JPH0731178Y2 - サージ電流検出器 - Google Patents

サージ電流検出器

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JPH0731178Y2
JPH0731178Y2 JP1988043449U JP4344988U JPH0731178Y2 JP H0731178 Y2 JPH0731178 Y2 JP H0731178Y2 JP 1988043449 U JP1988043449 U JP 1988043449U JP 4344988 U JP4344988 U JP 4344988U JP H0731178 Y2 JPH0731178 Y2 JP H0731178Y2
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JP
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optical signal
surge current
current detector
fixed
optical
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JP1988043449U
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務 大藪
敬治 狩野
宗敬 斉藤
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、雷撃等により送電線接地事故が発生した際に
事故点から伝搬する事故サージのうち、サージ電流を検
出するサージ電流検出器に関するものである。
[従来の技術] 第2図は従来のサージ電流検出器の概略断面図を示して
いる。同図において、1は上部タンクであり、この上部
タンク1内の周壁を貫通するように一次導体2が設けら
れており、一次導体2の両端には一次端子3a,3aが固定
されている。一次導体2は、絶縁碍子3bにより上部タン
ク1から絶縁されている。上部タンク1の内部には、例
えば1MHzの電流測定が可能な広帯域の変流器二次コイル
4が設けられ、一次導体2は二次コイル4の中央孔を貫
通して延びている。また上部タンク1内には、二次コイ
ル4で検出した高周波のサージ電流信号を光信号に変換
する光信号変換器(E/O)5が収納されている。光信号
変換器5でサージ電流信号を光信号に変換するのは、二
次コイル4で検出した高周波信号をそのまま伝送すると
ノイズの影響を受けて検出精度が落ちるため、ノイズの
侵入を阻止するためである。光信号変換器5の出力は光
ファイバコード6を介して光気密アダプタ7に伝達され
る。この光気密アダプタ7は、伝送用碍管8の内部に封
入された絶縁ガス9を漏出させることなく、光信号を碍
管8の内部に配置された第2の光ファイバコード10(伝
送路)に伝達する機能を有するものである。第2の光フ
ァイバコード10は、固定台を構成する下部タンク11の上
蓋11aに固定された光気密アダプタ12を介して図示しな
い受信記録部に至る屋外伝送線路の一部を構成する第3
の光ファイバコード13に接続されている。なお上部タン
ク1の内部には、乾燥空気が封入されており、乾燥空気
によって内部の装置は外気の湿度から保護されている。
[考案が解決しようとする課題] この従来のサージ電流検出器は、単独で設置するように
構成された機器である。したがって、既に電力機器が設
置された変電所で敷地が十分にないところでは、設置ス
ペースを確保できないために、この種の単独設置型のサ
ージ電流検出器を設置することができないという問題が
あった。
本考案の目的は、余分な設置スペースが無いような既存
の変電所等においても設置が可能なサージ電流検出器を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、サージ電流を検
出する変流器が収納されたサージ電流検出部と、サージ
電流検出部で検出したサージ電流検出信号を光信号に変
換する光信号変換部と、光信号変換部から屋外伝送線路
に光信号を伝送する伝送路が内部に収納された伝送用碍
管を有する光信号伝送部とを備えてなるサージ電流検出
器において、次の構成を採用した。まず本考案において
は、サージ電流検出部と光信号伝送部とを分離して、光
信号変換部をサージ電流検出部側または光信号伝送部側
に設けた。そしてサージ電流検出部を既設の電力機器の
上部に固定し、また光伝送部を該電力機器の固定部に固
定した。
[作用] サージ電流検出部を既設の電力機器の上部に固定すれ
ば、光信号伝送部の伝送用碍管が重いサージ電流検出部
を支える必要がなくなる。したがって伝送用碍管として
は小径の小形軽量碍管を用いることができ、光信号伝送
部の寸法及び重量を大幅に小さくして光信号伝送部の小
形化を図ることができる。そして小形化された光信号伝
送部を既設の電力機器の固定部に固定すれば、特別な設
置スペースが無い場合でも、既存のスペース内にサージ
電流検出器を設置することができる。
なお既存の電力機器とは、変流器,変圧器及び電力線搬
送用結合装置等の変電所に通常設置される機器である。
電力機器の固定部とは、例えば架台、下部タンク等の堅
牢な構造物である。また、光信号変換部はサージ電流検
出部または光信号伝送部のいずれ側に設けてもよいが、
光信号変換部を光信号伝送部の伝送用碍管の上部に固定
すれば、サージ電流検出部と光信号変換部及び光信号伝
送部との接続を電気的な接続手段のみを用いて行うこと
ができ、組立て、各種の試験及び保守が非常に簡単にな
る。
[実施例] 以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案のサージ電流検出器を既設の電力線搬送
用結合コンデンサ20に取付けた場合の実施例を示してい
る。結合コンデンサ20は、コンデンサ素子が内部に配置
された碍管21と、該碍管21の内部に封入された絶縁油の
膨脹収縮を吸収するフィーディングタンク22とから構成
され、大地に設置された架台23に固定されている。なお
結合コンデンサ20の高圧端子及び低圧端子は図示を省略
してある。
結合コンデンサ20のフィーディングタンク22の上部に
は、サージ電流検出部30が固定されている。サージ電流
検出部30は収納タンク31と、一次導体32と、一次端子3
3,33と、変流器用二次コイル34と、絶縁碍子35とを備え
ている。収納タンク31の底壁部31aは、取付板36上に溶
接等の適宜の固定手段を用いて固定されている。取付板
36は、フィーディングタンク22の上部板22aの形状及び
構造に合わせて成形されている。本実施例においては、
上部板22aの上面に環状の溝22bが形成されているため、
取付板36の底面にはこの溝22bに嵌合される環状突起36a
が突設されている。この溝22bと突起36aとの嵌合によ
り、取付板36の位置決めが行われている。取付板36は、
図示しないボルトとナットとを用いて上部板22aに固定
される。なお結合コンデンサ20の上部板22aが、取付板3
6の取付に不便な形状を呈している場合には、結合コン
デンサ20を取付が容易なタイプの結合コンデンサに交換
すればよい。収納タンク31の周壁31bには、二次コイル3
4の出力を引き出す同軸コードからなる引出線38が接続
された同軸コネクタ37が気密に固定されている。その他
の構成は、収納タンク31内に光信号変換器が収納されて
いない点を除いて従来のサージ電流検出器の上部タンク
の構成と同様である。
同軸コネクタ37の外側端子には、同軸コードからなる接
続線39の一端が接続され、接続線39の他端は同軸コネク
タ40の外側端子に接続されている。同軸コネクタ40は、
光信号変換器(E/O)41が収納された接続箱42の周壁に
気密に固定されている。光信号変換器41は、適宜の固定
手段を用いて接続箱42内に固定されており、この接続箱
42内には乾燥空気が封入されている。光信号変換器41の
出力端子には変換された光信号を伝送する第1の光ファ
イバコード43の一端が接続され、光ファイバコード43の
他端は、接続箱42の底部を気密に貫通するように設けら
れた光気密アダプタ44に接続されている。接続箱42は、
伝送用碍管45の上部に固定された取付金具46にボルト締
め等の適宜の手段を用いて固定されている。
碍管45は固定金具47を用いて下部タンク48上に気密に固
定されている。なお図示していないが、碍管45内の気密
状態を保持するために、適宜のシールド部材が用いられ
ている。碍管45の内部には、光気密アダプタ44に一端が
接続された第2の光ファイバコード49が配設され、この
光ファイバコード49の他端は下部タンク48の天板48aを
気密に貫通して設けられた光気密アダプタ50に接続され
ている。光気密アダプタ50には、図示しない受信記録部
に光信号を伝送する屋外伝送用の第3の光ファイバコー
ド51が接続されている。そして下部タンク48は、架台3
の脚部23aに溶接等によって固定された取付台52に固定
されている。
なお上記実施例において、同軸コネクタ40ないし光気密
アダプタ44によって光信号変換部が構成され、碍管45な
いし第2の光ファイバコード49によって光信号伝送部が
構成されている。
上記実施例においては、光信号変換器41が収納された軽
量な接続箱42が碍管45の上部に固定されるだけであるた
め、径寸法の小さい碍管45を用いることができる。した
がって既設の結合コンデンサ20の横のわずかな設置スペ
ースに碍管45を設置することができる。また本実施例の
ようにサージ電流検出器を電気信号を取り扱うサージ電
流検出部30と、光信号を取り扱う光信号変換部及び光信
号伝送部からなる光信号変換伝送部53とに分けて、両者
を同軸コードからなる接続線39で接続するように構成す
れば、サージ電流検出部30の特性試験(サージ特性)
と、光信号変換伝送部53の耐電圧試験とを並行して行う
ことができるので、試験作業時間を大幅に短縮すること
ができる。またサージ電流検出部30と光信号変換伝送部
53との接続及び切り離しは、電気的な接続手段(同軸コ
ネクタ及び同軸コード)のみを用いて行うことができる
ので、組立て及び設置作業が非常に簡単になる。しか
も、光ファイバの接続部が外部に露出されることがない
ので、光ファイバの接続部が湿気、埃等の影響を受ける
ことがないという利点がある。
なお上記実施例においては、結合コンデンサ20の架台23
に取付台52を取付けているが、架台23に直接下部タンク
48を固定するようにしてもよいのは勿論である。また設
置後に、光信号変換器41が収納された接続箱42とサージ
電流検出器のタンク31とを連結板で相互に連結するよう
にすれば、碍管45の取付強度を高めることができる。
上記実施例においては、光信号変換器を碍管45の上に設
けているが、第2図の従来のサージ電流検出器のよう
に、光信号変換器をサージ電流検出器30のタンク31内に
収納するようにしてもよいのは勿論である。なおこの場
合には、光ファイバの接続部が外部に露出しないよう
に、タンク31の側壁に接続部を覆う適宜の接続箱を設け
ておけばよい。
[考案の効果] 本考案によれば、サージ電流検出部を既設の電力機器の
上部に固定したので、光信号伝送部の伝送用碍管は重い
サージ電流検出部を支える必要がなく、伝送用碍管とし
て小径の軽量碍管を用いることができる。そして小形化
された光信号伝送部を既設の電力機器の固定部に固定す
れば、特別に設置場所を確保しなくても、既存のスペー
ス内にサージセンサを設置できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のサージ電流検出器を既設の結合コンデ
ンサに取付けた状態を一部断面にして示した図、第2図
は従来のサージ電流検出器の構成を示す概略断面図であ
る。 20…結合コンデンサ(電力機器)、22…フィーディング
タンク、30…サージ電流検出部、31…収納タンク、32…
一次導体、33…一次端子、34…二次コイル、35…絶縁碍
子、36…取付板、38…引出線、39…接続線、37,40…同
軸コネクタ、41…光信号変換器、42…接続箱、43,50…
光気密アダプタ、45…伝送用碍管、48…下部タンク、4
3,49,51…光ファイバコード、52…取付台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サージ電流を検出する変流器を有するサー
    ジ電流検出部と、該サージ電流検出部で検出したサージ
    電流検出信号を光信号に変換する光信号変換部と、該光
    信号変換部から屋外伝送線路に前記光信号を伝送する光
    伝送路が内部に収納された伝送用碍管を有する光信号伝
    送部とを備えてなるサージ電流検出器において、 前記サージ電流検出部と前記光信号伝送部とを分離し、 前記光信号変換部を前記サージ電流検出部側または前記
    光信号伝送部側に設け、 前記サージ電流検出部を既設の電力機器の上部に固定
    し、 前記光信号伝送部を前記電力機器の固定部に固定したこ
    とを特徴とするサージ電流検出器。
JP1988043449U 1988-03-31 1988-03-31 サージ電流検出器 Expired - Lifetime JPH0731178Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988043449U JPH0731178Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 サージ電流検出器

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JP1988043449U JPH0731178Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 サージ電流検出器

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JPH01146166U JPH01146166U (ja) 1989-10-09
JPH0731178Y2 true JPH0731178Y2 (ja) 1995-07-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55143444A (en) * 1978-12-12 1980-11-08 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Optical current transformer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01146166U (ja) 1989-10-09

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