JPH07311068A - 液化ガス計量装置 - Google Patents

液化ガス計量装置

Info

Publication number
JPH07311068A
JPH07311068A JP6126751A JP12675194A JPH07311068A JP H07311068 A JPH07311068 A JP H07311068A JP 6126751 A JP6126751 A JP 6126751A JP 12675194 A JP12675194 A JP 12675194A JP H07311068 A JPH07311068 A JP H07311068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquefied gas
density
temperature
prism
conversion coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6126751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3061096B2 (ja
Inventor
Yasuo Shiraiwa
康雄 白岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuno Corp filed Critical Tatsuno Corp
Priority to JP6126751A priority Critical patent/JP3061096B2/ja
Publication of JPH07311068A publication Critical patent/JPH07311068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061096B2 publication Critical patent/JP3061096B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Flowmeters (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液化ガスを構成する成分に関りなく、標準状
態での給液量を求めること。 【構成】 配管5の途中に液化ガスに接液可能にプリズ
ム9と、液化ガスの温度を検出する温度センサー10と
を設けると共に、プリズム9の入射光量と帰還光量との
光量比と、温度センサー10からの温度に基づいて標準
状態での密度を、また温度と前記密度とに基づいて容積
換算係数を算出し、流量計1のデータに容積換算係数を
乗算する制御装置11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LPG等のように複数
の成分を含む液化ガスの流量を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液化ガスは、プロパンやn−ブタン等の
複数の異なる成分を混合して調製されている。そしてプ
ロパンは沸点が低く、価格が比較的高価であり、またブ
タンは沸点が比較的高く、価格も安価であるため、高温
地域ではブタンの構成比を多くし、また低温時期や地域
ではプロパンを多くするなど、その成分構成が地域や季
節によって異なっている。このため、液化ガス計量装置
は、設置時に計量対象となる或密度の液化ガスの温度補
正テーブルが設定されており、この温度補正テーブルに
より基づいて測定した流量を標準状態、例えば15℃に
おける流量に換算するように構成されている。そして補
正データは、不用意な変更を防止するために、封印可能
なデイップスイッチ等により設定されているため、例え
ば、季節に対応して成分であるプロパンとブタンの混合
比等が変更された場合には液化ガスの密度が変化し、本
来ならばその都度、大掛かりな検定作業を行わなければ
ならないという問題を抱えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは配合成分の変動に関りなく、簡単な操作で任意温度
で測定した液化ガスの流量を標準温度における流量に正
確に補正して、表示することができる新規な液化ガス計
量装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、一端が液化ガス貯蔵タンク
に、他端が被給液タンクに接続する充填ノズルが接続さ
れた配管の途中に流量計を接続してなる液化ガス計量装
置において、前記液化ガスに接液可能に設けられたプリ
ズムと、前記液化ガスの温度を検出する温度センサー
と、前記プリズムの入射光量と帰還光量との光量比と、
前記温度センサーからの温度に基づいて標準状態での密
度を算出する密度演算手段と、前記温度と前記密度とに
基づいて容積換算係数を求める容積換算係数演算手段
と、前記流量計のデータに前記容積換算係数を乗算する
演算手段と、該演算手段の出力を表示する表示手段とを
備える。液化ガスの屈折率に基づいて密度を測定し、こ
の密度により容積換算係数を算出して流量計のデータを
補正する。
【0005】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示すも
のであって、図中符号1は、ピストン等を使用した容積
型流量計で、流入口には給液管2を介して液化ガス貯蔵
タンク3に設置されたポンプ4の吐出口が接続され、ま
た流出口には給液管5が接続され、耐圧ホース6を介し
て充填ノズル7が接続され、給液管2、5を流れる液の
流量を流量パルス発信器8により流量パルスとして後述
する制御装置11に出力するように構成されている。
【0006】11は、制御装置で、流量パルス発信器8
からの流量パルスと、プリズム9、及び温度センサー1
0からの信号に基づいて標準状態における流量を算出し
て、表示器12に表示するように構成されている。
【0007】図2(イ)、(ロ)は、それぞれ前述した
プリズムの一実施例を示すものである。同図(イ)に示
したものは、図中符号9は、接液領域に3つの面9a、
9b、9cが形成されたプリズムで、他端に出射口が対
向配置された光ファイバ等の第1の導光材13からの入
射ビームL1を3面で反射させ、入射ビームL1に平行
な出射ビームL2として他側に配置された導光材14に
入射させるように構成されている。
【0008】また同図(ロ)に示したものは、接液領域
が断面半円形に形成されたプリズム15により構成した
もので、やはり一端にそれぞれ入射用と出射用の2本の
導光材16、17を配置し、導光材16から入射した光
ビームL1をプリズム15の3個所で反射させて入射し
た光ビームL1に平行となる光ビームL2を他方の導光
材17に入射させるように構成されている。
【0009】このような構成を採ることにより、プリズ
ム12、15に接液する流体の密度を、プリズムを構成
している光学材料の屈折率と、液の屈折率との差による
光量変化として検出することができる。すなわち、液の
密度により導光材14、17から帰還してくる光量が変
化することになる。
【0010】図3は、前述した制御装置11の一実施例
を示すものであって、図中符号20は、測定用の光ビー
ムを発生する発光手段、21は、プリズム9からの戻っ
て来た光の強度を測定する受光手段である。22は、温
度センサー10からの信号に基づいて液の温度を算出す
る温度演算手段である。
【0011】23は、密度演算手段で、受光手段21に
より受光された光L2の光量R2を表す信号を、発光手
段20からプリズム9に入射させた光L1の光量R1に
対する比率R2/R1に変換し、この比率R2/R1、
及び温度演算手段22により求められた測定温度Tとで
後述する第1記憶手段24にアクセスし、ここに格納さ
れているデータに基づいて液の標準状態における密度を
演算して出力するように構成されている。
【0012】24は、前述の第1記憶手段で、表1に示
したように測定温度と、測定温度に対応した相対帰還光
量、つまり入射光L1の光量R1と帰還光L2との光量
の比率R2/R1とに対応させて密度を実測して、これ
を標準状態に換算したものを格納して構成されている。
この表1には10℃おきの測定温度が格納されている
が、これ以外の温度に対しては補間演算を行うことによ
り実用上十分な精度であらゆる温度の標準状態での密度
を求めることができる。
【0013】
【表1】
【0014】25は、容積換算係数演算手段で、温度演
算手段22からの測定温度と密度演算手段23からの標
準状態での密度に基づいて後述する第2記憶手段26の
データをアクセスするように構成されている。
【0015】26は、前述の第2記憶手段で、表2に示
したようなJISにより定められている標準状態での密
度と、測定温度、つまり容量測定時の試料温度における
容積換算係数を格納して構成されている。
【0016】
【表2】
【0017】28は、演算手段で、流量パルス発信器8
からの流量パルスを積算する計数手段27のデータに容
積換算係数を乗算して表示器12に出力するものであ
る。
【0018】次にこのように構成した装置の動作につい
て説明する。自動車燃料タンクにノズルバルブ7を接続
して液を供給すると、その吐出流量に比例して流量パル
ス発信器8から流量パルスが出力し、計数手段27によ
り積算される。この給液動作に併行して制御装置11
は、発光手段20を作動させてプリズム9に光ビームL
1を入射させる。光ビームL1は、プリズム9の各面
で、これを構成している光学ガラスの屈折率n0とLP
Gの現在温度での密度に基づく屈折率n1とで決まる反
射率で反射されて、LPGの密度に関連した光量で受光
手段21に入射し、入射光量に対する比率R2/R1に
変換される。密度演算手段23は、温度センサー10か
らの信号に基づいて温度演算手段22で算出されたLP
Gの現在の温度と、光量比R2/R1とに基づいて第1
の記憶手段24から標準状態でのLPGの密度を算出す
る。
【0019】たとえば、LPGの現在の温度Tが25℃
で、また光量比R2/R1が0.995である場合に
は、標準状態でのLPGの密度として0.530なるデ
ータが求められる。
【0020】容積換算係数演算手段25は、このように
して求められた標準状態での密度0.530と、温度演
算手段22により得られたLPGの現在温度25℃とに
より第2記憶手段26から該当する容積換算係数0.9
74を求める。
【0021】演算手段28は、計数手段27のデータ
に、容積換算係数演算手段25により求められた容積換
算係数0.974を乗算して表示器12に出力する。こ
れによりLPGの密度や温度に関りなく、標準状態に換
算された給液量が表示されることになる。
【0022】なお、上述の実施例のおいては温度センサ
ー、及び密度検出手段を供給管に設けているが、タンク
に設けても同様の作用を奏することは明らかである。
【0023】また上述の実施例においては、給液の度に
密度を算出するようにしているが、給液装置を設置した
場合や、またLPGの組成が変更された場合、さらには
定期検定の場合等のように換算係数を設定したり、また
そのチェックを行う場合にだけ密度を求め、これを記憶
手段に記憶させておき、この密度を給液の度に容積換算
係数演算手段に出力するようにしても同様の作用を奏す
ることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、液化ガスに接液可能に設けられたプリズムと、液化
ガスの温度を検出する温度センサーと、プリズムの入射
光量と出射光量との光量比と、温度センサーからの温度
に基づいて標準状態での密度を算出する密度演算手段
と、温度と前記密度とに基づいて容積換算係数を求める
容積換算係数演算手段と、流量計のデータに容積換算係
数を乗算する演算手段と、これからの出力を表示する表
示手段とを備えたので、液化ガスの屈折率に基づいて密
度を測定して容積換算係数を算出して流量計のデータを
補正できて、液化ガスの成分割合に関りなく、標準状態
での液量を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ密度検出手段の
一実施例を示す図である。
【図3】制御装置の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 流量計 3 液化ガス貯蔵タンク 5 供給管 5 戻り管 8 流量パルス発信器 9 プリズム 10 温度センサー 11 制御装置 12 表示器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が液化ガス貯蔵タンクに、他端が被
    給液タンクに接続する充填ノズルが接続された配管の途
    中に流量計を接続してなる液化ガス計量装置において、 前記液化ガスに接液可能に設けられたプリズムと、前記
    液化ガスの温度を検出する温度センサーと、前記プリズ
    ムの入射光量と帰還光量との光量比と、前記温度センサ
    ーからの温度に基づいて標準状態での密度を算出する密
    度演算手段と、前記温度と前記密度とに基づいて容積換
    算係数を求める容積換算係数演算手段と、前記流量計の
    データに前記容積換算係数を乗算する演算手段と、該演
    算手段の出力を表示する表示手段とを備えてなる液化ガ
    ス計量装置。
  2. 【請求項2】 前記密度演算手段は、前記光量比と温度
    とにより読み出し可能に摂氏15℃における密度を格納
    した記憶手段のデータに基づいて標準状態の密度を算出
    する請求項1の液化ガス計量装置。
  3. 【請求項3】 前記容積換算係数演算手段は、標準状態
    での密度と温度とにより読み出し可能に換算係数を格納
    した記憶手段のデータに基づいて容積換算係数を出力す
    る請求項1の液化ガス計量装置。
  4. 【請求項4】 前記プリズムと温度センサーが前記配管
    の途中に設けられている請求項1の液化ガス計量装置。
  5. 【請求項5】 前記プリズムは、少なくとも接液領域で
    少なくとも3つの反射面を有し、入射光と反射光とが平
    行となるように構成されている請求項1の液化ガス計量
    装置。
JP6126751A 1994-05-17 1994-05-17 液化ガス計量装置 Expired - Fee Related JP3061096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6126751A JP3061096B2 (ja) 1994-05-17 1994-05-17 液化ガス計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6126751A JP3061096B2 (ja) 1994-05-17 1994-05-17 液化ガス計量装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07311068A true JPH07311068A (ja) 1995-11-28
JP3061096B2 JP3061096B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=14943018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6126751A Expired - Fee Related JP3061096B2 (ja) 1994-05-17 1994-05-17 液化ガス計量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061096B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299107C (zh) * 2001-02-22 2007-02-07 株式会社龙野 液化气体测定仪
CN109141301A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 株式会社三丰 指示器检查机器、检查方法和检查程序

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299107C (zh) * 2001-02-22 2007-02-07 株式会社龙野 液化气体测定仪
CN109141301A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 株式会社三丰 指示器检查机器、检查方法和检查程序
CN109141301B (zh) * 2017-06-16 2022-06-14 株式会社三丰 指示器检查机器、检查方法和检查程序

Also Published As

Publication number Publication date
JP3061096B2 (ja) 2000-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4427132A (en) Liquid storage and measurement system
US6708573B1 (en) Process for filling compressed gas fuel dispensers which utilizes volume and density calculations
US5471867A (en) Inventory reconciliation for above ground storage tanks
FI70641C (fi) Anordning foer angivning av vaetskemaengden i en foerraodsbehaollare
JP5121166B2 (ja) 流量計およびガス流量計測システム
JP4031317B2 (ja) 流体計測システム
AU2003201271B2 (en) Increased-accuracy gas energy meter
JP3061096B2 (ja) 液化ガス計量装置
CN102252730B (zh) 软体罐液位测量仪及其测量方法
US6782763B2 (en) Propane measurement using a coriolis flowmeter
KR20110131341A (ko) 액상체 잔존량 측정장치
JPH08258898A (ja) 計量装置
US4656874A (en) Flowmeter with electronically adjustable measurement module and display
JP2534418B2 (ja) 熱量計
JP3103700B2 (ja) 流量計
JP4049053B2 (ja) 噴射量測定装置及び噴射量測定方法
JPH07103798A (ja) 燃料消費量測定装置
JP3057949B2 (ja) 流量計
JP3036218B2 (ja) 流量計
Mattingly _ FIVE
JPH0319492B2 (ja)
Can et al. Investigation of Microwave and Sonic Methods for Measuring Liquid Level and Flow Rate
RU99119467A (ru) Способ градуировки резервуаров и устройство для его осуществления
Jalal et al. PORFC: Return and Returnless Type of Portable Fuel Weight Consumption Meter
JPH0760134B2 (ja) 天然ガス系、及び石油ガス系燃料ガスの燃焼特性測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees