JPH07314035A - 仕切り付パイプの製造方法 - Google Patents

仕切り付パイプの製造方法

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JPH07314035A
JPH07314035A JP6808495A JP6808495A JPH07314035A JP H07314035 A JPH07314035 A JP H07314035A JP 6808495 A JP6808495 A JP 6808495A JP 6808495 A JP6808495 A JP 6808495A JP H07314035 A JPH07314035 A JP H07314035A
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Ryuji Yasuda
隆二 安田
Michihito Saitou
倫人 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パイプ内に仕切りの形成される仕
切り付パイプおよび仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法に関し、板材から仕切り部の一体形成されたパイプ
を得ることを目的とする。 【構成】 平板を成形し一対の半割り円筒部35を連結
部37を介して並列に形成するとともに前記一対の半割
り円筒部35に内側に突出するU字状の仕切り成形部3
9を形成する成形工程と、前記仕切り成形部39の間に
位置する前記連結部37を切除する切除工程と、前記仕
切り成形部39を両側から圧縮し半割り仕切り部を形成
する圧縮工程と、前記連結部37を内側から突出させ前
記一対の半割り円筒部35を対向させる対向工程と、前
記対向状態の一対の半割り円筒部35を合わせる合わせ
工程と、前記一対の半割り円筒部35を相互に接合する
接合工程とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ内に仕切りの形
成される仕切り付パイプの製造方法、および、ヘッダー
内に仕切りの形成される仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサ等の熱交換器では、例
えば、実開平4−63982号公報に開示されるよう
に、ヘッダー内に仕切りを設けて、流体流路を変更する
ことが行なわれている。そして、従来、この種の仕切り
付熱交換器用ヘッダーは、以下述べるようにして製造さ
れている。
【0003】先ず、図26の(a)に示すように、外表
面にろう材をクラッドしたアルミニウム合金のパイプ材
が所定の寸法に切断され、ヘッダー用のパイプ11が得
られる。この後、(b)に示すように、パイプ11にチ
ューブ差し込み孔13、ディバイド用スリット15、流
体流入口17,流体流出口19を形成する。
【0004】次に、(c)に示すように、ディバイド用
スリット13に、両面にろう材をクラッドしたアルミニ
ウム合金のデバイド21が挿入され、また、パイプll
の両端に、アルミニウム合金のパッチ23が圧入され
る。そして、熱交換器内で冷媒が1回Uターンする熱交
換器を製造する場合には、図示しない外表面にろう材の
クラッドされたアルミニウム合金製のチューブと、ろう
材がクラッドされていないアルミニウム合金製のフィン
とを交互に重ねたコア部の前記チューブの一方端に、前
記パイプllのチューブ差し込み孔13を嵌合させ、他
端に仕切りのないヘッダーのチューブ差し込み孔を嵌合
させ、ジグ等で仮止めし、非腐食性フラックスを塗布し
炉中にて加熱するか、あるいは、フラックスを塗布せず
に真空炉中で加熱し、チューブとフィンとのろう付けと
ともにパイプllとデバイド21、パッチ23およびチ
ューブがろう付けされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の仕切り付熱交換器用ヘッダーでは、予め円筒
状に形成された高価なパイプ材を使用しているため、材
料コストが増大するという問題があった。また、パイプ
llとデバイド21とのろう付け不良が発生するという
問題があった。
【0006】これは、パイプllのスリット15にデバ
イド21を挿入し、スリット15とデバイド21、およ
びデバイド21とパイプllの内面をろう付けするため
に、デバイド21に両面にろう材をクラッドしたアルミ
ニウム合金を使用しているが、ろう付け中にパイプ11
のチューブ差し込み孔13とチューブとのろう付け部
に、パイプllの外表面のろう材が引き寄せられる時
に、デバイド21のろう材とバイプllのろう材とが接
触しているため、デバイド21のろう材も引き出される
ためと考えられる。
【0007】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、板材から仕切り部の一体形成され
たパイプを得ることができる仕切り付パイプの製造方
法、および、この製造方法を用いた仕切り付熱交換器用
ヘッダーの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の仕切り付パイ
プの製造方法は、平板を成形し一対の半割り筒状部を連
結部を介して並列に形成するとともに前記一対の半割り
筒状部に内側に突出するU字状の仕切り成形部を形成す
る成形工程と、前記仕切り成形部の間に位置する前記連
結部を少なくとも切除する切除工程と、前記仕切り成形
部を両側から圧縮し半割り仕切り部を形成する圧縮工程
と、前記連結部を内側から突出させ前記一対の半割り筒
状部を対向させる対向工程と、前記対向状態の一対の半
割り筒状部を合わせる合わせ工程と、前記一対の半割り
筒状部を相互に接合する接合工程とを有するものであ
る。
【0009】請求項2の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法は、平板を成形し一対の半割り筒状部を連結部
を介して並列に形成するとともに前記一対の半割り筒状
部に内側に突出するU字状の仕切り成形部を形成する成
形工程と、前記仕切り成形部の間に位置する前記連結部
を少なくとも切除する切除工程と、前記仕切り成形部を
両側から圧縮し半割り仕切り部を形成する圧縮工程と、
前記一方の半割り筒状部にチューブ差し込み孔を形成す
る工程と、前記連結部を内側から突出させ前記一対の半
割り筒状部を対向させる対向工程と、前記対向状態の一
対の半割り筒状部を合わせる合わせ工程と、前記一対の
半割り筒状部および半割り仕切り部を相互に接合する接
合工程とを有するものである。
【0010】請求項3の仕切り付パイプの製造方法また
は仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法は、請求項1
または2において、前記平板は、ろう材層の形成される
アルミニュウムからなり、前記接合工程において、前記
一対の半割り筒状部および前記半割り仕切り部が相互に
ろう付けされるものである。請求項4の仕切り付熱交換
器用ヘッダーの製造方法は、平板を半割り筒状に成形し
て一側半割り筒状部を形成するとともに前記一側半割り
筒状部に内側に突出する一側仕切り部を形成して一側半
割り筒状部材を得る一側部材製造工程と、平板を半割り
筒状に成形して他側半割り筒状部を形成するとともに前
記他側半割り筒状部に内側に突出する他側仕切り部を形
成して他側半割り筒状部材を得る他側部材製造工程と、
前記他側半割り筒状部材にチューブ差し込み孔を形成す
る工程と、前記一側半割り筒状部材と他側半割り筒状部
材とを付き合わせて、前記一側半割り筒状部材と他側半
割り筒状部材との開口端部および一側仕切り部と他側仕
切り部との当接部を相互に接合する接合工程とを有する
ものである。
【0011】請求項5の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法は、請求項4において、前記他側部材製造工程
は、平板を半割り筒状に成形して他側半割り筒状部を形
成するとともに前記他側半割り筒状部に内側に突出する
U字状の仕切り成形部を形成する成形工程と、前記仕切
り成形部の両側に位置する縁部を切除する切除工程と、
前記仕切り成形部を両側から圧縮し前記他側仕切り部を
形成する圧縮工程とを有するものである。
【0012】請求項6の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法は、請求項4または5において、前記一側部材
製造工程は、平板を半割り筒状に成形して一側半割り筒
状部を形成するとともに前記一側半割り筒状部に内側に
突出するU字状の仕切り成形部を形成する成形工程と、
前記仕切り成形部の両側に位置する縁部を切除する切除
工程と、前記仕切り成形部を両側から圧縮し前記一側仕
切り部を形成する圧縮工程とを有するものである。
【0013】請求項7の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法は、請求項4ないし6において、前記平板は、
ろう材層の形成されるアルミニュウムからなり、前記接
合工程において、前記一側半割り筒状部材と他側半割り
筒状部材との開口端部および一側仕切り部と他側仕切り
部との当接部が相互にろう付けされるものである。
【0014】
【作用】請求項1の仕切り付パイプの製造方法では、一
対の半割り筒状部にそれぞれ形成されるU字状の仕切り
成形部を両側から圧縮することにより半割り仕切り部が
形成され、一対の半割り筒状部を合わせることにより半
割り仕切り部が合わされ仕切り部が形成される。
【0015】請求項2の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、一対の半割り筒状部にそれぞれ形成され
るU字状の仕切り成形部を両側から圧縮することにより
半割り仕切り部が形成され、一対の半割り筒状部を合わ
せることにより半割り仕切り部が合わされ仕切り部が形
成される。また、一方の半割り筒状部にチューブ差し込
み孔が形成される。
【0016】請求項3の仕切り付パイプの製造方法また
は仕切り付熱交換器用ヘッダーでは、一対の半割り筒状
部および半割り仕切り部が、ろう付けにより確実に接合
されるため、熱媒体が漏れることがない。請求項4の仕
切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法では、板材を成形
して得られた一側仕切り部が形成される一側半割り筒状
部材と、板材を成形して得られた他側仕切り部が形成さ
れる他側半割り筒状部材とを付き合わせて、一側半割り
筒状部材と他側半割り筒状部材との開口端部および一側
仕切り部と他側仕切り部との当接部を相互に接合するこ
とにより仕切り部が形成される。
【0017】請求項5の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、他側半割り筒状部に形成される仕切り成
形部を両側から圧縮することにより他側仕切り部が形成
される。
【0018】請求項6の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、一側半割り筒状部に形成される仕切り成
形部を両側から圧縮することにより一側仕切り部が形成
される。請求項7の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法では、一側半割り筒状部材と他側半割り筒状部材と
の開口端部および一側仕切り部と他側仕切り部との当接
部が相互にろう付けされる。
【0019】
【実施例】以下、本発明方法の詳細を図面を用いて説明
する。図1および図2は、本発明の仕切り付パイプの製
造方法の一実施例により製造された仕切り付パイプを示
すもので、この仕切り付パイプは、円筒状のパイプ部3
1の中央に仕切り部33が形成されている。
【0020】この仕切り付パイプは、以下述べるように
して製造される。なお、この実施例では、後述する図1
0に示すように、パイプ部31の外周となる面にろう材
層65がクラッドされたアルミニウム合金からなる板材
67が用いられる。先ず、図3に示す成形工程により、
前記板材67を成形し一対の半割り円筒部35が形成さ
れる。
【0021】これ等一対の半割り円筒部35は、円弧状
の連結部37を介して並列に形成されている。そして、
一対の半割り円筒部35には、内側に突出するU字状の
仕切り成形部39が形成されている。一対の半割り円筒
部35の半径は、形成すべきパイプ部31の半径より2
mm程度小さくされ、半割り円筒部35の外側には、縁部
41が形成されている。
【0022】上述した成形工程は、所定の金型の間に平
板を挟持し、プレス成形することにより行われる。な
お、例えば、肉厚1.5mm、外径が22mmの仕切り付パ
イプを製造する場合には、図の(b)に示すように、仕
切り成形部39の高さ寸法hが9mm、幅寸法が8mmとさ
れ、仕切り成形部39には、半径2mmの円弧部43およ
び半径3.5mmの円弧部45が形成される。
【0023】次に、図4に示す切除工程により、図の
(a)に斜線で示す仕切り成形部39の間に位置する連
結部37、および、仕切り成形部39の両側に位置する
縁部41が肉余り部41aとともに切除される。この切
除工程は、プレス機械によりトリムピアスすることによ
り行われる。なお、例えば、外径が22mmの仕切り付パ
イプを製造する場合には、連結部37の軸長方向への切
断幅aが8mm、軸長方向に垂直方向の切断幅bが9.5
mmとされる。
【0024】この後、図5に示す圧縮工程により、仕切
り成形部39が両側から圧縮され半割り仕切り部47が
形成される。この圧縮工程は、図6に示すように、半割
り円筒部35の外側を、スプリング49により付勢され
るワーク押さえ51により押さえ、一方、半割り円筒部
35の内側の仕切り成形部39の両側に、圧縮部材53
を配置し、圧縮部材53により仕切り成形部39を圧縮
成形することにより行われる。
【0025】そして、この実施例では、圧縮部材53の
間に、寸法矯正ブロック55が配置され、この寸法矯正
ブロック55により半割り仕切り部47の内側への突出
長H(図5に図示)が矯正される。なお、半割り仕切り
部47の厚さは、圧縮部材53の圧縮量で規制される。
また、例えば、外径が22mmの仕切り付パイプを製造す
る場合には、半割り仕切り部47の高さ寸法Hが、寸法
矯正ブロック55により矯正され、11mmにされる。
【0026】次に、図7に示す縁部成形工程により、一
対の半割り円筒部35の両側の縁部41が成形され、図
の(b)に示すように、縁部41が半割り円筒部35に
続く円弧状に形成される。この縁部成形工程は、所定の
金型の間に一対の半割り円筒部35を挟持し、プレス成
形することにより行われる。
【0027】この後、図8に示す対向工程により、連結
部37が内側から突出され、一対の半割り円筒部35が
対向配置される。この対向工程は、半割り円筒部35の
外側を金型57内に収容し、連結部37を、ポンチ59
により金型57の円弧部61に押圧することにより行わ
れる。なお、この実施例では、図4に示した切除工程に
おいて、例えば、外径が22mmの仕切り付パイプを製造
する場合には、連結部37の軸長方向への切断幅aを8
mm、軸長方向に垂直方向の切断幅bを9.5mmとしたの
で、半割り円筒部35を対向した状態において、連結部
37側に発生する隙間63を最小にすることができる。
【0028】すなわち、切除工程における連結部37の
軸長方向への切断幅aおよび軸長方向に垂直方向の切断
幅bは、連結部37側に発生する隙間63が最小になる
ように設定される。次に、図9に示す合わせ工程によ
り、対向状態の一対の半割り円筒部35が合わせられ
る。
【0029】この合わせ工程は、半割り円筒部35の外
側を、一対の図示しない金型内に収容し、金型を移動す
ることにより行われ、この時に、半割り円筒部35がパ
イプ形状に成形される。この後、接合工程が行われ、一
対の半割り円筒部35、および、一対の半割り仕切り部
47が相互に接合される。
【0030】この実施例では、接合工程は、非腐食性フ
ラックスを使用したろう付けにより行われるが、真空ろ
う付けでも良い。そして、非腐食性フラックスの塗布の
都合上、ろう材層65をパイプの外周となる面にクラッ
ドした材料を使用したが、一般にろう材は溶融すると狭
い隙間に入り込む性質があるため、ろう付けが可能にな
る。
【0031】また、このようにろう材を使用したろう付
けでは、接合部が下になるように置いてろう付けするこ
とにより、より確実なろう付けが可能になる。さらに、
材料を変えることによりいろいろな接合方法が可能にな
る。また、縁部41の切除工程は、縁部形成工程の後に
行っても良い。その理由は、図7(b)で示した縁部4
1の底面と、半割り仕切部47の底部とを同一面にしな
いと、半割円筒部35がパイプ形状に成形された時に、
一方の縁部と他方の縁部との隙間と、一方の半割り仕切
部と他方の半割り仕切部との隙間が狭くないと(好まし
くは0.lmm以下)ろう付け性が悪くなるためであ
る。
【0032】上述した仕切り付パイプの製造方法では、
一対の半割り円筒部35にそれぞれ形成されるU字状の
仕切り成形部39を両側から圧縮することにより半割り
仕切り部47が形成され、一対の半割り円筒部35を合
わせることにより半割り仕切り部47が合わされ仕切り
部33が形成されるため、一枚の板材から仕切り部33
の一体形成された仕切り付パイプを得ることが容易に可
能になる。
【0033】従って、予め円筒状に形成された高価なパ
イプ材を使用する必要がなくなり、材料コストを従来よ
り大幅に低減することが可能になる。以下、本発明の仕
切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法の第1の実施例に
ついて説明する。図11は、この実施例により製造され
た仕切り付熱交換器用ヘッダーを示すもので、この仕切
り付熱交換器用ヘッダーは、円筒状のパイプ部31Aの
中央に仕切り部33が形成されている。
【0034】また、パイプ部31Aの外周の一側に、所
定間隔を置いて、チューブ差し込み孔71が形成されて
いる。そして、さらに、パイプ部31Aの両端開口が、
蓋部材73により閉塞されている。この仕切り付熱交換
器用ヘッダーの製造方法では、パイプ部31Aの外周と
なる面にろう材層65が形成されるアルミニュウムから
なる板材67が用いられ、接合工程において一対の半割
り円筒部35および半割り仕切り部47が相互にろう付
けされる。
【0035】また、この実施例では、図7に示した縁部
成形工程の後に、図12に示すように、一方の半割り円
筒部35にチューブ差し込み孔71が所定間隔を置いて
形成され、また、同時に、熱媒体が流入,流出される流
体流入口75および流体流出口77が形成される。この
工程は、プレス機械によりスリット・ピアス成形するこ
とにより行われる。
【0036】そして、この仕切り付熱交換器用ヘッダー
の製造方法では、接合工程は、熱交換器内で1回冷媒が
ターンする熱交換器では、以下のように行われる。すな
わち、フィンとチューブとからなる熱交換器のコア部の
チューブの一方に、両端に蓋部材73が被嵌されるパイ
プ部31Aのチューブ差し込み孔71を嵌合し、他方に
仕切りのないヘッダーのチューブ差し込み孔を嵌合した
状態で、これ等を治具により固定し、真空ろう付け、あ
るいは、ろう付け部に非腐食性フラックスを塗布し、例
えば、窒素雰囲気中において、一対の半割り円筒部3
5,一対の半割り仕切り部47,パイプ部31Aと蓋部
材73,チューブとチューブ差し込み孔71,チューブ
とフィンをろう付けすることにより行われる。
【0037】なお、仮固定した熱交換器をろう付けする
時は、パイプ31Aの接合部を下にしてろう付けするこ
とにより、溶融したろう材が重力によりパイプ接合部に
集まり、狭いパイプの接合部の隙間や、半割り仕切部の
隙間に引き込まれるため、よりろう付け性を向上するこ
とができる。上述した仕切り付熱交換器用ヘッダーの製
造方法では、仕切り付パイプの製造方法と同様に、一対
の半割り円筒部35にそれぞれ形成されるU字状の仕切
り成形部39を両側から圧縮することにより半割り仕切
り部47が形成され、一対の半割り円筒部35を合わせ
ることにより半割り仕切り部47が合わされ仕切り部3
3が形成されるため、一枚の板材から仕切り部33の一
体形成されたパイプ部31Aを得ることが容易に可能に
なる。
【0038】従って、予め円筒状に形成された高価なパ
イプ材を使用する必要がなくなり、材料コストを従来よ
り大幅に低減することが可能になる。また、円筒状パイ
プでの製作に比べて、仕切りを一体に作るため部品点数
を減らすことができコスト低減が可能になる。さらに、
チューブ差し込み孔を半円状態で加工できるため、チュ
ーブ差し込み孔の成形型の強度を十分に取り、加工時間
を短くでき、コスト低減が可能となる。
【0039】また、一対の半割り円筒部35および半割
り仕切り部47を、ろう付けにより確実に接合すること
ができるため、仕切り部から外部へ熱媒体が漏洩するこ
とを確実に防止することができる。以下、本発明の仕切
り付熱交換器用ヘッダーの製造方法の第2の実施例につ
いて説明する。
【0040】この実施例では、図10に示したように、
パイプ部31の外周となる面にろう材層65がクラッド
されたアルミニウム合金からなる板材が用いられる。そ
して、この実施例では、図13の(a)に示すように、
成形工程の前の切断工程により、板材75の両側に、円
状の蓋部材77が一体形成され、(e)に示す半割り円
筒部35へのチューブ差し込み孔71の形成時に、蓋部
材77がプレスされ突出部79が形成される。
【0041】そして、(f)に示す接合工程の前に、蓋
部材77の突出部79がパイプ部31Aの両端に挿入さ
れ、接合工程においてろう付けされる。この実施例で
は、一枚の板材から蓋部材77をも同時に形成すること
が可能になる。
【0042】なお、以上述べた実施例では、一対の半割
り仕切り部47を同一形状に形成し、これ等の先端をろ
う付けした例について説明したが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、例えば、図14に示すよ
うに、一側の半割り仕切り部47Aの先端を中央で切断
し、外側に向けて開き、この間に他側の半割り仕切り部
47を当接するようにしても良い。
【0043】この製造方法では、図15に示すように、
(a)に示す切除工程において、一側の仕切り成形部3
9の先端が中央で切断されスリット39aが形成され、
(c)に示す押圧工程時に、治具により一側の半割り仕
切り部47Aの先端が、V字状あるいはU字状に成形さ
れる。この製造方法では、一側の半割り仕切り部47A
の先端がろう材の受け部となるため、半割り仕切り部4
7,47Aをより確実にろう付けすることが可能にな
る。
【0044】また、以上述べた実施例では、一対の半割
り円筒部35を同一形状に形成し、これ等の端面をろう
付けした例について説明したが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではなく、例えば、図16に示すよう
に、一側の半割り円筒部35と他側の半割り円筒部35
の端部に、突出部35a,35bを交互に形成し、これ
等の突出部35a,35bを交互に嵌合するようにして
も良い。
【0045】このようにすることにより、パイプ部31
Aの軸長方向の強度を向上することが可能になる。さら
に、例えば、図17に示すように、一対の半割り円筒部
35の端部に、内側に向けて折曲する折曲部35cを形
成し、これ等の折曲部35cを当接するようにしても良
い。
【0046】このようにすることにより、パイプ部31
Aの外周にのみろう材層65が形成されている場合に
も、ろう材層65とろう材層65とを隣接配置すること
が可能になり、ろう付けを確実に行うことが可能にな
る。また、図17の(c)に示すように、折曲部35c
にチューブ81の先端を当接することによりチューブ8
1の位置決めを確実に行うことができる。
【0047】なお、以上述べた実施例では、パイプ部3
1,31Aに一つの仕切り部33を形成した例について
説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はなく、複数の仕切り部を同様にして形成できることは
勿論である。また、以上述べた仕切り付熱交換器用ヘッ
ダーの製造方法では、縁部成形工程の後に、チューブ差
し込み孔71を形成した例について説明したが、本発明
はかかる実施例に限定されるものではなく、接合工程の
前の工程であれば良く、例えば、切除工程によりチュー
ブ差し込み孔を形成しても良い。
【0048】以下、本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダ
ーの製造方法の第3の実施例について説明する。図18
は、この実施例の製造方法により製造されたヘッダーを
示しており、このヘッダーのヘッダーパイプ81は、半
円筒状の一側半割り筒状部材83と他側半割り筒状部材
85との開口端部を付き合わせ、ろう付けして形成され
ている。
【0049】ヘッダーパイプ81の両側には、蓋部材7
3がろう付けされている。一側半割り筒状部材83の一
側半割り筒状部83aの中央には、内側に突出するV字
状の一側仕切り部83bが形成されている。また、他側
半割り筒状部材85の他側半割り筒状部85aには、内
側に突出する他側仕切り部85bが形成されている。
【0050】そして、一側仕切り部83bと他側仕切り
部85bとの当接部がを相互にろう付けにより接合され
ている。他側半割り筒状部材85には、チューブ差し込
み孔71が形成されている。なお、図示しないが、必要
によりインレットパイプ、アウトレットパイプ等の取付
用の孔が設けられる。
【0051】上述した一側半割り筒状部材83は、以下
述べるように製造される。この一側半割り筒状部材83
には、素材として一側半割り筒状部材83の外周となる
面にろう材層65が形成されるアルミニウム合金からな
る板材67が用いられる。そして、先ず、図19に示す
成形工程により、板材67が成形され、一側半割り筒状
部83aが形成され、同時に、一側半割り筒状部83a
にはV字状(U字状でも良い)の一側仕切り部83bが
成形される。
【0052】この時の一側仕切り部83bの底面と、縁
部83cの面は同一面となる。すなわち、一側半割り筒
状部83aの半径は、ヘッダーパイプの半径と同じで、
例えば、外径22mmのヘッダーパイプの場合には、1
1mmとされる。次に、図20に示すように、肉余り部
83dが削除される。なお、この一側半割り筒状部材8
3には、チューブ差し込み孔が形成されないため、本実
施例では、図5、図6に示した半割り仕切部47のよう
に潰す必要がなく、肉余り部83dだけの削除でよい。
【0053】この後、図21に示すように、縁部83c
を折り曲げてフランジ部83eが形成される。なお、肉
余り部83dの削除と、フランジ部83eの成形は同時
に行っても良い。一方、上述した他側半割り筒状部材8
5は、以下述べるように製造される。
【0054】この他側半割り筒状部材85には、素材と
して他側半割り筒状部85aの外周となる面にろう材層
65が形成されるアルミニウム合金からなる板材67が
用いられる。この他側半割り筒状部材85の製造方法
は、基本的には、前述した仕切り付熱交換器用ヘッダー
の製造方法の第1の実施例の一方の半割り円筒部35を
成形するのと同じである。
【0055】先ず、図22に示すように、他側半割り筒
状部85aが形成され、同時に、他側半割り筒状部85
aには内側に突出するU字状の仕切り成形部39が形成
される。次に、切除工程により、図23に斜線で示す仕
切り成形部39の両側に位置する縁部85c、および肉
余り部85dが切除される。
【0056】この後、図5、図6に示したと同様の圧縮
成形工程により、仕切り成形部39が両側から圧縮され
他側仕切り部85bが形成される。次に、図24に示す
縁部成形工程により、他側半割り筒状部85aの両側に
形成される縁部85cが、他側半割り筒状部85aに続
く円弧状に形成される。この後、図25に示すように、
縁部85cが、他側仕切り部85aの高さと同じになる
ように切除される。
【0057】次に、チューブ差し込み孔71が開けられ
る。なお、チューブ差し込み孔71の形成は、他側半割
り筒状部85aの成形後ならいつでも良い。このように
して製造された一側半割り筒状部材83と他側半割り筒
状部材85とは、接合工程において接合される。
【0058】この接合工程は、熱交換器内で冷媒が1回
Uターンする熱交換器では、以下のように行われる。す
なわち、チューブとフィンとを交互に重ねたコア部の前
記チューブの一方端に、一側半割り筒状部材83と他側
半割り筒状部材85と合わせ両端に蓋部材73を設けた
ヘッダーパイプのチューブ差し込み孔71を嵌合し、他
方を仕切りのないヘッダーパイプのチューブ差し込み孔
に差し込み嵌合した状態で、これらをジグ等により固定
し、非腐食性フラックスを使用すろう付け、あるいは、
真空ろう付けを行うことにより、ヘッダーパイプの外部
のろう材が溶けて、一側半割り筒状部材83と他側半割
り筒状部材85との開口端部、および一側仕切り部83
bと他側仕切り部85bとの当接部にろう材が引き寄せ
られてろう付けされる。
【0059】この実施例の仕切り付熱交換器用ヘッダー
の製造方法では、予め円筒状に形成された高価なパイプ
を使用する必要がなくなり、材料コストを従来より大幅
に低減することができる。また、円筒状パイブでの製作
に比べて、仕切を一体に作るため部品点数を減らすこと
ができコスト低減が可能になる。
【0060】さらに、仕切部のろう付けは、ヘッダー内
部のろう付けのため仕切部のろう付け不良による外部へ
の冷媒の洩れが防止でき、また、ろう付け性を向上でき
る。また、チューブ差し込み孔71を半円状で加工でき
るため、金型の強度を十分に取ることができ、加工時間
を短くしてコスト低減が可能となる。なお、一側半割り
筒状部材83の他の実施例として、他側半割り筒状部材
85にチューブ差し込み孔71を設けない工程と同様に
成形しても良い。
【0061】また、一側半割り筒状部材83と他側半割
り筒状部材85とを合わせる接合形状は実施例の形状に
こだわらず種々の形状が可能である。さらに、仕切り部
が1箇所の例について説明した複数箇所に形成しても良
い。また、ヘッダーパイプの断面形状を円形の例で説明
したが、断面形状は円形に限定されるものではなく、楕
円状、四角形状等でも良い。
【0062】さらに、上述した全ての実施例において、
板材は外周面にろう材をクラッドしたアルミニウム合金
を用いて説明したが、ろう材のクラッドはこれに限定さ
れるものではなく、内周面でも良く、また、両面にクラ
ッドされていても良い。また、クラッドせずに、ろう付
け部にろう材を置いてろう付けする置きろうでも良い。
【0063】さらに、板材はアルミニウムに限定される
ものではない。また、全ての実施例において、一つの仕
切部を形成した例について説明したが、本発明かかる実
施例に限定されるものではなく、複数の仕切部を同様に
して形成できることは勿論である。さらに、全ての実施
例において、断面円形のヘッダーにて説明したが、ヘッ
ダーの断面形状は断面円形に限定されるものではなく、
楕円形、四角等でも良いことは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の仕切り付
パイプの製造方法では、一対の半割り筒状部にそれぞれ
形成されるU字状の仕切り成形部を両側から圧縮するこ
とにより半割り仕切り部が形成され、一対の半割り筒状
部を合わせることにより半割り仕切り部が合わされ仕切
り部が形成されるため、一枚の板材から仕切り部の一体
形成されたパイプを容易に得ることができる。
【0065】請求項2の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、一枚の板材から仕切り部の一体形成され
たヘッダーを容易に得ることができる。請求項3の仕切
り付パイプの製造方法または仕切り付熱交換器用ヘッダ
ーでは、一対の半割り筒状部および半割り仕切り部が、
ろう付けにより確実に接合されるため、仕切り部から外
部へ熱媒体が漏れることを確実に防止することができ
る。
【0066】請求項4の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、板材を成形して得られた一側仕切り部が
形成される一側半割り筒状部材と、板材を成形して得ら
れた他側仕切り部が形成される他側半割り筒状部材とを
付き合わせて、一側半割り筒状部材と他側半割り筒状部
材との開口端部および一側仕切り部と他側仕切り部との
当接部を相互に接合することにより仕切り部が形成され
るため、板材から仕切り部の一体形成されたヘッダーを
容易に得ることができる。
【0067】請求項5の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、他側半割り筒状部に形成される仕切り成
形部を両側から圧縮することにより他側仕切り部が形成
されるため、他側仕切り部の厚みを小さくすることがで
きる。
【0068】請求項6の仕切り付熱交換器用ヘッダーの
製造方法では、一側半割り筒状部に形成される仕切り成
形部を両側から圧縮することにより一側仕切り部が形成
されるため、一側仕切り部の厚みを小さくすることがで
きる。請求項7の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方
法では、一側半割り筒状部材と他側半割り筒状部材との
開口端部および一側仕切り部と他側仕切り部との当接部
が相互にろう付けされ確実に接合されるため、仕切り部
から外部へ熱媒体が漏れることを確実に防止することが
できるという利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例により製造された仕切り付パイプを示す断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の成形工程を示す説明図である。
【図4】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の切除工程を示す説明図である。
【図5】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の圧縮工程を示す説明図である。
【図6】図5の圧縮工程の詳細を示す説明図である。
【図7】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の縁部成形工程を示す説明図である。
【図8】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の対向工程を示す説明図である。
【図9】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第1の実
施例の合わせ工程を示す説明図である。
【図10】本発明の仕切り付パイプの製造方法の第2の
実施例の板材を示す説明図である。
【図11】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第1の実施例により製造された仕切り付熱交換器
用ヘッダーを示す説明図である。
【図12】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第1の実施例のチューブ差し込み孔成形工程を示
す説明図である。
【図13】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第2の実施例を示す工程図である。
【図14】本発明方法の仕切り部の他の実施例を示す断
面図である。
【図15】図14の仕切り部の製造方法を示す説明図で
ある。
【図16】本発明方法の一対の半割り円筒部の接合方法
の他の実施例を示す説明図である。
【図17】本発明方法の一対の半割り円筒部の接合方法
のさらに他の実施例を示す説明図である。
【図18】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例により製造された仕切り付熱交換器
用ヘッダーを示す説明図である。
【図19】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の一側半割り筒状部材の成形工程を
示す説明図である。
【図20】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の一側半割り筒状部材の切除工程を
示す説明図である。
【図21】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の一側半割り筒状部材のフランジ成
形工程を示す説明図である。
【図22】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の他側半割り筒状部材の成形工程を
示す説明図である。
【図23】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の他側半割り筒状部材の切除工程を
示す説明図である。
【図24】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の他側半割り筒状部材の縁部成形工
程を示す説明図である。
【図25】本発明の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
方法の第3の実施例の他側半割り筒状部材の縁部切除工
程を示す説明図である。
【図26】従来の仕切り付パイプの製造方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
31,31A パイプ部 33 仕切り部 35 半割り円筒部 37 連結部 39 仕切り成形部 41 縁部 47 半割り仕切り部 65 ろう材層 83 一側半割り筒状部材 83a 一側半割り筒状部 83b 一側仕切り部 85 他側半割り筒状部材 85a 他側半割り筒状部 85b 他側仕切り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 9/02 301 C D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板を成形し一対の半割り筒状部(3
    5)を連結部(37)を介して並列に形成するとともに
    前記一対の半割り筒状部(35)に内側に突出するU字
    状の仕切り成形部(39)を形成する成形工程と、 前記仕切り成形部(39)の間に位置する前記連結部
    (37)を少なくとも切除する切除工程と、 前記仕切り成形部(39)を両側から圧縮し半割り仕切
    り部(47)を形成する圧縮工程と、 前記連結部(37)を内側から突出させ前記一対の半割
    り筒状部(35)を対向させる対向工程と、 前記対向状態の一対の半割り筒状部(35)を合わせる
    合わせ工程と、 前記一対の半割り筒状部(35)を相互に接合する接合
    工程と、を有することを特徴とする仕切り付パイプの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 平板を成形し一対の半割り筒状部(3
    5)を連結部(37)を介して並列に形成するとともに
    前記一対の半割り筒状部(35)に内側に突出するU字
    状の仕切り成形部(39)を形成する成形工程と、 前記仕切り成形部(39)の間に位置する前記連結部
    (37)を少なくとも切除する切除工程と、 前記仕切り成形部(39)を両側から圧縮し半割り仕切
    り部(47)を形成する圧縮工程と、 前記一方の半割り筒状部(35)にチューブ差し込み孔
    (71)を形成する工程と、 前記連結部(37)を内側から突出させ前記一対の半割
    り筒状部(35)を対向させる対向工程と、 前記対向状態の一対の半割り筒状部(35)を合わせる
    合わせ工程と、 前記一対の半割り筒状部(35)および半割り仕切り部
    (47)を相互に接合する接合工程と、を有することを
    特徴とする仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の仕切り付パイプの製造方法ま
    たは請求項2記載の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造
    方法において、 前記平板は、ろう材層(65)の形成されるアルミニュ
    ウムからなり、前記接合工程において、前記一対の半割
    り筒状部(35)および前記半割り仕切り部(47)が
    相互にろう付けされることを特徴とする仕切り付パイプ
    の製造方法または仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 平板を半割り筒状に成形して一側半割り
    筒状部(83a)を形成するとともに前記一側半割り筒
    状部(83a)に内側に突出する一側仕切り部(83
    b)を形成して一側半割り筒状部材(83)を得る一側
    部材製造工程と、 平板を半割り筒状に成形して他側半割り筒状部(85
    a)を形成するとともに前記他側半割り筒状部(85
    a)に内側に突出する他側仕切り部(85b)を形成し
    て他側半割り筒状部材(85)を得る他側部材製造工程
    と、 前記他側半割り筒状部材(85)にチューブ差し込み孔
    (71)を形成する工程と、 前記一側半割り筒状部材(83)と他側半割り筒状部材
    (85)とを付き合わせて、前記一側半割り筒状部材
    (83)と他側半割り筒状部材(85)との開口端部お
    よび一側仕切り部(83a)と他側仕切り部(85a)
    との当接部を相互に接合する接合工程と、を有すること
    を特徴とする仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の仕切り付熱交換器用ヘッ
    ダーの製造方法において、 前記他側部材製造工程は、 平板を半割り筒状に成形して他側半割り筒状部(85
    a)を形成するとともに前記他側半割り筒状部(85
    a)に内側に突出するU字状の仕切り成形部(39)を
    形成する成形工程と、 前記仕切り成形部(39)の両側に位置する縁部(85
    c)を切除する切除工程と、 前記仕切り成形部(39)を両側から圧縮し前記他側仕
    切り部(85b)を形成する圧縮工程と、を有すること
    を特徴とする仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の仕切り付熱交換
    器用ヘッダーの製造方法において、 前記一側部材製造工程は、 平板を半割り筒状に成形して一側半割り筒状部を形成す
    るとともに前記一側半割り筒状部に内側に突出するU字
    状の仕切り成形部を形成する成形工程と、 前記仕切り成形部の両側に位置する縁部を切除する切除
    工程と、 前記仕切り成形部を両側から圧縮し前記一側仕切り部を
    形成する圧縮工程と、を有することを特徴とする仕切り
    付熱交換器用ヘッダーの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6記載の仕切り付熱交換
    器用ヘッダーの製造方法において、 前記平板は、ろう材層(65)の形成されるアルミニュ
    ウムからなり、前記接合工程において、前記一側半割り
    筒状部材(83)と他側半割り筒状部材(85)との開
    口端部および一側仕切り部(83b)と他側仕切り部
    (85b)との当接部が相互にろう付けされることを特
    徴とする仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法。
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