペーサ
の内面がガイドとなって長尺物品が誘導される。長尺物
品の出し入れにより、スペーサの表面の特定部分が摩滅
したときには、スペーサの円周方向の位置をずらせて特
定部分が集中的に摩滅するのを防止できる。
【００１５】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図１において、本発明は、列方向Ｘ及び行方向Ｙに
配列された多数本の同径の円筒１を長尺物品の保管庫に
利用するものである。円筒１は例えば鋼管である。長尺
物品が結束鋼材のときに、通常直径１０ｍｍ〜３５ｍ
ｍ，長さ３．５ｍ〜１２ｍ位の鋼材を数本から数十本が
結束されることから、円筒１には例えば、直径３０ｃ
ｍ，長さ４〜１２ｍの鋼管を用いる。もっとも、必ずし
もこの例に限られるものではない。
る。図１において、本発明は、列方向Ｘ及び行方向Ｙに
配列された多数本の同径の円筒１を長尺物品の保管庫に
利用するものである。円筒１は例えば鋼管である。長尺
物品が結束鋼材のときに、通常直径１０ｍｍ〜３５ｍ
ｍ，長さ３．５ｍ〜１２ｍ位の鋼材を数本から数十本が
結束されることから、円筒１には例えば、直径３０ｃ
ｍ，長さ４〜１２ｍの鋼管を用いる。もっとも、必ずし
もこの例に限られるものではない。
【００１６】円筒１は、隣接相互間を密着させて横置き
に平行に配列した円筒の列を２段以上、上下に積み重ね
ている。上下の円筒の列について、最下段の円筒の列を
第１行（Ｙ1）、その上の円筒の列を第２行（Ｙ2）の順
でＸ行方向の配列を設定したときに、それぞれの円筒１
は、行列方向（Ｘ，Ｙ）の番地によって指定できる。図
２のように、各列，各行の全ての開口位置Ｐ1を円筒の
長手方向に直交する同一平面上に揃え、各円筒の開口縁
を長尺物品の搬出口とする。図２は、保管庫のレイアウ
トを示している。各円筒１の正面はクレーン２の作業空
間であり、クレーン２に備えたホイスト３のクランプ４
に長尺物品Ｍを吊下げ、指定された番地の円筒１内へ長
尺物品Ｍを搬入し、あるいは指定された円筒１内から搬
出する。
に平行に配列した円筒の列を２段以上、上下に積み重ね
ている。上下の円筒の列について、最下段の円筒の列を
第１行（Ｙ1）、その上の円筒の列を第２行（Ｙ2）の順
でＸ行方向の配列を設定したときに、それぞれの円筒１
は、行列方向（Ｘ，Ｙ）の番地によって指定できる。図
２のように、各列，各行の全ての開口位置Ｐ1を円筒の
長手方向に直交する同一平面上に揃え、各円筒の開口縁
を長尺物品の搬出口とする。図２は、保管庫のレイアウ
トを示している。各円筒１の正面はクレーン２の作業空
間であり、クレーン２に備えたホイスト３のクランプ４
に長尺物品Ｍを吊下げ、指定された番地の円筒１内へ長
尺物品Ｍを搬入し、あるいは指定された円筒１内から搬
出する。
【００１７】本発明において、実施例では上下段の円筒
１の配列は、円筒１の半径に相当する部だけ位相をずら
せて積み重ねている。したがって、この例では、図３に
示すように、或る円筒１ａを中心として、その周囲は、
６つの円筒１，１，…に囲まれ、中心となる円筒１ａの
周囲６ケ所に隙間５が形成される。この隙間５は、ホイ
スト３の位置決め用空間に利用できる。すなわち、ホイ
スト３のクランプ４に、例えば「つの」６を突設し、こ
の「つの」６を前記隙間６の少なくとも一つに挿し込ん
で長尺物品Ｍの搬入又は搬出を行えば、搬出入時にクラ
ンプ４の位置ずれが生じない。図４は、各行の円筒１を
同相で積み重ねたものである。この例では、中心となる
円筒１ａの周囲に４ケ所に図３の配列よりも大きい隙間
５が形成され、これが運搬機具の一部を挿入する位置決
め用空間となる。
１の配列は、円筒１の半径に相当する部だけ位相をずら
せて積み重ねている。したがって、この例では、図３に
示すように、或る円筒１ａを中心として、その周囲は、
６つの円筒１，１，…に囲まれ、中心となる円筒１ａの
周囲６ケ所に隙間５が形成される。この隙間５は、ホイ
スト３の位置決め用空間に利用できる。すなわち、ホイ
スト３のクランプ４に、例えば「つの」６を突設し、こ
の「つの」６を前記隙間６の少なくとも一つに挿し込ん
で長尺物品Ｍの搬入又は搬出を行えば、搬出入時にクラ
ンプ４の位置ずれが生じない。図４は、各行の円筒１を
同相で積み重ねたものである。この例では、中心となる
円筒１ａの周囲に４ケ所に図３の配列よりも大きい隙間
５が形成され、これが運搬機具の一部を挿入する位置決
め用空間となる。
【００１８】実施例において、長尺物品Ｍの搬入に際し
ては、図５のように長尺物品Ｍの一部を円筒１の開口縁
より外部に張り出して円筒１内に収容することが好まし
い。円筒１の外部に張り出した長尺物品Ｍの部分は、搬
出時にこれをクランプ４で掴んで容易に円筒１外に引き
出すことができる。
ては、図５のように長尺物品Ｍの一部を円筒１の開口縁
より外部に張り出して円筒１内に収容することが好まし
い。円筒１の外部に張り出した長尺物品Ｍの部分は、搬
出時にこれをクランプ４で掴んで容易に円筒１外に引き
出すことができる。
【００１９】円筒１内への長尺物品Ｍの搬入，搬出は、
ホイスト３のクランプ４で長尺物品Ｍの一部を把持し、
これを円筒１内へ挿し込み、あるいは引き出すことによ
って行われる。円筒１内には、軸心方向の全長にわた
り、任意の断面が一定半径の曲面のため、長尺物品Ｍを
円筒１内に挿し込むときには、その曲面の専ら円筒１の
最下周面の方向に挿し込まれ、横ぶれは生じない。搬出
するときも同じである。しかし、長尺物品Ｍを滑らせな
がら円筒１内に挿し込み、あるいは引き出すことになる
ため長尺物品Ｍが重量物であるときには、円筒１内の特
定個所が集中的に摩滅することになる。この問題は、ス
ペーサ７を内装することにより解消できる。図６におい
て、スペーサ７は円筒１内に挿入しうる円筒状であり、
円筒１の開口縁を通してその内部に挿し込み、軸方向に
位置ずれが生じないように、円筒１に固定するだけでよ
い。
ホイスト３のクランプ４で長尺物品Ｍの一部を把持し、
これを円筒１内へ挿し込み、あるいは引き出すことによ
って行われる。円筒１内には、軸心方向の全長にわた
り、任意の断面が一定半径の曲面のため、長尺物品Ｍを
円筒１内に挿し込むときには、その曲面の専ら円筒１の
最下周面の方向に挿し込まれ、横ぶれは生じない。搬出
するときも同じである。しかし、長尺物品Ｍを滑らせな
がら円筒１内に挿し込み、あるいは引き出すことになる
ため長尺物品Ｍが重量物であるときには、円筒１内の特
定個所が集中的に摩滅することになる。この問題は、ス
ペーサ７を内装することにより解消できる。図６におい
て、スペーサ７は円筒１内に挿入しうる円筒状であり、
円筒１の開口縁を通してその内部に挿し込み、軸方向に
位置ずれが生じないように、円筒１に固定するだけでよ
い。
【００２０】スペーサ７を円筒１内に挿入したときに
は、長尺物品Ｍは、スペーサ７の内面を滑りながら搬出
入されることになる。スペーサ７の内面の特定個所が摩
耗したときには、円筒１内でスペーサ７を任意に回転さ
せ、摩耗した部分を円周方向にずらせればよい。
は、長尺物品Ｍは、スペーサ７の内面を滑りながら搬出
入されることになる。スペーサ７の内面の特定個所が摩
耗したときには、円筒１内でスペーサ７を任意に回転さ
せ、摩耗した部分を円周方向にずらせればよい。
【００２１】スペーサ７の１回転の範囲内で無段階にず
らせてスペーサ７の内周面の全面が摩滅するまで使用で
きる。スペーサ７の内周面の全面が摩滅したときにはこ
れを円筒１内から抜きとり、新しいスペーサに交換す
る。スペーサを使用すれば、円筒１の内面が傷付けられ
ることがない。
らせてスペーサ７の内周面の全面が摩滅するまで使用で
きる。スペーサ７の内周面の全面が摩滅したときにはこ
れを円筒１内から抜きとり、新しいスペーサに交換す
る。スペーサを使用すれば、円筒１の内面が傷付けられ
ることがない。
【００２２】以上、実施例では、結束鋼材の保管につい
て説明したが、丸棒，パイプ，棒鋼などであっても、そ
の取扱いは全く同じである。また、これらの長尺物品を
直接円筒に搬入，搬出する場合に限らず、長尺物品をパ
レット又はケース上に搭載し、パレット又はケースを円
筒内で滑らせながら搬出入することもできる。
て説明したが、丸棒，パイプ，棒鋼などであっても、そ
の取扱いは全く同じである。また、これらの長尺物品を
直接円筒に搬入，搬出する場合に限らず、長尺物品をパ
レット又はケース上に搭載し、パレット又はケースを円
筒内で滑らせながら搬出入することもできる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上のように、保管庫の棚とし
て円筒を用いるため、円筒の長手方向の曲面をガイドと
して長尺物品を直線方向に無理なく誘導しつつ円筒内に
搬入，搬出することができ、行，列方向に配列された各
円筒の周囲に形成される隙間は、運搬用機具の位置決め
用空間として有効に利用することができる。また、円筒
内に円筒状のスペーサを内装することにより、円筒を損
傷から保護し、また、スペーサの特定部分が摩耗したと
きには、摩耗した部分を円周方向にずらせて特定部分の
集中的な摩滅を防止することができる。さらに、円筒
は、一定形態に保型され、強度が大きいために、本発明
によれば、円筒の列を上下に段積みをするだけで保管庫
を形成でき、各行，各列の番地を指定し、コンピュータ
制御により運搬機具を駆動し、行，列方向に指定された
特定の円筒正面に走行させて長尺物品の搬出入を行うこ
とにより、いわゆる長尺物品の先入れ，先出しを円滑に
行うことができる効果を有する。
て円筒を用いるため、円筒の長手方向の曲面をガイドと
して長尺物品を直線方向に無理なく誘導しつつ円筒内に
搬入，搬出することができ、行，列方向に配列された各
円筒の周囲に形成される隙間は、運搬用機具の位置決め
用空間として有効に利用することができる。また、円筒
内に円筒状のスペーサを内装することにより、円筒を損
傷から保護し、また、スペーサの特定部分が摩耗したと
きには、摩耗した部分を円周方向にずらせて特定部分の
集中的な摩滅を防止することができる。さらに、円筒
は、一定形態に保型され、強度が大きいために、本発明
によれば、円筒の列を上下に段積みをするだけで保管庫
を形成でき、各行，各列の番地を指定し、コンピュータ
制御により運搬機具を駆動し、行，列方向に指定された
特定の円筒正面に走行させて長尺物品の搬出入を行うこ
とにより、いわゆる長尺物品の先入れ，先出しを円滑に
行うことができる効果を有する。
【図１】本発明の一実施例を示す円筒の配列を示す図で
ある。
ある。
【図２】保管庫のレイアウトを示す図である。
【図３】円筒の組合せ例を示す図である。
【図４】円筒の組合せの他の例を示す図である。
【図５】長尺物品の保管の例を示す図である。
【図６】スペーサを円筒内に内装した例を示す図であ
る。
る。
１ 円筒 ２ クレーン ３ ホイスト ４ クランプ ５ 隙間 ６ つの ７ スペーサ
Claims (6)
- 【請求項１】 番地を指定して保管庫内に長尺物品を搬
出入する長尺物品の保管方法であって、 保管庫は、少なくとも一端が開口された円筒であり、２
以上の円筒は、行列方向に横置きに配列され、 円筒内にその開口を通して長尺物品の搬入，搬出を行
い、 円筒内の長さ方向の曲面をガイドとして長尺物品の搬出
入方向の誘導を行うことを特徴とする長尺物品の保管方
法。 - 【請求項２】 ２以上の円筒を有し、特定の円筒内に長
尺物品の搬入，搬出を行う長尺物品の保管庫であって、 ２以上の円筒は、隣接相互を互いに接触させて行列方向
に横置きに配列され、 円筒は、少なくとも一端が開口され、各円筒の開口は、
長尺物品の搬入，搬出口であり、 円筒内部は、長尺物品の収納空間を形成し、搬入された
長尺物品を長さ方向の曲面上に支持するものであること
を特徴とする長尺物品の保管庫。 - 【請求項３】 行列方向に配列された隣接相互の円筒間
に隙間を有し、 隙間は、長尺物品の搬出入に用いる運搬機具類の一部を
挿入する位置決め用の空間となるものであることを特徴
とする請求項２に記載の長尺物品の保管庫。 - 【請求項４】 行列方向に配列された円筒は同径であ
り、各行の円筒の配列は、列方向に円筒の半径に相当す
るピッチだけ位相をずらせて配列されたものであること
を特徴とする請求項２に記載の長尺物品の保管庫。 - 【請求項５】 行列方向に配列された円筒は同径であ
り、各行の円筒の配列は、列方向に同相であることを特
徴とする請求項２に記載の長尺物品の保管庫。 - 【請求項６】 各円筒はスペーサを有し、 スペーサは円筒状をなし、円筒内に脱着可能に内装さ
れ、円筒内に搬入された長尺物品を曲面上に支持するも
のであることを特徴とする請求項２，３，４又は５に記
載の長尺物品の保管庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11714394A JPH07315529A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 長尺物品の保管方法及び保管庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11714394A JPH07315529A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 長尺物品の保管方法及び保管庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315529A true JPH07315529A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14704528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11714394A Pending JPH07315529A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 長尺物品の保管方法及び保管庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07315529A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202010007067U1 (de) * | 2010-05-21 | 2011-11-14 | Bos-Heil & Co. Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Verschachteln mehrerer Rohre unterschiedlichen Durchmessers für den Transport |
| JP2013035630A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Bridgestone Corp | 樹脂パイプの保管棚及び製造方法 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11714394A patent/JPH07315529A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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