JPH07312316A - 負荷時タップ切換装置用タップ選択器 - Google Patents

負荷時タップ切換装置用タップ選択器

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JPH07312316A
JPH07312316A JP10247794A JP10247794A JPH07312316A JP H07312316 A JPH07312316 A JP H07312316A JP 10247794 A JP10247794 A JP 10247794A JP 10247794 A JP10247794 A JP 10247794A JP H07312316 A JPH07312316 A JP H07312316A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単で、小形な接点機構を有するタップ
選択器を得ることにある。 【構成】接点機構10a,10b は変圧器の各タップに電気的
に接続され、水平平面上に相異なる2種類の接点間距離
を存して配設された複数の固定接点12a,12b と、12a,12
b に接離可能に設けられ、駆動部材26により回転駆動す
る可動接点11a,11b を有し、ゼネバ歯車伝動装置1 はゼ
ネバドライバ3 とゼネバ歯車2 からなり、2 はてこ部両
端に距離が異なる位置で上下にピン4a,4b を有し、2 は
26を回転駆動させる歯車部材2a,2bからなり、2a,2b に
は振り分け角度の異なるスリット状の溝5a,5b を有し、
10a,10b の大きな角度を振り分けられた接点間を切換え
る際は、5aが3 の駆動中心から距離が遠いピン4aと噛み
合い回転し、また小さな角度を振り分けられた接点間を
切換える際は、振り分け角度の小さい溝5bが、3 の駆動
中心から距離が近いピン4bと噛み合い回転するごとく構
成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器のタップ電圧を
負荷をかけた状態で切換える負荷時タップ切換装置のタ
ップ選択器に係り、特にタップ選択器のゼネバ歯車伝動
装置を改良した負荷時タップ切換装置用タップ選択器に
関する。
【0002】
【従来の技術】負荷時タップ切換装置として、送電系統
の変圧器に設けられるものと、産業用変圧器に設けられ
るものがある。前者は、送配電系統の負荷が変動して電
圧変化が一定限度を越えた際に、タップを切換えること
により、送配電系統の電圧を一定に保つものである。
【0003】後者は、産業機器が要求する電力に応じ
て、通電状態を保ったまま、変圧器のタップを切換えて
必要な電力を供給せしめるものである。このため、負荷
時タップ切換装置は、変圧器の使用用途にあったタップ
電圧の切換えステップに容易に対応できるものが要求さ
れている。
【0004】負荷時タップ切換装置のタップ選択器は、
主として接点機構とゼネバ歯車伝動装置からなり、接点
機構はタップ切換えを直接行なうものであり、ゼネバ歯
車伝動装置は接点機構を制御するものである。従来この
種の負荷時タップ切換装置のタップ選択器として、以下
に述べる2つの方式がある。
【0005】<第1の方式>図4は従来の負荷時タップ
切換装置のタップ選択器の第1の方式を示す正断面図で
あり、図5は図4の接点機構を示す平面図で、図5
(a)は上側の接点機構30aを示し、図5(b)は下
側の接点機構30bを示している。図6(a),(b)
はそれぞれ図4のゼネバ歯車伝動装置を示す平面図およ
び正断面図である。
【0006】これは具体的にはゼネバ歯車伝動装置20
と、接点機構30a,30bからなり、ゼネバ歯車伝達
装置20はゼネバ歯車21、ゼネバドライバ22、ピン
23、溝24から構成されている。接点機構30a,3
0bはそれぞれ駆動板26、可動接点31a,31b、
固定接点32a,32b、集電リング33a,33b、
支柱90,91、支持板92,93から構成されてい
る。
【0007】固定接点32aは、それぞれ変圧器の各タ
ップに電気的に接続され、水平円周上に一定距離Aを存
して配置されている。また、固定接点32aと集電リン
グ33aと連結する可動接点31aが回転し、隣接する
固定接点32aを選択することにより、変圧器のタップ
を切換えている。
【0008】一方、接点機構30a,30bは、上下に
2段1組で構成されている。前述の接点機構30aを上
段とすると、下段は接点機構30bのように、固定接点
32bが上段の固定接点32aの中間位置に位置するよ
うに構成されている。そして、上段の可動接点31bが
切換えを行なう際、駆動板26により連結された下段の
可動接点31bは同時に回転する。
【0009】ただし、可動接点31aは、1つの固定接
点32b上を回転するのみであり、上段の可動接点31
aが固定接点32aと開離している際も、可動接点31
bは常に固定接点32bと接触しているため、常時通電
状態を保っている。
【0010】これらの接点機構30a,30bはゼネバ
歯車伝動装置20により回転制御される。ゼネバドライ
バ22は、この下面両端のてこ部に垂直方向にピン23
が固定され、このピン23にゼネバ歯車21が係合する
ように、スリット状の溝24が一定角度で振り分けられ
ている。
【0011】このように構成された従来の第1の方式で
は、タップ切換時は以下のように動作する。すなわち、
図示しない駆動手段により、ゼネバドライバ22を回転
させると、このピン23が、ゼネバ歯車21の溝24の
側面を押し出され、ゼネバ歯車21が回転させられる。
そして、ゼネバ歯車21の回転が、このゼネバ歯車21
に連結されている駆動板26が回転し、これにより可動
接点機構20a,20bの可動接点21a,21bが回
転する。
【0012】<第2の方式>図7は従来の負荷時タップ
切換装置のタップ選択器の第2の方式を示す正断面図で
あり、図8は図7の接点機構を示す平面図で、図8
(a)は上側の接点機構50aを示し、図8(b)は下
側の接点機構50bを示している。図9(a),(b)
はそれぞれ図7のゼネバ歯車伝動装置40を示す平面図
および正断面図である。
【0013】上側の接点機構50aは、可動接点51
a、固定接点52a、集電リング53a、支柱100,
101、支持板102,103からなっている。固定接
点52aは、それぞれ変圧器の各タップに連結されてお
り、水平円周面上に2通りの接点距離A,Bに分割して
配置されている。
【0014】そして、固定接点52aと集電リング53
aを連結する可動接点51aが回転し、隣接する固定接
点を選択することにより、変圧器のタップを切換えてい
る。また、前述の第1の方式と同様に、2段構成の接点
機構を有しているが、切換え時の動作は異なり、前記接
点機構50aを上側とすると、下側の接点機構50bは
可動接点51b、上側の可動接点51aを切換えの際、
全く駆動せず、常時通電状態を保っている。
【0015】これらの接点機構50a,50bの回転制
御を行なっているゼネバ歯車伝動装置40は、ゼネバ歯
車41a、41b、ゼネバドライバ42とから構成され
ている。ゼネバドライバ42は、この両端部のてこ部に
ピン43aとピン43bが、それぞれ上下逆方向に取り
付けられており、ゼネバ歯車41aはピン43aに係合
するように上側に、またゼネバ歯車41bはピン43b
に係合するように下側に配置されている。
【0016】そして、それぞれのゼネバ歯車41aと4
1bには、スリット状の溝44aと切欠きの大きい溝4
4bが形成され、特に振り分け角度の大きい溝44bが
形成されている。また、それぞれのゼネバ歯車41a,
41bに駆動板46aと46bが連結され、上側のゼネ
バ歯車41aがピン43aに噛み合うときには、駆動板
46aに接続された可動接点51aが回転し、下側のゼ
ネバ歯車41bがピン43bと噛み合い駆動するときに
は、駆動板43bに接続された可動接点51bが回転す
るように構成されている。
【0017】なお、以上説明したゼネバ歯車41a,4
1b以外に、切欠きの大きい溝に代えて漏斗状の溝を使
用したものが、特公昭44ー21049号公報で公知で
あり、また半円月状の溝を使用したものが、特公昭51
ー38409号公報で公知であるが、いずれも前述した
ゼネバ歯車41a,41bと同等の機能を有している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた第1および
第2の方式にあっては、接点機構の固定接点数を増加す
る際に以下のような問題点がある。第1の方式は、スリ
ット状の溝24のみで構成されたゼネバ歯車21を有す
るゼネバ歯車伝動装置であるため、ゼネバ歯車21自身
の構造も単純で簡素に構成できる。
【0019】しかしながら、ゼネバ歯車21とゼネバド
ライバ22間の距離とゼネバドライバ22の駆動中心と
ピン23との関係が規定されれば、ピン23が入り込め
るゼネバ歯車21の溝24の位置は、一通りしかないた
め、スリット状溝24のピッチを変えることができな
く、等間隔の溝配置となる。このため、ゼネバ歯車21
とそれに連動する可動接点31a,31bは、一定角度
での切換えしか行なえず、固定接点32a,32bも当
然等配置となる。
【0020】ここで、固定接点32a,32b間の距離
は、各接点間に生じる電位差に対する絶縁距離によって
求められてくるが、第1の方式では、固定接点32a,
32bの距離を高電位部の絶縁距離に合わせるしかな
く、低電位部では、余分に距離を取ることになる。すな
わち、接点機構30a,30bは接点間距離を一定に保
たなければならないため、接点数が増えれば増える程、
形状は大形化していく。
【0021】第2の方式は、スリット状の溝44aと切
欠きの大きい溝44bで形成されたゼネバ歯車41a,
41bを有するゼネバ歯車伝動装置40であるため、低
電位部と高電位部とを分けることができることから、低
電位部での接点間距が短縮でき、前述した第1の方式の
問題点である形状の大形化が解消できる。
【0022】しかし、切欠きの大きい溝44bは、スリ
ット状の溝44aと比べ、ゼネバ歯車41a,41bの
スペースをかなり取るため、接点の増加数は、それ程望
めない。
【0023】また、ゼネバ歯車41a,41bが上下段
必要であるため、2段分のスペースを確保しなければな
らなく、さらに接点数の増加に伴い、ゼネバ歯車41
a,41bの形状も複雑化していくため、加工が困難に
なっていくといった問題がある。
【0024】さらに、前述の公知の漏斗状の溝や半円月
状の溝を有するものであっても同様な問題があり、これ
らの溝は、切欠きの大きい溝以上に形状が複雑化してい
く。そこで、本発明は以上述べた問題点を除去するため
なされたもので、構造が簡単で、小形な接点機構を有す
る負荷時タップ切換装置用タップ選択器を提供すること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、接点機構とゼネバ歯車
伝動装置を備え、前記接点機構は変圧器の各タップに電
気的に接続され、水平平面上に相異なる2種類の接点間
距離を存して円周上に配設された複数の固定接点と、こ
の各固定接点に接離可能に設けられ、駆動部材の回転に
より回転駆動する2種類の可動接点からなり、前記ゼネ
バ歯車伝動装置は、ゼネバドライバとゼネバ歯車からな
り、前記駆動部材を回転駆動させるものであって、ゼネ
バドライバは、回転可能に支持され、この両端に有する
てこ部でかつこの上下面にそれぞれ回転中心からの距離
が近い位置および遠い位置にピンが設けられ、前記ゼネ
バ歯車は、外周縁が円弧状の第1ゼネバ歯車部材と外周
縁が円弧状の第2ゼネバ歯車部材が一体的に形成され、
前記第1ゼネバ歯車部材の外周縁には中心から見た振り
分け角度が所定角度をなし、かつ前記ゼネバドライバの
上面に有するピンが係脱可能となるようにスリット状の
溝が複数個等間隔に形成され、前記第2ゼネバ歯車部材
の外周縁には中心から見た振り分け角度が、前記第1ゼ
ネバ歯車部材に形成されているスリット状の溝の振り分
け角度より小さく、かつ前記ゼネバドライバの下面に有
するピンが係脱可能となるようにスリット状の溝が複数
個等間隔に形成され、前記接点機構の接点間距離の大き
な接点間を切換える際は、前記振り分け角度の大きいス
リット状の溝が、前記ゼネバドライバの回転中心から遠
い距離位置に有るピンが噛み合い回転し、また前記接点
機構の接点間距離の小さな接点間を切換える際は、前記
ゼネバドライバの回転中心から近い距離位置に有るピン
と噛み合い回転するごとく構成したことを特徴とする負
荷時タップ切換装置用タップ選択器である。
【0026】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、ゼネバ歯車
は、第1ゼネバ歯車部材と第2ゼネバ歯車部材が一体的
に形成され、この両ゼネバ歯車部材にはそれぞれ振り分
け角度を変えた等配のスリット状の溝が形成されている
ので、高電位部と低電位部と分けて配置することがで
き、これにより低電位部の固定接点間距離が短縮可能と
なり、コンパクトな負荷時タップ切換装置用タップ選択
器が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明による負荷時タップ切換装置
用タップ選択器の概略構成を示す正断面図であり、図2
(a),(b)は図1のゼネバ歯車伝動装置1を示す斜
視図であり、図3(a),(b)はそれぞれ図1の接点
機構10a,10bを示す平面図である。
【0028】ゼネバ歯車伝動装置1は、ゼネバ歯車2と
ゼネバドライバ3とからなり、ゼネバ歯車2は2つのゼ
ネバ歯車部材2a,2bが組み合わせた構成となってい
る。ゼネバ歯車部材2aは、円環のほぼ2/3が切り欠
かれ、断面がL字状であって半径方向に複数のスリット
状の溝5aが等間隔に形成されている。ゼネバ歯車部材
2bは、円環のほぼ1/3が切り欠かれ、断面が平板状
であって半径方向に複数のスリット状の溝5bが等間隔
に形成されている。
【0029】この場合、溝5aはピッチが大きく(円の
中心から見た振り分け角度が大きく)、溝5bは溝5a
のピッチに比べて小さく(円の中心から見た振り分け角
度が小さく)なっている。ゼネバ歯車部材2a,2b
は、上面方向から見て円環状をなすように一体的に組み
合わされている。
【0030】ゼネバドライバ3は、この両端部のてこ部
にそれぞれピン4a,4bがそれぞれ、ゼネバドライバ
3の回転中心からの距離を異ならせ、上下に取り付けら
れている。ゼネバドライバ3に取り付けられているピン
4a,4bは、ゼネバ歯車2に形成されている溝5a,
5bと係脱可能に構成されている。
【0031】接点機構10aは、可動接点11a、固定
接点12a、集電リング13a、駆動板26、支柱8
0,81、支持板82,83から構成されている。支持
板82,83の間に、固定接点12a,12bをそれぞ
れ取り付けるための支柱80,81が固定されている。
すなわち、複数本(ここでは6本)の支柱80が後述す
る間隔であって、取り付け端部が支持板82,83の同
一円周上に配置固定され、さらに支持板82,83の間
であって、支柱80の相互間に複数本(ここでは6本)
の支柱81が後述する間隔でかつ取り付け端部が同一円
周上に配置固定されている。
【0032】固定接点12aは、図3(a)に示すよう
に、例えば右側に配置されている固定接点相互の接点間
距離をA(円の中心から見て振り分け角度を大きくして
ある)とし、左側に配置されている固定接点相互の接点
間距離をB(円の中心から見て振り分け角度を見て小さ
くしてある)となるように、支柱80が配置固定されて
いる。
【0033】また、固定接点12bは、図3(b)に示
すように、例えば右側に配置されている固定接点相互の
接点間距離をA(円の中心から見て振り分け角度を大き
くしてある)とし、左側に配置されている固定接点相互
の接点間距離をB(円の中心から見て振り分け角度を見
て小さくしてある)となるように、支柱81が配置固定
されている。この場合、接点間距離Aの方は、高電位部
に相当し、接点間距離Bの方は低電位部に相当する。
【0034】一方、上下の接点機構10a10bは、前
述の従来の第1の方式と同様に、下側の固定接点12b
が、上側の固定接点12aの中間の位置にあるように構
成されている。また、各段の固定接点12a,12bが
配設されている円周の中心部には、それぞれ集電リング
13a,13bが垂直方向に複数個(ここでは6個)配
置固定されている。
【0035】各集電リング13a,13bと各固定接点
12a,12bに摺動可能に可動接点11a,11bが
配設され、可動接点11a,11bは、ゼネバ歯車2に
固定された駆動板6により支持固定され、駆動板6はゼ
ネバ歯車2の回転中心として回転可能に構成されてい
る。
【0036】そして、切換方式は、前述の従来の第1の
方式と同様に、ゼネバ歯車2が駆動すると、上側の可動
接点11aが回転し、同時に駆動板16により連結され
た下側の可動接点11bが回転する。この際、上側の可
動接点11aは隣接するタップを選択し、一方下側の可
動接点11bは、1つの固定接点上を回転し、常時通電
状態を保っている。
【0037】このような構成のものにおいて、高電位部
に相当する長い接点距離Aの区間の切換えは、以下のよ
うに行なわれている。すなわち、図2(a)に示すよう
に、ゼネバドライバ3の回転中心から遠い側のピン4a
がスリット状の振り分け角度の大きいゼネバ歯車2の上
段2aに形成された溝5aに係入し、ゼネバ歯車2を図
示しない駆動手段により駆動させることにより、駆動板
6に連結した接点機構10a,10bの可動接点11
a,11bを同時に回転させられる。
【0038】また、低電位部に相当する短い接点距離B
の区間の切換えは、図2(b)に示すようにゼネバドラ
イバ3の回転中心から近い側のピン4bが振り分け角度
の小さいゼネバ歯車2の下段2bに形成されたスリット
状の溝5bに係入し、ゼネバ歯車2を図示しない駆動手
段により駆動させることにより、駆動板6に連結した接
点機構10a,10bの可動接点11a,11bを同時
に回転させられる。
【0039】以上述べた実施例によれば、加工が容易な
スリット状の溝5a,5bによって構成されたゼネバ歯
車2を使用し、2種の振り分け角度の違う切換えが行な
えるので、接点機構10a,10bを高電位部と低電位
部とに分けて配置することができる。これにより、前述
した従来の方式に比べて低電位部の接点間距離を短縮で
き、これによりコンパクトな接点機構10a,10bを
得ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、高電位部と低電位部の
2種類の振り分け角度による切換えが単純な形状のゼネ
バ歯車を有するゼネバ伝動装置で行なえるため、接点機
構の形状を大形化することなく、容易に接点を増加する
ことができる負荷時タップ切換装置用タップ選択器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による負荷時タップ切換装置用タップ選
択器の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】図1のゼネバ歯車伝動装置を示す斜視図。
【図3】図1の接点機構を示す平面図。
【図4】従来の負荷時タップ切換装置用タップ選択器の
第1の方式の概略構成を示す図。
【図5】図4の接点機構を示す平面図。
【図6】図4のゼネバ歯車伝動装置を示す図。
【図7】従来の負荷時タップ切換装置用タップ選択器の
第2の方式の概略構成を示す図。
【図8】図7の接点機構を示す平面図。
【図9】図7のゼネバ歯車伝動装置を示す図。
【符号の説明】
1…ゼネバ歯車伝動装置、2…ゼネバ歯車、3…ゼネバ
ドライバ、4a,4b…ピン、5a,5b…溝、6…駆
動板、10a,10b…接点機構、11a,11b…可
動接点、12a,12b…固定接点、13a,13b…
集電リング、80,81…支柱、82,83…支持板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点機構とゼネバ歯車伝動装置を備え、 前記接点機構は変圧器の各タップに電気的に接続され、
    水平平面上に相異なる2種類の接点間距離を存して円周
    上に配設された複数の固定接点と、この各固定接点に接
    離可能に設けられ、駆動部材の回転により回転駆動する
    2種類の可動接点からなり、 前記ゼネバ歯車伝動装置は、ゼネバドライバとゼネバ歯
    車からなり、前記駆動部材を回転駆動させるものであっ
    て、ゼネバドライバは、回転可能に支持され、この両端
    に有するてこ部でかつこの上下面にそれぞれ回転中心か
    らの距離が近い位置および遠い位置にピンが設けられ、 前記ゼネバ歯車は、外周縁が円弧状の第1ゼネバ歯車部
    材と外周縁が円弧状の第2ゼネバ歯車部材が一体的に形
    成され、 前記第1ゼネバ歯車部材の外周縁には中心から見た振り
    分け角度が所定角度をなし、かつ前記ゼネバドライバの
    上面に有するピンが係脱可能となるようにスリット状の
    溝が複数個等間隔に形成され、 前記第2ゼネバ歯車部材の外周縁には中心から見た振り
    分け角度が、前記第1ゼネバ歯車部材に形成されている
    スリット状の溝の振り分け角度より小さく、かつ前記ゼ
    ネバドライバの下面に有するピンが係脱可能となるよう
    にスリット状の溝が複数個等間隔に形成され、 前記接点機構の接点間距離の大きな接点間を切換える際
    は、前記振り分け角度の大きいスリット状の溝が、前記
    ゼネバドライバの回転中心から遠い距離位置に有るピン
    が噛み合い回転し、また前記接点機構の接点間距離の小
    さな接点間を切換える際は、前記ゼネバドライバの回転
    中心から近い距離位置に有るピンと噛み合い回転するご
    とく構成したことを特徴とする負荷時タップ切換装置用
    タップ選択器。
JP10247794A 1994-05-17 1994-05-17 負荷時タップ切換装置用タップ選択器 Expired - Fee Related JP3547165B2 (ja)

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