JPH07314546A - 中空容器の製造方法 - Google Patents

中空容器の製造方法

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JPH07314546A
JPH07314546A JP6111421A JP11142194A JPH07314546A JP H07314546 A JPH07314546 A JP H07314546A JP 6111421 A JP6111421 A JP 6111421A JP 11142194 A JP11142194 A JP 11142194A JP H07314546 A JPH07314546 A JP H07314546A
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container
center
crystallized
support ring
neck
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Norihiro Shimizu
紀弘 清水
Atsushi Takei
淳 武井
Tomohiro Urano
智宏 浦野
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4823Moulds with incorporated heating or cooling means
    • B29C2049/4838Moulds with incorporated heating or cooling means for heating moulds or mould parts
    • B29C2049/4846Moulds with incorporated heating or cooling means for heating moulds or mould parts in different areas of the mould at different temperatures, e.g. neck, shoulder or bottom
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C49/6605Heating the article, e.g. for hot fill

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二軸延伸ブロ−成形された飽和ポリエステル
製容器において、自立安定性を保持し、かつ、耐圧及び
耐熱性にすぐれた自立容器の製造方法を得る。 【構成】 口頸部、肩部、胴部、底部からなる二軸延伸
ブロ−成形された飽和ポリエステル製の容器において、
高温の型を用いて、容器底部の特定部分を結晶化してな
る耐熱耐圧性自立中空容器の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飽和ポリエステル製の
中空容器の製造方法に関し、より詳細には内容物の加熱
殺菌時の耐圧及び耐熱性を高め、耐衝撃性にも優れた耐
圧耐熱性自立中空容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐圧耐熱性容器としては、容器本
体の耐内圧性を高めるため底部を半球殻状に膨出成形
し、これに有底筒状に成形されたベ−スカップを装着し
て、容器に自立性を付与したものが主流であった。しか
しながら、ベ−スカップの使用は、別途ベ−スカップを
成形し装着固定を行わなければならないこと、容器の重
量が大きくなり、形状も大型化すること、加熱殺菌工程
で温水が容器底部に十分に達しないため内容物の加熱殺
菌をスム−ズに行うことができないこと、また、このと
き、ベ−スカップ内に水が溜まり、速やかに排水されに
くいこと、など様々な問題があった。
【0003】さらに、省資源や環境問題の観点から使用
済みの空容器を有効再利用することが望まれているが、
ベ−スカップを装着した容器では通常、容器本体とベ−
スカップや接着剤の材料が異なるため、再利用する場合
にはこれらを分離しなければならず、プロセス的にコス
ト高となるという問題も抱えている。
【0004】このような問題から、ベ−スカップを必要
としない耐圧耐熱性容器が望まれていた。ベ−スカップ
を必要としない耐圧性容器としては、いくつかの提案が
なされており、一般的には底部中心部の周りに複数の脚
部を放射状に膨出し、これらの脚部の間に谷線部を形成
した構造か、あるいはシャンペンタイプの構造かのいず
れかである。例えば、特公昭48−5708号公報、特
公昭59−40693号公報、特公昭61−9170号
公報、特開昭63−202424号公報及び特開平3ー
43342号公報に記載されている。
【0005】しかしながら、これら各号に記載された容
器は、耐圧性容器としては満足する性能を得ることがで
きるものの、加熱殺菌工程を行う耐圧耐熱性容器として
使用した場合には十分な性能を得ることができない。す
なわち、前記各号に記載された容器は、底部中心部およ
び該中心部周辺に未延伸領域及び低延伸領域が存在して
いるため、加熱殺菌時に内容物の温度が50℃から70
℃程度に上昇すると、内圧が増大すること、また容器材
料自体もクリ−プ変形を起こしやすくなることにより、
底部中心部および該中心部周辺の未延伸領域及び低延伸
領域がクリ−プ変形を起こして突出し、容器は自立安定
性を失うことになる。
【0006】この問題を解決する方法として、例えば、
特開平5−85535号公報に記載された容器を使用す
ることが考えられる。この容器は、底部中心部を結晶化
し、中心部周辺部を十分に延伸した容器であるため、加
熱殺菌時に内圧が増大した場合底部のクリープ変形をあ
る程度抑えることができる。しかしながら、この容器の
場合においても、脚部と脚部との間に形成された谷線部
を十分に延伸することは困難で該部分に低延伸領域が残
るため、加熱殺菌時に該部分がクリープ変形を起こし底
部が突出して自立安定性を失う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の研究者等は、
鋭意研究の結果、底部中心部の周りに複数の脚部を放射
状に膨出し、これらの脚部と脚部との間に谷線部を形成
した底部構造の場合、内圧による応力が特に底部中心部
と谷線部に集中することを突き止め、さらに実際の加熱
殺菌時の底部突出においては、谷線部のうち中心部に近
い部分のクリープ変形が特に大きいことを発見した。
【0008】本発明は前述の問題点を解決したものであ
り、二軸延伸ブロー容器の(A)底部中心部および/ま
たは、(B)底部中心部の周辺部および/または、
(C)谷線部の底部中心部に近い部分および/または、
(D)脚部の前記周辺部の縁より接地部にいたる部分お
よび/または、(E)前記(C)と(D)の間の部分に
対応する形状を有する高温の型で、容器の底部を加熱す
ることにより、(A)〜(E)から選ばれた部分が結晶
化された容器で、容器の加熱殺菌時に、底部がクリープ
変形して、自立安定性を失うことがなく、且つ、耐薬品
性にも優れた、耐圧耐熱性自立中空容器を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
口頸部、肩部、胴部、および底部中心部の周りに複数の
脚部を放射状に膨出し、これらの脚部と脚部との間に谷
線部を形成した自立可能な構造を有する底部からなる二
軸延伸ブロー成形された飽和ポリエステル製の二軸延伸
ブロー容器において、容器の(A)底部中心部および/
または、(B)底部中心部の周辺部および/または、
(C)谷線部の底部中心部に近い部分および/または、
(D)脚部の前記周辺部の縁より接地部にいたる部分お
よび/または、(E)前記(C)と(D)の間の部分か
ら選ばれた部分に対応する形状を有する高温の型で、容
器の底部を加熱することにより、(A)〜(E)から選
ばれた部分を結晶化することを特徴とする耐圧耐熱性自
立中空容器の製造方法であり、第2の発明は、第1の発
明の二軸延伸ブロー容器が、下記の(a)〜(d)の少
なくとも一つを有するものである耐圧耐熱性自立中空容
器の製造方法である。 (a)口頸部を結晶化したもの。 (b)サポートリングを結晶化したもの。 (c)サポートリング下を結晶化したもの。 (d)口頸部または口頸部とサポートリングは、その内
周径が外周径に対して60〜80%であり、且つ、加熱
により応力・歪が緩和されたもの。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、高温の型としては、ヒーター等の熱発生装置を
埋め込み温調した金属、オイルや蒸気等の熱媒体の配管
を埋め込み温調した金属、赤外線ヒーターや熱風などを
輻射して加熱温調した金属等で形成された高温の型を用
いることができる。また、これ以外の高温の型を用いる
ことができることはもちろんである。この高温の型の温
度は、熱可塑性樹脂ポリエステル樹脂のTg以上で、融
点以下の温度が好ましく、特に好ましくは、130〜2
00℃である。
【0011】本発明の容器に用いる樹脂は、主たる繰り
返し単位がエチレンテレフタレートである熱可塑性樹脂
ポリエステル樹脂が好ましく、該熱可塑性ポリエステル
樹脂とは、ポリエチレンテレフタレートのホモポリマー
を主たる成分とする。
【0012】そして、熱可塑性ポリエステル樹脂は、テ
レフタル酸成分の一部を例えば、イソフタル酸、ナフタ
リンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノ
キシエタンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸;ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイ
ソフタル酸等の脂環族ジカルボン酸;アジピン酸、セバ
チン酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸;P−β
−ヒドロキシエトキシ安息香酸、ε−オキシカプロン酸
等のオキシ酸等の他の二官能性カルボン酸の1種以上を
置換して共重合したものが使用できる。
【0013】また、熱可塑性ポリエステル樹脂は、エチ
レングリコール成分の一部を例えば、トリメチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、デカメチレングリコール、ネオペンチレング
リコール、ジエチレングリコール、1,1−シクロヘキ
サンジメチロール、1,4−シクロヘキサンジメチロー
ル、2,2(4’−β−ヒドロキシエトキシフェニル)
スルホン酸等の他のグリコール及びこれらの機能的誘導
体の多官能化合物の1種以上で置換して共重合した共重
合体でもよい。
【0014】また、本発明の容器に使用する熱可塑性ポ
リエステル樹脂は、固有粘度が0.7〜0.9、好まし
くは0.75〜0.80である。
【0015】更に、本発明の容器は、着色剤、熱劣化防
止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、抗菌
剤、滑剤等の添加剤を適宜用いることができる。
【0016】本発明の装置は、図1に示すごとく、基本
部分は、最下段に底板7、底板7に設置された容器の底
部の(A)底部中心部および/または、(B)底部中心
部の周辺部および/または、(C)谷線部の底部中心部
に近い部分および/または、(D)脚部の前記周辺部の
縁より接地部にいたる部分および/または、(E)前記
(C)と(D)の間の部分から選ばれた部分に対応する
形状を有する高温の型、その上方に設置した二軸延伸ブ
ロー容器をサポートリング22Aで支持する容器支持板
5、その上方に設置された上板4、上板4に支持されて
いる容器昇降兼荷重用シリンダー8、容器昇降兼荷重用
シリンダー8と容器支持板5を接続する容器内圧負荷用
キャップ押板兼容器支持板10、および底板7に立てら
れ容器支持板5、上板4を支える支柱9とから構成され
ている。
【0017】本発明の装置は、上記に記載のとおりであ
り、二軸延伸ブロー容器1Aは、容器支持板5によりサ
ポートリング22Aで支持され、容器内圧負荷用キャッ
プ押板兼容器支持板10を介して接続された容器昇降兼
荷重用シリンダー8により底部が一旦高温の型2Aに接
するまで降下し保持される。高温の型の容器底部に接す
る部分は、容器の底部の形状に対応する構造である。容
器の底部を高温の型で一定時間加熱することにより、容
器の底部の(A)底部中心部および/または、(B)底
部中心部の周辺部および/または、(C)谷線部の底部
中心部に近い部分および/または、(D)脚部の前記周
辺部の縁より接地部にいたる部分および/または、
(E)前記(C)と(D)の間の部分から選ばれた部分
が結晶化される。
【0018】高温の型の容器底部に対応する部分を容器
の底部の形状に一致させることにより、高温の型に底部
が接する際に、高温の型と底部がよく嵌合するように容
器は回転し、高温の型と容器の底部の位置は常に一定に
なる。
【0019】容器の底部を結晶化する際には、二軸延伸
ブロー容器には、内圧をかけても、かけないでもよい。
内圧をかけて製造する場合は、図2に示すとおり、その
装置は容器の口頸部21に装着する容器内圧負荷キャッ
プ11と、容器に内圧を加える圧縮空気送入チューブ1
2、および容器に送入された圧縮空気が口頸部21から
漏れることを防止するパッキン13で構成される。容器
は任意の圧力の圧縮空気を圧縮空気送入チューブ12か
ら送入して内圧をかけることができる。容器の底部を結
晶化する際には、二軸延伸ブロー容器は、結晶化を早め
るために高温の型に接触することが好ましいが、結晶化
のできる範囲ならば空隙があってもよい。又、押圧して
製造する方法も可能である。加熱時間は、結晶化が可能
な時間であれば、特に制限はない。
【0020】本発明の第2の発明において、二軸延伸ブ
ロー容器は、(a)〜(d)の少なくとも1つを有する
ものであるが、この中で、(a)+(b)+(c)、
(b)+(c)+(d)、(c)+(d)及び(a)+
(c)の組み合わせが好ましく、特に好ましくは、
(a)+(b)+(c)、(b)+(c)+(d)の組
み合わせである。
【0021】また、本発明において、容器の底部の特定
部分を結晶化することにより、充填工場のコンベア−ラ
インにおける潤滑剤に対する耐薬品性も向上させること
ができ、ストレスクラックの発生を抑制することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 ポリエチレンテレフタレート(日本ユニペット(株)社
製、商品名RT553C)を射出成形して樹脂量50.
0gの有底筒状プリフォームを得た。このプリフォーム
の(a)口頸部、(b)サポートリング及び(c)サポ
ートリング下を赤外線ヒーターにより加熱し、結晶化し
た。この有底筒状プリフォームを再加熱した後、ブロー
金型内に配置して、ストレッチロッドにより軸方向に延
伸しながらエアーブローにより周方向に延伸して、二軸
延伸ブロー成形し、口頸部21とサポートリング22A
を除く軸方向の延伸倍率を2.5倍、径方向の延伸倍率
をプリフォームとの外径比で3.5倍とした二軸延伸ブ
ロー容器を得た。この時、金型の胴部を120℃に加熱
した状態で、約10秒間熱固定を行い、続いてブロー容
器内に常温のエアーを循環させて冷却し、二軸延伸ブロ
ー容器を得た。次に、この二軸延伸ブロー容器の底部の
(A)底部中心部、(B)底部中心部の周辺部、(C)
谷線部の中心部側、及び(D)脚部の前記周辺部の縁よ
り接地部にいたる部分の形状に対応する構造を有する高
温の型(図4及び図5に示す)を容器底部に接触し、
(A)〜(D)の部分を加熱結晶化した。得られた中空
容器1Bは、容積1.5リットル、全高309mm、胴
径92mmであった(図3に示す)。中空容器1Bの底
部は、図6に示すように5個の脚部が中心部の周りに放
射状に等間隔に膨出すると共に、この脚部の間に谷線部
を形成した自立型の構造を有しており、その底部中心
部、底部中心部の周辺部、谷線部の底部中心部に近い部
分、及び脚部の前記周辺部の縁より接地部にいたる部分
が結晶化されており、結晶化部分の密度は、1.363 g/
cm3 であった。
【0023】この中空容器1Bに、5℃において、2.
5ガスボリュームの炭酸水を充填して、キャッピングし
た後、炭酸水が室温に戻ってから、70℃の温水シャワ
ーを30分間かけた。その後、20℃の水により10分
間シャワーをかけ冷却し、ボトルの全高と胴径の変形率
を測定した。その結果、中空容器の全高は、307mm
であり、胴径の変形率は、0.9%であった。次に、こ
の充填した容器12本を直立状態で、2.0mの高さか
らコンクリート上に落下させたところ、全てについて容
器底部に破壊はなかった。
【0024】実施例2 実施例1おいて、プリフォームとして(c)サポートリ
ング下を赤外線ヒーターにより加熱して結晶化し、
(d)口頸部とサポートリングは、その内周径が外周径
に対して60〜80%であり、且つ、加熱により応力・
歪が緩和されたものを用い、さらに、図7及び図8に示
す高温の型を用い、二軸延伸ブロー容器容器の(A)底
部中心部、(B)底部中心部の周辺部、(C)谷線部の
底部中心部に近い部分、(D)脚部の前記周辺部の縁よ
り接地部にいたる部分および(E)前記(C)と(D)
の間の部分を結晶化した以外は同様に行った。容器の底
部は、図9に示すとおり、5個の脚部が中心部の周りに
放射状に等間隔に膨出すると共に、この脚部の間に谷線
部を形成した自立型の構造を有しており、底部中心部、
底部中心部の周辺部、谷線部の底部中心部に近い部分、
脚部の前記周辺部の縁より接地部にいたる部分、及び谷
線部の底部中心部に近い部分と脚部の前記周辺部の縁よ
り接地部にいたる間の部分が結晶化されており、結晶化
部分の密度は、1.363 g/cm3 であり、中空容器は、
容積1.5リットル、全高309mm、胴径92mmで
あった。
【0025】この中空容器に、5℃において、2.5ガ
スボリュームの炭酸水を充填して、キャッピングした
後、炭酸水が室温に戻ってから、70℃の温水シャワー
を30分間かけた。その後、20℃の水により10分間
シャワーをかけ冷却し、ボトルの全高と胴径の変形率を
測定した。その結果、中空容器の全高は、307mmで
あり、胴径の変形率は、0.9%であった。次に、この
充填した容器12本を直立状態で、2.0mの高さから
コンクリート上に落下させたところ、全てについて容器
底部に破壊はなかった。
【0026】比較例1 実施例1において、プリフォームの(a)口頸部、
(b)サポートリング及び(c)サポートリング下を結
晶化せず、かつ、容器の底部の結晶化を行わない以外
は、同様におこなった。容器は、容積1.5リットル、
全高310mm、胴径92mmであった。 この容器
に、5℃において、2.5ガスボリュームの炭酸水を充
填して、キャッピングした後、炭酸水が室温に戻ってか
ら、70℃の温水シャワーを30分間かけた。その後、
20℃の水により10分間シャワーをかけ冷却した。ボ
トルは、容器底部が突出し、自立安定性がなかった。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、特定形
状の高温の型を用いて、容器の底部の特定部分を結晶化
することにより、内容物の加熱殺菌時の耐圧及び耐熱性
を高め、耐衝撃性が向上した耐圧耐熱性自立中空容器を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の正面図である。
【図2】図1のF部(要部)付近の拡大図である。
【図3】本発明の中空容器1Bの断面図である。
【図4】本発明の高温の型2Aの平面図である。
【図5】本発明の高温型2AのA−A’断面図である。
【図6】本発明の中空容器の底部図である。
【図7】本発明の高温型2Bの平面図である。
【図8】本発明の高温型2BのB−B’断面図である。
【図9】本発明の中空容器の底部図である。
【符号の説明】
1A 二軸延伸ブロー容器 1B 中空容器 2A、2B 高温の型 4 上板 5 容器支持板 7 底板 8 容器昇降兼荷重用シリンダー 9 支柱 10 容器内圧負荷キャップ押板兼容器支持板 11 容器内圧負荷キャップ 12 圧縮空気送入チューブ 13 パッキン 21 口頸部 22A サポートリング 22B サポートリング下 23 肩部 24 胴部 25 底部 31A 底部中心部 31B 底部中心部の周辺部 31C 谷線部の底部中心部に近い部分 31D 脚部の底部中心部の周辺部の縁より接地部にい
たる部分 31E 31Cと31Dの間の部分 31a 底部中心部に対応する部分 31b 底部中心部の周辺部に対応する部分 31c 谷線部の底部中心部に近い部分に対応する部分 31d 脚部の底部中心部の周辺部の縁より接地部にい
たる部分に対応する部分 31e 31cと31dの間の部分に対応する部分 32 脚部 33 谷線部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頸部、肩部、胴部、および底部中心部
    の周りに複数の脚部を放射状に膨出し、これらの脚部と
    脚部との間に谷線部を形成した自立可能な構造を有する
    底部からなる二軸延伸ブロー成形された飽和ポリエステ
    ル製の二軸延伸ブロー容器において、容器の(A)底部
    中心部および/または、(B)底部中心部の周辺部およ
    び/または、(C)谷線部の底部中心部に近い部分およ
    び/または、(D)脚部の前記周辺部の縁より接地部に
    いたる部分および/または、(E)前記(C)と(D)
    の間の部分から選ばれた部分に対応する形状を有する高
    温の型で、容器の底部を加熱することにより、(A)〜
    (E)から選ばれた部分を結晶化することを特徴とする
    耐圧耐熱性自立中空容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二軸延伸ブロー容器が、
    下記の(a)〜(d)の少なくとも一つを有するもので
    ある耐圧耐熱性自立中空容器の製造方法。 (a)口頸部を結晶化したもの。 (b)サポートリングを結晶化したもの。 (c)サポートリング下を結晶化したもの。 (d)口頸部または口頸部とサポートリングは、その内
    周径が外周径に対して60〜80%であり、且つ、加熱
    により応力・歪が緩和されたもの。
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