JPH0731513A - 家具における化粧板 - Google Patents
家具における化粧板Info
- Publication number
- JPH0731513A JPH0731513A JP18170693A JP18170693A JPH0731513A JP H0731513 A JPH0731513 A JP H0731513A JP 18170693 A JP18170693 A JP 18170693A JP 18170693 A JP18170693 A JP 18170693A JP H0731513 A JPH0731513 A JP H0731513A
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- JP
- Japan
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- slab
- layer
- furniture
- synthetic resin
- laminated
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】使用中は剥がれ難いものでありながら、天板４
を廃棄処分するに際して、金属製基板１０から合成樹脂
製の積層板６を容易に剥がすことができるものを提供す
る。 【構成】フエノール樹脂層からなる心材７の表面にメラ
ミン樹脂化粧層８を密着させた熱硬化性合成樹脂製の積
層板６の裏面と、繊維質よりなる紙板１３の表面とを接
着剤層を介して接着固定し、該紙板１３の裏面とテーブ
ルの天板４における金属製基板１０表面とを、接着剤層
を介して接着固定する。通常の使用中では、金属製基板
１０表面に対して合成樹脂製の化粧板である積層板６が
剥がれ難い。他方、紙板１３は繊維質を積層させたもの
であるから、当該紙板１３の厚さの中間にて層状に剥が
すことは簡単である。
を廃棄処分するに際して、金属製基板１０から合成樹脂
製の積層板６を容易に剥がすことができるものを提供す
る。 【構成】フエノール樹脂層からなる心材７の表面にメラ
ミン樹脂化粧層８を密着させた熱硬化性合成樹脂製の積
層板６の裏面と、繊維質よりなる紙板１３の表面とを接
着剤層を介して接着固定し、該紙板１３の裏面とテーブ
ルの天板４における金属製基板１０表面とを、接着剤層
を介して接着固定する。通常の使用中では、金属製基板
１０表面に対して合成樹脂製の化粧板である積層板６が
剥がれ難い。他方、紙板１３は繊維質を積層させたもの
であるから、当該紙板１３の厚さの中間にて層状に剥が
すことは簡単である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、事務机等のテーブルや
衝立、間仕切パネル等の家具における化粧板の構造に関
するものである。
衝立、間仕切パネル等の家具における化粧板の構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の家具の表面の美観を向上させ、
且つ家具の表面の汚れや傷付きを無くするため、フエノ
ール樹脂層からなる心材の表面にメラミン化粧層を密着
させた熱硬化性合成樹脂製の化粧板（化粧シート）を金
属板製の家具表面に貼設することは、実公昭３９−３２
８７０号公報や実公昭５７−１７２５４１号公報等にて
公知である。
且つ家具の表面の汚れや傷付きを無くするため、フエノ
ール樹脂層からなる心材の表面にメラミン化粧層を密着
させた熱硬化性合成樹脂製の化粧板（化粧シート）を金
属板製の家具表面に貼設することは、実公昭３９−３２
８７０号公報や実公昭５７−１７２５４１号公報等にて
公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は資源
の有効利用のため、廃棄処分となった薄い鋼板等の金属
製家具を解体し、金属部分は細かい金属屑（鉄屑）にし
た後再度熔解し、再利用（資源回収）することが行われ
ている。しかしながら、上述のように、金属板の表面に
合成樹脂製の化粧板を接着剤にて固定したものでは、そ
の接着面が容易に剥がれないため、合成樹脂材を付着さ
せたままの金属屑として熔解処理すると、合成樹脂材の
燃焼により、煤煙、有毒ガスの発生があり、処理工場で
の大気汚染防止のコストが高くつく。また、再生された
インゴット中に好ましくない成分の混入も考えられ、再
利用の用途が限定される等の種々の問題が派生するので
あった。
の有効利用のため、廃棄処分となった薄い鋼板等の金属
製家具を解体し、金属部分は細かい金属屑（鉄屑）にし
た後再度熔解し、再利用（資源回収）することが行われ
ている。しかしながら、上述のように、金属板の表面に
合成樹脂製の化粧板を接着剤にて固定したものでは、そ
の接着面が容易に剥がれないため、合成樹脂材を付着さ
せたままの金属屑として熔解処理すると、合成樹脂材の
燃焼により、煤煙、有毒ガスの発生があり、処理工場で
の大気汚染防止のコストが高くつく。また、再生された
インゴット中に好ましくない成分の混入も考えられ、再
利用の用途が限定される等の種々の問題が派生するので
あった。
【０００４】本発明はこの問題に鑑みなされたものであ
って、通常の家具として使用するときには、金属製基板
表面から合成樹脂製の化粧板である積層板が剥がれ難い
ものでありながら、家具を廃棄処分するに際して、金属
製基板から合成樹脂製の積層板（化粧板）を容易に剥が
すことができるものを提供することを目的とするもので
ある。
って、通常の家具として使用するときには、金属製基板
表面から合成樹脂製の化粧板である積層板が剥がれ難い
ものでありながら、家具を廃棄処分するに際して、金属
製基板から合成樹脂製の積層板（化粧板）を容易に剥が
すことができるものを提供することを目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の家具における化粧板は、フエノール樹脂層
からなる心材の表面にメラミン樹脂化粧層を密着させた
熱硬化性合成樹脂製の積層板の裏面と、繊維質よりなる
紙板の表面とを接着剤層を介して接着固定し、該紙板の
裏面とテーブル等の家具における金属製基板表面とを、
接着剤層を介して接着固定したことを特徴とするもので
ある。
め、本発明の家具における化粧板は、フエノール樹脂層
からなる心材の表面にメラミン樹脂化粧層を密着させた
熱硬化性合成樹脂製の積層板の裏面と、繊維質よりなる
紙板の表面とを接着剤層を介して接着固定し、該紙板の
裏面とテーブル等の家具における金属製基板表面とを、
接着剤層を介して接着固定したことを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図１は本発明に適用する家具の斜視図であ
り、平面視Ｌ字状に立設した複数の間仕切パネル１の間
に位置する支柱（図示せず）の片面に脚体２，３を着脱
自在に取付けし、この脚体２，３に机用の天板４を取付
けるか、間仕切パネル１の片面に固着した長手のブラケ
ット５との間に天板４を取付けするものである。
明すると、図１は本発明に適用する家具の斜視図であ
り、平面視Ｌ字状に立設した複数の間仕切パネル１の間
に位置する支柱（図示せず）の片面に脚体２，３を着脱
自在に取付けし、この脚体２，３に机用の天板４を取付
けるか、間仕切パネル１の片面に固着した長手のブラケ
ット５との間に天板４を取付けするものである。
【０００７】図２、図３は天板４の細部の断面を示し、
符号６は熱硬化性合成樹脂製の積層板であって、心材７
はフエノール樹脂をクラフト紙やガラス長繊維織物に含
浸させた層からなり、この心材７の表面にメラミン樹脂
化粧層８を密着積層させてなる。他方、天板４における
薄鋼板の基板１０の下面側を補強枠１１，１２にてスポ
ット溶接して固着する。
符号６は熱硬化性合成樹脂製の積層板であって、心材７
はフエノール樹脂をクラフト紙やガラス長繊維織物に含
浸させた層からなり、この心材７の表面にメラミン樹脂
化粧層８を密着積層させてなる。他方、天板４における
薄鋼板の基板１０の下面側を補強枠１１，１２にてスポ
ット溶接して固着する。
【０００８】前記積層板６の裏面、つまり心材７の裏面
には繊維質よりなる和紙等の紙板１３を接着剤（図示せ
ず）を介して予め接着固定しておく。そして、この紙板
１３の裏面に接着剤を塗布し、前記基板１０の表面に接
着固定するのである。次いで、前記補強枠１１，１２の
側面に設けた係止溝１４または係止孔１５に対して、合
成樹脂製の縁部材１６，１７を差し込み係止する。これ
により、基板１０の表面に接着させた紙板１３、心材７
及び化粧層８の端面が縁部材１６，１７にて覆われた状
態となるので、使用中において前記積層の端面から各層
の剥がれを防止することができる。また、天板４の場合
には、その表面に物品を載置する等の押圧が掛かった状
態にてその物品を横にすべらせても、紙板１３と積層板
６との間での接着剤の作用のためずれて剥がれることが
ない。同様に間仕切パネルやキャビネット等の金属板の
表面に接着剤を介して前記と同様の紙板１３と積層板６
とからなる化粧板を接着固定させても使用中に剥がれる
ことがないのである。
には繊維質よりなる和紙等の紙板１３を接着剤（図示せ
ず）を介して予め接着固定しておく。そして、この紙板
１３の裏面に接着剤を塗布し、前記基板１０の表面に接
着固定するのである。次いで、前記補強枠１１，１２の
側面に設けた係止溝１４または係止孔１５に対して、合
成樹脂製の縁部材１６，１７を差し込み係止する。これ
により、基板１０の表面に接着させた紙板１３、心材７
及び化粧層８の端面が縁部材１６，１７にて覆われた状
態となるので、使用中において前記積層の端面から各層
の剥がれを防止することができる。また、天板４の場合
には、その表面に物品を載置する等の押圧が掛かった状
態にてその物品を横にすべらせても、紙板１３と積層板
６との間での接着剤の作用のためずれて剥がれることが
ない。同様に間仕切パネルやキャビネット等の金属板の
表面に接着剤を介して前記と同様の紙板１３と積層板６
とからなる化粧板を接着固定させても使用中に剥がれる
ことがないのである。
【０００９】そして、天板４を廃棄処分とする場合に
は、前記各補強枠１１，１２の箇所から、まず縁部材１
６，１７を外し、ついで、紙板１３の厚さの中間にナイ
フ等の薄板の金具を差し込んで剥がすと、当該紙板１３
の厚さの中程にて紙の繊維の箇所で層状に分離できる。
つまり、紙板１３の裏面側は接着剤を介して基板１０の
表面に固着しているものの、当該紙板１３は繊維層にて
層状に分離し易いものであるから、紙板１３の表面側は
接着剤と共に心材７の裏面に固着された状態で簡単に剥
がすことができる。
は、前記各補強枠１１，１２の箇所から、まず縁部材１
６，１７を外し、ついで、紙板１３の厚さの中間にナイ
フ等の薄板の金具を差し込んで剥がすと、当該紙板１３
の厚さの中程にて紙の繊維の箇所で層状に分離できる。
つまり、紙板１３の裏面側は接着剤を介して基板１０の
表面に固着しているものの、当該紙板１３は繊維層にて
層状に分離し易いものであるから、紙板１３の表面側は
接着剤と共に心材７の裏面に固着された状態で簡単に剥
がすことができる。
【００１０】従って、化粧板としてのフエノール樹脂か
らなる心材７及びその表面のメラミン樹脂化粧層８を、
金属板製の基板１０から分離させるという分別作業が至
極容易となり、その後に、当該基板１０を細かくチップ
状にして金属屑とし、熔解させて再利用することができ
る。他方、前記分別した合成樹脂製の化粧板は、燃料そ
の他の再利用に供することができる。
らなる心材７及びその表面のメラミン樹脂化粧層８を、
金属板製の基板１０から分離させるという分別作業が至
極容易となり、その後に、当該基板１０を細かくチップ
状にして金属屑とし、熔解させて再利用することができ
る。他方、前記分別した合成樹脂製の化粧板は、燃料そ
の他の再利用に供することができる。
【００１１】前記実施例ではテーブルの天板に適用した
ものであるが、間仕切パネルやキャビネットの表面の化
粧板としても本発明は容易に適用できる。
ものであるが、間仕切パネルやキャビネットの表面の化
粧板としても本発明は容易に適用できる。
【００１２】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明の
家具における化粧板は、フエノール樹脂層からなる心材
の表面にメラミン樹脂化粧層を密着させた熱硬化性合成
樹脂製の積層板の裏面と、繊維質よりなる紙板の表面と
を接着剤層を介して接着固定し、該紙板の裏面とテーブ
ル等の家具における金属製基板表面とを、接着剤層を介
して接着固定したことを特徴とするものであり、通常の
家具として使用するときには、金属製基板表面に対して
合成樹脂製の化粧板である積層板が剥がれ難い。
家具における化粧板は、フエノール樹脂層からなる心材
の表面にメラミン樹脂化粧層を密着させた熱硬化性合成
樹脂製の積層板の裏面と、繊維質よりなる紙板の表面と
を接着剤層を介して接着固定し、該紙板の裏面とテーブ
ル等の家具における金属製基板表面とを、接着剤層を介
して接着固定したことを特徴とするものであり、通常の
家具として使用するときには、金属製基板表面に対して
合成樹脂製の化粧板である積層板が剥がれ難い。
【００１３】他方、紙板は繊維質を積層させたものであ
るから、当該紙板の厚さの中間にて層状に剥がすことは
簡単であるので、家具を廃棄処分するに際して材質別の
分別作業を実行するときには、前記紙板の厚さの中間を
剥がすと、合成樹脂製の化粧板を金属板部分から簡単に
分離でき、材質別の分別を容易にすることができるとい
う効果を奏する。
るから、当該紙板の厚さの中間にて層状に剥がすことは
簡単であるので、家具を廃棄処分するに際して材質別の
分別作業を実行するときには、前記紙板の厚さの中間を
剥がすと、合成樹脂製の化粧板を金属板部分から簡単に
分離でき、材質別の分別を容易にすることができるとい
う効果を奏する。
【図１】家具の斜視図である。
【図２】図１のII−II線矢視拡大断面図である。
【図３】図１の III−III 線矢視拡大断面図である。
１ 間仕切パネル ４ 天板 ６ 積層板 ７ フエノール樹脂層からなる心材 ８ メラミン樹脂の化粧層 １０ 基板 １３ 紙板
Claims (1)
- 【請求項１】フエノール樹脂層からなる心材の表面にメ
ラミン樹脂化粧層を密着させた熱硬化性合成樹脂製の積
層板の裏面と、繊維質よりなる紙板の表面とを接着剤層
を介して接着固定し、該紙板の裏面とテーブル等の家具
における金属製基板表面とを、接着剤層を介して接着固
定したことを特徴とする家具における化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18170693A JP3294389B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 机又はテーブル並びにその天板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18170693A JP3294389B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 机又はテーブル並びにその天板 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000337447A Division JP2001186933A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 家具用の化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731513A true JPH0731513A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3294389B2 JP3294389B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=16105438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18170693A Expired - Lifetime JP3294389B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 机又はテーブル並びにその天板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3294389B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053051A (en) * | 1997-05-29 | 2000-04-25 | Kabushiki Kaisha Tokyo Sensor | Compressive force detecting sensor |
| TWI426998B (zh) * | 2007-01-31 | 2014-02-21 | Aica Kogyo Co Ltd | Melamine cosmetic board |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18170693A patent/JP3294389B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053051A (en) * | 1997-05-29 | 2000-04-25 | Kabushiki Kaisha Tokyo Sensor | Compressive force detecting sensor |
| TWI426998B (zh) * | 2007-01-31 | 2014-02-21 | Aica Kogyo Co Ltd | Melamine cosmetic board |
| US9777438B2 (en) | 2007-01-31 | 2017-10-03 | Aica Kogyo Co., Ltd. | Melamine decorative laminated sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3294389B2 (ja) | 2002-06-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020312 |
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| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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