JPH07312027A - 情報出力装置 - Google Patents

情報出力装置

Info

Publication number
JPH07312027A
JPH07312027A JP10523894A JP10523894A JPH07312027A JP H07312027 A JPH07312027 A JP H07312027A JP 10523894 A JP10523894 A JP 10523894A JP 10523894 A JP10523894 A JP 10523894A JP H07312027 A JPH07312027 A JP H07312027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
digital
analog
video
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10523894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Ueda
衛 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10523894A priority Critical patent/JPH07312027A/ja
Publication of JPH07312027A publication Critical patent/JPH07312027A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル情報とアナログ情報の出力端子を共
有することができ、装置の小型化とローコスト化を図っ
た情報出力装置の提供。 【構成】ブランキング処理回路11はビデオデータにる
ブランキング処理を行ない、ディジタル/アナログ変換
回路12はビデオデータをビデオ信号に変換してLPF
13及び出力バッファ31を介してセレクタ33に供給
する。ブランキング処理回路21はビデオデータにブラ
ンキング処理を行ない、パラレル/シリアル変換回路2
2はビデオデータをシリアル信号に変換し、チャネル符
号化回路23はビデオデータを符号化して出力バッファ
32を介してセレクタ33に供給する。セレクタ33
は、出力バッファ31からのビデオ信号と出力バッファ
32からのビデオデータを切り換えて共通出力端子50
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルビデ
オテープレコーダ装置等の出力系に設けて好適な情報出
力装置に関し、特にディジタル情報を出力する出力端子
とアナログ情報を出力する出力端子を共通として、出力
端子の数を削減することにより、パネル面積の縮小化等
を図った情報出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主に業務用又は放送局用とし
て、ビデオ情報及びオーディオ情報をディジタル的に記
録再生するディジタルビデオテープレコーダ装置(以
下、ディジタルVTRという)が知られている。
【0003】このディジタルVTRは、ビデオ情報又は
オーディオ情報をアナログ信号として入出力する機器等
と共に使用する場合を考慮して、ビデオ情報又はオーデ
ィオ情報をディジタルデータとして入出力するディジタ
ル入出力の他に、ビデオ情報又はオーディオ情報をアナ
ログ信号として入出力するアナログ入出力を備えてい
た。
【0004】また、このディジタルVTRでは、上記ビ
デオデータは、例えばSMPTE(Society of Motion
Picture and Television Engineers:映画テレビ技術協
会)規格 259M等として規格化されているフォーマ
ットにより、シリアルディジタルインターフェースを介
して、シリアルディジタルデータとして入出力される。
【0005】一方、上記オーディオデータは、例えばA
ES(Audio Engineering Society:音声技術協会)3
−1992等として規格化されているフォーマットによ
り、シリアルディジタルインターフェースを介して、シ
リアルディジタルデータとして入出力されるようになっ
ている。
【0006】具体的には、上述のディジタルVTRのビ
デオ信号及びビデオデータを出力するビデオ出力部は、
例えば図9に示すように、ディジタルVTRの再生系か
ら供給されるビデオデータにディジタル/アナログ変換
等の処理を行い、ビデオ信号として出力するアナログビ
デオ出力処理部110と、ディジタルVTRの再生系か
ら供給されるビデオデータにパラレル/シリアル変換等
の処理を行なって出力するディジタルビデオ出力処理部
120とを備えている。
【0007】また、このビデオ出力部は、アナログビデ
オ出力処理部110からのビデオ信号を所定のレベルに
増幅してアナログビデオ出力端子101を介して出力す
るビデオ出力バッファ105と、ディジタルビデオ出力
処理部120からのビデオデータを所定のレベルに増幅
してディジタルビデオ出力端子102を介して出力する
ディジタルビデオ出力バッファ106とを備えている。
また、上記各出力端子101,102としては、いわゆ
るBNCコネクタ等の同軸コネクタが使用されている。
【0008】このビデオ出力部では、ディジタルVTR
の再生系からビデオデータが上記アナログビデオ出力処
理部110及びディジタルビデオ出力処理部120のブ
ランキング処理回路111,121に、例えば10bi
tのパラレル信号として14.3MHzのビデオクロッ
クと共に供給される。
【0009】そして、上記アナログビデオ出力処理部1
10のブランキング処理回路111は供給されたビデオ
データにブランキング期間の同期信号(SYNC)及び
バースト信号等を付加してディジタル/アナログ変換回
路112に供給し、ディジタル/アナログ変換回路11
2は供給されたビデオデータをディジタル/アナログ変
換し、ビデオ信号に変換してローパスフィルタ(以下、
LPFという)113に供給し、LPF113はディジ
タル/アナログ変換回路112からのビデオ信号の高周
波成分を除去して出力バッファ105に供給する。出力
バッファ105はLPF113から供給されたビデオ信
号を所定のレベルに増幅してアナログビデオ出力端子1
01を介して出力する。
【0010】一方、上記ディジタルビデオ出力処理部1
20のブランキング処理回路121は供給されたビデオ
データにブランキング期間のタイミング基準信号(以
下、TRSという),同期信号(SYNC)及びバース
ト信号等を付加してシリアル/パラレル変換回路122
に供給し、シリアル/パラレル変換回路122はパラレ
ル信号として供給されたビデオデータをシリアル/パラ
レル変換してシリアル信号のビデオデータに変換してチ
ャネル符号化回路123に供給する。
【0011】チャネル符号化回路123はシリアル/パ
ラレル変換回路122からシリアル信号として供給され
たビデオデータをいわゆるスクランブルドNRZI(Sc
rambled Non Retuen to Zero Invert )符号化して出力
バッファ106に供給する。出力バッファ106はチャ
ネル符号化回路123から供給されたビデオデータを所
定のレベルに増幅してアナログビデオ出力端子101を
介して出力する。
【0012】かくして、このビデオ出力部では、再生系
からパラレル信号として供給されたビデオデータをビデ
オ信号に変換してアナログビデオ出力端子105から出
力すると共に、再生系からパラレル信号として供給され
たビデオデータをシリアル信号のビデオデータとしてデ
ィジタルビデオ出力端子106から出力するようになっ
ている。
【0013】また、上述のディジタルVTRのオーディ
オ信号及びオーディオデータを出力するオーディオ出力
部は、例えば図10に示すように、ディジタルVTRの
再生系から供給されるオーディオデータにディジタル/
アナログ変換等の処理を行い、オーディオ信号として出
力するアナログオーディオ出力処理部140と、ディジ
タルVTRの再生系から供給されるオーディオデータに
パラレル/シリアル変換等の処理を行なって出力するデ
ィジタルオーディオ出力処理部150とを備えている。
【0014】また、このオーディオ出力部は、アナログ
オーディオ出力処理部140からのオーディオ信号を所
定のレベルに増幅してアナログオーディオ出力端子13
1を介して外部に出力する出力バッファ135と、ディ
ジタルオーディオ出力処理部150からのオーディオデ
ータを所定のレベルに増幅してディジタルオーディオ出
力端子132を介して外部に出力する出力バッファ13
6とを備えている。また、上記各出力端子131,13
2としては、例えば3ピンのいわゆるXLRコネクタ等
が使用されている。
【0015】このオーディオ出力部では、ディジタルV
TRの再生系からオーディオデータが上記アナログオー
ディオ出力処理部140及びディジタルオーディオ出力
処理部150の位相調整/ミュート処理回路141,1
51に、例えば放送用では48kHzのサンプリング周
波数でサンプリングされたデータとして、48kHzの
サンプリングクロックと共に供給される。
【0016】そして、上記アナログオーディオ出力処理
部140の位相調整/ミュート処理回路141は供給さ
れたオーディオデータの位相を調整すると共に電源投入
時や異常発生時などのミュート(消音)処理を行ない、
オーディオデータをディジタル/アナログ変換回路14
2に供給し、ディジタル/アナログ変換回路142は、
位相調整/ミュート処理回路141からのオーディオデ
ータをディジタル/アナログ変換し、オーディオ信号に
変換してLPF143に供給する。
【0017】LPF143は、ディジタル/アナログ変
換回路142からのオーディオ信号の高周波成分を除去
して出力バッファ135に供給する。出力バッファ13
5はLPF143からのオーディオ信号を所定のレベル
に増幅してアナログオーディオ出力端子131を介して
出力する。
【0018】一方、ディジタルオーディオ出力処理部1
50の位相調整/ミュート処理回路151は供給された
オーディオデータの位相を調整すると共に、電源投入時
や異常発生時などのミュート(消音)処理を行ない、オ
ーディオデータをSYNC付加/BI−PHASE変調
回路152に供給する。
【0019】SYNC付加/BI−PHASE変調回路
152は位相調整/ミュート処理回路151からのオー
ディオデータを2相変調し、同期信号(SYNC)を付
加して出力バッファ136に供給する。出力バッファ1
36はSYNC付加/BI−PHASE変調回路152
からのオーディオデータを所定のレベルに増幅してディ
ジタルオーディオ出力端子132を介して出力する。
【0020】かくして、このオーディオ出力部は、再生
系から供給されたオーディオデータをオーディオ信号に
変換してアナログオーディオ出力端子131から出力す
ると共に、再生系から供給されたオーディオデータに位
相調整及びミュート処理等を行なってオーディオデータ
としてディジタルオーディオ出力端子132から出力す
るようになっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図9に
示すディジタルVTRのビデオ出力部は、アナログビデ
オ出力端子101とディジタルビデオ出力端子102の
2つの出力端子を別々に設けているが、該各出力端子1
01,102にアナログ機器あるいはディジタル機器の
いずれか一方のみが接続される場合には、機器が接続さ
れていない方の出力端子が使用されない。
【0022】今日においては、機器の小型化が要求され
ており、回路の高集積化等により装置の小型化が進めら
れるなかで、上述のように多機能化に伴って、出力端子
等が取り付けられるコネクタパネルの面積の増大が無視
できない問題となっている。
【0023】また、このビデオ出力部では、一方の出力
を使用していないときであっても常に、アナログビデオ
出力処理部110とディジタルビデオ出力処理部120
の両方に電源を供給して動作させていたため、消費電力
が増加する問題があった。
【0024】一方、図10に示すオーディオ出力部にお
いても、上述のビデオ出力部と同様に、アナログオーデ
ィオ出力端子131とディジタルオーディオ出力端子1
32の2つの出力端子を別々に設けていたため、該各出
力端子131,132にアナログ機器あるいはディジタ
ル機器のいずれか一方のみを接続する場合には、機器が
接続されていない方の出力端子が使用されない。
【0025】そして、このオーディオ出力部においても
上述のビデオ出力部と同様に、一方の出力を使用してい
ないときであっても常に、アナログオーディオ出力処理
部140とディジタルオーディオ出力処理部150の両
方に電源を供給して動作させていたため、消費電力が増
加する問題があった。
【0026】また、例えば複数の情報を切り換えて出力
するスイッチャ等の多数のディジタル情報及びアナログ
情報の入出力を有する装置では、接続する機器の構成に
よっては、該装置が具備するアナログ信号を出力する出
力端子とディジタルデータを出力する出力端子の内の多
くの出力端子が使用されない問題があった。
【0027】上記ビデオ出力部及び上記オーディオ出力
部は、上述したように、出力端子の数が多くなるため、
部品点数が多くなり、コストが高いものとなっていた。
また、上記ビデオ出力部及び上記オーディオ出力部は、
出力端子の数が多くなるため、ケーブルを接続する際等
に操作が煩雑となり、接続を間違い易い問題があった。
このため、操作性の向上が求められていた。
【0028】さらに、上記ビデオ出力部及びオーディオ
出力部は、出力端子が多く、各々の出力端子から不要輻
射を発生したり、各々の信号あるいはデータが干渉した
り、雑音の影響を受け易い等の問題があった。また、出
力端子が多いためコストが高いものとなっていた。
【0029】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、ディジタル情報の出力端子とアナロ
グ情報の出力端子を共通とすることにより、出力端子の
数を削減することができ、部品点数の削減を通じて機器
の小型化、ローコスト化を図ることができ、操作性を向
上させることができる上、出力端子からの不要輻射を防
止することができ、対雑音性を改善した情報出力装置の
提供を目的とする。
【0030】また、本発明は、装置の動作していない一
部を休止状態とすることができ、消費電力を低減するこ
とができる情報出力装置の提供を目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報出力装
置は、ディジタル情報の情報処理を行い、ディジタル情
報に関する所定の情報を出力するディジタル情報処理系
と、ディジタル情報をアナログ情報に変換し、該アナロ
グ情報の情報処理を行い、アナログ情報に関する所定の
情報を出力するアナログ情報処理系と、ディジタル情報
処理系からのディジタル情報に関する所定の情報及びア
ナログ情報処理系からのアナログ情報に関する所定の情
報のうち、何れか一方を選択して出力する選択手段と、
選択手段により選択されたディジタル情報に関する所定
の情報あるいはアナログ情報に関する所定の情報を出力
するための共通出力端子とを有する。
【0032】また、本発明に係る情報出力装置は、ディ
ジタル情報処理系及びアナログ情報処理系のうち、動作
していない処理系を検出し、この検出結果に基づいて動
作していない処理系の一部あるいは全部を停止状態に制
御する停止制御手段を有する。
【0033】また、本発明に係る情報出力装置は、ディ
ジタル情報として音声データを用いる。
【0034】また、本発明に係る情報出力装置は、アナ
ログ情報処理系及びディジタル情報処理系にそれぞれ設
けられている、外部から供給される音声データの位相調
整を行なうための位相調整手段又は音声データのミュー
ト処理を行なうためのミュート処理手段あるいは位相調
整手段及びミュート処理を共通化した。
【0035】また、本発明に係る情報出力装置は、ディ
ジタル情報として映像データを用いる。
【0036】また、本発明に係る情報出力装置は、アナ
ログ情報処理系及びディジタル情報処理系にそれぞれ設
けられている映像データのブランキング処理を行なうた
めのブランキング処理手段を共通化した。
【0037】
【作用】本発明に係る情報出力装置では、ディジタル情
報処理系及びアナログ情報処理系にディジタル情報が供
給される。具体的には、例えばディジタルビデオテープ
レコーダ装置の再生系等から、映像データあるいは音声
データ等のディジタル情報がディジタル情報処理系及び
アナログ情報処理系に供給される。
【0038】そして、ディジタル情報処理系は供給され
たディジタル情報の情報処理を行い、ディジタル情報に
関する所定の情報を出力する。具体的には、ディジタル
情報処理系は、例えば映像データあるいは音声データ等
のディジタル情報にシリアル/パラレル変換あるいはク
ロック変換等の処理を行なって出力する。
【0039】また、アナログ情報処理系は外部から供給
されたディジタル情報をアナログ情報に変換し、このア
ナログ情報の情報処理を行い、アナログ情報に関する所
定の情報を出力する。具体的には、アナログ情報処理系
は、映像データあるいは音声データ等のディジタル情報
を映像信号あるいは音声信号等のアナログ情報に変換
し、これらの映像信号又は音声信号に帯域制限等の処理
を行なって出力する。
【0040】選択手段はディジタル情報処理系からのデ
ィジタル情報に関する所定の情報及びアナログ情報処理
系からのアナログ情報に関する所定の情報のうち、何れ
か一方を選択して共通出力端子から出力する。具体的に
は、上記選択手段は、例えばセレクタ等からなり、使用
者からの指示によりディジタル情報処理系から供給され
る映像データ又は音声データとアナログ情報処理系から
供給される映像信号又は音声信号を選択して共通出力端
子から出力する。
【0041】これにより、ディジタル情報処理系からの
ディジタル情報に関する所定の情報を出力する出力端子
と、アナログ情報処理系からのアナログ情報に関する所
定の情報を出力する出力端子とを共通とすることがで
き、出力端子数を削減することができる。
【0042】そして、出力端子数を削減することによ
り、部品点数を削減して機器を小型化することができ、
部品点数の削減と機器の小型化によってローコスト化を
図ることができる。また、出力端子の数を削減すること
によりケーブル等の接続を間違えることがなく、操作性
を向上させることができる。
【0043】また、本発明に係る情報出力装置では、停
止制御手段が、アナログ情報処理系あるいはディジタル
情報処理系のうち、動作していない処理系を検出し、こ
の検出結果に基づいて動作していない処理系の一部ある
いは全部を停止状態に制御する。具体的には、停止制御
手段は、例えばアナログ情報処理系あるいはディジタル
情報処理系のうち、動作していない処理系に対する電源
の供給を停止することにより、動作していない処理系を
停止状態とする。
【0044】これにより、動作していない処理系を停止
状態とすることができ、消費電力を低減させることがで
きる。
【0045】また、本発明に係る情報出力装置では、位
相調整手段が音声データの位相調整を行なう。
【0046】これにより、アナログ情報処理系とディジ
タル情報処理系とで位相調整手段を共通化することがで
き、部品点数を削減することができる。
【0047】また、本発明に係る情報出力装置では、ミ
ュート処理手段が音声データのミュート処理を行なう。
【0048】これにより、アナログ情報処理系とディジ
タル情報処理系とでミュート処理手段を共通化すること
ができ、部品点数を削減することができる。
【0049】また、本発明に係る情報出力装置では、ブ
ランキング処理手段が映像データのブランキング処理を
行なう。
【0050】これにより、アナログ情報処理系とディジ
タル情報処理系とでブランキング処理手段を共通化する
ことができ、部品点数を削減することができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明に係る情報出力装置の好適な実
施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0052】まず、第1実施例について説明する。この
実施例は、本発明に係る情報出力装置を、例えばビデオ
情報及びオーディオ情報をディジタル的に記録再生する
ディジタルビデオテープレコーダ装置(以下、ディジタ
ルVTRという)等においてビデオ信号及びビデオデー
タを出力するビデオ出力部に適用したものである。
【0053】このビデオ出力部は、例えば図1に示すよ
うに、ディジタルVTRの映像再生系(図示せず)から
供給されるビデオデータにディジタル/アナログ変換等
の処理を行い、ビデオ信号として出力するアナログビデ
オ出力処理部10と、上記映像再生系から供給されるビ
デオデータにパラレル/シリアル変換等の処理を行なっ
て出力するディジタルビデオ出力処理部20と、アナロ
グビデオ出力処理部10からのビデオ信号あるいはディ
ジタルビデオ出力処理部20からのビデオデータを選択
して出力する出力切換部30と、該出力切換部30から
のビデオ信号及びビデオデータを外部に出力する共通出
力端子50とを備えている。
【0054】そして、このビデオ出力部では、ビデオ信
号は、例えばNTSCコンポジット信号として出力し、
ビデオデータは、例えばSMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers:映画テレビ技術
協会)規格 259M等として規格化されているフォー
マットで、シリアルディジタルインターフェースを介し
て、シリアルディジタルデータとして出力するようにな
っている。
【0055】上記アナログビデオ出力処理部10は、供
給されたビデオデータにブランキング処理を行なうブラ
ンキング処理回路11と、ブランキング処理されたビデ
オデータにディジタル/アナログ変換を行なうディジタ
ル/アナログ変換回路12と、ディジタル/アナログ変
換されたビデオ信号の高周波成分を除去するローパスフ
ィルタ(以下、LPFという)13とを備えている。
【0056】上記ディジタルビデオ出力処理部20は、
供給されたビデオデータにブランキング処理を行なうブ
ランキング処理回路21と、ブランキング処理されたビ
デオデータにパラレル/シリアル変換を行なうパラレル
/シリアル変換回路22と、パラレル/シリアル変換さ
れたビデオデータを符号化するチャネル符号化回路23
とを備えている。
【0057】上記出力選択回路30は、上記LPF13
からのビデオ信号を所定のレベルに増幅する出力バッフ
ァ31と、上記チャネル符号化回路23からのビデオデ
ータを所定のレベルに増幅する出力バッファ32と、出
力バッファ31と出力バッファ32の出力を切り換えて
出力するセレクタ33とを備えている。
【0058】上記共通出力端子50は、例えばいわゆる
BNCコネクタ等の同軸コネクタからなり、例えば特性
インピーダンスが75Ωの同軸ケーブルを介してビデオ
信号あるいはビデオデータを出力するようになってい
る。
【0059】つぎに、このビデオ出力部の動作を説明す
る。このビデオ出力部では、例えば映像再生系からビデ
オデータが、例えば10bitのパラレル信号として1
4.3MHzのビデオクロックと共に上記アナログビデ
オ出力処理部10とディジタルビデオ出力処理部20の
各ブランキング処理回路11,21に供給される。
【0060】アナログビデオ出力処理部10のブランキ
ング処理回路11は、供給されたビデオデータにブラン
キング期間の同期信号(SYNC)及びバースト信号等
を付加するいわゆるブランキング処理を行なってディジ
タル/アナログ変換回路12に供給する。ディジタル/
アナログ変換回路12は、供給されたビデオデータをデ
ィジタル/アナログ変換し、ビデオ信号に変換してLP
F13に供給する。
【0061】LPF13は、ディジタル/アナログ変換
回路12からのビデオ信号の高周波成分を除去して出力
バッファ31に供給する。出力バッファ31は、LPF
13から供給されたビデオ信号を所定のレベルに増幅し
てセレクタ33に供給する。
【0062】一方、ディジタルビデオ出力処理部20の
ブランキング処理回路21は、供給されたビデオデータ
にブランキング期間のタイミング基準信号(以下、TR
Sという),同期信号(SYNC)及びバースト信号等
を付加するいわゆるブランキング処理を行なってパラレ
ル/シリアル変換回路22に供給する。また、ブランキ
ング処理回路21は、必要に応じてビデオデータに、例
えば時間軸圧縮された音声データ等を多重化する。
【0063】パラレル/シリアル変換回路22は、パラ
レル信号として供給されたビデオデータをパラレル/シ
リアル変換してシリアル信号のビデオデータに変換して
チャネル符号化回路23に供給する。
【0064】チャネル符号化回路23は、パラレル/シ
リアル変換回路22からシリアル信号として供給された
ビデオデータをいわゆるスクランブルドNRZI(Scra
mbled Non Retuen to Zero Invert )符号化して出力バ
ッファ32に供給する。出力バッファ32は、チャネル
符号化回路23から供給されたビデオデータを所定のレ
ベルに増幅してセレクタ33に供給する。
【0065】また、セレクタ33は、例えば使用者から
の指示に応じて出力バッファ31からのビデオ信号と出
力バッファ32からのビデオデータを切り換えて共通出
力端子50に供給する。
【0066】かくして、このビデオ出力部は、映像再生
系からパラレル信号として供給されたビデオデータをビ
デオ信号又はシリアル信号のビデオデータとして共通出
力端子50から出力し、使用者により選択されたビデオ
信号あるいはビデオデータが、例えばテレビジョン装置
等の共通出力端子50に接続されたビデオ機器に供給さ
れる。
【0067】この結果、このビデオ出力部では、従来は
2つ必要とした、ビデオ信号の出力端子とビデオデータ
の出力端子とを1つの共通出力端子として部品点数を削
減することができる。このため、従来に比して出力端子
を取り付けるパネルの面積を減少させることができ、装
置を小型化することができる。
【0068】また、出力端子を従来に比して減少させる
ことができるため、ケーブルの接続を間違えることがな
く、操作性を向上させることができる。また、出力端子
を減少させたため、従来に比してコネクタ等からの不要
輻射を減少させることができ、対雑音性に優れたビデオ
出力部となる。
【0069】つぎに、第2実施例を説明する。この実施
例は上記第1実施例と同様に、本発明に係る情報出力装
置を、例えばディジタルVTR等においてビデオ信号及
びビデオデータを出力するビデオ出力部に適用したもの
である。なお、上記第1実施例と同じ機能を有する構成
要素には同じ指示符号を付して説明を省略する。
【0070】上述の第1実施例では、共通出力端子が1
つのビデオ出力部について説明したが、この実施例では
複数の共通出力端子を有し、複数の系統のビデオ出力を
有するビデオ出力部について説明する。
【0071】このビデオ出力部は、例えば図2に示すよ
うに、3つの出力切換部30a,30b,30cを備
え、これらの出力切換部30a〜30cに対応して3つ
の共通出力端子50a,50b,50cを備えている。
【0072】そして、各出力切換部30a〜30cは、
例えば使用者からの指示によってアナログビデオ出力処
理部10からのビデオ信号とディジタルビデオ出力処理
部20からのビデオデータを切り換えて、それぞれ共通
出力端子50a〜50cを介して出力するようになって
いる。
【0073】また、この各出力切換部30a〜30cは
各々独立に、アナログビデオ出力処理部10からのビデ
オ信号を出力するかディジタルビデオ出力処理部20か
らのビデオデータを出力するかを選択できるようになっ
ている。
【0074】この結果、このビデオ出力部では、従来は
合計で6つ必要としたビデオ信号とビデオデータの出力
端子を1つの共通出力端子とすることができる。これに
より、出力端子の数を大幅に減少させることができる。
また、このビデオ出力部では、出力端子数を減少させた
ため装置の小型化が容易となる。
【0075】つぎに、第3実施例を説明する。この実施
例は、本発明に係る情報出力装置を、例えばディジタル
VTR等においてビデオデータをコンポーネント方式の
ビデオデータあるいはコンポーネント方式のビデオ信号
として出力するビデオ出力部に適用したものである。な
お、上記第1及び第2実施例と同じ機能を有する構成要
素には同じ指示符号を付して説明を省略する。
【0076】最近ではカラービデオ信号を、NTSCコ
ンポジット方式等の輝度信号と2つの色差信号とを多重
化して伝送するコンポジット方式に対して、輝度信号と
2つの色差信号とを別々に伝送するコンポーネント方式
を採用したビデオ機器も使用されており、このコンポー
ネント方式では、ビデオ信号は輝度信号及び2つの色差
信号の3本の伝送路で伝送されるが、ビデオデータはシ
リアル信号として1本の伝送路で伝送されるようになっ
ている。
【0077】このビデオ出力部は、例えば図3に示すよ
うに、ディジタルビデオ出力処理回路20と、ディジタ
ルVTRの映像再生系から供給されるビデオデータを輝
度データ(以下、アナログYデータという)と2つの色
差データ(以下、アナログR−Yデータ,アナログB−
Yデータという)に分離するビデオデータ配列回路51
と、ビデオデータ配列回路51で分離したアナログYデ
ータ,アナログR−Yデータ及びアナログB−Yデータ
をそれぞれディジタル/アナログ変換してアナログY信
号,アナログR−Y信号,アナログB−Y信号を出力す
るアナログビデオ出力処理部40とを有している。
【0078】上記アナログビデオ出力処理部40は、ビ
デオデータ配列回路51からのアナログYデータをディ
ジタル/アナログ変換してアナログY信号を出力する第
1のディジタル/アナログ変換回路41aと、ビデオデ
ータ配列回路51からのアナログR−Yデータをディジ
タル/アナログ変換してアナログR−Y信号を出力する
第2のディジタル/アナログ変換回路41bと、ビデオ
データ配列回路51からのアナログB−Yデータをディ
ジタル/アナログ変換してアナログB−Y信号を出力す
る第3のディジタル/アナログ変換回路41cとを備え
ている。
【0079】また、このアナログビデオ出力処理部40
は、第1から第3のディジタル/アナログ変換回路41
a,41b,41cからのアナログY信号,アナログR
−Y信号,アナログB−Y信号の高周波成分を除去して
出力するLPF42a,42b,42cとを備えてい
る。
【0080】このビデオ出力部は、上記ディジタルビデ
オ出力処理回路20からのビデオデータを所定のレベル
に増幅して出力する出力バッファ34a,34b,34
cと、上記LPF42a〜42cからのアナログY信
号,アナログR−Y信号,アナログB−Y信号をそれぞ
れ所定のレベルに増幅する出力バッファ35a,35
b,35cと、上記出力バッファ34a〜34cからの
ビデオデータと出力バッファ35a〜35cからのビデ
オ信号を切り換えて出力するセレクタ36a,36b,
36cと、このセレクタ36a〜36cの出力を外部に
出力する出力端子52a,52b,52cとを有してい
る。
【0081】つぎに、このビデオ出力部の動作を説明す
る。ここで、ビデオデータは1つの信号線でコンポーネ
ント信号を伝送することができるため、このビデオ出力
部では、各出力端子52a〜52cに各々ビデオデータ
を出力することができるようになっている。
【0082】すなわち、このビデオ出力部では、ビデオ
データの出力が選択されると上記設定に応じて各出力端
子52a〜52cからビデオデータを出力し、ビデオ信
号の出力が選択されると出力端子52a,52b,52
cからそれぞれアナログY信号,アナログR−Y信号,
アナログB−Y信号を出力するようになっている。
【0083】まず、ディジタルVTRからコンポーネン
ト方式のビデオデータがディジタルビデオ出力処理回路
20及びビデオデータ配列回路51に供給される。
【0084】ビデオデータ配列回路51は、供給された
ビデオデータをアナログYデータ,アナログR−Yデー
タ,アナログB−Yデータに分離し、アナログYデータ
を第1のディジタル/アナログ変換回路41aに供給
し、アナログR−Yデータを第2のディジタル/アナロ
グ変換回路41bに供給し、アナログB−Yデータを第
3のディジタル/アナログ変換回路41cに供給する。
【0085】第1のディジタル/アナログ変換回路41
aは供給されたアナログYデータをディジタル/アナロ
グ変換してアナログY信号をLPF42aを介して出力
バッファ35aに供給する。出力バッファ35aは、供
給されたアナログY信号を所定のレベルに増幅してセレ
クタ36aに供給する。
【0086】第2のディジタル/アナログ変換回路41
bは供給されたアナログR−Yデータをディジタル/ア
ナログ変換してアナログR−Y信号をLPF42bを介
して出力バッファ35bに供給する。出力バッファ35
bは、供給されたアナログR−Y信号を所定のレベルに
増幅してセレクタ36bに供給する。
【0087】第3のディジタル/アナログ変換回路41
cは供給されたアナログB−Yデータをディジタル/ア
ナログ変換してアナログB−Y信号をLPF42cを介
して出力バッファ35cに供給する。出力バッファ35
cは、供給されたアナログB−Y信号を所定のレベルに
増幅してセレクタ36cに供給する。
【0088】一方、ディジタルビデオ出力回路20は供
給されたビデオデータにブランキング処理,パラレル/
シリアル変換等の処理を行なって出力バッファ34a〜
34cに供給する。出力バッファ34a〜34cはディ
ジタルビデオ出力回路20から供給されたビデオデータ
を所定のレベルに増幅してセレクタ36a〜36cに供
給する。
【0089】セレクタ36a〜36cは、例えば使用者
からの指示に応じて出力バッファ34a〜34cからの
ビデオデータと出力バッファ35a〜35cからのビデ
オ信号とを切り換えて出力端子52a〜52cを介して
出力する。
【0090】かくして、このビデオ出力部では、ディジ
タルビデオ出力処理部20は、映像再生系から供給され
たビデオデータに所定の処理を行なって出力バッファ3
4a〜34cを介してセレクタ36a〜36cに供給
し、アナログビデオ出力処理部40は、映像再生系から
供給されたビデオデータをコンポーネントビデオ信号に
変換して出力バッファ35a〜35cを介してセレクタ
36a〜36cに供給し、セレクタ36a〜36cは、
出力バッファ34a〜34cからのビデオデータと出力
バッファ35a〜35cからのビデオ信号とを切り換え
て出力端子52a〜52cから出力する。
【0091】この結果、このビデオ出力部は、コンポー
ネント方式のビデオ信号を出力する出力端子と、コンポ
ーネント方式のビデオデータを出力する出力端子とを共
通とすることができ出力端子の数を減少させることがで
き、汎用性に優れたビデオ出力部となる。
【0092】つぎに、第4実施例を説明する。この実施
例は、上述の第1実施例と同様に、本発明に係る情報出
力装置を、例えばディジタルVTR等においてビデオデ
ータあるいはビデオ信号として出力するビデオ出力部に
適用したものである。なお、上記第1実施例と同じ機能
を有する構成要素には同じ指示符号を付して説明を省略
する。
【0093】上述したように第1実施例のビデオ出力部
では、共通出力端子50からビデオ信号を出力している
ときはディジタルビデオ出力処理部20は機能しておら
ず、共通出力端子50からビデオデータを出力している
ときはアナログビデオ出力処理部10は機能していな
い。
【0094】すなわち、アナログビデオ出力処理部10
と、ディジタルビデオ出力処理部20のうち一方の出力
は使用されておらず、常にアナログビデオ出力処理部1
0とディジタルビデオ出力処理部20とに電力を供給し
ていると、無駄な電力の消費が生じる。
【0095】そこで、このビデオ出力部は、例えば図4
に示すように、上述の第1実施例の構成に加えて、アナ
ログビデオ出力処理部10及びディジタルビデオ出力処
理部20のうち、出力が使用されていない一方を停止さ
せる停止制御回路54を備えている。
【0096】この停止制御回路54は、具体的には、使
用者からのセレクタ33での切換の指示であるアナログ
/ディジタル選択入力に基づいて、アナログビデオ出力
処理部10及びディジタルビデオ出力処理部20のう
ち、動作していない、すなわち出力が使用されていない
出力処理部を検出し、この検出結果に基づいて出力が選
択されていない一方に対して、例えば電源の供給を停止
して動作を停止させるようになっている。
【0097】また、上述の第1実施例のビデオ出力部で
は、上述したようにアナログビデオ出力処理部10とデ
ィジタルビデオ出力処理部20が各々ブランキング処理
回路11,21を備える構成となっているが、これらの
ブランキング処理回路は、共通の機能を有しているため
アナログビデオ出力処理部10とディジタルビデオ出力
処理部20とで共有することが可能である。
【0098】そこで、このビデオ出力部は、上述の図4
に示すように、第1実施例ではアナログビデオ出力処理
部10及びディジタルビデオ出力処理部20にそれぞれ
備えていたブランキング処理回路11,21の代わり
に、アナログビデオ出力処理部10とディジタルビデオ
出力処理部20とで共有としたブランキング処理回路5
3を備えている。
【0099】そして、このブランキング処理回路53
は、映像再生系から供給されたビデオデータにブランキ
ング処理を行なってディジタル/アナログ変換回路12
及びパラレル/シリアル変換回路22に供給するように
なっている。
【0100】この結果、このビデオ出力部では、アナロ
グビデオ出力処理部10及びディジタルビデオ出力処理
部20のうち、使用していない一方を停止することがで
き、消費電力を低減することができる。また、このビデ
オ出力部では、ブランキング処理回路を共通とすること
ができ、装置の構成を簡略化することができる。そし
て、装置を簡略化することにより、装置のコストを削減
することができる。
【0101】つぎに、第5実施例を説明する。この実施
例は、本発明に係る情報出力装置を、例えばディジタル
VTR等においてオーディオ信号及びオーディオデータ
を出力するオーディオ出力部に適用したものである。
【0102】このオーディオ出力部は、例えば図5に示
すように、ディジタルVTRの音声再生系(図示せず)
から供給されるオーディオデータにディジタル/アナロ
グ変換等の処理を行い、オーディオ信号として出力する
アナログオーディオ出力処理部60と、上記音声再生系
から供給されるオーディオデータに位相調整等の処理を
行なって出力するディジタルオーディオ出力処理部70
と、アナログオーディオ出力処理部60からのオーディ
オ信号あるいはディジタルオーディオ出力処理部70か
らのオーディオデータを選択して出力する出力切換部8
0と、該出力切換部80からのオーディオ信号及びオー
ディオデータを外部に出力する共通出力端子55とを備
えている。
【0103】そして、このオーディオ出力部では、例え
ばオーディオライン出力として出力し、オーディオデー
タは、例えばAES(Audio Engineering Society:音
声技術協会)3−1992等として規格化されているフ
ォーマットで、シリアルディジタルインターフェースを
介して、例えばサンプリング周波数が48kHzで2相
(バイフェーズ)変調符号化したシリアルディジタルデ
ータとして出力するようになっている。
【0104】そして、上記アナログオーディオ出力処理
部60は、供給されたオーディオデータの位相調整及び
ミュート処理を行なう位相調整/ミュート処理回路61
と、位相調整/ミュート処理回路61からのオーディオ
データにディジタル/アナログ変換を行なうディジタル
/アナログ変換回路62と、ディジタル/アナログ変換
されたオーディオ信号の高周波成分を除去するLPF6
3とを備えている。
【0105】また、上記ディジタルオーディオ出力処理
部70は、供給さたオーディオデータの位相調整及びミ
ュート処理を行なう位相調整/ミュート処理回路71
と、この位相調整/ミュート処理回路71からのオーデ
ィオデータを2相変調するSYNC付加/BI−PHA
SE変調回路72とを備えている。
【0106】さらに、上記出力切換部80は、上記LP
F63からのオーディオ信号を所定のレベルに増幅する
出力バッファ81と、上記SYNC付加/BI−PHA
SE変調回路72からのオーディオデータを所定のレベ
ルに増幅する出力バッファ82と、出力バッファ81と
出力バッファ82の出力を切り換えて出力するセレクタ
83とを備えている。
【0107】上記共通出力端子55は、例えば3ピンの
いわゆるXLRコネクタ等からなり、特性インピーダン
スが110Ωの2芯シールドケーブルを介してオーディ
オ信号あるいはオーディオデータを出力するようになっ
ている。
【0108】つぎに、このオーディオ出力部の動作を説
明する。このオーディオ出力部では、ディジタルVTR
の音声再生系からオーディオデータが、例えば48kH
zのサンプリングクロックと共に上記アナログオーディ
オ出力処理部60及びディジタルオーディオ出力処理部
70の位相調整/ミュート処理回路61,71に供給さ
れる。
【0109】そして、アナログオーディオ出力処理部6
0の位相調整/ミュート処理回路61は、供給されたオ
ーディオデータの位相を調整すると共に、電源投入時や
異常発生時などのミュート(消音)処理を行ない、オー
ディオデータをディジタル/アナログ変換回路62に供
給する。
【0110】ディジタル/アナログ変換回路62は、位
相調整/ミュート処理回路61からのオーディオデータ
をディジタル/アナログ変換し、オーディオ信号に変換
してLPF63に供給する。
【0111】LPF63は、ディジタル/アナログ変換
回路62からのオーディオ信号の高周波成分を除去して
出力バッファ81に供給する。
【0112】一方、ディジタルオーディオ出力処理部7
0の位相調整/ミュート処理回路71は、供給されたオ
ーディオデータの位相を調整すると共に、電源投入時や
異常発生時などのミュート(消音)処理を行ない、オー
ディオデータをSYNC付加/BI−PHASE変調回
路72に供給する。
【0113】SYNC付加/BI−PHASE変調回路
72は、位相調整/ミュート処理回路71からのオーデ
ィオデータを2相変調し、同期信号(SYNC)を付加
して出力バッファ82に供給する。
【0114】また、セレクタ83は、例えば使用者から
の指示に応じて出力バッファ81からのオーディオ信号
と出力バッファ82からのオーディオデータを切り換え
て共通出力端子55から出力する。
【0115】かくして、このオーディオ出力部は、ディ
ジタルTVRの音声再生系から供給されたオーディオデ
ータをオーディオ信号又はオーディオデータとして共通
出力端子55から出力する。
【0116】この結果、このオーディオ出力部では、従
来は2つ必要としたオーディオ信号の出力端子とオーデ
ィオデータの出力端子を共通として1つの共通出力端子
として、部品点数を削減することができる。このため、
従来に比して出力端子を取り付けるパネルの面積を減少
させることができ、装置を小型化することができる。
【0117】また、出力端子を従来に比して減少させる
ことができるため、ケーブルの接続を間違えることがな
く、操作性を向上させることができる。また、出力端子
を減少させたため、従来に比してコネクタ等からの不要
輻射を減少させることができ、対雑音性に優れたオーデ
ィオ出力部となる。
【0118】つぎに、第6実施例を説明する。この実施
例は、本発明に係る情報出力装置を、複数のオーディオ
機器から供給されるオーディオデータをオーディオ信号
及びオーディオデータとして出力するオーディオスイッ
チャに適用したものである。なお、上記第5実施例と同
じ機能を有する構成要素には同じ指示符号を付して説明
を省略する。
【0119】この、オーディオスイッチャは、例えば図
6に示すように、供給される各オーディオデータに対し
て上述の第5実施例に示すオーディオ出力部と同様な構
成のアナログオーディオ出力処理部60i (i=a,
b,・・・n)及びディジタルオーディオ出力処理部7
i と、出力切換部80i と、この出力切換部80i
らのオーディオ信号及びオーディオデータを外部に出力
する共通出力端子55iを備えている。
【0120】そして、出力切換部80i は、上述の第5
実施例と同様にアナログオーディオ出力処理部60i
らのオーディオ信号とディジタルオーディオ出力処理部
70 i からのオーディオデータとを切り換えて共通出力
端子55i を介して出力するようになっている。
【0121】この結果、このオーディオスイッチャで
は、各々必要としたオーディオ信号とオーディオデータ
の出力端子を共通とすることができ、出力端子の数を半
分にすることができる。また、このオーディオスイッチ
ャでは出力端子数を減少させたため装置の小型化が容易
となる。
【0122】つぎに、第7実施例を説明する。この実施
例は、上述の第5実施例と同様に、本発明に係る情報出
力装置を、例えばディジタルVTR等においてオーディ
オ信号及びオーディオデータを出力するオーディオ出力
部に適用したものである。
【0123】また、上述の第5実施例では、1チャンネ
ルのオーディオ信号及びオーディオデータを出力するオ
ーディオ出力部を説明したが、この実施例では2チャン
ネルのオーディオ信号とオーディオデータを出力するオ
ーディオ出力部について説明する。なお、上記第5実施
例と同じ機能を有する構成要素には同じ指示符号を付し
て説明を省略する。
【0124】このオーディオ出力部は、例えば図7に示
すように、ディジタルVTRの音声再生系(図示せず)
から供給されたオーディオデータにディジタル/アナロ
グ変換等の処理を行なってオーディオ信号を出力する第
1及び第2のアナログオーディオ出力処理部60a,6
0bと、上記音声再生系から供給されたオーディオデー
タにクロック変換等の処理を行なう第1及び第2のディ
ジタルオーディオ出力処理部70a,70bとを備えて
いる。
【0125】また、このオーディオ出力部は、第1のア
ナログオーディオ出力処理部60aから供給されるオー
ディオ信号と第1のディジタルオーディオ出力処理部7
0aとから供給されるオーディオデータとを切り換えて
出力する第1の出力切換部90aと、第2のアナログオ
ーディオ出力処理部60bからのオーディオ信号と第2
のディジタルオーディオ出力処理部70a,70bとか
ら供給されるオーディオデータとを切り換えて出力する
第2の出力切換部90bと、第1及び第2の出力切換部
90a,90bからのオーディオ信号及びオーディオデ
ータを外部に出力する第1及び第2の共通出力端子56
a,56bとを備えている。
【0126】このオーディオ出力部では、上記オーディ
オデータは、例えば第1の共通出力端子56aから第1
及び第2のチャンネルを出力し、あるいは第1の共通出
力端子56aから第1のチャンネルを出力すると共に第
2の共通出力端子56bから第2のチャンネルを出力す
るようになっている。また、上記オーディオ信号は、第
1の共通出力端子56aから第1のチャンネルを出力す
ると共に第2の共通出力端子56bから第2のチャンネ
ルを出力するようになっている。
【0127】この第1及び第2の共通出力端子56a,
56bからの出力は、例えば使用者からの指示により選
択されるようになっている。
【0128】つぎに、このオーディオ出力部の動作を説
明する。まず、ディジタルVTRの音声再生系から第1
のチャンネルのオーディオデータが第1のアナログオー
ディオ出力処理部60aと第1のディジタルオーディオ
出力処理部70aに供給され、第2のチャンネルのオー
ディオデータが第2のアナログオーディオ出力処理部6
0bと第1及び第2のディジタルオーディオ出力処理部
70a,70bに供給される。
【0129】そして、第1のディジタルオーディオ出力
処理部70aは、例えば使用者からの指示により第1の
チャンネルのオーディオデータあるいは第1及び第2の
チャンネルのオーディオデータを第1の出力切換部90
aに供給する。また、第2のディジタルオーディオ出力
処理部70bは、例えば使用者からの指示により第2の
チャンネルのオーディオデータを第2の出力切換部90
bに供給する。
【0130】具体的には、第1及び第2のチャンネルの
オーディオデータを第1の共通出力端子56aから出力
するときは、第1のディジタルオーディオ出力処理部7
0aは第1及び第2のチャンネルのオーディオデータを
第1の出力切換部90aに供給し、第2のディジタルオ
ーディオ出力処理部70bはオーディオデータを出力し
ない。
【0131】また、第1のチャンネルのオーディオデー
タを第1の共通出力端子56aから出力し、第2のチャ
ンネルのオーディオデータを第2の共通出力端子56b
から出力するときは、第1のディジタルオーディオ出力
処理部60aは第1のチャンネルのオーディオデータを
第1の出力切換部90aに供給し、第2のディジタルオ
ーディオ出力処理部60bは第2のチャンネルのオーデ
ィオデータを第2の出力切換部90bに供給する。
【0132】第1及び第2のアナログオーディオ出力処
理回路70a,70bは、それぞれ供給された第1及び
第2のオーディオデータにディジタル/アナログ変換等
の処理を行なって第1及び第2の出力切換部90a,9
0bに供給する。
【0133】第1及び第2の出力切換部90a,90b
は、例えば使用者からの指示に従って、第1及び第2の
アナログオーディオ出力処理回路60a,60bからの
オーディオ信号と第1及び第2のディジタルオーディオ
出力処理回路70a,70bからのオーディオデータと
を切り換えて第1及び第2の共通出力端子56a,56
bを介して出力する。
【0134】この結果、このオーディオ出力部は、従来
は各々必要とした、複数のチャンネルを有するオーディ
オデータを各チャンネル毎に分離して出力する場合の出
力端子と、各チャンネルのオーディオデータをを多重化
して出力する場合の出力端子とを共通とすることがで
き、出力端子の数を減少させて、部品点数を削減するこ
とができると共に、汎用性に優れたオーディオ出力部と
なる。
【0135】つぎに、第8実施例を説明する。この実施
例は上述の第5実施例と同様に、本発明に係る情報出力
装置を、例えばディジタルVTR等においてオーディオ
信号及びオーディオデータを出力するオーディオ出力部
に適用したものである。なお、上記第5実施例と同じ機
能を有する構成要素には同じ指示符号を付して説明を省
略する。
【0136】上述したように第5実施例のオーディオ出
力部では、共通出力端子55からオーディオ信号を出力
しているときはディジタルオーディオ出力処理部70か
らのオーディオデータは出力されず、共通出力端子55
からオーディオデータを出力しているときはアナログオ
ーディオ出力処理部60からのオーディオ信号は出力さ
れない。
【0137】すなわち、アナログオーディオ出力処理部
60と、ディジタルオーディオ出力処理部70のうち一
方の出力は使用されておらず、常にアナログオーディオ
出力処理部60とディジタルオーディオ出力処理部70
とに電力を供給していると、無駄な電力の消費が生じ
る。
【0138】そこで、このオーディオ出力部は、例えば
図8に示すように、上述の第5実施例の構成に加えて、
アナログオーディオ出力処理部60及びディジタルオー
ディオ出力処理部70のうち、出力が使用されていない
一方を停止させる停止制御回路59を備えている。
【0139】具体的には、停止制御回路59は、使用者
からのセレクタ83での切換の指示であるアナログ/デ
ィジタル選択入力に基づいて、アナログオーディオ出力
処理部60及びディジタルオーディオ出力処理部70の
うち、動作していない、すなわち出力が使用されていな
い出力処理部を検出し、この検出結果に基づいて出力が
選択されていない一方に対して、例えば電源の供給を停
止して動作を停止させるようになっている。
【0140】また、上述の第5実施例のオーディオ出力
部では、上述したようにアナログオーディオ出力処理部
60とディジタルオーディオ出力処理部70が各々位相
調整/ミュート処理回路61,71を備える構成となっ
ているが、これらの位相調整/ミュート処理回路は、共
通の機能を有しているためアナログオーディオ出力処理
部60とディジタルオーディオ出力処理部70とで共有
することが可能である。
【0141】そこで、このオーディオ出力部は、上述の
図8に示すように、第5実施例ではアナログオーディオ
出力処理部60及びディジタルオーディオ出力処理部7
0にそれぞれ備えていた位相調整/ミュート処理回路6
1,71の代わりに、アナログオーディオ出力処理部6
0とディジタルオーディオ出力処理部70とで共有とし
た位相調整/ミュート処理回路57を備えている。
【0142】そして、この位相調整/ミュート処理回路
57は、ディジタルVTRの音声再生系から供給された
オーディオデータに位相調整及びミュート処理を行なっ
てディジタル/アナログ変換回路62及びSYNC付加
/BI−PHASE変調回路72に供給するようになっ
ている。
【0143】この結果、このオーディオ出力部では、ア
ナログオーディオ出力処理部60及びディジタルオーデ
ィオ出力処理部70のうち、使用していない一方を停止
することができ、消費電力を低減することができる。
【0144】また、このオーディオ出力部では、位相調
整/ミュート処理回路を共通とすることができ、装置の
構成を簡略化することができる。そして、装置を簡略化
することにより、装置のコストを削減することができ
る。
【0145】なお、上述の各実施例の説明では、本発明
に係る情報出力装置を、ビデオ信号及びビデオデータあ
るいはオーディオ信号及びオーディオデータを出力する
ビデオ出力部及びオーディオ出力部等に適用した例を示
したが、アナログ情報及びディジタル情報を出力する情
報出力装置であれば本発明を適用することができ、上述
と同じ効果を得ることができる。
【0146】また、上述の実施例では、ビデオ出力部の
共通出力端子50をBNCコネクタとした例を説明した
が、例えばいわゆるピンコネクタ等のビデオ信号を出力
するコネクタであれば何でもよく、共通出力端子50か
ら出力するビデオ信号をNTSCコンポジット信号とし
て説明したが、例えばビデオ信号はPAL,SECAM
等としても上述と同様な効果が得られる。
【0147】さらにまた、上述の実施例では、ビデオ出
力部の共通出力端子50に接続されるケーブルをインピ
ーダンス75Ωの同軸ケーブルとして説明したが、ビデ
オを伝送するケーブルであれば何でもよく、その場合は
出力インピーダンスを適宜変更すればよい。
【0148】また、ビデオデータのフォーマットも上述
のSMPTE規格 259Mに限定されるものではな
く、適宜変更することができる。さらにまた、ビデオデ
ータの伝送速度、ビット数等も上述の実施例に限定され
るものではなく、適宜変更することができる。
【0149】また、上述の実施例では、オーディオ出力
部の共通出力端子55をXLRコネクタとした例を説明
したが、例えばいわゆるピンコネクタ等のオーディオ信
号を出力するコネクタであれば何でもよく、上述と同様
な効果が得られる。
【0150】さらにまた、上述の実施例では、オーディ
オ出力部の共通出力端子55に接続されるケーブルをイ
ンピーダンス110Ωの2芯シールドケーブルとして説
明したが、オーディオを伝送するケーブルであれば何で
もよく、その場合は出力インピーダンスを適宜変更すれ
ばよい。
【0151】また、オーディオデータのフォーマットも
上述のAES3−1992に限定されるものではなく、
適宜変更することができる。また、オーディオデータの
伝送速度、ビット数等も上述の実施例に限定されるもの
ではなく、適宜変更することができる。
【0152】また、上述の第4実施例では、停止制御回
路54は、アナログビデオ出力処理部10とディジタル
ビデオ出力処理部20のうち使用していない一方に対す
る電源の供給を停止することによりアナログビデオ出力
処理部10又はディジタルビデオ出力処理部20を停止
させたが、例えば、ブランキング処理回路53からのビ
デオデータを供給しない等の方法によってアナログビデ
オ出力処理部10又はディジタルビデオ出力処理部20
を停止させるようにしても上述と同様な効果が得られ
る。
【0153】また、上述の第1及び第4実施例では、出
力切換部30にセレクタ33を有し、このセレクタ33
によって出力バッファ31,32からの出力を切り換え
るようにしていたが、例えばトライステートバッファ等
の出力制御手段により、各出力バッファ31,32の出
力を制御し、トライステートバッファの出力をいわゆる
ワイアードOR接続して出力バッファ31,32からの
出力を切り換えるようにしても上述と同様の効果が得ら
れる。
【0154】また、上述の第8実施例では、供給された
オーディオデータの位相調整及びミュート処理を行なう
位相調整/ミュート回路57をアナログオーディオ出力
処理回路60と、ディジタル情報オーディオ出力処理回
路70とで共通として説明したが、位相調整/ミュート
回路57の代わりに、例えば供給されたオーディオデー
タの位相調整を行なう位相調整回路と、この位相調整回
路からのオーディオデータにミュート処理を行なうミュ
ート処理回路とを備え、位相調整回路とミュート処理回
路の一方のみをアナログオーディオ出力処理回路60と
ディジタルオーディオ出力処理回路70とで共通として
もよい。
【0155】この他、本発明に係る技術思想である、ア
ナログ情報とディジタル情報の出力端子を共通とし、出
力端子からアナログ情報処理系からのアナログ情報を出
力するかディジタル情報処理系からのディジタル情報を
出力するかを制御するという技術的思想を逸脱しない範
囲であれば種々の変更が可能であることは言うまでも無
い。
【0156】
【発明の効果】本発明に係る情報出力装置では、選択手
段がディジタル情報処理系からのディジタル情報に関す
る所定の情報あるいはアナログ情報処理系からのアナロ
グ情報に関する所定の情報を選択して出力することによ
り、ディジタル情報とアナログ情報の出力端子とを共通
とすることができ、出力端子の数を削減することができ
る。
【0157】また、出力端子の数を削減することによ
り、部品点数を削減してコストを削減することができる
と共に、従来に比して出力端子を取り付けるパネルの面
積を減少させることができ、装置を小型化することがで
きる。
【0158】さらにまた、出力端子の数を削減すること
ができるため、ケーブル等の接続を間違えることがな
く、操作性を向上させることができ、また、不要輻射を
減少させることができ、対雑音性を改善した情報出力装
置となる。
【0159】また、本発明に係る情報出力装置では、停
止制御手段がアナログ情報処理系あるいはディジタル情
報処理系のうち、動作していない処理系を検出し、この
検出結果に基づいて動作していない処理系の一部あるい
は全部を停止状態に制御することにより、消費電力を低
減させることができる。
【0160】また、本発明に係る情報出力装置では、ア
ナログ情報処理系とディジタル情報処理系とで共通化し
た位相調整手段がオーディオデータの位相調整を行なう
ことにより、アナログ情報処理系とディジタル情報処理
系を構成する部品点数を削減することができる。そし
て、部品点数を削減することによりコストを削減するこ
とができる。
【0161】また、本発明に係る情報出力装置では、ア
ナログ情報処理系とディジタル情報処理系とで共通化し
たミュート処理手段がオーディオデータのミュート処理
を行なうことにより、アナログ情報処理系とディジタル
情報処理系を構成する部品点数を削減することができ
る。そして、部品点数を削減することによりコストを削
減することができる。
【0162】また、本発明に係る情報出力装置では、ア
ナログ情報処理系とディジタル情報処理系とで共通化し
たブランキング処理手段がビデオデータのブランキング
処理を行なうことにより、アナログ情報処理系とディジ
タル情報処理系を構成する部品点数を削減することがで
きる。そして、部品点数を削減することによりコストを
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のビデオ出力部に適用した第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のビデオ出力部に適用した第2実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のビデオ出力部に適用した第3実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のビデオ出力部に適用した第4実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のオーディオ出力部に適用した第5実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図6】本発明に係る情報出力装置をオーディオスイッ
チャに適用した第6実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のオーディオ出力部に適用した第7実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明に係る情報出力装置をディジタルVTR
のオーディオ出力部に適用した第8実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図9】従来のディジタルビデオテープレコーダ装置の
ビデオ出力部の構成を示すブロック図である。
【図10】上記ディジタルビデオテープレコーダ装置の
オーディオ出力部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 アナログビデオ出力処理部 11,21,53 ブランキング処理回路 12 ディジタル/アナログ変換回路 13 LPF 20 ディジタルビデオ出力処理部 22 パラレル/シリアル変換回路 23 チャネル符号化回路 30 出力切換部 31,32 出力バッファ 33 セレクタ 34a,34b,34c,35a,35b,35c 出
力バッファ 36a,36b,36c セレクタ 40 アナログビデオ出力処理部 41a 第1のディジタル/アナログ変換回路 42b 第2のディジタル/アナログ変換回路 42c 第3のディジタル/アナログ変換回路 42a,42b,42c LPF 50 共通出力端子 51 ビデオデータ配列回路 52a 第1の出力端子 52b 第2の出力端子 52c 第3の出力端子 54 停止制御回路 55 共通出力端子 56a 第1の共通出力端子 56b 第2の共通出力端子 57,61,71 位相調整/ミュート処理回路 59 停止制御回路 60 アナログオーディオ出力処理部 62 ディジタル/アナログ変換回路 63 LPF 70 ディジタルオーディオ出力処理部 72 SYNC付加/BI−PHASE変調回路 80 出力切換部 81,82 出力バッファ 83 セレクタ 90a,90b 出力切換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報の情報処理を行い、該デ
    ィジタル情報に関する所定の情報を出力するディジタル
    情報処理系と、 上記ディジタル情報をアナログ情報に変換し、該アナロ
    グ情報の情報処理を行い、該アナログ情報に関する所定
    の情報を出力するアナログ情報処理系と、 上記ディジタル情報処理系からのディジタル情報に関す
    る所定の情報及び上記アナログ情報処理系からのアナロ
    グ情報に関する所定の情報のうち、何れか一方を選択し
    て出力する選択手段と、 該選択手段により選択されたディジタル情報に関する所
    定の情報あるいは上記アナログ情報に関する所定の情報
    を出力するための共通出力端子とを有することを特徴と
    する情報出力装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタル情報処理系及びアナログ
    情報処理系のうち、動作していない処理系を検出し、こ
    の検出結果に基づいて動作していない処理系の一部ある
    いは全部を停止状態に制御する停止制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタル情報は音声データである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報出力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記アナログ情報処理系及びディジタル
    情報処理系にそれぞれ設けられている、前記音声データ
    の位相調整を行なうための位相調整手段、及び/又は上
    記音声データのミュート処理を行なうためのミュート処
    理手段を共通化したことを特徴とする請求項3記載の情
    報出力装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル情報は映像データである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報出力
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アナログ情報処理系及びディジタル
    情報処理系にそれぞれ設けられている前記映像データの
    ブランキング処理を行なうためのブランキング処理手段
    を共通化したことを特徴とする請求項5記載の情報出力
    装置。
JP10523894A 1994-05-19 1994-05-19 情報出力装置 Withdrawn JPH07312027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10523894A JPH07312027A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 情報出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10523894A JPH07312027A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 情報出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07312027A true JPH07312027A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14402077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10523894A Withdrawn JPH07312027A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 情報出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07312027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213765A (ja) * 1998-01-28 1999-08-06 Olympus Optical Co Ltd 信号伝送用ケーブル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213765A (ja) * 1998-01-28 1999-08-06 Olympus Optical Co Ltd 信号伝送用ケーブル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6437834B1 (en) Video switching and mix/effecting equipment
JP4178634B2 (ja) 映像信号伝送装置、映像信号伝送方法、映像信号撮像装置および映像信号処理装置
KR100365549B1 (ko) 수신장치 및 송수신장치
EP0777383B1 (en) Data communication device
US6757025B1 (en) Method for switching input terminals based on incoming signal format
JP3480679B2 (ja) 音響映像装置
JPH07312027A (ja) 情報出力装置
EP0920201A1 (en) Digital signal recording/reproducing apparatus
US20040030561A1 (en) Method and apparatus for digital signal communication between computer-based multi-channel audio controller and surround sound systems
KR100428541B1 (ko) 공통의 영상출력단자를 구비한 콤비네이션 시스템
KR20010014207A (ko) 비디오 신호 기록재생장치 및 비디오 신호 재생장치
KR20040099346A (ko) 비디오 장치
JP4302897B2 (ja) 音声および映像データを当該ネットワーク内で再生するローカル・エリア・ネットワークとその方法
JP2889238B2 (ja) 映像信号切換装置
JPH07296503A (ja) 情報入力装置
EP1286540B1 (en) Consumer electronics appliances with shared memory
KR19980030715A (ko) Rs422를 이용한 디브이에이치에스와 셋탑박스 인터페이스
KR200164760Y1 (ko) 범용직렬버스를이용한화상회의용영상출력장치
JP3822920B2 (ja) ビデオ信号処理装置
KR200304081Y1 (ko) 무선 에이브이 전송 장치
JPH09186969A (ja) 磁気記録再生装置
JP2000067513A (ja) ディジタル信号処理装置と記録装置及び再生装置
KR20060033332A (ko) 브이씨알 및 디브이디 복합장치의 출력스위칭제어회로
JPH064190A (ja) 映像信号処理装置
JPH1127697A (ja) 映像信号記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731